ピーカンで立山〜剱岳へ
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- GPS
- 80:00
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 2,102m
- 下り
- 2,132m
コースタイム
9/17
立山駅 15:15
室堂 16:45
立山室堂山荘 17:00
9/18
立山室堂山荘 06:33
浄土山 07:44
一の越山荘 08:29
雄山 09:33
大汝山 10:10
富士ノ折立 10:32
真砂岳 10:54
別山(昼食) 11:07
別山北方 12:29
別山剣沢分岐 12:45
剱沢小屋(テン場) 13:40
剣山荘 14:08
9/19
剣山荘 06:21
一服剱 06:46
前剱 08:21
剱岳 09:21
剣山荘(昼食) 12:00
別山乗越 14:50
雷鳥沢ヒュッテ 16:30
9/20
雷鳥沢ヒュッテ 06:58
室道バスセンター 07:35
立山駅 09:55
天候 | 晴れ 気温18℃ 弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
今年二度目の遠征、前回白馬三山曇りのち雨、冴えない天気だったが数多くの花々に出逢い充実した山行きでしたが、カメラが雨で濡れたため画像が一枚も記録されていない、ヤマレコUP出来ず残念。
9月17日
台風一過最高の天気を迎え遠征二度目、967.7km 9時間50分かけてやってきた室道(2450)〜浄土山(2831)〜雄山(3003)〜大汝山(3015)〜富士ノ折立(2999)〜真砂岳(2861)〜別山(2880)〜別山北峰〜剱沢〜剣山荘〜剱岳(2999)〜剱御前小屋〜雷鳥平〜室道と今回歩いてきました。
9月18日
山荘を後にさわやかな朝の空気の中、空の群青がきれいです、適当に休憩を入れながら淡々と歩きます。
整備された歩道を過ぎると荒れた登山道かなりガレています、浄土山山頂に近づくと急に斜度を増し喘ぎ登る事一時間余りで山頂、山頂標識は見当たらず、城郭の後の様な石垣があります、やがて富山大学の施設を過ぎ前方の龍王岳にはいかず長い斜面を一ノ越に向け降ります。
一ノ越山荘に着くと、間もなくヘリが到着するので広場から退避してくださ〜いと、大声で叫んでいる、雄山方向に歩き出すとヘリの音が次第に大きくなり旋回して荷物を吊り下げ何度も往復している、20人程の登山者も珍しい光景に見とれている、今日は天気が良いのでヘリも忙しいんだろうな、その後剣山荘に到着するまでエンジン音が聞こえていた。
雄山山頂(3003)まで一時間余り一等三角点にタッチし安全祈願を済ませました。
此処雄山(東面 御前沢)長さ700m、幅200、厚さ30m、日本最大級の氷体が発見されています、剣岳に2カ所、計3カ所が氷河として認定されている。
雄山を後に20分程で大汝山(立山3015)一人立てる位のピラミット状の岩の塊が山頂です少し先に進むと後立山連邦に挟まれるように氷河の先に黒部ダム湖が見えます。
富士の折立(2999)から急降下し内蔵助カールを右下に見て広い稜線を進み真砂岳(2861)別山北峰(2880)に向け登り返します。
大汝山から約1時間50分別山南峰祠があります、10人程の登山者が休息し昼食と摂っていました、別山南方から別山北峰までは10分余り南西から北東に伸びる楕円形でした。
北に視線を移すと正面に剱岳が大きな岩の塊のようにドーンと構えています、来れるなら来てみろとでも言っているようです。
別山南峰から剱沢方向分岐を過ぎ剱沢小屋までの長い降り坂をステップがあまり刻まれてない道を滑落しないように慎重に降りました、
1時間15分剱沢小屋、剱沢キャンプ場到着、トイレと水あり、管理棟の一部は富山県警の詰め所があり常駐しているようすです。
管理棟横を抜け左に沢を渡渉し25分程で今日の目的地剣山荘到着です、受付を済ませませ温水シャワーで汗を流すと疲れが取れるようでした、
サッパリしたところで飲む生ビールが旨い〜〜〜!。
6時夕食を済ませ部屋で明日の準備、今日は宿泊者が100人程か布団1枚に一人隣とはひとり分空いている為熟睡することが出来ました。
9月19日
5時30分朝食半数以上の人はまだ暗いうちに出発していてゆっくり朝食が摂れました、5時45分日の出鹿島槍ヶ岳の右側から太陽が登っています、余分な荷物は置いて気合を入れて6時20分出発します、
言わずと知れた北アルプス一般コースでは1位2位を争う程の難コースとしては有名精神を集中させる事が肝心この気持ちは持続させ歩いている時はとにかく「歩く」と言う事以外は考えないように。「おしゃべりしながら歩く」などは自殺行為に等しい、
剱岳は北アルプスの一般道では難易最上級ランクに位置していることを忘れてはならない。山の事故は下りに起こることが多いが剱岳では登りにも危険が潜んでいる。例え登りでも転倒したら滑落することになる。
剣山荘→剣岳高度差530m 沿面距離2633m
山荘裏手から一服剱までは25分あまりで1番〜2番クサリが整備されている、
一服剱に到着!正面には、堂々とした、これから登る前剱が聳える。パラパラと先発の登山者が豆粒のように見られます、景観を感動しているのもつかの間いよいよ前剱に向けの登りが始まります!ここでは、ガレ場の多いコースです。
この区間は(前剱)までは一揆に標高差を稼ぎます。 特に一服剱から正面に見える前剱はとても堂々としており実際の標高差より高く感じます、一服剱の肩から前剱までの区間は鎖が整備されているが、ガレ場が多く滑り易いので注意が必要です。
前剱の前後付近は上り・下りが専用化前剱大岩3番鎖を過ぎ4番鎖を過ぎると上り・下りが専用化されています。
前剱山頂を過ぎ幅40冂垢4mの鉄の橋右側はキレ落ちている、5番鎖岩峰トラバース20m、6番鎖平蔵谷側へ降る20m、その後はしばらくなだらかな稜線地帯へ平蔵の頭上り・下りが専用化7番鎖急な岩場10m、高度感ある1枚岩の下り20m、8番鎖短い鎖場、
9番鎖場上り・下りが専用化カニのたてばい50mこのコースの危険箇所は、鎖が整備されていない急斜面の岩場登りだと思いました、カニのたてばいは前半と後半に分かれています、この細いコースを終えると、後は広々としたコースに変りジグザグに登ると早月尾根・別山尾根の分岐標識が見え出ししばらく登ると、剱岳の頂に到着です。
剱岳の頂は意外と広い沢山の登山者で賑わってました!山頂祠は修理中らしい、天気はピーカン360度遮るものがありません15分ほど休息し、風景をカメラに収め下山します。
上りでは1番から最後の9番鎖(カニのたてばい)まで整備されてましたが、下りでは、(10番カニのよこばい)から始まり(13番前剱の門)まで整備されてます、ジグザグした岩場を下りますが、その後上りでも紹介しましたが、狭い急斜面の上り・下り共有コースが有ります。
しばらく下山すると(10番鎖 カニのよこばい)に到着いよいよメインイベントの始まりです!10番鎖 カニのよこばいの始まりは、いきなり(よこばい)トラバースするのでは無く、一旦真下に降りトラバースしますが最初の一歩足の置き場が見えないので(足の置き場が見えないのでここで渋滞が起きます、一歩が踏み出せない)覘けば見えます、赤いペンキでマーキンぐしていました。足場はしっかりしているので確実に足を進めれば大丈夫です、高所恐怖症の人は下を見ないこと。
トラバース地帯を終了すると今度は垂直のハシゴを下ります、直ぐに避難小屋が有る!ここまで来たら10番鎖カニのよこばいは終了した事に成ります。
平蔵のコル・平蔵の頭が見えて来ます。この双方(平蔵のコル・平蔵の頭)も鎖場は下り専用と成ってます。
平蔵の頭に到着すると今度は鎖が整備された下りです、なだらかな稜線地帯を下山すると13番鎖 前剱の門に到着します。
この鎖場を登りしばらく歩くと前剱に到着します。(前剱までのコースは下り専用です。上りコースは頭上に有るので落石等十分に注意が必要です)
前剱を通過し一服剱を目指しガレバを下りるのだか意外と迷い易く危険、カニのよこばいを終了して安心するのか、この地点の滑落事故が多いらしいです。
一服剱を通過し剣山荘に!到着
昼食を食べ、デポした荷物をまとめ剣山荘から直ぐの処、右に分岐を進み剱御前岳方向に登るほどなく別山乗越方向左に緩やかな登り、勿論ガレ場や雪渓があります。今年は当たり年のコバイケイソウも既に枯れはて、斜面一面にチングルマの綿毛が傾き掛けた日差しが当たり、風に揺れるさまは幻想的でした。
足元を見ればイワカガミや小さな実を付けたコケモモやサンカヨウが散見されます、又チンマギキョウ・ハクサントリカブトも見れます、電池切れで記録に残せず残念でなりません。
1時間30あまりのんびり歩くと、別山乗越にある剱御前小舎が見えてきました、広場を挟んでトイレがあります、水分を補給し10分程休息しました、剱往復した後此処まで来ると、脹脛が悲鳴をあげています、しかしまだ1時間30分余りガレザレの雷鳥沢の下りが待っています。
雷鳥沢のザレた道をジグザグに長い登山道をひたすら降ります。
今回初めて雷鳥親子2羽、這い松の中で盛んに餌をついばんでいる姿を見ました、雷鳥は天気が良いと天敵の猛禽類を避ける為あまり見れないようです、またオコジョも天敵です、梅雨開けには小さな雛を4〜5羽連れている姿を見ましたが今回1羽でした、自然の厳しさを垣間見た思いがしました、思わず頑張れと言葉が出ました!。
途中大日岳へ向かう分岐をやり過ごし1時間少し、称名川の橋を渡り雷鳥沢キャンプ場の中を抜ます、今晩の宿の予約をしてない!雷鳥荘宿泊予定であったが30分登りがある、すると足が雷鳥沢ヒュッテにしようと言ったような!つい足が向いてしまった。
9月20
一夜明け今日は携帯カメラで地獄谷を、りんどう池、みくりが池と進み室堂バスターミナル着、朝一番の美女平駅行きのバス(観光案内付き)に乗りました。
沿道はこれでもかと言わんばかりに景色が変わりますダケカンバやブナ・立山杉又ナナカマドの紅葉と赤い実が印象的でした、ニホンザル2匹が道端でのんびりと蚤取りをしている姿が見れました。
ここは辺りは森林浴の為の歩道が整備されています、50分位いで美女平ケーブル駅到着、ケーブルカーに乗り7分、立山駅で、電鉄富山に乗り換えて、JR富山駅へ1時間02分、11:16JRサンダーバード22号3時間16分、京都駅で乗り換えて、のぞみ31号で小倉2時間12分到着
今回出逢った野鳥達
雷鳥 親子 2
ホシガラス 4
イワヒバリ 2
カヤクくぐり 1
ニホンザル 2
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