ガスの中でも雷鳥やブロッケンを激写!五竜岳、唐松岳
- GPS
- 28:26
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 2,327m
- 下り
- 2,009m
コースタイム
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 9:19
天候 | 1日目:雨 2日目:曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
白馬五竜テレキャビン利用 片道950円です。つい最近、値上がりしたようです。 駐車場は無料です。 ●帰り グラートクワッドリフト アルペンクワッドリフト 八方尾根ゴンドラリフトアダム を利用、片道1,550円です。 料金はグラートクワッドリフトを乗った後、下車時に三本分の料金を支払うシステムです。 モンベルカード提示で割引があると思うんですがすっかり失念しておりました。 八方駅から歩いてモンベルショップ前のバス停でバスに乗り、白馬駅へ。 180円を乗車時に支払うシステムです。 白馬駅から神城駅まで電車で移動、190円…の予定でしたが電車の本数が少なすぎて断念。 白馬駅から五竜スキー場までタクシーで移動。丁度2,000円でした。 素直に八方駅からタクシーに乗るべきでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
遠見尾根、西遠見から白岳まで険しいです。痩せている箇所に、鎖も何本か。 崩壊箇所は新しい道が出来ていました。 五竜岳直下は鎖と岩場の連続、最後は痩せた岩の稜線を経て頂上へ。 五竜岳頂上と五竜山荘の区間はライチョウ高確ゾーンです。 五竜山荘-唐松頂上山荘間の牛首はただただ慎重に。五竜からの方がやや難易度低そうです。 八方尾根、唐松岳は整備が行き届いていて危険箇所ありません。 少しだけ雪渓がありましたので、スリップだけ注意です。 |
その他周辺情報 | ●宿泊 五竜山荘、1泊2食付き9,500円。宿泊者のみ飲料水は無料で補給できます。 その他の場合は100円で利用可能。 夕食はいつもカレーのようです。おかわり無料。2杯でダウンしました^^ゞ |
感想
2度目の北アルプスは、昨年の海の日連休に引き続き、今年も海の日連休に照準を合わせて準備してきました。
雨が多く、なかなか満足のいく山行ができませんでしたが、ようやく前回の尾瀬で山小屋泊を想定した2連登で準備万端。予定通り、五竜岳に向かうことにしました。
■準備編■
今回の山行は今までで一番険しい道程を行くことになるので、運転疲れの無いように、前日泊です。本当は八方池山荘に宿泊したいところでしたが、そうすると八方尾根スタートが確定してしまうので、麓のペンションに泊まりました。これで天候によってルートの変更をしやすくしました。
用意したパターンは3つ。
1.両日共に快晴予報の場合
八方尾根から唐松岳登頂、五竜岳へ向かい、五竜山荘へ一泊。翌日五竜岳登頂、遠見尾根を下山。
2.初日の天気が微妙、2日目は回復の場合
遠見尾根から五竜山荘へ。様子を見て五竜岳登頂、まずそうだったら翌日五竜岳登頂、そのまま唐松岳へ登頂。八方尾根を下山。
3.両日とも天気が微妙の場合
遠見尾根から五竜山荘へ。様子を見て五竜岳登頂、まずそうだったら翌日五竜岳登頂、もしくは中止。遠見尾根を下山。
どうにもならない天気の場合はスタートも中止です。
結局、パターン2を実行することができました。
■五竜岳編■
まずは雨の中、白馬五竜スキー場駐車場へ!
…いきなりテンション下がってしまいましたが。
この時期は午前7:00始発になるテレキャビンに乗って、アルプス平から今日の山行はスタート。
もう一本リフトに乗れますが、アルプス平からだと植物園が楽しめるので、せっかくならとここからスタートです。
コマクサコーナーがあるのですが、ここでシロバナコマクサを確認!自生ではないですが、本物が見れて良かったです^^
それにしても遠見尾根って、序盤はなかなか標高が上がらないですね。アップダウンが多く、小遠見山から大遠見山までコースタイムは1時間50分ですが、標高は100mしか上がりません^^;
このあたりで少し晴れ間が見えたりして、少しだけ天気に期待してしまいます。
西遠見から白岳までは鎖が何本かあったりして、なかなか険しいです。
が、これはちょうど五竜岳へのウォーミングアップになりそうです。
白岳を登り切ると突然赤い屋根が視界に入ります。
いつもなら遠くに見える山小屋を見て、遠いなぁ!なんて思ってしまうんですが、前触れ無く突然の登場で大喜び!
早速受付です。
山荘の中に入ると飛び込んでくるのは例のTシャツ!が、下山してからにします。
荷を軽くして行きたいところでしたが、カメラのシステム(ザックに固定)の問題もあり、受付後、すぐにそのまま出発します。
山荘を発つと、しばらくハイマツ帯が続きます。
こりゃ天気もアレだからライチョウあるで〜、とキョロキョロしながら歩いていると、すぐにオスのライチョウに遭遇!やった!
昨年はメスとヒナばかりに遭遇していたので、今年はオスを見つけるぞ〜などと意気込んでいたら、いきなりの遭遇です^^;
ガスガスで眺望はありませんが、それ以外の運は持っているといいましょうか…。
なんだか、ハイマツの影でじっとしていて、辺りを気にしている様子でした。でもこちらの動きは気にしていない様子なのが面白いです。
更にこの後、ライチョウに3度遭遇しますが、だんだんと道が険しくなってきたのでそれどころではなくなってきました。
後は慎重に岩場、鎖場を進んでいきます。
鎖場は大きく3セットくらいだったでしょうか。
最後の鎖を越えて、岩の痩せた稜線上に出るとビクトリーロード!山頂標が見えていました。
山頂にいた方と記念撮影の撮りっこをして、眺望が無いので早々に下山です。
小雨になっているので鎖の下降は慎重に慎重に。
途中、またしてもライチョウに遭遇しますが、もはやそれどころじゃありません!
ようやく岩場が終了し、あとは山荘まで緩い下り道。達成感でニヤニヤが止まりません!^^!
山荘に着く頃には結構な雨になってしまっていました。
部屋に戻り、落ち着いたところでお楽しみの買い物です^^
モチロン、山が好き酒が好きTシャツを購入!それにライチョウバージョンの山バッジに、ノリノリで後立山連峰のマフラータオルも買っちゃいました^^♪
コーラも買いましたが…これが失敗!缶のやつを買ってしまったので飲み干さないといけません!夕食前なのになにやってんだ〜(笑)
で、夕食はカレー!五竜山荘はいつもカレーのようです。
おかわりもできます。
3杯行くぞ!と意気込んでいましたが、2杯でダウンです^^ゞ コーラが失敗だったか…。
部屋に戻ると同室の方と談笑。
千葉、千葉、愛知、埼玉、福井、東京といった面々でした。皆さん山のネタを沢山持ってらっしゃいます!
明日牛首を通過するということで、アドバイスをいただけました^^ノ
更には今後のために、白馬岳のポイントもいただきました^^ノ
MAX16人の部屋だったんですが、6人でゆったりと使えました。後から2人追加だったのですが、押入れを2段使うということでうまくおさまりました。
しかし16人となると凄いですね^^;
雨でキャンセルした方が結構いらっしゃったということでしょうか。
実は昨年の鹿島槍の冷池山荘も部屋をゆったりと使えました。その日も早朝まで雨だったのですが、キャンセルが多かったようです。
ちなみに富士山の時も雨で山小屋はガラガラでした。
山小屋運が良すぎます。
そのままだんだんとフェードアウトするように就寝。夜中目が覚めると窓が強風でガタガタいっています。
うひゃー、これ明日大丈夫かな?帰れる?仕事大丈夫かな?^^;; と急に心配になってきました。
午前4時頃、モソモソと起きだすと急いで外に出てみます。やっぱりガスガス!
実はワンチャンス、星空を狙っていたんですがとてもとても。
ご来光も一応狙ってみましたが、とてもとても^^;;
朝食は、定番の海苔、玉子焼き、焼き魚。美味しかったです^^
午前5時からの予定でしたが、午前4時40分くらいからスタートしました。
おかげで午前6時出発予定を30分早めて、午前5時30分に山荘出発。
皆さん山頂に向かわれましたが、私はこの時間帯では少数派、唐松岳へ向かいます。
■唐松岳編■
途中、チラホラとすれ違ったり追いぬかれたりしましたが、随分静かです。
この稜線の五竜側、半分くらいはなだらかです。コマクサゾーンやシャクナゲゾーンを進んでいきます。
嵐の前の静けさ、といった感じでしょうか。
そのうちにアップダウンが激しくなってくると、もうヒーヒーです。しかし疲れるだけでまだ危険な箇所ではありません。
途中、何か虹のような物が見えてきたので、立ち止まってしばらく見ていると、だんだんと濃くなってきて、しかも真ん丸に!
これがあのブロッケンってやつなのか!
いつもよく見るのはもっと薄いので、別のものかなと思っていたんですがどうやらこれもブロッケンのようです。
やー、いいものを見ることができました^^ノ
ライチョウと同じく、快晴では見られないものなのでこれはラッキー!
一応手を振ってみたりしましたが、写真には上手く撮れていませんね^^ゞ
そして岩登り、鎖場ゾーンへ。
個人的に一番怖かったのは「この先岩の下りで事故多し」の看板のある壁でしょうか。五竜方面からだと壁を越えてから看板を見ることになるんですが、あそこはビビっちゃいました^^;;;
ピーク点に立った時に、あれ?道がない!と思ってしまう程。壁を乗り越える感じでした。
その後は鎖があるので割と安心です。しかし足を滑らせたらひとたまりもありません。
牛首のピーク地点からはまずまずの絶景が楽しめて、それに難所を超えてきたという達成感で爽快です。360度パノラマも撮影できました。
ピーク点から山荘まで最後の岩場のトラバースの鎖がありますが、気を抜かずに慎重に。
唐松岳頂上山荘まで来ると、心の中でガッツポーズです!
ここからは客層がガラリと変わります。山ガール山ボーイは当たり前!山ファミリーも多く、なんだかとっても楽しそう!
元気を頂き、コマクサゾーンなどを越えてそのまま山頂へ!
…やっぱりガスガスでしたが^^;;
山頂で記念撮影をお願いしたら、「それNEX-7じゃないですか!一緒ですね!」とな!
同じカメラを使っている方に撮っていただけるなんてラッキー^^♪
ま、背景真っ白なんですけどね><;
少しだけガスが晴れるのを待っていましたが、どうもダメそうなので仕方なく下山です。
山荘でライチョウバージョンのバッジを購入。
これでミッション達成!
あとは整備された八方尾根を、お花鑑賞しながらゆっくり下山していくだけです!
八方尾根ってお花が多いですね!皆さん写真を沢山撮られていました。
私も沢山撮っちゃいました^^
撮りすぎて後で名前調べるのが大変なくらい、種類が多かったです。
しかし八方池あたりにくると、花の名前が書かれたいたりするので、助かります。^^
リフト駅に到着して本日の山行終了!
帰りはリフト2本にゴンドラ1本乗って八方駅へ。そこから徒歩で最寄りのモンベルショップ前バス停に。
バスに乗って白馬駅へ。そこから電車…の予定でしたが…電車の本数が全然なくて断念!
駅前のタクシー乗り場から大人しくタクシーに乗って五竜スキー場に移動しました。
普通に八方からタクシーですれば良かった〜(爆)
私の場合は2,000円ピッタリでした。八方からでもだいたい2,500円もあれば大丈夫そうです。
あいにくの天気の2日間でしたが、
ライチョウとの遭遇、岩登り中の癒やし・チシマギキョウ、五竜岳登頂、山が好きTシャツの購入、ひとときの絶景、ブロッケン現象、八方尾根のお花畑、下山後の温泉の気持ちよさ
等々、楽しさいっぱいの充実の山行となりました^^ノ
余韻がたまりません。
今度は、白馬岳にも行くぞ〜^^ノ
北ア北部を着々と登っていますね。北ア北部は勉強不足なので参考になります。
ゆったり山小屋はラッキーですね。私はたいてい混雑なので苦行のようです・・・
缶コーラはやってしまいましたか(>_<)
暑くて喉カラカラのときは飲み干しちゃいますけど、たいてい最初のグビグビが一番ウマくて、それで十分だったりしますからね。
今年のお盆は白馬岳を企み中です。
白馬岳のポイントってなんだったんでしょう(^^)
こんばんは!
あとは白馬岳に行けばひとまず後立山(の百名山)制覇です!
山小屋運はいいのですが、単に天気が悪いだけという説も…。
でも天気が悪くて逆に混むなんてこともあるんですね。
五竜岳も雷鳥多すぎて吹いてしまいました。
もう最期の方に出会った雷鳥はチラ見してスルーしてしまいました(贅沢)
動画も撮ったので後でゆっくりと編集しようと思います^^♪
コーラはやってしまいました!
最初は激ウマだったんですが、途中まできて、もういいよって感じになってしまいました^^;
しかし頑張って飲みました(爆)
白馬岳といえばやっぱり山小屋でしょう!
おやつの時間はケーキセットでシャレオツにいきましょう。
夕食はビュッフェスタイルで、美味しいものだけ取りましょう。
余裕があったら白馬鑓温泉にも行きましょう。
http://konyoku.tvlplus.net/guide/jotyu/hyari.html
というのが山荘で得たポイントです。(爆)
お疲れさまでした^ ^
バーチャル登山させていただきましたよ♪ ごちそうさまでした。
いつもぴーさんの山行は素晴らしいと思ってるけど、今回もため息が出てしまう内容でしたよ。ますますヤマに憧れてしまいます>_<
そのTシャツってやっぱり飾るんですか~(・・?))自分も穂高岳山荘のジャンダルムTシャツ買ったけど、着る機会がないんです>_<
だけどその五竜岳のシャツだけはめちゃめちゃ欲しいんです♪
またあとでもっかいレコ見させてもらいまーす( ´ ▽ ` )ノ
こんばんは!
今回も思い出の山行になりました。
楽しんでいただけて良かったです♪
もちろん紺のTシャツをチョイスです!
穂高にはジャンダルムTシャツなんてのもあるんですか!
どこかに着て行きたいなと思ってるんですが、どこが似合うかなぁ?
谷川岳で山が好き酒が好きTシャツの人を見かけたことがあります。
このTシャツはシーズンオフ間際になると色とサイズが無くなってくるみたいなので
要注意です。
今の時期なら余裕です♪
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