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Yamareco

記録ID: 484596
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

聖岳・南岳(富士山とご来光、野鳥・高山植物図鑑)

2014年07月25日(金) ~ 2014年07月26日(土)
 - 拍手
GPS
32:40
距離
22.1km
登り
2,902m
下り
2,896m

コースタイム

4:35便ヶ島(聖光小屋) - 5:30西沢渡 - 9:55薊畑分岐 - 11:00聖平小屋 - 14:00南岳 - 15:50聖平小屋0:40 - 1:05薊畑分岐 - 2:00小聖岳 - 3:10聖岳 - 5:40奥聖岳 - 6:55聖岳 - 8:00水場 - 8:40小聖岳 - 9:30薊畑分岐 - 12:30西沢渡 - 13:15便ヶ島(聖光小屋)
天候 ・1日目(7/25)晴 後 夕方から曇り
・2日目(7/26)晴 後 時々曇り
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・便ヶ島(聖光小屋)の登山者用の有料駐車場利用
コース状況/
危険箇所等
・便ヶ島から西沢渡までの遠山川右岸のトラバース道の斜面はあちこちで斜面崩落が起き、遊歩道に覆いかぶさっていて、踏み跡程度の危険な箇所がありました。
・山上では多くの高山植物が咲き揃い初めていました。
・デジカメの予備のバッテリーを1個持って行きましたが、約1,150枚撮影してほぼ2個のバッテリーを使い切りました。
南アルプスの野鳥図鑑
.薀ぅ船腑Δ凌
登山道脇のハイマツの中でグゥー・グゥーと鳴き声が聴こえ、ライチョウの少し成長が進んだ雛1羽が確認できました
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南アルプスの野鳥図鑑
.薀ぅ船腑Δ凌
登山道脇のハイマツの中でグゥー・グゥーと鳴き声が聴こえ、ライチョウの少し成長が進んだ雛1羽が確認できました
樹林帯のあちこで▲襯螢咼織が動き回っていました。この♀は、登山道脇の目の前でぐるぐる何度も同じ経路を移動していました。
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樹林帯のあちこで▲襯螢咼織が動き回っていました。この♀は、登山道脇の目の前でぐるぐる何度も同じ経路を移動していました。
▲襯螢咼織
さえずる♀、虫をくわえた♀
♂、幼鳥
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▲襯螢咼織
さえずる♀、虫をくわえた♀
♂、幼鳥
ホシガラス
げ燭をくわえていたウソ♂
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げ燭をくわえていたウソ♂
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高山帯などにいた蝶
クモマベニヒカゲ、ヒオドシチョウ
ミドリヒョウモン、エルタテハ
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高山帯などにいた蝶
クモマベニヒカゲ、ヒオドシチョウ
ミドリヒョウモン、エルタテハ
下部にいた蛾と蝶
イカリモンガ、モンシロチョウ
サカハチチョウ、スジボソヤマキチョウ
下部にいた蛾と蝶
イカリモンガ、モンシロチョウ
サカハチチョウ、スジボソヤマキチョウ
昆虫
ジュウジナガカメムシ、クロマドボタル
エゾアオカメムシ、アカケダニ
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昆虫
ジュウジナガカメムシ、クロマドボタル
エゾアオカメムシ、アカケダニ
飯田市中心部から三遠南信自動車道の矢筈トンネルを通り、国道152号を経由して聖岳の登山口に向かいました。
国道152号の上島トンネルの手前から下栗の里方面に向かいますが、スリリングな道が続きます。
飯田市中心部から三遠南信自動車道の矢筈トンネルを通り、国道152号を経由して聖岳の登山口に向かいました。
国道152号の上島トンネルの手前から下栗の里方面に向かいますが、スリリングな道が続きます。
便ヶ島の聖光小屋
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便ヶ島の聖光小屋
聖岳の登山口
西沢渡の渡渉点に荷物用の篭渡し
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西沢渡の渡渉点に荷物用の篭渡し
渡渉点の上流側
渡渉点の下流側
尻尾が白いハクビシンのような動物がいました
はっきりとは写っていませんでした(中央下側)
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尻尾が白いハクビシンのような動物がいました
はっきりとは写っていませんでした(中央下側)
ほぼ尾根伝いの針葉樹林帯の急登が続きました
ほぼ尾根伝いの針葉樹林帯の急登が続きました
聖平の聖平小屋に向かう木道と聖岳
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聖平の聖平小屋に向かう木道と聖岳
聖平小屋で、無料のフルーツポンチのサービスがありました
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聖平小屋で、無料のフルーツポンチのサービスがありました
テントを設営した後、サブサックで南岳に向かいました
テントを設営した後、サブサックで南岳に向かいました
南岳への登山道からの兎岳
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南岳への登山道からの兎岳
南岳への登山道からの聖岳
↓詳細は感想の動画にて
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南岳への登山道からの聖岳
↓詳細は感想の動画にて
赤石岳、山頂に避難小屋と日本最高所のキャンプ指定地
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赤石岳、山頂に避難小屋と日本最高所のキャンプ指定地
南岳山頂 2,702m
南岳からの上河内岳
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南岳からの上河内岳
南岳からは眼下に大井川の赤石ダム
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南岳からは眼下に大井川の赤石ダム
上河内岳の西面
聖平小屋のキャンプ指定地、夕方から雲の中となりました、30張り程のテントが設営されていました
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聖平小屋のキャンプ指定地、夕方から雲の中となりました、30張り程のテントが設営されていました
翌日、ご来光に合わせてテントを撤収し、薊畑分岐に余分な荷物をデポしてサブザックで聖岳を目指しました。
山頂からの星空と富士山、左端に明るい金星、富士山の上にオリオン座
AM3:27
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翌日、ご来光に合わせてテントを撤収し、薊畑分岐に余分な荷物をデポしてサブザックで聖岳を目指しました。
山頂からの星空と富士山、左端に明るい金星、富士山の上にオリオン座
AM3:27
東の空が明るくなってきました
AM4:08
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東の空が明るくなってきました
AM4:08
富士山
均整のとれた山容(左:白山岳、右:剣ヶ峰)
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富士山
均整のとれた山容(左:白山岳、右:剣ヶ峰)
大沢岳の背後に、中央アルプス(その背後に御嶽山)と北アルプス
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大沢岳の背後に、中央アルプス(その背後に御嶽山)と北アルプス
南アルプス南部の山並み
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南アルプス南部の山並み
北アルプス(笠ヶ岳-穂高岳-槍ヶ岳…後立山連峰)
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北アルプス(笠ヶ岳-穂高岳-槍ヶ岳…後立山連峰)
雲海から日が昇り始めました
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雲海から日が昇り始めました
ご来光 AM4:49
御嶽山のモルゲンロート
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御嶽山のモルゲンロート
朝日を浴びた聖岳の山頂部背後に三角形の影聖岳
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朝日を浴びた聖岳の山頂部背後に三角形の影聖岳
ご来光と富士山
AM4:57
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ご来光と富士山
AM4:57
雲海に浮かぶ穂高岳-槍ヶ岳のモルゲンロート
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雲海に浮かぶ穂高岳-槍ヶ岳のモルゲンロート
後立山連峰
中央アルプスの奥に両白山地の別山-白山
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中央アルプスの奥に両白山地の別山-白山
日が高くなってきました
AM5:38
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日が高くなってきました
AM5:38
奥聖岳からの上河内岳
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奥聖岳からの上河内岳
奥聖岳からの聖岳
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奥聖岳からの聖岳
焼岳と笠ヶ岳
奥秩父の山並み
聖岳東尾根、奥聖岳から少し先まで下ると、そこまでしっかりとした踏み跡がありました
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聖岳東尾根、奥聖岳から少し先まで下ると、そこまでしっかりとした踏み跡がありました
奥聖岳の三角点
兎岳、左奥に恵那山
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兎岳、左奥に恵那山
奥聖岳の山頂
奥聖岳から聖岳
山頂部の残雪
山上庭園のようなミネズオウの群落
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山上庭園のようなミネズオウの群落
大沢岳方面、遠景は中央アルプスと北アルプス
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大沢岳方面、遠景は中央アルプスと北アルプス
ハイランドしらびそ
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ハイランドしらびそ
奥茶臼山
南駒ヶ岳と空木岳
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南駒ヶ岳と空木岳
木曽駒ヶ岳と遠景の乗鞍岳
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木曽駒ヶ岳と遠景の乗鞍岳
鉢盛山の背後に穂高岳-槍ヶ岳
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鉢盛山の背後に穂高岳-槍ヶ岳
兎岳、山頂付近に避難小屋
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兎岳、山頂付近に避難小屋
小河内岳と仙丈ヶ岳
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小河内岳と仙丈ヶ岳
赤石岳山頂避難小屋
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赤石岳山頂避難小屋
聖岳山頂
日本最南端の3,000m峰、本邦第21位
三角点は東尾根の奥聖岳にありました
北側には大きな赤石岳が聳え、仙丈ヶ岳を除き南アルプス北部の主要な山を覆い隠しています
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聖岳山頂
日本最南端の3,000m峰、本邦第21位
三角点は東尾根の奥聖岳にありました
北側には大きな赤石岳が聳え、仙丈ヶ岳を除き南アルプス北部の主要な山を覆い隠しています
聖平と聖平小屋
イザルヶ岳と光岳(山頂付近に光小屋)
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イザルヶ岳と光岳(山頂付近に光小屋)
小聖岳と南アルプス南部の山並み
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小聖岳と南アルプス南部の山並み
小聖岳の少し上の西面の谷源頭部の岩場で、水が確保できました
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小聖岳の少し上の西面の谷源頭部の岩場で、水が確保できました
小聖岳からの聖岳
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小聖岳からの聖岳
小聖岳からの笊ヶ岳と富士山
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小聖岳からの笊ヶ岳と富士山
小聖岳からの兎岳
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小聖岳からの兎岳
薊畑分岐、多くの方がここに荷物をデポして聖岳へピストンされていました
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薊畑分岐、多くの方がここに荷物をデポして聖岳へピストンされていました
下山時には、上流の砂防堰堤まで沢を見渡して、石飛で渡れそうな箇所を見つけて、この日の状況では楽に渡渉することができました。
入山時の早朝の写真(14枚目)を見ると岩の上は濡れているような感じでした。
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下山時には、上流の砂防堰堤まで沢を見渡して、石飛で渡れそうな箇所を見つけて、この日の状況では楽に渡渉することができました。
入山時の早朝の写真(14枚目)を見ると岩の上は濡れているような感じでした。
遊歩道の滝の沢橋からの小滝
遊歩道の滝の沢橋からの小滝
帰り道の林道からの下栗の里(日本のチロル)の崖の上の集落
帰り道の林道からの下栗の里(日本のチロル)の崖の上の集落
南アルプスの植物図鑑(★は今回注目の花)
針葉樹床下
★アリドオシラン、★コイチヨウラン?
★キソチドリ?、ギンリョウソウ(ユウレイタケ)
南アルプスの植物図鑑(★は今回注目の花)
針葉樹床下
★アリドオシラン、★コイチヨウラン?
★キソチドリ?、ギンリョウソウ(ユウレイタケ)
高山植物(桃色-紫色 
ハクサンフウロ、タカネグンナイフウロ、タカネマツムシソウ(蕾)
★ニョウホウチドリ、ハクサンチドリ、ミヤマオダマキ(残骸)
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高山植物(桃色-紫色 
ハクサンフウロ、タカネグンナイフウロ、タカネマツムシソウ(蕾)
★ニョウホウチドリ、ハクサンチドリ、ミヤマオダマキ(残骸)
高山植物(桃色-紫色◆
ヨツバシオガマ、ミヤマシオガマ、イブキジャコウソウ
オヤマノエンドウ、チシマギキョウ、コイワカガミ
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高山植物(桃色-紫色◆
ヨツバシオガマ、ミヤマシオガマ、イブキジャコウソウ
オヤマノエンドウ、チシマギキョウ、コイワカガミ
黄色の花
シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ
ミヤマダイコンソウ、オオダイコンソウ(下部)、シナノオトギリ?
キバナノコマノツメ、★ミヤママンネングサ、ニッコウクスゲ(聖平の鹿避け柵の中)
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黄色の花
シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ
ミヤマダイコンソウ、オオダイコンソウ(下部)、シナノオトギリ?
キバナノコマノツメ、★ミヤママンネングサ、ニッコウクスゲ(聖平の鹿避け柵の中)
キク科などの花
マルバダケブキ、オタカラコウ、サワギク(下部)
タカネニガナ、カンチコウゾリナ?、ミヤマキノキリンソウ(蕾)?
イワインチン(蕾)、タカネヤハズハハコ、ヤマハハコ
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キク科などの花
マルバダケブキ、オタカラコウ、サワギク(下部)
タカネニガナ、カンチコウゾリナ?、ミヤマキノキリンソウ(蕾)?
イワインチン(蕾)、タカネヤハズハハコ、ヤマハハコ
白い花
ミツバオウレン、バイカオウレン
シロバナノヘビチゴ、イワウメ
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白い花
ミツバオウレン、バイカオウレン
シロバナノヘビチゴ、イワウメ
白い花
チングルマ、ハクサンイチゲ
★サンリンソウ、ヒメイチゲ
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白い花
チングルマ、ハクサンイチゲ
★サンリンソウ、ヒメイチゲ
ハクサンシャクナゲ、キバナシャクナゲ
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ハクサンシャクナゲ、キバナシャクナゲ
高山植物
★ミネウスユキソウ、★コバノコゴメグサ
ベンケイソウ、イワオウギ
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高山植物
★ミネウスユキソウ、★コバノコゴメグサ
ベンケイソウ、イワオウギ
ツツジ科の高山植物など
コケモモ、クロマメノキ、ウラシマツツジ(若葉)
ツガサクラ、アオノツガザクラ、★イワヒゲ
ミネズオウ、★シコタンソウ、(タケシマラン若い果実)
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ツツジ科の高山植物など
コケモモ、クロマメノキ、ウラシマツツジ(若葉)
ツガサクラ、アオノツガザクラ、★イワヒゲ
ミネズオウ、★シコタンソウ、(タケシマラン若い果実)
★シコタンソウを訪れていたヒラタアブの仲間
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★シコタンソウを訪れていたヒラタアブの仲間
高山植物
イワツメクサ、ミヤマツメクサ
★ヒメクワガタ?、★ミヤマムラサキ
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高山植物
イワツメクサ、ミヤマツメクサ
★ヒメクワガタ?、★ミヤマムラサキ
コイワカガミを吸蜜中のウラギンヒョウモン
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コイワカガミを吸蜜中のウラギンヒョウモン
★カラマツソウ属3兄弟の見分け方
聖平小屋近くなどではこの3種が共存していました
カラマツソウ(葉が丸っこい)
モミジカラマツ(葉が紅葉の形状)
ミヤマカラマツ(葉がやや細長い)
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★カラマツソウ属3兄弟の見分け方
聖平小屋近くなどではこの3種が共存していました
カラマツソウ(葉が丸っこい)
モミジカラマツ(葉が紅葉の形状)
ミヤマカラマツ(葉がやや細長い)
ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、オサバグサ
クルマユリ(蕾)、バイケイソウ、?トリカブト(蕾)
ムカゴトラノオ、?、タカネコウリンカ
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ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、オサバグサ
クルマユリ(蕾)、バイケイソウ、?トリカブト(蕾)
ムカゴトラノオ、?、タカネコウリンカ
コアジサイ、ヤマジサイ?
?ナナカマド、ムラサキシキブ
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コアジサイ、ヤマジサイ?
?ナナカマド、ムラサキシキブ
針葉樹床下▲▲ネ科
キヌタソウ、オオバノヨツバムグラ
オオクルマムグラ?、ミツバ
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針葉樹床下▲▲ネ科
キヌタソウ、オオバノヨツバムグラ
オオクルマムグラ?、ミツバ
針葉樹床下ユリ科など
ツクバネソウ、クルマバツクバネソウ
エンレイソウ、マイヅルソウ
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針葉樹床下ユリ科など
ツクバネソウ、クルマバツクバネソウ
エンレイソウ、マイヅルソウ
下部の花
★ヤマルリ、フシグロセンノウ
★エンシュウツリフネソウ、ヤマホタルブクロ
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下部の花
★ヤマルリ、フシグロセンノウ
★エンシュウツリフネソウ、ヤマホタルブクロ

感想

便ヶ島から聖平小屋をベースキャンプ地として、南アルプスの南岳と聖岳に行って来ました。7月26日に聖岳の山頂から富士山とご来光などの展望があり、涼しい山上は楽園でした。山上では多くの高山植物が咲き揃い始め、 百花繚乱といった感じでした。ライチョウの雛chickやルリビタキなどの野鳥にも遭遇しました。
梅雨後の絶好の夏山シーズンで、光岳の登山口の駐車場には入山時と下山時の両方でマイカーの車が周辺の林道の路肩まで溢れていました。便ヶ島の駐車場は、下山時に満杯となっていました。意外に光岳が人気あるようでした(日本百名山効果なのかな?)。
西沢渡の沢の渡渉点に荷物用の篭渡しがあり、入山時に自己責任で使用しました。反対側の篭の台車を引き寄せ、載って対岸に渡りましたが、ロープを引くのに運動会の綱引きのようなかなりの力が必要で、かなりの体力を消耗しました。このため下山時には、上流の砂防堰堤まで沢を見渡して、石飛で渡れそうな箇所を見つけて、その日の状況では楽に渡渉することができました。確か以前この渡渉点で、川に落ちたような記憶があります
聖岳小屋でテントの受付を行うと、プルーツポンチの無料サービスがありました。テントを設営後、サブザックで南岳へ散策に行きました。本当は上河内岳まで行くつもりでしたが、疲れとやや雲が増えてきたので、南岳で引き返すことになりました。テント場に戻ると多くのテントが張られていました。テントで荷物の整理をしている際に、ポリ袋に入った缶チューハイをテント下面に置いたところ、缶が破裂してしまいました。予定していなかった時間に、飲むことになってしまいました。テントシート下の地面の石の尖がり部とアルミ缶が接触したようでした。これまにも同じような失敗をしていました。
聖平小屋は小屋内にトイレがないようで、少し離れた場所に綺麗なトイレがありました。テント場にも給水用の蛇口が2個ありました。テント横のベンチで食事をしていると、ベンチの上をアカケダニが歩いていました。テント場の標高は2,260mほどで、3シーズンのシュラフ1枚でも寒くありませんでした。
ご来光に合わせてテントを撤収し、薊畑分岐に余分な荷物をデポしてサブザックで聖岳を目指しました。正確な日の出時間を把握しておらず、時間を読み間違えて山頂に3時少し過ぎに到着しました。3脚無しでデジカメを岩の上などに半固定してセルフターマーで星空などの撮影を行いましたが、マニュアルのピント合わせに失敗するなどうまく撮影できませんでした。山頂で手袋を外して、カメラの操作をしていると指先が凍傷になりそうな感じで、自分の体に触れて指先を温め直しました。4時46分には稜線近くの雲海からのご来光となりました。日が当たり始めてしばらくすると山頂は快適となってきました。4時間ほど聖岳の山頂の楽園でまったりと過ごし下山しました。下界は各地で猛暑日で灼熱地獄のようでした

聖岳からのご来光と富士山(2014年7月26日)


聖岳からのパノラマ展望(日の出前)、富士山→赤石岳→北アルプス→中央アルプス→御嶽山→恵那山→光岳→上河内岳→富士山


前日の南岳からの聖岳などの展望



今回撮影した高山植物などの植物(★は今回注目)
アオノツガザクラ、アカソ?、★アリドオシラン、イブキジャコウソウ、イワインチン蕾、イワウメ、イワオウギ、イワツメクサ、★イワヒゲ、イワベンケイ、ウツギの仲間、ウラシマツツジ若葉、★エンシュウツリフネソウ、エンレイソウ、オオクルマムグラ?、オオバノヨツバムグラ、オサバグサ、オタカラコウ、オヤマノエンドウ、カラマツソウ、カンチコウゾリナ?、キイチゴ類(クマイチゴ?、ゴヨウイチゴ?)★キソチドリ?、キヌタソウ、キバナシャクナゲ、キバナノコマノツメ、ギンリョウソウ、クルマバツクバネソウ、クルマユリ、クロマメノキ、コアジサイ、★コイチヨウラン?、コイワカガミ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、サラサドウダン、サワギク、サンリンソウ、★シコタンソウ、シナノキンバイ、シロバナノヘビイチゴ、ズダヤクシュ、ダイコンソウ、★タカネグンナイフウロ、タカネコウリンカ、タカネニガナ、タカネマツムシソウ蕾、タカネヤハズハハコ、タケシマラン若い果実、チシマギキョウ、チングルマ、ツガザクラ、ツクバネソウ、ツマトリソウ、トリカブトの仲間蕾、ナナカマドの仲間、ニッコウキスゲ、★ニョホウチドリ、バイカオウレン果実、バイケイソウ、ハイマツ、ハクサンイチゲ、ハクサンフウロ、ハリブキ、ヒメイチゲ、★ヒメクワガタ?、ヒヨドリバナ?、フジアザミ若葉、フシグロセンノウ、フタリシズカ果実、マイヅルソウ、マルバダケブキ、ミツバ、ミツバオウレン、★ミネウスユキソウ、ミネズオウ、ミヤマキノキリンソウ蕾?、ミヤマオダマキ残骸、★ミヤマコゴメグサ?、ミヤマシオガマ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマツメクサ、★ミヤママンネングサ、★ミヤマムラサキ、ミヤマヨモギ?、ムカゴトラノオ、モミジカラマツ、ヤマアジサイ、ヤマハハコ、ヤマホタルブクロ、★ヤマユリ、ヨツバシオガマ など

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