今年も白馬岳へ!(ライチョウ祭りでした)
- GPS
- 29:21
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,099m
- 下り
- 2,114m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 9:51
天候 | 7月13日:晴れ時々曇り 7月14日:ガス・曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://rengeonsen.main.jp/ ・連休初日深夜0時30分頃到着時には半数ほどの空き ・早朝4時過ぎには空き少な目 ・下山時9:30頃ほぼ満車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト:トイレの入り口に有(きれいなポストが設置されていました) ●トイレ:駐車場からすぐ蓮華温泉ロッジへ向かうところに有(水洗・ペーパ−付) ●登山道はたいへん良く整備され道迷いの心配もありませんが、どこの山を登る時も同じく、慎重な足運びを心掛けて。 |
その他周辺情報 | ●下山後の温泉:道の駅小谷の「深山の湯」¥800(食事をすると割引あり) ●下山後の食事:道の駅小谷の「日替わりかまど定食」\1390 (かまど焚きご飯が美味しいです) ●下山後の甘味:道の駅小谷の「さるなしソフト」¥370 (キウイフルーツに似た味でさっぱりと美味) https://www.michinoeki-otari.com/ |
写真
感想
♪今年も白馬岳へ!(ライチョウ祭りでした)♪
7月に入ってまだ間もないころ、「白馬大雪渓通行止め」というショッキングな情報が入った。昨年は確か8月中旬以降に通行止めになったと記憶しているが、えっ?それより1か月半ほど早くないか?ええっ?まさかの7月上旬に通行止め!
毎年恒例の白馬岳登山、今年も大雪渓を歩いて上でのんびりしようと小屋も予約していた。おまけに天気予報もこの3連休はダメダメ。さあどうする?
栂池からの往復にすることも考えたが、ゴンドラの時間縛りがどうにも嫌だ。そうだ、蓮華温泉からなら過去に何度も歩いているし、この時期なら林道も開通しているはず。ということで急きょ蓮華温泉からのピストンに予定を変更。蓮華温泉まで移動するのが大仕事になってしまうのがネックだが・・・。天気だけはどうにも予想がたたないので、雨の日トレーニングと割り切って予定通り白馬岳へ。
前日になって土曜日の天気予報が良い方向に変わった。山の天気は現地に行ってみないと分からないことも多いが期待が広がる。金曜の夕方早い時間に現地へ向け出発。夜中に蓮華温泉に到着した時には夜空に星も瞬いていた。明日は絶好の登山日和になりそうだ。
蓮華温泉裏の祠に登山のご挨拶をしてスタート。天狗の庭あたりからお花の種類も増え始め、キツイ登りも励まされる。白馬大池では予想通りの素晴らしい景色が広がり、広がるお花畑にワクワク。船越の頭、小蓮華山とどんどん登っていく。ふと残雪の上を歩く何かを発見。ライチョウだ!何とトコトコとこちらに向かって一目散に駆け寄ってきたのはメスのライチョウ。近くにはオスもいる。もう全然警戒することもなく登山道の真ん中で砂浴びを始め、道先案内人のように登山道を先導して歩いてくれる。「さあこっちだよ、白馬岳までがんばって歩いてね」と言っているように。
ライチョウさんのお陰で白馬岳へのキツイ道も楽しく登れ、この時期にしては空いている白馬岳山頂へ。さてこの後はお楽しみ白馬山荘でのランチタイムだ。時間もたっぷりあるしのんびりしよう。
スカイプラザ内も非常に空いていて落ち着いてランチをいただいた後は、天気も良いので外のベンチに移動してしばらく景色を眺めることに。すると、あっ!またライチョウさん発見。今度はヒナを連れている。イワヒバリたちも遊んでいるしなんとものどかな午後のひと時。しかし本当に人が少なく静かである。
本日の宿泊地である頂上宿舎に到着した後は、ここ数年恒例の旭岳方面雪渓近くまでの散歩と頂上宿舎でのおやつタイム。晩御飯も相変わらず美味しいし、明日の支度をして本日は早めに寝よう。明日は天気が下り坂なので早めのスタートで逃げ切りたい。
そして2日目、外はガスガスでご来光はどうやら無理な雰囲気だが、雨から逃げ切る為に予定通り暗いうちに出発。ご来光時間より早く山頂に着いたが、こんな天気だからほとんど人はいない。それなら今朝ごはんにしようと、頂上宿舎のおいしいおかずたっぷりのお弁当をいただく。と、この間にもライチョウ出現。今回はそそくさと登山道を横切っただけだったが・・・。
さあ、朝ごはんも済ませたし今日もがんばって行こう!と歩いていると昨日の残雪あたりでまたしてもライチョウ夫婦に遭遇。どうやら昨日と同じつがいのようだ。本日もサービス精神旺盛で、至近距離まで近づいてきてくれた。
ライチョウのお見送りを受け順調に白馬大池へ。ここで一旦落ち着いて休憩し、さああと2時間少々、蓮華温泉まで気を抜かずに行こう。
しかしこの道登りもキツイが下りも思いのほか長い。途中の標識に書いてある距離が、自分の感覚ほど縮まらずがっかりしながら歩いていると、ポツっと雨が落ちてきた。とはいってもレインウエアは全く必要なしレベル。このまま逃げ切れるか?
蓮華温泉裏の祠に下山のご挨拶を済ませ、駐車場へ向かっていると雨がポツポツとやってきた。そして車で帰り支度をしていると、何と急に激しい雨が降ってきた。あ〜良かった、何とか雨から逃げ切れた、と思いつつも、途中ですれ違ってお話をした人達が今現在雨に降られているかと思うと複雑な気分だ。皆さんケガや体調不良なく目的地までたどり着けますように。
下山後は道の駅小谷で温泉で疲れを落とし、おいしいかまど焚きごはんでランチにして帰路についた。
今回思いもかけず良い天気に恵まれ、景色も花もライチョウも最高の白馬岳となった。がしかし、大雪渓の7月初旬からの通行止めなど、地球環境の大きな変化がやってきていることを感じる山行でもあった。以前の同じ時期に比べてお花の進み具合も早まっているようだし。今後も夏山シーズンに大雪渓が通行できない可能性を考えると、いろいろなところに影響が出てきそうで心配でもある。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する