黒部五郎-三俣蓮華-鷲羽-野口五郎・天恵の北ア縦走【折立-太郎平小屋-北ノ俣岳-黒部五郎岳-黒部五郎小舎-三俣蓮華岳-三俣山荘-鷲羽岳-水晶小屋-野口五郎岳-野口五郎小屋-烏帽子小屋-ブナ立尾根-高瀬ダム濁沢登山口】
- GPS
- 76:18
- 距離
- 38.3km
- 登り
- 3,618m
- 下り
- 3,692m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:50
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 8:35
- 山行
- 9:22
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 10:25
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:50
今回は手でルートを引いた。クリックしすぎで右手が腱鞘炎ぽくなった(^^;
CTはメモやカメラの撮影時間を参照。
時間不明の所は地図のCT参照。
天候 | 7/30(土)晴れ、昼前から雨 7/31(日)晴れ 8/1(月)晴れのち雨 8/2(火)晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
(毎日あるぺん号2016登山バス(往路)有峰口・立山行)〜 7/30(土)有峰口5時25分着 料金:12,300円 7/30(土)有峰口6時09分発 (富山地方鉄道 夏山直通バス 富山-有峰線)〜 折立7時00分着<臨時便> 料金:2,450円 ※有峰口乗り場:有峰口駅付近182号線沿い。(有峰口駅前ではありません) 富山から電車・バス乗り継ぎだと乗り場は有峰口<駅(前)>らしい。 10年くらい前に利用した際に有峰口駅前から乗車したので、 夜行バスで182号線沿いに降ろしてもらったのに 有峰口駅まで歩いて行ってしまった。 有峰口駅に乗り場の案内の紙がなければそのまま駅で待っていたかも。 昔の記憶を信じず事前確認を忘れずに; 8/2(火)高瀬ダム〜大町温泉郷 (タクシー)1台約6,500円 ※連続雨量が累計70佶瑤六間雨量15个肪した時、 高瀬ダム〜七倉間が通行禁止となりタクシーが来れない。 前日に大町が豪雨だったそうで通行禁止に。 8/2(火)大町温泉郷14時45分発〜信濃大町駅15時05分着 (バス 扇沢線 扇沢駅〜信濃大町駅)530円 8/2(火)信濃大町駅15時05分発(特急あずさ新宿行) ※信濃大町駅行のバスが当日15時前に到着したので乗る事ができた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届:太郎平小屋で提出。(折立登山口にはポストは見当たらず、 貼り紙にて太郎平小屋で出すよう指示があった) 終始ハエ(メマトイ?アブ?ブヨ?口で肌をトントンする虫)につきまとわれた。 特に黒部五郎のカールの水場には大量発生。 水場でのコーヒータイム中に1匹カップに入水<入カフェオレ>したヤツも…(T-T) (取り除いた後美味しくいただきました♪……) 仏の心で接していた(あるがままに受け入れる)からか 刺される事はなかったが鬱陶しい。 携帯用の蚊取り線香をぶら下げた人、虫避けネット帽を被る人がいた。 コース状況: 全体的に整備がしっかりしている。 鷲羽岳〜水晶小屋〜野口五郎岳間は 岩がゴロゴロ(ストック不要の場所あり)、狭いトラバースあり、 高度感を感じるので難儀した。 ビビリの人は特に時間に余裕を持った行動を。 野口五郎岳〜烏帽子小屋間も岩ゴロだが上記よりはマシ。 ブナ立尾根は上部程急坂のイメージ。 当日は風がなく蒸し暑かった。 濁沢登山口:沢にかかる橋が流されたらしく、 丸太橋が掛かっていた(仮といえども立派な丸太橋)。 濁った激流の上を手すりなしで渡るのは怖い。 工事のおじさんに励ましていただきながら渡る。 この丸太橋がなければ帰れなかった、感謝。 |
その他周辺情報 | 七倉山荘(温泉)入浴料:大人650円 小人300円 以下タクシーのおっちゃん談…猿倉山荘と同系列。 数年前からコツコツリフォームして現在新築同様。 ジャッキっていうの?あれで建物ごと持ち上げて 基礎をガッチリ打ち直したから 新築より色々掛ってると思うよハッハッハ。 大町温泉郷 湯けむり屋敷 薬師の湯(温泉)入浴料:大人700円 小人300円 大町温泉郷の中で唯一の日帰り温泉施設。 今回はこちらでお世話になりました。 肌がツルフワ。 薬師の湯でダムカレー食べました。800円。美味い。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|---|
備考 | おにぎりの数が多すぎた(生もの注意) 梅干しのパックから梅汁が漏れて他の携帯食の袋がベタベタになった。 個包装のカリカリ梅より普通の梅干しが好きなので次回対策要。 ヴィダインゼリーやアミノバイタルは実際効果があるのかは分からないが 催眠療法的に元気になるので長期登山には常備したい。 |
感想
※写真の整理(同じ構図の写真の削除)&コメントがまだ終わっていません;
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10年程前に折立から雲ノ平、水晶岳、三俣蓮華岳〜(略)〜新穂高へ下山した。
今回は黒部五郎岳(カールを見る)をメインとし、三俣蓮華から見た鷲羽岳に
感動した私の思いを含め、リーダー曰く「天邪鬼ルート」で。
今年は登山回数が1回のみで体力に不安がある故、テント泊は止めて
全日山小屋泊まり(2食付)のリッチな山旅となった。
夜行バスではグッスリ眠る事ができ、
懐かしの有峰口&折立へ。
ザックを背負う際、ベンチで左膝を強打(アホ)。
それでも天候が曇り気味だったからか、
前回よりスムーズに太郎平小屋まで着く事ができた。
(前回は日差し等で暑かった)
太郎平小屋到着30分前くらいから急に大粒の雨が降り出し、
小屋の乾燥室へ運ぶ際、雨で濡れた床にザックを置いてしまった為
ザックの底が結構濡れてしまったのは参った。
(中身は全部ビニール袋orスタッフバッグに入れているので無事)
夕食まで食堂でビールを飲んだり、外でブラブラしたりして時間を潰す。
夕食後、外で夕日を眺めているとシマ模様の夕日になって驚いた。
後でyoutubeにUPしようヘッヘ。
金曜に観た天気予報は、週明けしても天気は悪いと言っていたので
今回の山行は色々期待はしていなかったが、翌日起きてみれば雨はなく。
疑心暗鬼の私は終日変な色のスパッツ(お古)を履いた。
リーダーは黒部五郎は3度目である。北岳と同じくらい好きだそうだ。
黒部五郎岳の登りはしんどいとリーダーから聞いていたので心配したが、
いざ懐に取りつき、つづら折りを登ってみると頂上まで結構楽に登れた。
前日山小屋でグッスリ眠り(周囲のいびきがうるさかったけど)、
ご飯も残さず(当たり前だが)しっかり食べたおかげだと思う。
リーダーも「あれ?もう着いた」と言っていた。
その後カールルートを下り、カールにうっとりしながら
水場(沢)でコーヒータイム。
ハエ?の大群に汗まみれの肌をチュッチュされながらも
黒部五郎を大満喫。
黒部五郎小舎ではうるさい4人グループと同室になってしまったが
(起きてても寝ててもうるさかったし他人に対して気遣いがなく傲慢。
人を選べないのが小屋泊まりのイヤな所)
相変わらずよく食べ、結構よく眠れたと思う。
翌日の朝の天気も良かった。
これから向かう野口五郎方面には雲が出ていた。
太郎平小屋でリーダーに「天気が悪ければ三俣から新穂高に下山する」と
言われていたが、双六からの下山ルートは岩ゴロ気味でイヤな記憶が
残っているので今日は良い天気になるよう祈っていた。
今回、三俣蓮華岳は登頂せず巻き道ルートを通る予定でいたが、
太郎平小屋の小屋番さんに、登頂ルートの方が整備がしっかりしているし
そっちを通った方が良いと勧められたので従う事にした。
三俣蓮華から再び感動の鷲羽を眺められるので嬉しいアドバイスであった。
三国境で槍や穂高を眺める事ができ、山頂はやはりいい眺めであった。
天気も悪くないし、このまま鷲羽ルートを進む事に。
どっしりしたあの鷲羽にいよいよ登るんやな…とドキワクしながら
白茶色の懐からつづら折りの登山道を登り、黒部五郎よりは
少し大変であったが思ったより楽に山頂に立つ事ができた。
その後のルートが岩ゴロで狭いトラバースもあり、
進む速度が下がってしまった。
時間があれば水晶岳に登る予定であったが、
三俣蓮華登頂ルートを選択(巻き道より30分程ロス)し、
岩ゴロルートがまだ続くので小屋に着くのが一層遅くなると判断し、
今回はパスすることにした。
途中結構大きな雷が鳴って足を少し早めた(近くではなかったが恐い)。
野口五郎岳に登頂する前でもう15時を過ぎていた。
リーダーの腰の調子が悪くなったりしたが無事に野口五郎岳に登頂できた。
周りの景色はガスで真っ白だったが、今までの天気が
予想より良かったので気分が暗くなることはなかった。
小屋まで400mの所で大粒の雨が降ってきて、
田中陽希氏風の速度で小屋に向かった。
おかげで袖が濡れたくらいで済んだ。
私達は15時30分くらいに小屋に着いたが、
水晶小屋からのルートから、何組か後ろにグループがいたのを知っていたので
(内1組は女性が登山慣れしていない様子で男性に怒られまくっていた)
大雨だと到着がさらに遅れるのではと心配した。
結局一番心配していた1組は17時30分過ぎに小屋に到着した。
女性はどこかの学校の山岳部の生徒で男性は顧問だった。
怒っている時の男性の言葉がキツ過ぎると思ったし、
怒られている時の女性が「ハイ…」と夫婦にしては従順過ぎて違和感があったが、
先生ならば言葉はキツい方が良いかと勝手に納得した。(余計な考えである。)
小屋での夕食時、女性2人組と高瀬ダムでタクシー乗り合いできたら
イイデスネーなんて楽しく話をしたが、結局下山後の温泉で
再会する(私達は入浴後、相手は到着後)こととなった(笑)
翌日、天気は曇っていた。
朝食に出たハート型の目玉焼にホッコリしていたので、
もう雨が降ってもいいやー、な気分で外に出た。
道中から赤牛岳や槍ヶ岳を眺める事ができたが、
下山するまではガスに覆われた時間の方が長かった。
烏帽子小屋のテント場から小屋に向かう道は
小屋番の方達がせっせと竹ボウキで枯山水風にならしてくださっており
これもホッコリした。
烏帽子小屋で「これから雨が結構降る」と1組のグループ
(私と同年代と思われる男女混合、ベテラン風)が言うのを耳にしたので
前もってレインコートを着て下山を開始したが、樹林帯の中はどうにも蒸し暑く、
雨も降ったり(レインコート不要程度)止んだりなので、
北風と太陽のように休憩毎、上を脱ぐ→下を脱ぐ→スパッツも脱いだ。
ブナ立尾根は北アルプス三大急登と言われており、
しんどそうな顔で登ってくる人達も居たが、
しんどいのは多分蒸し暑いせいで、急登は思った程(略)だった。
ただ、下りの終盤の登山道は根っこが濡れており何回か滑った。
登山口にたどりついてホッとしたが、ゴールの高瀬ダムまで後40分歩く事になる。
激流の丸太橋の上を怖々渡ったり、
暗ーい長めのトンネル(七倉トンネルには負けるが)を
トボトボ歩いて高瀬ダムに到着。
高瀬ダムに着いてからタクシーを呼ぶ予定であったが、幸いにも
客待ちで待機中のタクシーが留まっていたので、大町温泉郷までお願いした。
タクシー運転手さんの昔の話を興味深く聞きながら大町温泉郷に到着。
薬師の湯では登山客や地元の方達で結構にぎわっていた。
露天風呂もあったが、ふくよか体型のおばさん達が楽しく占領していたので
近づけず、内湯でジェットバスを堪能した。
車&¥がないので登山後の温泉(お風呂)を堪能する機会に
なかなか恵まれないので大変充実した時間であった。
今回の山行は私達も勿論楽しかったが、
周りの登山者の方々もイキイキとした笑顔が多かった。
やはり天気が良いと気力が湧くねー。
今年の天気運はなかなかいい感じである。
こんにちは
同じ時期に鷲羽岳エリアを登りました。
相方が登山中hiro-franさんのレコを発見し、とても面白く拝見した為、下山後改めて読ませてもらいました。
ムシにはなやまされましたねぇ(笑)
また拝見させて頂きます。
こんにちは。来訪ありがとうございます。
私のレコはクドいのが特徴です…!
(備忘録兼なので無駄に細かい+写真が多すぎる+山以外の話が多い)
面白いと思っていただき大変光栄で、これからの励みになります。
lapipiさんのレコ拝見しました、
鷲羽と三俣は私も思い入れが強い山で内容に共感する事が多かったです。
刺さないムシとか、働き者の三俣山荘の娘さんとか、
日はそんなに経っていないけど懐かしさも。
相方さんによろしくお伝えください(^^)v
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