ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5745294
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

オコジョとお花盛りの白馬大雪渓−栂池

2023年07月21日(金) ~ 2023年07月22日(土)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
13:55
距離
23.5km
登り
2,434m
下り
1,845m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:48
休憩
1:27
合計
8:15
距離 12.0km 登り 1,968m 下り 497m
6:04
45
6:49
6:50
1
6:51
6:54
127
9:01
9:02
23
9:25
9:29
57
10:26
11:31
10
11:41
11:44
66
12:50
13:00
72
14:12
7
2日目
山行
4:32
休憩
0:54
合計
5:26
距離 11.4km 登り 469m 下り 1,361m
6:21
16
白馬岳頂上宿舎
6:37
6:43
14
6:57
7:05
25
7:30
37
8:07
8:18
38
8:56
9:00
34
9:34
9:47
24
10:11
10:12
37
10:53
10:58
43
11:41
11:47
0
11:47
0
11:47
栂池パノラマウェイ自然園駅
AKU
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・毎日あるぺん号(夜行・山小屋各1泊)利用。往路竹橋〜猿倉山荘前、復路白馬八方バスターミナル〜新宿駅前
コース状況/
危険箇所等
・大雪渓は初めてですが既にかなり溶けて縮小している様子。上部で再度アイゼンを付けるような場所はありませんでした。
・白馬大池から白馬乗鞍岳を経て天狗原までのルートは小岩の堆積の連続で、思いのほかハードでした。幅50mほどの残雪の急斜面もあります。ロープがありますがアイゼンを着けて通る人もいました。
・栂池自然園からのロープウェイは所要5分ほど、乗り継ぐゴンドラは20分ほどかかるのでバス利用時はご注意。乗り換えも3〜4分歩きますが、ゴンドラ(6人乗り)は頻発しているので待ち時間は気にしなくても大丈夫です。下の駅からバス停までは徒歩1〜2分です。
【21日】5時半、猿倉山荘前。軽く朝食を取って6時出発
2023年07月21日 05:32撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 5:32
【21日】5時半、猿倉山荘前。軽く朝食を取って6時出発
青空が見えて天気はまずまず
2023年07月21日 06:16撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 6:16
青空が見えて天気はまずまず
さっそく花が。オオバミゾホオズキかな?
2023年07月21日 06:49撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 6:49
さっそく花が。オオバミゾホオズキかな?
50分余で白馬尻小屋地点。小屋はなく資材だけ
2023年07月21日 06:51撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 6:51
50分余で白馬尻小屋地点。小屋はなく資材だけ
しっかりと大雪渓視認
2023年07月21日 06:52撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 6:52
しっかりと大雪渓視認
キヌガサソウ
2023年07月21日 06:55撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 6:55
キヌガサソウ
カラマツソウ
2023年07月21日 06:56撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 6:56
カラマツソウ
大雪渓の入渓?地点が見えた
2023年07月21日 07:06撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 7:06
大雪渓の入渓?地点が見えた
冷気が押し寄せ生き返る気分で軽アイゼン装着
2023年07月21日 07:08撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 7:08
冷気が押し寄せ生き返る気分で軽アイゼン装着
想像通りの雪渓歩きの図。想像以上に寒い
2023年07月21日 07:45撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 7:45
想像通りの雪渓歩きの図。想像以上に寒い
思ったより短時間で踏破……したもののアイゼンは疲れる
2023年07月21日 08:10撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 8:10
思ったより短時間で踏破……したもののアイゼンは疲れる
ミヤマキンポウゲ?
2023年07月21日 08:20撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 8:20
ミヤマキンポウゲ?
夏道の脇に続く雪渓上部では落石音が絶えない
2023年07月21日 08:23撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 8:23
夏道の脇に続く雪渓上部では落石音が絶えない
ミヤマタンポポですか
2023年07月21日 08:25撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 8:25
ミヤマタンポポですか
赤紫はヨツバシオガマ、白はミヤマトウキか
2023年07月21日 08:25撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 8:25
赤紫はヨツバシオガマ、白はミヤマトウキか
雪渓上端の裂け目の下は激しい流れが見える
2023年07月21日 08:34撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 8:34
雪渓上端の裂け目の下は激しい流れが見える
ウサギギク
2023年07月21日 08:36撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 8:36
ウサギギク
上部からの雪解け水を渡るのに少し緊張
2023年07月21日 08:45撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 8:45
上部からの雪解け水を渡るのに少し緊張
テガタチドリ?
2023年07月21日 08:52撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 8:52
テガタチドリ?
クルマユリとミヤマコウゾリナ。奥はハクサンフウロ
2023年07月21日 08:54撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 8:54
クルマユリとミヤマコウゾリナ。奥はハクサンフウロ
(花名調査中)
2023年07月21日 08:55撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 8:55
(花名調査中)
イワオウギ
2023年07月21日 09:02撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 9:02
イワオウギ
急斜面を登る山スキーヤーも
2023年07月21日 09:15撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 9:15
急斜面を登る山スキーヤーも
緊急避難小屋に到着。ふと目の先で何かが動いた?
2023年07月21日 09:26撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 9:26
緊急避難小屋に到着。ふと目の先で何かが動いた?
★オコジョでした!★
2023年07月21日 09:27撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
3
7/21 9:27
★オコジョでした!★
接近&望遠撮影を試みるも逃げられた。速っ!
2023年07月21日 09:27撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 9:27
接近&望遠撮影を試みるも逃げられた。速っ!
ハクサンフウロ
2023年07月21日 09:33撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 9:33
ハクサンフウロ
イブキジャコウソウ
2023年07月21日 09:48撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 9:48
イブキジャコウソウ
ウルップソウと奥はミヤマキンポウゲ?
2023年07月21日 10:17撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 10:17
ウルップソウと奥はミヤマキンポウゲ?
ミヤマオダマキ
2023年07月21日 10:18撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 10:18
ミヤマオダマキ
ようやく白馬岳頂上宿舎に到着。昼飯とする
2023年07月21日 10:24撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 10:24
ようやく白馬岳頂上宿舎に到着。昼飯とする
アイゼン等をデポして小屋の裏から杓子岳へ
2023年07月21日 11:35撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 11:35
アイゼン等をデポして小屋の裏から杓子岳へ
振り向けば白馬岳を背景に巨大な白馬山荘が
2023年07月21日 11:37撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 11:37
振り向けば白馬岳を背景に巨大な白馬山荘が
ミヤマシオガマ
2023年07月21日 11:42撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 11:42
ミヤマシオガマ
丸山から正面に杓子岳、右が白馬鑓ヶ岳
2023年07月21日 11:44撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 11:44
丸山から正面に杓子岳、右が白馬鑓ヶ岳
ベンケイソウの仲間に見えるのですが…
2023年07月21日 11:49撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 11:49
ベンケイソウの仲間に見えるのですが…
チシマギキョウみたい
2023年07月21日 11:51撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 11:51
チシマギキョウみたい
イワツメクサ
2023年07月21日 11:51撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 11:51
イワツメクサ
ずんぐりしているけれどクルマユリでしょう
2023年07月21日 11:52撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 11:52
ずんぐりしているけれどクルマユリでしょう
ミヤマダイコンソウ
2023年07月21日 12:16撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 12:16
ミヤマダイコンソウ
ライチョウのお母さん。ヒナは素早く画面外へ逃走
2023年07月21日 12:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 12:22
ライチョウのお母さん。ヒナは素早く画面外へ逃走
ガレ場状の杓子岳直登ルート。鑓ヶ岳へ続く巻き道が分岐
2023年07月21日 12:30撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 12:30
ガレ場状の杓子岳直登ルート。鑓ヶ岳へ続く巻き道が分岐
ハイマツの実
2023年07月21日 12:45撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 12:45
ハイマツの実
ガレガレの杓子岳山頂は長い尾根状
2023年07月21日 12:58撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 12:58
ガレガレの杓子岳山頂は長い尾根状
見事な非対称山稜で東側は切れ落ちている
2023年07月21日 13:02撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 13:02
見事な非対称山稜で東側は切れ落ちている
なだらかな鑓ヶ岳方向へ迂回。右下に巻き道が見える
2023年07月21日 13:04撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/21 13:04
なだらかな鑓ヶ岳方向へ迂回。右下に巻き道が見える
直登分岐で鑓ヶ岳を振り返る
2023年07月21日 13:24撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 13:24
直登分岐で鑓ヶ岳を振り返る
コマクサ発見
2023年07月21日 13:40撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/21 13:40
コマクサ発見
【22日】晴れた。朝5時20分、山小屋前から杓子岳を望む
2023年07月22日 05:20撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 5:20
【22日】晴れた。朝5時20分、山小屋前から杓子岳を望む
テント場の裏に登ると朝日に映える劔立山連峰がくっきり
2023年07月22日 05:25撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 5:25
テント場の裏に登ると朝日に映える劔立山連峰がくっきり
西には旭岳
2023年07月22日 05:26撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 5:26
西には旭岳
白馬山荘と白馬岳
2023年07月22日 05:27撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 5:27
白馬山荘と白馬岳
ハクサンイチゲ
2023年07月22日 05:30撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 5:30
ハクサンイチゲ
お世話になった頂上宿舎を出発。後ろは杓子岳と鑓ヶ岳(右)
2023年07月22日 06:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 6:22
お世話になった頂上宿舎を出発。後ろは杓子岳と鑓ヶ岳(右)
少し登ると左端遠くに槍・穂高の姿が。右端は剱岳
2023年07月22日 06:29撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 6:29
少し登ると左端遠くに槍・穂高の姿が。右端は剱岳
白馬山荘を通過。白馬岳は指呼の下に見える
2023年07月22日 06:38撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 6:38
白馬山荘を通過。白馬岳は指呼の下に見える
とはいえ、登りはつらい
2023年07月22日 06:39撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 6:39
とはいえ、登りはつらい
息継ぎに振り向くと前穂・奥穂・槍の全体が見えた
2023年07月22日 06:50撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 6:50
息継ぎに振り向くと前穂・奥穂・槍の全体が見えた
白馬岳山頂到着。これから歩く小蓮華山への稜線
2023年07月22日 06:58撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 6:58
白馬岳山頂到着。これから歩く小蓮華山への稜線
振り向けば迫力ある杓子岳東面
2023年07月22日 06:58撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 6:58
振り向けば迫力ある杓子岳東面
中央の白馬鑓ヶ岳の右に槍穂高連峰の大パノラマ。左は鹿島槍?
2023年07月22日 06:58撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 6:58
中央の白馬鑓ヶ岳の右に槍穂高連峰の大パノラマ。左は鹿島槍?
登頂の証拠写真
2023年07月22日 06:59撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 6:59
登頂の証拠写真
南西には旭岳と清水岳
2023年07月22日 07:00撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 7:00
南西には旭岳と清水岳
東のかなたには戸隠、黒姫方面のシルエット
2023年07月22日 07:05撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 7:05
東のかなたには戸隠、黒姫方面のシルエット
小蓮華山も東側は切り立っている
2023年07月22日 07:05撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 7:05
小蓮華山も東側は切り立っている
白馬岳を振り返る。右に劔立山
2023年07月22日 07:10撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 7:10
白馬岳を振り返る。右に劔立山
ミヤマアズマギク
2023年07月22日 07:13撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 7:13
ミヤマアズマギク
長池と鉢ヶ岳
2023年07月22日 07:14撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 7:14
長池と鉢ヶ岳
稜線には大きな岩屑斜面が目につく
2023年07月22日 07:20撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 7:20
稜線には大きな岩屑斜面が目につく
二重山稜の向こうが三国境
2023年07月22日 07:21撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 7:21
二重山稜の向こうが三国境
アオノツガザクラとコイワカガミ
2023年07月22日 07:25撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 7:25
アオノツガザクラとコイワカガミ
シナノキンバイ
2023年07月22日 07:25撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 7:25
シナノキンバイ
三国境
2023年07月22日 07:31撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 7:31
三国境
小蓮華山へ最後の登り返し
2023年07月22日 07:33撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 7:33
小蓮華山へ最後の登り返し
背後には青空を背にそびえる白馬岳
2023年07月22日 07:37撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 7:37
背後には青空を背にそびえる白馬岳
少し登って振り向くとガスが上がっていた
2023年07月22日 07:48撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 7:48
少し登って振り向くとガスが上がっていた
小蓮華山が近づくと岩の色が変わった
2023年07月22日 07:50撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 7:50
小蓮華山が近づくと岩の色が変わった
小蓮華山山頂は大にぎわい
2023年07月22日 08:06撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 8:06
小蓮華山山頂は大にぎわい
小蓮華山頂から来し方を振り返る
2023年07月22日 08:08撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 8:08
小蓮華山頂から来し方を振り返る
大雪渓でしょうか?
2023年07月22日 08:32撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 8:32
大雪渓でしょうか?
船越ノ頭。こちらも雄大な岩屑斜面
2023年07月22日 08:46撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 8:46
船越ノ頭。こちらも雄大な岩屑斜面
サミットに達すると遠くに白馬大池
2023年07月22日 09:00撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 9:00
サミットに達すると遠くに白馬大池
ハイマツにハクサンシャクナゲが混じりだした
2023年07月22日 09:19撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 9:19
ハイマツにハクサンシャクナゲが混じりだした
ゴゼンタチバナ
2023年07月22日 09:19撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 9:19
ゴゼンタチバナ
チシマギキョウ
2023年07月22日 09:26撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 9:26
チシマギキョウ
白馬大池と山荘が近づいてきた
2023年07月22日 09:28撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 9:28
白馬大池と山荘が近づいてきた
チングルマの群生
2023年07月22日 09:29撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 9:29
チングルマの群生
よく見るとハクサンイチゲが混じる
2023年07月22日 09:30撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 9:30
よく見るとハクサンイチゲが混じる
ハクサンコザクラだろう
2023年07月22日 09:33撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 9:33
ハクサンコザクラだろう
大池山荘
2023年07月22日 09:42撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 9:42
大池山荘
サンショウウオの泳ぐ池のほとりから岩の道が始まる
2023年07月22日 09:54撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 9:54
サンショウウオの泳ぐ池のほとりから岩の道が始まる
ごろた岩を飛び石伝いに乗鞍岳。岩飛びは続く
2023年07月22日 10:13撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 10:13
ごろた岩を飛び石伝いに乗鞍岳。岩飛びは続く
残雪の斜面は慎重に(振り返って)
2023年07月22日 10:27撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 10:27
残雪の斜面は慎重に(振り返って)
天狗原の木道へひたすら岩の急斜面を辿る
2023年07月22日 10:32撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 10:32
天狗原の木道へひたすら岩の急斜面を辿る
日差しの暑い岩の道を登るのは地獄だと思う
2023年07月22日 10:34撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 10:34
日差しの暑い岩の道を登るのは地獄だと思う
天狗原の木道に達して一息
2023年07月22日 10:49撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 10:49
天狗原の木道に達して一息
ワタスゲの花が出迎え
2023年07月22日 10:50撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
7/22 10:50
ワタスゲの花が出迎え
アヤメでしょう
2023年07月22日 10:53撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 10:53
アヤメでしょう
天狗原から山道をひとアルバイト下ってようやく自然園着
2023年07月22日 11:43撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
7/22 11:43
天狗原から山道をひとアルバイト下ってようやく自然園着
撮影機器:

装備

個人装備
1/25000地形図 水筒 食料 レインウェア 着替え 防寒着 ヘッドランプ ストック 保険証 ティッシュ タオル 計画書 時計 携帯電話 カメラ 筆記具 緊急保温シート ガイド地図 ツェルト 応急医薬品 GPS 予備電池 非常食

感想

 高山植物のお花畑が盛りを迎える時期の北アルプスを初めて訪れた。白馬を目的地にしたのは、雪のあるうちに大雪渓を歩いてみたいという狙いだったが、数多い花々とオコジョにも迎えられて、非常におまけの充実した山行となった。
【20日】
 今回、初めて毎日あるぺん号の夜行バスを利用した。平日午後10時過ぎ、新聞社ロビーの床に大勢の登山者が座り込んでバスを待つという光景は、なかなか新鮮だった。上の編集局では社員が朝刊編集の追い込みに忙しいことだろうと思うと、多少の後ろめたさも感じる。
 利用する猿倉行きのバスは、ショートボディの観光バスタイプ。途中2か所のトイレ休憩に加えて扇沢、八方でも客を下ろすから、昔の夜行急行列車と同じで安眠は望み得ない。断続的に3時間ほど眠った程度で定刻の5時半に猿倉山荘前に着いた。
【21日】
 朝食とトイレを済ませて登山道へ分け入る。冷え込みはなく、登山シャツ1枚でちょうどいい。ほどもなく道端に可憐な花を咲かせる高山植物が目に飛び込んできた。雲は多いが遠く稜線も見えて雨の心配はなさそうだ。やがて大雪渓の一部らしい長大な残雪も見え始めて、45分で「ようこそ大雪渓」の大岩に着いた。
 白馬尻山荘は今年は営業しないとのことでトイレだけが建っていた。大雪渓へのアプローチはすぐ先で、先行者がアイゼンを装着している。気温が高めなので雪が緩んでいないか心配だったが、固く締まっていてホッとした。過去のレコで見たより雪は少なめで、雪面もだいぶ汚れてきている。少雪と大雨、バカ陽気のせいだろうか。
 6本爪アイゼンを装着し、雪面に赤っぽい色を付けたと思われる踏み跡伝いに雪渓歩きをスタートした。まだ傾斜の緩い区間だし、程よくアイゼンの歯が入る固さの雪なので歩きやすい。ただ、さすが雪の上とあって最初は涼しいと喜んでいたのが、10分もすると寒くなってきて、レインの上を羽織って歩いた。
 1.5劼曚品發と右前方に夏道(秋道?)らしい地面が見え、涼しい雪渓歩きは終了。楽な行程のつもりだったが、アイゼンを外すと思ったより脚の筋肉に疲労を感じた。やはり、軽くでも雪面に歯を叩きこみながら歩いたので筋力を消耗したようだ。
 道は徐々に傾斜を増し、左に見える大雪渓上部からはたびたび小さな落石の音が聞こえる。やがて雪渓は大きな口を開けてあたりに雪解け水の音を轟かせた。汗のにじむ登高のつらさを咲き競う花々を見て紛らわせながら進むと、別の右上の残雪から落ちる融水を横切る岩場に出た。木橋2本が渡してあるが、まともに歩くと飛沫でびしょ濡れになるので飛び石の要領で素早く通過した。
 さらに登ると左上に再び残雪の急斜面が現れ、なんとスキーを担いで登る人たちが見えた。目測で斜度30度はあり、下部も傾斜はきついから勢い余るとガレ場に突っ込んでしまう。相当の技術の持ち主なのだろう。
 残念ながらその滑りを拝見できないうちに緊急避難小屋前に到着。汗をぬぐって一休みしようとしたら、目の前から何かが動いたのが見えた。小鳥か?と注視していると、4mほど向こうにひょこっとオコジョが現れた。じっとこちらを見ている。カメラを構えて1枚撮り、もう少し望遠でと操作していたらヒラリと身をひるがえして逃げられてしまった。これまでも2度ほど見たことはあるが、素早いので写真に納められたのは初めてだ。
 標高が2500mを超え、圏谷が北へと方角を変えると何となく稜線が近づいた気がしてきた。いよいよ脚がきつくなってきたが、頂上宿舎まであと標高差200m余り。何とかほぼ予定のコースタイムで到着することができた。
 ここで弁当を食べ、アイゼンなど不要な荷物をデポして杓子岳を訪ねるつもりだ。あわよくばチェックインをと思ってスタッフに声をかけたが、受付は12時半からとのこと。「売店の荷物置き場はお使い下さい」とのことなので、少しリュックを軽くした。その売店前のベンチでお握りとカップ麺、コンビーフの当方定番の昼食とする。
 三々五々とハイカーが到着し始めたが、上に見える巨大な白馬山荘を目指すらしい人も多い。たっぷり一時間休憩し、リュックを背負い直して裏の稜線へ。雲が多いのが気になるが、雨の降る気づかいはない。
 旭岳を右に見ながら、まず丸山へ登る。ガスの切れ間に覗く杓子岳は思ったより遠く感じる。このところ隔月でしか山を歩いておらず、なまった筋肉は昼休憩程度では回復せず、お尻の筋肉まで痛む。
 ついついうつむきがちに歩いていたら、パタパタとウズラみたいな鳥2羽が足元から走り出た。雷鳥の雛だ! 見回すと、すぐ先で母鳥がお尻を向けて別方向へソロリソロリと去っていく。その姿に思わず頬が緩んだ。 相変わらすガスで山々は見えないが、とりあえず来たかいはあったというものだ。
 前方から杓子に登ってきたという女性が来たので道の様子を問うと、急なガレ場の坂で白馬鑓ケ岳側へ迂回した方が良かった、とボヤいた。巻き道分岐に至ると、なるほど凍結破砕作用でこぶし大に割れた流紋岩が堆積し、なんとも歩きにくい。ただ、迂回路の先の登り口はと見ると、かなり先になる様子。疲れた脚に鞭打って直登コースを選ぶことにし、ガレに足を取られること20分近くを経てようやく杓子岳山頂に着いた。
 北側には、前穂北尾根のミニ版みたいなゴジラの背中稜線がぼんやり見えるが、360度すっかりガスの中だ。一休みしていると、白馬鑓方向に向かう若い男性が2人上がってきた。うち一人はほとんど止まらず先へ向かい、今一人は迂回する当方のすぐ後を追ってくる。非対称山稜の東側の崖に落っこちないように気を付けながら、”ややマシ”なガレの坂を下って巻き道に合流した。
 さて、小屋の方に戻りかけると件の男性が後を付いてくる。写真を撮りがてら立ち止まり、イヤホンを付けて終始スマホ画面を見ている男性に「どこ行くの?」と問うと、やはり白馬鑓との答え。「じゃあ、逆方向だよ」と教えると、あわててスマホを操作して確認し、礼を言って引き返して行った。スマホで見ていたのは地図ですらなかったらしい。もし、視覚・聴覚とも山と関係ない情報に神経を向けていたのだとすると、どんな事故に遭うとも限らない。ちょっと心配だ。
 半分ほど戻ったあたりで、道のすぐ近くにコマクサを見つけた。一面の花畑とまではいかないが、今回はさまざまな高山植物の花が目を楽しませてくれる。丸山へ最後の登り返しで顎を出しながらも、花々のパワーをもらってなんとかテント場経由で頂上宿舎へ戻る道に辿り着いた。ちなみに、ここにはハクサンイチゲが群生している。
 午後2時半前に投宿。2階の浅間という部屋をあてがわれた。喉が渇いて自販機のビールを買って部屋に向かったが、ショート缶で900円もすることに驚いた。何年か前は500円が相場だった気がするが、ヘリの燃料費高騰のせいだろうか。
 定員16人に相部屋は当方を入れて4人。しばらく話した後、夕食までひと眠りした。5時半からのその夕食はバイキング方式で、想像以上におかずが豊富。ビーフシチューまで付いてお代わり自由とあって、ついつい食べ過ぎてしまった。
【22日】
 1時過ぎにトイレに起き、次に目が覚めたのは4時過ぎ。窓の外を見るとガスがかかっている。また寝を決め込んで5時過ぎに起きると、視界が回復していた。あわててダウンを着込み、カメラを持って部屋を出た。西の空は晴れている。宿のサンダルを借りたままテント場から裏の稜線まで上がってみると、ピラミダルな山が朝日に照らされていた。剱岳だ。もう少し早ければモルゲンロートが見られたかもしれないが、これでも十分見ごたえがある。
 戻っておかずの豊富な朝食を堪能する。ご飯は地元の黒米を使ったお握りを選んだ。山の上という制限はあるが、夕食、朝食とも手のかかる料理ばかりで、山小屋の食事としては評判通り出色だと感心した。
 6時20分に出発し、雪田を横に見ながら白馬山荘への急登に挑む。まだ脚が重く、息が切れる。息継ぎがてら振り向いてみて、逆に息をのんだ。劔立山連峰から水晶、鷲羽を経て槍穂高連峰の一部までの稜線が一望のもとに見渡せる。なるほど、前方の山腹を横切るように広がる白馬山荘の眺望が人気を集める訳だ。
 その山荘の売りであるスカイプラザの前を通過してケルン近くまで登ると、ついに槍穂高連峰も前穂までの全容を現した。さらに一投足で白馬岳山頂到着。はるか下になった杓子岳東面の壁が大迫力だ。その向こう、白馬鑓ヶ岳の肩越しに見える双耳峰は鹿島槍だろうか。間にある唐松岳と五竜岳が白馬鑓の影に隠れているとすればだが。
 景色を十分に楽しんで北へ続く稜線を下る。傾斜は厳しくなく歩きやすい。東の遠くに見えるシルエットの山影は、戸隠と黒姫だろうか。前を歩く山慣れた感じの女性に尋ねたら「御岳でしょ、噴火した」と自信満々で答えられてしまった。反応に困ったが、やんわりと方角と距離感が随分違う疑問を指摘して、早々に先行した。
 東は切り立った崖、西は岩屑斜面の広がる非対称山稜を下って行くと、はっきりした二重山稜地形が見えて三国境。ハイマツだけの不毛な荒れ地に見えるが、目を凝らすと高山植物の花々の絶えることがない。それもそのはず、一帯は白馬連山高山植物帯という国の特別天然記念物に指定されている。
 緩やかな登りを詰めて小蓮華山頂が近づくと、はっきりと足元の石の色が濃い色に変わった。地質学は詳しくないが、なかなか興味深い。石と植物に気を取られたまま到着した山頂は、北へ南へと行き交うハイカーでごった返していた。山小屋からの時間的にちょうど双方向のハイカーがすれ違うポイントになったようだ。
 早々に辞して気持ちのいい道を辿って行くと、船越ノ頭で山影から白馬大池が姿を見せた。標高が2500m台になるとハイマツにシャクナゲの花が混じり、植生も変わってきたようだ。チングルマの群生を見て大池山荘前へ。一休みしてプロテインバーのおやつを食べて最後の下りに備える。
 あとは白馬乗鞍岳へ軽く登り返して下るだけーーそう気楽に構えて大池のほとりを進み始めると、岩の堆積する岩塊流の地形に直面して面食らった。岩から岩へ飛び移りながら進むが、いつまでたっても土の道に変わらない。乗鞍岳山頂はいわば平らな岩の原。下りにかかっても岩塊流が延々と続く。岩を跨ぎ越すより頂点から頂点へ飛び石歩きをした方が早くて楽なのだが、踏み外したら大変なことになる。
 さらに途中、斜度25度ほどの残雪の斜面まで現れた。アイゼンを出すか悩んだが、先行者のステップが刻まれているのでヒールを叩き込みながら強行突破。再び岩飛びを繰り返し、大池からたっぷり1時間かけて天狗原の木道に辿り着いた時は、正直ほっとした。ただし、自然園まではまだ標高差350mほど山道を下らなくてはならない。ようやく栂池ヒュッテの建物が見えた時には、大池山荘を出てから2時間がたっていた。コース状況を予習せず、大池の先は下り中心だからと甘く見ていたのが反省点だった。
 まあ、花はたくさん見られたし、稜線の絶景も堪能できたし、最後の岩飛びも変化に富むコースを楽しめたと前向きにとらえておこう。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:431人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
白馬岳(猿倉から栂池)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら