高尾から箱根まで、バリも使って丹沢縦断100km/1.5日(32.5h)の山旅(海へは断念)【第8回丹沢24】
- GPS
- 32:06
- 距離
- 97.7km
- 登り
- 7,053m
- 下り
- 6,363m
コースタイム
- 山行
- 26:15
- 休憩
- 5:21
- 合計
- 31:36
合計距離: GPSデータ沿面距離100.06km
累積標高(上り): GPSデータ8592m
累積標高(下り): GPSデータ7922m
平均速度 ; 3.0km/h
天候 | 10/24 快晴⇒午後曇り⇒夕霧⇒夜一時雨⇒快晴強風 10/25 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
自転車
自転車 自宅4:25⇒八王子駅4:45(約5km) JR中央線 八王子4:52始発⇒高尾5:00 復路 路線バス 箱根峠13:32⇒三島駅14:15頃 徒歩 三島駅⇒下土狩駅(約2.6km) JR御殿場線 下土狩駅15:08⇒御殿場15:34 |
コース状況/ 危険箇所等 |
バリエーションルートを中心に記載します。その他の一般道は他のレコやガイドをご参照ください。 ▼大洞山⇒赤馬(山と高原地図では線無) 踏み跡にしたがって歩きます。道標はありません。下るにつ入れてはっきりした道になります。途中分岐が右に分かれていて、そちらに入ると桂橋へは近道でした。 蜘蛛の巣はたくさんありました。 ▼石老山⇒石砂山(山と高原地図では牧場峠まで破線) 右へ直角に曲がる道標の後ろに伸びる尾根に入ります。下り口は木の枝でふさがれているようになっていますが、超えて行けばすぐにはっきりした踏み跡になりました。 部分的に急なところもあります。ステップがない土の斜面なので滑りやすいです。道標はありません。テープはありました。 1か所、直進すると枝尾根に入ってしまう場所があり、右へ降ります。 緩やかで顕著な尾根になると左下に道路が見えてきて、その道路に降り立ち、牧馬峠です。 牧馬峠から石砂山へは、一般道並みに手入れされた道でした。分岐が2回ありますが、どちらも枝がたくさん横たえてあって、とうせんぼされていて間違えることはありません。小さなピークの南側を巻いていきますが、巻道は細いところがあります。最後にステップのない急斜面を登ると山頂です。道がよかったので時間はだいぶ短縮できました。 蜘蛛の巣はたくさんありました。 ▼菅井⇒青根(東野)(山と高原地図では実線) 東海自然歩道の道標にしたがって行きます。集落の中は道路が入り組んでいて判り難いですが、道標を探しながら行きます。 ▼臼ヶ岳⇒ユーシン(山と高原地図では破線) 破線ルートですが、尾根がひろいところでは踏み跡が薄く、暗くなり始めていたので途中3回ばかり枝尾根に入りそうになりました。明るければもう少し判りやすいかもしれません。道標類は見当たりませんでした。銀テープ、ピンクテープがときどきあります。 ▼ユーシン⇒雨山峠(山と高原地図では実線) 峠道の入口は標識が少し登ったところにあるので、地面を照らして歩いていて見落としました。 沢沿いの高巻桟道が続きます。夜は下が見えず沢の音だけが大きくてちょっと怖い感じです。枝沢を細い橋で何度か渡りますがこれも夜だと妙にスリルがあります。 巻みちゃ桟道が崩れていて、3回?沢床におりますが、沢床にはテープ類が無く、巻道への登り返しを探すのに少し時間がかかりました。明るければ問題なく先が見えると思います。 ▼雨山峠⇒秦野峠(山と高原地図では実線) 一般道扱いですが、何か所か踏み跡が薄いところ、ヤブに阻まれるところがあり、テープ類が少なく、踏み跡を探しながら歩きました。 ▼ジダンゴ山分岐⇒高松山(山と高原地図では破線) 一般道波に立派な道です。 ▼山北町平山⇒テレビ中継所(山と高原地図では実線) 道路の終点の工事現場から、水平な巻道の登山道に入りますが、枯れ枝や石ころ、ヤブ等もあり、手入れされてません。 標高差と距離の割にはとても短い標準タイムです。普通に歩いたら1.5倍以上かかるでしょう。(足柄峠までに共通) |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ、ハンドランプ 各1
予備電池(ライト用、gps用、カメラ用) 1式 単三5本、カメラ用1
1/50000地形図コピー 1式 A4サイズ5枚
コンパス 1 時計内臓
GPS(1/25000地形図&ルート登録済) 1 ガーミンe-trex20
筆記具 1 ライト付きボールペン、メモ用紙
笛 1 非常用メモ付
時計 1 CASIO pro-trek
ファーストエイドキット 1式 ガーゼ、アルコール綿、包帯、バンソウコウ、バンドエイド、ポイズンリムーバー
薬 1 鎮痛、腹痛
バンダナ 1
スマホ 1 GPS予備を兼ねる
計画書コピー 2枚
折りたたみ傘 1
ゴアレインスーツ(ヤッケをかねる) 1組
ストック 1本
手袋 1 タッチパネル対応
コーラ500ml 1 途中で随時購入
飲料(ポカリ0.5L+水0.5L) 1L
非常食・行動食 1式
レスキューシート 1 人形型
貴重品 1式 財布、免許証、保険証、現金、カード類
クマ除け鈴 1
サングラス(度付) 1
カメラ 1 CASIO
歩数計 1
日焼け止めクリーム&リップクリーム 各1
着替え(Tシャツ&パンツ&靴下) 1 下山後の着替え
タオル小 1 風呂用
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感想
【今年の丹沢24の舞台は箱根&御殿場】
Futaroさん主催の第8回丹沢24h、私の参加は5回目になります。
今年は箱根に近い御殿場で打ち上げということで、基本ルートは丹沢ではなく
箱根外輪山です。
私としてはこのイベントの趣旨である限界にチャレンジを実践し、
今年の春には奥多摩で100kmを踏破したので今回は当然それを越える距離を
と考えました。そうはいっても50km以上の距離はその春のイベント依頼で
不安が無いわけではありませんが、春の奥多摩では2月に痛めた右膝が治って
なくて、右脚では踏ん張れない状態で100km/33hで踏破できたので、
これが大きな自信となって、今回はまだ多少膝は痛むものの、はるかに
状態が良いので問題ないと確信していました。
【オリジナルのルート設定をどうするか】
そういくことで当然独自のルートを検討しましたが、初めは基本ルートと重複する
箱根外輪山周回をメインに考えました。
http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-155708.html
この計画は、早川の海から本当の外輪山であるターンパイク沿いを登って
外輪山を全周回し、続いて中央火口丘もすべて踏破してから
1年前の第6回丹沢24で丹沢全山縦走した際の起終点だった谷峨駅まで
歩いて赤線を繋ぐ計画でした。でも残念ながら現在神山が立ち入り禁止で
箱根全山踏破ができないので止めました。
第2案;今回実施したルートに近い高尾から箱根外輪山を経て小田原の海まで、
第3案;東海自然歩道を忠実に歩くルート
第4案;石老山から道志山塊の尾根を繋いで御正体山、不老山を経て一度小川へ下り
足柄峠から外輪山へ至る、なるべく山ばかりを繋ぐ大縦走
第5案;神奈川県の顕鏡を忠実に歩いて西半分を踏破するルート
2はバリルート部分を加え、終点を駿河湾に変更して今回の計画になり、
3は単なるアイデアで消滅
4は食料と飲料の途中補給が困難なので、ボツ
5は歩いたことがあるルートが多くなるのでボツ
となり、第2案を採用しました。
【始発で高尾へ、そして高尾山で御来光と富士を見る】
高尾山頂で5:52のご来光を見るために、高尾駅5時着の始発で出発、
最短コースで山頂を目指し、6時過ぎ、低い雲から登る御来光に間に合いました。
このペースで行くと日没までに蛭ヶ岳に着ける可能性が出て来ました。
今回はひたすら富士山に向かって歩き、最後はその麓の海まで行くという
壮大な計画です。是非とも歩き始めの高尾山から富士山を見たかったのですが、
残念ながら低い靄のような雲があって遠くの山は見えませんでした。
まあ、何度も見たことがあるので、それほどでもありませんでしたが。
【明るく元気なうちにバリルートを探索】
私の登山スタイルとして、なるべく多くの未踏ルートをいれること、
少なくとも1か所はバリエーションルートを入れること、にしていますので、
今回は大洞山から石砂山までの間で未踏のバリルートを採用しました。
ルート状況はヤマレコで調べて行きましたが、思いのほかに道がしっかり
していて、計画よりも大幅に時間短縮でき、石老山に着いた時には
すでに計画よりも2時間も短縮していました。
ただこれはある程度想定していた作戦で、明るい内に時間を稼いで
夜間はその分ゆっくり慎重にあるくことを考えていたので、目論も通り
となりました。
【第3ラウンドは最難関の丹沢縦断】
第1ラウンドが高尾山~大洞山、第2ラウンドが石老山〜石砂山とすると、
第3ラウンドが丹沢越えです。蛭ヶ岳までの約1400m最大標高差の登りと
そのあと暗くなってからの蛭ヶ岳の鎖のガレ場下りと臼ヶ岳南稜バリルート
下降がありました。
第2ラウンドまでで稼いだアドバンテージをつかってゆっくり登り、難なくクリア、
予定より早くまだ十分明るい内に蛭ヶ岳に到着しました。
姫次〜見たときに雲がかかっていた蛭ヶ岳、登頂した時は晴れて見事な雲海を
見ることができました。ただ、当然見えると思っていた富士山が見えなかったのは
残念。雲がまたあがってきそうだったので、山頂での日没を待たずに明るい内に
蛭を下り、ガレ場も問題無く通過、臼ヶ岳から次第に暗くなる中をバリルートを
下りました。昼間ならそれほど迷わずに下れたかもしれませんが、枝尾根に
入りかけるルートミスを3回ばかりやってしましました。
それでも大きなタイムロスなくユーシンに下りつきました。
ユーシンでは水を補給する予定でしたが、真っ暗な中、廃墟のような建物と
昔から幽霊が出ることで有名な場所だけに、人臭さが帰って気持ち悪く、
トイレの水道で急いで水を汲むと、用も足さずに逃げるように後にしました。
※後日(2022/7月)追記;ユーシンへ下る途中、実は転倒して肋骨を折る大怪我をしていました。でもこの丹沢24の大会でけがをした、と公にしてしまうと、大会の存続にかかわる(危ないからやめようとかなる)のを危惧してずっと黙っていました。今はこの会も活動を休止しているので、忘れないうちに記録しておこうと思って追記しました。
薄暗い中を駆け下っていたら枝か何かに躓き、いつもならもう一方の足を前に出して踏ん張って大きな転倒をせずに済むところが、そのもう一方の足も同時に引っ掛かってしまい、走っていた勢いで見事に前倒し、ちょうどそこに岩があったためその岩に胸を強くぶつけてしまいました。大きく息をすると胸が痛かったので、最低でも肋骨にヒビが入っているのはわかりましたが、幸い歩くことはできたのでリタイアせずに継続しました。下山後も結局医者に行かず、自然治癒に任せましたが、その後の健康診断で毎年「肋骨変形」で有所見健康、という検診結果になりました。
【第4ラウンドもまだまだ丹沢の夜間の難ルート】
ユーシンからは荒れていると言われているルートで雨山峠へ登り返し、
そこから檜岳、秦野峠、破線ルートを経て高塚山登頂し、山北へ抜けます。
雨山峠までは夜間の沢ルートで暗くて流れの音だけが大きくてあまりいい感じが
しません。沢に降りると踏み跡も不明瞭で、ルート探しに時間がかかりました。
雨山峠の少し手前には、花崗岩から湧き出る綺麗な水が登山道へ流れ落ちる
最高の水場があり、ユーシンで怖い思いをしながら汲んだ水を捨て、
ここで汲み直しました。
【kurosukeさん、horikoさんに会えず】
雨山峠からはkurosukeさん、horikoさんと同じルートで、予定時刻もそれほど
差が無いため、お会いすることを楽しみにしていましたが、私が早すぎたのと
お二人が遅れたことで、結局最後まで孤独な戦いとなりました。
秦野峠付近でhorikoさんが以前熊にあったということだったので、
クマ鈴を付けていましたが、伊勢沢の頭付近の藪漕ぎで肝心の鈴を落としていまい、
秦野峠は笛を吹きながら歩きました。
【雨山だけにまさかの雨】
いつもの丹沢24同様に、今回も晴の予報だったので、全く予期していなかった雨に降られました。風もとても強くなって寒かったので、Tシャツにレインジャケットを着ましたがが、下るとすぐに晴れて明るい月夜となりました。小さな寒冷前線が通過したようです。
【尻が痛い】
今回は最近導入し、ロングでは初めて使う山用のトランクス&コンプレッションタイツを履いてきましたが、トランクスがゆったり目だで、その上からタイツで強く締め付けていたため、お尻の部分でトランクスが皺になって擦れたようで、お尻の皮が剥けて血がにじむようになってしまいました。
歩くたびにお尻が擦れて痛く、お尻をなるべく動かさないように静かに歩くようにしました。
【つま先が痛い】
今まで履いていたローカットのゴアテックスシューズが靴底が崩壊してダメになったため、今年の初めに買ったmillionさん、kurosukeさん、kaikaireiさんとおそろいのアシックスのゴア製トレランシューズ(靴底が氷で滑りにくいというもの)をはいてきましたが、1サイズ大き目を買ったにもかかわらず、今回は左足のつま先が当たって痛く、今回履いた中厚手の靴下では靴が小さいようでした。石砂山の下りで中指のつめが人差し指の横腹にあたって血が出てきたためバンドエイドを貼りましたが、親指も靴に強く当たって、その後ずっと痛い状態が続きました。
【深夜の高松山で富士山と再会】
雨山では一時雨が降ってどうなることかと思いましたが、
その後は綺麗に晴れ上がって木が無いところでは月明かりでも
歩けるほどの明るさでした。
それでもトレースがとても細くてわかりにくい区間だったので、
ライトを照らして慎重にあるき、秦野峠付近の崩壊地も無事通過、
その後の破線区間も思いのほかに道が良くて何とか
計画に対するアドバンテージは保ったままで、なんとか
高松山へとたどり着きました。時刻は23:33、もうすぐ初日が終わります。
ここからはとても夜景がきれいで、石老山で遠くから見た富士山が
かなり大きく夜空に浮かんでいました。
【山北平山のサークルKでwestmalleさんと合流】
高松山からは一般道でしたが、それでも尺里で道路に出たときは
緊張感から解放されてとてもほっとしました。
そこからの道路歩きは、ゆっくり歩いたつもりはないのですが、
とても時間がかかり、山北駅前を通過して平山のコンビニまで
50分もかかってしまい、計画からはわずか3分速いだけになってしまいました。
カップめんを買ってお湯を入れ、外のベンチで食べるように言われたので
Tシャツ1枚ではさすがに寒いので、フリースとヤッケを着こんでから
外に出ようとしたら、ちょうど扉の向こうにwestさんが立っていて
昨年秋の打ち上げ依頼の再会を果たすことができました。
この後のルートは箱根峠までは同じなので、一緒に出発することにして
腹ごしらえして48分の大休止、予定よりも15分遅れで出発しました。
【いよいよ箱根エリア、そして巨大な赤富士と対面し、金時山へ】
最初は超明るいライトをもっていて道路歩きが得意なwestさんが先行して
浜居場城跡までの登りをリードしてもらいました。
浜居場城跡を過ぎて登山道になってから、私が先行して飛ばしましたが、
全然コースタイムは縮まりません。計画よりだいぶ遅れたので矢倉岳の
ピストンはカットしました。おなかの調子も悪くなってきて、足柄峠の
トイレへ駆け込み、用を足したあと、尻の擦り傷に傷薬(エマージェンシー
セットに入れてある)を塗って痛みを和らげました。
トイレから出ると、すっかり明るくなって木々の隙間から真っ赤な太陽が
見えています。金時山へ向かってしまうと日の出が見れそうにないので、
東へ向かっている遊歩道に入ってみました。ところがこの道は朝日が見える
ところにはいかず、Uターンして道路を渡り、西側の芝生の広場へと導かれ
そしてまったく予期せずに巨大な赤富士がドーンと目の前に現れました。
まるでこの富士が私を呼んでいたのかと思われました。
それでも、とうとうここまで来たのかと灌漑にふけっている暇はなく、
トイレに寄っているうちに先行したwestさんを追いかけるため、道路に降りて
金時山を目指しました。
トイレ休憩と見事な富士山にパワーをもらって、金時へはそれまでの最大速度で
登りました。たぶんwestさんからは15分以上遅れての足柄峠出発でしたが、
山頂はほぼ同時刻、わずかに私が遅かっただけのようで、山頂トイレに
westさんが立ち寄っている間に、westさんが先へ行ってしまったと
勘違いした私は、3分程度の休憩で写真だけ撮って外輪山周回へと出発して
しまいました。
【長尾峠駐車場のk&h兄弟、&kaiさんエイド】
金時山までの調子を維持して結構飛ばしたのですが、全く時間短縮できず、
長尾峠駐車場には計画の1時間遅れで到着しました。それでも夜が明けてから
は1時間の遅れを維持して計画通りのペースに回復しました。
エイドではkohi-さんとharuさん兄弟、kaikaireiさんたちがご自分の登山を
終えてちょうどエイドの設営を終えたところで、私が1番乗りとなりました。
先に来ていると思ったwestさんがまだでしたので、心配でメールを送ったり
しましたが、少し遅れて到着しやはり金時山で抜いてしまったことが判りました。
疲れているにもかかわらず、エイドのお三方には暖かいオモテナシをしていただき、
私はただ座っているだけで良く、暖かいカップめん、コーヒー、お汁粉を
いただいて、1時間半でしたがまるで一晩寝た位に回復させていただきました。
kohi-さん、haruさん、kaikaireiさん、本当にありがとうございました。
【箱根峠でフィニッシュ】
長尾峠を出発した時にはすでに2時間半の遅れでしたので、計画の駿河湾千本浜までは到底無理、途中の風呂も諦めればなんとか三島までは行けそうでしたが、それではむりして道路を歩く意味が無くなってしまいました。ということで箱根峠からバスで三島へ下山し、御殿場での打ち上げへ向かうことにしました。そうすれば御殿場で銭湯に入る余裕もあり、汗を流してさっぱりしてから打ち上げに参加できます。
エイドで元気をいただき、長尾峠に着く前はそこからエスケープも半分くらいは考えていましたが、歩き続ける気になりました。同じくエスケープする気十分だったwestさんを誘って箱根峠までの最後のひとっ走りという軽い感じでスタートしました。
それまで歩いてきた距離からすると短く感じたのですが、実際にはまだ13キロもあり、結構長く感じました。予想以上に次々と現れるアップダウン、ひとつ越えるとその向こうに立ちはだかる大きな山、外輪山縦走路はこれらを忠実に登り降りするので、思いのほかにきつかったのですが、途中、apoidakeさん、hiroumiさん、そして大トリを務めるFutaroさんにお会いし、westさんと話しながら、山伏茶屋のおいしいというソフトクリームだけを楽しみに休憩なしで歩き続けました。
ソフトクリームを食べながらついついくつろいでしまい、バスの時間に間に合いそうになくなり、最後の最後まで、気が抜けずに急ぐ羽目になってしまいました。
何とかバスが出る1分前に箱根峠へ無事ゴール。最後の13キロは3時間強でしたので、100キロ歩いた最後としては十分な余力を残してはいました。バスに間に合わなかったらそのまま三島まで行ってもいいかとも思いました。
【おまけで、三島駅から下土狩駅へ】
GPS記録にはありませんが、三島駅でバスを降りた後、沼津乗換で御殿場へ向うより、御殿場線の下土狩駅が近くにあるのでそこまで歩くと1本前の御殿場線に乗れる、というwestさんの提案で、westさんのiPhoneのグーグル地図の案内を頼りに歩きました。電車まで10分しかないときにあと1.6kmとの表示で少し走りましたが結局諦めて次の電車に乗ることにしてゆっくり歩きました。ところがグーグルマップの案内が駅の線路を挟んだ裏側になっていて、そちら側からは駅へ行けず、駅を通り越して次の踏み切りまで行ってこれを渡り、引き返すと駅の到着しました。
この距離が地図で計ったら約2.6kmでしたので、これを合わせると合計歩行距離は水平距離でも100kmを越えました。
【最後に】
前回の春の丹沢24(場所は奥多摩)につづき、今回も100km超を歩き通すことができました。前回は膝の痛みをだましだましで何とか歩いた感じで、下山後も足のむくみ、のどの渇き、筋肉痛、足の豆等の後遺症もあったのですが、今回は少し足がむくんだ程度で、下山後もほとんど普通でした。歩いている最中も途中からwestさんと一緒だったこともあってか、特別きついとか止めたいとか思うこともなく、そういう点では、前回よりもさらに進化できたかと思います。計画通りに最後まで歩けなかったことが唯一の心残りですが、少し計画に無理があったかとは思います。最初の計画ではこの距離は無理だったのですが、horikoさんの計画のタイムがとても短かったので私も少し短く設定し直したところ、海まで行けると思ってしましましたが、やはり自分の実績に基づいた時間設定が必要であることを痛感させられました。
それでもこのような長距離で自分の限界にチャレンジするようなことは、このイベントが無い限りまずできません。このイベントをいつも企画してくれているFutaroさんには改めて感謝したいと思います(Futaroさん、壊してしまった新しいGPSのことをお話しするのを忘れました)。また、エイドをしていただいたkaiさんkohiさんharuさん、ありがとうございました。そして、今回後半のほとんどをご一緒させていただいたwestmalleさん、後半のつらさを感じずに楽しく歩き通すことができました、また私のペースに合わせていただき、重ね重ねありがとうございました。そのほかご参加のみなさん本当にお疲れさまでした。また次の機会にお会いしましょう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いつも以上に食い入るように読み耽りました
私は夜間はほぼ知ってる道な上に、下見にも行ったばかりで、
それでもヘタった訳ですが、初見でこのルートを夜間通過の
凄さはほんとにほんとに、すんごいことです
私の計画タイムは、前半はshigeさんに追い付くために
60〜65%で、後半65〜70%にしてたんですよ〜
21世紀の森付近はCT厳し過ぎるので、95%にしてました
お尻やつま先が痛かったんですね
なのになのに、私なんぞに、お気遣いのメールやメモ、
本当にありがとうございました
今回、shigeさんが前を歩いてなかったら、
もっと早くリタイアだったかもしれません
次回、お会いできる機会を楽しみにしてます
horikoさんこんばんは。
私の場合は下見に行くということはしないので、これが普通なんです
気遣いのメールというよりは、同じルートを歩いているので、万が一
道迷いや怪我等でもあったら助けに行かなければ、とおもっていたので、
一応どこにいるのかこまめに把握しておこうと思っていました。
でも実際には深夜のバリルート等ではなかなかそこまでの余裕はありませんでしたが
ところでメモはもう1か所、林道秦野峠を過ぎたジダンゴ山分岐の白い杭の上にも
残したのですが、気が付いたでしょうか。風が強かったので、小石で抑えておいた
のですが、飛んでしまったかもしれませんが。
お尻やつま先は痛かったですが、膝の調子は何時になく良かったので、
何とかなりました
horikoさんも途中リタイアとは言え、87キロは十分立派でしたね
100kmとはさすが超人ですねぇ
かつて一日で山を40km歩いたことはありますが、
その倍以上、想像しただけでも気が遠くなります
素晴らしい体力ですね〜
masukoさん、こんばんは。
体力だけは誰にも負けない、という意気込みでやってきましたから
でも特別ハードにトレーニングしてるわけではないし、体つきも普通ですよ
40キロ歩ければ、あとは夜間歩きへの慣れだけで、masukoさんでも十分
100キロ可能だと思います。特別頑張ったりせずに淡々とペースを保って
歩き続けつことがポイントです。20キロでも100キロでも、一番つらいのは
15キロ目当たりで、一度太腿がつらくなったりしますが、それを乗り越えると
20キロ以上はあまり変わりません。
masukoさんは先日、鶏冠山でFutaroさん(このイベントの主催者)を抜いたそうですが、Futaroさんが今まで山であった女性の中で最速だったと、たいへん感心していましたので、この丹沢24のイベントに参加される資格は十分ですよ
毎年春と秋にやっているので、ご参加大歓迎です
shigetoshiさん、こんばんわ
またまたアイアンマン的な記録、そして100km、累積標高アコンカグア級?の記録お疲れ様でした。会を重ねる毎にステップアップしており、限界はまだ先にあるのかもしれないですね。今回はトラブルがあったようで、これが無ければ計画通りに歩けたのではないでしょうか?
八王子から山道使って海!!
いつかリベンジしてください。
aotty さん、おはようございます。
100キロという距離、遠いようで以外と近いことが分かりました。まだまだ限界ではなかったので、GPS 標高差がもう少しで8848を越えるので、いつかエベレスト越えをやりたいと思います。
最終目標の海までができなかったのはちょっと心残りですので、これもいつかまたチァレンジしたいですね。
いや〜、凄まじい距離ですね。目盛も20Kだし、累積標高差も凄いです
どんどんパワーアップしていますね お疲れ様でした。
バリルートも含めてこの時間で歩ききるのは流石です
それから途中からwestさんと一緒になって良かったですね。特に夜間は連れがいると随分と気が楽になると思います。
ところで足柄峠〜金時山のCT、意外にきついような気がしません?
箱根は観光地なのでCTはゆるめの設定だと思っていました。外輪山の周回も思っていたよりCTはきつめでした。
もっともkaiさんの記録を見ると、自分が遅すぎた気もしますが
Futaroさん、こんばんは。
高尾駅(高尾山口駅ではなく)から箱根峠まで行くと20キロ地図になると
歩いているときにwestさんに教えていただき、張り合いがでました
「丹沢24」なので丹沢を通って一人ぐらい100キロに到達しないと、
と一人勝手に目標を設定せいて頑張りました
秋はやっぱり夜が長いので、後半westさんと一緒で助かりました。
コンビニでwestさんに会うまではバリルートだったりしたこともあって
ずっと一人でテンションが下がってきて、ダイブペースダウンしました。
同じ100キロあるいた前回は春で夜が短かったし、暗い時はずっとBMさんや
Futaroさんと一緒でしたし。
山と高原地図の箱根がきつめなのではないでしょうか。
(kaiさんは別格ですよ、まったく参考になりません )
山北からの足柄のコースもかなり飛ばしたのにあまり縮みませんでした
金時の登りは私としてのmaxスピードに近い速度で大股でがんがん登ったですが、
それでも標準の半分になりませんでした
まあ、夜間は頑張ったつもりでも思いのほかにスピード出てないようにも思いますが
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