記録ID: 4623298
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
南アルプス全山縦走
2022年08月20日(土) ~
2022年08月27日(土)
体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 84:22
- 距離
- 132km
- 登り
- 13,955m
- 下り
- 13,259m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 7:41
距離 13.9km
登り 2,232m
下り 437m
2日目
- 山行
- 10:23
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 11:15
距離 18.4km
登り 1,921m
下り 1,719m
15:40
3日目
- 山行
- 9:41
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 11:17
距離 16.4km
登り 2,017m
下り 1,678m
14:55
4日目
- 山行
- 9:56
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 11:09
距離 18.0km
登り 1,526m
下り 1,840m
5日目
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 11:32
距離 17.4km
登り 1,678m
下り 1,545m
14:04
6日目
- 山行
- 11:19
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 12:03
距離 19.8km
登り 1,559m
下り 2,312m
13:56
7日目
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 12:40
距離 15.5km
登り 2,287m
下り 2,022m
15:30
8日目
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:40
距離 12.3km
登り 749m
下り 1,756m
天候 | 初日 くもりのち雨 2日目 くもり時々雨 3日目 くもり時々雨 4日目 くもり時々はれ 5日目 はれのちくもり 6日目 あめ 7日目 あめ時々はれ 8日目 はれ(午前) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新幹線で関東へ 夜行バスで芝沢ゲートへ(途中バスからタクシーへの乗り換えあり) 芝沢ゲートはトイレ、自販機あり ゴミ箱はないようだったので注意 登山口で登山届提出の確認をされる まだならここで提出を Webで提出している場合はその旨を報告 ただ口頭で本日どこまで行くか、最終的にどこまで行くかなど聞かれた 今回は7泊8日で南アルプス全山縦走を予定していると告げた 昔は倍くらいの日数が必要だったらしい 水場の情報など教えてもらえるので確認を 当初、1.5日分で4.5L担ぐ予定だったが、イザルヶ岳分岐の水場が利用できるとのことで2L捨てる 登山口の気温は25度 易老渡まで自転車の人も多い そこそこな急登が続き樹林帯 そもそも天気は良くないが暑くないのはありがたい 易老岳は展望なし 水場で満タン4.5Lになるまで補充 念のため浄水器を使用 イザルヶ岳に登るもガスで展望なし お昼頃に光小屋に到着 テント場代1500円、バッヂ700円 トイレ代はテン場代に含まれているが、お気持ちでお金をいれてくれるとありがたいとのこと バイオトイレもあるがこちらは時間によっては使用できないこともあるよう(発電機が動いている時間帯のみのよう) 飲食物は購入できるようだが私は購入しなかったので詳細不明 イザルヶ岳分岐の水場が使える時期は小屋での水配布はないようなので注意 テント場は小屋の上下にそれぞれあるが、小屋下のテント場は水たまりになることがあるよう 石があるのでペグ不要 霧雨の中設営 設営後すぐに光岳に向かうも小雨に やはり展望はない 道中小屋手前や山頂付近はソフトバンクの電波があると聞いたがせいぜい3Gで天気予報を調べられず 初日に消費した水は2L程度 荷物をデポしていれば茶臼小屋まで余裕で行けたなと後悔 ヤマレコの標準コースタイムで計画し、16:30に1日目が終了する予定が4時間近く早まった 朝テント内15度 昨日水を入れて戻し、シュラフの中で保温していたアルファ米を食べる 小雨がパラつくなか撤収 テント一式はゴミ袋に突っ込む 水がついて少し重たくなったが仕方ない 出発直前にナルゲンボトルを落としキャップを破損 ハイドレーションと水筒があるため大きな問題はないがポカリが作れなくなる スタートはナイトハイクだが昨日の復路となるため問題なし 希望峰、茶臼岳はガスで展望なし 水は十分にあるため茶臼小屋には寄らず 上河内岳前あたりで少し晴れ間が覗く 荷物をデポして上河内岳をピストン なんとか3G電波が入ったため天気を確認 明日もガス予報 聖平小屋で水の補充とバッヂを購入 飲用可の水は小屋前の水道から補充でき無料 バッヂは800円 トイレは使用していないが、小屋から離れた場所にあるよう 少しして再度小雨が降り出す 聖岳は展望なし 雷がなったため奥聖岳はパス 兎岳直下のアップダウンは厳しいが避難小屋に ドアが壊れているものの中はきれい 詰めれば10人弱入れそう テント場もあり 17時ごろまでスペースを空けておくも誰もこないので荷物を広げて18時前に寝る なぜかほとんど眠れず 翌朝テントがあり申し訳ないと反省 避難小屋内10度 干していた着替えはまったく乾かず 冷たい服を着て出発 兎岳、子兎岳の登りは問題ないが下でルーファイミス余計な時間をかけてしまう 百間洞手前の沢で水を補給し赤石岳へ 基本ガレ場だが気をつければ問題ない 赤石岳に登るもガス 避難小屋でバッヂを購入しようとするも完売 荒川小屋で水を補給 テン場からトイレも水場も近くかなりよさげ カレーの香りがしていた そのまま荒川中岳避難小屋へ ここは水場がないため3Lほど担いであがる 水は2Lで1000円 ビール350缶が700円 荷上げは小屋開けのときの1回で小屋じまいまで持たせるらしい 他の山小屋は1回/月くらいとのこと 水は基本雨水、雨が降れば1回で500Lタンクがいっぱいになるくらいは補充できるよう 小屋のお兄さんはとても感じが良い 悪沢ピストンして終わり 久しぶりに山小屋に泊まったが登山者とおしゃべりできてとても楽しかった 定員10人に対して6人の宿泊者 パーテションもありかなりゆったり 小屋でシュラフと毛布が用意されていた 乾燥室はないが20時までストーブをつけるためそこで乾かせる 小屋はドコモが3Gソフトバンクは圏外 悪沢山頂はソフトバンクでも3Gや4Gが1本とギリギリ 小屋番さんに高山裏の崖側は電波いいと教えてもらう また、高山裏の水場は使えると教えてもらう そして台風が2つ発生したらしい 冷たいアルファ米を食べて出発 ナイトハイクのためかなりゆっくり進む 前岳西の崩落地は明るければなんてことない登山道だが、くらいためかなり気をつけた 高山裏に至る道は比較的わかりやすいが、なぜか枯れ沢に迷い込んで時間をロス 天気がよくないからか、全体的に岩や木の根が滑りやすく注意が必要 高山裏の水場は2ヶ所あり、高山裏の南の登山道沿いに1つ、高山裏の小屋を降った沢にもうひとつ 沢までは看板で下り5分上り10分とあった 小屋番の方と雑談をしていたら、小屋仕舞いだから行動食にとロングライフのパンをもらった その先、特に危険ヶ所はなく三伏峠まで ここの水場で補給、片道5分くらい 塩見小屋、またその先の熊の平まで水場はないため迷った末限界の5L担ぐ 迷ったら担げが我が家の家訓 道中はぬかるんでいるヶ所が多く歩きにくいというより歩きたくない道 小屋まで難所はなし 結局小屋までに消費した水は500ml程度 翌日分は2Lあれば足りるだろうからおっちゃんにあげた 小屋はパーテションで仕切られておりソロなためかかなり広く使えた 電波はソフトバンクで室内×外の展望台は4Gが1本 ドコモは室内でもなんとか、屋外なら比較的スムーズに使えるらしい トイレは男性の小は便器へ、大は携帯用トイレを使用し使用後の携帯用トイレは回収ボックスへ トイレ使用料、携帯用トイレは小屋代に含まれる 乾燥室はないが、入口に少しだけ干せる 飲料、食料の販売はあるが、ゴミは各自持ち帰り ただ、縦走者のみ回収してくれる ほとんどの宿泊者がビールやコーラを飲んでいるなか、余った水をひとり寂しく飲む 食事はグループごとに分かれており、17:40からの第2戦目とのこと ご飯とスープはおかわり自由 朝食は弁当にしてもらい、夕食時に受け取る 足裏が少し痛いため予定より早めの起床 朝食はいなり寿司と唐揚げ、玉子焼き まずは夜明け前の塩見岳に登頂 山頂ビバークのおっちゃんがおり少しお話し 今日は星がよく見えた いくつかピークを越え熊ノ平へ 水の補給をと思ったが三伏峠で補充した水がまだ残っていたため補給せず 富士山はじめ中央アルプスもよく見える 間ノ岳登頂の30分ごろ前からガスが上がってくる 少し待つも晴れそうになく次へ 中白根で足の痛さが悪化し絆創膏を 足りない分は補修用のテープで代用 北岳山荘でテント受付 飲用可能な水は山荘内で24時間補充可能 ジュース、お酒の自販機あり 食料菓子などもあり、山荘で購入したものは捨てられる トイレはチップ制 受付横にヤマテンの天気予報が張り出されている 設営後北岳ピストン 山頂でしばらく待つも晴れず 山荘に戻りシュラフと靴下を干す 山岳部風な一団がいたが、ほとんどのテントで張り綱を使用しておらず、カップ麺やビール、ジュースを購入したりと山岳部のイメージと異なった 0:30起床 食事を済ませて撤収 幸いにも雨は止んでいたが、フライシート、内側共に濡れていた 1:45ごろ出発 雨予報のため雨具とザックカバー装着 この日もガスのナイトハイクで視界は1,2m GPSを確認しながらCTの倍かけて進む しばらくすると雨風が、遠く雷鳴も ルートをミスしながらもなんとか進む 日の出時間前から明るみペースが戻る ひたすら仙塩尾根を進む 最初にあった青年も逆方向から全山縦走中 ルート情報を交換 仙塩尾根は歩きやすいが木の根が滑りやすく倒木も多い 仙丈ヶ岳に着くもガス 代わりに雷鳥を4度確認 小仙丈付近にオコジョの赤ちゃんがいたと聞いたが見つからず 幕営予定の仙水小屋に着くも誰もおらず 仕方ないので表で食事や翌日の準備を 1時間ほどして散歩から管理人が戻られる 幕営料1000円を払いテント設営 水場の水はそのまま飲め無料 トイレもテン場代に含まれる この付近には電波がなく仙水峠まで出る必要がある 翌日の天気を確認 晴れるが、深夜は雨が降ることも 足の調子は思ったほど悪くはなく我慢すれば歩ける ただテープなどは全て濡れて剥がれた この日も12時間濡れたままだったため足のふやけ具合がひどい マメは潰れて擦れも悪化 0:30起床も雨のため1:30まで二度寝 少し弱まっていたためとりあえず食事 雨が止んだ隙に撤収を始めるも再度降り出す とりあえずザックに突っ込んで小屋の軒下を借りて整理 出発少し前に昨日仙塩尾根でお会いしたお姉さんと遭遇 大型ザックを担いだまま甲斐駒を登ったうえに黒戸尾根を下るそう しかも長距離縦走の最後に、かなりの健脚 私は仙水峠に荷物をデポし登頂 急ぎめで直登コースで登るも御来光には間に合わず ただ景色は抜群 下山は摩利支天経由 荷物を回収し栗沢、アサヨへ 荒川中岳避難小屋で聞いた話では栗沢は南アルプスの天然水のCMの舞台らしい ちなみに中国地方は奥大山の天然水で烏ヶ山で撮影された あそこは虫が多かったので二度と登らない 登るなら冬 早川尾根小屋はスルーして広河原峠へ ここまではとても歩きやすい道 ただ、白鳳峠から高嶺を過ぎたあたりまではほぼ藪漕ぎ ひたすら藪漕ぎ 精神的に辛いしザックに花粉が付くし二度と通りたくない この辺りから足裏の痛みが悪化 相当ペースダウンしながらもなんとか地蔵岳へ そのまま鳳凰小屋へ 道は分かりやすく歩きやすい テント受付(1500円)を済ませて設営 石がないためペグが必要 ペグハンマーは小屋で借りられる 小屋のお兄さんもお姉さんもとても良い感じ テント場からトイレも水場も近くかなりよい トイレ使用料はテント場代に含まれる 後ほど小屋のお兄さんと話していると、一般的に南アルプス全山縦走は甲斐駒ヶ岳までで北沢峠や広河原で降りるらしい ただ、鳳凰三山を含む説もあるらしいので、鳳凰三山をスルーした全山縦走者には鳳凰三山行ってないの?と言っちゃえと 鳳凰三山含んだ全山縦走は目安として10日程度らしい 1:30起床2:45ごろ出発 ナイトハイクでまたもルートミス 足の痛みに関しては思ったほど悪くない 膝も少し痛む程度で許容範囲 いったん登山道へ出ればあとはわかりやすい道 観音についたあたりから白み始め数組の登山者とすれ違う 薬師も近いため少しペースを上げて薬師で御来光を見ることに 薬師山頂は規制のロープが張られていたがトレースがついていた 昨日の地蔵も同様 念のため立ち入らなかったが入ってもよいのだろうか 御来光時間になるも雲で見られず下山 御来光は下山中に見ることに 辻山を経由し苺平へ 以降は緩やかな下りが続き比較的ペースもあがる 足の痛みもなんとか大丈夫 9時前に下山 夜叉神ヒュッテが開いておりお風呂へ(700円) 丁寧に対応いただく 10:41のバスまでがながい もっとゆっくり下山すべきだった |
その他周辺情報 | 南アはだいたい電波ない |
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素晴らしい記録をありがとう。感服したしました。
閲覧、コメントありがとうございます。
道中、少なくとも他に2名の全山縦走者がいらっしゃいましたし、畑薙第一ダムから黒戸尾根に下るような長距離縦走者もおり南ア挑戦者のレベルの高さを思い知らされました。
今回は全体的に天候もイマイチだったのでまたいくつかの山は日帰り、もしくは1泊2日程度で挑戦してみたいと思います。
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