裏銀座縦走からの水晶岳・赤牛岳

2022年09月10日(土) ~ 2022年09月12日(月)

• GPS: 56:24
• 距離: 48.6km
• 登り: 3,567m
• 下り: 3,560m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:17
• 休憩: 0:41
• 合計: 8:58

6:45 高瀬ダム濁沢登山口
6:55 6:55 高瀬ダム テント場
7:16 7:21 ブナ立尾根取付
7:52 7:58 権太落し
9:53 10:00 三角点
11:20 11:43 烏帽子小屋
11:52 11:52 烏帽子ひょうたん池
15:43 野口五郎小屋

2日目

• 山行: 10:00
• 休憩: 1:36
• 合計: 11:36

5:04 野口五郎小屋
5:16 5:48 野口五郎岳
6:06 6:06 真砂岳
6:10 6:12 真砂岳分岐
7:13 7:13 東沢乗越
7:56 7:59 水晶小屋
8:30 8:49 水晶岳
9:27 9:27 温泉沢ノ頭
10:17 10:17 南赤牛岳
10:52 11:13 赤牛岳
11:49 11:50 南赤牛岳
12:51 12:51 温泉沢ノ頭
13:45 13:51 水晶岳
14:15 14:25 水晶小屋
14:55 14:56 東沢乗越
15:51 15:51 真砂岳分岐
16:22 16:23 野口五郎岳
16:40 野口五郎小屋

3日目

• 山行: 8:18
• 休憩: 1:42
• 合計: 10:00

5:07 野口五郎小屋
5:22 6:00 野口五郎岳
6:29 6:29 真砂岳
6:34 6:36 真砂岳分岐
7:34 7:40 南真砂岳
9:12 9:12 湯俣岳
11:02 11:02 湯俣温泉晴嵐荘
11:21 11:29 湯俣
12:08 12:55 湯俣温泉晴嵐荘
13:03 13:03 湯俣山荘
13:51 13:51 名無避難小屋
14:13 14:14 林道終点
14:31 14:31 東京電力高瀬川第五発電所
15:07 高瀬ダム湯俣登山口

天候

10日…晴れ 時々 曇
11日…晴れ 後 曇
12日…晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

・七倉山荘前の登山者用駐車場を利用（無料）
・七倉〜高瀬ダムまで乗り合いタクシーを利用

コース状況／危険箇所等

【ブナ立尾根】
・ブナ立尾根登山口手前の濁沢にかかる丸太橋が前夜の大雨で流失したため渡渉を余儀なくされたが、水深は足首程度で登山靴のまま渡渉可能だった。なお、流失した丸太橋は数日後には復旧したとのこと。
・ブナ立尾根の登山道は北アルプス三大急登とされているが、よく整備されてるおかげで快適に歩ける。登山口から烏帽子小屋まで1〜12の番号が割り振らた標識が立てられているので心理的な良い目安になる。

【裏銀座縦走路】
・烏帽子岳は3年前に登頂しているので今回はパス。
・烏帽子小屋〜三ツ岳は急勾のきつい登りが続くが歩きやすい。
・三ツ岳を過ぎるといわゆるゴーロ帯へ。勾配は緩くなるが、登山道は大きな岩だらけとなり歩きにくくなる。
・野口五郎岳〜水晶岳はアップダウンが激しく、足場の悪いゴーロ帯が連続するので想像以上に体力を消耗した。とにかく巨大な岩が五郎五郎（ゴロゴロ）しているので足を捻らないよう要注意。

【水晶岳〜赤牛岳】
・水晶岳〜温泉沢ノ頭は特に岩場が険しく、多少ゴーロ帯を通過するポイントもあるが赤牛岳が近づくにつれて砂地が中心になる。
・全般にアップダウンが激しく、道のりは果てしなく長く感じる。
・帰りは水晶岳に向かって北側斜面の急登を登り返す形になるので、行きよりも帰りの方が体力的に辛くなる。

【竹村新道】
・真砂岳から湯股岳に向かって前半はハイマツ、後半は笹薮が一部登山道を覆っている。藪こぎというほどではないが朝一で通過したため朝露がひどく全身びしょ濡れで通過。雨具で臨んだ方が良かったかもしれない。
・湯股岳より下は刈り払いが行われていたおかげで非常に快適に歩くことができた。
・南真砂岳〜湯股岳の間にガレ場を通過する箇所があり、南斜面は崩壊している。尾根の南は断崖絶壁なので慎重に通過。
・湯股に下山する直前の展望台周辺も一部足場が悪い。

【湯股〜高瀬ダム】
・湯股名物の墳湯丘は晴嵐荘から湯俣川を上流へ向かって徒歩15分ほどの場所にあるが、流れの早い湯俣川を渡渉する勇気が無く対岸から遠めに眺めるだけにしておいた。墳湯丘の周辺では川底や河原など至る所で温泉が湧きだしているので、その付近へ行くだけでも雰囲気を味わえる。
・晴嵐荘から湯俣川を渡る2本の吊り橋のうち1本が数年前の豪雨で流失し現在も復旧していないため要渡渉。水深は膝下程度だが飛び石に失敗して見事に水没。登山靴を脱いで渡った方が無難かもしれない（笑）
・渡渉後は高瀬川沿いの歩道を約5km歩き、さらに林道を約5km歩いて高瀬ダムへ。かなり長いがアップダウンはほとんど無いので快適に歩ける。

写真

9/10 6:10

【9月10日　1日目】
七倉山荘前のタクシー乗り場
午前6時で待ち人数15〜20人くらい、乗車まで30分ほど順番待ちをしました

9/10 6:20

七倉山荘前から高瀬ダムへ続く道は一般車通行不可
タクシー・徒歩のみOKです

9/10 6:42

タクシーで高瀬ダムに到着
朝霧を纏う山々が良い感じ

9/10 6:44

それではスタート！

9/10 6:50

トンネルを抜けると吊り橋
タクシーの運転手さんから「大雨で橋が流失しているので気を付けてください」と教えて頂いたが、話を聞いた時はこの橋のことだと勘違いしていました。吊り橋は無事です😓

9/10 6:53

濁沢キャンプ場

9/10 6:57

濁沢の河原に出ました

9/10 7:02

濁沢滝

9/10 7:02

濁沢は3年前と変わらず土砂の堆積が凄いです

9/10 7:03

で、橋が流失した現場はこちら…

9/10 7:04

ここに架かっていた丸太橋が綺麗に消えています😇

9/10 7:07

水深は5cmくらいなのであっさりと渡渉できました

9/10 7:08

渡渉した先がブナ立尾根の入口

9/10 7:08

さあ頑張るべ

9/10 7:09

地点番号は登山口が「12」
上に向かってカウントダウンです♪

9/10 8:10

登山口から1時間で「8」

9/10 8:31

んん？カエンタケ？🤔

9/10 9:05

「6」中休み
ペースは上がらずここまで2時間(;´・ω・)

9/10 9:13

立派な🍄

9/10 9:18

険しい道のり

9/10 9:48

「4」三角点

9/10 10:14

濁沢源流部の巨大崩壊地

9/10 11:15

午前11時過ぎ、やっと烏帽子小屋に到着

9/10 11:19

烏帽子小屋の入口に問題の丸太橋流失に関する張り紙がありました

9/10 11:34

烏帽子小屋前から望む赤牛岳
雲が多いけど時々稜線が見えています

9/10 11:43

烏帽子小屋前で30分ほど休憩しました

9/10 11:44

今日の目的地は野口五郎岳

9/10 11:46

ガスの切れ間から三ツ岳へ続く稜線

9/10 11:47

烏帽子小屋のテン場です

9/10 11:55

さあ三ツ岳へ向かって登ります💦

9/10 11:59

東側の常念山脈方面
餓鬼岳〜燕岳の稜線が一瞬だけ見えました

9/10 12:39

目の前は晴れたりガスったりの繰り返し

9/10 12:49

咲き残りのコマクサ

9/10 12:49

味のある標識

9/10 12:53

9/10 13:06

雲が取れて烏帽子岳が顔を出す😊

9/10 13:12

常念山脈の雲も少なくなってきました

9/10 13:14

多分、剣ズリとか東沢岳の辺り
この稜線、昨年歩いたなぁ

9/10 13:15

夏の名残を感じる空

9/10 13:18

安曇野と思われる下界も少し見えました

9/10 13:32

三ツ岳北側の曲がり角

9/10 13:35

左のピークが三ツ岳
登山道は西側を巻いていきます

9/10 13:46

三ツ岳付近から望む立山方面

9/10 13:52

烏帽子岳

9/10 13:53

立山やら劔やら烏帽子やら
賑やかな展望です🥰

9/10 13:57

三ツ岳の山頂は登山道が通っていないので巻き道の途中に標識が立っていました

9/10 13:58

三ツ岳の巻き道を過ぎると今日の目的地、野口五郎岳が見えてきました

9/10 13:58

ライチョウ…ではなく、ホシガラス

9/10 14:06

三ツ岳西峰

9/10 14:25

三ツ岳西峰から望む立山

9/10 14:27

三ツ岳と常念山脈

9/10 14:28

裏銀座の稜線〜水晶岳
明日はあそこを歩くのか…

9/10 14:34

それにしても野口五郎岳はデカい！
本当に「ズッシリ」という感じ

9/10 14:34

野口五郎岳へと続く裏銀座縦走路

9/10 14:56

9/10 15:04

野口五郎岳に向かって砂地をゆるゆる登っていきます

9/10 15:07

砂地から一転、とても歩きにくくなってきた
これが野口五郎名物のゴーロ帯です😓

9/10 15:21

この先は砂地とゴーロ帯の繰り返しです

9/10 15:24

小屋まで500m

9/10 15:25

歩いてきた裏銀座の稜線と立山

9/10 15:26

9/10 15:27

常念山脈の眺め

9/10 15:32

餓鬼岳と剣ズリ

9/10 15:31

あと400mのペイント
足場の悪さでなかなか小屋に着かない…

9/10 15:39

ハイマツの緑も減って荒涼とした雰囲気

9/10 15:42

風を避けるような稜線の陰に建つ野口五郎小屋

9/10 15:43

大量の石積み
ここは本当に風が強いんだろうな…

9/10 15:44

今夜のお宿に到着です🥰

9/10 17:05

夕食はカレーライス
卵がハート型🥰

9/10 17:51

夕食後、夕景を見に野口五郎岳の山頂までお散歩

9/10 17:51

水晶岳方面に日が沈むけど雲が多めです

9/10 17:54

積乱雲が夕日で輝く

9/10 17:55

わずかにアーベントロート

9/10 17:56

夕焼け

9/10 17:58

暮れゆく裏銀座

9/10 18:05

9/10 18:07

雲に隠れていた槍ヶ岳が登場！

9/10 18:07

雲から突き出る槍ヶ岳
最高にカッコいい

9/10 18:22

東の空から月が昇る

9/10 18:25

今夜は中秋の名月
北アルプスの稜線でお月見ができるなんて最高の贅沢です🥰

9/11 5:07

【9月11日　2日目】
縦走出発前、野口五郎岳の山頂で日の出を待ちます🌄

9/11 5:12

朝焼けに浮かぶ山は浅間山

9/11 5:13

西の空
水晶岳の真上には沈みゆく満月

9/11 5:13

9/11 5:17

東の空が赤みを増す

9/11 5:17

富士山

9/11 5:24

ご来光😊

9/11 5:26

水晶岳がモルゲンロート

9/11 5:27

9/11 5:29

9/11 5:32

モルゲンロートの稜線と槍ヶ岳

9/11 5:37

9/11 5:42

朝日に照らされる山頂標識

9/11 5:45

沈みゆく月と水晶岳

9/11 5:46

鷲羽岳とワリモ岳

9/11 5:45

それでは縦走2日目出発！

9/11 5:47

裏銀座から望む槍ヶ岳は本当にカッコいい

9/11 5:58

今までいろんな角度から槍を見てきたけどここが一番かもしれません😊

9/11 6:07

後方には立山連峰の眺め

9/11 6:08

縦走2日目、まずは裏銀座縦走路の先に聳える水晶岳を目指していきます

9/11 6:11

素晴らしい青空と秋の雲

9/11 6:12

昨日は夏っぽい空だったけど今日は秋優勢かな

9/11 6:15

野口五郎岳〜水晶岳までの縦走中は左手に鷲羽岳がずっと綺麗に見えていました

9/11 6:15

9/11 6:23

ミヤマギキョウ

9/11 6:29

縦走路右手遠くには赤牛岳
今日の目標到達地点はあそこです😇

9/11 6:33

野口五郎岳からしばらくは歩きやすい道が続いていたけど、真砂分岐の少し先から再び岩だらけに…

9/11 6:39

水晶岳と自分の影♪

9/11 6:39

9/11 6:43

歩きにくいことこの上なし😓

9/11 6:45

一面のゴーロ帯
帰りもここを通るかと思うと心折れそう😇

9/11 6:46

稜線の上に水晶小屋が見えてきたけどまだまだ遠いなぁ

9/11 6:47

早くも鷲羽岳に雲が湧き始めた…
まだ7時前だぞ🙄

9/11 6:47

威風堂々の槍ヶ岳

9/11 6:48

右を振り向けばこれがずっと見える
裏銀座縦走路の眺めは本当に素晴らしいです

9/11 7:12

9/11 7:13

東沢乗越を通過

9/11 7:13

東沢乗越から望む赤牛岳
だいぶ視点が下がりました

9/11 7:27

東沢乗越から先には水晶小屋に向かって壁のような登り返しが待っているようです😓

9/11 7:27

えげつない登り返し
見ているだけで眩暈がしそう😇

9/11 7:29

水晶岳〜赤牛岳の稜線
この絶景を励みに頑張るべ

9/11 7:29

にしても半端ないです😇

9/11 7:42

遥か遠くになった烏帽子岳は半分雲の中
今日は東側から雲が流れてきているようです

9/11 7:49

水晶小屋に到着
東沢乗越から30分くらいで着けました

9/11 7:59

小屋の前で10分ほど休憩してからいよいよ水晶岳へ

9/11 8:01

あぁ、5年前の鷲羽岳方向からの縦走の時に確かに見た景色です
懐かしいなぁ

9/11 8:02

黒部五郎岳に雲の平
黒部川源流域の展望も見えてきました🥰

9/11 8:08

真正面に水晶岳
右手奥に赤牛岳

9/11 8:11

青空広がる黒部川源流域

9/11 8:13

黒部五郎岳と雲の平

9/11 8:14

黒部川源流域の絶景を堪能しながら歩いているうちに水晶岳の核心部に差し掛かってきました

9/11 8:18

山頂直下のガレ場を通過

9/11 8:28

ガレ場を越えると頂上はもう目の前

9/11 8:35

5年ぶり2回目の水晶岳登頂！

9/11 8:33

5年前に負けないくらいの晴天！！

9/11 8:32

赤牛岳が呼んでいる
今から行くで〜！

9/11 8:35

少し雲が増えてきた鷲羽山方面

9/11 8:45

黒部五郎岳
その奥の富山側は雲海

9/11 8:46

黒部川源流域の写真を何枚も撮ってしまう

9/11 8:47

赤牛岳へ続く稜線の左に見える大きな山塊は薬師岳

9/11 8:48

それでは水晶岳を出発して赤牛岳へ向かうとしましょう…😇

9/11 8:48

赤牛岳への道のり…、壮大すぎる

9/11 9:04

水晶岳の北側からも黒部五郎岳と雲の平方面の素晴らしい展望が続きます

9/11 9:04

9/11 9:04

9/11 9:05

薬師岳の眺めも素晴らしい

9/11 9:16

振り返ると水晶岳からかなり下ってきました
まぁ…、帰りは登り返すことになるのだけど😓

9/11 9:27

温泉沢ノ頭
ここから秘湯で知られる高天ヶ原温泉へ下れるらしい

9/11 9:27

まだまだ遠い赤牛岳

9/11 9:37

水晶岳〜赤牛岳稜線の眺めの主役は完全に薬師岳

9/11 9:37

9/11 9:37

波打つようなアップダウン
これが歩いてみるとかなり堪えます

9/11 9:50

2818mピークを過ぎたあたりから撮影
先には2742mピーク、2803mピークなど名無しのピークが連続

9/11 9:54

谷を挟んで東側は昨日歩いた裏銀座の稜線
吊り橋でも架かってればすぐ渡って来れるのに…😇

9/11 10:03

2472mピークの巻き道を過ぎてこの辺りから登り返し

9/11 10:11

振り返ると遥か後ろに遠ざかる水晶岳が
（帰りのことは考えたくない）

9/11 10:19

谷底に黒部ダムが見えてきました( ゜Д゜)

9/11 10:19

水晶岳を出発して1時間半
やっと赤牛岳のピークが近づいてきた感じがする

9/11 10:29

2803mピーク横のゴーロ帯

9/11 10:31

間近に見える薬師岳

9/11 10:40

赤牛岳山頂直下
足元は山の色を作る赤っぽい砂地

9/11 10:45

あそこが赤牛岳のピークだ！

9/11 10:52

赤牛岳に登頂！🥳🥳🥳
野口五郎岳から5時間、水晶岳から2時間
遠すぎだっぺ😇

9/11 10:54

水晶岳から続く稜線
いやはや、よく歩きてきたものです…
（何度も言うけど戻らねばならない）

9/11 10:55

眼下に広がる黒部ダム

9/11 10:57

圧巻の薬師岳カール

9/11 10:58

手前に見える尾根道がタフな登山道として有名な読売新道😲

9/11 10:59

近くて遠い裏銀座
（三ツ岳〜野口五郎岳）

9/11 11:25

赤牛岳の山頂で昼食を済ませてから水晶岳に向かってUターンです:;(∩´﹏`∩);:

9/11 11:34

ゴーロ帯

9/11 11:57

遥かなる水晶岳😇

9/11 12:24

2818mピークを通過
帰りの方が道が険しく見えます

9/11 12:30

岩場のトラバース

9/11 12:50

温泉沢ノ頭まで戻ってきました

9/11 12:50

「この下に、日本の秘湯 高天原温泉があるよ」

9/11 12:51

午後は次第に雲が多く景色もガスってきました

9/11 13:23

水晶岳北斜面には小さな雪渓が
おそらく万年雪ですね

9/11 13:23

水晶岳もガスの中に入ってしまいました

9/11 13:44

本日二度目の水晶岳
ガスガス😇

9/11 13:47

水晶岳南側の岩稜帯

9/11 14:10

水晶小屋までもう少し

9/11 14:25

午後2時半、水晶小屋
野口五郎小屋まで戻らないとなので小休止＆補給

9/11 14:55

午後3時、東沢乗越

9/11 15:22

行きもかなり難儀したゴーロ帯
疲労が蓄積した帰りはさらに足に堪えます😇

9/11 16:00

午後4時、真砂岳の巻き道まで戻ってきました
どうやら夕食の時間に遅刻することは無さそう💦

9/11 16:28

野口五郎岳を通過
少しだけガスが取れました

9/11 16:31

午後4時半、野口五郎小屋に帰還！
二泊目お世話になりますm(_ _)m

9/11 17:09

二泊目の夕食
今夜はカレーライスではなく連泊者用の特別メニューでした😋😋😋

9/12 5:18

【9月12日　3日目】
今日も野口五郎岳の山頂でご来光待ちです

9/12 5:20

稜線を覆うシルクのような雲が神秘的

9/12 5:23

雲海から顔を出す槍ヶ岳

9/12 5:23

9/12 5:23

水晶岳の上に浮かぶ月
昨日より月の高さが高いです

9/12 5:28

ご来光の瞬間

9/12 5:29

不意にガスがかかって辺りが全てオレンジ色に染まりました😲

9/12 5:30

不思議なオレンジ色の世界

9/12 5:33

ブロッケン現象

9/12 5:33

神秘的な雲の流れ

9/12 5:33

帽子のような雲

9/12 5:34

昨日とはまた雰囲気の違う朝の光景に感動

9/12 5:42

水晶岳とブロッケン

9/12 5:54

標識とブロッケンで記念写真🥰

9/12 6:09

神秘的な朝の景色をたっぷり楽しんで野口五郎岳を後にしました
今日は竹村新道を下るために一旦真砂岳方面へ向かいます

9/12 6:13

雲が広がり水晶岳が隠れてしまった

9/12 6:13

昨日登頂した赤牛岳もピークが雲の中です

9/12 6:14

鷲羽岳とワリモ岳

9/12 6:21

槍ヶ岳の方向は青空🥳
手前の尾根道がこれから歩く竹村新道

9/12 6:34

このロケーションの良さ
本当に素晴らしいです

9/12 6:34

真砂岳の巻道付近から望む鷲羽岳

9/12 6:37

真砂岳の巻道を通過したところが竹村新道の分岐点
湯俣に向かって長い下山路の始まりです

9/12 6:42

竹村新道から眺める槍ヶ岳も絶品💯

9/12 6:42

このまま下山してしまうのが勿体ない

9/12 6:45

槍ヶ岳を真正面に見ての下り
これは爽快🥳

9/12 6:48

槍ヶ岳手前の崩壊しまくりの尾根は硫黄尾根

9/12 6:49

南真砂岳までは鷲羽岳もよく望めました

9/12 6:54

次第に急な下りに

9/12 6:57

崩壊気味で足場が悪い

9/12 7:05

険しい硫黄尾根が前衛となって映え度がUP

9/12 7:05

南真砂岳と槍ヶ岳

9/12 7:09

あぁ、とうとう槍ヶ岳が雲の中へ😇

9/12 7:34

南真砂岳

9/12 7:34

槍ヶ岳はご機嫌斜めだけど鷲羽岳方面は綺麗に望めました

9/12 7:38

稜線に沿って歩いてきた道が見えます

9/12 7:39

南真砂岳の辺りは所々ハイマツが登山道に覆いかぶさる状態
ただ歩きにくいだけなら良いのだけど、朝露がひどくて靴やズボンがびしょ濡れになってしまいました😓

9/12 7:53

正面に湯俣岳が見えてきた

9/12 7:54

見晴らしの良い尾根道が続くけど槍ヶ岳の雲がなかなか取れません…

9/12 8:08

谷の反対側には唐沢岳、餓鬼岳、燕岳

9/12 8:15

南真砂岳ー湯股岳間の崩壊ゾーン

9/12 8:15

尾根の南側は完全に崩壊していて足を滑らせたらアウトです🙄

9/12 8:28

そろそろ樹林帯に入るのでこの絶景も見納め

9/12 8:28

槍の穂先だけが雲の中(´・ω・`)

9/12 8:34

東鎌尾根

9/12 8:48

湯股岳の手前辺りから樹林帯に突入

9/12 9:03

湯股岳のピーク手前の展望台からの眺め
穂先が見えないと槍ヶ岳の只の山ですね…😇

9/12 9:05

9/12 9:06

湯股岳の名無し沼

9/12 9:11

湯股岳に到着

9/12 9:10

三角点

9/12 9:11

樹林の合間から槍が欠けた槍ヶ岳

9/12 9:58

湯股岳から下は刈り払いが綺麗に行われていて超快適な道になりました♪

9/12 10:38

枝先にホシガラス

9/12 10:38

あっという間に標高1644mの展望台まで下ってきました
湯股の谷はもうすぐです

9/12 10:39

眼下を流れる湯股川

9/12 10:40

槍ヶ岳の雲が本当にしつこい🙄

9/12 10:41

9/12 10:41

谷底に噴湯丘発見😊

9/12 10:52

湯股って想像以上の秘境だなぁ…

9/12 11:02

湯股（晴嵐荘）に下山
無事に竹村新道を下りきりました

9/12 11:04

水場で補給

9/12 11:04

このあと晴嵐荘で昼食＆温泉の予定ですがその前に荷物をデポして噴湯丘の見学へ🥳

9/12 11:04

噴湯丘まで16分少々…

9/12 11:06

湯股川に架かる仮設の吊り橋を渡ります

9/12 11:07

中州の先は仮設の吊り橋も無いので自力で渡渉😓

9/12 11:07

水深は10〜20cm
ここは上手く渡らないと水没します😇

9/12 11:14

さらに別の吊り橋を渡って噴湯丘を目指します

9/12 11:14

右へ行くと伊藤新道
左へ行くと槍ヶ岳（＝北鎌尾根）
どちらもバリエーションルートだ…😇

9/12 11:14

澄んだ湯股川の流れが美しい

9/12 11:19

河原ではあちこちで温泉が湧き出しています😲

9/12 11:25

見えた！！噴湯丘！！！
（湯股川の対岸から撮影）

9/12 11:31

この水量たっぷりの湯股川を渡渉する勇気がないので対岸から噴湯丘を眺めて引き返しました
もっと近くで見たかったけど渡渉は苦手😢

9/12 11:35

少し心残りだけど晴嵐荘に戻ります

9/12 12:03

晴嵐荘で昼食🤗
台湾料理の魯肉飯丼＋温泉たまご付き
美味しい😋

9/12 12:34

昼食の後は晴嵐荘の温泉でひとっ風呂
源泉直送の硫黄泉、天国じゃ♨

9/12 13:15

食事＆風呂でHPを回復したところで晴嵐荘を出発

9/12 13:17

高瀬川に沿って整備された歩道を歩きます

9/12 13:43

歩きやすい道です

9/12 13:50

名無避難小屋という名前の避難小屋を通過

9/12 13:50

名無とは…

9/12 14:05

高瀬川越しに見える険しい山は不動岳かな？

9/12 14:12

晴嵐荘から1時間ほどで林道終点

9/12 14:13

登山口の標識

9/12 14:14

高瀬ダムまでさらに5kmほど林道歩き
分かっちゃいたけど長い😇

9/12 14:39

高瀬ダムのダム湖に沿って歩く

9/12 14:54

最後に長さ1kmの高瀬隧道

9/12 15:03

長い…暗い…😇

9/12 15:05

トンネルを抜けると高瀬ダムに到着

9/12 15:21

高瀬ダムからタクシーで七倉山荘に戻ってきました
下山ソフトをいただきます😋

撮影機器：

D750 ニコン

Xperia Ace SO-02L docomo SONY

感想

kuge

野口五郎小屋に連泊して2泊3日で巡る裏銀座縦走路、水晶岳、赤牛岳、そして竹村新道…。アップダウンの多い縦走路を歩き回るハードな山旅でしたが、今年の夏山の集大成そのものと言える最高の3日間になりました。

今回の縦走を計画した一番の目的は北アルプスの奥のまた奥に鎮座する赤牛岳を攻略することだったのですが、そのアプローチのために歩いた裏銀座縦走路と竹村新道の景色と雰囲気がとにかく素晴らしすぎます。
どこまでも続く森林限界上の稜線と絶景、モルゲンロートで始まる朝、夏の名残と秋の始まりを感じさせる雲、不意に現れるブロッケン、標高2900mの中秋の名月、こじんまりとした古き良き野口五郎小屋、竹村新道の先に現れる秘境・湯股…。北アルプスの魅力に3日間どっぷりと浸かれて本当に楽しかったです🥰

そして、裏銀座を歩いていると数ある絶景の中でもとにかく目立つ存在なのが槍ヶ岳ですが、真砂岳辺りから見る槍ヶ岳はどの角度から見るよりも一番かっこよく見えると今回の縦走で確信しました。　※個人の意見です（笑）
槍ヶ岳はどこから見てもかっこいいんですけど、前衛の硫黄尾根との重なるので他の角度にはない重厚感というか、誰も寄せ付けない雰囲気を感じられます。

もう一つ、裏銀座縦走路と竹村新道の素晴らしい点は「程よい人の多さ」だと思いました。北アルプスのメジャーな山域の登山道は行列に近いこともありますが、今回歩いた登山道はどこも混雑とは無縁。かと言って誰にも会わないというほどでもなくて15分に1回くらいは誰かとすれ違って「こんにちは」。この不快でもなく心細くなることもなくのバランスの取れた人の数がとても心地良く感じられました🤗

あ、肝心の目的地、赤牛岳の感想ですが「とにかく遠い」の一言に尽きます。裏銀座縦走路を歩きながらも谷の反対側にずっと見えているのに、水晶岳までぐるっと回って行くのでとにかくいつになっても近くならない（笑）
ブナ立て尾根を登り詰めて烏帽子小屋で稜線に出た時からずっと赤牛岳を視界に捉えて歩くことになるので、2日間かけてピークに到達したときの達成感は半端ないです。

ちなみに、赤牛岳へは読売新道からの周回の方がメジャーかもしれませんが、なぜ裏銀座からの往復ルートを選択したかというと、天候を見定めてから決行直前に山小屋の予約を取りたかったので野口五郎小屋への連泊が今年の情勢下ではベストだったというのが一番の理由になります。。
コロナの影響で今年も北アルプスの山小屋はすべて完全予約制かつ人数制限あり、しかも天候不良の場合、並程度の雨で中止をすればキャンセル料がかかる小屋も多い…。このような状況が続く限り、山小屋の予約は天候がある程度読めるようになる3日前くらい前に予約するがベストと考えています（※個人の意見です）。
もちろん3日前（しかも土日含む）では予約が取れない可能性も高いので、そのときは「潔く代替プランか日帰り登山に切り替える」という心構えでやっています。。

そうなると、計画の直前に別々の山小屋に空き具合を確認しながら2泊3日の縦走を組み立てるよりも1軒の山小屋に連泊してアプローチする方のがより確実な選択だと考えたわけです。
結果、その作戦は功を奏して野口五郎小屋での連泊が成立。そして、予約をした段階で天気も読めていたので3日間連続の晴天という最高の流れを作ることにも成功しました。

とは言え、やっぱり読売新道周回ルートへの憧れもあるので、いずれタイミングが来たら赤牛岳にもう一度挑む時が来るかもしれません😇