悪沢・赤石・聖を歩く 今しか出来ない南ア真夏の大冒険
- GPS
- 35:11
- 距離
- 51.4km
- 登り
- 5,835m
- 下り
- 5,819m
コースタイム
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 8:50
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:49
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 5:43
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 8:52
天候 | 初日 曇り時々晴れ 2日目 霧雨後風雨 3日目 晴れのち曇り 夜雨 4日目 曇のち霧雨 夜雨 5日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
畑薙第一ダム↔椹島 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1泊目 千枚小屋 ビール500ml800円 1泊2食13000円 完全予約制 docomoバリバリ入る 2日目 荒川小屋 ビール500ml800円 1泊2食13000円 完全予約制 docomoそこそこ入る 3泊目 百間洞山の家 ビール500ml800円 1泊2食13000円 完全予約制 docomo入らず, 4泊目 聖平小屋 ビール350ml600円 空き缶持ち帰り 空き缶だけではなく買ったもの、トイレで使用した紙も持ち帰り 1泊素泊まり9000円、シュラフを持っていけば1000円割引 docomo 入らず お話などをした登山者(レコに登場します) ・福島さん・・・男性、私よりもベテランさん。行程が一緒、3000m峰制覇を狙う。朝食は弁当にして行動中に食べる派。 ・新潟さん・・・男性、私よりもベテランさん。便ヶ島方面から荒川岳ピストン。通称「社長さん」。 ・埼玉さん・・・女性、私よりもベテランさん、行程はほぼ一緒。今回聖岳で百名山99座に到達。 ・東京さん・・・女性、私と同年代。埼玉さんとお友達、実は地元が近いことがわかった。 |
その他周辺情報 | 三島極楽湯 |
写真
感想
(プロローグ)
先週、塩見岳から下ってきて、「次はさらに南だなあ。」と漠然と思っていた。
下山した次の日、30日(土曜日)に、車の中で特殊東海フォレストのHPを開いてみると、この日程の山小屋にまだ空きがあることが分かった。
塩見に登って次の週にまた南アルプス!?という考えもあったが、もう勢いでポチっていました。千枚小屋、荒川小屋、そして赤石小屋と迷いましたが「ままよ」とばかりに百間洞山の家、当然行きのバスも確保しました。
百間洞山の家を抑えたということは、当然聖に行くわけで、ぜひとも聖平小屋も押さえておきたいところです。ここはインターネット予約に対応しておらず電話予約が必要です。他の3軒の予約を取った後に電話をかけたところ「その日は満室ですね、でもキャンセルが出ると思いますので、毎日のように電話をかけてくれればチャンスもあるかもしれませんよ。」とのこと。
日曜日に豊橋市内を歩いて車に戻り、12時ごろまた小屋に電話をかけてみると、若い人から小屋番さんと思われるベテランさんに電話が変わり、「前日に百間洞押さえてるんだ、じゃあ来たいよね。いいよ、多分大丈夫だから。」とOK、今回の4泊5日の宿泊日程が出来上がったのです。
塩見から下った2日後で、そして出発の2日前でした。
月曜日は仕事、火曜日は午前のみ出張(年に一度の健康診断、終わったら帰宅してよい)、そこで静岡市内で買い物をして畑薙第2ダム臨時駐車所で車中泊となったのでした。
聖平小屋は基本素泊まり(食事などは持参、でも行ってみるとカップ麺+お湯販売は行われていましたので、それで大丈夫な人は大丈夫だと思います。)、4日まで保存がきくような食糧をもち、5日分の服などを持ち、テント泊用のザックに詰め込み15kgほどになりました。最後までザックの重さには苦労することとなりました。
(初日 とにかく喘ぎながら千枚小屋にたどり着く)
車中泊後の朝日がまぶしく、毎日新聞社の夜行バスも到着しました。結構な人が降りてきて特殊東海フォレストのバスを待っています。それを見て、私も並んでしまいました。本当だったら車の中で朝食を食べてから並ぼうと思ったのですが・・・。「みんな並んでいる、自分も並ばなければ・・・。」こんな心理だったんですね。結局朝食を食べなかったことがこの日の苦労の原因でした。
椹島から歩き始めますが、現地看板によるとコースタイムは8時間。ヤマプラでは6時間、荷物が重いことを考えておらず6時間で行けると思っていました
結局、1770mの累積標高を稼ぎ8時間かけ、17時前に小屋にたどり着きました。ただただつらかった登りという1日、ハンガーノックの1日、夕食もご飯は3膳しか食べられませんでした。胃が小さくなっていたのでしょうか。
千枚小屋の夕食の名物はハンバーグだそうです。HPを見ると、元フランス料理のコックさんが小屋番で、本場のソースが自慢と書いてありましたが、「ううむ・・・」という感じ。その後、ビールを1本飲んで就寝、8時消灯ですが12時ごろまでは寝られず、うつらうつらはしたようでした。
(2日目 雨の荒川、悪沢岳で悪さはダメ!)
2日目、天気予報は9時ごろから雨、私は朝食をしっかりと取りスタートする。福島さんは朝食弁当を片手に1時間近く早く行かれた、ちょうどよいところで食べるらしい。
朝食後、ザックを背負いスタートする。ザックには何も足されていないし、引かれてもいない。何も買っていないし、ザックの中の食料を食べたわけでもない。でも、何かが違う、体が動くのだ、息が苦しくないのだ。
体が重さになれたのだろう、宿泊した標高が高いため薄い空気に慣れたのだろう、朝食が早速エネルギーになっているからだろう。足は前に動く嬉しさを確かめながら歩いていく。
樹木がなくなり、稜線といってもいい場所にやってきた、千枚岳、丸山、東岳(悪沢岳)、中岳、前岳の5座で荒川岳ということである。それを千枚岳の方から登っていくのである。
千枚岳を超えたところで先行しているご夫婦が立ち止まっている。そう、ライチョウである。雷鳥を探すのは難しいが、不意にじっとしている人を探す方が楽な場合が多い。今回は母と4羽ほどの雛、結構母から離れていて母はキョロキョロした。ちなみに、南アルプスでライチョウを見るのは初めてである。
この辺りで、Tシャツ1枚から長袖を着込みさらに雨具をつけた。風は寒く、雨も次第に強くなってきた。
悪沢岳への道は次第に岩ゴーロの道へと変わっていく。濡れた岩ゴーロで滑らないよう細心の注意を払い、ゆっくりと登る。かくして悪沢岳にたどり着くが、寒さと雨のため実感は全くなかった、写真を一枚だけ撮影し休憩もなしにそのまま通過していった。ここからは一気の下りである。
荒川岳とまとめていうが、悪沢岳から240m下り180mほど登った先が荒川中岳である。濡れた岩の急降下、慎重に下る。鞍部からは「まぢか!!」というような登り、息を切らせながら喘ぐように登っていく。南アルプス半端ないって。
中岳への登りの最中、ふっと霧がなくなったところで振り返って悪沢岳を撮影、中世ヨーロッパの巨城のような雰囲気、ゲームで言えばラスボスが住んでいるようなイメージだった。何せ昔の人が「悪沢」と名付けたんだもんな。「足元が悪い」「強い」というイメージだったんでしょうね。
なお「悪」という漢字には「強い」という意味もあります、「悪太郎」とか「悪来」などという言葉はどちらも「どうしようもなく強い」という意味で使われています。きっと「悪沢岳」の「悪」も、「どうしようもなく強い」ということなんでしょう。
中岳山頂の避難小屋で少々休憩、泊まることもできるし食料の販売も行っているし、管理人さんも夏季は常駐しているそうです。暖房やストーブはついていませんでしたが、話を聞くと「この方向からのあめだったら、稜線から外れると多分止むよ、霧も晴れるよ」とのこと。それを信じて行くしかありません。
中岳を通過し分岐、前岳をどうするか迷いました(もう見えているんです)が、自分の体のことを考えて稜線から外れ荒川小屋方面へ向かいました。なるほど、だいぶん歩きやすくなったような気がします。カールも見て、花畑もありましたが今日は全部濡れていて撮影には適していません。ただただ静かに、荒川小屋に向かいしました。
11時前に荒川小屋に到着、荷を解きます。玄関のストーブに火が入って入り、雨具などはそこで乾かします。昼食に「函館塩ラーメン」(寒干ラーメン)を自分で作り食べ、その後ビールを片手に読書、飽きたら自分の寝床で身体中をほぐす、軽く寝る、ネット巡回、などで時間をつぶしたのでした。
夕食は荒川小屋名物カレーライス。最初の1杯目は軽く盛られていて人数分盛り付けてから呼ぶので・・・。勝負は自分で盛れる2杯目からです。これが激ウマでスプーンが止まりません。先日食べた三伏峠小屋のカレーは「これぞ日本のライスカレー」でしたが、今回は「これが洋風カレーライスでしょ。」というスタイル、具はほとんど溶けて無くなっているのですが、出汁として味として残っている、ご飯にカレーソース、これだけで美味い。私は4杯、他の人も結構おかわりしていて鍋の上まであったカレーソースのなくなり方が尋常じゃなかったです。夕食がもう一回転あるそうで、「残量大丈夫かな?」と心配してしまうような感じでした。
2回転目も終えると食道は談話室へ変わります。ヤマレコユーザーymura39さんたちのグループに混ぜてもらい楽しい話をさせていただきました。雷鳥の話、登山スタイルの話、いろいろな山の話。二百名山、三百名山に挑戦されているということで、またレコなど見させていただきます。
(3日目 爽快な赤石岳と猛者が集まる百間洞山の家。)
この日も、ショートコース。赤石岳に登って百間洞山の家までになります。もちろん、朝食は3膳飯、3膳目は鮭をちぎり海苔をちぎりお茶をかけた鮭茶漬け。それを、東京さんが覚えていたこともあり、あとで話ができました。
大聖寺平まではゆるゆると上がります。荷物が減ったわけではないのに、足はそこそこ快調。昨日もショートだったためいい感じに回復したのだと思われます。そして、そこからが一気に3000mまで300mの登りです。ジグザグにつけられた道をただただ愚直に登ります。20歩で10呼吸、500歩程度で荷物を下ろし給水と休憩、このペースで登り続けます。
奥に山が見えますが、赤石岳の前に小赤石岳があったり偽ピークがあったりと最初色々写真を撮っていても「どれが本ピーク?」と思うような写真が多く、採用しなかった写真も多いです。
3030mピークで休憩、ここから本峰までが3000mを超える縦走路です。今日は晴れていて風景も見えて気持ち良い歩きです。あとは自分のペースで「小赤石岳」「赤石小屋分岐」を超えて進みます。8時前に赤石岳に到着、3時間程度の歩行ですね。
南アルプス南部の中央、ここに一等三角点があります。ここは日本の一等三角点で最高地点だそうで、富士山でも奥穂でも槍でも北岳でもないんですね。そして、南アルプスは「赤石山脈」と呼ばれていることもある、南アルプスを代表する山の一つなんだなあと、深く実感することができました。
避難小屋に寄ってみると、みんな赤いTシャツを着ています。人気のTシャツなんだそうで。欲しいなあと思いましたが私に合うサイズはなし、4Lなんて作っても売れないですしね。どうやら昨日は大宴会でお楽しみだったようです。
赤石岳は赤い石の山です。特に、百間洞山の家方面に向かうと、赤い石がたくさんありその上を歩くことになります。昨日は濡れた岩ゴーロ、今日は乾いた岩ゴーロ、岩ゴーロには変わりませんので浮石に注意です。途中、百間平などの風光明媚なところを通りますがそこからもかなり下ります。急下りの最中に振り返ってみると石の壁が見えます、それは登る気を喪失させるのに必要十分といった迫力でした。
百間洞山の家は標高2500m付近にあります。つまり、一気に620mほど下降したことになります。この下降分は次の日の急登りに変換されるのです。
百間洞山の家には私が1番で到着しました。2番が新潟さん、3番が福島さんで。外テーブルでそれぞれ昼食をとりながら話しました。その後続々と到着します。埼玉さんと東京さんも無事到着しました。午後は、ビール片手におしゃべり大会、夕食後もおしゃべり大会は続きました。
なお、ここの夕食は名物トンカツです。小屋を2人で切り盛りしながら、グッズや酒を売り、トンカツを揚げ準備をする。凄い人たちだと思いました。
そして、ここに来るということは、次の日に聖縦走を目指す者か、聖縦走を終えた者です。ツワモノ達の雰囲気を感じますが、その中でなんとかおちゃらけて精神のバランスをとっている自分がいました。
(4日目 あの憧れの聖縦走は凄まじかった。)
聖岳、1番楽に行くのであるならば、聖平小屋に連泊しピストンすること。これに限ると思うんです。それもいいかなとおもいましたが、今回の縦走に組み込むことにしました。つまり、百間洞山の家から聖平小屋に抜けるコースタイム8時間越えの道を行こうというのです。そのために、前の日2日はショートコースにしたようなもんです。
植物を主体とした朝食で飯を3膳食べてスタートします。2750m付近の稜線まで、斜めに登っていきます。大沢山(静岡の百山、百高山など)にも欲が出ますが、とにかく今日の目的は、日没までに聖平小屋にたどり着くことです。
尾根に出てから、中盛丸山、小兎岳、兎岳とアップダウンを繰り返していきます。これがきつい、特に子兎だけを下って見上げる兎岳はまさに「壁」、「はぁん、これ上るっすか。」思わず出るため息。40分登って頂上、新潟さんが待っていてくれて話をしてくれました、その後新潟さんは先行し小屋に向かいました。兎岳三角点往復もカット、兎岳避難小屋見物もカット。
そもそも、こんなきつい山に何で「兎岳」という可愛らしい動物の名前がついたのだろうと不思議に思います。勝手に「ちびうさ」とか「うさぴょんちゃん」とか言っていますが、何でですかね?どうせだったら、山頂でうさぎポーズの写真をセルフで撮影してもよかったか?まあ、セルフ機能使ったことないしなあ。
さて、兎岳を越えると、細尾根を一気に下っていきます。これが実にいやらしい、両方切れ落ちてるし、石は滑るし霧がかかり始めているし。稜線を風が越えて雲ができる写真を撮影することができたのがよかったくらいだ。そして、鞍部。2609mをGPSは指している、ということは聖岳山頂まで400mの登りになる、「なあに、高尾山一つと思えばいい。」
霧で先は見えない、標高を50m上げるごとに休憩をとる、ただただフラフラ前に進む。何とか午前中にとうちゃく、聖岳である。私は写真を撮影する前に、ザックを下ろし岩に座った。まずは呼吸と気分を落ち着けたかった。
静岡県らしいお団子表示があった、このレコの代表写真はこれに決めた。ああ、遠かった、きつかった、そして嬉しかった。もちろん奥聖岳ピストンは入れない、できるだけ早く聖平小屋で祝杯をあげたい。きっと、新潟さんや福島さんは先行しているはずだ、後ろから埼玉さんと東京さんも来るはずだ。
さて、下りも試練だ、ザレ場中心の道を700m以上下るのである。両つま先に痛みがくる。休み、我慢して、また単調な下り道をゆく。周りは霧で見えない、小聖岳からの展望も良いというが何も見えず壊れている標識を撮影したのみだ。
途中で座り込んでいる人がいた、どうやら捻挫をしたようだ。「俺たちが処理するから、気にせず行ってくれ」というにでそうさせていただいた。(次の日にネットで見ると、ニュースになっていたようだ。)
何とか無事に聖平小屋にたどり着いた、荷を解き早速乾杯。夕食時間は食堂で各自が各自作ったものを食べ、その後外のベンチでさらに乾杯、全員次の日が最終日だから食糧を食っちまおうということです。
埼玉さんは、今日の聖岳で日本百名山99座ということでおめでとうございますと、みんなで祝福しました。また、あーだこーだヨーダヨーキと話が盛り上がり、楽しい時間を過ごさせていただきました。
自分も次の日は下るだけです。怪我だけはしたくないです。
(5日目 最終日、下山の試練と喜び)
登頂したと言えども下山までできていなければ及第点とは言えません。何とか椹島までたどりつきたいと思っていました。コースタイムは6時間、2時台のバスには間に合わせたい。
4時半に朝食、カップ麺を買いました、お湯付きで500円、これで何とか間に合わせよう。ということで5時10分ごろスタートです。(実際にはGPSを入れてからトイレに行った)
聖平小屋からの下り、かなりきついです。登り返しも多く、ただ着実に下るだけではありません。水場は多く、基本沢は全て飲めるということですが、小屋の時点でスポーツドリンク3リットル積んでいたので、沢水は飲みませんでしたが。
途中で、静岡県警の警察官が十名ほど登ってきていました。きっと、昨日の負傷者を搬送するんでしょう。担架か何かでこの道を運ぶのも大変だなあと思いながら「お疲れ様です。」と声をかけました。
聖沢大橋では、その警察官達が下っていきました。ヘリの手配がついたので無用となったのだそうです。警察官も大変ですね、本当にお疲れ様でした。
聖沢登山口では福島さんが待っていてくれ、椹島までの道を5日間のことを思い出しながら話し、足を進めました。一人で歩くより2人以上で色々なことを話しながら歩く方が楽しいに決まっています。1時間弱の道が。あっという間でした。
椹島で休んでいる間にバスの手配、12時台のバスを確保し一安心、私はソフトクリームとコーラ、福島さんは生ビールで乾杯。じきに埼玉さんと東京さんも到着でした。
あとは、バスに揺られ、車に乗って帰宅です。三島の極楽湯で汗を流し21時ごろ帰宅しました。
(エピローグ)
このコース、もう一度行きたいか?と聞かれれば、「NO!」です。非常にきつくてタフなコース。誰かに「連れて行って」と言われたら、レコの紹介だけしてお茶を濁すでしょう。
特に、4日目の聖岳超え、これは一度でいいです。
今回、同じ日程で小屋泊する人たちが結構おり、その中で仲間意識を持つことができました。小屋の位置がうまいこと配置されていると感じました。
なお、今回は時計と反対回りでしたが、逆回りだったらどうでしょうか。食糧を最初に消費できるという良さはありますが、聖の登り、赤石の登りと600m、700mの一気登りを2回行わなければなりません。それを考えたら、私が今回行った時計と逆回りの方が楽だと思います。
東海フォレスト関係の山小屋が2年ぶり?3年ぶり?の復活。百名山でここを残している人が非常に多かったのだろうなあと思われます。「何座登った」「後いくつだ」「きついのは○○だ。」「あそこは楽だった」などという会話が非常に多かったです。もちろん、100座に到達して記念撮影をしている人も結構いたそうです。しばらくは、こんな感じなのかもしれません。
とにかく南アルプスは一つ一つの山が大きく、鞍部までしっかりと下り、また登らされる感じがあります。そういう意味では、一つ一つに山に風格を感じます。
なお、今回の歩行で距離が10000kmを超え、シルバーステージに入りました。まあ、これも一つの指針になりますから。なお、ブロンズ突入から1年11ヶ月かかっています。同じペースで歩いていれば、8年後に次のステージになるのでしょうかね。まあ、気の長い話です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
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遂に南ア深部大縦走完結ですね〜
すごい重量を歩荷してのあのアップダウン
聖まで制覇とは、流石です
実は、マジでとっても参考になりました(笑)
行ってきましたよ、2週連続の南アルプス。今回は人生史上ハードな山旅だったと思いますが、出会う人のやさしさ。小屋の心遣いにも助けられた5日でした。本日月曜日に仕事がなければ光岳もと思いましたが、それはそれでさらに荷物が増えてしまう。今回が私にとってはちょうどよかったようです。
南アルプス、終わってませんよ。まだ光岳を残しています。この夏に行くか来年に回すか、考え中です。(いま、小屋も閉まっているようですし)
cyberdocさんとkazu5000さんのペアでぜひ行かれてください。テント泊でもいいのでは。全部の山小屋にテント場と水場はありますから。
aideieiでした。
参考にさせて頂きます😀
100名山も残り少なくなってますね👍
カレー美味しそう😃
muttyann
山に登った達成感も素晴らしいですが、書き上がったレコもつい大作になってしまいました。自分で読み返しても20分くらいかかってしまいます。でも、あの5日間の感動、緊張、希望、憧れ、人恋しさを読み返すたびに思い出すんです。
過去の自分のレコもたまに読み返して思い出すことがあります。きっとこのレコもそういうレコの一つになるのではないかと思っています。
東海フォレストが数年ぶりに山小屋を行っていて、今年は混むと思われます。来年以降がおすすめかもしれません。一度はお勧めします。
aideiei@京都府でした。
南アルプス南部大縦走お疲れさまでした。
レコも本に出来るほどの大作ですべてきっちり読ませていただきました(あー疲れた)
どっぷりと山に浸かり充実した毎日だった事がしっかり伝わってきましたよ〜
私もいつかは行くであろうエリア、とても参考になりました。
夏はまだまだ・・きっと次の大縦走もやりそうですねー
subaru5272
本当に壮大な旅行記になってしまいました。うまく短くまとめられなくて困ってしまいます。SNSなのにいきなりこんな長い文を読ませられてもと。
本当にいい山でした。そして、遠い山でした。疲れる山ですがやり切った感は素晴らしいものがありました。
70台の方々も多かったです、subaru5272さんも、いつか行かれてください。
aideiei@鳥取県でした。
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