北アの気ままテント山旅 湯俣から「ぐるり」と5泊で(竹村新道〜合戦尾根)
- GPS
- 116:58
- 距離
- 55.9km
- 登り
- 4,857m
- 下り
- 4,661m
コースタイム
- 山行
- 9:51
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 10:17
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:27
- 山行
- 10:15
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 10:27
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:47
天候 | 一日として雨が降らない日はなかった〜 14日 曇、夕方に小雨 15日 ガスに小雨、夕方やや強め 16日 ガス、小雨、雨 17日 晴れ、夕方に雨 18日 曇、小雨、雨、風強め 夕方は雷に豪雨 19日 ガスに小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
11日 富山5:30 室堂直通バス 14日 9:15室堂、扇沢からタクシー8500円だったかなぁ 高瀬ダム12:15 19日 中房温泉~穂高駅 タクシー 8000円でコンビニエンスストア立ち寄りつき 荷物は宅配便ですね |
コース状況/ 危険箇所等 |
【竹村新道】狭い急登が深い森の中、続く… 滑落注意!道はしっかり 体力、根性必要です 【真砂岳南分岐~水晶小屋】ガレ、大岩の重なる飛び石あり、気をつけて 【水晶小屋~黒部源流~三俣小屋】花畑の快適道 岩苔乗越の水場は使えました 【三俣小屋~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋】快適道 花もあり、巻き道より足元いい 【双六小屋~西鎌尾根~槍が岳】ガレ、足元狭いトラバースあるが、歩きやすい 【槍が岳~東鎌尾根~西岳】岩の狭いルートに、梯子、急登、逆層もあるので雨天時は注意 体力削ります 【西岳~大天井ヒュッテ】快適な緩やかなアップダウンの稜線 花畑 【大天井ヒュッテ~大天荘】ガレと岩場のトラバースを登る 大天荘のすぐ側で雷鳥さん、トコトコ 【大天荘~燕山荘~燕岳】稜線は風当たり強め、天気が良ければ最高の展望~ 足元は良い 一ヵ所鎖場と梯子 【合戦尾根】大量のすれ違いがなければ、歩きやすい高速道路 |
その他周辺情報 | 中房温泉の外来施設を利用しました 9時台でもやってました♪ |
写真
装備
個人装備 |
靴
ザック
ヘッドランプ
レインウェア・ザックカバー
水筒
地図・コンパス
行動食・通常食料
防寒着
グローブ
帽子
タオル
ゴミ袋
常備薬・非常用薬
保険証
マッチ
ナイフ
日焼け止め
予備衣料・スタックバック
コンロ・食事道具・ガス
ストック
携帯電話
財布
下山後お風呂道具
ウェットティッシュ
テント
シュラフ
テントマット
ランタン
ロールペーパー
サンダル
時計
歯ブラシ
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感想
今年もやって来ました、夏休み
でも、今年はいやに忙しくて
ゆっくりとプランを考える余裕はなかった
そんなときに、去年の候補からピックアップ
室堂から谷を下り、温泉に
…ところが、バスと宿と新幹線を押さえた段階で水平歩道の崩落を知る
なんともならず、大幅な予定変更となりました
トレーニングがままならないままの予感的中の中、夏休みの後半戦
朝の山歩きはパスさせてもらい
(本当にありがとう)
さくさくと移動する
気のいいタクシーの運転手さんに乗せてもらって、石垣のような高瀬ダムの上へ
そこから再スタート
ざっざと歩くは林道に遊歩道
ヤマカガシとにらめっこはあったけどあっという間に到着
男性陣が河原で野湯を楽しむ傍らを通り、噴湯丘を見に行く
足元の川の端から湯が沸いて河原での砂が川底で温かい、というか…熱い
帰ってごはんにしてさっさと横になるが、下山して興奮冷めやらぬ人々が22時まではしゃいでいる
おかげで4時間睡眠での翌朝スタート…
勘弁して欲しい
まあ、
ほぼ私以外は、下山だったみたいだけど
朝というか、夜中風呂を横に竹村新道に突入
ここは槍が良く見えるはずだが、今日はガスに阻まれ、狭いガラガラとした登山道の下から沢の音がし続ける
夜の羽虫が入ってくるのが辛いが、暗い中に虫除けネットを出す気にもならず我慢
竹村新道、早出したとはいえ、誰もこのローペースに追い付かない
ということは、私だけか~
正に修行の様相(笑)
三時間のコースタイムを四時間かけて湯俣岳の山頂に乗った
わずかに見えた槍の先端
下りでの今日初めての下山者
稜線に届けば今日はよし、に気持ちを切り替える
南真砂岳へは花が増えて行く
静かな登山道に静かに顔を向けてくれている
稜線に近づくとますますガスは巻いてきた
見知った道への合流、まずは一安心
そして一気に行き交う人は増えた
水晶小屋近くになると10時間オーバーの足の重さが顕著になって、気も弱る
普通の岩影が人工物に見えてくるのがわかる
それと戦うために、次はどの坂だ?!と迎えうつふりをする
小屋手前で強まった雨に押し込まれるように小屋で今日の行動を終わることにした
予想外というか、ほぼ一人一枚の布団
というのは、私が布団を断ってシュラフで寝はじめたからなのだが…
湿り気ある布団はどうも苦手です
朝ごはんまでいただいて、今日は移動日
相変わらず、ほとんど展望ない白い道
鷲羽はあるのかわからない状態で、去年も来訪していたので今回は黒部源流経由
小屋からの追い付き組は雲の平へ
湯俣からの水がまだ充分なので、この日は結局補給なし
黒部源流は少しガスの影響弱く歩きやすい
花道で沢が綺麗だ
永遠の憧れ、上の廊下の終着
雲の平からの急坂はいったいいつ行くのだろうか?
三俣山荘から振り返っみれば、鷲羽の
反面が見えた
行かないと、こうやって見せるんだよね
鷲羽経由と言っていた人達の思いの強さの
現れのような気がして心で拍手した
最近通っていない三俣蓮華から双六の稜線の道は、雪渓すぐ脇の花の稜線西と這松の稜線東の行ったり来たり
雷鳥は会えず、岩ひばりだけ
それでもありがたい
いつも渋滞気味の双六小屋上の登山道も人まばら
まだまだ余裕は残して空いたテント場に居を構えた
明日は久しぶりに天気がいい
そして、また悪くなる
明日はがんばろう、周りの人もそんな雰囲気を醸して、早い夜だった
朝が、来ようとしていた
今日は樅沢岳で朝日
久しぶりのはっきりした夜明け
これを見ただけで儲けた気持ちになる
西鎌尾根はなかなか長さはあるが、歩きやすい
ぐんぐんと槍が近づき、気づくとかなりいい位置まで来ているように感じる
小槍の取り付きはこんなかな~?とか妄想するのもいい
大槍もちゃんと見えて、上ろうかと少しは思ったものの、今日後半の体力具合もあって小休止で再出発
ここから未知の道
ドキドキとワクワク
やはり楽しい
狭めのスタンスと横の、後ろの岩と荷物の干渉に気を配る
連日の雨交ざりで足はもう豆だらけ
皮を破かないように、足を捻らない、足先で立たない、踏み込まないように、蹴らないように進む
よくぞ、これを作ったもんだという登山道
遠目から見たら、どうするの!?と思うような山だ、西岳は
水俣乗越に集合していた長野県の遭難対策チームの方たちは、あっという間に見えなくなった
全く修行が足りない、以前の問題だf(^_^;
へろへろになりながらも、これで明日の雨にこの道を進まなくて良いという安堵で小屋がとても温かく思えた
あ、いただいたフルーツ缶は冷え冷えで甘くて最高のご褒美でしたが♪
テントは西風予報なので、虫が多いのを我慢して茂みが西に立つ東斜面へ
その夜は最高の熟睡
朝は早めに起きたけど、レーダー見れば少し待てばかなりの雨が避けられそうなので、ナウキャストの予報に合わせて出立の準備をして、エイヤとばかりに向かう
パラパラとはするが、大したことなく歩が進む
ここも花畑だが、少しずつ植生が変わってくる
附子の花の紫が鮮やかだ
マルバタケブキの黄色は南アルプス以来の気がする
西大天井ヒュッテは雨が強まった瞬間に着いた
御手洗いをかりている間に弱まってラッキー
大天井のトラバースはガラガラとして結構面白い
いつか今回は行かれなかった常念岳への再訪の際には大天荘のテント場は良いなあと思っていたら雷鳥さんが顔を覗かせてくれた
ようやく会えてホッとした
大天井の山頂へは散歩気分
但し、真っ白
燕への道は風当たり強い
ここからは経験が浅そうな人達がぐっと増える
晴れた日に歩ければ最高の展望が待つはずの道
私はそうでなくても、出発の湯俣が左手下に近づいているかと思うだけで気分は愉快
カモシカ新道を自分が着けるなら…等々考えるだけで少し開けてきた視界は素敵なごちそうだった
燕山荘はほぼ、観光地
似合わないザック下ろし、いつもようにテントをはったら、遠雷の音
山頂はやめて、さっさと夕ごはんの支度をしはじめたら、また雨
そして雷、雨が滝になり地面は川
収まって、さっさと寝る
朝はいつもの3時
東沢乗越経由か迷ったが、ガスが思いの外晴れずに気が向かない
まあ、日の出の時間に燕の山頂にミーハーで行くのも悪くないだろうと早めに出ると、山頂方向に明かりが一つもない
びっくりだ
まあ、どうでもいいので出掛けると続々やってきた
二番手は、ここから餓鬼岳のピストンとのことガスの中に元気に向かっていった
日の出は残念ながらガス晴れず
ほわっと明るくなり朝が訪れた
テントに戻ってゆっくり片付けていたらまた小雨
さっさとに変えて下山開始
やたらに多い登山客を待つので、1.5倍位かかった感じで歩きやすい高速道路を下山してモヤの下の世界へ戻ってきた
コメント
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おはようございます。
いやいや〜・・やはりタフですね
自分も来年?あたりに廊下を歩きたいのですが・・
自分をコマちゃんのザックに入って連れてってもらえますか
あと、千丈乗越からの槍が懐かしく思えました。
でも、超ロングの縦走お疲れ様でした。
下の廊下の後は、清水尾根か唐松尾根で日本海まで、いかがですか〜
千丈乗越からの景色、私もだいすきです
つい、そのまま沢に行きたくなりますが…
komaちゃん、夏休みのソロテント旅、お疲れ様でした。
え、疲れていない?さすがですね(^◇^)
今はご自宅に戻ってゆっくりされているかと思いますが、
8/19は飯縄東高原でyamarecoの皆様と花火大会&キャンプ宴会していまして、
komaちゃん用のちぃままテーブルも用意してご訪問お待ちしていました 。
今回は体力よりも気力が足りなかった感じの山旅で、最後は足の裏の豆がジンジン痛いから足を止められない、でした
丸一日、テントやらザックやらバンバンと洗って手入れをし、今日から仕事です
午後になればもう、頭が動いてなくて困ったもんです
夏の高原に花火は似合いますね
ちぃまま、また、参加させてくださいね
笠新道はしんどかったけど双六から東鎌尾根…晴天ですんげぇ〜感激したっけ。
4年後の時遊人目指して体力温存しなきゃ
東鎌、天気の時に限りますね
左右もだけど足元もちょっと見晴らしよかったりして
自由気ままに歩き回れるなら、際限なく回っていられそうな気がする山域ですよね
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