頸城山塊縦走(雨飾高原~燕温泉)、戸隠,高妻山(戸隠キャンプ場より周回)
- GPS
- 46:24
- 距離
- 56.3km
- 登り
- 5,857m
- 下り
- 5,654m
コースタイム
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 6:40
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 5:17
- 合計
- 12:43
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:28
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 9:08
- 山行
- 10:23
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 11:49
天候 | 22,23,24,25,26:晴れ(^^) ※24のみ、夕方に夕立有り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7/22(大曲),23(泊岩),24(高谷池ヒュッテ),25(戸隠キャンプ場),26(夜行バス) 往路(7/22): 大阪5:39-(JR,11110円)-5:43新大阪6:00-(新幹線のぞみ200号)-6:48名古屋7:00-(JRしなの1号)-9:08松本9:20-(JR)-11:56南小谷12:05-(バス,850円)-12:46雨飾高原 移動(7/25): 燕温泉14:30-(市営路線バス500円)-15:04関山駅15:19-(妙高はねうまライン550円)-15:43上越妙高15:54-(JR,990円)-16:39長野16:57-(バス,1550円)-18:21戸隠高原キャンプ場 復路(7/26): 戸隠高原キャンプ場16:13-(バス,1550円)-17:28長野18:05-(送迎バス)-19:20うるおい館21:30-(徒歩30分)-22:00長野22:15-(高速バス・アルピコ交通[大阪〜長野線],7100円)-7:13大阪 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況(要注意箇所): ・茂倉尾根(大曲~金山): 草刈りされており、歩き易い (ただし、アップダウンの連続で体力は削られる) ・焼山~火打山: 未整備区間のため、現在通行止め (藪こぎ、ルートファインディングが必須。 最低鞍部付近の背丈ほどの藪こぎが相当きつい。 昨年(2020年)は9月中旬に一度草刈りの手が入る。 ただし1シーズンで予想以上に繁茂していた。) その他: ・新潟県からの注意喚起 焼山−火打山間の規制解除(2019/11/15) https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/bosaikikaku/1356906791723.html ※登山届の提出が必要 |
その他周辺情報 | 宿泊:(◯は今回利用) ◯大曲(1日目、テン泊) 水場:すぐ脇の沢(ちょろちょろ流れている) ※山と高原地図に記載有 ※虫が多いので、念の為、浄水器を使用 備考:・詰めて2張り程度 ◯泊岩(2日目、避難小屋泊) 料金:無料 水場:富士見峠手前の雪渓(豊富に出ていた) ※山と高原地図に記載有 ※8月いっぱいくらいか ◯高谷池ヒュッテ(3日目、テン泊) 料金:1000円/泊 ※予約不要、ただし人気のテン場 水場:枯れていた(;_;) ※水を担ぎ上げること! (小屋でペットボトル 400円[500ml]で販売) ・黒沢池ヒュッテ 水場:蛇口から出ていた(雪渓の水をポンプアップ) ◯戸隠高原キャンプ場(4日目、テン泊) 料金:3000円/泊 ※ハイシーズン利用は高い! 水場:蛇口から出ている 備考:・オートキャンプ場併設 ・水道、水栓トイレ、シャワーなど設備が充実 水場: ◯長助池分岐付近の雪渓(豊富に出ていた) 下山後の温泉: ◯燕温泉(黄金の湯、河原の湯) ・今回は、河原の湯を利用(ワイルドな露天風呂でした) ・料金:無料 ・JR信越本線関山駅より燕温泉行バス21分 ・終点より黄金の湯へ徒歩5分、河原の湯へ15分 ◯据花峡天然温泉宿 うるおい館 ・長野駅から2km ・入浴料金:大人700円 ・日帰り入浴10:00〜23:00(定休日なし) ・026-237-4126 ・送迎バスは長野駅メトロポリタン前発 http://uruoikan.com/ |
写真
感想
ついに憧れの頸城山塊に、チャレンジの時がやって来ました。
大雨の中歩き続けた信越トレイル。ようやく雨が上がり、そこから見えた妙高、火打の稜線は、まるで絵画の様に美しい光景でした。そこで、この稜線に興味を持ち、歩く機会をずっと伺っていました。
以下、道中記録です。
◆1日目 雨飾高原〜雨飾山~大曲(テン泊)
新大阪からのぞみ始発、名古屋でしなの1号へと乗り継ぎ、JR南小谷駅へ。更にバスで雨飾高原へ昼過ぎに到着。いろいろあったが、なんとかスタートの地を踏めたことに感謝。
バスで一緒になった、名古屋から来られたおっちゃんといろいろとお話を伺う。名古屋始発のしなの1号に乗れば、昼過ぎに登山口までたどり着けることを知る。(今まで、夏山シーズンには夜行バスを愛用していたが、今回は事前のバス予約合戦に破れ、電車を使うことになった。でも電車も意外と使えると分かったことは収穫だった)
私は、直前にヘルペス(単純ヘルペス:瞼や唇の周囲に水疱ができて腫れる)を発症してしまい、その治療のための1週間、ほとんど調整ができていない。一筋縄ではいかない難コースを歩くことに対し、準備が不十分(体調を戻すのがやっと)という体調面での不安を抱えつつも、ぼちぼちと歩き始めた。
雨飾高原キャンプ場にて、登山靴へ履きかえ、準備を整えて出発!既に13時を過ぎており、早い人はもう下りてきている。そこで出会ったお姉さんは「雨飾山は、雨飾温泉(山の北側にある登山口)からの急登が好き!もう何度も登っている。是非、おすすめ」とのことでした。急登好きとは、根っからの山好きな人がいるものだ、と感心する。
今日は稜線まで、と自分の体調を見計らいながら少しづつ高度を上げる。荒菅沢が見えた所で、かっこよい雨飾山が見えた。荒菅沢の雪解け水でクールダウンして、更に先へ。なんとか笹平まで到着。ここで大休止。
久々に担ぐデカザックをデポして、空身で山頂へ。運良く山頂ではガスが切れ、女神は微笑んでくれました。鋸岳から続くの稜線が雲海の上に見え、かっこ良かった。
少し休憩したのち、下山開始。大曲にて水場が流れていることを確認して、テントを張った。虫が多く飛んでいたので、念の為、浄水器を掛けた。水を作るのに少し手間取り、暗くなってから夕ご飯を食べて、速攻で就寝。なんとか、稜線まで標高を上げる必要のある体力的に厳しい一日目を切り抜けられたことに安堵した。
◆2日目 大曲〜金山〜泊岩〜焼山(ピストン)〜泊岩(避難小屋泊)
3時半起床。5時に出発。朝は空気が澄んでおり、焼山が丸見え。気持ちよく歩き始めた。まずは、茂倉尾根を最低鞍部まで下りていく。登山道はよく手入れされており、何の問題も無い。ただ小さいアップダウンが延々と繰り返すので体力を削られた。
クマ鈴を高々と鳴らしながら歩いていくと、近くのヤブで大きなものが動く音を聞き、ギョッとする。この辺りはクマの好物の根曲がり竹だらけ。いない方がおかしい。心の平生を保ちつつ、足早に現場を立ち去った。
なんとか金山まで抜け、そこで大の字になって寝っ転がる。しばらくすると何人か登山者が登ってこられた。出会ったお二人の方は、新潟から来られていた。
兼業農家をされており、ちょうど旬のきゅうりをお裾分け頂いた。縦走中に生野菜が食べれるなんて有り難い。きゅうりは体温を下げると聞くし、ほてった体にちょうど良い。ただただ感謝です。クマのことを尋ねてみると、「普通にいるよ。」だって。でも、登山者が山で襲われるという話は聞いたことがないそうで、出会い頭でなければ、相手から逃げていってくれると聞いて少し安心した。熊鈴とホイッスルがある限りは、なんとかなりそうだ。
ここからは、お花満載の楽しい稜線歩き。気分良く歩いた。しばらくすると草刈りのおっちゃんたちとすれ違う。道を整備して頂けることに御礼を言って、先に進んだ。
もう少し進んで、泊岩の避難小屋に到着。中を覗くと、既にザックがデポされており、他に誰か宿泊する様だ。(後に、草刈りのおっちゃんたちのものと知る)。今日はもう疲れた。一寝入りすることにして、1時間ばかり横になった。
お昼寝の後、水を汲みに行く。雪渓の水は豊富に出ており、キンキンに冷えた水は最高に美味かった。
小屋にもどって、水をデポして、空身で焼山へ。明日歩く登山道の入口を確認に行く。山頂はガスっていたが、運良く少しガスが切れ、翌日歩く稜線が見えた。なるほど、あそこに下りるのか?目指すゴールとなる稜線のイメージができていると歩きが全然違ってくる。ラッキーでした。この日は雷鳥さんには出会えず。
再び、小屋に戻ると、草刈りのおっちゃん3人組が仕事を終え、既に寝袋に入っていた。私のザックの荷物を全部出していたので、もっと大勢が来るものと勘違いしていたそうだ。この日の宿泊は、私含めて全部で4人。小さな避難小屋だが、なんとかテントを張らなくても寝ることができそうだ。
夜、いろいろお話を伺った。避難小屋の壁には、ヘルメットが並ぶ。昭和49年の噴火の際、千葉大の学生は見晴らしの良い場所でテントを張っていて亡くなったことを聞く。そのとき避難小屋にいた人は全員助かったそうだ。火山の噴火を正確に予知できる技術は今でも無い。山はいろんな危険が潜む場所。自分の身は自分で守る必要性を再認識した。
おっちゃんたちは皆70歳。毎年この時期には、自治体からの委託を受け草刈りに上がってくるそうだ。泊岩避難小屋は、おっちゃんの1人(実は大工さん)が建てたことを知る。もともと天然の岩屋に、トタンを張って小屋に仕立てている。ヘリで資材を上げて、今の形に造り上げたと伺った。今年も建て付けが悪くなった扉を修理したそうです。
靴はスパイク付き地下足袋をご愛用。「山ではこれが一番よ。登山靴なんか歩きにくいよ。」と笑った。
焼山から火打は未整備だが、昨年ガイドの方が9月に草刈りに入ったと聞きました。(ネットで事前に調べた情報と一致する。少し安心した)。
おっちゃんたちといろいろ話しをして、おむすびのお裾分けまで頂いた。地元、焼山をこよなく愛する優しいおっちゃん達でした。明日も早いので、早めに就寝。
◆3日目 泊岩〜焼山〜影火打山〜火打山〜高谷池ヒュッテ(テン泊)
2時半起床で、3時半に小屋を出発。おっちゃんたちにお世話になった御礼を言って、出発する。再び山頂へ。ガスっていたが、前日に確認済みの取り付きから草付きの登山道を下りていく。古いマーカーと薄い踏み跡をたどって標高を下げる。
暫く進むと、雷鳥さんと出会う。おっちゃんからは雛もいると聞いていたが、今日は両親だけのようだ。しばらく一緒にお散歩。先導してくれてどうもありがとう。
高度を下げるとヤブがだんだん深くなる。2度ほどロストして、大汗をかきながら人の背丈ほどもあるヤブを漕ぐ。予想以上の大藪に難儀する。先人のログで慎重に道を見定めながら進むも、こう深いと登山道がヤブの下に埋もれて見えない。GPSで確認すると先人の通ったログからは外れているのだが、下りられそうな涸れ沢を見つける。方向を確認すると、問題無さそうだ。これで50mほど高度を下げて登山道に復帰できそう。慎重に下りていくと、ピンクリボンを見つけて登山道に復帰してホッとする。
でも、まだまだ安心はできない。道筋は明確になってきたが、スリッピーなドロの急坂を下りなければならない。デカザックを担いでいるので、コケるとダメージが大きい。ときにずっこけながらも高度を少しづつ下げた。
ここで突然、人が現れたのには驚いた。向こうも同様に驚いていた。(最初はクマか?と身構えたらしいが鈴の音を聞いて安心したとのこと)
お互いにこれから進む登山道の情報を交換した。ずっと深いヤブが続くが、だいぶなぎ倒してきたから、道は分かりやすいだろうとのこと。これでちょっと安心した。実際、この人達が歩いた踏み跡が大きな目印になり、その後は比較的ラクに進むことができた。本当にラッキーでした。
少しづつ標高を上げて、最後は火打山の山頂に抜けると、そこには大勢の人がいた。ついに、やった!広い山頂で大の字に寝っ転がって体力回復に努めた。
そこから、高谷池ヒュッテに下りていく。藪こぎに時間を取られて、時間がかかってしまったが、心配していたテン場を無事確保できて一安心。朝露のついた藪こぎで靴の中まですっかりビショビショになってしまった。テント設営後、靴、靴下、スパッツなど一切合切を天日干して乾かし、お昼寝の続きを楽しんだ。
夕方、にわか雨が降ったが、すぐに止んだ。ラッキー。夕食後、早めに就寝。
◆4日目 高谷池ヒュッテ〜黒沢池ヒュッテ〜妙高山〜燕温泉〜(移動)〜戸隠キャンプ場(テン泊)
高谷池ヒュッテを5時過ぎに出発。小屋前でお話させて頂いたトレランパーティの方に、「茶臼山を越えるより富士見平分岐を抜けた方が良い。下草刈りがされておらず、ビシャビシャになる。それに、黒沢池の高層湿原がめっちゃ綺麗だよ。」と忠告頂き、出発直前にルートを変更。確かにここのワタスゲは見事でした。折角近くまで来たのなら、ここは見なきゃ損ですね。天狗の庭も黒沢池の湿原も本当にいい場所だな、と人気の理由が理解できた。
黒沢池ヒュッテを越えて、外輪山に取り付く。大倉乗越を越えてトラバース道を進む。ここで出会った茨城県から来られたおばちゃんも、同じコースで燕温泉に下りると伺った。バスの時刻を調べていないと言うので、持参した時刻表をデジカメで撮影してもらう。おばちゃんは、若かりし頃、山ガールで、北アも南アも大概は行ったそうだ。昔は2人で山をしており、大体20kgくらいはボッカしていたそうだ。すっごー。相当体力があったのですね。ようやく子育ても終わり、山に復帰。今は歩くペースも落として、山を楽しんでいるそうです。山はいつになっても楽しめる。その時その時にできる楽しみ方で遊べば良い。私もいつまでも年相応に山で遊べればと、思った。
山頂で、パンとコーヒーを頂く。ガッスガスで眺望はなかったが、一瞬雲が切れて火打が見えた。ラッキー。
その後、温泉目指して、山をどんどん下りた。途中、ヤマレコアプリから「ルート逸脱警報」発令!少しもどって分岐ルートを見逃したのかと、確認するも無いやん!ハテナ?(ダウンロードした地図の分岐が、実際と少しずれているだけの誤報でした(^^;))
ようやく下りきった所で大きな橋を渡る。(本当は、橋のたもとが河原温泉の入口だが)、温泉街の建物が見えた所で、行き過ぎたことに気が付き、タオルだけ持って急いで引き返す。ちょうど下山してきた登山者に、「橋の下を歩く人を見たよ」と聞き、その道を辿ってみると、野性味溢れる露天風呂がそこにあった。
服を脱いで、速攻ドボン。4日ぶりの風呂は最高でした。おまけに、乳白色のお湯で美肌をゲット!温度が高くないのでいくらでも入っていられる。好みの温泉でした。
しばらくすると栃木からのご夫婦が後から入ってこられた。そこで台風が本州に向けて迫っていることを聞いた。久方ぶりの下界の情報は有益だ。(予報では上陸は山を下りた後と伺いました)。
バス待ちの間、コーラを飲む。売店のおっちゃんから「妙高山には、今まで数え切れないほど登ったよ。」と伺った。春も秋も良い山だそうです。高層湿原はめっちゃ良い。いつか、また訪れたいと思った。
バス、電車、バスと乗り継ぎ、戸隠キャンプ場に到着。なんとか日暮れ前にテントを設営し、明日歩く道の入り口だけ確認した。夕食後早めに就寝。
◆5日目 戸隠キャンプ場〜戸隠山〜高妻山〜戸隠キャンプ場
2時半起床で、3時半キャンプ場を出発。暗い内は、山道はクマと出会う危険性があるので、バス道の舗装路で奥社に向かう。奥社参拝後、登山道に取り付く。そこで、ちょうど夜が明けた。まずは戸隠山を登る。取り付きから急登でどんどん標高を上げた。ほどなく、断崖絶壁が姿を現す。めっちゃ、かっけー。
最初の鎖場が現れてからは、どんどん鎖が長くなる。登っても登っても次から次へと鎖が出てくる。途中で休憩を入れながら登る。ながーい鎖場を上り切ると、いよいよ蟻の戸渡りだ。うわぁ、すごっ。高度感ありすぎ〜。
誰も見ていないことをいいことに、四つん這いでジリジリ進む。核心部を無事クリアして、ホッと一息ついた。(幼い頃は観覧車すら怖かった高所恐怖症だった私でもなんとかクリアできました)
さぁ、お次は高妻山だ。かっこいい西岳の稜線を振り返りながら、稜線を進んだ。一不動小屋前のベンチで一休み。もうヘトヘト。縦走疲れが溜まっているのか、スピードが上がらない。ここからは気合で進む。五地蔵山でへばった。お腹もグーグー鳴っているので、ここでランチ休憩とする。(本当は、高妻山まで行きたかったのだけれど)
帰りのバスの時間を考えると、時間的に全く余裕が無い。六弥勒分岐で、余計な荷物は全部デポして、空身で高妻山ピークハントを目指す。高妻山への道はアップダウンがきつかった。最後の急登を気合で登り詰めて、ゆるゆると山頂に到着。ついに、やったぞ!
速攻、大の字になって体力回復に務める。15分ほど休んで、足早に引き返す。まだまだ長い行程が残っている。いそげー。
六弥勒でデポした荷物を回収して、弥勒尾根の急坂をひたすら下る。めちゃめちゃ長い尾根でした。ブナ仙人付近(牧場まで30分)の所で、水が切れた。あちゃー。(最悪、途中で追い越した人達に水を分けてもらおうと気持ちを落ち着かせる)
なんとか、下りきって牧場に下り立つ。そこからトボトボとキャンプ場に戻った。途中、自販機を見つけてコーラを一気飲み。美味かった。
テントを撤収し、JR長野駅に戻るバスに乗る。そこから送迎バスで、お風呂(うるおい館)へGo!
髪を洗い、体を清めて、無精ヒゲを剃りすっかり下界に戻る準備が整った。これで夜行バスに乗れる。夕食後、待合室の畳で少し横になった。その後、徒歩にて長野駅に戻り、夜行バスに乗り継ぎ大阪へ戻った。
夜行バスは、3名のみでガラガラ。3列シートで朝までぐっすりでした。
なんとか予定していたコースを歩き切って満足です。天候にも恵まれた。雨具を一度も着なかった長期縦走は今回初めてかもしれない。憧れの頸城山塊は変化に富んだ良い稜線でした。焼山はカッコよかったし、高層湿原のお花畑も素晴らしかった。またいつか再訪したいと思います。
今日も良い山でした。
(1日の消費量 水2.5L、燃料80ml(夜30ml+朝30ml+昼20ml)
荷重16kg、アルファ米 8/10食、行動食 500ml×0.1本)
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山は歩き旅。出会いも一期一会。思いがけない出会いがあるからこそ面白い。ヤブの中で人と出会ったときは本当にびっくりしました。ここを歩く対向者がいるとは思ってもいませんでした。この未整備区間を歩く人は、そこそこいる様です。皆さん、本当にもの好きですね〜。私もそうですが(^^)
まだまだ歩きたい縦走路はいっぱいありますが、ようやく頸城山塊の順番が回ってきました。優先順位をつけて、自分が行きたい山から順番に行くようにしています。
今回、歩いた頸城山塊の稜線では、特に焼山が印象に残っています。山頂の景観は活動中の火山そのものでダイナミック!運良く雷鳥さんにも出会えた。もうここに来ることはないのかも、と思うと貴重なこの瞬間を一生懸命楽しもう!という気になりますね。
稜線から見えた黒姫山や飯縄山もいつか登ってみたいと思います。
頸城に戸隠高妻!踏破おめでとうございます㊗️
スゴイですね
2017信越トレイルで見た冠雪の妙高火打を、こんな形で実現しちゃうなんて驚きです。
絶景にお花も素晴らしいですが、
道中でお会いしたご縁も大切な山旅の思い出ですね。
kickeyさんレコのおかげで、
私も山旅に思いを馳せるコトができました。
年相応にですね
黒姫飯綱の旅、また北信へのお越しをお待ちしてます
北信には本当に良い山がそろっていますね。好きな山域です。金山で出会った地元(新潟)のおっちゃんは火打に良く行くって仰っていました。近くの山にあんな高層湿原があったら、私も足繁く通うと思います。雪山でもイグルーとか作って、スノーシューをパフパフする遊びを覚えれば、めっちゃ楽しそうですね。
夏山シーズンは短い。貴重な遠征は、取りこぼしが無いように山行計画をよく練ります。調べると焼山から火打の稜線を縦走するのが最高らしい。でも、焼山の火山活動が活発化した影響で、ずっと計画を温め続けることになりました。恋い焦がれた頸城山塊の稜線は、抜群の天気も相まって、最高の思い出となりました。
最後に高妻山の山頂からは、今回繋いだ稜線を眺めるつもりでしたが、ガッスガス。こればっかりは仕方が無いですね。東北の飯豊や朝日もそうでしたが、北国の人の温もりを感じた山旅となりました。
また、いつかお邪魔したいと思います。
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