飯豊連峰縦走(川入→飯豊山・大日岳・朳差岳→飯豊山荘)
- GPS
- 29:15
- 距離
- 53.8km
- 登り
- 4,302m
- 下り
- 4,369m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 7:02
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 10:56
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 10:39
「山と高原地図」ベースだと、三国、御西、頼母木、朳差行って下山、という行程を組んでいたが、実際は切合、門内、下山になった。
御西、頼母木では、御厚意で荷物を小屋内にデポさせてもらった。
天候 | 1日目(8/11金祝) 下界は晴れ、1600mくらいからガス 2日目(8/12土)朝は晴れ、7時頃より1900mくらいから上ガス 3日目(8/13日)朝は快晴、10時頃よりガス 朝6時頼母木小屋温度計23℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
上野 21:26 -(上越新幹線 とき81号 新潟行き)- 23:18 新潟 ホテルターミナルアートイン泊 新潟 05:14 -(JR信越本線 普通 長岡行き)- 05:33 新津 06:00 -(JR磐越西線 普通 会津若松行き)- 08:13 喜多方 08:32 -(JR磐越西線 普通 野沢行き)- 08:43 山都 08:50 -(飯豊山登山アクセスバス)- 09:35 川入 ホテルのフロントで、プラティパスを冷凍庫保管してもらえた。24hフロントがマスト。 東京を朝一番に出ても08:50には間に合わない。郡山、会津若松、新潟等に宿泊。 飯豊山登山アクセスバスはタクシーとジャンボタクシーの2台が来た。しかし乗り切れずジャンボタクシーがもう1台すぐ来た。これに乗れなかった人は不明 帰り 飯豊山荘 16:40 -(小国町営バス 南部線 病院前行き 500円現金のみ)- 17:30 小国/小国駅 18:19 -(米坂線代行バス)- 19:18 坂町 19:44 -(JR羽越本線 特急いなほ14号 新潟行き) - 20:21 新潟 21:40 -(上越新幹線 とき350号 東京行き)- 23:40 東京 小国町営バスは20人は乗れるバス。 つばさは台風前に帰る人が多いのか満席だった。仕方なく坂町回りに。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
まずはここを見る。https://www.ic-net.or.jp/home/iide/ それと、西会津町の観光情報 https://www.town.nishiaizu.fukushima.jp/site/kanko/797.html の、令和5年度市町村別登山情報.pdf コース状況 どの道もよく踏まれている。御西小屋〜大日岳、頼母木小屋〜朳差岳は少し下草が伸びているので、雨の日や朝はゲイターが便利。 丸森尾根は下りが単調で発狂する。 テント場 三国小屋 ない 切合小屋 10張り程度とあるが、実のところ小屋手前に広いザレ場(燕や鳳凰のような)があり、10を超えてもそこに余裕で張れる。オーバーユースなのかもしれないが…。 御西小屋 8/10は22張りだったとのこと。小屋前にスペースあり 門内小屋 小屋から徒歩1分、斜面の途中にあり。10張行けるか微妙なところ。その下にも一応2-3張りできる場所があるが、臨時用 頼母木小屋 工事で幕営×と思っていたが、普通に張られていた 朳差岳避難小屋以外全て管理人さん入ってました。 水場 https://www.ic-net.or.jp/home/iide/mizuba.html 峰秀水 水はちょろちょろ。アブ?多い。行列していた。 切合小屋 小屋前に引いてある。水槽の清潔さは少し考えるものがある(手を洗う人がいる) 門内小屋 テン場から徒歩5分程。ちょろちょろ。500mLで45sec.ほど。なお翌日涸れた模様(運が良かった) 頼母木小屋 頼母木山北斜面の沢から引いてきていて、小屋に水場がある。ダバダバ出ている。1回100円。冷たい。美味しい。 朳差岳避難小屋 頼母木小屋の張り紙によれば、下り10-15分、上り15-20分らしい(行ってない) トイレ 基本どこもある。ただし利用可能期間が決まっているところもあり、要事前確認。 切合小屋のは朝行列していた。 携帯電波(docomo) 基本稜線は市街地から見えるためか電波入る印象。飯豊山荘は玄関前と休憩室だけ、docomoのみ 他 地蔵山:山頂標ない。 西大日岳:大日岳からの踏み跡見つからず。 |
その他周辺情報 | 温泉 飯豊山荘 500円。タオル200円。飲み物200円。コーラ、なっちゃん、カルピス等。浴室はシャワー1。ドライヤーあり。脱衣所はエアコンがとても効いている。休憩スペースあり。 ※8/28〜9/10休館。 飲食店 小国駅出て真っ直ぐ、最初の交差点の角にスーパーasmoあり。18時閉店なので注意。一通り揃った総合スーパー。お惣菜、お弁当のほか、小国のお酒などもある。レンジ、ポットあり。 |
写真
装備
備考 | 冷凍プラティパスは偉大。一瞬で身体が冷える。 カレーメシ、美味しいのはいいが、ザックを開ける度にカレーメシのにおいがしてお腹が減る。 持っていって食べたもの:おにぎり3、レーズンバターロール5、牛乳パン1、魚肉ソーセージ3、ドライマンゴー100g、ホワイト板チョコ1、板チョコ1、ワッフル1、 余り:一本満足やSOYJOY 5、チョコナッツシリアル 150gの2/3、 |
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感想
念願の飯豊。2年ごしの悲願。
飯豊といえばやはり縦走だと思うけれど、4日必要で(しかし結果的に4日は不要だった…)、社会人となってしまった身にとっては休みの捻出が一番の問題だった。
ちょうど山の日が3連休になり、お盆で休みも取りやすく4連休を生成できたので、(残っている山の中では日数が掛かる筆頭の)飯豊に行くことにした。
日本アルプスと違い、テント場やバスが予約不要なのも大きかった。
他に、東北なので少しは涼しかろうという期待もあったが、それは大きな間違いであった。
8/10(木)〜8/11(金・祝)
前日、なんとか早めに切り上げて21時の上越新幹線で新潟へ。ホテルで4時間仮眠程度の時間を過ごし、翌朝5時台の信越本線に乗る。この起床チャレンジが最初の関門だった。一旦山都を通過し喜多方まで行ってから山都に戻る。
飯豊山登山アクセスバスは、今年度一番の人出のため通常態勢だと乗りきれず、臨時便に乗る。それでも20人程度、北アと比べれば少ないもの。
川入から登山。駐車場一杯に駐められた車の台数を見て、切合のテン泊ができるのか不安になる。
長坂はそこまで急登ではなく、ブナ林の中で直射日光も当たらず、普段通りのペースで登る。逆にだらだらとした中程度の斜度が続くので、長坂と名付けられたことに納得する。飯豊は基本食料ありのテン泊に似た装備だと思うので、前後の人達も同様に足取りが重く、面白い(大体の山では、ファスト装備の人に抜かされる)。
上十五里、下十五里と、30分程度ごとに一息つけるのもよい。
ここで今回の秘密兵器、冷凍プラティパスの恩恵に浴する。
持ち運び始めて5時間くらいでも、まだ半分くらい凍っている。飲むと一瞬で身体の芯から冷える。頭がキーンとする。身体に押し当てて冷やすのもいい。副次的な効果として、持ってきた食材も冷やせる。夏山にはもってこいだと思う。次回以降、できるときは凍らせることにする。ランニングで凍ったスポーツ飲料を持っているひとの気持ちがよくわかった。
このお陰もあり、そこまでペースが落ちることなく横峰へ。こっから陽射しが当たるようになり疲弊し始める。峰清水で補給する。アブがうるさかった。補給は結構時間がかかった。行列ができる直前で補給し終えてよかった。
ここから地蔵山分岐までが長く、疲れ始める。分岐からは地蔵山へ。特に明確なピークがあるわけでもなく、血の池もほぼ干上がっていた(というか湿地だった)。
地蔵山から三国小屋。陽射しもピークの時間で暑いことこの上ない。ペースが上がらない。休み休み行く。Tシャツの吸収量をオーバーして、汗がそのまま垂れ落ちていく。途中、ちょっとデカい岩を乗り越したりする。よく考えると、まあ横に落ちたら大怪我では済まないかもしれない。
ようやく水場分岐(といってもロープが右に垂れ下がっているような印象)を過ぎ、残り3分の看板を過ぎ、三国小屋。ここでしばし休憩。切合まで行くか悩む。時間的にも微妙なところ。しかし、行けば翌日以降の行程がかなり楽になる。夏で日の入りも遅く、天候が急変する気配もないので行くことにする。
しかしやっぱりペースが上がらない。ゼエゼエ言いながら歩いたような記憶。地図で見るとなんということもない尾根にしか思えないが、テン場装備では少しのアップダウンでもすぐに身体に来る。
それでなんとか切合へ。種蒔山をすぎると急に偽高山帯となり、飯豊らしい風景が目の前に広がる。ガスもかかり涼しい。そこから少しで切合。
切合は大人気だったが、テン場適地が回りに広がっており、なんとか張れる場所があり良かった。飯豊本山と大日岳が見えないのが玉に瑕。しかし下界と違って涼しい。17時半頃調理し始め、19時前に就寝。
8/12(土)
4時出発の予定で2時に起きるつもりが、気がついたら2時半。しばらく眠くて身体も動かない。少ししてからカレーメシを作る。これが故、以後事あるごとにカレーメシの匂いを嗅ぐ羽目になる。
強風もなく、フライの濡れもなく、理想的なテントの撤収ができた。素晴らしい。
ヘッドライトが点々と飯豊本山に向かうのを見ながら、4時半に行動開始。ちょうど朝焼けの時間でヘッドライトは使わず。
切合からはピストンの人も多いのか、軽装備の人にガンガン抜かされる。
朝の稜線歩きは、容赦ない陽射しを浴びせられることもなく、風が通り抜けるのを感じながらで清々しい。そこまで疲れることもなく、御秘所、御前坂と通っていき、本山小屋へ。本山小屋ではちょうどテントが数張り残っていた。ここでテン泊も良さそう。
飯豊山神社を見る。堅牢なコンクリート製の建物だが、その中は立派な神社であった。山都の講中と書かれていて、飯豊が福島側から信仰されているのを感じる。
少し歩いて飯豊本山。百名山62/100である。しかし、縦走の観点からすれば、どちらかというとここからが縦走スタートである。先は長い。そしてちょうどガスが出てきてしまい、これから歩く山々を見渡せない。悲しい。
御西までたおやかな山稜をゆく。御西では御厚意で荷物をデポさせてもらう。荷物のデポはなんだかんだで20分位かかってしまう。
熊が朝水場にいたらしい。それを撮影するNHKのスタッフもいたらしい。
雨がポツポツ降っており、天気が少し悪いが、まあ去年の朝日に比べれば大したことはない、それよりもとっとと先に進みたいので先に進む。
大日岳までの道は草が少しでていて、ズボンが雨に濡れる。ゲートルをデポしてきてしまったことを悔やむ。結構な上りを経て大日岳。飯豊の最高峰。たとえ北部に行かなかったとしても、ここだけは行っておきたかったので(又来るのは面倒なので)、一仕事終えた気分である。
ただしガスで眺望は効かず、そそくさと戻る。大日岳への登りと比べ、御西への登りは緩いので、戻るのは比較的楽である。
御西からは縦走路へ。最初は、頼母木まで今日行ければ、ゆとりを持って明日帰れるなと思っていた。門内だと、バスに間に合うかどうか…。やっぱり時間のことが気になってしまう。登山は行かない、やってみないと分からない不確定要素がどうしても多いので、なかなか気を揉む。
ここからはヤマレコCTがなかなかハードに思えてくる。御手洗の池(なぜこの名前なのか…)まででも結構疲れる。フラットな稜線に思えるが…。
ここから登り返して烏帽子岳。なかなかキツかった。疲労が溜まっているのを感じる。騙し騙し進むことになる。
烏帽子からは梅花皮小屋に下る…と思えて、似た高さの小ピークまでもう一度登らされる。ぐええ。
やっとそこから下って梅花皮。ガスで手前50mくらいまで小屋が見えず、突然切りの中から大きな建物が現れてびっくりした。
梅花皮で泊まるか先に進むか。まだ時間に余裕はあるので、先に進む。北股岳の登りは烏帽子ほどつらくなかった。なんでだろうか。
そこから小ピークを2つ経て門内。もう限界なので門内小屋でテント泊にする。小屋もそこまで混んでは居ないようだったが、2Fが空いているのか分からず、テントに。風が強いのを心配していたが、少し山側に張ったらそうでもなかった。
テントを張り終わったのが16時頃。直後から結構な雨が降ってくる。2時間ほど降ったと思う。外に出られず、かといって最初はなにかする元気がなく、マットも敷かずに横たわって天井を眺めていた。30分くらいしてから、諦めて前室はopenで調理をする。それまでは死重と化していたが、水が余っていてよかったと思った(そうでなければ、土砂降りの中水くみに行く必要があった)。
18時頃雨がやみ、稜線の写真を撮ったりして、水汲みに。水場は遅くまで雪の下にあるためなのだろうか?花がどれも遅咲きだった。主稜線にはもう咲いていないハクサンコザクラ、アオノツガザクラ、イワカガミ、チングルマなどが可憐な花を咲かせていた。意外な収穫である。特に、アオノツガザクラの群生がすごかった。ここまで大きいのは初めて見た。
最後、明日の用意をして19時過ぎに睡眠。
8/13(日)
2時起床。3時半にはテントを撤収。フライは意外と濡れていなかった。早く片付けてしまったので、4時まで少し暇をつぶす。
4時行動開始。ヘッドライトで足元を確認しながら進むのでそこまでペースは上がらないが、涼しく、快適。しかし、今日はどうせ昼間暑くなるんだろうなと思うとげんなりする。
地神山を超えたあたりで、ラスボス朳差岳の姿が見えはじめる。地図で見たときから思っていたが、鉾立峰のアップダウンがきつい。頼母木小屋までは下りなので楽ではあるのだが、これを又登り返さないと帰れないわけで、先が思いやられる。そして、頼母木小屋で荷物をデポできるかどうかがかなり懸案事項で、無理なら撤収するか、あるいは大石山にデポか…。それをずっと考えていました。
また、この辺りから登山客とすれ違うようになる。頼母木泊で朝下山する人たちであろう。頼母木小屋でも朳差岳へ行く準備をしている人が数名おり、標準的な行程に合流した感があった。
頼母木山は地神山側からおりてくると本当になだらかな山に感じる。
小屋で無事荷物をデポさせてもらう。台風が来るので下山日を早めるとか、そのようなお話をされていた。ここで朳差岳の水場情報が貼られていて、往復30分位かかるとのことで、ここで汲む。
こっから朳差岳へ。ほぼ空荷とはいえど、結構な道のり。また、下山日はいつも時間というのが頭にちらついてしまい、どうしても焦ってしまう。ヤマレコのナビも0.7〜1.3あたりを行き来しており、到着予定時刻も12時台〜16時台でブレブレ。とはいえ、暑いしあまりペースも上がらない。
大石峰までは良かったが、鉾立峰までの上りで暑さにやられる。最後10分足らずの間に頭痛と吐き気が若干してき始め、うわあマジか…となるもなんとか騙し騙し牛歩で進み、鉾立峰。座り込む。数分しないと風で体が冷えない。ようやく体調が復旧するが、この調子で本当に帰れるのか?不安になる。そもそも頼母木まで戻るのすら危うい気がする。暑すぎ。兎にも角にも無風なのが本当にきつい。昨日のガスが恋しい。
鉾立峰からもまた下るが、今度はそこまで急傾斜ではないのでなんとか耐えて朳差岳。ようやく着いた。感慨もひとしお…というよりは疲弊して早く帰りたいな…という感じ。とはいえ360°の大パノラマなので写真を撮る。少し休憩。いちいちこれでは、200名山なんて本当に山が好きでもなきゃやらねえよなと思うなど。余りやる気はないけど、北海道の芦別やニペソツとかは結構魅力を感じる。
戻る。鉾立峰はそこまでつらくもない。一方で大石峰でまた軽い熱中症。キツい。ある程度標高が低いというのはあれど、もう8月に(とりあえず本州の)山登るのはやめようと何度も思っていた。まあ、喉元過ぎれば何とやらで結局登るのだろうけれど…。暑さに本当に弱い。サブザックなので水もすぐに温くなってしまい身体を冷やすこともできない。
ゾンビのようになりながら頼母木小屋に戻る。大休止。サブザを解体。1日で川入から来られた方が居た……みたいな話が聞こえてきたけれど……きっと気の所為でしょう。いやはや。次元が違うなあ。
話が脱線しますが、飯豊の北部は山が本当に好きそうな方が多い印象。少数精鋭という感じ。私なんてこの中だとおそらく一番くらいに初心者だなと思いました。あと北アの人の多さを避けてこっちに来ているような印象を(かってに)持ちました。それから、皆さん栂海新道が好きそう。あれは縦走路の王様みたいなものなんですかね。私は、稜線に出るまでの上り下りは別に好きではないので…(ロープウェイとか使う派)そうなんだ…という感じです。とはいえ栂海は一度行ってみたいですね…涼しいときに下りで…。
閑話休題。
頼母木からは地神北峰へ最後の上り。荷物が重いが、あと150m。牛歩で進む。
この辺りからガスが出はじめ、少し歩くのも楽になる。頼母木で汲んだ水は冷えているので助かる。
地神北峰でしばし休み、下りに備えてから、どのれこをみてもハードとばかり書いてある丸森尾根へ。最初から浮石の多い下りでMPを削られる。嫌いなんだよなあ。
丸森峰から樹林帯に入る。延々と樹林帯。2時間くらい続く。正直かな〜り苦痛でした。いや、本当に眺めが変わらない。MPが必要です。そして暑い。立ち止まってもしばらく汗が引きません。下りでいつも足に来るので、今回はゆっくり降ろうと意識していましたが、その分時間がかかっているのも仇になっている気がします。とはいえ飛ばしていたら最後危なかっただろう…。
あと、今年はスズメバチの巣がないように…とずっと願いながら歩いていました。幸い1300m付近を過ぎても無かったので、(そもそも結構丸森尾根を使う人が多いがそのような話は聞かないので)まあなんとかなるだろと思いつつ進む。
この辺りから10分くらいおきにヤマレコのナビ画面を見ては、「まだ全然進んでない…」と思うのを繰り返していました。ラジオとか流したら良かったんだろうか。
ノゾキを過ぎ、本格的な最後の下りに。「飯豊山荘が見えてからが本番」みたいな話を聞きましたが、正直見えるまでが長すぎ。見えてからは泣いても笑っても残り300mで、ゴールが見えているのもありなんとか頑張れます。
最後、確かにまた石、岩が増えてきて、気が抜けません。途中一つ大きな岩をおりました。まあ、いうほどでもないけど…どちらかと言うと、転んで前につんのめるとやばそうな道です。残り100mで尾根が左に曲がります、飯豊山荘はすぐそこ!って感じなんですけど、本当に屋根はすぐそこに見える気がするんですけど…まだかかります。
で、駐車場を真下に見下ろしながら最後まで下り、ようやく登山口に到着。そこらへんのデカい石の上に思わず突っ伏してしばらく動けませんでした。天狗平ロッジの管理人さんと思しき人とお話。そして靴を洗い、飯豊山荘に。まずはペットボトルをかってその場で一気飲み…そして入浴。もう3日間汗をかき転んで土にまみれ汚れに汚れた服ともようやくおさらばです。
入浴が本当に気持ちよかった。出たところはエアコンが効いていて一瞬で冷えた。そしてバスまで休憩室で待機。ダラダラ携帯をできる、下界ですね。皆さん疲れた〜って感じのオーラが出ていました。
食事は提供していないようなので、余った行動食をまだ食べます。
16:40のバスでようやく帰途に付きます。小国駅で50分くらい待ちます。近くにスーパーがあると聞きお弁当を買いました。コンビニが遠かったので、あとできれば全国チェーンのコンビニじゃなくて地場のお店を使いたかったので、とても助かりました。情報に感謝です。
で、最初はフラワー長井線にでも少し載って赤湯経由で帰ろうとしていたんですが、まさかのつばさがほぼ満席。まだUターンラッシュの時期ではないと思うんですが。台風の影響?仕方なく、坂町・新潟経由で帰ることにしました。
この上越新幹線も結構混んでいて、いなほからすぐの接続のやつは諦めて最終便で帰ることにしました。なんだかあまり臨時のときも走っていない印象。
代行バスで1時間で坂町。また少し時間があいてから、特急いなほ。いなほって自由席がいつも馬鹿みたいに混む印象あるんですが、今回はそうでもなかったです。(2席に1人くらい。短距離利用も多いみたいですね。中条から結構乗ってきました)
新潟ではおみやげを買い、立ち食いそばでも…と思いましたがホームの蕎麦屋は消滅していたため、待合室で本を読む。
最後、ときにのって東京へ。家についたのは0時すぎでした。
それでも3日感で飯豊を縦走できた達成感はありました。天気が悪い時があったのと、暑すぎたってのはありますが。でも満足の行く結果です。
当然のごとく、気絶するように眠り、翌日は昼過ぎまで爆睡していました。
コメント
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飯豊山荘でお話しさせていただいたと思います
飯豊縦走、辛くもあり終えてみれば楽しかったです😊
凄い詳しいレコ作りですね
私もしっかりレコ作っているつもりですが、負けました〜
丸森もやはりキツそうですね
次は大石ダムまで下りてみたいです
山荘では色々とお話してくださりありがとうございました
気がついたら長文になってしまいました。
権内尾根ですか、挑戦し甲斐がありそうですね、アブが少ないことを祈っております…!
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