苗場山 (平太郎尾根↑↓) ワタスゲ最盛期♪

2024年07月07日(日) [日帰り]

• GPS: 08:55
• 距離: 17.2km
• 登り: 1,276m
• 下り: 1,272m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:49
• 休憩: 1:03
• 合計: 8:52

4:25 スタート地点
5:27 5:33 4合目
7:08 7:09 龍ノ峰
8:19 8:23 苗場山自然体験交流センター
8:28 8:36 苗場山
8:37 8:49 苗場山自然体験交流センター
9:09 昌次新道下降点
9:24 9:31 苗場山自然体験交流センター
9:45 9:45 苗場神社
10:00 10:01 龍ノ峰三角点
10:17 10:18 苗場神社
11:06 11:12 龍ノ峰
12:17 12:35 4合目
13:20 ゴール地点

天候

早朝は高曇りで、その後次第に晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

平太郎尾根登山口は、国道405号を進み、小赤沢登山口への入り口から更に南下して最初に出てくる左(東)への分岐に入っていった先にあります

コース状況／危険箇所等

平太郎尾根の核心部は、栃川本流渡渉点から4号目の間

渡渉点は、増水したら渡渉困難になりそうな感じがしました

渡渉後は踏み跡不明瞭で藪漕ぎあり。目印になる倒木は湿っていてよく滑りそうなので、その上を歩くのはお勧めできません。足元が不安定でも倒木の脇を進むとよいかと

藪漕ぎの後の崖に近いような斜度の急斜面が核心部中の核心部
腐葉土のような不安定な土が付いていて崩れやすく、沢近くなので湿っていてよく滑ります。それでいて激急斜面！
手掛かりになるような岩は殆どなく、普段掴まないような木の根なども利用してなんとか突破しました。
ここにこそ、お助けロープが欲しいところでした。

平太郎尾根の途中で広がる湿原は、木道が敷いていないので、出来るだけ踏み跡を辿って環境に負荷をかけないようにすべきかと。途中、踏み跡が見えなくなる処もあるので、随時ルートを確認する必要があります。

その他周辺情報

⚫︎コンビニについて
塩沢石打IC出口近くに一軒、国道117号沿いに二軒
国道405号に入るとコンビニはありません

⚫︎下山飯は、十日町の「田畑屋」
土日は、昼休みなく通しで営業してくれているのが嬉しいところ

写真

登山口の少し手前に駐車スペースあり(2台分位)

7/7 4:25

平太郎尾根の登山口

7/7 4:26

登山スタート

7/7 4:32

細いながら踏み跡あり

7/7 4:59

細いトラバース道　細い上に右側に斜めになっているので、気を抜くと右側に滑落しそう

7/7 5:03

栃川本流の渡渉ポイント　いくつか赤ペンキあり

7/7 5:04

前日雨だったからか、なかなかの水量
大雨の後だと渡渉困難になるかも。。。

7/7 5:06

渡渉ポイントの対岸にあるペンキ矢印
この矢印の右側に踏み跡あり

7/7 5:07

ここから踏み跡が途切れる　方角を定めて進む

7/7 5:08

倒木に赤矢印
沢近くで倒木は湿ってとても滑りそうなので、足元を確認しながら倒木の脇を進む

7/7 5:10

ピンテあるけど、その先にルートはない
方角を定めて進む

7/7 5:11

藪漕ぎは続く
足元は抜けているのでルートロストまではしなかった　
少し進んで右側の斜面を上る

7/7 5:12

次第に斜度が増してきた

7/7 5:13

足元は腐葉土のような不安定な土の斜面

7/7 5:15

60度位ありそうな斜度になってきた
足元が緩くて不安定なのに加えて朝露でとても滑る。。。
三点支持で掴めるものは何でも利用して攀じ登る

7/7 5:19

苔付きで湿ったほぼ垂直の斜面
お助けロープが欲しいなぁ。。。

7/7 5:19

岩の上に緩い腐葉土が付いているので、スタンスがなかなか決まらない。。。

7/7 5:21

ロープ無しの激急斜面を上り切ったら、ロープ付きの急登が2回

7/7 5:27

4号目に付いた
後から振り返ると、本流渡渉から4号目までが平太郎尾根の核心部であった

7/7 5:51

立派なサルノコシカケ
腰掛けてみたら、見事に支えてくれました 笑

7/7 5:53

高曇りの空に日差しが❣️

7/7 6:06

このネジれてしなだれかかっている枯木
なんだか隣の木に抱きつきているみたい 笑

7/7 6:19

岩の上に生えていた木が倒れた図
幸いルートが倒木で阻まれてはいなかった

7/7 6:24

本日最初のお花　ゴゼンタチバナ
この先 唸る程咲いていました

7/7 6:25

ギンリョウソウ発見！
ここまで綺麗なギンリョウソウを見たのは久々です❣️

7/7 6:33

こちらも、麗しいギンリョウソウ

7/7 6:34

森に陽光がさしてきた　晴れてきそうな予感♪

7/7 6:36

次第に湿地らしくなってきた

7/7 6:39

足元の草で分かりにくいですが、足元の先は沢に向けて崖になっている　クライムダウンで進む

7/7 6:41

崖を降りた先の沢　大雨の後だと渡渉大変かも。。。

7/7 6:47

樹林帯が切れて目の前に湿原が♪

7/7 6:47

朝日を浴びて輝く湿原❣️

7/7 6:48

木道のない自然のままの湿原を細い踏み跡を辿って進む　出来るだけルートを外さないように。。。

7/7 6:48

ワタスゲが一輪

7/7 6:48

まだ朝露で濡れ頭ですね

7/7 7:00

湿原の先の上空は青空❣️

7/7 7:03

あまりに気持ちよいので自撮り

7/7 7:05

7/7 7:07

マイズルソウ

7/7 7:08

イワカガミ

7/7 7:09

池塘も見えてきた

7/7 7:12

ヒメシャクナゲ

7/7 7:12

イワイチョウ

7/7 7:12

ツマトリソウ

7/7 7:18

乾きだしたワタスゲ　ホワホワになってきた♪

7/7 7:19

静かな湿原歩きが続く　カッコウが遠くで鳴いていた

7/7 7:26

ツボスミレ

7/7 7:28

ミツバオウレン

7/7 7:33

もうすぐ小赤沢ルートとの合流点

7/7 7:37

青空に向かって

7/7 7:38

ワタスゲが沢山咲いている♪

7/7 7:39

小赤沢ルートとの合流点

7/7 7:41

ここからは、木道の上を進む

7/7 7:48

北西から青空が広がってくる
青空を映しこむ池塘が美しい❣️

7/7 7:50

九合目

7/7 7:51

振り返って西を望むと、遠く北アルプスの山々

7/7 7:52

槍ヶ岳(左)と白馬三山(右)

7/7 8:00

山頂台地に出た

7/7 8:02

沢山の池塘がお出迎え♪

7/7 8:03

進む先が青空になってきて嬉しい♪

7/7 8:04

木道の脇にはワタスゲがいっぱい

7/7 8:05

チングルマは終わりかけ

7/7 8:14

「ワタスゲと池塘」は絵になります

7/7 8:16

ヒュッテまで後少し

7/7 8:19

山頂ヒュッテに到着

7/7 8:24

ベニサラサドウダン

7/7 8:26

とりあえず登頂

7/7 8:33

大きな口を開けた顔みたい

7/7 8:39

黒酢で一休み

7/7 8:42

お楽しみのブルーベリー

7/7 8:50

ケルンの先の池塘を眺めに行ってきます

7/7 8:51

イワイチョウ　綺麗に咲いている

7/7 8:52

リンドウ

7/7 8:54

ベニサラサドウダン

7/7 8:56

木道の脇は、ワタスゲでいっぱい

7/7 8:57

乾いてホワホワしてます♪

7/7 9:04

ワタスゲ越しに形の良い池塘

7/7 9:06

こんな感じの池塘もイイね👍

7/7 9:07

ワタスゲロードは続く

7/7 9:09

そろそろ戻りますか　気づけば快晴に❣️

7/7 9:11

やはりこの池塘は絵になるなぁ

7/7 9:12

ワタスゲをアップで

7/7 9:34

未踏の龍ノ峰へ

7/7 9:44

快晴だと池塘の色も鮮やかになりますねー
左に白馬、右に妙高
奥の北アルプス稜線と相まって絵になる👍

7/7 9:44

龍ノ峰へ　まだ未踏なのでワクワク

7/7 9:46

7/7 9:52

鏡の湖面　池塘とは言えない位の大きな池

7/7 9:59

龍の峰山頂。。。ここが山頂？って思う位ピーク感は無し🤣

7/7 10:00

一応、三角点らしきものはありました

7/7 10:02

龍ノ峰はちょっと肩透かしでしたが、綺麗なアカモノが咲いていて嬉しい♪

7/7 10:17

行きでは何故か見過ごした苗場山神社
小さな祠ながら立派です

7/7 10:21

再び分岐点に戻り、ブルーベリーで一服して

7/7 10:29

下山へ。。。青空が広がってきたので名残り惜しいですが、戻りの平太郎尾根で手間取りそうなので。。。😅

7/7 10:37

山頂台地のすぐ下の岩場で、対向者を避けようとしたら、ぬかるみに足を突っ込んでしまった。。。

7/7 10:37

岩の間に水が溜まってドロドロです。。。

7/7 10:43

間もなく平太郎尾根への分岐点

7/7 10:45

分岐点　ここから再び野趣溢れるルートへ

7/7 10:57

ほぼ踏み跡なし　笹が刈られてなければルートロストしそう

7/7 10:58

再び木道なしの湿原

7/7 11:03

細い踏み跡を辿る

7/7 11:09

気持ちいいなーと感じながら歩いていたらルートを外した 笑

7/7 11:13

所々にピンテあるので助かる

7/7 11:24

行きでクライムダウンした崖

7/7 11:25

上り切って見下ろす
ここは木の根など手掛かりがあるので三点支持が出来れば怖くはない

7/7 11:32

ギンリョウソウ６兄弟

7/7 11:33

こちらは3姉妹

7/7 12:16

7合目位からの急斜面を下りに下って、4号目
ここから本流渡渉点までの核心部を慎重に進む

7/7 12:26

ロープ付きの急斜面を2度下って

7/7 12:31

崖のような急斜面をクライムダウン
キックステップで軟らかい土に足掛かりを作りながら下る　

7/7 12:32

途中で見上げると、ほぼ垂直🤣

7/7 12:34

手掛かりになりそうな岩がないので、使えそうな物は何でも使う

7/7 12:36

核心部の急斜面を下って見上げる
画像では斜度が伝わりにくいですが、こんなに下りにくい崖は今までにそうそうなかったかと。。。

7/7 12:42

倒木に沿って藪漕ぎ

7/7 12:44

ここでルートを見失う。。。行きに倒木に沿って進んだと記憶していたので、倒木の先に進もうとしたが、どうも行き止まりっぽい。。。

7/7 12:45

倒木の右上をよく見ると岩にうっすら赤ペンキの矢印↑
岩の左を上がっていくと。。。

7/7 12:46

本流の渡渉点に出る

7/7 12:47

標高下がって、もはや猛暑❗️
沢の冷水で顔を洗って生き返りました〜

7/7 12:48

午後になっても流れは強いまま
ストックで、バランスとりながら進む

7/7 13:03

後は樹林帯を進む　猛暑だけに陽射しを避けられて嬉しい

7/7 13:12

和山登山口との分岐点
和山からの方が標高差があるので、よりハードになりますね

7/7 13:20

登山口にゴール！　登山口は猛烈な暑さでした😅

7/7 13:50

途中、鳥甲山の展望台なる標識を発見

7/7 13:52

展望台から鳥甲山　次第に雲が湧いてきている
この後、帰りの車窓からは積乱雲も見えてきたので、結果的によい時間に下りられました😊

7/7 15:27

下山後は、十日町に戻って、「田畑屋」で天麩羅付きの布海苔蕎麦♪

7/7 15:27

ヘギに入ってないからヘギ蕎麦とは言えないけど、味は同じ

7/7 15:45

撮影機器：

iPhone 14 Apple

感想

kuma-suke

梅雨の晴れ間に花の見頃の山に行きたいと思い、苗場山へ

日曜日で人出が予想できたので、人の少なそうな平太郎尾根から登ることにしました。平太郎尾根は初めてです

期待通り沢山の花々を楽しめましたが、その中でもワタスゲが最盛期！
花々で鮮やかなルートを青空の下で堪能です♪

山頂台地は天国のような世界でしたが、上り下りに使った平太郎尾根はハードなルート

特に、栃川本流渡渉点から4号目までの間が核心部で、ぬかるんだ崖のような急斜面、藪漕ぎ、不明瞭な踏み跡。。。等、野趣溢れるルートでした
特に、上りは前日の雨と朝露の影響で土付きの斜面が滑りやすくリスキーでした(下りは予定を変えて小赤沢ルートにしようかと思うくらい。。。)

他にも4号目から7合目位までは、土の急斜面なので雨の後はけっこう厄介そうです。

三点支持のスキルは必須で、前日の天候も含めて条件の悪い時には平太郎尾根は入らない方がよいと感じました。

ただ、平太郎尾根は静かな山歩きを楽しめますし、人の手があまり入ってなくて、バリエーションのような雰囲気が魅力的なので、また秋にでも歩いてみたいと思います♪