笊ヶ岳から赤石岳ピストン!笊への2つの長大なバリルート、偃松尾大黒尾根&ランカン尾根を完全踏破。でも目的は聖岳東尾根への周回【幕営2泊3日】


- GPS
- 37:51
- 距離
- 64.6km
- 登り
- 7,885m
- 下り
- 7,873m
コースタイム
- 山行
- 0:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:10
- 山行
- 12:16
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 13:03
- 山行
- 10:12
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 12:15
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 12:23
4:00 白石(早川町)430m ↓ (所要時間 0:45 ↑300m )
4:45 733m ↓ (所要時間 1:30 ↑580m )
6:15 〜 6:20 1315.6m三角点 休憩 0:05 ↓ (所要時間 1:50 ↑605m )
8:10 1921.9m三角点 ↓ (所要時間 0:15 ↑70m )
8:25 〜 8:35 大黒山1990m 休憩 0:10 ↓ (所要時間 1:20 ↑260m )
9:55 2253m ↓ (所要時間 1:00 ↑300m )
10:55 〜 11:10 這松尾2550m 休憩 0:15 ↓ (所要時間 0:20 )
11:30 水場分岐 ↓ (所要時間 0:30 )
12:00 椹島分岐 ↓ (所要時間 0:30 )
12:30 〜 12:45 笊ヶ岳 休憩 0:15 ↓ (所要時間 0:15 )
13:00 椹島分岐 ↓ (所要時間 0:25 )
13:25 上倉沢 ↓ (所要時間 1:20 )
14:45 尾根 (トラバース終点) ↓ (所要時間 1:20 )
16:05 林道 (滝見橋) ↓ (所要時間 0:15 )
16:20 椹島(幕営1)
行動合計 12:20 (歩行 10:50 休憩 0:45 )
2015/8/15(土)計画
0:00 椹島(幕営1) ↓ (所要時間 1:30 2.2km,750m )
1:30 1862m ↓ (所要時間 1:05 1.6,460 )
2:35 2325m ↓ (所要時間 0:40 1.5,230 )
3:15 〜 3:25 赤石小屋 休憩 0:10 ↓ (所要時間 0:25 0.87,170 )
3:50 富士見平 ↓ (所要時間 0:40 1.5,90 )
4:30 水場 ↓ (所要時間 0:45 1.3,330 )
5:15 〜 5:30 赤石岳 休憩 0:15 ↓ (所要時間 0:30 1.13,-200 )
6:00 2827m ↓ (所要時間 0:15 1.35,-50 )
6:15 百間平 ↓ (所要時間 0:20 1.2,-290 )
6:35 〜 6:45 百間洞山の家 休憩 0:10 ↓ (所要時間 0:45 1.4,320 )
7:30 〜 7:40 中盛丸山 休憩 0:10 ↓ (所要時間 0:30 1.1,-50 )
8:10 小兎岳 ↓ 0:10 (所要時間 0:30 1.05,60 休憩 0:10
8:40 兎岳 ↓ (所要時間 0:15 0.8,190 )
8:55 鞍部 ↓ (所要時間 1:00 1.37,400 )
9:55 〜 10:05 聖岳 休憩 0:10 ↓ (所要時間 0:15 0.59,-43 )
10:20 〜 10:30 奥聖岳 休憩 0:10 ↓ (所要時間 0:40 1.2,-180 )
11:10 2800m ↓ (所要時間 0:40 1.3,-180 )
11:50 〜 12:00 白蓬ノ頭 休憩 0:10 ↓ (所要時間 0:35 0.87,-200 )
12:35 2432m ↓ (所要時間 0:45 1.45,-330 )
13:20 〜 13:30 2102m 休憩 0:10 ↓ (所要時間 1:50 2.5,-750 )
15:20 〜 15:30 鉄塔 休憩 0:10 ↓ (所要時間 0:30 0.81、-200 )
16:00 聖岳東尾根取付き ↓ (所要時間 0:25 1.5km,-36m )
16:25 椹島(幕営2)
行動合計 16:25 (歩行 13:20 休憩 1:45 )
2015/8/16(日)計画
3:00 椹島(幕営2) ↓ (所要時間 0:20 )
3:20 登山口 ↓ (所要時間 1:45 )
5:05 1867m ↓ (所要時間 1:30 )
6:35 〜 6:45 沢 休憩 0:10 ↓ (所要時間 0:50 )
7:35 椹島分岐 ↓ (所要時間 0:30 )
8:05 〜 8:20 笊ヶ岳 休憩 0:15 ↓ (所要時間 0:15 )
8:35 小笊 ↓ (所要時間 1:30 )
10:05 2251m ↓ (所要時間 0:45 )
10:50 〜 11:00 2125m 休憩 0:10 ↓ (所要時間 1:30 )
12:30 1827.9m三角点 ↓ (所要時間 1:05 )
13:35 〜 13:45 大金山 休憩 0:10 ↓ (所要時間 0:55 )
14:40 765m ↓ (所要時間 0:20 )
15:00 鉄塔 ↓ (所要時間 0:10 )
15:10 白石
行動合計 12:10 (歩行 11:25 休憩 0:45 )
天候 | 14日;曇時々霧のち晴 気温午前18℃〜20℃、午後23℃まで上がる 15日;快晴のち晴 気温15℃⇒稜線は10〜12℃で強風 16日;快晴のち雲か霧(ランカン尾根上部)のち晴、気温15℃⇒17℃⇒下山時27℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
300円/日 夜中の到着だったので、無断駐車してしまいましたが、下山後張り紙がしてあり、近くの民家に謝りに行ったところ、自宅が高尾にもある方で、土日祝だけこっちに来ているとのことで、駐車料金を一日分に負けてくれました。また、汗だく喉カラカラで下山後だったのですが、冷たい麦茶まで奥様からご馳走になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。 なお、今回使ったルートについてお話ししましたが、ここから大黒尾根を登って笊まで行った話は聞いたことがないとのことでした。ランカン尾根も、白石からのルートは10年以上前に廃道になったとのことです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
バリルートについて記載します。 【這松尾大黒尾根の登り】バリ難易度;上 概要;単純標高差が2100m以上あり、ほとんど踏み跡もなく、途中アップダウン、っ猛烈な藪漕ぎ、急斜面、ガレ場、痩せ尾根等もあり、体力的には最上級、技術的にも中~上級レベルです。ほぼずっとルートファインディングが必要。 詳細; ‥仍蓋;林道が尾根に付き合ったところから尾根上に登る作業道があります。 鉄塔まで;しっかりした踏み跡です 1316.3m三角点まで;次第に細くなる踏み跡をたどります。枝が邪魔している場所もあります。三角点付近は完全に背丈くらいの灌木の密生に覆われています。頭から突っ込んでいって強引に三角点を見つけ、灌木地帯を突破しましたが、途中あまりの枝の抵抗に立ち往生しました。腕やシャツがボロボロ、泥だらけ、水滴でびしょ濡れになりました。三角点まで行かず、西へトラバースすれば灌木地帯はさけられるかもしれません。 ぢ膵山三角点まで;尾根を巻く部分には細い踏み跡がありました。尾根に出てからは右や左が崩れている痩せ尾根が何か所かあり、滑落注意でした。大黒山の手前の急斜面は踏み跡なく、南へトラバースするように登り、平坦地についてから三角点を探しました。三角点には山頂標識がありました(この尾根ルート中で唯一の標識) デ臂照まで;踏み跡はありません。歩きやすいところには獣道があり、これをたどりますが、すぐにはっきりしなくなったり下って行ったりするので、また別の獣道を探してたどりました。灌木で覆われた痩せ尾根や岩尾根には、左下にだいたい獣道があり、これを行けば小ピークや岩稜を巻けますが、かなりの急斜面を落ちないように木や岩に捕まりながらのトラバースもあります。そうかといって尾根上は密生した灌木で通行できません。獣道はちょうど胸から上の高さに枝が邪魔していて、これを避ける必要もあり、時間がかかります。 標高2300~2400m付近は獣道もいいものが無く、尾根直登はかなりの傾斜&岩&樹木で通行困難なため、わずかな獣道を拾いながら歩けるところを左へトラバース気味に登りました。2400mで再び尾根に登りつくと、傾斜も緩やかになり、心配していた這松漕ぎもなく、這松尾の山頂へ着きました。山頂標識は2か所にあります。展望がいいのは西側の古い標識のところです。 η臂照から縦走路まで;猛烈な這松漕ぎで有名ですので恐れていましたが、西側の古い標識のところから南へ踏み跡(獣道?)があり、これをたどると南側の急斜面の普通の樹林帯をトラバースする巻道となり、這松をこぐことなく縦走路に出られました。合流部は縦走路の這松尾への分岐(これを行くと這松の藪になる)よりも少し南側のようです(GPSトレース参照)。縦走路側から見るとそこに踏み跡があるようには見えないので探す必要があります(縦走路からは尾根道から外れて急な斜面へ下るのでよく見えない)。 【椹島への下降ルート;山と高原地図で破線部分】バリルートとしては難易度初~中 ‐總丗瑤倭霖呂離ャンプ適地でいったん上流側へ向かい、広い枯れ沢を横切って反対斜面の草付への登り口のテープ印をよく探して登ります。草地でまっすぐに下に行く踏み跡は上倉沢の水場へ行くルートで、沢に降りると踏み跡はなくなります。ちなみに流水まではそこからさらに下り5〜10分で、突然たくさんの水が湧きだしています。 ⊂總丗瑤らの巻道部分は5〜6回沢を横切りますが、急斜面を大きく下って大きく登り返す、の繰り返しで、とても疲れます。巻道もとても細い部分が多く(10〜15cm位)滑落要注意です。 ほとんどの沢に水が流れており、水には困りません。 と根に出てからは広い尾根部分は一部に踏み跡が判り難い場所がありますが、テープ印がたくさんあるのでこれを探していきます。 【ランカン尾根の下り】バリ難易度;中 概要;ほぼ全ルートにはっきりした踏み跡があり、ヤブも部分的で、判り難くてルートファインディングが必要なところは数か所のみでした(大黒尾根の後だったので、易しく感じたかもしれません)。ただし、部分的にとても険しい所があり、滑落注意でした。距離も長いので体力が必要です。 詳細; ‐笊まで;笊ヶ岳の南端から東へ、赤布印にしたがって下りますが、思いのほかにしっかりした踏み跡でした。ただ、小笊への登り返しは這松の枝に行く手を遮られて難儀します。 ⊂笊から2251m峰まで;小笊の山頂からは這松の枝の上を枝から枝へ超えていきます。這松帯を脱出すると急斜面の踏み跡をたどって下ります。 2251m峰との鞍部直前のとんでもなく急な痩せ尾根の下りが最大の難所です。左側を巻いていきますが、これも枝や岩にしがみついて落ちないようにしながらの下りです。踏み跡がいくつかあるので、安全なものをよく見極めて行く必要があります。 2125m峰まで;手前の鞍部から尾根をまっすぐ登ると、枝をこいで南側の崖の上に出てしまいますので、鞍部から北側へ巻いていく踏み跡、テープ印にしたがって登ります。北へ少し巻いたあと、テープに導かれて尾根側へ戻るように急斜面を登ります。 1828.4m峰まで;2125m峰のすぐ北東の2100m峰付近とそこからの下りは踏み跡が判り難く迷いやすい感じです。 ス金山まで;1828.4m峰からの下りはとても急な土斜面をあまりジグザグを切らずに200mを一気に下りますので、つま先が痛くなる感じです。その後緩やかになり、下りきると林道に出てほっとします。黒金山は林道から少し外れています。 η鮴个泙如標高1100mまでは林道です。その先踏み跡でトラバースして尾根にで出ると、りっぱな廃道(山道)がありますが、灌木が邪魔しています。植林帯に入ると、仕事道が脇の斜面に行ったり、尾根の旧道に戻ったりして灌木を避けながら下っていきます。途中、何か所かで尾根が広く下る方向が判り難いところがあります。 鉄塔に出ると、すぐ下に町が見えてきて、道もしっかりします。最後はお寺のお墓にでて下山します。この区間蜘蛛の巣がものすごいです。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドライト(1)
予備単3電池(GPS&ヘッドライト用)(6)
1/25
000地形図(1式)
GPS(2)
笛(1)
筆記具(1式)
ライター(2)
保険証
免許証
貴重品(1式)
ティッシュ(2)
ファーストエイドキット(1式)
バンダナ(1)
スマホ(1)
計画書(1)
雨具(ゴアスーツ&傘)(各1)
防寒着(薄手フリース)
手袋(防水
軍手)(各1)
ストック(カーボン)(2本)
ビニール袋(少々)
シュラフカバー(ゴア)(1)
クマよけ鈴(1)
食器(1)
水筒(ペットボトル500)(2)
時計(高度計付)(1)
日焼け止め(1)
非常食(行動食で兼ねる)
エアマット半身用(1)
チタンマグカップ(1)
サンダル(渡渉用を兼ねる)(1式)
サブザック(1)
|
---|---|
共同装備 |
薄手銀マット(1)
ツェルト(本体&ペグ
張綱)(1式)
張り綱予備(1)
EPIガスコンロ(1)
ガスカートリッジ(小1)
コッヘル(大1)
ポイズンリムーバー(1)
カメラ(1)
ポリタンク(1L
4L)(各1)
ラジオ(1)
|
備考 | ・夜も椹島は寒くなく、シュラフカバーで問題無かったが、2日目の1時過ぎは若干寒かった。その日は冷え込んだようで、ツェルトが多少結露した。(初日は夜12時には出発したためか、全く寒くなく、結露も無) ちなみに寝ているときの着衣はコンプレッリョンタイツに薄手のクライミングパンツ。半袖ジップアップTシャツに薄手のフリース。ウールの中厚靴下。 ・auスマホは椹島では全く電波入らず、もちろんnetもダメで持っていっても使えなかった。 ・4L水タンクは使わなかった。 |
感想
【目的は聖岳東尾根】
このお盆休暇に一人で山へ行けることになりました。そこでどこに行こうかと検討した結果、昨年計画して実施できなかった聖岳東尾根から聖と赤石を周回する計画を実行することにしました。
しかしこの計画で入山口となる静岡の畑薙へは、アプローチが悪く(山伏峠越えの林道がずっと閉鎖されたまま)車でも電車でも前後に1日ずつかかってしまい、3日間必要です(当初の計画の通り前日午後出発し、寝ずに運転して帰れば1.5日で済ませることもできますが、体力的にきついかと)
そこでどうせ前後1日ずつかかるのだったら山を越えて登山口の椹島に入ろう、そうすれば長い林道の自転車こぎもなくなる、ということで、前後に笊ヶ岳を超える、しかもまだ歩いていないバリルートの這松尾大黒尾根とランカン尾根を使って、という「おまけ」を付けたとんでもなく欲張りなメガネ型ルート計画となりました。
http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-129525.html
聖岳東尾根は、最初に登ろうと思ったのははるか昔1992年のGW、聖岳で滑落遭難したときにまでさかのぼります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-267376.html
その時は雪の状態がよくないとのことで東尾根をあきらめ、普通に茶臼岳経由で登ったのでした。そらから23年、ようやく行くことにしました。最初の計画ではこの尾根を夜中に登る予定でしたが、未踏のバリルートの夜間登行は難しいと考えて逆コースの計画へと変更しました。
おまけだった笊ヶ岳は、伝付峠から布引山への縦走を7年前にやっているので、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-117204.html
今回は、2年前のEvergreen氏の壮絶な日帰りレコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-308644.html
を参考にさせていただき、往路を這松尾大黒尾根、復路をランカン尾根としました。(大黒尾根はこのレコで知りました)
しかし、往路を這松尾大黒尾根についてはEvergreenさんのレコ以外に情報が無く、尾根取りつき部の沢にかかる吊橋が朽ちていて危険だったとのことなので、2年たった現在は通行できない可能性が高いと考え、Evergreenさんが使った白石から保川沿いの林道へは行かず、直接大黒尾根に取りつくことにしました。
復路のランカン尾根はそこそこ情報があり、直近ではkaikaireiさんのレコもあり、あまり心配はしていませんでした。ただこの尾根も、一般的には黒金山からは林道で雨畑側へ下りますが、車を置いてある白石へ近道するため、ランカン尾根をそのまま末端までたどることにしました。この部分はEvergreenさんが途中から尾根をそれてしまったので、過去の記録はありませんでした。
【前日は温泉でのんびり】
当日、電話してみると西山温泉の当時宿蓬莱館の素泊まりの予約がとれました。最初は登山口の白石にある保川温泉に泊まろうかと思いましたが、電話をしたら何年か前に旅館をやめたとのことでした。
七面山の登山口のところのレストラン「やませみ」で早めの夕食をすませ、白石の大黒尾根取りつきを下見しました。
予想通りはっきりした仕事道が付いていることを確認し、翌日は早朝暗いうち出発でも安心しました。
蓬莱館は山梨で唯一自噴天然の温泉とのことで、少しぬるめの湯がちょうどよく、ぽかぽかととてもよく温まる不思議な湯でした。
【身体じゅう傷だらけの這松尾大黒尾根】
いよいよハード山行へ突入です。登山口となる白石の駐車場を予定より少しだけ早くばりばりの緊張感で出発です。
まずは昨日偵察した仕事道の入口へ。そして思いのほかに広くて立派な道を登るライトを頼りに登るとあっさり鉄塔へと到着。しかしそこからは踏み跡も薄く、今は使われなくなって荒れ放題の昔の山道をたどります。ところどころ低木に覆われて踏み跡もなくなる中を、歩きやすいところをたどってあまり尾根を外さないように登ります。急なところはジグザグに登りますが、とても蒸し暑くて、大汗をかきっぱなしで、灌木の朝露にも濡れて全身がびしょ濡れ状態でした。1316.3m三角点峰はあと10m位で猛烈な低木のブッシュに阻まれ、右へ左へ移動して灌木の薄いところを探しますがありません。意を決して頭から灌木へ突っ込み、肩で枝をかき分けながら少しでもブッシュの薄いところを通っていくと、右側2m位のところに灌木の中の三角点を見つけました。近づくのはあきらめてその場から三角点の写真だけ取りましたが、そこから戻ったものか、先へ進んだものか、どちらもブッシュはひどくて途方にくれました。戻っても先へは進めないので、とにかく前進すると、傾斜が出てきてブッシュを脱出、そこからはまばらな枝をよけながらの快適な尾根となりました。このブッシュで帽子とTシャツの肩部分がぼろぼろ、泥だらけ、腕は傷だらけになりました。
尾根の傾斜が急になると再び踏み跡(獣道)は判り難くなり、歩けるところを探しながらの登行になりした。大黒山三角点の手前の急斜面はトラバース気味に登る獣道をたどったため南へ行きすぎて、山頂の一角に登りついてから、北東へ戻って三角点とこの尾根中唯一の標識を見つけました。
その後何か所か尾根の片側が崩れ落ちたガレの淵をあるくところがあり、崩れないように祈りながら通過。痩せ尾根や小さいピークのてっぺんは灌木の密林で覆われているところがあり、少し下って急斜面の獣道を使ってトラバースしたり道のない急斜面を木に捕まりながら登り返したりしてようやく這松尾に到着しました。悪沢岳方面が開けましたが、中腹から上は雲に覆われていたので休憩せずに通過し縦走路へ合流、水場分岐まで一気に下りました。這松尾は予想していたような猛烈な這松漕ぎをすることなく(最終日の小笊の方がずっと大変でした)拍子抜けでした。
水はこの日、麦茶1L、ポカリ500ml、コーラ500ml、水少々を持ってきましたが、8時間歩いたこの段階でずっと汗だくだったにもかかわらず、麦茶700ml以上のこっていて余裕があったため、水場へはよりませんでした。
椹島への分岐に荷物を置いて、笊をピストン。ザレ場の展望地を過ぎたところで初めて人に会いました。伝付峠から縦走してきてこれから椹島へ降りるとのことで、向こうも私がこの日初めての人だったそうです。
笊ヶ岳はもちろん貸切で、東側は雲が湧き、西側は晴れていましたが、南アルプスの
盟主たちは雲の中で残念ながら望めず、少しの休憩だけですぐに下山開始しました。
この段階で計画よりは40分遅れ程度でしたが、椹島のレストハウス(夕食を予定していた)のオーダーストップ18:30までには余裕でした。
分岐まで戻ってザックを背負い、あとは翌日に影響を残さないように丁寧に下ることを心がけました。しかしながらこの椹島への道、迷うようなところは少ないものの、幅が狭い上に距離があり、アップダウンも激いので意外と疲労しました。
最後は急斜面のジグザグで飛ばし手駆け下りたくなる衝動を抑えて脚へのダメージが無いようにゆっくりくだり、ようやく滝見橋手前で林道に出て、椹島には16:45、計画より25分遅れで到着しました。
椹島でまずは自販機でサイダー缶\150を飲み(コーラはなかった!)テント受付(\1000/人・日×2)を済ませ、テントを張ってからレストハウスで夕食(冷やしサラダうどん\900)を食べました。そのあと風呂に入って(天泊の人も入浴可です!)さっぱりしましたが、タイツを脱いでみると膝から下も傷だらけでした。
翌日の準備を済ませて19:00には寝床。
【最高の天気に恵まれてのんびり赤石岳へ】
あまり寝た気がしないまま23:20起床。炊事場で素早くラーメンを作って食べ、予定通り0時過ぎには出発しました。
しかし、歩き始めてすぐに異常に気が付きました。この日は周回して戻るので日帰り装備で軽いにもかかわらず、足が重くて全然スピードが出ません。
前日の疲れがそのまま残っているようでした。4時間ちょっと横になっただけでは全然疲れがとれないようです。軽量化したとは言え、天泊装備でバリルート標高2100mの登りは自分で思っていた以上に疲労していたようです。
赤石岳の山頂か、遅くても小赤石との稜線に出てご来光を拝もうともくろんでいましたが、小赤石尾根の巻道ですでに日が昇ってしまいました。上空は満点の星空でしたが、東の空に雲があり、朝焼けは期待したほどではありませんでした。赤石聖等にも山頂には雲がかかっていましたが、水場を過ぎて主稜線への登りにかかるころには山頂も晴れて、最高の天気になってきました。晩夏の花々が咲き乱れる急斜面を登って
主稜線に着くと、西風がとても冷たくてTシャツ・薄手フリースの上にゴアのジャケットを着て、フードをかぶって耳を風から守りました。
ここからは大展望の3000m稜線漫歩です。幸運にも好天に恵まれて、はるばる笊ヶ岳を超えてやってきた甲斐があったと、つくづく感じました。
計画より1時間以上遅れて赤石岳に到着。このペースでは到底聖岳へ周回し東尾根を下るのは無理、無理をして行けたとしても、疲れがたまって翌日再び笊ヶ岳を超えて白石へ戻ることができなくなる可能性が高いくリスキーと判断、元来た道を引き返して早めに椹島へ戻り、翌日に備えてゆっくり休養することで疲れを取ることにしました。
そうなると時間的には余裕たっぷりです。せっかく登った3000mの稜線すぐに降りてしまうのはもったいないので、まずは夏だけ営業している赤石岳避難小屋で天上の珈琲をいただいてから、小赤石岳の北の303m峰までいって、私の大好きな大聖寺平から荒川岳にかけてののびやかな稜線の展望をたのしむことにしました。
赤石岳避難小屋はちょうど5年前の同じ日に大井川西俣の源流域周回をした際
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-101782.html
泊まって以来です(その時はずっと暴風で全く展望が無かった)。
小屋のご主人はその時のことをなんとなく覚えていてくれました。
本格珈琲\500-をいただきながらしばし雑談し、再訪を誓ってお別れしました。
長く休んだのですっかり疲れが癒され、元気に出発しましたが、とても変わった雲が出ていて山頂に足止めされてしまいました。この時であった単独の女性は、5日間で茶臼から三伏峠まで縦走中で、この日が4日目でようやく晴れたとのことで、天気予報に合わせてこの日を赤石登頂に充てたのが大正解でした。しばらくこの女性と一緒に歩き、その先私が先行しましたが、3030m峰で展望を堪能中に再びご一緒し、そこで縦走を続ける彼女と別れて引き返し、椹島へと下りました。
椹島へは12時過ぎに帰着、昼食を食べてから昼寝をして時間をつぶし、午後4時からの風呂に入ってレストハウスでカレー\700で夕食、粉とお湯だけで作れるプリンのデザートを食べて(前日と半々で作った)午後5時には就寝しました。(22時過ぎまで隣のテントの若者グループが大声で話ていましたが、ヘッドホンで音楽を聴いて耳栓変わりにしていました)
【ランカン尾根はほぼ計画通り踏破】
3日目、2時に起床しジフィーズ米で朝食を済ませ、計画通り3時前に出発。
昨日のように足が重くなることを心配しましたが、軽くはないけど普通に歩ける程度には疲労は回復していました。
満点の星空でしたが、笊ヶ岳への尾根に取りつくと森の中で真っ暗です。道を見失わないようにひたすら地面を照らしてもくもくと登りました。
一昨日下った時は結構長くて大変だったので、この登り返しは覚悟を決めていましたので、それほど苦痛に感じることなくほぼ予定通りに笊ヶ岳に再登頂。
この日は麦茶1Lだけもって出発し、途中、一昨日汲んだ場所で水を補給していこうと思っていまいたが、なぜかこの水場に全く気付かずに上倉沢に到着してしまい、仕方無く上倉沢を少し下ったところにある流水まで汲みに行きました。涸れ沢の途中から突然ガンガン流れ出ている流れで1L補充しました。
この日はその巻道になる手前の広い尾根部分に5~6張のテント村ができていて驚きました。たき火で朝餉の支度中の横をあいさつして通過しました。その後は上倉沢を出発して直後に山頂で幕営したという若者2足り組とすれ違ったのみでした。
笊の山頂からは一昨日見えなかった赤石、聖、悪沢の展望を堪能する予定だったのですが、早くも湧いてきた雲で山頂がおおわれてしまい、絶景とまではいきませんでしたが、ここから再びバリルートへ突入する緊張感で展望のことはそれほど気になりませんでした。
小笊へは、這い松の中に意外としっかりした踏み跡がありました。小笊のピーク前後のみは這い松漕ぎが必要でしたが、ランカン尾根へ下るとすぐにまた樹林の中のはっきりした踏み跡となり、ほとんど迷うことなく下っていくことができ計画よりも短めの時間で歩くことができました。
2251m峰の手前と2125m峰の手前ではかなり恐ろしいトラバース(3点確保で崖の上をへつった)があったりして、スリルもありました。この辺りまでは涼しくてあまり汗をかかずにすみ快適でしたが、下るにつれて次第に暑くなり、黒金山から先は目に汗がしみる汗だくの下りとなりました。蜘蛛の巣もひどくなり、払いながら下りましたが、ちょっとでも油断すると顔面から蜘蛛の巣に突っ込むこともしばしばでした。
いい加減いやになった頃に、ようやく鉄塔へたどり着き、最後はほぼ計画通りの時刻に御寺の墓池へと下りついた時は感無量でした。
民家に駐車料金を支払った後(アクセス覧参照)草塩温泉\550にはいって泥だらけ蜘蛛の巣だらけの身体を洗ってさっぱりしました。
帰りの中央道はお盆のUターンラッシュの真っ最中。小仏トンネルは20kmの渋滞でした。
【この計画は無理がありました】
今回は下山後に珍しくしばらく後遺症がありました。一番ひどかったのは手足の浮腫みで、足はパンパンに張って皮膚が突っ張って痛い位でした。この現象は4月末に奥多摩全山103kmを33時間で歩いたとき以来2回目です。
また、左足のかかと足の裏の親指の付け根に固い水泡ができて歩くと痛い状態でした。右脚の小指の外側にも豆ができましたが、足に豆ができたのも確か上記奥多摩以来です。足は筋肉痛ではありませでしたが、足が重たく力が入らない状態は丸2日は残りました。
その他、今回は新しい37Lのザックで軽量化して行ったのですが、下山後に温泉に入った時に、両肩に酷いザックズレができていることにも気が付きました。こっちの方が手足の擦り傷より治りが遅いくらいでした。
2日目に足が上がらず力が入らない状態とのなった経験は記憶にないのですが、それだけ初日の這松尾大黒尾根のバリルートが標高差以上に厳しかったためと考えられます。下りの破線ルートもバリほどではないにしても、アップダウンと距離が大きく、厳しい道だったことがあります。さらに天場到着が17時近くで、その日の23時には起きて0時前に行動を開始する計画は天泊山行では初めてで、疲労回復する時間がなかったと考えられます。
もともとはクルマと自転車登山口まで行って徹夜で登る計画で、ちょっと無理かと思って変更しましたが、どちらが楽かわからない結果でした。
今回主目的だった聖岳東尾根を断念することになった最大の原因は前日のオーバーワークにあると思われます。聖岳東尾根と小赤石尾根の周回はkurosukeさんも行きたがって降り、ぜひともリベンジしたいとおもっていますが、その時は送迎バスで前日に椹島入りすることを検討したいと思います。
コメント
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shigetoshiさん
今晩は!
バリルートは結構厳しい感じですね(;゜゜)
手足の浮腫みは私も経験ありです
五竜岳から針ノ木岳・蓮華岳まで縦走したときは登山靴が脱げないほどで正座もできなかったのでアグラで食事をさせていただきました
浮腫がとれるまで何日かかかったのを覚えてます
人があまり入らない場所は苔も綺麗ですね
森の中って感じです
2日間は天気にも恵まれただけでもラッキーですし、計画的にはいかなくても凄いコースなんですから無事に下山出来ることが一番です
お疲れ様でした!
apoidakeさん、こんばんは。
とても体力的に厳しい山行でした。
長大なバリルートが厳しかったことももちろんですが、
最近ハードなトレーニング山行をやっていなかったので
すこし体力が落ちていたかもしれません
妻は山に行くといつも浮腫んでいしましたが、
わたしは今回が2回目でした。(妻はいつもそんなに疲れているのかな)
浮腫みは翌日の夜が一番ひどく、足が倍ぐらいの太さに見えました
コケモンですか
奥秩父もきれいですが、南ア南部は温暖だからか、一層きれいで、
ニュージーランドのミルフォードトラックを思い出させました。
この笊ヶ岳のバリは、長沢背稜をもっとスケール大きく、もっと原始的に
したような感じでした、
おっしゃる通り、無事に下山してこそですね。
天気も赤石の日にどんぴしゃりの晴天になり、本当に幸運でした
聖岳東尾根はお預けでしたが、また行きますよ。今回の反省を踏まえて
shigetoshiさん、こんばんは
笊ヶ岳に赤石岳というタイトルだけ見ると楽しそうな山ですが、
ルートが尋常ではないですね
最初にルート図を見ても???
伝付峠を経由しているのではないのですね。
これだけの長大な尾根をバリで登るとはshigetoshiさんならではです。
そのせいかわかりませんが、手足に浮腫みがでたとは
この山行のハードさを物語っているとは思います。
スタート時間も私には考えられない時間ですが、くれぐれもお体を大切に。
hirokさん、こんばんは。
今年は、1月の雲取・日原のバリ探検依頼、意識していないのですが
本格的なバリルートを目指してしまっています。
今回もごく自然に笊を超えるならこの自分が未踏破の2本のバリになりました。
しかしちょっとバリルートの難しさに鈍感になっていたかもしれません
特に大黒尾根のように踏み跡がほとんどないルートでは時間も体力も
倍以上かかりますね。計画段階でそのように組み込むべきでした。
浮腫みは、今回初日がとても暑くて、唾液が出なくなるほど汗をかき、いつもより
たくさん水分を取ったので、肝臓が疲れたのかもしれません。
2日目の赤石の登りも、それほど暑くなくても喉だけは渇き続けて、
1時間ごとに給水休憩をとっていました。
暖かいお心遣いありがとうございます
shigetoshiさん、こんばんは。
いや〜、大作ですね。shigetoshiさんならではの
記録だと思います。
笊にバリと聞いただけで、超ハードと思いますが
初日のルートは標高差2000メートル以上のバリ
ですか
帰宅後の状態など、そこまで酷使したことがない
ため、なかなか想像も出来ません。
下山(というのか?)するのに再度 笊に登るなんて
これまた計画できない。。。
最後のコメントで、どちらが楽か。。。と書いて
ありますが、う〜ん、これだけハードだと比較も
難しいですね
赤石岳からの雲の写真、こんな雲は見たことがありません。
素晴らしいです。実際に見てみたいものです
youtaro さん、こんにちは。
こういう厳しい山行は滅多にないので、後で状況が思い出せるように、また、ほとんど記録のないルートなので今後目指す方の参考になるようにと、詳しく書きました。
確かに、普通に笊を登るだけでもたいへんなので、バリ&破線で2度も越えるのは無茶苦茶な計画でした。
聖岳東尾根&赤石周回は、アプローチをどうするかが最大の課題です。
今年は無理なので、また来年に持ち越しですね、体力が衰えないようにしないと
shigetoshiさん、こんばんは。
Evergreenさんのレコは僕もお気に入りに登録しています。とっても大変そうなレコで、日帰りで下山が暗くなっており、ちょっと危うかったですね。こちらの方がロングですが、核心部は同じ所の様です。でもキャンプ山行だったので荷物が多い分は大変だったでしょう。お疲れ様でした。
このルート、面白そうなのですがかなり大変そうなので、行くとするとそれなりの覚悟が必要ですね
Futaro さん、こんにちは
今回は記録の少ないルートで、探検気分を存分に堪能できました。
でも、両方の尾根を日帰りは空荷でも厳しいですね。何が起こるかわからないのでツェルトは欲しいですし。
Evergreenのように3時からランカン尾根を下り始めるのは、かなりリスキーだと現地で感じました。
Futaro さんなら技術的には全く問題ないので、体力勝負ですね。
這松尾の南側の水場で泊まりとすれば無理のない計画だと思います。
shigetoshiさん、こんばんわ
力作レコだったのでやっとで読み終えました。笊が岳超えで聖岳までの計画は圧巻ですね。2日目は足にきていたのようですが、笊を超えてならしょうがないような気もします。
笊付近の地図を眺めるとこの尾根歩けるんじゃないかと思っていましたが、両方ともかなりの難易度がある藪漕ぎルートのようですね。私が行く時には大人しく、伝付峠の道にしたいと思いました。
新しいザックでザックずれはかなり痛そうですね。切り傷より擦り傷のほうが治りが遅いような気もします。切り傷が深いとまた別ですが。。。ちなみに私の場合、新しいザックを背負うと酷い肩こりになってしまいます。人によって出てくる症状は違うようですね。
いつもながらスーパーなレコお疲れ様でした
※蝶に似た蛾はおそらくキンモンガだと思いますよ。
aotty さん、こんにちは。
大分体力が衰えたかと、心配しましたが、雲取に行ってみたらそうでもなかったので、安心しました。
やっぱり笊のバリはそれだけハードだったということでした。
カンラン尾根はそれほど藪ではなかったし、普通に雨畑から林道で登れば、普段奥多摩のバリを歩いているaotty さんなら容易だと思います。
今までいろいろなザックを使いましたが、ザックズレは初めてでした。
歩いている時は気が付かなかったのですが、風呂にはいって、驚きました。
それだけハードに歩いたってことでしょうか。
shigetoshiさん、こんにちは
じっくり時間をかけて拝見
とても読み応えがありました。
あとリンクが貼ってあった遭難記録も、何度も読み返してしまいました。
大変な経験をされていたのですね…。
それにしても標高差2000m以上のバリ…想像がつきませんΣ
体力、技術、経験予測、装備など色々なものが揃っていないと
突破出来ない…凄い世界を教えて頂きました。有難うございます(^^)
奥様の浮腫みについては、おそらく女性にありがちな
「トイレの回数が少ない」ことが原因だと思います。
私は日帰りの場合、山行中1度もトイレに行かないことがザラなので、
良く浮腫んでしまいます。
下界ではトイレの回数は多いのですが、お山だとトイレ欲求が低くなって
しまうようです(^^;)
pippiさん、こんばんは。
「体力、技術、経験予測、装備など色々なものが揃っていないと
突破出来ない…」
これ以上ないお褒めの言葉ですね。ありがとうございます
まあ、実際にはそんなかっこいいものではなく、
生きて帰るために必死なだけですが
でも這松尾大黒尾根は標高差もさることながら、距離も10km近くあって、
途中にはアップダウンもあるので、行けども行けどもつかない感じで、
十分な計画と正確な時間の予測がないと、体力ででなく精神的にも厳しいですね
私は計画通りの時間で歩けたので、長丁場に何とか耐えることができました。
私の恥ずかしい遭難レコもご覧になっていただいてありがとうございます。
pippiさんも先週、聖・赤石へ行ったばかりですね。
そのあとだと、私のレコの臨場感があったかもしれません。
まさにあの奥聖〜兎〜中盛丸山〜大沢岳〜赤石岳のぐるっと囲まれたその真ん中で
5日間も助けを待っていたのです。
私のこのレコも最初はその山山をぐるっと回るのが本当の目的でしたが、
代わりにpippiさんのレコを拝見して代用させていただきました
ところでpippiさんのレコの52枚目の写真、今回私が登ったまさにその
這松尾(左)と笊ヶ岳(右)だと思います。
それにしてもとてもいい山行でしたね。中盛丸山付近の稜線や大聖寺平
付近は大好きな場所なので、すごく行きたくなりました。
浮腫みについてのアドバイス、ありがとうございます。
妻にはなるべくトイレに行くように促したいと思います。
また、トイレ休憩も多めに取りたいと思います。
ふと大黒山の登頂記録を検索していてこの記録を発見しました。這松尾まで行かれている方はヤマレコでも何人かおられます(聖平のone-hunterさんなど)が、白石まで綺麗に周回した記録は初だと思います。自分が踏破できなかった区間(ここはネットを調べても情報皆無)の情報を提供してくださりありがとうございます。
這松尾大黒尾根は僕の中でも日帰りでは一番ハードな登山だったのではと感じています(これには色々と別の問題もありましたが。そもそもの標高差が中々な上に全身をかなり激しく使いますからね。本当にお疲れ様でした。
エバーさん、こんばんは。
エバーさんの日帰り周回レコは結構衝撃的であまりに刺激的でした
大金山から白石までの尾根は林道が終わってからの下りで何箇所か尾根が広くて踏み跡が分かりにくく、下る方向を間違えそうなところがありました。暗くなってから下ったエバーさんはたいへんだったと思います。やっぱりバリは明るくないと厳しいですね。
ところで、エバーさんは今度の丹沢24は参加されるでしょうか。ご参加楽しみにしています。その時は笊の話で盛り上がりましょう
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