盛夏の南アルプス 赤石岳から聖岳、上河内岳と茶臼岳
- GPS
- 30:04
- 距離
- 50.4km
- 登り
- 5,134m
- 下り
- 5,330m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:15
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:25
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:17
天候 | 8/1 晴れのち曇りのち霧 8/2 快晴のち晴れ 8/3 晴れのち曇りのち霧 8/4 霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2:30自宅を出発、6:20畑薙夏季臨時駐車場着。所要時間約4時間。高尾山IC〜新静岡ICは高速利用。 7:00臨時駐車場発のバスに乗車、8:10椹島到着。 〈復路・8/4〉 10:10駐車場を出発、途中白樺荘で入浴、食事。14:40自宅到着。所要時間約4時間30分(入浴食事時間を含む)。新静岡IC〜相模原ICは高速利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
8/1 〈椹島〜赤石岳〉 とにかくひたすら登りの急登です。 8/2 〈赤石岳〜百間洞山の家テン場〉 こちらも激下りです。百諒燭妊曠辰醗貘つけます。 〈百間洞山の家テン場〜聖岳〉 大沢岳への急登は踏み跡が比較的弱く、登山道に草も生えています。整備状況も比較的良くありません。中盛丸山、兎岳とも小さい山容ではありませんので、なかなかのアップダウンが応えます。 聖岳の登りは最後のとどめを刺す感じで、今回の山行で最もきつく辛く感じました。 〈聖岳〜聖平小屋〉 水が底をついてしまい、意識もボッ〜としてしまいあまり覚えていません。転ばないようにだけ注意して下りました。 8/3 〈聖平小屋〜茶臼小屋〉 前日の兎岳、聖岳の登りを経験したからでしょうか、上河内岳への登りはそれほど辛く感じませんでした。ただ聖岳からの下りは急坂でした。 〈茶臼小屋〜仁田岳〜易老岳〉 南アルプスの馬鹿でかい山容はなく、比較的アップダウンの小さい尾根ルートです。とても歩きやすいルートだと思います。 8/4 〈茶臼小屋〜横窪沢小屋〜ウソッコ沢小屋〉 九十九折りの急坂です。下りでしたが結構な斜度を九十九折するのは心が折れます。 〈ウソッコ沢小屋〜畑薙大吊橋〉 沢沿いのトラバースルートが多く、滑らないよう注意が必要です。ハシゴ、階段等が多くありますので、通行には注意が必要です。 〈畑薙大吊橋〜畑薙夏季臨時駐車場〉 ひたすらの舗装された車道歩きです。午前中の比較的早い時間で左岸側だったので日影を多く歩くことができました。 |
その他周辺情報 | 赤石温泉白樺荘https://ikawa-shinko.wixsite.com/shirakabasou 入浴料600円 カツ丼1,000円 |
写真
感想
赤石岳、聖岳のリベンジ、そして百高山制覇に向けて南アルプスの名峰を歩いてきました。
初日はテント装備で約2,000mの標高差を登りました。後半はかなりヘロヘロになりましたが、花もたくさん目に入り写真を撮っている余裕も少しはありました。黙々と歩いていればいつかは必ず到着するものだと、楽しみながら歩くことができました。
赤石岳に到着した時はガスの中でしたが、しばらくすると一気に晴れて聖岳や富士山、南アルプス北部の名峰たちを見渡すことができました。やはり日本で7番目に高い山です。サイコーの眺望を楽しむことができ、感動すら覚えました。
2日目は赤石岳を一気に下り、大沢岳、中盛丸山、兎岳の百高山を登った後、聖岳のリベンジです。
とてつもなく大きい山容を目の前にし、気持ち的にはとても萎えてしまいそうでしたが、透き通るような晴天の中を歩くことができとても幸せな気分にすらなりました。ただ最後の聖岳への登りはここ数年で最もきついものとなり、とにかく辛すぎました。天気もずっと良かったので半ば熱中症気味でフラフラしてしまい、座り込んでウトウトしてしまいました。気がついたら晴れていた空がガスに覆われていました。さらにここで水が尽きてしまい聖平小屋への下りは必死でした。とにかく転ばないよう気を使い、喉の乾きに耐えながらなんとか頑張りました。着いた途端にテントも張らずに水をがぶ飲みしランチの親子丼を注文して一気食い。なんとか生き返った感じでした。やはり水場の少ない稜線歩きは水の確保はとても大切だと思いました。昼前からは曇るだろうという安易な予測が見事に外れ、百間洞で補給しなかったのが悔やまれます。あと500mlあったらなあと思っても後の祭り。いい経験になりました。
ビールも品切れだったのでアルコールを摂取することなく床につきました。ただ隣の方がずっとラジオを付けており、20時を過ぎて止めて欲しいと苦情を申し上げましたが聞き入れてもらえす嫌な思いをしました。ラジオや音楽を聴くのは自由ですが、山ではイヤホンで聴くのが常識だと思います。こういう方は言ってあげてもわからないのでしょうか?とても残念な気持ちになりました。
3日目は初日、2日目とは違い、テント装備での縦走は茶臼小屋までなのでとても気分が楽でした。歩き出して3時間ほどで茶臼小屋に到着し、テントを張って易老岳を目指そうとしたところ、小屋番さんがいません。いろいろと作業に出られているのだろうと仕方なくテントを張る場所を物色していました。そうこうしているうちに小屋番さんを発見。声かけをして受付をしてもらいました。
富士山が見えトイレや水場も近い良いところに目星をつけていたのでそこにテントを張って軽荷で易老岳を目指しました。ここからは普段の軽荷でペース良く歩くことができました。途中行ってみたかった仁田岳にも立ち寄りましたが、ここからの景色もサイコーでした。
昼過ぎにはテントに戻り、前日ビールを飲めなかった分、3本購入し、いい気分でずっとウトウトしてました。ある意味とても至福な時間でした。小屋の方々は皆さん明るくとても良い雰囲気でここで働いてみたいという思いも湧いたのも正直なところです。
4日目は下山のみ。朝方には雨もぱらつきましたが本降りになることなく日の出前にはあがりました。テントを撤収し日の出を見ながら歩き出しました。
急坂が続き登りにしなくて良かったとも思いましたが、大倉尾根も同じようなんだろうと考えながら歩いていました。
これでもか!と下りますがなかなか着きません。最後の登りのヤレヤレ峠はほんとにヤレヤレという感じでした。最後の車道歩きは飽きましたが、携帯が使えたのでずっと歩きスマホをしながら歩いてたらあっという間に到着しました。(もちろんこういうところでしかしませんよ〜)
南アルプスは山容がデカく、歩きごたえがあります。晴れれば絶景ですし人も少なく山を堪能するにはとても良い山々です。もうすぐ赤線繋ぎも終わりになりますが、また来たいと思える山行になりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
お天気で良かったですね
私もコースは違いますが
先日ソロで芝沢ゲートから
聖岳〜光岳行ってきました
聖岳から光岳が雨で良い景色が
見れなかったのでレポ拝見して
堪能させていただきました
聖平小屋でご一緒した71才の
おじさまが4泊5日で椹島からの
同じコースを来られたと聞き
いつか縦走してみたいと
思っていたところです
芝沢ゲートまでは5時間以上
かかり
2度と利用したくないと
大変でしたが最近は
静岡の高速が開通したので
椹島のほうが
行きやすいんですね
今度は椹島からに
しようと思いました(;^∀^)
レポ参考にさせて
いただきます
コメントありがとうございます。すっかりご無沙汰しちゃってます。
椹島からの入りはアクセスも良く、南アルプス南部へのアクセスは一番良いんじゃないでしょうか
今は二軒小屋での宿泊ができませんが、リニア新幹線の工事が一段落すれば
もっとアクセスが良くなると思います。でもその頃には気力がなくなってるかも
今回の山行で、自分の中の南アルプス赤線つなぎ(甲斐駒ヶ岳〜光岳)がもうすぐ
終わりに近づいています。残るは三伏峠から荒川中岳を残すのみとなりました。
天候次第ですが、今シーズン中に達成できればと思っています
そうそう、ソロで行くときはダメ元で声かけてもらってもいいですよ
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する