ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 74612
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

塩見岳・蝙蝠岳・三峰岳・間ノ岳・農鳥岳(鳥倉⇒塩見⇒仙塩尾根⇒農鳥⇒奈良田)

2010年08月13日(金) ~ 2010年08月16日(月)
 - 拍手
その他1人
GPS
27:45
距離
40.4km
登り
3,111m
下り
3,977m

コースタイム

1日目:8月13日
・9:00鳥倉(豊口山)登山口⇒10:50豊口山分岐⇒11:10三伏峠小屋11:35⇒12:45本谷山13:00⇒14:50塩見小屋(素泊)
 行動時間:5時間50分(休憩時間含む)

2日目:8月14日
・7:00塩見小屋⇒8:00塩見岳西峰8:10⇒8:15塩見岳東峰⇒8:40北俣岳分岐
(蝙蝠岳ピストン/8:50北俣岳分岐⇒10:10蝙蝠岳10:35⇒12:00北俣岳分岐)
 12:15北俣岳分岐⇒12:35雪投沢下降点⇒13:30北荒川岳⇒15:45安部荒倉岳⇒16:10熊の平小屋(テント泊) 
 行動時間:9時間10分(休憩時間含む)

3日目:8月15日
・6:30熊の平小屋⇒7:10三国平7:15⇒8:10三峰岳8:30⇒9:20間ノ岳9:50⇒10:37三国沢のトラバース分岐⇒10:50農鳥小屋11:00⇒12:00西農鳥岳12:10⇒12:40農鳥岳13:00⇒13:25大門沢下降点13:30⇒15:55大門沢小屋(テント泊)
 行動時間:9時間25分(休憩時間含む)

4日目:8月16日
・5:45大門沢小屋⇒8:00林道終点⇒8:30奈良第一発電所バス停⇒9:00奈良田温泉
 行動時間:3時間15分(休憩時間含む)
天候 8月13日:曇り時々晴れ 夕方からガス→夜は雨
8月14日:ガス(濃霧)&強風 夕方から雨→夜も強雨
8月15日:ガス(薄霧)&強風 夕方から晴れ→夜は満天の星空
8月16日:快晴
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:15:30新宿⇒(ハイウェイバス)⇒19:20駒ケ根市…3,650円
   5:45駒ケ根⇒(JR飯田線)⇒6:32伊那大島…400円
   6:45伊那大島⇒(伊那バス)⇒8:35鳥倉登山口…2,450円(荷物料込)
 往路合計:6,500円/人

※JR飯田線の電車は自動ドアでなく手動ドアです(個人的に初めて見たので焦った)
<乗り方手順/個人的な覚書>
 ・1両目3つ目のドアから乗車し整理券を取る⇒ドアを閉めるのを忘れずに
 ・下車時に1両目1つ目のドア前で運転手さんに運賃を支払って下車

復路:10:10奈良田⇒(山梨交通バス)⇒11:00広河原…1,100円(マイカー規制協力金100円込)
   12:30広河原⇒(山梨交通バス)⇒14:30甲府…2,000円(マイカー規制協力金100円込)
   16:10甲府⇒(特急自由席かいじ)⇒新宿⇒3,510円
 復路合計:6,610円/人

※県道南アルプス公園線の土砂崩落による通行止めに伴い、7月17日より運休していた「身延駅〜広河原線」は、8月13日(金)始発より運行を再開したそうです。
今回、復路は奈良田から身延駅に出ても良かったのですが、バスの時刻が丁度良いのが無く、広河原経由の方が早く甲府へと着くので、当初の計画通り広河原経由で帰路につきました。

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<前日泊>
・駒ケ根『グリーンホテル』…ツイン9,000円
http://www.clio.ne.jp/home/green-h/
※昨年(木曽駒〜空木縦走)の時に泊まった駒ケ根の某ビジネスホテルよりも、個人的にはこちらの方が良かったです。(主にフロントの対応)

<交通>
・ハイウェイバス予約センター(新宿〜駒ケ根 高速バス)
https://www.highwaybus.com/rs-web01-prd-rel/gp/index

・伊那バス(南アルプス登山バス 鳥倉線)
http://www.ibgr.jp/index.html

・山梨交通バス(奈良田〜広河原・広河原〜甲府)
http://yamanashikotsu.co.jp/
コース状況/
危険箇所等
■総括■
・このコースは、水場・トイレ共に少なく、真夏に縦走するには水を大量に歩荷しなくてはならないので、ちょっと大変なコースだと思います。
(だけど自家用車持ってないので、鳥倉までのバスが出ている夏の期間しか行けないという辛さ…)
・今回のルートの場合、午前中の天気が安定した時間に主要ピーク&稜線を通過出来、また午後は樹林帯に入るので、我乍ら安全にも配慮したなかなか良いプランニングだったんじゃないかと自画自賛。
 だけど1日中風雨で全く意味なかったんですけどね(笑


■登山ポスト■
・鳥倉林道終点(バス停前)に有

■危険箇所■
・今回のルートからは外れてますが、最近両俣小屋付近でクマが目撃されたそうです。近くへ行く予定の方は気をつけてください。(熊鈴携帯必須だそうです)

■登山道の様子と水場の様子■

【鳥倉〜三伏峠】
・最初の急登さえ登りきれば、後は緩やかでとても歩きやすい道です。
・何箇所か木の橋が出てきますが注意して渡れば問題ないです。
・途中の水場はよく出ています

【三伏峠〜塩見小屋】
・三伏峠〜本谷山までは、降雨後の為かあちこちに泥濘みが多く足場最悪でした。
・本谷山〜塩見小屋までは倒木が多い。
 倒木をまたいだり潜ったりする箇所がありますが、危険箇所は特にないと思います。
 ・涸れる場合もあるので注意ですが、今回権右衛門沢源頭には沢水が流れていました。 

【塩見小屋〜北俣岳分岐】
・塩見岳直下は岩場です。濡れていると滑りやすいので注意です。
・北俣分岐の手前に平均台のような痩せ尾根があるので注意。

【北俣岳分岐〜蝙蝠岳】
・最初に痩せ尾根の岩場があります。
・稜線が広いので濃霧時は特に注意。(ケルンがあるので見落とさないように)
・強風時は風が通り抜けやすく吹き飛ばされそうになるので注意。
・ハイマツを漕いだり潜ったりする箇所や窪地あり(羽虫が多い)
・北俣岳分岐からは基本的に、岩場⇒広い稜線⇒藪漕ぎ&窪地⇒ハイマツ帯の稜線という流れです。
・北俣分岐には2張ほどビバークできそうな場所があります

【北俣岳分岐〜熊の平小屋】
・北俣岳分岐からはザレた急斜面をしばらく下ります。
・北荒川岳までは稜線上を歩くので強風時の突風・落雷のおそれがあるときは注意。
 (今回この稜線で突風に煽られ体が浮きかけ飛ばされそうになりました)
・北荒川岳〜熊の平小屋までは基本的に樹林帯の中を歩きます。(展望がひらけるのは小岩峰・安部荒倉岳付近のみ)
・雨が降っていたためか樹林帯の中は一部泥濘みあり
・雪投沢の水場は見ていません

【熊の平小屋〜大門沢下降点】
・熊の平小屋〜三峰岳は急登が続きます。
・間ノ岳付近は二重稜線になっているので濃霧時は注意
(農鳥方面へは一番左手の尾根を下ります。しつこいくらいに「ノウトリ→」の看板や黄色いペンキマークが施されているので、それを辿れば大丈夫です)
・農鳥小屋の水場は往復30分。遠いので水場は見ていません

【大門沢下降点〜大門沢小屋】
・下降点から大門沢小屋までは木の根や石が多い急坂が続きます。足を滑らせないよう注意。
・小屋の手前に2箇所橋があります。特に鉄パイプの橋は滑りやすいので注意
・水場と思われる付近ではドコモの携帯が繋がるそうです
・水場は多分沢水になります。水量は豊富ですが生飲可かどうかは不明
・大門沢小屋までいけば水は豊富にあります

【大門沢小屋〜奈良田】
・大門沢小屋を出ると、いきなり丸太橋が現れます。
 ※ここ、登山道を直進する踏み跡があって左手にある橋を見落としがちです。
  よくよく見ると登山道を通せんぼするように木の枝がさりげなく置かれています。
 丸太橋はよく整備されていないので、ステップが外れていたり滑りやすかったりで、かなり怖いです。
・丸太橋は小屋付近に2箇所。大コモリ沢に1箇所あり。小コモリ沢は石伝いに渡渉します。(増水時は特に注意!)
・雨の影響か登山道が川になっている場所が何箇所かありました。
・吊り橋は3箇所ありますが、どれも立派で丈夫そうなので、ここまで下れば安心です。
・発電所の取水口付近の登山道でヘビを見かけました。
・吊り橋の先の林道からゲートまでは落石注意。林道には石がゴロゴロ落ちてました。
※とてもスリリングなコースなので気をつけて通行してください。
※下りが苦手な方は、大門沢下降点から1日で一気に下るよりも、途中大門沢小屋で泊まって分割して下ったほうが個人的には良いと思います。


■山小屋■

【三伏峠小屋】
<水場>
・小屋に水場はなし(三伏沢まで下るか途中の登山道で給水してくる必要あり)
<トイレ>
・使用料100円のトイレと200円のトイレがあります
 100円のトイレでも充分清潔感があります
・100円トイレしか見ませんでしたが、トイレットペーパーなし。手洗いあり


【塩見小屋】
<宿泊>
・要予約(キャンセルの場合、キャンセル料2000円が発生します)
(空いていれば予約なしでも泊まれるが、小屋前の狭いテントに押し込められることになるかも。また混雑時には断られる場合も有)
 2食付 8000円
 素泊り 5000円
 素泊り&寝具なしで4000円
 ※幕営禁止
<水場>
・小屋から往復1時間くらいなので確認しませんでした。
・ミネラルウォーターの販売有り
・小屋泊者には一人500mlの水が支給されます 
<トイレ>
・災害時に使用するような簡易トイレになります。また男性用の小便器が他にあります。
 売店で簡易トイレの袋を購入(100円)
・小屋泊者には男性1枚・女性3枚が無料で配られます。(以後は1枚100円になりますが、購入した分で未使用の場合は返金可能だそうです)
 ゴミ袋のような大きなビニール袋の中に吸収シートが入っている仕様なので、それをポータブルの洋式便座にセット。
便座にビニール袋を巻き込んで固定させるので、ある意味とても衛生的。
使用後はビニール袋の口を縛り、袋ごとトイレ脇の回収ボックスへ捨てます
個人的にはこのシステムがとても気に入りました。なにより清潔だし
・トイレットペーパーは無し。手洗いあり
・トイレ内にセンサー式の灯りがありますが、暗いですしすぐ消えるので、ヘッドランプはあった方が良いでしょう
※ビールは常温
※売店メニューは写真参照

【熊ノ平小屋】
<幕営料>…600円/1人
<水場>
・小屋のすぐ近くにあります。水量豊富
<トイレ>
・トイレットペーパーあり。手洗いあり
※ビールは常温
※売店メニューは写真参照

【農鳥小屋】
<水場>
・水場は往復30分位。
<トイレ>
・トイレットペーパーなし。手洗いなし
 トイレの床を切り抜いただけのボットントイレ(開口部が広いので落ちないよう注意)
 様々な悪評のある農鳥小屋のトイレですが、環境問題は別として、個人的にはそれ程酷いトイレだとは感じませんでした。
 (もっと酷い所を経験してるのでもう免疫ができてるのかも…)

【大門沢小屋】
<幕営料>…500円/1人
<水場>
・小屋前に飲料水用の水道と洗面用の水道あり
<トイレ>
・トイレットペーパーなし。手洗いあり
 農鳥小屋と似たり寄ったりな感じ。開口部は農鳥よりもいくらか小さめ
<シャワー>
・ここには温水シャワーがあります…500円
※ビールは沢水で冷やしてあります(この山行で唯一冷えたビールが飲めた!)


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■登山道や山小屋の情報リンク■

南アルプスネット
http://www.minamialps-net.jp/

南アルプス南部の登山・観光情報
http://www.t-forest.com/alps/

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■温泉■
・町営『奈良田の里』…入浴料500円
 9:00〜19:00 水曜日定休日
 シャンプー・ボディソープ有
 貴重品ロッカー有(100円/後で戻ってきます)
 温泉の泉質はぬるぬるとまとわりつくようで最高。施設内にお食事処あり
 http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/H-KANKO/narada/naradayu.html
【8月12日19:20 前日泊の為に駒ケ根到着】
今夜は近くのビジネスホテルに宿泊予定だが、その前に駅の様子を偵察。
←駒ヶ根駅構内のベンチ
 ガラス戸の奥のベンチは夜間施錠され立ち入り禁止ですが、翌朝、手前のベンチで寝ている人は何人かいた。
ステーションビバーク可能だろうか…
【8月12日19:20 前日泊の為に駒ケ根到着】
今夜は近くのビジネスホテルに宿泊予定だが、その前に駅の様子を偵察。
←駒ヶ根駅構内のベンチ
 ガラス戸の奥のベンチは夜間施錠され立ち入り禁止ですが、翌朝、手前のベンチで寝ている人は何人かいた。
ステーションビバーク可能だろうか…
駅の近くには公衆トイレもあり
駅構内が無理でも、駅舎の庇が奥行きあるのでここで寝られるかな?
駅の近くには公衆トイレもあり
駅構内が無理でも、駅舎の庇が奥行きあるのでここで寝られるかな?
←駒ケ根駅前のスーパー
夜22:00まで営業。
ここでお惣菜やビールを購入しホテルの部屋でプチ宴会。
駅前にコンビニはないが、10分ほど離れたところにはあるようだ。
また駅前にはラーメン屋の他に居酒屋も何件があった。
←駒ケ根駅前のスーパー
夜22:00まで営業。
ここでお惣菜やビールを購入しホテルの部屋でプチ宴会。
駅前にコンビニはないが、10分ほど離れたところにはあるようだ。
また駅前にはラーメン屋の他に居酒屋も何件があった。
【8月13日】
登山初日。まずは駒ヶ根駅5:45の電車に乗って、鳥倉行きのバスが出る伊那大島駅へと移動。
電車移動中はガスガスで湿気過多な天気。登山気分も落ち込む。
そして車窓から見えるはずの南ア・中アの景色もゼロ…しかも伊那大島手前で信号故障があり数分間電車がストップ!マジ焦った…
無事に辿り着いた伊那大島からは、6:45発の2台のバスで登山口へと向かう。
去年のお盆は1台のバスに4〜5人しか乗っていなかったが今年は増便が出るくらい大盛況だった。
←バスの乗車時間は約2時間。途中『塩の里』でトイレ休憩有(塩の里のトイレ)
【8月13日】
登山初日。まずは駒ヶ根駅5:45の電車に乗って、鳥倉行きのバスが出る伊那大島駅へと移動。
電車移動中はガスガスで湿気過多な天気。登山気分も落ち込む。
そして車窓から見えるはずの南ア・中アの景色もゼロ…しかも伊那大島手前で信号故障があり数分間電車がストップ!マジ焦った…
無事に辿り着いた伊那大島からは、6:45発の2台のバスで登山口へと向かう。
去年のお盆は1台のバスに4〜5人しか乗っていなかったが今年は増便が出るくらい大盛況だった。
←バスの乗車時間は約2時間。途中『塩の里』でトイレ休憩有(塩の里のトイレ)
【8:45 鳥倉(豊口山)登山口到着】
そういえば去年は『塩の里』の他にも『夕立神パノラマ公園』でトイレ休憩があったが今年はなかった。
←しかしその代わりに登山口には簡易トイレが設置されていた。
思えば去年は落石や林道の工事があったので、登山者も少なく簡易トイレも設置出来なかったのだろう
←登山口には登山ポストと簡易トイレ有り
【8:45 鳥倉(豊口山)登山口到着】
そういえば去年は『塩の里』の他にも『夕立神パノラマ公園』でトイレ休憩があったが今年はなかった。
←しかしその代わりに登山口には簡易トイレが設置されていた。
思えば去年は落石や林道の工事があったので、登山者も少なく簡易トイレも設置出来なかったのだろう
←登山口には登山ポストと簡易トイレ有り
【9:00 登山口出発】
そんなこんなで、登山口でトイレや登山届の提出を済ませ、いざ登山開始。
奇しくも去年と同じ時刻に出発することになった。
まずはいきなりジグザグの急登を登ります。
初っ端から傾斜はキツイものの、この急登は最初だけ。あとは比較的なだらかな道になるハズ。
ここは去年も登ってるのでペース配分はバッチリ…疲れないようにゆっくりペースで登っていきます。
【9:00 登山口出発】
そんなこんなで、登山口でトイレや登山届の提出を済ませ、いざ登山開始。
奇しくも去年と同じ時刻に出発することになった。
まずはいきなりジグザグの急登を登ります。
初っ端から傾斜はキツイものの、この急登は最初だけ。あとは比較的なだらかな道になるハズ。
ここは去年も登ってるのでペース配分はバッチリ…疲れないようにゆっくりペースで登っていきます。
←樹林帯の奥に見えるあの尾根まで登れば一段落
辺りは南アルプス名物のマルバダケブキが咲いていて疲れを癒してくれます。
←樹林帯の奥に見えるあの尾根まで登れば一段落
辺りは南アルプス名物のマルバダケブキが咲いていて疲れを癒してくれます。
【9:17】
最初の急登を登りきり、先程見えていた尾根に到着。
ここから左手に90度方向を変えて登ります。
【9:17】
最初の急登を登りきり、先程見えていた尾根に到着。
ここから左手に90度方向を変えて登ります。
←左手に方向を変えてこれから登る道を見てみた。
ここをほんの少し登った地点から、登山道は豊口山の山腹を巻くようになり、なだらかになります。
←左手に方向を変えてこれから登る道を見てみた。
ここをほんの少し登った地点から、登山道は豊口山の山腹を巻くようになり、なだらかになります。
←登山道の途中にはこんな標識が…
何気に登る張りあいになります
←登山道の途中にはこんな標識が…
何気に登る張りあいになります
そして辺りは穏やかな散歩道に。
基本的に登山口から三伏峠までは、ちょっとした登りがあってもすぐに水平道が現れるので、疲れが溜まりにくくとても歩きやすいです。
そして辺りは穏やかな散歩道に。
基本的に登山口から三伏峠までは、ちょっとした登りがあってもすぐに水平道が現れるので、疲れが溜まりにくくとても歩きやすいです。
←そして途中にはこんな橋が何箇所か出てきます。
←そして途中にはこんな橋が何箇所か出てきます。
特に危険な感じではありませんが、木が濡れていると滑りやすいのでここは慎重に渡ります。
特に危険な感じではありませんが、木が濡れていると滑りやすいのでここは慎重に渡ります。
【10:20】
登山口から1時間20分登ったところで、三伏峠まであと1km。時間にしてあと1時間の地点に到着。
鳥倉林道まで2kmだから、ここで約3分の2登ってきたことになるかな?
因みにこの標識の下に、チョロチョロと水が流れている場所がありますが、ここは水場ではありません。
水場はここからほんの1分程先の地点になります。
(去年間違ってここで一生懸命水を汲もうとしていた失敗談があります)
【10:20】
登山口から1時間20分登ったところで、三伏峠まであと1km。時間にしてあと1時間の地点に到着。
鳥倉林道まで2kmだから、ここで約3分の2登ってきたことになるかな?
因みにこの標識の下に、チョロチョロと水が流れている場所がありますが、ここは水場ではありません。
水場はここからほんの1分程先の地点になります。
(去年間違ってここで一生懸命水を汲もうとしていた失敗談があります)
【10:22 水場到着】
先程の標識を過ぎてすぐの地点に水場があります。
去年も今年も水量豊富で冷たくて美味しい水が流れていました。
今日宿泊予定の塩見小屋は水場が遠く、また明日も熊ノ平小屋に着くまで満足な水場がないので、ここで2日分の水を汲みました。
2人分で計4.5リットル…分担して担ぐとは云え、お、重い…
【10:22 水場到着】
先程の標識を過ぎてすぐの地点に水場があります。
去年も今年も水量豊富で冷たくて美味しい水が流れていました。
今日宿泊予定の塩見小屋は水場が遠く、また明日も熊ノ平小屋に着くまで満足な水場がないので、ここで2日分の水を汲みました。
2人分で計4.5リットル…分担して担ぐとは云え、お、重い…
水を補給したあとも、アスレチックな道は続きます。
ザックが重くなったせいか、ちょっとバランスが取りにくい…
水を補給したあとも、アスレチックな道は続きます。
ザックが重くなったせいか、ちょっとバランスが取りにくい…
そして登山道も10分の8の地点まで到着。
落石注意のルンゼ地帯を通過して、登山道も心なしか穏やかになってきたような気がします。
そして登山道も10分の8の地点まで到着。
落石注意のルンゼ地帯を通過して、登山道も心なしか穏やかになってきたような気がします。
【10:50 豊口山分岐通過】
水場から30分程で塩川方面の登山道と合流。
ここからは方向を変えて三伏峠小屋へ向けての最後の登り。
よく整備された登山道を登って行くと、この辺りから樹木の背丈も低くなってきているのか、周囲が徐々に明るくなってきた。
しかし最初はなだらかだった道も途中傾斜がきつい箇所があったりと意外と侮れない。
最後は『小屋まであと200歩』の看板に励まされラストスパート!…しかし私は小屋まで230歩かかってしまった…あ、あれ?…orz
【10:50 豊口山分岐通過】
水場から30分程で塩川方面の登山道と合流。
ここからは方向を変えて三伏峠小屋へ向けての最後の登り。
よく整備された登山道を登って行くと、この辺りから樹木の背丈も低くなってきているのか、周囲が徐々に明るくなってきた。
しかし最初はなだらかだった道も途中傾斜がきつい箇所があったりと意外と侮れない。
最後は『小屋まであと200歩』の看板に励まされラストスパート!…しかし私は小屋まで230歩かかってしまった…あ、あれ?…orz
【11:10 三伏峠小屋到着】
登山口から2時間10分で三伏峠小屋に到着。
去年の2時間30分より20分短縮…水場でもたつかなかったとはいえ、今年はスローペースで登ってきたのに何故?
【11:10 三伏峠小屋到着】
登山口から2時間10分で三伏峠小屋に到着。
去年の2時間30分より20分短縮…水場でもたつかなかったとはいえ、今年はスローペースで登ってきたのに何故?
とりあえず、ここで少し早いお昼ご飯を食べたりして25分休憩。
去年は降りしきる雨の中、おにぎりを食べて切なかったけど、今年はまだ雨が降ってないだけマシ
この辺りは虫がいたので、虫除けスプレーをしてベンチでご飯。
←三伏峠…日本で一番高い峠だそうだが、樹林帯の中で実感ナシ
とりあえず、ここで少し早いお昼ご飯を食べたりして25分休憩。
去年は降りしきる雨の中、おにぎりを食べて切なかったけど、今年はまだ雨が降ってないだけマシ
この辺りは虫がいたので、虫除けスプレーをしてベンチでご飯。
←三伏峠…日本で一番高い峠だそうだが、樹林帯の中で実感ナシ
←三伏峠小屋の100円の方のトイレ
 手前のドラム缶の所に手洗い用の水があります
←三伏峠小屋の100円の方のトイレ
 手前のドラム缶の所に手洗い用の水があります
←こちらは200円の方のトイレ
入っていないのでどんな感じかは分かりませんが、100円のトイレの方でも充分綺麗でした。
←こちらは200円の方のトイレ
入っていないのでどんな感じかは分かりませんが、100円のトイレの方でも充分綺麗でした。
【11:35 三伏峠小屋出発】
休憩中はガスが深く立ち込めていたが、出発する頃には少しガスが切れて明るくなってきた。
とりあえず小屋前の登山道を下っていざ出発!
ここからしばらく先の分岐までは、塩見方面も小河内岳・三伏沢方面も同じ登山道を行く。
【11:35 三伏峠小屋出発】
休憩中はガスが深く立ち込めていたが、出発する頃には少しガスが切れて明るくなってきた。
とりあえず小屋前の登山道を下っていざ出発!
ここからしばらく先の分岐までは、塩見方面も小河内岳・三伏沢方面も同じ登山道を行く。
そして登山道の先に見えた小屋を回りこんですぐに、三伏峠小屋のテント場があった。
ここは去年小河内岳方面へ行ったときにも通ったはずだが、全く記憶ナシ!!
多分雨&濃霧で見えなかったか、見てる余裕がなかったのだろう。
←ロープでしっかり区分けされたテント場。混むのかな?
そして登山道の先に見えた小屋を回りこんですぐに、三伏峠小屋のテント場があった。
ここは去年小河内岳方面へ行ったときにも通ったはずだが、全く記憶ナシ!!
多分雨&濃霧で見えなかったか、見てる余裕がなかったのだろう。
←ロープでしっかり区分けされたテント場。混むのかな?
←テント場全体図
割と平坦地で綺麗に整地もされているので居心地良さそう。
当初の4泊5日の計画ならここのテント場で泊まるハズだったのだが、1日短縮したので今日中に塩見小屋まで足を伸ばさなければ…
でもいつかここに泊まってみたいな。張るなら上段のサイトの方が良さそう
←テント場全体図
割と平坦地で綺麗に整地もされているので居心地良さそう。
当初の4泊5日の計画ならここのテント場で泊まるハズだったのだが、1日短縮したので今日中に塩見小屋まで足を伸ばさなければ…
でもいつかここに泊まってみたいな。張るなら上段のサイトの方が良さそう
さて、テント場の偵察をしながら歩いて行くと、ここからは本格的な下り。
樹林帯の中をどんどん下っていきます。
さて、テント場の偵察をしながら歩いて行くと、ここからは本格的な下り。
樹林帯の中をどんどん下っていきます。
【11:40 分岐通過】
そして三伏峠小屋から5分くらい下って『塩見岳方面』と『小河内岳・荒川岳方面』の分岐に到着。
去年はここを右に進んで荒川岳・赤石岳へと向かったので、今年は左に進んで塩見岳を目指します。
【11:40 分岐通過】
そして三伏峠小屋から5分くらい下って『塩見岳方面』と『小河内岳・荒川岳方面』の分岐に到着。
去年はここを右に進んで荒川岳・赤石岳へと向かったので、今年は左に進んで塩見岳を目指します。
ここからは初めて通る道で、南アルプス未体験エリア!ちょっとワクワク!
しかし此処から先の登山道は、台風後ということもあってか、もうグチャグチャ…
泥濘みが至る所に現れて、もう大変でした。
ここからは初めて通る道で、南アルプス未体験エリア!ちょっとワクワク!
しかし此処から先の登山道は、台風後ということもあってか、もうグチャグチャ…
泥濘みが至る所に現れて、もう大変でした。
そしてしばらく歩くと、目の前に小高い山が!
「あれが三伏山かな」と思いつつ登り始めると、あっという間にあっけなく山頂に着いてしまった。
そしてしばらく歩くと、目の前に小高い山が!
「あれが三伏山かな」と思いつつ登り始めると、あっという間にあっけなく山頂に着いてしまった。
【11:50 三伏山到着】
小屋から15分程で三伏山に到着。
そしてなんと!目の前には塩見岳が見えているっ!!
つい先ほどまでガスガスだったので、まさか今日塩見岳が見えるなんて思っていなかったし!もう感動もひとしお!
はじめてこんな近くで塩見岳を見たよ!
【11:50 三伏山到着】
小屋から15分程で三伏山に到着。
そしてなんと!目の前には塩見岳が見えているっ!!
つい先ほどまでガスガスだったので、まさか今日塩見岳が見えるなんて思っていなかったし!もう感動もひとしお!
はじめてこんな近くで塩見岳を見たよ!
←振り返ると約15分前に出発した三伏峠小屋が見えた。
小屋付近に立ち込めていたガスも切れたようだ。
天気が良ければ、樹林帯の中の三伏峠小屋で休憩するよりも、ここまで来てゆっくり景色を眺めながら休憩したほうが良いかも♪
←振り返ると約15分前に出発した三伏峠小屋が見えた。
小屋付近に立ち込めていたガスも切れたようだ。
天気が良ければ、樹林帯の中の三伏峠小屋で休憩するよりも、ここまで来てゆっくり景色を眺めながら休憩したほうが良いかも♪
←そしこちらは小河内岳・荒川岳方面の登山道
そうそう、写真中央部の木の階段を登り、稜線に出たところで左折…そして崩壊地の脇を進みながら登るかんじでした。
去年、濃霧の中で周りの景色全く見えなかったけど、歩きながらイメージしていた登山道と実際の景色が合致しました。
特に階段の辺りはマツムシソウが綺麗だったな…
←そしこちらは小河内岳・荒川岳方面の登山道
そうそう、写真中央部の木の階段を登り、稜線に出たところで左折…そして崩壊地の脇を進みながら登るかんじでした。
去年、濃霧の中で周りの景色全く見えなかったけど、歩きながらイメージしていた登山道と実際の景色が合致しました。
特に階段の辺りはマツムシソウが綺麗だったな…
←そしてこちらが、その登山道の先にある烏帽子岳。
ここから見る塩見岳は最高らしいです。
去年烏帽子岳からはガスで何も見えなかったので、今年こそ塩見岳が見られて本当に良かった。
←そしてこちらが、その登山道の先にある烏帽子岳。
ここから見る塩見岳は最高らしいです。
去年烏帽子岳からはガスで何も見えなかったので、今年こそ塩見岳が見られて本当に良かった。
←そしてこちらが、これから歩く縦走路と本谷山・塩見岳の様子
(次に登る『本谷山』にはちょうどガスがかかっています)
←そしてこちらが、これから歩く縦走路と本谷山・塩見岳の様子
(次に登る『本谷山』にはちょうどガスがかかっています)
←もう一枚同じアングルで…今度はガスが切れました
奥に見える山は左から『仙丈ヶ岳』・奥に『北岳』・北岳の手前に『間ノ岳』そして農鳥岳
←もう一枚同じアングルで…今度はガスが切れました
奥に見える山は左から『仙丈ヶ岳』・奥に『北岳』・北岳の手前に『間ノ岳』そして農鳥岳
←もうイッチョ塩見岳♪
塩見岳の右手奥に見える山は…憧れの蝙蝠岳!?
←もうイッチョ塩見岳♪
塩見岳の右手奥に見える山は…憧れの蝙蝠岳!?
【11:55 三伏山出発】
思わぬ景色に大興奮だった三伏山を出発。
先ずはハイマツを漕ぎながら、ガンガン下っていきます。
目の前には塩見岳が見えているので気持ちの良い下りですが、雨後は足元はグチャグチャなので注意しましょう
【11:55 三伏山出発】
思わぬ景色に大興奮だった三伏山を出発。
先ずはハイマツを漕ぎながら、ガンガン下っていきます。
目の前には塩見岳が見えているので気持ちの良い下りですが、雨後は足元はグチャグチャなので注意しましょう
そして15分も下るとすっかり樹林帯の中に突入。
ここまで来るともう辺りの景色は見えません
そして15分も下るとすっかり樹林帯の中に突入。
ここまで来るともう辺りの景色は見えません
←それでも時々樹林の隙間から塩見岳が見えるポイントがあります。
←それでも時々樹林の隙間から塩見岳が見えるポイントがあります。
そして鞍部まで下りきると、いよいよ本谷山への上りが始まります。
←これから登る本谷山
山腹に大きな岩が見え、そこで休憩してる人も見えた。まずはそこが目標
そして鞍部まで下りきると、いよいよ本谷山への上りが始まります。
←これから登る本谷山
山腹に大きな岩が見え、そこで休憩してる人も見えた。まずはそこが目標
【12:20 鞍部出発】
鞍部からはマルバダケブキに囲まれつつの急登。
この頃から陽射しが出るようになって徐々に暑くなってきた。
←『塩見小屋は幕営出来ません』の看板が何箇所かあった。
【12:20 鞍部出発】
鞍部からはマルバダケブキに囲まれつつの急登。
この頃から陽射しが出るようになって徐々に暑くなってきた。
←『塩見小屋は幕営出来ません』の看板が何箇所かあった。
【12:30】
鞍部から10分くらいで取り敢えずの目標にしていた大岩に到着。
←これまで歩いてきた縦走路を俯瞰する
右奥の山の山腹に三伏峠小屋が見える。そして中央の山が三伏山。
【12:30】
鞍部から10分くらいで取り敢えずの目標にしていた大岩に到着。
←これまで歩いてきた縦走路を俯瞰する
右奥の山の山腹に三伏峠小屋が見える。そして中央の山が三伏山。
さて、大岩の先もまだまだ登りは続きます。
さて、大岩の先もまだまだ登りは続きます。
【12:45 本谷山到着】
そして本谷山に到着!
←山頂標のバックには塩見岳
【12:45 本谷山到着】
そして本谷山に到着!
←山頂標のバックには塩見岳
←ちょっと離れたところから撮影した本谷山山頂
割と平坦で広い山頂です
←ちょっと離れたところから撮影した本谷山山頂
割と平坦で広い山頂です
←本谷山の三角点
←本谷山の三角点
←本谷山から見た北岳と間ノ岳
両座の間にある尖ったピークが三峰岳
(三峰岳へ向かうジグザグな登山道がよく見える)
あのピークに登れば、仙塩尾根の線と線が繋がる。
←本谷山から見た北岳と間ノ岳
両座の間にある尖ったピークが三峰岳
(三峰岳へ向かうジグザグな登山道がよく見える)
あのピークに登れば、仙塩尾根の線と線が繋がる。
←同じく本谷山から見た景色
左から『仙丈ヶ岳』写真奥中央が『甲斐駒ケ岳』『北岳』『間ノ岳』
←同じく本谷山から見た景色
左から『仙丈ヶ岳』写真奥中央が『甲斐駒ケ岳』『北岳』『間ノ岳』
【13:00 本谷山出発】
山頂で腰を下ろして休憩する事もなく、あちこちの山の景色を楽しみまくった後は、いよいよ塩見小屋へ向けて出発。
先ずは潅木に覆われた細い登山道を下っていきます。
塩見小屋の予約の時に「15:00までに小屋に到着してください」と言われたので急がなくては!
←塩見小屋方面の登山道は山頂標の脇から出ています。
三伏峠から歩いてきた場合、ほぼ直角に右折する形になるので見落とさないよう注意です。
【13:00 本谷山出発】
山頂で腰を下ろして休憩する事もなく、あちこちの山の景色を楽しみまくった後は、いよいよ塩見小屋へ向けて出発。
先ずは潅木に覆われた細い登山道を下っていきます。
塩見小屋の予約の時に「15:00までに小屋に到着してください」と言われたので急がなくては!
←塩見小屋方面の登山道は山頂標の脇から出ています。
三伏峠から歩いてきた場合、ほぼ直角に右折する形になるので見落とさないよう注意です。
←本谷山を出発してすぐの地点から見えた景色。
多分奥に見えるのは『悪沢岳』を初めとする荒川岳方面だと思う。
←本谷山を出発してすぐの地点から見えた景色。
多分奥に見えるのは『悪沢岳』を初めとする荒川岳方面だと思う。
そして5分も歩かないうちに、辺りは立ち枯れの林になっていった。
そして5分も歩かないうちに、辺りは立ち枯れの林になっていった。
←そしてその立ち枯れの隙間からは塩見岳が見えた
←そしてその立ち枯れの隙間からは塩見岳が見えた
その後も立ち枯れの林は続き、倒木のオンパレード。
潜ったり、またいだり…あぁ、これぞ南アルプス!
その後も立ち枯れの林は続き、倒木のオンパレード。
潜ったり、またいだり…あぁ、これぞ南アルプス!
そして本谷山から30分も歩いたところに、ちょっとした平坦地発見!
…万が一の時はここでビバークできるかな…
縦走路の長い南アを歩いていると、ついつい避難適地を探してしまう癖があります。
そして本谷山から30分も歩いたところに、ちょっとした平坦地発見!
…万が一の時はここでビバークできるかな…
縦走路の長い南アを歩いていると、ついつい避難適地を探してしまう癖があります。
【14:05】
でもって本谷山から小1時間歩いたところで、権右衛門沢源頭を渡渉。
沢水はそれなりに流れていたが、ここの水は飲めるのだろうか…
そして右折する感じで沢を渡り、角度が変わった地点から、これまでのトラバースから一変、すぐに急登が始まった。
【14:05】
でもって本谷山から小1時間歩いたところで、権右衛門沢源頭を渡渉。
沢水はそれなりに流れていたが、ここの水は飲めるのだろうか…
そして右折する感じで沢を渡り、角度が変わった地点から、これまでのトラバースから一変、すぐに急登が始まった。
【14:17】
←登り始めて約10分。
途中で力尽きて登山道脇で休憩…思わず仰向けに寝転び空を見上げた。
まだまだ樹林の樹高が高いぜ。
さっきの沢の付近で休んでから登り始めれば良かったと後悔。
【14:17】
←登り始めて約10分。
途中で力尽きて登山道脇で休憩…思わず仰向けに寝転び空を見上げた。
まだまだ樹林の樹高が高いぜ。
さっきの沢の付近で休んでから登り始めれば良かったと後悔。
【14:22】
5分ほど休憩して出発。
樹林帯の中の急登を登っていきます。
【14:22】
5分ほど休憩して出発。
樹林帯の中の急登を登っていきます。
【14:32 新道分岐通過】
ここまで来れば急登は一段落。
森林限界が近いのか、樹高も低くなってきて辺りも日差しが降り注ぎ明るくなってきた。
【14:32 新道分岐通過】
ここまで来れば急登は一段落。
森林限界が近いのか、樹高も低くなってきて辺りも日差しが降り注ぎ明るくなってきた。
そして10分も歩くと、ハイマツの向こうに素晴らしい景色が現れた。
←仙丈ガ岳〜農鳥岳と仙塩尾根(北岳と間ノ岳には丁度ガスがかかっている)
そして10分も歩くと、ハイマツの向こうに素晴らしい景色が現れた。
←仙丈ガ岳〜農鳥岳と仙塩尾根(北岳と間ノ岳には丁度ガスがかかっている)
そしてしばらく行くとビバーク適地が!
と思ったら、塩見小屋はもう目と鼻の先でした。
そしてしばらく行くとビバーク適地が!
と思ったら、塩見小屋はもう目と鼻の先でした。
そしてその先のハイマツの角を曲がると塩見小屋の案内が!
ミネラルウオーターが1リットル1000円なのか、2リットル1000円なのか…これは大きな問題
…確認してくれば良かった。
そしてその先のハイマツの角を曲がると塩見小屋の案内が!
ミネラルウオーターが1リットル1000円なのか、2リットル1000円なのか…これは大きな問題
…確認してくれば良かった。
因みにこちらが小屋の売店前にあったメニュー
カメラや電池まで…色々なものが売っています
しかしビールは冷えていません。常温です。
因みにこちらが小屋の売店前にあったメニュー
カメラや電池まで…色々なものが売っています
しかしビールは冷えていません。常温です。
【14:50 塩見小屋到着】
話は前後しますが、タイムリミットの5分前に塩見小屋に到着。
←小屋全景。背後には塩見岳(ちょっとガスってるけど)
先ずは受付…とその前に、同時刻に到着した方々と一緒にトイレの使用方法に付いてのレクチャーを受けます。
【14:50 塩見小屋到着】
話は前後しますが、タイムリミットの5分前に塩見小屋に到着。
←小屋全景。背後には塩見岳(ちょっとガスってるけど)
先ずは受付…とその前に、同時刻に到着した方々と一緒にトイレの使用方法に付いてのレクチャーを受けます。
←先ずはこんな簡易トイレの袋を支給されます。
(女性3枚・男性は1枚…それ以降は一枚100円)
大きなゴミ袋のようなもので中に大きな吸水シート(フラット型のおむつ)のようなものが入っていています。
これをポータブルの洋式便座にセットして使います
←先ずはこんな簡易トイレの袋を支給されます。
(女性3枚・男性は1枚…それ以降は一枚100円)
大きなゴミ袋のようなもので中に大きな吸水シート(フラット型のおむつ)のようなものが入っていています。
これをポータブルの洋式便座にセットして使います
←ポータブルトイレが設置してある小屋
昼間は鍵がかかっているので受付で鍵を受け取って使用します。
(以前通りすがりの登山者が。袋を購入せずに直接トイレを使用してしまった為の処置らしい)
トイレの小屋にぶら下がっている緑のものが手洗い用の水
その奥へ続く坂を登って行くと男性用の小便器があります
そしてトイレの脇にある水色の浴槽の中に使用済みの袋を捨てます
←ポータブルトイレが設置してある小屋
昼間は鍵がかかっているので受付で鍵を受け取って使用します。
(以前通りすがりの登山者が。袋を購入せずに直接トイレを使用してしまった為の処置らしい)
トイレの小屋にぶら下がっている緑のものが手洗い用の水
その奥へ続く坂を登って行くと男性用の小便器があります
そしてトイレの脇にある水色の浴槽の中に使用済みの袋を捨てます
←男性用の小便器
←男性用の小便器
一通りトイレの説明を受けた後は、受付を済ませ、飲料水一人500mlを貰って部屋割りの案内を受けます。
(水が入ってるペットボトルは口を付けることは厳禁で小屋に返却します)
←そしてここが今回割り当てられた寝場所
屋根裏部屋のような1畳部屋に2人。ですが、ある意味個室です。
小屋泊の場合、寝具持込で宿泊するとこういう隙間的な場所を割り当てられることが多い気がします。ラッキー♪
一通りトイレの説明を受けた後は、受付を済ませ、飲料水一人500mlを貰って部屋割りの案内を受けます。
(水が入ってるペットボトルは口を付けることは厳禁で小屋に返却します)
←そしてここが今回割り当てられた寝場所
屋根裏部屋のような1畳部屋に2人。ですが、ある意味個室です。
小屋泊の場合、寝具持込で宿泊するとこういう隙間的な場所を割り当てられることが多い気がします。ラッキー♪
←そしてこちらが小屋の中の様子(メインの寝場所)
小さい小屋ですが綺麗で居心地は良いです
←そしてこちらが小屋の中の様子(メインの寝場所)
小さい小屋ですが綺麗で居心地は良いです
←小屋の外にはテントが2つ
予約しないで泊まる場合はこちらのテントに押し込まれることが多いそうです。
基本的に雑魚寝状態っぽかったですが、それ程ひどい環境では無かった感じです。
←小屋の外にはテントが2つ
予約しないで泊まる場合はこちらのテントに押し込まれることが多いそうです。
基本的に雑魚寝状態っぽかったですが、それ程ひどい環境では無かった感じです。
大きな荷物を小屋の中のザック置き場に置いた後は、少々早いけど夕飯の用意。
この小屋には自炊小屋はないので、外のベンチで自炊します。
確か遅い時間になると雨が降る予報だったので雨が降る前にと急いで準備。
←小屋のすぐ脇には展望台…塩見岳が眼前に迫る絶好のロケーション
大きな荷物を小屋の中のザック置き場に置いた後は、少々早いけど夕飯の用意。
この小屋には自炊小屋はないので、外のベンチで自炊します。
確か遅い時間になると雨が降る予報だったので雨が降る前にと急いで準備。
←小屋のすぐ脇には展望台…塩見岳が眼前に迫る絶好のロケーション
←目の前には白峰三山と明日通過する予定の仙塩尾根
ご飯を食べた後も、暗くなるまで時間がたっぷりあるので、景色を眺めたりして贅沢な時間を過ごした。
←目の前には白峰三山と明日通過する予定の仙塩尾根
ご飯を食べた後も、暗くなるまで時間がたっぷりあるので、景色を眺めたりして贅沢な時間を過ごした。
←塩見岳から延びる仙塩尾根と、その奥に白峰三山
もう最高の眺めです♪
←塩見岳から延びる仙塩尾根と、その奥に白峰三山
もう最高の眺めです♪
←そしてこっちが今日歩いてきた縦走路
三伏山・本谷山方面
←そしてこっちが今日歩いてきた縦走路
三伏山・本谷山方面
←本谷山から先の稜線と多分権右衛門山
(パノラマにしたかったのですが失敗)
と、こんな感じで狭い小屋周辺をあちこち散策してると、暗くなるに連れてガスが山から降りてきて、だんだん天気は崩れていき最終的にはガスガスに…
←本谷山から先の稜線と多分権右衛門山
(パノラマにしたかったのですが失敗)
と、こんな感じで狭い小屋周辺をあちこち散策してると、暗くなるに連れてガスが山から降りてきて、だんだん天気は崩れていき最終的にはガスガスに…
小屋には談話室もないし灯りもないので、誰かに言われたわけでもなく、19:00には皆さん自主的に就寝。とても静かな夜でした。
…と、10:00過ぎになって激しい雨と風の音で目が覚めた。
なんか思ったよりも屋根を叩く雨音と風音が凄い!
午後には前線が通過する予報だったので、それが遅れてきたのだろうか…
明日朝起きたら晴れてないかな〜と一縷の望みを抱きながらシュラフの中でゴロゴロ…
結局1時間おきに目を覚ます感じでぜんぜん眠れなかった。
小屋には談話室もないし灯りもないので、誰かに言われたわけでもなく、19:00には皆さん自主的に就寝。とても静かな夜でした。
…と、10:00過ぎになって激しい雨と風の音で目が覚めた。
なんか思ったよりも屋根を叩く雨音と風音が凄い!
午後には前線が通過する予報だったので、それが遅れてきたのだろうか…
明日朝起きたら晴れてないかな〜と一縷の望みを抱きながらシュラフの中でゴロゴロ…
結局1時間おきに目を覚ます感じでぜんぜん眠れなかった。
【2日目/8月14日 3:30起床】
翌朝目が覚めると雨は降っていないようだったが外はガスガス状態。
小屋の食事が4:00からなので30分前には皆起き始めた様子。私達もヘッデンを装着して外のベンチで自炊開始。
外はまだ真っ暗だったがホント雨が降っていないだけ助かった。
…そして朝食を食べ終わり、支度をして5:00には出発!と思ったが、この頃からまた雨が降り始め上空では強風が吹いている様子。
小屋の部屋に戻って雨が小降りになるのを待ち、結局予定よりも2時間遅れの7:00になって小屋を出発した。
【2日目/8月14日 3:30起床】
翌朝目が覚めると雨は降っていないようだったが外はガスガス状態。
小屋の食事が4:00からなので30分前には皆起き始めた様子。私達もヘッデンを装着して外のベンチで自炊開始。
外はまだ真っ暗だったがホント雨が降っていないだけ助かった。
…そして朝食を食べ終わり、支度をして5:00には出発!と思ったが、この頃からまた雨が降り始め上空では強風が吹いている様子。
小屋の部屋に戻って雨が小降りになるのを待ち、結局予定よりも2時間遅れの7:00になって小屋を出発した。
【7:00 塩見岳出発】
今日のコースタイムを逆算し、タイムリミットギリギリまで待って7:00に塩見小屋出発。
この頃には雨も小雨になっていたので、この機を逃さないようにと小屋を出た。
窪地に建つ小屋を出てすぐの縦走路に出ると、いきなり強風が吹き付けてきた。
朝イチで塩見をピストンしてきた人達とすれ違うと、皆山頂付近の強風と雨が最悪だと口を揃えて言う。
とりあえずハイマツを漕ぎながら一旦下り、塩見岳の登りへと取り付いた。
←登り初めは歩きやすい登山道をジグザグに登っていく
【7:00 塩見岳出発】
今日のコースタイムを逆算し、タイムリミットギリギリまで待って7:00に塩見小屋出発。
この頃には雨も小雨になっていたので、この機を逃さないようにと小屋を出た。
窪地に建つ小屋を出てすぐの縦走路に出ると、いきなり強風が吹き付けてきた。
朝イチで塩見をピストンしてきた人達とすれ違うと、皆山頂付近の強風と雨が最悪だと口を揃えて言う。
とりあえずハイマツを漕ぎながら一旦下り、塩見岳の登りへと取り付いた。
←登り初めは歩きやすい登山道をジグザグに登っていく
小屋から30分も登ると、左手に大きな岩が見えてきた。
そして登山道の様子もだんだんと岩々な景色に変わっていった。
小屋から30分も登ると、左手に大きな岩が見えてきた。
そして登山道の様子もだんだんと岩々な景色に変わっていった。
でもって、暫く行くと早速岩場が目の前に現れた。
…鎖やハシゴは無いものの、塩見って岩場あったんだ…知らなかった。
そして運悪くこの頃から再び雨が降ったり止んだりを繰り返すようになった。
直登距離は短いものの、雨で足場が滑りやすいので慎重に登る。
でもって、暫く行くと早速岩場が目の前に現れた。
…鎖やハシゴは無いものの、塩見って岩場あったんだ…知らなかった。
そして運悪くこの頃から再び雨が降ったり止んだりを繰り返すようになった。
直登距離は短いものの、雨で足場が滑りやすいので慎重に登る。
岩場を登っていくと、目の前には尖った岩峰群が現れた。
…ガスでよく分からないけど、この辺りが天狗岩付近だろうか…
どことなく、空木岳山頂直下の岩場を思い出した/あの時も濃霧の中岩峰群を見ながら登ったっけ)
その時と同じように岩峰を右手側に巻くような形で先へと進んだ。
岩場を登っていくと、目の前には尖った岩峰群が現れた。
…ガスでよく分からないけど、この辺りが天狗岩付近だろうか…
どことなく、空木岳山頂直下の岩場を思い出した/あの時も濃霧の中岩峰群を見ながら登ったっけ)
その時と同じように岩峰を右手側に巻くような形で先へと進んだ。
岩峰群をトラバースして行くと、その先には『落石注意』の看板があった。
此処から先山頂付近までは、浮石だらけの『落石注意地帯』を通過。
この辺りの記憶は曖昧だが、標高を稼ぐに連れて時折空が明るくなったりするようになった。
そして幾つかの落石注意の看板を見ながら、山頂へと登っていった。
岩峰群をトラバースして行くと、その先には『落石注意』の看板があった。
此処から先山頂付近までは、浮石だらけの『落石注意地帯』を通過。
この辺りの記憶は曖昧だが、標高を稼ぐに連れて時折空が明るくなったりするようになった。
そして幾つかの落石注意の看板を見ながら、山頂へと登っていった。
【8:00 塩見岳西峰 到着】
小屋からちょうど1時間で、誰もいない塩見岳西峰に到着!
小屋を出発した直後に『塩見岳まで1時間』という看板があったのだが、全くその通りだった。(因みに地図のCTでは1時間20分)
ちょうどここで雨が止んだので10分間休憩した。
空を見上げると心なしかガスが薄くなって空が明るくなってきたような気がする。
…「もしかすると午後からガスが切れて晴れるかも」と期待!(これが最初の間違いだった)
【8:00 塩見岳西峰 到着】
小屋からちょうど1時間で、誰もいない塩見岳西峰に到着!
小屋を出発した直後に『塩見岳まで1時間』という看板があったのだが、全くその通りだった。(因みに地図のCTでは1時間20分)
ちょうどここで雨が止んだので10分間休憩した。
空を見上げると心なしかガスが薄くなって空が明るくなってきたような気がする。
…「もしかすると午後からガスが切れて晴れるかも」と期待!(これが最初の間違いだった)
【8:10 塩見岳西峰出発】
岩の陰で風を凌ぎ、ガスガスの山頂を楽しんでいると再び雨が降ってきた!
急いで東峰へ向けて出発。
←東峰へ向かう緩やかな登山道
【8:10 塩見岳西峰出発】
岩の陰で風を凌ぎ、ガスガスの山頂を楽しんでいると再び雨が降ってきた!
急いで東峰へ向けて出発。
←東峰へ向かう緩やかな登山道
【8:15 塩見岳東峰通過】
ものの数分で東峰に到着。標高は西峰よりもこちらの方が高いらしい。
しかし先程休憩したばかりだし、雨が本降りになってきたのでここは通過。
北俣分岐まで急いで下ることにした。
←東峰の山頂は西峰よりも狭く休憩する場所もあまりなかった。
【8:15 塩見岳東峰通過】
ものの数分で東峰に到着。標高は西峰よりもこちらの方が高いらしい。
しかし先程休憩したばかりだし、雨が本降りになってきたのでここは通過。
北俣分岐まで急いで下ることにした。
←東峰の山頂は西峰よりも狭く休憩する場所もあまりなかった。
←塩見岳からはこんな道を下っていきます
(と言っても正直この辺りはあまり記憶ないです)
←塩見岳からはこんな道を下っていきます
(と言っても正直この辺りはあまり記憶ないです)
そして約20分下った地点には、こんな平均台のような道がありました。(左側はすっぱり切れ落ちています)
足元はザレて滑りやすいし、何よりも吹きつけてくる強風が怖い!!
突風に気を付けつつ、足を踏み外さないように慎重に渡りました。
1
そして約20分下った地点には、こんな平均台のような道がありました。(左側はすっぱり切れ落ちています)
足元はザレて滑りやすいし、何よりも吹きつけてくる強風が怖い!!
突風に気を付けつつ、足を踏み外さないように慎重に渡りました。
【8:40 北俣岳分岐到着】
平均台のような道から約5分下った所で、ようやく分岐に到着。
丁度分岐に到着した頃には雨足はますます激しくなっていた。
予定ではここから『蝙蝠岳』をピストンする予定だが、蝙蝠岳までは往復で約3時間20分の行程…
雨の中ザックをデポするのも濡れそうで不安だし、何よりも「景色を眺めながらの空中散歩」が売りの蝙蝠尾根を、ガスガスで視界ゼロの中歩いても楽しいのか?という疑問。
しかし、この先なんとなく晴れそうな気がしていたので、予定通り蝙蝠岳までピストンすることにした。(第2の間違い)
【8:40 北俣岳分岐到着】
平均台のような道から約5分下った所で、ようやく分岐に到着。
丁度分岐に到着した頃には雨足はますます激しくなっていた。
予定ではここから『蝙蝠岳』をピストンする予定だが、蝙蝠岳までは往復で約3時間20分の行程…
雨の中ザックをデポするのも濡れそうで不安だし、何よりも「景色を眺めながらの空中散歩」が売りの蝙蝠尾根を、ガスガスで視界ゼロの中歩いても楽しいのか?という疑問。
しかし、この先なんとなく晴れそうな気がしていたので、予定通り蝙蝠岳までピストンすることにした。(第2の間違い)
【8:50 北俣岳分岐出発】
岩の陰にザックをデポし、風でレインカバーが吹き飛ばないように近くにあった石を積んでザックを固定し準備万全。
サブザックだけを持っていざ蝙蝠岳へのピストンに出発した。
←蝙蝠岳方面へのペンキ印に従って先へ進む。
【8:50 北俣岳分岐出発】
岩の陰にザックをデポし、風でレインカバーが吹き飛ばないように近くにあった石を積んでザックを固定し準備万全。
サブザックだけを持っていざ蝙蝠岳へのピストンに出発した。
←蝙蝠岳方面へのペンキ印に従って先へ進む。
←北俣岳分岐付近は広く、ビバークできそうな箇所が2箇所ほどあった。
←北俣岳分岐付近は広く、ビバークできそうな箇所が2箇所ほどあった。
分岐からはザレた道を下っていく。と、すぐに岩場が現れた。
これがまた痩せた岩場で結構スリリング!
雨で滑りやすい中を慎重に登って行くと、今度は広い稜線へと出た。
←濃霧で道を見失いやすく、また常に強風が吹きつけてくる魔の区間
しかしこの辺りから雨が止んだだけマシでした。
分岐からはザレた道を下っていく。と、すぐに岩場が現れた。
これがまた痩せた岩場で結構スリリング!
雨で滑りやすい中を慎重に登って行くと、今度は広い稜線へと出た。
←濃霧で道を見失いやすく、また常に強風が吹きつけてくる魔の区間
しかしこの辺りから雨が止んだだけマシでした。
そして分岐から45分程歩いたところで、今度はハイマツ帯に突入!
ここでやっと、あの吹き飛ばされそうな強風から開放されたぁ〜!
と、ほっとしたのもつかの間…
ここからは、ひたすらハイマツを漕いだり潜ったりが続くようになり、また足元も悪くグチャグチャに…
そして分岐から45分程歩いたところで、今度はハイマツ帯に突入!
ここでやっと、あの吹き飛ばされそうな強風から開放されたぁ〜!
と、ほっとしたのもつかの間…
ここからは、ひたすらハイマツを漕いだり潜ったりが続くようになり、また足元も悪くグチャグチャに…
←そしてその先にはこんなところも
風も無く唯一ほっと出来た場所
しかしここは羽虫が多くて大変だった。
←そしてその先にはこんなところも
風も無く唯一ほっと出来た場所
しかしここは羽虫が多くて大変だった。
そして再び稜線に出て最後の登り。
ハイマツ帯の稜線を風に吹かれながら登って行くと、ようやく山頂らしきものが見えた。
←「塩見岳まで2時間40分・二軒小屋まで6時間」
この道標が見えたら山頂はもうすぐ
そして再び稜線に出て最後の登り。
ハイマツ帯の稜線を風に吹かれながら登って行くと、ようやく山頂らしきものが見えた。
←「塩見岳まで2時間40分・二軒小屋まで6時間」
この道標が見えたら山頂はもうすぐ
【10:10 蝙蝠岳到着】
分岐から1時間20分で、憧れの蝙蝠だけに到着!
←山頂プレートの蝙蝠岳の文字は画鋲で描かれています。ある意味スゴイ!
そして山頂近くで二軒小屋方面から登ってきた方と遭遇。
因みに蝙蝠尾根で出会ったのはこの方一人のみ…静かな尾根歩きでした。
【10:10 蝙蝠岳到着】
分岐から1時間20分で、憧れの蝙蝠だけに到着!
←山頂プレートの蝙蝠岳の文字は画鋲で描かれています。ある意味スゴイ!
そして山頂近くで二軒小屋方面から登ってきた方と遭遇。
因みに蝙蝠尾根で出会ったのはこの方一人のみ…静かな尾根歩きでした。
山頂に着いた後は、とりあえず東側に下り、大きな岩の陰に入って休憩。
岩の陰に入ると風が吹き込まずに暖かい。ここでお昼ご飯の行動食を食べたりしてゆっくり寛いだ。
←蝙蝠岳山頂のすぐ先にはビバーク跡地のような場所があった。
山頂に着いた後は、とりあえず東側に下り、大きな岩の陰に入って休憩。
岩の陰に入ると風が吹き込まずに暖かい。ここでお昼ご飯の行動食を食べたりしてゆっくり寛いだ。
←蝙蝠岳山頂のすぐ先にはビバーク跡地のような場所があった。
【10:35 蝙蝠岳出発】
30分近く休憩して蝙蝠だけを後にすることにした。
此頃になると、なんとなくガスが薄くなって辺りが明るくなってくる場面も!
やっぱり午後から晴れるかも知れない!
そんな期待をしながら、往路と同じ道を戻っていった。
←蝙蝠岳から北俣分岐方面をみた
【10:35 蝙蝠岳出発】
30分近く休憩して蝙蝠だけを後にすることにした。
此頃になると、なんとなくガスが薄くなって辺りが明るくなってくる場面も!
やっぱり午後から晴れるかも知れない!
そんな期待をしながら、往路と同じ道を戻っていった。
←蝙蝠岳から北俣分岐方面をみた
そして15分も下ると、時折ガスが切れて登山道の様子がよく見えるようになった。
やっぱり晴れるかも!!
←蝙蝠岳山頂直下のハイマツ帯付近から北俣岳方面
そして15分も下ると、時折ガスが切れて登山道の様子がよく見えるようになった。
やっぱり晴れるかも!!
←蝙蝠岳山頂直下のハイマツ帯付近から北俣岳方面
←そして蝙蝠岳方面を振り返ってみるとこちらのガスも切れていた
実はこの辺りでルートを見失うというトラブルがあった。
広い稜線には踏み跡がたくさんあるので濃霧時には本当に注意が必要。
相方と声を出し合いながらハイマツ帯をうろうろ…何とかルートを見付け出して本線に戻ることが出来ました。
←そして蝙蝠岳方面を振り返ってみるとこちらのガスも切れていた
実はこの辺りでルートを見失うというトラブルがあった。
広い稜線には踏み跡がたくさんあるので濃霧時には本当に注意が必要。
相方と声を出し合いながらハイマツ帯をうろうろ…何とかルートを見付け出して本線に戻ることが出来ました。
さてその後は羽虫の多いあの窪地を通過し、蝙蝠岳から約1時間ばかり歩いた地点で、再び風の強い広い稜線を通過するようになった。
ここが一番風が強い場所。
ガスが切れる所は、物凄い突風が吹いて一瞬でガスを吹き飛ばす所だということを今回学びました。
さてその後は羽虫の多いあの窪地を通過し、蝙蝠岳から約1時間ばかり歩いた地点で、再び風の強い広い稜線を通過するようになった。
ここが一番風が強い場所。
ガスが切れる所は、物凄い突風が吹いて一瞬でガスを吹き飛ばす所だということを今回学びました。
←そしてここも広い稜線
ここはケルンを見失わないように歩きます。
本当にこのケルンには助けられました。
1
←そしてここも広い稜線
ここはケルンを見失わないように歩きます。
本当にこのケルンには助けられました。
そしてケルンを過ぎるとすっかりガスが晴れました!
そしてケルンを過ぎるとすっかりガスが晴れました!
往路はガスで何も見えなかったけど、こんな道を歩いていたらしい。
写真には撮れなかったけど、途中塩見岳の山腹や、白峰南嶺と思われる方面の山も見えていました。
晴れていればホント空中散歩だったろうな…
往路はガスで何も見えなかったけど、こんな道を歩いていたらしい。
写真には撮れなかったけど、途中塩見岳の山腹や、白峰南嶺と思われる方面の山も見えていました。
晴れていればホント空中散歩だったろうな…
そして10分後には再び岩場に差し掛かります。
ここの岩場区間を過ぎれば、北俣分岐はもうすぐです。
←ガスに浮かび上がる岩場
 此頃になるとまたガスが濃くなってきた。
そして10分後には再び岩場に差し掛かります。
ここの岩場区間を過ぎれば、北俣分岐はもうすぐです。
←ガスに浮かび上がる岩場
 此頃になるとまたガスが濃くなってきた。
【12:00 北俣岳分岐到着】
30分近く休憩してきたにも関わらずに、3時間10分で北俣岳分岐に帰還。
やっぱり空身は楽でいいわ♪
そして、朝は誰もいなかった分岐に戻ると、この時間は、朝イチで三伏峠から来たと思われる人や、熊ノ平小屋から来たらしき人達で大賑わいになっていた。
皆この風や天気が不安なのか、ここで登山道の情報などを交換しあったりした。
【12:00 北俣岳分岐到着】
30分近く休憩してきたにも関わらずに、3時間10分で北俣岳分岐に帰還。
やっぱり空身は楽でいいわ♪
そして、朝は誰もいなかった分岐に戻ると、この時間は、朝イチで三伏峠から来たと思われる人や、熊ノ平小屋から来たらしき人達で大賑わいになっていた。
皆この風や天気が不安なのか、ここで登山道の情報などを交換しあったりした。
【12:15 北俣岳分岐 出発】
心配していた雨は降っていなかったが、ガスの湿気でじっとりと濡れ重くなったザックを背負って分岐を出発。
分岐付近では塩見岳に遮られて一時的に風が止んでいたのだが、出発して下り始めると同時にまた横殴りの暴風に曝されることとなった。
特にここからはザレて滑りやすい急坂を下っていくので気を引き締めた。
【12:15 北俣岳分岐 出発】
心配していた雨は降っていなかったが、ガスの湿気でじっとりと濡れ重くなったザックを背負って分岐を出発。
分岐付近では塩見岳に遮られて一時的に風が止んでいたのだが、出発して下り始めると同時にまた横殴りの暴風に曝されることとなった。
特にここからはザレて滑りやすい急坂を下っていくので気を引き締めた。
分岐からの急な下りは本当に滑りやすく、また直接風が吹きつけてくるので、下りとは言え思うように足が運べずに苦労した。
←そして15分ほど下った地点にはちょっとした広い場所が!
分岐からの急な下りは本当に滑りやすく、また直接風が吹きつけてくるので、下りとは言え思うように足が運べずに苦労した。
←そして15分ほど下った地点にはちょっとした広い場所が!
←同じ場所には道標が立ってるが…何か有るわけではなさそうだ。
因みにこの辺りが山行中一番風が強かった地点。
西から吹いてくる突風に片足が持ち上がり、一瞬体が浮きかけたし!
←同じ場所には道標が立ってるが…何か有るわけではなさそうだ。
因みにこの辺りが山行中一番風が強かった地点。
西から吹いてくる突風に片足が持ち上がり、一瞬体が浮きかけたし!
【12:35 雪投沢分岐 通過】
そんな稜線を耐風姿勢で進んでいくと、下りも一段落して登山道の脇に何やら印があった。
ガスの中で何も見えないが、恐らくここが雪投沢への下降点らしい。
実はここにあったというテント場跡と水場の様子を見てみたかったのだが…残念!
【12:35 雪投沢分岐 通過】
そんな稜線を耐風姿勢で進んでいくと、下りも一段落して登山道の脇に何やら印があった。
ガスの中で何も見えないが、恐らくここが雪投沢への下降点らしい。
実はここにあったというテント場跡と水場の様子を見てみたかったのだが…残念!
←印のあった地点を離れた場所から撮ってみた。
稜線をそのまま直進すると熊の平方面。
印のある場所から右折して東面へ下って行くと雪投沢方面
…だと思うのだが…
←印のあった地点を離れた場所から撮ってみた。
稜線をそのまま直進すると熊の平方面。
印のある場所から右折して東面へ下って行くと雪投沢方面
…だと思うのだが…
←直進ルートの道の脇には稜線の方を差して『池ノ沢小屋』と書かれたプレートが置いてあった。
池の沢小屋は確か雪投沢から東俣に下っていったところにある小屋のはず…一瞬迷ったが、どう考えてもこのプレートのほうが間違っているだろ!ということでそのまま直進することにした。
結果的に直進=熊ノ平小屋で正解。
※ここのプレートに惑わされないよう注意。
←直進ルートの道の脇には稜線の方を差して『池ノ沢小屋』と書かれたプレートが置いてあった。
池の沢小屋は確か雪投沢から東俣に下っていったところにある小屋のはず…一瞬迷ったが、どう考えてもこのプレートのほうが間違っているだろ!ということでそのまま直進することにした。
結果的に直進=熊ノ平小屋で正解。
※ここのプレートに惑わされないよう注意。
そして稜線をそのまま直進していくと、いつの間にか登山道は稜線の東側をトラバースするようになっていった。
もちろん稜線上を吹き抜けていた西風は完全にシャットアウト!
ここでやっと人心地が着いた。
そして稜線をそのまま直進していくと、いつの間にか登山道は稜線の東側をトラバースするようになっていった。
もちろん稜線上を吹き抜けていた西風は完全にシャットアウト!
ここでやっと人心地が着いた。
【13:00頃】
←辺りはマルバダケブキが咲き誇り幻想的な雰囲気。
いかにも南アルプス!そしてこれぞ仙塩尾根!
【13:00頃】
←辺りはマルバダケブキが咲き誇り幻想的な雰囲気。
いかにも南アルプス!そしてこれぞ仙塩尾根!
緩やかな道はいかにも散歩道で楽ちん♪
道はちょっと抉れていてぐちゃぐちゃな箇所もって歩きにくかったけど、それまでの強風責めからやっと開放されて天国のような気分でした。
緩やかな道はいかにも散歩道で楽ちん♪
道はちょっと抉れていてぐちゃぐちゃな箇所もって歩きにくかったけど、それまでの強風責めからやっと開放されて天国のような気分でした。
しかしこの辺りからまたポツポツと雨が降り始め、時を同じくして私の後ろを歩く相方が後れをとり始めた。
そういえば北俣分岐からの下りで浮石に足を取られて転びそうになっていたっけ。もしかしてその時に何処か痛めたのだろうか?
心配になって理由を聞くも「大丈夫」の一点張り。
仕方ないので相方の歩調に合わせて雨の中スローペースで歩いていった。
しかしこの辺りからまたポツポツと雨が降り始め、時を同じくして私の後ろを歩く相方が後れをとり始めた。
そういえば北俣分岐からの下りで浮石に足を取られて転びそうになっていたっけ。もしかしてその時に何処か痛めたのだろうか?
心配になって理由を聞くも「大丈夫」の一点張り。
仕方ないので相方の歩調に合わせて雨の中スローペースで歩いていった。
【13:15 北荒川岳の旧テント場 通過】
そして穏やかなトラバースを過ぎると、なにやら道標発見!
ここが北荒川岳のテント場跡らしい
←熊の平小屋まで180分…あと3時間かぁ〜…ふぅ
【13:15 北荒川岳の旧テント場 通過】
そして穏やかなトラバースを過ぎると、なにやら道標発見!
ここが北荒川岳のテント場跡らしい
←熊の平小屋まで180分…あと3時間かぁ〜…ふぅ
←旧テント場の管理棟跡
本当はテント場跡の様子や水場跡(汚染が激しいらしいので今は使用不可)の様子を詳しく見てみたかったのですが、ちょうどテント泊の団体さんが陣取っていたので寄らずに通過。
確か管理棟跡には鍵がかけてあって入れないはず。
因みにここは幕営禁止ですが、まぁビバークはできそうですね。
←旧テント場の管理棟跡
本当はテント場跡の様子や水場跡(汚染が激しいらしいので今は使用不可)の様子を詳しく見てみたかったのですが、ちょうどテント泊の団体さんが陣取っていたので寄らずに通過。
確か管理棟跡には鍵がかけてあって入れないはず。
因みにここは幕営禁止ですが、まぁビバークはできそうですね。
【13:30 北荒川岳 通過】
そしてテント場跡からは左折するように西側に針路を転換し、再び稜線へと登りはじめます。
ここからはまたしばらくの間強風との戦い。
しかもここから北荒川岳までの区間は、広い砂礫の道なので、濃霧の中だとルートが分かりにくく、ペンキマークを探してまた少し迷ってみたり。
そしてテント場跡から約15分ほどで北荒川岳に到着。
道標もなく三角点のみの山頂なので、強風の中写真だけ撮って先へ進んだ。
【13:30 北荒川岳 通過】
そしてテント場跡からは左折するように西側に針路を転換し、再び稜線へと登りはじめます。
ここからはまたしばらくの間強風との戦い。
しかもここから北荒川岳までの区間は、広い砂礫の道なので、濃霧の中だとルートが分かりにくく、ペンキマークを探してまた少し迷ってみたり。
そしてテント場跡から約15分ほどで北荒川岳に到着。
道標もなく三角点のみの山頂なので、強風の中写真だけ撮って先へ進んだ。
そして北荒川岳山頂からは、ほぼ直角に方向を変え再び尾根の東側へと下ります。
←すぐにこんな感じでハイマツの中に入るので防風はバッチリ!
そしてしばらくのあいだ急な下りが続きます。
そして北荒川岳山頂からは、ほぼ直角に方向を変え再び尾根の東側へと下ります。
←すぐにこんな感じでハイマツの中に入るので防風はバッチリ!
そしてしばらくのあいだ急な下りが続きます。
急坂を10分も下ていくと、登山道は徐々に緩やかになっていきます。
←小雨が降ったり止んだりを繰り返すなか、こんな道を歩きます。
急坂を10分も下ていくと、登山道は徐々に緩やかになっていきます。
←小雨が降ったり止んだりを繰り返すなか、こんな道を歩きます。
引き続き相方が調子悪そうなので、途中で写真を撮ったりしながらゆっくり歩いた。
←童話に出てきそうな素敵な道です
引き続き相方が調子悪そうなので、途中で写真を撮ったりしながらゆっくり歩いた。
←童話に出てきそうな素敵な道です
【13:48】
そんな素敵な道から数分歩くと、ここからは鬱蒼とした樹林帯の中に突入。
これから先は延々と樹林帯の中を歩きます。
【13:48】
そんな素敵な道から数分歩くと、ここからは鬱蒼とした樹林帯の中に突入。
これから先は延々と樹林帯の中を歩きます。
【14:47】
樹林帯に突入してから丁度1時間。北荒川岳から約1時間20分歩いた頃。
登山道脇には『熊ノ平まで約2時間』と書かれた看板が!
「え?あと2時間もかかるの?小屋に着くの17:0頃になるじゃん!」と愕然とした瞬間。
ところで『新蛇抜山』はどこなんだろう…もう通り過ぎてしまったのか?と不安になる。
そしてこの直後から突然雨脚も強くなり、肉体的・精神的にもボロボロになっていった。
【14:47】
樹林帯に突入してから丁度1時間。北荒川岳から約1時間20分歩いた頃。
登山道脇には『熊ノ平まで約2時間』と書かれた看板が!
「え?あと2時間もかかるの?小屋に着くの17:0頃になるじゃん!」と愕然とした瞬間。
ところで『新蛇抜山』はどこなんだろう…もう通り過ぎてしまったのか?と不安になる。
そしてこの直後から突然雨脚も強くなり、肉体的・精神的にもボロボロになっていった。
【14:55】
『熊ノ平小屋まで2時間』の看板からまたまた約1時間後。
再び強風と、今度は雨が叩きつけるようになった稜線へと出た。
もうこの時は時間の感覚も麻痺し自分が何処を歩いてるのかさえもよく分かっていなかった。
まさかここが『新蛇抜山』だったらどうしよう…だとしたら時間かかり過ぎ!と泣きそうになった。(いや本当には泣かないけど)
←とりあえずここが小岩峰だろうか?
【14:55】
『熊ノ平小屋まで2時間』の看板からまたまた約1時間後。
再び強風と、今度は雨が叩きつけるようになった稜線へと出た。
もうこの時は時間の感覚も麻痺し自分が何処を歩いてるのかさえもよく分かっていなかった。
まさかここが『新蛇抜山』だったらどうしよう…だとしたら時間かかり過ぎ!と泣きそうになった。(いや本当には泣かないけど)
←とりあえずここが小岩峰だろうか?
【15:43 安部荒倉岳直下 通過】
そして小岩峰から約50分で安部荒倉岳への看板発見!
北荒川岳からCT2時間のところ約2時間25分かかって安部荒倉岳直下をようやく通過。
とりあえず自分のいる場所がハッキリわかって安心した瞬間。
しかし!この時点で雨は本降りから土砂降りになっていた!!
(この時点でゆっくり蝙蝠岳をピストンしていたことを後悔。誰?午後から晴れるって思ってた人は←私です)
それはそうと安部荒倉岳山頂はここから約1分登ったところにあるらしいが、もうそれどころじゃない!!
山頂は諦め熊ノ平まで急ぐことにした。
【15:43 安部荒倉岳直下 通過】
そして小岩峰から約50分で安部荒倉岳への看板発見!
北荒川岳からCT2時間のところ約2時間25分かかって安部荒倉岳直下をようやく通過。
とりあえず自分のいる場所がハッキリわかって安心した瞬間。
しかし!この時点で雨は本降りから土砂降りになっていた!!
(この時点でゆっくり蝙蝠岳をピストンしていたことを後悔。誰?午後から晴れるって思ってた人は←私です)
それはそうと安部荒倉岳山頂はここから約1分登ったところにあるらしいが、もうそれどころじゃない!!
山頂は諦め熊ノ平まで急ぐことにした。
しかし!ここからがまた大変だった!
このまま熊ノ平まで下るのかと思っていたのに、安部荒倉岳を過ぎてすぐに、登山道は再び悪天候の稜線上へ!
ハイマツに覆われた稜線を、土砂降りのなか強風に揉まれながら進む。もう泣いてもいいですか?
しかししばらくするとようやく登山道は樹林帯の中へ。
ここからは「これでもか」という位ガンガン下り、どんどん標高を落としていく。
そして雨の音に混ざって発電機の音が聞こえ、薪を燃やすような匂いがしてきた所でやっと熊ノ平小屋に到着。
←小屋の手前の道標&テント場(この辺りにテントを張った)
しかし!ここからがまた大変だった!
このまま熊ノ平まで下るのかと思っていたのに、安部荒倉岳を過ぎてすぐに、登山道は再び悪天候の稜線上へ!
ハイマツに覆われた稜線を、土砂降りのなか強風に揉まれながら進む。もう泣いてもいいですか?
しかししばらくするとようやく登山道は樹林帯の中へ。
ここからは「これでもか」という位ガンガン下り、どんどん標高を落としていく。
そして雨の音に混ざって発電機の音が聞こえ、薪を燃やすような匂いがしてきた所でやっと熊ノ平小屋に到着。
←小屋の手前の道標&テント場(この辺りにテントを張った)
【16:10 熊の平小屋 到着】
到着は17:00過ぎるかも!?と思っていたので、これでひとまず安心。
小屋でテントの受付をし、ついでにビールを購入してテント場へ移動。
ここのテント場は小屋を中心にして左右2箇所あるようだ。
【16:10 熊の平小屋 到着】
到着は17:00過ぎるかも!?と思っていたので、これでひとまず安心。
小屋でテントの受付をし、ついでにビールを購入してテント場へ移動。
ここのテント場は小屋を中心にして左右2箇所あるようだ。
←こちらが小屋から左側(三峰岳側のテント場)
なかなか良さそうな所でサイトもあちこちにたくさん点在していた。多分こちら側がメインのテント場。
しかし小屋に近いサイトには既に先客達のテントがひしめき合っていた。
「この雨の中トイレや水場から遠くなるのは嫌だな〜」と思い、先程通った小屋手前にあったテン場で幕営することにした。
←こちらが小屋から左側(三峰岳側のテント場)
なかなか良さそうな所でサイトもあちこちにたくさん点在していた。多分こちら側がメインのテント場。
しかし小屋に近いサイトには既に先客達のテントがひしめき合っていた。
「この雨の中トイレや水場から遠くなるのは嫌だな〜」と思い、先程通った小屋手前にあったテン場で幕営することにした。
そして雨が小降りになった間隙をぬってテントを設営し、やっと一段落。
ザックはもうずぶ濡れだったけど、着替えやシュラフが濡れてなかったのがせめてもの救い。
テントの中で夕食のラーメンを食べると体も温まってホント生き返った気分。
ここでようやく相方から「実は腰が痛い」と告白…家を出る時に迷ったけど湿布を持ってきて良かった(去年膝を痛めたので念の為に持参)
とにかく湿布を貼って様子見。明日はこのまま撤退する事も考えて今日はもう寝ることにした。
←小屋前に張られていた売店メニュー(シナモンロールがちょっと魅力的)
そして雨が小降りになった間隙をぬってテントを設営し、やっと一段落。
ザックはもうずぶ濡れだったけど、着替えやシュラフが濡れてなかったのがせめてもの救い。
テントの中で夕食のラーメンを食べると体も温まってホント生き返った気分。
ここでようやく相方から「実は腰が痛い」と告白…家を出る時に迷ったけど湿布を持ってきて良かった(去年膝を痛めたので念の為に持参)
とにかく湿布を貼って様子見。明日はこのまま撤退する事も考えて今日はもう寝ることにした。
←小屋前に張られていた売店メニュー(シナモンロールがちょっと魅力的)
そして一応寝る前に2人でトイレへ…
雨が止んだ隙を狙って行ったのに、帰る頃には再び土砂降りでトイレで缶詰状態。
真っ暗闇の中トイレで雨宿りしてる私達はかなり怪しかったかも。
その後仕方なく雨に濡れながらテントまでダッシュ。服が濡れてしまったのが悔しい。
結局その夜は激しい雨が降ったり止んだり。上空からは相変わらず強風が吹き荒れる音が聞こえていたが、テント場は完全無風だったのが本当に有難かった。
←小屋前から見下ろしたトイレ。トイレへ行く手前に水場があります。水は豊富でたくさん出ていました。
そして一応寝る前に2人でトイレへ…
雨が止んだ隙を狙って行ったのに、帰る頃には再び土砂降りでトイレで缶詰状態。
真っ暗闇の中トイレで雨宿りしてる私達はかなり怪しかったかも。
その後仕方なく雨に濡れながらテントまでダッシュ。服が濡れてしまったのが悔しい。
結局その夜は激しい雨が降ったり止んだり。上空からは相変わらず強風が吹き荒れる音が聞こえていたが、テント場は完全無風だったのが本当に有難かった。
←小屋前から見下ろしたトイレ。トイレへ行く手前に水場があります。水は豊富でたくさん出ていました。
【3日目:8月15日 5:00起床】
「今日はもう撤退するかも」という気分だったので、ちょっと遅めの時間に起床。
外を見てみると雨は降っていないもののガスが濃くてジットリとした天気。
朝食を食べた後は雨で重くなったテントを撤収し、ついでに腰を痛めた相方の荷物も私が持つことにして再パッキング。
取り敢えず小屋まで移動することにしたのだが、濡れて冷たくなったレインウエアを再び着るのが辛い。
【3日目:8月15日 5:00起床】
「今日はもう撤退するかも」という気分だったので、ちょっと遅めの時間に起床。
外を見てみると雨は降っていないもののガスが濃くてジットリとした天気。
朝食を食べた後は雨で重くなったテントを撤収し、ついでに腰を痛めた相方の荷物も私が持つことにして再パッキング。
取り敢えず小屋まで移動することにしたのだが、濡れて冷たくなったレインウエアを再び着るのが辛い。
【6:30 熊の平小屋 出発】
今日の予定はとりあえず三峰岳まで登ってみて、天気と相方の具合が悪くなるようなら『両俣小屋』へエスケープしようと思っていたので、小屋で両俣の沢や林道の様子そしてバスの時刻などを確認。
このとき熊ノ平小屋番さんには色々とお世話になりました。天気や登山道の様子を詳しく教えてくれたりしてくれて凄くいい人でした。
そして情報収集したあとは濡れて&荷物配分が増えて重くなったザックを背負って小屋を出発
←小屋を出てテント場脇の登山道を進む(テントサイトは広範囲に点在していた)
【6:30 熊の平小屋 出発】
今日の予定はとりあえず三峰岳まで登ってみて、天気と相方の具合が悪くなるようなら『両俣小屋』へエスケープしようと思っていたので、小屋で両俣の沢や林道の様子そしてバスの時刻などを確認。
このとき熊ノ平小屋番さんには色々とお世話になりました。天気や登山道の様子を詳しく教えてくれたりしてくれて凄くいい人でした。
そして情報収集したあとは濡れて&荷物配分が増えて重くなったザックを背負って小屋を出発
←小屋を出てテント場脇の登山道を進む(テントサイトは広範囲に点在していた)
登山道脇のテントサイトエリアを過ぎると、いよいよ登りが始まった。
雨で濡れた登山道の土は重たく、靴にくっつくようだ。
←そしてひと登りすると、またしても平均台のような道が現れた!
登山道脇のテントサイトエリアを過ぎると、いよいよ登りが始まった。
雨で濡れた登山道の土は重たく、靴にくっつくようだ。
←そしてひと登りすると、またしても平均台のような道が現れた!
←左手の斜面を覗き込んでみると、崩落したのだろうか…
とにかく荒廃していて吸い込まれそう!
←左手の斜面を覗き込んでみると、崩落したのだろうか…
とにかく荒廃していて吸い込まれそう!
←そして崩壊地を過ぎると、後はこんな感じの植物に囲まれた細い登山道を延々と登ることになった。
ここもマルバダケブキがずっと咲いていた。
それにしても、朝イチのせいか荷物が重いからか、ここの登りはキツく感じたし結構身体に堪えた。
そして登るに連れて、辺りは樹林帯&マルバダケブキからハイマツ帯に変わっていった。
←そして崩壊地を過ぎると、後はこんな感じの植物に囲まれた細い登山道を延々と登ることになった。
ここもマルバダケブキがずっと咲いていた。
それにしても、朝イチのせいか荷物が重いからか、ここの登りはキツく感じたし結構身体に堪えた。
そして登るに連れて、辺りは樹林帯&マルバダケブキからハイマツ帯に変わっていった。
樹林帯のキツい坂を約30分登ったところで、ハイマツの背丈も徐々に低くなっていって、やっと稜線へ出た。
樹林帯の中は無風だったのだが、やはり稜線に出ると昨日同様強い風が吹きつけてきた。
樹林帯のキツい坂を約30分登ったところで、ハイマツの背丈も徐々に低くなっていって、やっと稜線へ出た。
樹林帯の中は無風だったのだが、やはり稜線に出ると昨日同様強い風が吹きつけてきた。
←ビバーク適地?
ハイマツに囲まれてるけど、風が強い時はちょっと無理かも
←ビバーク適地?
ハイマツに囲まれてるけど、風が強い時はちょっと無理かも
【7:10 三国平到着】
小屋から40分登ったところでようやく三国平に到着。
←だだっ広い三国平
ここから右へ行くと農鳥小屋への近道トラバースルート(三峰岳経由より1h短縮の2時間で行けます)
【7:10 三国平到着】
小屋から40分登ったところでようやく三国平に到着。
←だだっ広い三国平
ここから右へ行くと農鳥小屋への近道トラバースルート(三峰岳経由より1h短縮の2時間で行けます)
【7:15 三国平出発】
実はこの登りの間、体調がすごく悪かったので、ここで石に腰掛けてちょっと休憩。
トラバースすることも考えたが、取り敢えず三峰岳までは登ろう!ということで三国平を出発した。
【7:15 三国平出発】
実はこの登りの間、体調がすごく悪かったので、ここで石に腰掛けてちょっと休憩。
トラバースすることも考えたが、取り敢えず三峰岳までは登ろう!ということで三国平を出発した。
←三国平を出ると、しばらくはこんなハイマツ帯の道を登っていく
割と傾斜も少なくてお散歩気分♪天気がよかったら景色も最高なんだろうな。
そして時折突風が吹くと、ガスを吹き飛ばしてくれてこんな景色が見えることもあった。
←三国平を出ると、しばらくはこんなハイマツ帯の道を登っていく
割と傾斜も少なくてお散歩気分♪天気がよかったら景色も最高なんだろうな。
そして時折突風が吹くと、ガスを吹き飛ばしてくれてこんな景色が見えることもあった。
←空を見上げると2日ぶりの太陽が見えた。
どうやら上空は晴れているらしい。
ここから三峰岳の間は、時折陽射しが降り注いで登山道を明るく照らす場面もあった。
←空を見上げると2日ぶりの太陽が見えた。
どうやら上空は晴れているらしい。
ここから三峰岳の間は、時折陽射しが降り注いで登山道を明るく照らす場面もあった。
←一瞬ガスが切れて三峰岳が見えたのだが、すぐにガスに覆われて見えなくなってしまった。
←一瞬ガスが切れて三峰岳が見えたのだが、すぐにガスに覆われて見えなくなってしまった。
【7:40】
三国平から約30分も登ると、辺りは砂礫の道から岩場へと変わっていった。
最後の突き上げだろうか、傾斜も徐々にきつくなってきた。
ガスの中に次々と浮かび上がってくるピークを幾つか越えて先に進む。
【7:40】
三国平から約30分も登ると、辺りは砂礫の道から岩場へと変わっていった。
最後の突き上げだろうか、傾斜も徐々にきつくなってきた。
ガスの中に次々と浮かび上がってくるピークを幾つか越えて先に進む。
←そんな岩場の途中にはチングルマの群落があった。
花はもう終わっているけど、それでも凄く癒された瞬間。
←そんな岩場の途中にはチングルマの群落があった。
花はもう終わっているけど、それでも凄く癒された瞬間。
そして最後のひと登り。
大きな石がゴロゴロと積み重なるようになってきたら山頂はもうすぐ!
そして最後のひと登り。
大きな石がゴロゴロと積み重なるようになってきたら山頂はもうすぐ!
【8:10 三峰岳(みぶだけ)到着】
三国平から丁度1時間で三峰岳に到着。
思えば4年前…雷で登ることが出来ずにずっと後悔しいた、念願の三峰岳の頂上にもようやく立つことが出来ました!
2,999mという、3,000m峰になり損なったピークに何故か凄く思い入れのある私…これでもう思い残すことはありません!
←山頂には大きなケルン
【8:10 三峰岳(みぶだけ)到着】
三国平から丁度1時間で三峰岳に到着。
思えば4年前…雷で登ることが出来ずにずっと後悔しいた、念願の三峰岳の頂上にもようやく立つことが出来ました!
2,999mという、3,000m峰になり損なったピークに何故か凄く思い入れのある私…これでもう思い残すことはありません!
←山頂には大きなケルン
ということで、ここで行動食を食べたりして20分休憩。
山頂は誰もいなくて独り占め♪時折ガスが薄くなって陽が射すとポカポカ暖かくて気持ちいい♪
と、まったりしつつもこれからの行動計画を相談。
私は三峰岳に登れただけで達成感を味わったし、このまま両俣に下りて両俣小屋の猫さんと戯れるのもいいなぁ〜と思っていたけど、相方が「腰も大丈夫そうだし農鳥まで行く」というので、当初の計画通り農鳥経由で大門沢まで行くことにした。
←夢にまで見た三峰岳の山頂と三角点
ということで、ここで行動食を食べたりして20分休憩。
山頂は誰もいなくて独り占め♪時折ガスが薄くなって陽が射すとポカポカ暖かくて気持ちいい♪
と、まったりしつつもこれからの行動計画を相談。
私は三峰岳に登れただけで達成感を味わったし、このまま両俣に下りて両俣小屋の猫さんと戯れるのもいいなぁ〜と思っていたけど、相方が「腰も大丈夫そうだし農鳥まで行く」というので、当初の計画通り農鳥経由で大門沢まで行くことにした。
←夢にまで見た三峰岳の山頂と三角点
【8:30 三峰岳 出発】
ちょっとゆっくりしすぎた感のある休憩を終えて三峰岳を出発!
とりあえずこの先にあるはずの『仙丈ヶ岳からの登山道分岐』まで下る
←山頂から見下ろした下山路
【8:30 三峰岳 出発】
ちょっとゆっくりしすぎた感のある休憩を終えて三峰岳を出発!
とりあえずこの先にあるはずの『仙丈ヶ岳からの登山道分岐』まで下る
←山頂から見下ろした下山路
【8:33】
三峰岳から3分程下って、仙丈ヶ岳からの分岐に到着。
これで仙丈ヶ岳〜三峰岳と三峰岳〜塩見岳のラインが完全に繋がった!
これで仙塩尾根を全部歩いたことになります。4年越しでやっと目標達成!
←仙丈ヶ岳方面へ続く登山道
【8:33】
三峰岳から3分程下って、仙丈ヶ岳からの分岐に到着。
これで仙丈ヶ岳〜三峰岳と三峰岳〜塩見岳のラインが完全に繋がった!
これで仙塩尾根を全部歩いたことになります。4年越しでやっと目標達成!
←仙丈ヶ岳方面へ続く登山道
←そしてこちらは間ノ岳へと向かう登山道
4年前、仙丈小屋から約8時間半歩いてようやく辿り着いたこの分岐。
雷に怯えながらここでクタクタになって座り込んでいた記憶が蘇ります。なんか懐かしい。
←そしてこちらは間ノ岳へと向かう登山道
4年前、仙丈小屋から約8時間半歩いてようやく辿り着いたこの分岐。
雷に怯えながらここでクタクタになって座り込んでいた記憶が蘇ります。なんか懐かしい。
【8:35 分岐出発】
一通り思い出に浸っていざ出発!
三峰岳〜間ノ岳間の吊尾根を通るのは2回目だけど、今回も前回同様ガスガスで景色ナシ!
今度こそここからの眺めを楽しみにしていたので残念。
←初めのうちは歩きやすい尾根道を散歩気分で緩やかに登ります。
【8:35 分岐出発】
一通り思い出に浸っていざ出発!
三峰岳〜間ノ岳間の吊尾根を通るのは2回目だけど、今回も前回同様ガスガスで景色ナシ!
今度こそここからの眺めを楽しみにしていたので残念。
←初めのうちは歩きやすい尾根道を散歩気分で緩やかに登ります。
←そして30分も歩くと辺りには岩峰が聳え、基本的にはそれを巻くようにしてガラガラの道を進みます。
実はここの岩場が険しくて凄く大変だった記憶があったので身構えていたんだけど、今回登ってみたらそれ程でもなかった。
あの時は9時間も歩いた後だったからきつく感じたのだろうか…
←そして30分も歩くと辺りには岩峰が聳え、基本的にはそれを巻くようにしてガラガラの道を進みます。
実はここの岩場が険しくて凄く大変だった記憶があったので身構えていたんだけど、今回登ってみたらそれ程でもなかった。
あの時は9時間も歩いた後だったからきつく感じたのだろうか…
そして岩場を過ぎ、しっかりとした登山道の上りに入ると最後のひと登り。
ちょっとしんどかったけど、歩く稜線が広くなってくると、ようやく間ノ岳に到着した。
←間ノ岳の山頂標…これ4年前にもあったかな?
そして岩場を過ぎ、しっかりとした登山道の上りに入ると最後のひと登り。
ちょっとしんどかったけど、歩く稜線が広くなってくると、ようやく間ノ岳に到着した。
←間ノ岳の山頂標…これ4年前にもあったかな?
【9:20 間ノ岳 到着】
間ノ岳に着くと6〜7人くらいの人が山頂にいた。久しぶりに大勢の人間を見た気分。
取り敢えず写真だけ撮ったら山頂の東面へ下り、岩の陰で風除けしながら休憩。
ここでまた行動食を食べたりして30分休憩。
そして出発前、最後に記念撮影だけしようと再び山頂碑の所へ登ったら、突風に吹き飛ばされそうになったw
←お馴染みの団子型の山頂標と三角点
【9:20 間ノ岳 到着】
間ノ岳に着くと6〜7人くらいの人が山頂にいた。久しぶりに大勢の人間を見た気分。
取り敢えず写真だけ撮ったら山頂の東面へ下り、岩の陰で風除けしながら休憩。
ここでまた行動食を食べたりして30分休憩。
そして出発前、最後に記念撮影だけしようと再び山頂碑の所へ登ったら、突風に吹き飛ばされそうになったw
←お馴染みの団子型の山頂標と三角点
【9:50 間ノ岳 出発】
いよいよ白峰縦走路に入って農鳥小屋を目指す。
他の人は皆北岳に向かうようだ。ここからは再び誰にも会うことはなかった。
ところで間ノ岳は二重山稜で濃霧時は迷いやすいというので心配していたが、山頂からは数メートル毎に「ノウトリ→」とか「ノオトリ→」などとしつこい位に黄色いペンキでマークされているので、このガスの中でも迷うことはなさそうだ。
←これでもかという程マークされている様子
【9:50 間ノ岳 出発】
いよいよ白峰縦走路に入って農鳥小屋を目指す。
他の人は皆北岳に向かうようだ。ここからは再び誰にも会うことはなかった。
ところで間ノ岳は二重山稜で濃霧時は迷いやすいというので心配していたが、山頂からは数メートル毎に「ノウトリ→」とか「ノオトリ→」などとしつこい位に黄色いペンキでマークされているので、このガスの中でも迷うことはなさそうだ。
←これでもかという程マークされている様子
そしてペンキマークをトレースしながら歩いて行くと、いつの間にか道は一気にガンガン下っていくようになった。
滑りやすい足元に気をつけながら下り、時々振り返ってみると、背後には大きな間ノ岳がラスボスのようなシルエットで聳えていた。
…もしここを登るとしたら…心が折れそうだ…
そしてペンキマークをトレースしながら歩いて行くと、いつの間にか道は一気にガンガン下っていくようになった。
滑りやすい足元に気をつけながら下り、時々振り返ってみると、背後には大きな間ノ岳がラスボスのようなシルエットで聳えていた。
…もしここを登るとしたら…心が折れそうだ…
←途中には鋭い岩峰が聳えていたり…
晴れていたらどんな景色なのか…凄く見てみたい!
この辺りは聖岳直下。聖平小屋方面への下りに似ているような気がした。
←途中には鋭い岩峰が聳えていたり…
晴れていたらどんな景色なのか…凄く見てみたい!
この辺りは聖岳直下。聖平小屋方面への下りに似ているような気がした。
【10:20】
そして間ノ岳から30分下ると急降下も一段落。
今度は石がガラガラとした広い窪地のような所を歩くようになった。
この辺りはとても静かで不思議な雰囲気。
キョロキョロと辺りを見回しながら散策気分で歩いていった。
【10:20】
そして間ノ岳から30分下ると急降下も一段落。
今度は石がガラガラとした広い窪地のような所を歩くようになった。
この辺りはとても静かで不思議な雰囲気。
キョロキョロと辺りを見回しながら散策気分で歩いていった。
←風が吹いて少しガスを吹き飛ばしてくれた。
岩屑の原っぱが広がる石畳のような道なので、踏み跡を見失わないよう、ケルンなどを頼りに先に進む。
「なんとなく仙水峠っぽくね?」と相方に同意を求めたが「ちょっと違う」と却下されてしまった。
←風が吹いて少しガスを吹き飛ばしてくれた。
岩屑の原っぱが広がる石畳のような道なので、踏み跡を見失わないよう、ケルンなどを頼りに先に進む。
「なんとなく仙水峠っぽくね?」と相方に同意を求めたが「ちょっと違う」と却下されてしまった。
【10:35 トラバース分岐 通過】
そしてようやく三国平からのトラバースの合流地点が見えてきた。
三国平から三峰岳経由で歩いてきて3時間20分。途中50分休憩したけど、それを差し引いても2時間の巻き道ルートよりはやはり時間がかかった。
【10:35 トラバース分岐 通過】
そしてようやく三国平からのトラバースの合流地点が見えてきた。
三国平から三峰岳経由で歩いてきて3時間20分。途中50分休憩したけど、それを差し引いても2時間の巻き道ルートよりはやはり時間がかかった。
←分岐から三国平へ続く登山道を見てみた。
ここにも黄色いペンキがマークされている
ここもいつかは歩いてみたいルート
ガスの先にうっすらと見える山影はどの辺の尾根だろうか。
憧れのルートを目の前に色々と想いを馳せた。
←分岐から三国平へ続く登山道を見てみた。
ここにも黄色いペンキがマークされている
ここもいつかは歩いてみたいルート
ガスの先にうっすらと見える山影はどの辺の尾根だろうか。
憧れのルートを目の前に色々と想いを馳せた。
←そしてこちらが分岐から東側の景色
この辺りはコルになっているので風が強い。
丁度風がガスを吹き飛ばしてくれて、やっと周囲の景色を見ることが出来た。
←そしてこちらが分岐から東側の景色
この辺りはコルになっているので風が強い。
丁度風がガスを吹き飛ばしてくれて、やっと周囲の景色を見ることが出来た。
さて、分岐を過ぎれば農鳥小屋はもうすぐのハズ!
振り返ると、辺りは赤褐色の岩礫が積み重なった火山帯のような雰囲気…その奥にある間ノ岳は随分と遠くなったように感じた。
そして尾根の東側を回りこむように歩いて行くと、目の前に西農鳥岳と思われる裾野が見えてきて、まもなく農鳥小屋のテント場と思われる場所の横を通過した。
←防風の為の石が積み上げられたテン場(テン場はここの他にもう1箇所ある)
さて、分岐を過ぎれば農鳥小屋はもうすぐのハズ!
振り返ると、辺りは赤褐色の岩礫が積み重なった火山帯のような雰囲気…その奥にある間ノ岳は随分と遠くなったように感じた。
そして尾根の東側を回りこむように歩いて行くと、目の前に西農鳥岳と思われる裾野が見えてきて、まもなく農鳥小屋のテント場と思われる場所の横を通過した。
←防風の為の石が積み上げられたテン場(テン場はここの他にもう1箇所ある)
テン場から見あげると、ようやく農鳥小屋が見えた。
小屋の前には4人ほど人がいて、じぃ〜っとこちらを見下ろしている。
「私達以外にも農鳥へ登る登山者がいたんだ」と思ったら、小屋のスタッフだったらしく一気にプレッシャー炸裂!
もうそんなに早くは登れませんよ…って感じでわざとゆっくり登っていった。
←テン場から農鳥小屋を見上げてみた
(このテン場からだと小屋がちょっと遠くてトイレが大変かな?)
テン場から見あげると、ようやく農鳥小屋が見えた。
小屋の前には4人ほど人がいて、じぃ〜っとこちらを見下ろしている。
「私達以外にも農鳥へ登る登山者がいたんだ」と思ったら、小屋のスタッフだったらしく一気にプレッシャー炸裂!
もうそんなに早くは登れませんよ…って感じでわざとゆっくり登っていった。
←テン場から農鳥小屋を見上げてみた
(このテン場からだと小屋がちょっと遠くてトイレが大変かな?)
【10:50 農鳥小屋 到着】
間ノ岳から丁度1時間で農鳥小屋に到着。
もっと小さい小屋を想像していたので予想外の規模にビックリ!それにバイトのスタッフがいたことにもビックリ!
ところで名物の小屋番さんがいないなぁ〜と、ちょっとガッカリしたような安心したような…
←用もなく小屋の方に行くと怒られるそうなので、そのまま小屋の東側を直進
【10:50 農鳥小屋 到着】
間ノ岳から丁度1時間で農鳥小屋に到着。
もっと小さい小屋を想像していたので予想外の規模にビックリ!それにバイトのスタッフがいたことにもビックリ!
ところで名物の小屋番さんがいないなぁ〜と、ちょっとガッカリしたような安心したような…
←用もなく小屋の方に行くと怒られるそうなので、そのまま小屋の東側を直進
←農鳥小屋の看板
一応記念に…
←農鳥小屋の看板
一応記念に…
登山道を直進していくと東面に貼りつくようにトイレが建っていた。
トイレに行きたいわけじゃないけど…やはり記念に行っておかなきゃ後悔するかな?
ということで近くにいた女性スタッフに断ってからトイレへ(去年、農鳥仕込みの高山裏避難小屋のオヤジに怒られたので学習しました)
女性用は個室が3つあったけど、どれも床板を長方形にくり抜いただけの簡単な作りで、下にはナマコ板が滑り台のようにセットされていて排泄物を滑らせる仕様でした。
でも環境問題はともかく、この程度のトイレは全然平気でした。午前中だったので清掃後だったのかな?割と綺麗でした。
←曰く付きの農鳥小屋のトイレ(手前が男性用・奥が女性用)
登山道を直進していくと東面に貼りつくようにトイレが建っていた。
トイレに行きたいわけじゃないけど…やはり記念に行っておかなきゃ後悔するかな?
ということで近くにいた女性スタッフに断ってからトイレへ(去年、農鳥仕込みの高山裏避難小屋のオヤジに怒られたので学習しました)
女性用は個室が3つあったけど、どれも床板を長方形にくり抜いただけの簡単な作りで、下にはナマコ板が滑り台のようにセットされていて排泄物を滑らせる仕様でした。
でも環境問題はともかく、この程度のトイレは全然平気でした。午前中だったので清掃後だったのかな?割と綺麗でした。
←曰く付きの農鳥小屋のトイレ(手前が男性用・奥が女性用)
←トイレからもう少し先に行くと水場までの案内があった
ここから水場までは往復30分かかるというので、水場の様子は見ていません。
(奥に見えるのはテント場の一部)
←トイレからもう少し先に行くと水場までの案内があった
ここから水場までは往復30分かかるというので、水場の様子は見ていません。
(奥に見えるのはテント場の一部)
【11:00 農鳥小屋出発】
そして小屋から農鳥岳方面へと進むと東面一体には第2のテント場があった。
←よく整地されているので居心地良さそうだし景色も良さそう。下のテン場よりトイレに近くて良いかも
と、テント場の様子を見ながら歩いていたら、突然背後から小屋番さんが現れた!と思ったら私達を抜かしてスタスタ先に登っていくし!そして上の登山道から仁王立ちでこっちをじっと見ているし!
う〜ん道案内かな?…とにかくめっちゃ緊張したぁ〜
【11:00 農鳥小屋出発】
そして小屋から農鳥岳方面へと進むと東面一体には第2のテント場があった。
←よく整地されているので居心地良さそうだし景色も良さそう。下のテン場よりトイレに近くて良いかも
と、テント場の様子を見ながら歩いていたら、突然背後から小屋番さんが現れた!と思ったら私達を抜かしてスタスタ先に登っていくし!そして上の登山道から仁王立ちでこっちをじっと見ているし!
う〜ん道案内かな?…とにかくめっちゃ緊張したぁ〜
そして歩きやすく踏み固められた登山道をジグザグに登っていき、私達がちょっとした岩場に差し掛かった地点で、小屋番さんは何かを見届けたかのように小屋の方へと帰って行きました。
←西農鳥の登り。最初は砂礫のジグザグ道だが、徐々に岩々して傾斜もきつくなってくる。
そして歩きやすく踏み固められた登山道をジグザグに登っていき、私達がちょっとした岩場に差し掛かった地点で、小屋番さんは何かを見届けたかのように小屋の方へと帰って行きました。
←西農鳥の登り。最初は砂礫のジグザグ道だが、徐々に岩々して傾斜もきつくなってくる。
【11:40】
←そして登山道はいよいよ西農鳥岳の西面を巻くようになった。
巻き道なので傾斜はキツくなくなったが、今度は西側から吹いていた風にモロに曝される形になった。
【11:40】
←そして登山道はいよいよ西農鳥岳の西面を巻くようになった。
巻き道なので傾斜はキツくなくなったが、今度は西側から吹いていた風にモロに曝される形になった。
そしてそんな道を暫く行くと…
目の前に2羽のライチョウが!
キタワァ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。. .。.:*・゜゜・* !!!!!
南アルプスのライチョウは初遭遇!
そしてそんな道を暫く行くと…
目の前に2羽のライチョウが!
キタワァ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。. .。.:*・゜゜・* !!!!!
南アルプスのライチョウは初遭遇!
←登山道脇の草むらへ入っていったライチョウを最大望遠で追う
←登山道脇の草むらへ入っていったライチョウを最大望遠で追う
←ちょっと哀愁ただよう後ろ姿
←ちょっと哀愁ただよう後ろ姿
【11:50 分岐通過】
しばらくライチョウの様子を見て楽しみ、最後にひと登りすると目の前に分岐が現れた。
最初はここが山頂かと思ったがどうやら違うらしい。
ここは道迷いしやすい場所らしいので道標が立っているのだろう。
登山道はここからほぼ直角に左折して進むようだ。
【11:50 分岐通過】
しばらくライチョウの様子を見て楽しみ、最後にひと登りすると目の前に分岐が現れた。
最初はここが山頂かと思ったがどうやら違うらしい。
ここは道迷いしやすい場所らしいので道標が立っているのだろう。
登山道はここからほぼ直角に左折して進むようだ。
分岐から左折するとまた少し登りが続く。
ガスの中、東側に鋭い岩峰が聳えているのが見えた。
西農鳥岳はこのまま山頂の西側を巻いていくのだろうか…と思った頃、左手に岩峰へと登っていくような踏み跡が見えた。
もしかしたらここが山頂かな?ということでザックを岩陰にデポして登ってみることにした。
分岐から左折するとまた少し登りが続く。
ガスの中、東側に鋭い岩峰が聳えているのが見えた。
西農鳥岳はこのまま山頂の西側を巻いていくのだろうか…と思った頃、左手に岩峰へと登っていくような踏み跡が見えた。
もしかしたらここが山頂かな?ということでザックを岩陰にデポして登ってみることにした。
【11:55 西農鳥岳(?)到着】
ザックを置いて目の前の岩塊に登ってみた。
恐らく見えている範囲で一番高い場所だとは思うのだが、イマイチ自信はない。
山頂には何もなくとにかく風が凄かった。
←西農鳥岳…かな?
【11:55 西農鳥岳(?)到着】
ザックを置いて目の前の岩塊に登ってみた。
恐らく見えている範囲で一番高い場所だとは思うのだが、イマイチ自信はない。
山頂には何もなくとにかく風が凄かった。
←西農鳥岳…かな?
【12:05 西農鳥岳 出発】
ここで10分休憩して農鳥岳へと向かうことにした。
ここを出発するとまずは下り…そしてそこから先は、基本的に稜線の西側を巻くような感じで登山道がつけられている。もう吹きっさらしですw
←左手(東側)には険しい岩稜が聳え、微妙にアップダウンを繰り返して農鳥岳へと進む。
【12:05 西農鳥岳 出発】
ここで10分休憩して農鳥岳へと向かうことにした。
ここを出発するとまずは下り…そしてそこから先は、基本的に稜線の西側を巻くような感じで登山道がつけられている。もう吹きっさらしですw
←左手(東側)には険しい岩稜が聳え、微妙にアップダウンを繰り返して農鳥岳へと進む。
【12:45 農鳥岳到着】
そしてほぼCT通りに、岩が積み重なるような農鳥岳に到着!
山頂は学生パーティなどがいてとても賑やかだった。
そして山頂の写真だけ撮ると、すぐに山頂の東側に下り、一段下の岩場で休憩。
全く風が吹き込まないそこはとても暖かくて居心地が良かった。
←農鳥岳山頂(ここもお団子型の山頂標)
【12:45 農鳥岳到着】
そしてほぼCT通りに、岩が積み重なるような農鳥岳に到着!
山頂は学生パーティなどがいてとても賑やかだった。
そして山頂の写真だけ撮ると、すぐに山頂の東側に下り、一段下の岩場で休憩。
全く風が吹き込まないそこはとても暖かくて居心地が良かった。
←農鳥岳山頂(ここもお団子型の山頂標)
ここで再び行動食を食べたりして休憩。
さっきから食べ過ぎな感じだけど、ずっと強風に煽られて地味に体力削られるし体温も低下してるので、こまめに栄養補給。
ところで休憩してる間にも時折ガスが切れたりして晴れ間が見えることもあった。
出発前、熊の平のご主人が「農鳥岳まで行けばガスが取れるかも…」と言っていたことを思い出した。
隣の学生も「天気は回復傾向で今日はもうこれ以上天気が崩れることはない」という。
せめて稜線にいるうちに晴れないかな…
←もう少し離れた所からの農鳥岳と三角点
ここで再び行動食を食べたりして休憩。
さっきから食べ過ぎな感じだけど、ずっと強風に煽られて地味に体力削られるし体温も低下してるので、こまめに栄養補給。
ところで休憩してる間にも時折ガスが切れたりして晴れ間が見えることもあった。
出発前、熊の平のご主人が「農鳥岳まで行けばガスが取れるかも…」と言っていたことを思い出した。
隣の学生も「天気は回復傾向で今日はもうこれ以上天気が崩れることはない」という。
せめて稜線にいるうちに晴れないかな…
←もう少し離れた所からの農鳥岳と三角点
そしてここで休憩しているうちに異常事態発生!
風を避けて暖かくなってきたせいか、カメラのレンズが曇って写らなくなってしまった。
内部に入り込んだ湿気が結露してるようなので、もうどうしようもない。
学生さん達が「写真撮りましょうか?」と言ってくれたけどカメラ故障中だし…うぅ残念
←故障する前に撮った最後の写真
山頂の東側下段にはテントを張ったような痕があった(風除けもバッチリなのでビバーク適地)
そしてここで休憩しているうちに異常事態発生!
風を避けて暖かくなってきたせいか、カメラのレンズが曇って写らなくなってしまった。
内部に入り込んだ湿気が結露してるようなので、もうどうしようもない。
学生さん達が「写真撮りましょうか?」と言ってくれたけどカメラ故障中だし…うぅ残念
←故障する前に撮った最後の写真
山頂の東側下段にはテントを張ったような痕があった(風除けもバッチリなのでビバーク適地)
【12:55 農鳥岳出発】
農鳥岳からは主に風が当たらない稜線の東側を行くので気持ち的に凄く楽だった。
辺りは岩礫とハイマツのコントラストが美しい窪地が点在し、とても開放的で素敵な縦走路だった。(写真撮れなかったのが残念)
←そしてガスが切れた先に、めっちゃ目立つ大門沢の下降点が見えてきた。
(カメラケースが濡れて蒸れていたので、カメラを風に晒して乾燥させたら無事に復活した)
【12:55 農鳥岳出発】
農鳥岳からは主に風が当たらない稜線の東側を行くので気持ち的に凄く楽だった。
辺りは岩礫とハイマツのコントラストが美しい窪地が点在し、とても開放的で素敵な縦走路だった。(写真撮れなかったのが残念)
←そしてガスが切れた先に、めっちゃ目立つ大門沢の下降点が見えてきた。
(カメラケースが濡れて蒸れていたので、カメラを風に晒して乾燥させたら無事に復活した)
【13:25 大門沢下降点到着】
←ガイドブック等で見慣れた下降点の道標
この道標はここで吹雪の中下降点が見つけられずに遭難した方の慰霊碑にもなっているので、鐘を鳴らして黙祷した。
【13:25 大門沢下降点到着】
←ガイドブック等で見慣れた下降点の道標
この道標はここで吹雪の中下降点が見つけられずに遭難した方の慰霊碑にもなっているので、鐘を鳴らして黙祷した。
さて、ここからは延々と大降下が始めるので、靴紐を結びなおして体勢を整えた。
この強風からもやっと開放される。
しかし稜線にいる間にガスが晴れなかった事だけが残念…
後ろ髪をひかれる思いで、ここで稜線最後の休憩。
さて、ここからは延々と大降下が始めるので、靴紐を結びなおして体勢を整えた。
この強風からもやっと開放される。
しかし稜線にいる間にガスが晴れなかった事だけが残念…
後ろ髪をひかれる思いで、ここで稜線最後の休憩。
本当はここから『広河内岳』までピストンする予定だったのだが、時間も時間だし、何よりも広河内岳への道は『濃霧時注意』なので断念した。
…広河内岳からの展望を楽しみしていたのだが、この天気では…
いつか白峰南嶺縦走するときの楽しみにとておこう。
←下降点のケルンと広河内岳への案内
本当はここから『広河内岳』までピストンする予定だったのだが、時間も時間だし、何よりも広河内岳への道は『濃霧時注意』なので断念した。
…広河内岳からの展望を楽しみしていたのだが、この天気では…
いつか白峰南嶺縦走するときの楽しみにとておこう。
←下降点のケルンと広河内岳への案内
【13:30 大門沢下降点出発】
さて、ここからいよいよ大下り開始!
先ずはハイマツに覆われた道をジグザグに切り返しながら下っていきます。
←眼下の様子。
所々ガスが切れてやっと景色が見えた
【13:30 大門沢下降点出発】
さて、ここからいよいよ大下り開始!
先ずはハイマツに覆われた道をジグザグに切り返しながら下っていきます。
←眼下の様子。
所々ガスが切れてやっと景色が見えた
←ハイマツ帯の先を見るとテントが!
あんな所にテン場あったっけ?
←ハイマツ帯の先を見るとテントが!
あんな所にテン場あったっけ?
←ハイマツ帯が草原のように広がる気持ちの良い下り。
一気に下っていくのだが、天空散歩をしてるような気分になる。
因みに下降点を下った地点からは風も吹き込まずに無風状態。
←ハイマツ帯が草原のように広がる気持ちの良い下り。
一気に下っていくのだが、天空散歩をしてるような気分になる。
因みに下降点を下った地点からは風も吹き込まずに無風状態。
なので10分も下ると汗が吹き出してきて暑い!
この辺りでレインウエアや中に着ていたセーター等を脱いだ。
…が、レインウエアを脱いだ途端、またパラパラと雨が!しかも登山道脇の植物が濡れているので雫がかかって冷たい。
ちょっと脱いだことを後悔したが、そのまま進むことにした。
←ここはとっても滑りやすい箇所なので注意!
 そしてこの辺り標高2700〜2600m付近は羽虫が多い!
なので10分も下ると汗が吹き出してきて暑い!
この辺りでレインウエアや中に着ていたセーター等を脱いだ。
…が、レインウエアを脱いだ途端、またパラパラと雨が!しかも登山道脇の植物が濡れているので雫がかかって冷たい。
ちょっと脱いだことを後悔したが、そのまま進むことにした。
←ここはとっても滑りやすい箇所なので注意!
 そしてこの辺り標高2700〜2600m付近は羽虫が多い!
【13:55】
下降点から約25分下った所で、登山道から見えていたテント場前を通過。
水場はなさそうだけど3張は張れそうなサイトが出来ていた。
…まぁこの辺りにテン場があれば便利だよね…
【13:55】
下降点から約25分下った所で、登山道から見えていたテント場前を通過。
水場はなさそうだけど3張は張れそうなサイトが出来ていた。
…まぁこの辺りにテン場があれば便利だよね…
そしてテントがあった地点から暫く行くと、いよいよ樹林帯の下りになった。
石はゴロゴロ、木の根はつるつる、しかも急坂!
私の一番苦手な道。
今回は膝を傷めないように、体力に任せた無茶な下り方はやめて、一歩一歩丁寧に小股で下っていった。
そしてテントがあった地点から暫く行くと、いよいよ樹林帯の下りになった。
石はゴロゴロ、木の根はつるつる、しかも急坂!
私の一番苦手な道。
今回は膝を傷めないように、体力に任せた無茶な下り方はやめて、一歩一歩丁寧に小股で下っていった。
【14:30頃】
下降点からちょうど1時間下った地点でプチ休憩。
←下ってきた道を見上げる
ここを登っていくのは大変そうだ。
【14:30頃】
下降点からちょうど1時間下った地点でプチ休憩。
←下ってきた道を見上げる
ここを登っていくのは大変そうだ。
←登山道脇にあったきのこ類?
サルノコシカケ?
なんかハンバーガーみたい…
←登山道脇にあったきのこ類?
サルノコシカケ?
なんかハンバーガーみたい…
【15:00頃】
そして下降点から1時間半も下ると、左手に大きな滝のような沢が見えてきた。
なかなかの水量で沢の音もかなり大きい。
水場はもうすぐだろうか
【15:00頃】
そして下降点から1時間半も下ると、左手に大きな滝のような沢が見えてきた。
なかなかの水量で沢の音もかなり大きい。
水場はもうすぐだろうか
←登山道脇に咲いていた花
この辺り(標高2200m〜2100m付近)は樹林帯から出て明るい雰囲気。
辺りには高山植物が咲き乱れ、ちょっとしたお花畑になっていた。
←登山道脇に咲いていた花
この辺り(標高2200m〜2100m付近)は樹林帯から出て明るい雰囲気。
辺りには高山植物が咲き乱れ、ちょっとしたお花畑になっていた。
←そしてその近くにはこんな看板があった。
因みに使えない携帯で最近話題のソフトバンクは当たり前に使えなかった。
(山で電波が入ったこと一切ナシ!)
←そしてその近くにはこんな看板があった。
因みに使えない携帯で最近話題のソフトバンクは当たり前に使えなかった。
(山で電波が入ったこと一切ナシ!)
【15:08】
そしてとうとう沢と合流する地点を通過。
多分ここが水場かな?
手前にはテントが1張張れそうなスペースアリ
【15:08】
そしてとうとう沢と合流する地点を通過。
多分ここが水場かな?
手前にはテントが1張張れそうなスペースアリ
水場から10分も下ると『標高2000m』の看板があった。
このルート、時々こんな看板が現れるので意外と励みになる。
水場から10分も下ると『標高2000m』の看板があった。
このルート、時々こんな看板が現れるので意外と励みになる。
【15:25】
そして再び樹林帯に入って下って行くと、今度は木の橋が現れた。
そういえば大門沢ルートには丸太橋が幾つかあるということを思い出した。
…これがそうなのだろうか…
ここは手すり替わりのトラロープもあるし精神的に少し安心。
楽勝〜♪と思いつつ橋を渡ったのだが、この時はこれがこれから始まる恐怖の序章だとはまだ気付いていなかった。
【15:25】
そして再び樹林帯に入って下って行くと、今度は木の橋が現れた。
そういえば大門沢ルートには丸太橋が幾つかあるということを思い出した。
…これがそうなのだろうか…
ここは手すり替わりのトラロープもあるし精神的に少し安心。
楽勝〜♪と思いつつ橋を渡ったのだが、この時はこれがこれから始まる恐怖の序章だとはまだ気付いていなかった。
【15:30頃】
そして下降点から約2時間下った地点
看板には『1920m』と書いてあるのだろうか…
【15:30頃】
そして下降点から約2時間下った地点
看板には『1920m』と書いてあるのだろうか…
←とにかくその地点で、樹林帯の中でテントが1張だけ張れそうなところがあったので、一応写真に撮った。
のだが…なんか上手く写っていない
←とにかくその地点で、樹林帯の中でテントが1張だけ張れそうなところがあったので、一応写真に撮った。
のだが…なんか上手く写っていない
そしてそんな樹林帯の中を少し行くと、目の前にこんな看板が出てきた。
『この先事故多し 要注意』
そしてそんな樹林帯の中を少し行くと、目の前にこんな看板が出てきた。
『この先事故多し 要注意』
看板の先の道を見てみると
←こんな感じで全然普通w
しかし右手に見える樹木を回りこんでみると…
看板の先の道を見てみると
←こんな感じで全然普通w
しかし右手に見える樹木を回りこんでみると…
滑りやすそうな道の先に2つ目の橋が見えた。
遠目にも今度はなんかヤバそうな気がする。
滑りやすそうな道の先に2つ目の橋が見えた。
遠目にも今度はなんかヤバそうな気がする。
【15:35】
近づいてみると、鉄パイプ&樹の枝で補強された橋は見るから滑りやすそう。
てか、足を載せる幅が広くてめっちゃ渡りにくそうじゃん
しかも今度は手すり替わりのトラロープさえ無い。
いや、ホントマジで一人で渡るの怖くて、相方に手を繋いでもらって渡りました。
…しかし2人分の体重で橋が軋んで、別の意味で余計怖かった。
【15:35】
近づいてみると、鉄パイプ&樹の枝で補強された橋は見るから滑りやすそう。
てか、足を載せる幅が広くてめっちゃ渡りにくそうじゃん
しかも今度は手すり替わりのトラロープさえ無い。
いや、ホントマジで一人で渡るの怖くて、相方に手を繋いでもらって渡りました。
…しかし2人分の体重で橋が軋んで、別の意味で余計怖かった。
その後はもう魂抜けたような状態で大門沢小屋まで一目散に下っていった。
つか、橋以降写真全然とってないしw
そして橋から20分下っていった辺りでやっと小屋の姿が見えた。因みにこの間の記憶なし!
←小屋の手前にはテントサイトらしい処が3箇所あった。
疲れていたのでここにザックを置いて先に受付をしようかと思ったのだが、正式なテン場はここではなかった。
その後はもう魂抜けたような状態で大門沢小屋まで一目散に下っていった。
つか、橋以降写真全然とってないしw
そして橋から20分下っていった辺りでやっと小屋の姿が見えた。因みにこの間の記憶なし!
←小屋の手前にはテントサイトらしい処が3箇所あった。
疲れていたのでここにザックを置いて先に受付をしようかと思ったのだが、正式なテン場はここではなかった。
【15:55 大門沢小屋到着】
下降点から2時間25分で小屋に到着。
←レトロな雰囲気の大門沢小屋
 中を覗いてみたら、室内は昔の山小屋風でとっても素敵な雰囲気。私は好きだなv
それはさておき、先ずはテントの受付。テントは一人500円。
…と、受付の横に魅惑的なブツが!!
【15:55 大門沢小屋到着】
下降点から2時間25分で小屋に到着。
←レトロな雰囲気の大門沢小屋
 中を覗いてみたら、室内は昔の山小屋風でとっても素敵な雰囲気。私は好きだなv
それはさておき、先ずはテントの受付。テントは一人500円。
…と、受付の横に魅惑的なブツが!!
←沢水で冷やされたビールだっ!!
2日間とも常温のビールだったし、冷たいビールは久しぶり♪
橋の恐怖から解き放たれた開放感もあって、受付を済ませるとすぐに小屋前のテーブルで乾杯!
もう完全に『全てやりきった感』に浸る私達 ≡ω≡ムハー
テントを張ることも忘れてここでしばらくダラダラと過ごした。
←沢水で冷やされたビールだっ!!
2日間とも常温のビールだったし、冷たいビールは久しぶり♪
橋の恐怖から解き放たれた開放感もあって、受付を済ませるとすぐに小屋前のテーブルで乾杯!
もう完全に『全てやりきった感』に浸る私達 ≡ω≡ムハー
テントを張ることも忘れてここでしばらくダラダラと過ごした。
そしてふと受付の脇にあるバスの時刻表を見てみると…
←奈良田から身延行きのバスの時刻表
が、あるではありませんか!?
確か奈良田〜身延間は土砂崩れで通行止中。バスも運休していたはず!
受付のスタッフに聞いてみると「一昨日の8月13日から復旧したんですよ」とのこと。
「な、なんですとーーー!?」
そしてふと受付の脇にあるバスの時刻表を見てみると…
←奈良田から身延行きのバスの時刻表
が、あるではありませんか!?
確か奈良田〜身延間は土砂崩れで通行止中。バスも運休していたはず!
受付のスタッフに聞いてみると「一昨日の8月13日から復旧したんですよ」とのこと。
「な、なんですとーーー!?」
それなら広河原まで行かなくても甲府に出れるしラッキー♪身延経由のほうが交通費も安く上がるし、それで帰ろう。と思ったのだが…
9:25の次のバスは13:30…奈良田の温泉が9:00からなので、温泉に入るとなると13:30まで時間が余る。
なので結局予定通り、時間的に早く帰れる広河原経由で帰ることにした。
←奈良田から広河原までのバスの時刻表
それなら広河原まで行かなくても甲府に出れるしラッキー♪身延経由のほうが交通費も安く上がるし、それで帰ろう。と思ったのだが…
9:25の次のバスは13:30…奈良田の温泉が9:00からなので、温泉に入るとなると13:30まで時間が余る。
なので結局予定通り、時間的に早く帰れる広河原経由で帰ることにした。
←奈良田から広河原までのバスの時刻表
と、そうこうしてる内に次々と登山客が到着。
「そういえばテント場の場所取りもまだして無いじゃん!」と今更ながら気付き、急いでテント場へ移動。
≡ω≡ ←こんな顔してビール呑んでる場合じゃなかった…
←小屋前にある水場
嬉しいことに鏡もあり。2日ぶりに自分の顔を見ました。
と、そうこうしてる内に次々と登山客が到着。
「そういえばテント場の場所取りもまだして無いじゃん!」と今更ながら気付き、急いでテント場へ移動。
≡ω≡ ←こんな顔してビール呑んでる場合じゃなかった…
←小屋前にある水場
嬉しいことに鏡もあり。2日ぶりに自分の顔を見ました。
テント場は小屋とトイレの間の道の先、割とスグの場所にあった。
既に何張か張られていたので、空いているテント場の上部の場所にザックを下ろす。
…が、もう既に疲れきっていたので設営は後回し。
シートだけ敷いてしばらくテント場でプチ宴会しながらダラダラと過ごした。←ダメ人間
←大門沢小屋のトイレ 農鳥のトイレとどっこいどっこい
テント場は小屋とトイレの間の道の先、割とスグの場所にあった。
既に何張か張られていたので、空いているテント場の上部の場所にザックを下ろす。
…が、もう既に疲れきっていたので設営は後回し。
シートだけ敷いてしばらくテント場でプチ宴会しながらダラダラと過ごした。←ダメ人間
←大門沢小屋のトイレ 農鳥のトイレとどっこいどっこい
そしてようやくテント設営&夕食の準備。
テン場は空いていたので結構広く使えて快適。昨日の雨でびっしょり濡れたテントや荷物を乾かしながら、今日は外で夕食。
この頃になると天気も良くなってきて、上空では夕焼け空が見られた。今頃稜線上はガスも取れて最高の景色だろうな。
←大門沢小屋には温水シャワーがある/500円
そしてようやくテント設営&夕食の準備。
テン場は空いていたので結構広く使えて快適。昨日の雨でびっしょり濡れたテントや荷物を乾かしながら、今日は外で夕食。
この頃になると天気も良くなってきて、上空では夕焼け空が見られた。今頃稜線上はガスも取れて最高の景色だろうな。
←大門沢小屋には温水シャワーがある/500円
そんな感じで周囲が暗くなるまで外でビールを飲んだりしてゆっくり過ごした。
ここは標高が下がって暖かいし、とても静かで沢の音だけが心地よく響くそんな場所…凄く居心地の良いテン場だった。
そして20:00。ちょっと遅くなったけど、沢の音を聞きながら就寝。
陽が落ちてからは再びガスが下りてきてしまったのでその晩は星空は見えなかった。
そんな感じで周囲が暗くなるまで外でビールを飲んだりしてゆっくり過ごした。
ここは標高が下がって暖かいし、とても静かで沢の音だけが心地よく響くそんな場所…凄く居心地の良いテン場だった。
そして20:00。ちょっと遅くなったけど、沢の音を聞きながら就寝。
陽が落ちてからは再びガスが下りてきてしまったのでその晩は星空は見えなかった。
【4日目:8月16日 3:30起床】
4:00に起きるつもりだったのだが、空が明るくなる前に星空を見ようと思い早めに起床。
テントを開けると、夢にまで見た満天の星空が広がっていた。
←テントの真正面にはオリオン座が輝いていた
早速シュラフに入ったまま仰向けになって、テントから顔だけ出して星空鑑賞。
今年のペルセウス座流星群の極大日は8月13日の未明。毎年この時期はそれが楽しみで山に登っているのに、今年はガス続きで全然見られなかった。それでもこの日は30分で2つの流星を見ることが出来た。
【4日目:8月16日 3:30起床】
4:00に起きるつもりだったのだが、空が明るくなる前に星空を見ようと思い早めに起床。
テントを開けると、夢にまで見た満天の星空が広がっていた。
←テントの真正面にはオリオン座が輝いていた
早速シュラフに入ったまま仰向けになって、テントから顔だけ出して星空鑑賞。
今年のペルセウス座流星群の極大日は8月13日の未明。毎年この時期はそれが楽しみで山に登っているのに、今年はガス続きで全然見られなかった。それでもこの日は30分で2つの流星を見ることが出来た。
しばらく星空を眺めたあとは、テントの中に入って朝食の準備。
ご飯を作っていると外もだいぶ明るくなったので、テントの入口を開けて目の前に見える富士山を眺めながら朝食を食べた。
←日が昇ると、オリオン座が消えた場所に富士山が見えるようになった。
しばらく星空を眺めたあとは、テントの中に入って朝食の準備。
ご飯を作っていると外もだいぶ明るくなったので、テントの入口を開けて目の前に見える富士山を眺めながら朝食を食べた。
←日が昇ると、オリオン座が消えた場所に富士山が見えるようになった。
朝食が終わると、テントを撤収して出発の準備。
目の前の富士山は朝日を受けて刻々とその色合いを変えていく。もう富士山が気になって撤収作業&パッキングに集中できない(笑
そんなこんなでやっと準備できたのが出発予定時刻の5:30。それから相方の準備を待ったりして15分遅れの5:45に出発することにしたのだが…売店前で準備してたら、夕べ隣でテントを張っていた方に声をかけられた
「ここから奈良田まではとってもスリリングよ。もうホントすごいから!気をつけてね♪」
…え?昨日のアレで橋はおしまいじゃなかったの?…と顔がひきつる。
←小屋の売店
朝食が終わると、テントを撤収して出発の準備。
目の前の富士山は朝日を受けて刻々とその色合いを変えていく。もう富士山が気になって撤収作業&パッキングに集中できない(笑
そんなこんなでやっと準備できたのが出発予定時刻の5:30。それから相方の準備を待ったりして15分遅れの5:45に出発することにしたのだが…売店前で準備してたら、夕べ隣でテントを張っていた方に声をかけられた
「ここから奈良田まではとってもスリリングよ。もうホントすごいから!気をつけてね♪」
…え?昨日のアレで橋はおしまいじゃなかったの?…と顔がひきつる。
←小屋の売店
【5:45 大門沢小屋出発】
奈良田までの登山道は、一旦小屋の方に戻って、昨日下山してきた登山道から右手の沢沿いに下っていく。
←左側にちょっと写っているのが昨日下ってきた登山道の路肩。奈良田へは中央の道を下っていく。
昨日下ってきたときにこっちへ行く道があるなんて気付かなかった。
【5:45 大門沢小屋出発】
奈良田までの登山道は、一旦小屋の方に戻って、昨日下山してきた登山道から右手の沢沿いに下っていく。
←左側にちょっと写っているのが昨日下ってきた登山道の路肩。奈良田へは中央の道を下っていく。
昨日下ってきたときにこっちへ行く道があるなんて気付かなかった。
【5:50頃】
そして沢を左手に見ながら下って行くと、約5分位ですぐに、左の沢に架かる丸太橋が現れた。
※実はこの橋に気づかずそのまま直進してしまいそうになった。踏み跡があるので注意!
それにしてもこの橋は見た目よりも高さがあるしマジで滑りやすいので本当に注意!
足ぶるぶる震えながら一歩一歩へっぴり腰状態でなんとか渡りました。
とにかく不安定感がハンパない…ストックというものが本気で欲しくなったのはこれが初めてです。(買わないけど)
【5:50頃】
そして沢を左手に見ながら下って行くと、約5分位ですぐに、左の沢に架かる丸太橋が現れた。
※実はこの橋に気づかずそのまま直進してしまいそうになった。踏み跡があるので注意!
それにしてもこの橋は見た目よりも高さがあるしマジで滑りやすいので本当に注意!
足ぶるぶる震えながら一歩一歩へっぴり腰状態でなんとか渡りました。
とにかく不安定感がハンパない…ストックというものが本気で欲しくなったのはこれが初めてです。(買わないけど)
そしてそれを渡り切ると、今度は間髪入れずにこんなへつりが現れます。
でもま、ちょっと鉄パイプが滑りやすかったり斜めっているけど、ここは手すりもあるので安心です。
そしてそれを渡り切ると、今度は間髪入れずにこんなへつりが現れます。
でもま、ちょっと鉄パイプが滑りやすかったり斜めっているけど、ここは手すりもあるので安心です。
【6:00頃】
で暫く行くと、またしても丸太橋登場!
もう嫌…泣きたい…
でもこっちの橋の方がまだ恐怖感は少なかった。
慣れたせいもあるかも知れないけど、こっちの方が川幅が狭くて渡る距離は短かった。
【6:00頃】
で暫く行くと、またしても丸太橋登場!
もう嫌…泣きたい…
でもこっちの橋の方がまだ恐怖感は少なかった。
慣れたせいもあるかも知れないけど、こっちの方が川幅が狭くて渡る距離は短かった。
←渡りきったところから橋を振り返ってみた
やっぱり落ちたら痛そう&冷たそう
←渡りきったところから橋を振り返ってみた
やっぱり落ちたら痛そう&冷たそう
【6:20頃】
そしてここからしばらくの間は、沢の右岸を延々と下ります。
が、所々登山道に水が流れ込んでいて川になっていたりと足場は最悪。
それでも今日は天気が良いし、難所はもう通過したしで気持ちは軽い。
膝を傷めないように注意しながら、森林浴気分でゆっくりと下っていった。
【6:20頃】
そしてここからしばらくの間は、沢の右岸を延々と下ります。
が、所々登山道に水が流れ込んでいて川になっていたりと足場は最悪。
それでも今日は天気が良いし、難所はもう通過したしで気持ちは軽い。
膝を傷めないように注意しながら、森林浴気分でゆっくりと下っていった。
【6:40頃 八丁坂付近】
そして小尾根を巻いていくと、今度は沢から離れて急下降が始まった。
ジグザグに付けられた登山道は、土が重く湿っていてツルツルと滑りやすい。
そしてこの辺りを歩いていると猿の鳴き声が聞こえた。
←写真で見るとそれ程でもないが、結構急な下り
【6:40頃 八丁坂付近】
そして小尾根を巻いていくと、今度は沢から離れて急下降が始まった。
ジグザグに付けられた登山道は、土が重く湿っていてツルツルと滑りやすい。
そしてこの辺りを歩いていると猿の鳴き声が聞こえた。
←写真で見るとそれ程でもないが、結構急な下り
【6:50頃】
急坂を下り終えると、とてもいい雰囲気の場所に出た。
暫く行くといい感じの大岩があったので、そこに腰をかけてちょっと休憩。
「もうこの先に丸太橋はないよな?」と思い、ここで地図を出して確認…
…すると…あったよ!大コモリ沢と小コモリ沢!この先渡渉するような沢が2箇所も…orz
愕然としながらも5分ほど休憩して先を急ぐことにした。
【6:50頃】
急坂を下り終えると、とてもいい雰囲気の場所に出た。
暫く行くといい感じの大岩があったので、そこに腰をかけてちょっと休憩。
「もうこの先に丸太橋はないよな?」と思い、ここで地図を出して確認…
…すると…あったよ!大コモリ沢と小コモリ沢!この先渡渉するような沢が2箇所も…orz
愕然としながらも5分ほど休憩して先を急ぐことにした。
【7:05】
その後も沢を高捲きするようなトラバースが続いたり、滑りやすいジグザグの急坂を下ったりして、それまで遥か下方に見えていた沢に徐々に近づいていった。
【7:05】
その後も沢を高捲きするようなトラバースが続いたり、滑りやすいジグザグの急坂を下ったりして、それまで遥か下方に見えていた沢に徐々に近づいていった。
そして目の前には軽く渡渉できる沢水が現れた。
その奥からは勢いのある沢の轟音が響いている。
…イヤな予感…
とりあえず沢を越えて先へ進んでみると、思った通り、大コモリ沢に架かる橋の姿が見えた。
そして目の前には軽く渡渉できる沢水が現れた。
その奥からは勢いのある沢の轟音が響いている。
…イヤな予感…
とりあえず沢を越えて先へ進んでみると、思った通り、大コモリ沢に架かる橋の姿が見えた。
【7:15頃 大コモリ沢通過】
大コモリ沢の橋は沢の途中で折れ曲がり、2つの橋を渡り継ぐような感じだったが、大門沢小屋直下の最初の橋に比べたら全然余裕。
沢の水量も少ないし高さもそれ程無いので、割と余裕を持って渡ることが出来た。ヨッシャーあと橋はひとつだ!
※ただ真ん中に通っている細い木の枝に乗らない方が良いかも…そして突き出ている釘があるので足を引っ掛けないよう注意)
【7:15頃 大コモリ沢通過】
大コモリ沢の橋は沢の途中で折れ曲がり、2つの橋を渡り継ぐような感じだったが、大門沢小屋直下の最初の橋に比べたら全然余裕。
沢の水量も少ないし高さもそれ程無いので、割と余裕を持って渡ることが出来た。ヨッシャーあと橋はひとつだ!
※ただ真ん中に通っている細い木の枝に乗らない方が良いかも…そして突き出ている釘があるので足を引っ掛けないよう注意)
橋を通過すると、またしばらく樹林帯の下りが続く。
←ここの登山道にはこんな木のハシゴが至る所に設置してある。
しかし管理していないのか足場が取れていたりとボロボロ状態のモノが多く、殆ど梯子や階段としても機能を果たしていない。
ここも梯子を使う人は皆無のようで、脇に踏み跡ができている。
橋を通過すると、またしばらく樹林帯の下りが続く。
←ここの登山道にはこんな木のハシゴが至る所に設置してある。
しかし管理していないのか足場が取れていたりとボロボロ状態のモノが多く、殆ど梯子や階段としても機能を果たしていない。
ここも梯子を使う人は皆無のようで、脇に踏み跡ができている。
←この辺りは巨岩がゴロゴロ
そういえば…確か瑞牆山にもこんな石があったっけ…
岩の下に木の枝でつっかえ棒をするのはお約束なんだろうか…
←この辺りは巨岩がゴロゴロ
そういえば…確か瑞牆山にもこんな石があったっけ…
岩の下に木の枝でつっかえ棒をするのはお約束なんだろうか…
【7:30頃 小コモリ沢通過】
そしていよいよ最後の沢、小コモリ沢に到着。
ここは橋を渡らずに石伝いに渡渉するようだ。
…助かったぁ〜…橋よりも渡渉の方が断然楽だし♪
そして河原を歩きながら渡渉点を探す
←対岸にピンクのリボンが付いている。ここを渡るようだ。
【7:30頃 小コモリ沢通過】
そしていよいよ最後の沢、小コモリ沢に到着。
ここは橋を渡らずに石伝いに渡渉するようだ。
…助かったぁ〜…橋よりも渡渉の方が断然楽だし♪
そして河原を歩きながら渡渉点を探す
←対岸にピンクのリボンが付いている。ここを渡るようだ。
そしてここから上流の方を見てみると、あちらにもピンクのリボンが付いた丸太橋…というか、そのものズバリ丸太!があった。
…いや、まさか、あそこは普通渡らないでしょ…
でももしかしたら沢が増水した時にはあそこを渡るのかもしれない。
だとしたらちょっと…あの丸太を渡る勇気はないかも…
そしてここから上流の方を見てみると、あちらにもピンクのリボンが付いた丸太橋…というか、そのものズバリ丸太!があった。
…いや、まさか、あそこは普通渡らないでしょ…
でももしかしたら沢が増水した時にはあそこを渡るのかもしれない。
だとしたらちょっと…あの丸太を渡る勇気はないかも…
←小コモリ沢を渡った所から振り返ってみた
こちらの写真の方が渡渉ルートが分かりやすいかも
私達はこのまま通過してしまったけど、この先林道に出るまで休憩ポイントはないので、この河原で休憩しても良かったかな?と思った。
←小コモリ沢を渡った所から振り返ってみた
こちらの写真の方が渡渉ルートが分かりやすいかも
私達はこのまま通過してしまったけど、この先林道に出るまで休憩ポイントはないので、この河原で休憩しても良かったかな?と思った。
沢を渡るとあとはもう一安心。
辺りはセミが鳴いていて「夏休み〜」という雰囲気。
山ではずっと風に吹かれて寒かったしなぁ〜。そういえば季節は夏だったっけ…と
不思議な感覚を感じながら、樹林帯の道を再び歩きはじめました。
沢を渡るとあとはもう一安心。
辺りはセミが鳴いていて「夏休み〜」という雰囲気。
山ではずっと風に吹かれて寒かったしなぁ〜。そういえば季節は夏だったっけ…と
不思議な感覚を感じながら、樹林帯の道を再び歩きはじめました。
と思ったら、またアスレチック的なモノが!
でもここも殆ど木の橋を使うこともなく上っていけるし、踏み跡もあった。
と思ったら、またアスレチック的なモノが!
でもここも殆ど木の橋を使うこともなく上っていけるし、踏み跡もあった。
←そして5分も歩くと眼下に吊り橋が見えた
←そして5分も歩くと眼下に吊り橋が見えた
【7:40 吊り橋その…眠瓠
当たり前だが、今までの橋と違って立派な吊り橋です。
ここはちょっと揺れるものの、何の不安もなく渡りきった。
(というか相方がわざと揺らすので、渡ったあと三半規管がおかしくなってずっと体が揺れている感じがして大変だった)
←吊り橋の先には発電所の施設が見える。
【7:40 吊り橋その…眠瓠
当たり前だが、今までの橋と違って立派な吊り橋です。
ここはちょっと揺れるものの、何の不安もなく渡りきった。
(というか相方がわざと揺らすので、渡ったあと三半規管がおかしくなってずっと体が揺れている感じがして大変だった)
←吊り橋の先には発電所の施設が見える。
←発電所の取水口
底が透けて見えるほど透明で綺麗な水
思わずここで泳ぎたくなってしまった。
※因みにこの先でヘビを見かけたので注意。
←発電所の取水口
底が透けて見えるほど透明で綺麗な水
思わずここで泳ぎたくなってしまった。
※因みにこの先でヘビを見かけたので注意。
←発電所の施設脇には簡易トイレがあった。
鍵はかかってないようだったが、使えるかどうかは謎
←発電所の施設脇には簡易トイレがあった。
鍵はかかってないようだったが、使えるかどうかは謎
発電所を過ぎると、こんな感じの道を下ったりします。
此処から先は発電所関係者も通るのでとても良く整備されていて、「こんな所にも手すり付いてるの?」と整備されすぎな道に、逆にちょっと戸惑ってしまいます。
発電所を過ぎると、こんな感じの道を下ったりします。
此処から先は発電所関係者も通るのでとても良く整備されていて、「こんな所にも手すり付いてるの?」と整備されすぎな道に、逆にちょっと戸惑ってしまいます。
【4:48 吊り橋その通過】
そしてすぐに第二の吊り橋通過。
『危険なのでひとりずつ渡ること』と書いてあります
【4:48 吊り橋その通過】
そしてすぐに第二の吊り橋通過。
『危険なのでひとりずつ渡ること』と書いてあります
←第二の吊り橋から見た景色
特に何が見えるというわけではないけど、開放的な眺め。
と、ここで初めて他の登山者に遭遇!
これから登る方だったらしく、橋の上で遊んでいる私達が吊り橋を渡り切るのを待っていました。
気付かなくてごめんなさい。
←第二の吊り橋から見た景色
特に何が見えるというわけではないけど、開放的な眺め。
と、ここで初めて他の登山者に遭遇!
これから登る方だったらしく、橋の上で遊んでいる私達が吊り橋を渡り切るのを待っていました。
気付かなくてごめんなさい。
←暫く行くと新しそうな堰堤があった。
←暫く行くと新しそうな堰堤があった。
【7:55 吊り橋そのD眠瓠
そしていよいよ最後の吊り橋「もりやま橋」を通過。
近くにあったプレートを読むと、この辺りは最近まで工事をしていてやっと完成したらしい。
3つの吊り橋の中で1番新しくて立派な橋だった。
【7:55 吊り橋そのD眠瓠
そしていよいよ最後の吊り橋「もりやま橋」を通過。
近くにあったプレートを読むと、この辺りは最近まで工事をしていてやっと完成したらしい。
3つの吊り橋の中で1番新しくて立派な橋だった。
吊り橋から見た景色
空は青空で眩しい&紫外線が痛い!
吊り橋から見た景色
空は青空で眩しい&紫外線が痛い!
【8:00 林道と合流】
最後に山道をちょちょいと下って林道と合流。
【8:00 林道と合流】
最後に山道をちょちょいと下って林道と合流。
←林道から登山口を振り返ってみた
←林道から登山口を振り返ってみた
これまでの薄暗い樹林帯歩きから一変。ここからは日差しが照りつける林道歩きが始まる。
とにかく暑い…そして日光が痛い…
日焼け止めをたっぷり塗って林道歩きスタート
大門沢小屋で2リットルの水を持って来たのだが、結局1リットルしか飲まなかったので、ここでペットボトルの水を一本空けた。
これまでの薄暗い樹林帯歩きから一変。ここからは日差しが照りつける林道歩きが始まる。
とにかく暑い…そして日光が痛い…
日焼け止めをたっぷり塗って林道歩きスタート
大門沢小屋で2リットルの水を持って来たのだが、結局1リットルしか飲まなかったので、ここでペットボトルの水を一本空けた。
【8:05 休憩小屋通過】
林道に出てから5分くらいで休憩小屋の前を通過。
登山者の為の休憩小屋らしいが、今回はそのまま通過した。
【8:05 休憩小屋通過】
林道に出てから5分くらいで休憩小屋の前を通過。
登山者の為の休憩小屋らしいが、今回はそのまま通過した。
【8:30 ゲート通過】
丁度30分で林道歩きも終了。
この林道は落石が多いらしく、道路のあちこちに大小様々な石が落ちていた。
しかし凄く色の綺麗なトカゲを見つけたりして、結構楽しい林道歩きだった。
…って、あれ?色が派手な虫って毒あるんじゃないか?
【8:30 ゲート通過】
丁度30分で林道歩きも終了。
この林道は落石が多いらしく、道路のあちこちに大小様々な石が落ちていた。
しかし凄く色の綺麗なトカゲを見つけたりして、結構楽しい林道歩きだった。
…って、あれ?色が派手な虫って毒あるんじゃないか?
←ゲートの先で『南アルプス公園線に合流』
T字路になっているので、ここを右に曲がって奈良田の集落へ向かう。
(左側はトンネルになっていて広河原へと続く道)
←ゲートの先で『南アルプス公園線に合流』
T字路になっているので、ここを右に曲がって奈良田の集落へ向かう。
(左側はトンネルになっていて広河原へと続く道)
←T字路から歩いてきた林道を振り返ってみた
ここには『第一発電所』のバス停があるので、時間がなければここから直接広河原へのバスに乗ることも可能。
今回は奈良田の温泉に入りたいので、温泉まであと約30分歩くことにした。
(時間が合えば、ここから奈良田までバスに乗って移動も可)
←T字路から歩いてきた林道を振り返ってみた
ここには『第一発電所』のバス停があるので、時間がなければここから直接広河原へのバスに乗ることも可能。
今回は奈良田の温泉に入りたいので、温泉まであと約30分歩くことにした。
(時間が合えば、ここから奈良田までバスに乗って移動も可)
【8:45 早川橋通過】
発電所の施設から奈良田へ向けて歩き出す。
奈良田の駐車場まではマイカー規制されているので、この道は殆ど車が通らない。
←そして道路脇に建物などが見え始めてきた頃、早川橋が見えてきた。
…で、早川橋を渡っていた頃、ちょうど奈良田行きのバスに追い抜かれた!
あぁ〜さっきの発電所前からバスに乗れば良かった…
【8:45 早川橋通過】
発電所の施設から奈良田へ向けて歩き出す。
奈良田の駐車場まではマイカー規制されているので、この道は殆ど車が通らない。
←そして道路脇に建物などが見え始めてきた頃、早川橋が見えてきた。
…で、早川橋を渡っていた頃、ちょうど奈良田行きのバスに追い抜かれた!
あぁ〜さっきの発電所前からバスに乗れば良かった…
【8:50 奈良田の駐車場通過】
そして橋を渡って道なりに歩いて行くと、右手に駐車場が見えてきた。
結構広い駐車場。
【8:50 奈良田の駐車場通過】
そして橋を渡って道なりに歩いて行くと、右手に駐車場が見えてきた。
結構広い駐車場。
←駐車場には簡易トイレと水場があった。
水場には「沢水です。消毒していないので注意してください」みたいな文字が書かれていた
←駐車場には簡易トイレと水場があった。
水場には「沢水です。消毒していないので注意してください」みたいな文字が書かれていた
【9:00 奈良田温泉(奈良田の里)到着】
車道を歩いていくと温泉の看板があるので、そこから左の道に入って坂道を登っていく。意外とこの登りが辛い。そして最後に石段を登って行くと温泉施設に到着した。
温泉に着くと早速受付。一人500円。
大きなザックは施設前のベンチに置いてから入館してください。とのことだった。
【9:00 奈良田温泉(奈良田の里)到着】
車道を歩いていくと温泉の看板があるので、そこから左の道に入って坂道を登っていく。意外とこの登りが辛い。そして最後に石段を登って行くと温泉施設に到着した。
温泉に着くと早速受付。一人500円。
大きなザックは施設前のベンチに置いてから入館してください。とのことだった。
そして着替えを持って温泉へ直行!
ここの温泉は檜の湯舟でなかなかいい感じ。
泉質もぬるぬるとして肌にまとわりつくようで、温泉としてもかなり良い湯。
もっと入っていたかったけど、バスの時間があるので40分程であがった。
←この温泉には狸が住み着いている?というか餌付けされてる?
そして着替えを持って温泉へ直行!
ここの温泉は檜の湯舟でなかなかいい感じ。
泉質もぬるぬるとして肌にまとわりつくようで、温泉としてもかなり良い湯。
もっと入っていたかったけど、バスの時間があるので40分程であがった。
←この温泉には狸が住み着いている?というか餌付けされてる?
そして湯上りにはビール!
ザックを置いたベンチで湯あがりのビールはもう最高!風も爽やかで気持ちいい!
しかも周りではタヌキが自由奔放に走りまわってるし!つかタヌキって生まれてはじめて見たよ
←温泉の方がだっこしてタヌさんの写真を撮らせてくれました。感謝です。
そして湯上りにはビール!
ザックを置いたベンチで湯あがりのビールはもう最高!風も爽やかで気持ちいい!
しかも周りではタヌキが自由奔放に走りまわってるし!つかタヌキって生まれてはじめて見たよ
←温泉の方がだっこしてタヌさんの写真を撮らせてくれました。感謝です。
【10:00 温泉出発】
居心地が良くて腰に根が生えてしまいそうになった温泉を後にしてバス停へと移動。
温泉からバス停までは5分もかからない。
石段を下り、奈良田湖や奈良田の集落を眺めながらバス停へと移動した。
←奥の階段を登ると温泉。そして手前の階段を下って行くとバス乗り場
【10:00 温泉出発】
居心地が良くて腰に根が生えてしまいそうになった温泉を後にしてバス停へと移動。
温泉からバス停までは5分もかからない。
石段を下り、奈良田湖や奈良田の集落を眺めながらバス停へと移動した。
←奥の階段を登ると温泉。そして手前の階段を下って行くとバス乗り場
【10:05 奈良田バス停到着】
そして階段を下りていくとすぐにバス停に到着。
既に広河原行きのバスが待機していたのでちょっと焦る。
【10:05 奈良田バス停到着】
そして階段を下りていくとすぐにバス停に到着。
既に広河原行きのバスが待機していたのでちょっと焦る。
←奈良田のバス停待合所
ここには待合所とトイレがある
意外と立派な建物
←奈良田のバス停待合所
ここには待合所とトイレがある
意外と立派な建物
【10:10 バス出発】
そしてバスは一路広河原へ!
細い道をクネクネと走り、ロックシェードやトンネルを潜って行く。いつ落石があってもおかしくない。
そして右手の山腹に夜叉神からの道路が見えるようになって、さらにそれが近づいてくる頃、ようやく広河原へと到着した。
←バス停から見た奈良田湖
【10:10 バス出発】
そしてバスは一路広河原へ!
細い道をクネクネと走り、ロックシェードやトンネルを潜って行く。いつ落石があってもおかしくない。
そして右手の山腹に夜叉神からの道路が見えるようになって、さらにそれが近づいてくる頃、ようやく広河原へと到着した。
←バス停から見た奈良田湖
【11:00 広河原到着】
ここからは甲府行きのバスに乗り換えるのだが、バスの時間まであと1時間30分もある。
なので、とりあえず重いザックをバス停に置いて広河原のアルペンプラザへ移動。
←すると、あれ?アルペンプラザがいつの間にかウッディな雰囲気になってるし!?しかも名前が『広河原インフォメーションセンター』だと?いつ改装したの?
【11:00 広河原到着】
ここからは甲府行きのバスに乗り換えるのだが、バスの時間まであと1時間30分もある。
なので、とりあえず重いザックをバス停に置いて広河原のアルペンプラザへ移動。
←すると、あれ?アルペンプラザがいつの間にかウッディな雰囲気になってるし!?しかも名前が『広河原インフォメーションセンター』だと?いつ改装したの?
とりあえずおなかがすいたので、売店でパンやアイスを買って腹ごしらえ。
ここでレストランとは言わないけど、簡単な軽食とか食べられたらいいのに…
因みに館内で販売してる物は以前とあまり変わらず…簡単な登山用品(ガス・アルファ米とか行動食・レインウエア等)が売っていました。
←そのインフォメーションセンターの入り口には登山届があります。
とりあえずおなかがすいたので、売店でパンやアイスを買って腹ごしらえ。
ここでレストランとは言わないけど、簡単な軽食とか食べられたらいいのに…
因みに館内で販売してる物は以前とあまり変わらず…簡単な登山用品(ガス・アルファ米とか行動食・レインウエア等)が売っていました。
←そのインフォメーションセンターの入り口には登山届があります。
そしてここに来たらまずは北岳を見なくては。
←センター前から見た北岳
売店で買ったパンやアイスを頬張りながら、センター前のベンチで北岳をずっと眺めていた。
しかしこの直後からみるみるうちに北岳はガスの中へ…前来た時もそうだったけど、11:00を過ぎると北岳にガスがかかるような気がする。
そしてここに来たらまずは北岳を見なくては。
←センター前から見た北岳
売店で買ったパンやアイスを頬張りながら、センター前のベンチで北岳をずっと眺めていた。
しかしこの直後からみるみるうちに北岳はガスの中へ…前来た時もそうだったけど、11:00を過ぎると北岳にガスがかかるような気がする。
さて、これだけ暇を潰してもまだバスの時間まで1時間もある。
なので、野呂川の吊り橋を渡って北岳の方に散策に出かけた
←吊り橋前にあった看板
今年は残雪が多いらしく、八本歯方面は要冬山装備。通行禁止エリアもあるようだ
さて、これだけ暇を潰してもまだバスの時間まで1時間もある。
なので、野呂川の吊り橋を渡って北岳の方に散策に出かけた
←吊り橋前にあった看板
今年は残雪が多いらしく、八本歯方面は要冬山装備。通行禁止エリアもあるようだ
←広河原山荘のテント場
沢沿いで気持よさそう♪
←広河原山荘のテント場
沢沿いで気持よさそう♪
←吊り橋から見た北岳(大樺沢が見える)
と一通り遊んだ所で、バスの時間が迫ってきたのでバス停へ移動。
バス乗り場にザックをデポして順番はキープしてあるのだが、出発20分前にバスが入ってくるらしいので早めにバス停に戻らなければ。
因みにバス停はインフォメーションセンターの隣(奈良田側)に新しくロータリーが出来ていた。
←吊り橋から見た北岳(大樺沢が見える)
と一通り遊んだ所で、バスの時間が迫ってきたのでバス停へ移動。
バス乗り場にザックをデポして順番はキープしてあるのだが、出発20分前にバスが入ってくるらしいので早めにバス停に戻らなければ。
因みにバス停はインフォメーションセンターの隣(奈良田側)に新しくロータリーが出来ていた。
そして12:30のバスで甲府まで移動。(途中夜叉神でトイレ休憩有り)
約2時間で甲府に着くと、物凄い暑さというか熱風が襲ってきた!さっきまでいた場所と同じ国とは思えない!
その後は駅ビルでゆっくりお昼ご飯を食べて、16:10発のかいじ(甲府始発なので自由席でも座れる)で帰宅した。
途中高速道路が見えたが、今日は1000円割引の日ではないのであまり渋滞してない様子…高速バスで帰っても良かったかな?
←新しくなったバス乗り場(ここから甲府や芦安行のバスが出ている)
※北沢峠行きは以前と同じ奈良田側に数百m程行った広場
そして12:30のバスで甲府まで移動。(途中夜叉神でトイレ休憩有り)
約2時間で甲府に着くと、物凄い暑さというか熱風が襲ってきた!さっきまでいた場所と同じ国とは思えない!
その後は駅ビルでゆっくりお昼ご飯を食べて、16:10発のかいじ(甲府始発なので自由席でも座れる)で帰宅した。
途中高速道路が見えたが、今日は1000円割引の日ではないのであまり渋滞してない様子…高速バスで帰っても良かったかな?
←新しくなったバス乗り場(ここから甲府や芦安行のバスが出ている)
※北沢峠行きは以前と同じ奈良田側に数百m程行った広場

感想

2010年のお盆休みは8月12日〜16日の5日間。
去年は4日間しか休みがなかったので、今年こそは4泊5日で長期縦走計画をしていたのですが…休み初日に運悪く台風が通過
急遽予定を変更して3泊4日の日程で塩見岳を中心とした南アルプス中央部の縦走に行ってきました。


【登山前日/8月12日】
今日は台風接近!…のハズが東京は朝から快晴…あれ?
でもライブカメラで現地を見てみると曇〜雨…やはり今日はダメか…

当初の計画だと、初日は三伏峠小屋のテント場泊だったのだけど、予定を1日短縮するとなると、やはり初日に塩見小屋まで行っておかなければ無理。
ということで朝一番で塩見小屋へ宿泊予約の電話をし、とりあえず明日の寝床は確保。(ここはテン場もなく小さな小屋なので予約が必要)
そしてその後次々と『東京〜駒ケ根の高速バス』『駒ケ根のビジネスホテル』の予約を取り、15:30のバス便で東京を出発した。

出発する頃には台風の影響か少し風が強くなってきたけど、八王子を過ぎる頃になるとすっかり快晴。
台風の影響は少なかったけど、おかげで帰省ラッシュのピーク日だというのに高速道路は渋滞もなく快適に移動できた。

そして19:20駒ケ根に到着。
素泊りなので、近くのスーパーで簡単な夕飯と晩酌のつまみを買って、ホテルの部屋でプチ宴会。
明日は5:45の電車で伊那大島まで移動しなければならないので、早めに就寝した。


【登山開始/8月13日〜8月16日】

しかし事前の天気予報では晴れ続きだった今年のお盆期間の天気…
実際はかなり大幅に崩れて連日ガスと雨と強風のトリプルコンボ
初日以外はほとんど景色もなく、ただ黙々と風に吹き飛ばされないように歩いていただけ…つか、実際突風で片足持ち上がったし!!

ま、それでも山歩きは楽しかったです

塩見小屋は思ったよりも快適で凄く気に入ったし、マルバダケブキの咲く仙塩尾根の長いトレイルは「南アルプスの真っ只中!」という感じで私は凄く好き

そして熊の平小屋の小屋番さんはとても親切で良い方だったし、農鳥小屋ではあの有名な小屋番さんと遭遇!!
農鳥小屋を通過するや否や、突然後ろから現れスタスタを私達を追い越して行ったかと思ったら、先の登山道で私達を監視するかのように仁王立ちでじ〜っと見下ろして待っているオヤジ…
ガスガスの稜線にいるのはオヤジと私達だけ!
…一体何がしたいんだ?何か文句言われるのか?と内心ドキドキ
結局何も言われなかったけど、なんかめっちゃ緊張したぁ〜

そして緊張したといえば…なんと言っても大門沢の丸太橋!!

これはホントマジでヤバイ!マジパネェっす!!
殆ど整備してなさそうな丸太橋は濡れて滑りやすく、しかも釘が飛び出ていたり木のステップがぐらついていたり…しかもこんな橋が何箇所もあるんですよ!!

もうスリリングなんてモンじゃねぇーーー!!

足を滑らせたら下は冷たい濁流。
両足プルプル震えながら、超涙目で一歩一歩綱渡り気分で渡りましたよ。もう
確かに変化があって全然飽きない楽しいルートではあったけど…
…とにかく私はもう『奈良田〜大門沢下降点』の道を通ることは、この先絶対にないでしょう
初冠雪の大キレットや伯耆大山のらくだの背なんかより断然怖かった!
※個人の感想です

それはそうと、今回の縦走で4年越しで念願の三峰岳(2999m)に登ることが出来ました

4年前は落雷の可能性があってピークを断念…この事をずっと引きずっていたので、これでやっとモヤモヤ解消です
そして同時にこれで仙塩尾根の線と線が繋がり、南アルプス縦走もあと光岳を残すだけになりました。

でも南アルプスはまだまだ登りたいルートが盛り沢山!

今回は憧れの蝙蝠岳にもピストンしたけど、ガスガスで折角の景色も見られなかったし、ここもまたいつかリベンジしたいところ。
いつか伝付峠から蝙蝠岳〜仙塩尾根を通って白根南嶺を歩いてみたいし、黒戸尾根からの甲斐駒も登ってみたい!そして両俣小屋でゆっくりキャンプしながら小屋の猫さんと戯れ、左俣大滝から北岳に登ってみたい。(最近両俣付近でクマ出没したらしいけど…)

ホント、南アルプスは奥が深くてルートを考えるだけでも楽しいです

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コメント

お疲れ様です!
ガツンと歩きましたね!
蝙蝠、イイなあ

まだ作成中とのことですが、あまりにスゴいボリュームの記録なんで、思わずコメント(笑)
完成を楽しみにしてます。

どうでもいい話ですが、私の100番目の投稿
2010/8/19 21:50
ゲスト
>masaiさん
100番目の投稿おめでとうございます!
そして記念すべきコメントを頂きありがとうございますhappy01

今年もガツンと行ってきました
蝙蝠岳…とりあえずピストンしてきましたが、思ったよりもアップダウンがあってちょっと意外でしたよ。
晴れて景色が見えていればまた違ったと思うんですが…
私もあの稜線はまた歩いてみたいので、いつかリベンジです!

記録はですね…ガスでろくな写真撮れてない割には何故かボリューム満載になってしまいました。
ぼちぼち楽しみながら作成していく予定なので、気長にお付き合い下さい。
2010/8/22 10:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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無雪期ピークハント/縦走 甲信越 [日帰り]
北岳 間ノ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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