聖岳〜赤石岳〜荒川三山 胸がいっぱいに(^^)

2015年08月21日(金) ~ 2015年08月24日(月)

• GPS: 80:00
• 距離: 38.2km
• 登り: 4,308m
• 下り: 4,299m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:48
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:48

7:32 聖沢登山口
9:03 聖沢吊橋
10:33 造林小屋跡
11:40 乗越
14:20 聖平小屋

2日目

• 山行: 8:49
• 休憩: 0:59
• 合計: 9:48

5:40 聖平小屋
6:01 薊畑分岐
7:06 7:12 小聖岳
8:27 8:45 聖岳
11:02 兎岳避難小屋
11:17 11:26 兎岳
12:05 12:09 小兎岳
13:09 13:15 中盛丸山
13:29 13:35 中盛丸山・大沢岳間分岐(百間洞山の家方面)
13:59 14:05 大沢岳
14:28 14:32 中盛丸山・大沢岳間分岐(百間洞山の家方面)
15:28 百間洞山の家

3日目

• 山行: 9:51
• 休憩: 0:57
• 合計: 10:48

5:27 百間洞山の家
6:25 6:29 百間平
8:16 8:26 赤石岳避難小屋
8:30 8:52 赤石岳
9:08 赤石岳・小赤石岳間分岐
9:22 9:24 小赤石岳
10:12 10:16 大聖寺平
12:59 13:01 前岳
13:18 中岳
13:22 13:26 荒川中岳避難小屋
14:36 14:42 悪沢岳
15:11 丸山
15:51 15:54 千枚岳
16:15 千枚小屋

4日目

• 山行: 4:18
• 休憩: 0:05
• 合計: 4:23

5:37 千枚小屋
6:02 6:04 駒鳥池
7:17 7:19 清水平
8:01 8:02 小石下
9:47 滝見橋
10:00 椹島ロッジ

実際の時間　チェックポイント以外の登山道で何回か休憩しています。
山と高原地図CT
　　　1日目 370分(06時間10分)
　　　2日目 490分(08時間10分)
　　　3日目 610分(10時間10分)
　　　4日目 290分(04時間50分)

天候

8月21日　曇時々晴のち雨
8月22日　曇のち晴　午前強風
8月23日　曇時々晴　稜線はガス
8月24日　曇時々晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■新東名高速道路　新静岡ICを下りて、県道27号、60号を経由して
　　　　　　　　　畑薙第一ダム夏期臨時駐車場へ。
■駐車場　　　　　畑薙第一ダム夏期臨時駐車場に停めました。
　　　　　　　　　無料、トイレ2基有り。
　　　　　　　　　東海フォレスト送迎バスの発着場で、登山届の
　　　　　　　　　ポストが有ります。
バスの送迎について
＊東海フォレストバスを利用の場合は
　http://www.t-forest.com/alps/pdf/2015_sawara_bus.pdf
＊井川観光協会のバスを利用の場合は
　http://www.okushizuoka.jp/info/article/001041.html
　(情報が古いかもしれないので、念の為確認をお願いします)

規制について
　県道は、夜間工事で通行止めや規制があることも…
　この日は田代第6トンネル夜間工事で通行止めがあり、2:40に解除。
　解除まで待機していた車は5台ほど。私達は待機中に少し仮眠を取りました。

コース状況／危険箇所等

■全体的に、緩やかな道、急坂、岩場とアップダウンが続きます。
■トラバースは道が細く、すれ違うのが難しい箇所も有ります。
■千枚岳の山頂直下の登りは、掴むとグラグラと取れそうな岩がいくつか
　有りました。慎重に手がかりを選んで通過して下さい。
■森林限界を超えて、稜線に出ると大展望です！
■それぞれの山が大きく、アップダウンがこたえます。
　体力勝負の山行ですが、これも南アルプス南部の魅力です。
■トイレ　　　畑薙臨時駐車場、各小屋
■水場　　　　出会所小屋跡そば(未確認)、乗越を過ぎたところ(未確認)
　　　　　　　聖平小屋、兎岳〜小兎岳の間(往復10分、未確認)、
　　　　　　　百間洞山の家、荒川小屋(小屋から少し遠い)、千枚小屋
　　　　　　　清水平(飲んではいませんが、潤沢に出ていました)
■売店　　　　新静岡ICを下りてすぐ「新東名入口」交差点にローソン、
　　　　　　　県道27号にサークルKサンクス(コンビニ最終です)
　　　　　　　各小屋、避難小屋
■宿泊　　　　今回は聖平小屋、百間洞山の家、千枚小屋に泊まりました。
　　　　　　　聖平小屋　井川観光協会系列
　　　　　　　　http://plaza3.dws.ne.jp/~hara5/
　　　　　　　　ウェルカム・フルーツポンチ有り。
　　　　　　　　個室(＋4,000円で個室に入りました。
　　　　　　　　　　 上下に仕切られていて、スペースは1畳半ほどでしょうか?
　　　　　　　　　　 大部屋は床にシュラフ(別料金)のみ、
　　　　　　　　　　 個室は敷布団と毛布にシュラフ(別料金)なので
　　　　　　　　　　 腰は痛くなかったです。あとこの日は室温が20℃
　　　　　　　　　 　あったので、シュラフは使わなくても充分でした)
　　　　　　　　トイレが別棟で離れているので、少し不便。
　　　　　　　　小屋番さんたちはとてもフレンドリーな方たちです。
　　　　　　　百間洞山の家　東海フォレスト系列
　　　　　　　　http://www.t-forest.com/alps/lodge_hyakken.html
　　　　　　　　人気のとんかつ定食は16時までに宿泊手続きをされた方のみ。
　　　　　　　　お米は北海道のゆめぴりか、とんかつは塩麹で柔らかい。
　　　　　　　　ドレッシングはピエトロかな？？美味しいです。
　　　　　　　　若い男性2人で切り盛りされていて、クォリティが高いお料理、
　　　　　　　　施設内はとても綺麗で清潔、大変素晴らしいです。
　　　　　　　　テント場は宿から離れているので、テン泊者はやや不便かも。
　　　　　　　千枚小屋　東海フォレスト系列
　　　　　　　　http://www.t-forest.com/alps/lodge_senmai.html
　　　　　　　　こちらもお料理は美味しく、施設内が綺麗。
　　　　　　　　素泊まりの場合は隣接した百枚小屋になるそうです。
　　　　　　　　小屋番さんたちは、とても明るくて親切です。

　ログのバッテリーが切れてしまったので、ルートは手書きです。

その他周辺情報

■赤石温泉白樺荘　臨時駐車場から車ですぐです。　
　http://ikawa.ooi-alps.jp/kanko/preview.asp?cd=7&no=82

写真

【8月21日　1日目】
臨時駐車場です
6:35出発でした[[dash]]

聖沢登山口　22℃
私達含めて5人が
降りました

登山口からの急登を
終えてトラバースに
入ったところ

この吊橋揺れます[[sweat]]
BS-TBS
日本の名峰・絶景探訪の
撮影をしていました

ちょっと休憩
[[riceball]] 旦那さん2、私1

キノコが沢山

むむむ…
初めて見ました

パンケーキみたい

mikikoさ〜ん(^^)
キノコ大収穫です[[camera]]

この石に「王将」と
書いてみたい:-D

久しぶりの重荷に
急登はキツイ〜(>< )

息吹

荷物を減らしたくて
食べてばかり(^^;)
カルピスは凍らせて
融けた頃が[[heart]] [[heart]]

むむむむ…
危険な香りがプンプン

手作り感あふれる橋
ちょっと怖いけど…

ホソバトリカブト

とうとう雨が(>< )
崩落箇所は
ゆっくりと通過します

聖平小屋　15℃
寝不足できつい
1日でした…

追加料金で個室へ
狭いけど気を遣わない
からいいです

フルーツポンチ
頂きました[[audio]]

ちょこちょこと
つまみながら[[beer]]

夕食は2回目の17:05
お味噌汁がとても
美味しかったです

テン場

大部屋です
早寝は山屋の基本！
私達もおやすみなさい

【8月22日　2日目】
朝食　4:30
しっかり頂きました

今日は[[wt-clear]] になるかな

ひんやりした空気
その中を歩くのは
気持ちがいい

なんとなく
動物に見えて…

小聖岳　10℃
昨日が雨なので
ガスはやむなし…

ホシガラスの食事の
あとかな:roll:

聖岳(前聖岳)　10℃
ガス＆暴風
飛ばされそうに
なりました(^^;)

途中で食事
見た目ほどお肉が
入ってないけど
牛飯はなかなか[[audio]]です

岩が赤い

ヤマハハコ

タカネマツムシソウ

兎岳避難小屋
外観は(^^;)ですが

中は綺麗:-)

兎岳　17℃

タカネビランジ

小兎岳　16℃
ノービューが
続きます…

この天気なので
雷鳥さんに逢えました[[heart]]

青空が見えてきた〜
＼(^^)／ヤッター

中盛丸山
ここの坂はキツイ〜:evil:

稜線が見えてくると
気持ちが上がりますね

分岐にザックを
デポして大沢岳へ

大沢岳　18℃
目の前には赤石岳

赤石岳避難小屋も
見えました

こちらに見えるのは
百間洞山の家

ここで大福を
食べて一息…

中盛丸山を振り返る
侮れないお山[[mountain1]] でした

オオヒョウタンボク
赤い実が美味しそう8-)

×悪沢岳でしょうか？？
○這松尾と笊ヶ岳
shigetoshiさん
有難うございます(^^)

オヤマリンドウ

ハクサンフウロ
好きなお花

ミヤマオトコヨモギ
深山男蓬…
すごい名前Σ:-o

朝は全く見えなかった
聖岳を見ることが
出来て良かった(^^)

百間洞山の家　17℃
夕食お目当てで
計画に入れました:-D

6畳ほどの部屋を
2人で使用(^^)

ひとまず[[beer]] (^^ )
重荷のもと…つまみを
少しずつ減らします

夕食　17:00
とても豪華な食事

【8月23日　3日目】
朝食　4:30
手作りのものばかりで
こだわりを感じます

ここはテン場
小屋から少し遠い…

百間平　11℃

ナナカマド

先ほど通ってきた
馬の背

今日もこの山々の魅力を
身体中で感じるぞ〜[[dash]]

と、さっそく急登に
息も絶え絶えですが[[sweat]]

振り返ると
前日に縦走した山々が

イワヒバリって
何気に精悍な顔立ち
ですよね8-)

赤石岳避難小屋　19℃

他の方のレコで
良くみていた標識
コレ！コレ！(^^)

赤石岳　16℃
沢山の方が休憩を
していました

これから歩く縦走路を
確認しつつ

ここでしっかりと
食べておきます
ドライカレーいいです

稜線が見えると
気持ちがいい〜♪

やっぱり青空が
いいですね(^^)

小赤石岳　17℃

トウヤクリンドウ

コバノコゴメグサ

オンタデ

チシマギキョウ

タカネヤハズハハコ

チングルマ

ヨツバシオガマ

ウサギギク

荒川三山は
この雲[[wt-cloud]] の向う

荒川小屋　20℃
水を補給しました

振り返ったら
荒川小屋があんなに
小さく…

晴れていたら色が
映えていたであろう
素晴らしいお花畑[[flower]] [[flower]]

やっと荒川三山の
稜線についてひと休み

前岳　15℃

中岳　15℃

中岳避難小屋　17℃
管理人さんに色々と
アドバイスを頂きました
有難うございます！

山と高原地図では
「危」マークの辺り
慎重に進めば大丈夫

旦那さんを探せ！

悪沢岳　15℃

丸山　15℃

タカネナデシコ

千枚岳の山頂直下
こちらも「危」マーク
早く宿に着きたい焦り
心身の疲れ…
今回の山行で一番
緊張した場所でした

千枚岳　15℃
この日最後のお山[[mountain1]]
＼(^^)／

千枚小屋　15℃
16時過ぎでしたが
夕食の受付を快く
受けてくださいました

小屋内部
2階は2組
お互いに両端利用
だったので快適

Oliさんから教えて
貰った黒糖くるみ
泊りのマストアイテムに
なりそう[[heart]]

夕食　17:30
山小屋なのに
すごいボリューム

【8月24日　4日目】
朝食　4:30
美味しく頂きました[[audio]]

今日は下山です
シラビソ[[tree]] の森の中を
歩きます

桃っぽい

どうも毒っぽい

ニカワホウキタケかな

ヨツバヒヨドリ

ちょっと硬そう

ギャー :-o [[sweat]]

岩尾根出現！

階段も有り
なかなか最後まで
気を許せない(^^;)

崖側に傾いている道
一歩一歩慎重に

吊橋を渡ったら
間もなくです

ヤマジノホトトギス
不思議な形:roll:？？

マイナスイオン
出てるかな？

滝見橋の横を通って

椹島に到着〜

このパンといくつもの
おつまみが残りました
もう1泊出来そう(^^;)

ここでバスの手続きを
して整理券を貰います

富士山の天然水を
使用しているそうです

は2台来ました

私の2015年の夏山は
これにて終了＼(^^)／

駐車場に到着
お疲れ様でした〜

白樺荘で入浴後の食事
お蕎麦が美味しかった

お土産は七味＋わさび
めちゃんこ辛かった [[sweat]]

感想

pippi

今回は、南アルプス南部のお山 に出掛けて来ました〜。
昨年の夏休みに計画をしていたのですが、天候がすぐれず東北に転進。
今年は天候もまずまずということで、決行となりました

計画は、初日は早くに宿に着きたいのと、高度順応を考えて、到着時間が早く、
標高差が椹島より少ない聖沢登山口出発の時計回りにしました。
CT通りにしか歩けない私にとっては、無理なく歩くことが出来ました。

また直近のレコをチェックしているとkitainotoriさんの情報で、
「トンネル工事による夜間通行止め」を知りました。
おかげ様で心構えも出来て精神的ショックはありませんでした。
情報収集は大事ですね
この場をお借りしまして、お礼申し上げます(^^)

20日18時過ぎに自宅を出発 、工事現場の足止めで、駐車場に着いたのが
午前3時過ぎ…。いやはや長かったです(^^;)
駐車場に到着後も、車内に入り込んだ蚊の猛攻に遭い(蚊7匹、蛾2匹を撃退)
完全に寝不足のままの山歩きだったので、初日は身体にこたえました〜(>< )

南アルプス南部のお山は体力勝負 ！それを実感しました。
このコース、年齢層が高かったです。50、60代が殆どでしょうか？
中には70代？と思われる方たちを何人も見かけました。
年齢層が高くても重荷を背負って、しっかりした足取りが速いこと、速いこと

私は、大きなアップダウンで毎度ヨレヨレになりましたが、嫌になることもなく…
「これこそ南アルプスのお山 の魅力なんだ！」と気持ちは前向きでした。
「大変な思いをして車で移動してきて、今やっと憧れの深い山に入れたんだ」
そう思うと、嬉しくて胸がいっぱいになりました。
帰りの道すがら「また来たい、すぐにでも来たい！」とずっと考えてました。
すっかり虜となってます

今回の山行、日ごとの記録を付けると、とんでもない長文になってしまうので、
そろそろこの辺で…。

派手さはないけど、静かに佇むその山の大きさを自分の足で実感出来て良かった
年を重ねて経験を積んでから出掛けると、また感じ方が変わってきそうです。
そういったことも、これからの楽しみになりそうですね
目を瞑れば、思い出すあの風景。
2015年の夏山、とても良い思い出となりました(^^)





◇今回確認出来た鳥◇　メボソムシクイ、ホシガラス、コジュケイ
　　　　　　　　　　　ツバメ類、イワヒバリ、シジュウカラ、ウグイス
　　　　　　　　　　　コゲラ、ケラ類、カケス、アオバト、ライチョウ

2015 8 29 pippi