裏銀座〜雲ノ平、そして槍ヶ岳へ。5泊6日のテン泊ひとり旅 [ブナ立尾根‐烏帽子岳‐野口五郎岳‐水晶岳‐雲ノ平‐黒部源流‐三俣蓮華岳‐双六岳‐西鎌尾根‐槍ヶ岳‐東鎌尾根‐上高地]
- GPS
- 122:10
- 距離
- 59.3km
- 登り
- 4,273m
- 下り
- 4,026m
コースタイム
=7/31(日)= 縦走1日目
05:50 高瀬ダム
↓ 0h25
06:15 ブナ立尾根登山口
↓ 2h40(休憩0h20)
08:55 槍見台三角点
09:00
↓ 1h20(休憩0h10)
10:20 烏帽子小屋
*テント設営
*烏帽子岳ピストン▲
=8/1(月)= 縦走2日目
04:30 烏帽子小屋
↓ 1h05
05:35 三ッ岳▲
05:40
↓ 1h50(休憩0h10)
07:30 野口五郎岳▲
07:40
↓ 1h30
09:25 東沢乗越
09:30
↓ 0h50
10:20 水晶小屋
*昼飯
10:50
↓ 0h35
11:25 水晶岳▲
11:30
↓ 0h30
12:00 水晶小屋
12:10
↓ 0h30
12:40 岩苔乗越
12:45
↓ 0h35
13:20 祖父岳▲
↓ 1h00
14:20 雲ノ平キャンプ地
*テント設営
=8/2(火)= 縦走3日目
06:55 雲ノ平キャンプ地
↓ 0h55
07:50 日本庭園
↓ 1h10
09:00 黒部川源流渡渉
↓ 0h40
09:40 三俣山荘
*昼飯
10:15
↓ 0h50
11:05 三俣蓮華岳▲
11:15
↓ 1h15
12:30 双六岳▲
↓ 0h45
13:15 双六小屋
*テント設営
=8/3= 縦走4日目
04:30 双六小屋
↓ 0h35
05:05 樅沢岳▲
↓ 2h50(休憩0h20)
07:55 千丈乗越
08:15
↓ 1h05
09:20 槍ヶ岳山荘
*テント設営
*槍ヶ岳ピストン▲
=8/4(木)= 縦走5日目
06:20 槍ヶ岳山荘
↓ 0h30
06:50 ヒュッテ大槍
↓ 1h30
08:20 水俣乗越
08:30
↓ 1h00
09:30 ババ平
09:40
↓ 0h20
10:00 槍沢ロッジ
10:10
↓ 1h15
11:25 横尾山荘
*昼飯
11:45
↓ 0h50
12:30 徳沢
*テント設営
*入浴
=8/5(金)=6日目
06:25 徳沢
↓ 1h20
07:45 河童橋
天候 | =1日目= 小雨→曇り→ガス→雨 =2日目= ガス→晴れ→曇り→晴れ→雨 =3日目= ガス→晴れ→曇り→ガス→雨 =4日目= 小雨→ガス→曇り→晴れ→曇り→ガス→雨 =5日目= 小雨→ガス→晴れ =6日目= 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
・毎日アルペン号 白馬・猿倉ルート http://www.maitabi.jp/bus/tokusyu1.php 七倉まで直で行ける手段は、自家用車もしくは毎日アルペン号のみ。あとは信濃大町駅からタクシー。 ●高瀬ダムまでの交通機関 七倉から先は東京電力の私有地のため、徒歩もしくは指定タクシーのみしか入山できません。七倉から高瀬ダムまでは指定タクシーで片道\2100-。4人乗車で一人\500-にまけてもらいました。 また七倉のゲートの開門時間は、季節によって違うようなので注意が必要です。夏場シーズンは5時半でした。 信濃大町から高瀬ダムまでは\8000-以上かかるようなので、タクシー代等を考えると、七倉まで毎日アルペン号で行きそこから指定タクシーに乗り換えるのが一番リーズナブルかと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●テン場情報 ・烏帽子小屋;水は小屋で購入。トイレは小屋脇にあり。ペーパーあり。ペグ打ち可。携帯(ドコモ)はテン場では不通(ヘリポートのみ可)。 ・雲ノ平キャンプ場;水場あり。トイレあり。ペーパーあり。ペグ打ち可。携帯不通。 ・双六小屋;水場あり。トイレは小屋脇にあり。ペーパーなし。ペグ打ち可。携帯不通。 ・槍ヶ岳山荘;水は小屋で購入。トイレあり。ペーパーなし。ペグ打ち可。張り場指定制。携帯可。 ・徳沢キャンプ場;水場あり。トイレあり。ペーパーあり。ペグ打ち可。携帯不通。 ●道の状況・危険箇所 ・ブナ立尾根は日本三大急登と言われていますが、道が整備されているのでさほどきつくありませんでした。 ・真砂岳から水晶小屋に向かう東沢乗越の前後。切り立った岩稜帯の急激なアップダウンで高度感あり、滑落注意。 ・雲ノ平の木道は尾瀬などと違い滑り止めの切れ込みが入っており、雨で濡れた状態でも滑らず安心して歩く事ができました。木道整備の方々へ感謝。 ・西鎌尾根は鎖場などもありましたが、登りで通ったのでさほど怖さはありませんでした。 ・東鎌尾根は長く続く丸太の階段などがありましたが、下りで通ったため滑りやすくアスレチックコースのようでした。 ●上高地の入浴情報 ・徳沢ロッジ;16時半〜20時 ¥500- (石鹸あり) ・小梨平キャンプ場;14〜19時 ¥600- (石鹸・シャンプーあり) ・上高地アルペンホテル;7〜10時、12〜14時 ¥500-(不明) ・上高地温泉ホテル;7〜9時、12時半〜15時 ¥800- (石鹸・シャンプーあり) ・上高地清水屋ホテル;11〜14時 ¥1070- (不明) *時間等は変更の可能性もありますので事前に確認してください。 |
写真
感想
=テントをかついで5泊6日。一番行きたかった場所。雲ノ平へ。=
山に登り始めてからずっと一番行きたかった雲ノ平。今回、北アルプスの裏銀座縦走コースから寄り道することで念願かない訪れることができました。
=縦走前夜〜登山相談所の楽しいおばちゃん!=
単独行は慣れているものの今回は5泊6日・60キロの長丁場。新宿発の深夜バスの毎日アルペン号に乗り込むも、緊張からか一睡もできず七倉へ。
七倉では5時半のゲート開門までの間に、ゲート横の登山相談所で計画書を提出。相談所のおばちゃんに赤ペンで計画書をチェックされ(笑)、無事お墨付きを頂きました。このおばちゃんがとてもきっぷのいい方で僕の名前を覚えて下さり、指定タクシーで高瀬ダムに向かうべくゲートを通過する時に、「○○○君〜、頑張っていってくるんだよ!」と手を振って下さり、緊張気味だった心も一気にほぐれました。是非またお会いしたいです。楽しいおばちゃんとの会話が楽しみたい方は、ポストではなく直で提出する事をオススメしますっ!!
=縦走1日目〜ブナ立尾根を烏帽子へ=
さて、そんな楽しいおばちゃんと別れていよいよ登山口のある高瀬ダムへ。日本三大急登のブナ立尾根に挑みます。
1週間前の蝶ヶ岳〜常念岳縦走。高山病になってしまいバテバテになってしまった為、今回は高山病の治療薬のダイアモックスを前日夜から予防薬として服用。今回は薬がうまく効いてくれたのか、ブナ立尾根も自分でもびっくりするほど楽々と登れ、予定していた時間よりも2時間も早く烏帽子小屋に到着。
テントを設営した後は烏帽子岳をピストン。小屋からは往復で1時間半程ですが、頂上手前からは鎖場が続き結構緊張しました。山頂からはガスガスでな〜んも見えず。燕岳と同じように花崗岩の奇岩が美しい烏帽子岳の山容も全く見えなかったので、登った感ゼロでした。
=縦走2日目〜裏銀座から日本最後の秘境、雲ノ平へ=
テントをたたく雨音で何度か起こされましたが、起きてみると雨があがっており晴れの予感。早々に朝食を済ませテントを撤収すると、いよいよ裏銀座の稜線歩きです。今日は雲ノ平まで10時間の長丁場。今回の縦走のポイントです。
歩きだすと朝焼けで空が赤く染まり、東には表銀座のスカイライン。西には読売新道の赤牛岳。前方には最終目的地の槍ヶ岳。誰もいないなかひとりで稜線を歩いていると広大な北アルプスに自分ひとりしかいない気になります。
そんな気持ちのいい稜線歩きから一転、真砂岳を過ぎると東沢乗越前後の切り立った岩稜帯に。「ここから落ちたら命はないなぁ」とその高度感に緊張しつつ急激なアップダウンを通り過ぎ水晶小屋へ。
水晶小屋では昼食に力汁(これが旨かった!)を頂き水晶岳をピストン。ガスであいにく展望は望めませんでしたが、母鳥の後をピョコピョコと追いかけるライチョウの赤ちゃんがいてとてもかわいかったです。
水晶岳をピストンした後、いよいよ雲ノ平へ向かいます。
祖父岳のハイマツ帯の登りに差し掛かる頃から天気は晴れに。いくつものケルンが立ち並ぶ広い山頂を過ぎ雲ノ平への下りに差し掛かると、はるか遠くに雲ノ平小屋と、光に照らされ白く光る木道が。ずっと思い描いていた光景が目の前に広がり感無量でした。
木の香りが漂う新築の雲ノ平小屋で受付を済ましテント設営。祖父岳、水晶岳、三俣蓮華岳などに囲まれたテン場は、小屋と20分ほど離れているので、大自然の中にテントを張っているという感じがダイレクトに感じられ、またわざわざ不便極まりない雲ノ平まできてテントを張ってるだけあって他のテン泊の方々もどことなく同じ志向の人が集まってる感じがあり、本当に素晴らしいテン場でした。
=縦走3日目〜黒部源流を越え三俣、双六へ=
曇り空の中で目覚めた雲ノ平。3日目は少し遅めの出発の予定にしていたのでゆっくり朝食をとり出発すると、空にかかっていた雲がとれ雲ノ平の大地にまぶしい光が射し込み、朝露がキラキラと反射して言葉を失う光景が広がっていました。
「もうあと残りが全部雨でもいい。槍ヶ岳なんて登れなくてもいい。」と思える程、充たされた空間、時間を味わう事ができました。
そんな雲ノ平を名残惜しみつつ三俣に向けて歩き出します。朝陽に照らされ輝くお花畑を過ぎ黒部源流への急激な坂を下り、連日の雨で水量を増したと思われる黒部川を渡り急坂を登り三俣山荘へ。
予定では三俣山荘にテン泊し鷲羽岳をピストンする計画でしたが、雲行きが怪しくまた明日以降も天候が不安定な感じでしたので、先に進めるうちに双六まで行った方がよいと判断し、鷲羽岳のピストンは取り止め双六小屋のテン場に向かう事にしました。
三俣から双六小屋へは三俣蓮華岳〜双六岳と稜線を縦走するコースと、中腹を大きく巻くコースがありましたが、せっかくなので稜線コースへ。
しかし展望はガスでゼロ。オマケに双六岳あたりから雨が本降りになる中、双六小屋に到着。雨の中テントを設営しましたが、この双六小屋は槍への玄関口にあたるだけあり小屋とテン場ともにワイワイガヤガヤと騒がしくいい意味でも悪い意味でも俗化してる感じで、三俣まで静かなまったりとした山行を満喫してきた身にとって適合するに時間がかかるテン場でした。
=縦走4日目〜西鎌尾根を通り槍ヶ岳へ=
ここ数日の天気を見ていると朝は天気が悪くても日の出とともに回復しだして昼前にかけて2〜3時間ほど晴れるパターンが続いていたため、早出をして雨が上がっている時間帯に西鎌尾根を通り過ぎた方がよいと判断。日の出前の4時半に小雨降るなか出発しました。
硫黄乗越、左俣岳と過ぎ西鎌尾根にさしかかる頃、天気は読み通りに晴れに。右には笠ヶ岳、左前方には北鎌尾根〜槍ヶ岳〜大キレットをはさんで北穂〜奥穂〜ジャンダルム〜西穂がそびえ立ち、その奥には乗鞍岳。そしてその裾野の右には遥か遠くに白山まで見える大パノラマの中、高度感あふれる西鎌尾根を歩きました。
途中、槍ヶ岳から双六方面へ向かう同年代くらいの2人の単独女性登山者とすれ違いましたが、一人は僕とは逆コースで裏銀座に抜けるそうで、もう一人は裏銀座を越えさらに後立山〜白馬方面まで縦走するとの事。(北アルプス最長コースですよね!)最近は山ガールがもてはやされてますが流行りに乗った格好ではなく、ビシッと装備をキメて颯爽と歩いて行く姿の方がやっぱカッコイイなぁと改めて思いました。
スリリングな西鎌尾根を過ぎ千丈乗越までくると危険地帯は終了。あとは槍の肩を目指して直登します。きつい斜面を登る事1時間余り。ついに槍の肩に到着しましたが、天候が崩れる前に槍へ到着したいと思いザックをデポし休む間もなく槍の穂先へとりつきます。
槍の穂先への登頂は三点確保の繰り返し。さすがの高度感です。
「CM撮影のためにこんなところに登山者を足止めさせた日清ラ王はありえん。喧嘩したって無理矢理登ってやるっ!」という感じでしたが、重いザックがない分、水晶岳手前の東沢乗越周辺で感じたスリル感はありませんでした。山頂へは登頂時間のピークが外れていたせいかたいした渋滞もなくいよいよ最後のハシゴへ。その先には大パノラマといきたかったのですが、残念ながら周囲の山々は雲におおわれてしまい展望ゼロ。しかし自分的には雲ノ平や今日の西鎌尾根の展望で満足していたため、十分満足でした。
槍ヶ岳の登頂を達成した後は、槍の肩にテント設営。時間が早かったので小屋に近い場所に張れたのですが、この槍の肩のテン場は個人的には一番しっくりこないテン場でした。
誰もが一度は登りたいと思う槍ヶ岳のに一番近いテン場だけあって、いい意味でも悪い意味でも色んな人がおり、なんだか下界の人間社会が凝縮されてる雰囲気。周りが寝静まってるなかいつまでも騒いでいるグループ。熊鈴を4つも5つもつけてテン場の中を動きまわる人。槍ヶ岳を登頂した達成感から気分が高揚するのは理解できるんですが。。。
そんなせいかテン場の雰囲気もどことなくギスギスしており雲ノ平とは真逆。個人的にはちょっと合わないテン場でした。
=縦走5日目〜上高地か。それとも表銀座か…=
槍ヶ岳を登頂したのにも関わらずなんとなく居心地の悪い一夜を過ごし明けた5日目。
計画では今日上高地に降り徳沢で最後の夜を過ごす予定なのですが、実はもうひとつ裏プランを考えていまして、それは上高地に降りるのではなく表銀座を燕岳に向けて歩き中房温泉に下山するというものでした。条件としては体力+気力+天候。
縦走5日目を迎えていましたが体力と気力は問題なし。しかし天候が表銀座の稜線上は午後から翌日いっぱい天候が崩れるという予報だったため、悩みどころでした。
表銀座も一気に歩いてみたいという気持ちと、もうそろそろ雨は勘弁という気持ち。出発時になっても気持ちが定まらないため両方に対応すべく東鎌尾根を水俣乗越までとりあえず行って、その時点でどちらに進むか決めようということに。霧雨の降るなか東鎌尾根を下山します。
ガスで見通しの悪いなかの東鎌尾根の下りはやはり神経を使いましたが、岩稜帯を過ぎた頃から天候が急速に回復。天候の回復と同時に緊張がゆるんでしまったせいか、延々と続くアスレチックな丸太の階段の下りでは足を踏み外し転倒し、長い鉄ハシゴの登りでは膝頭を強打(1段だけ鉄ハシゴの踏み板が出っ張っている箇所があるのです)する羽目に。縦走5日目にして初です。
「あぁこれは自分じゃ気付かないけど何気に疲れがたまってるんだなぁ」と判断。その時点で表銀座の縦走は取り止め水俣乗越から槍沢に下る事にしました。
その後は大曲、ババ平と過ぎ槍沢ヒュッテへ。槍沢ヒュッテでは縦走完踏祝いに槍ヶ岳山荘グループのオリジナルラベルの白ワインのフルボトルを購入。ザックに突っ込み徳沢目指し足を進めます。
途中、横尾で昼飯を食べ、今日の目的地の徳沢へ。5月にテン泊した時は二輪草が満開でしたが、今回はフサフサと被い茂る緑の草の上にテントを設営。太陽の光が燦々と降りそそぐなか5日間乾く暇のなかったテントやシュラフ、衣類を広げ乾かしつつ、徳澤園で買った生ビールをゴクリ。芝生の上に広げたマットの上でゴロゴロしながら名物のソフトクリームを食べ、ポテチをつまみに缶ビールを飲み、 徳沢ロッジのお風呂で5日間の垢を落としさっぱりし、最後の夕食を作り白ワインを1本あけそのまま爆睡。5日目の夜はこうして更けていきました。
…と思いきや、生中に缶ビール500、ワインフルボトル1本を一気にあけたせいか軽い頭痛で夜中目が覚めてしまい頭痛薬を飲み、トイレに行こうとテントのジッパーを開けたところ空には満天の星空が。5泊目にして初の夜空でした。カメラで星空を撮影しまた深い眠りにzzz…。
=縦走6日目〜下界への適合はいかに=
いよいよ縦走最終日。嫌がおうにも下山しなければいけません。
テン場で隣り合わせた人や小屋の売店の人と話した程度で6日間ずっと一人だった訳で、「果たして下界に適合できるのか・・・。」という気分でした。
徳沢から河童橋まではちゃっちゃと歩いて1時間ちょいで到着。
新島々行きのバスの整理券を発行して、朝5時から開いているバスターミナルの2階の食堂で朝食を食べバスに乗り込み下山となりました。
=まとめ=
5泊6日・60キロの今回のテン泊山行。今までは2泊3日がMAXでしたので、自分にとっては挑戦とも言えるものでした。
山深い裏銀座はエスケープルートと呼べるものがないため、体力は持つのか? 怪我したら? 病気になったら? 等々、多くの不安を抱えての山行でした。もちろん自分なりに入念な計画と準備の上に実行にうつしましたが、どんなアクシデントがあるかわかりませんので。
しかし今回なんとかこの一人旅をやり遂げることができて、今までの自分より少し大きくなれた気がしています。
そして自分の好きな山行のスタイルがピークハントを目指すものではなく、山から山へ旅をするという感じの山登りというより山歩き的なものなんだというのがわかった山行でした。
今回は最終日に徳沢でだらだらテン泊したくて余裕を持たせた5泊6日でしたが、4泊5日あれば十分満喫できるプランだと思います。3日目の宿泊地を双六ではなく三俣にとり、鷲羽岳もしくは黒部カールあたりまでピストンしてもいいかもしれません。静かな山歩きが好みの方にはとてもオススメですっ!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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zawada さん こんばんは! 旧姓 junoです。
まったくもって遅いコメントで恐縮ですが・・・
5泊6日のテン泊ひとり旅とは、凄いですね 憧れます。
来年、裏銀座〜槍ヶ岳 計画中ですので参考にさせていただきます。
素晴らしい夏を歩かれていたのですね
我らも、早くお槍さまの頂に到達したいです
bee & bel
beelineさん、返信遅れまして申し訳ありません。
&コメントありがとうございます
ほんといい経験になりました。
しかし天気が…。他の方々のヤマレコを見ていると、「う〜ん、、、この景色は見ていない。見ているはずなのに、、、見ていない…」という感じです
でも裏銀座&雲ノ平はほんとに良かったですよ。「北アルプスのど真ん中にいるんだ」って感覚が本当に心地良かったです。
僕は来年は6泊7日で立山から笠ヶ岳の山旅をしようと計画中です。
お二人の来年計画されている裏銀座〜槍ヶ岳の山旅が素晴らしいものになる事を祈ってます
現在、裏を計画中ですが食料のプランに頭を悩ませています…。
hyena_kickさん、こんにちは!
コメントありがとうございます
長期縦走の食料プランは悩みますよね。重量+日持ち+栄養などなど。
2泊くらいでしたらどうにでもなりますけど、それ以上になってくると大変です。僕も去年はずいぶん悩みました。
僕の場合は、長期縦走の場合はとにかく軽さ第一でとことんフリーズドライ!! そして山小屋の活用!
夕食はアルファ米にアマノフーズのフリーズドライのカレーや丼物が基本で、それプラス、インスタントのラーメンや蕎麦、うどん、パスタなど。
朝は時間もないし重たいものは食べたくないので、アルファ米の雑炊にしてササッと食べちゃう感じでした。
で一番難しいのが昼食。行程で山小屋による時間がある時は積極的に山小屋の喫茶を利用してそこで食べ、時間がない時は行動食という感じでした。
全食フリーズドライにする事で、コッヘルもお湯が沸かせる程度の物でよくなりますし、燃料も節約できます。僕は5泊6日で250のガスカートリッジで事足りました。
全食フリーズドライは寂しいものもありますが、肉食いてぇとなれば山小屋で牛丼頼めばいいわけなんで、そこは割り切りました。
それに僕が山小屋を活用するのはもう一つ理由がありまして、山小屋にできるだけお金を落としたいんです。
登山道の整備に始まり、テン場・トイレ・水場などなど山小屋の方々あっての登山ですから、テン場代の500円だけじゃ申し訳ないので。
ちなみに裏銀座で山小屋で食事ができるのは、
水晶小屋、三俣山荘、双六小屋、槍ヶ岳山荘ですね。
あとはカップラーメンとかを買う程度だったと思います。何かご参考になれば。
裏銀座の山歩き、楽しんできて下さいね!!
返答を頂いてたのに気付いたのが実は下山後でして…。
わざわざ書き込んでいただいたガスの容量。たしかに一缶完全にあまりました。ちゃんとお話は聞くもんですね…。
山小屋にお金を落としていくというのはほんっとに同感です。なので微力ながらビールをガバガバ飲んだりしてますが、それはまた違う話なんだろうなあという気もします。
今回は頭の中では昼食に山小屋食も考えていたのですが、持参したもので突き通してしまいました。
実は心底牛丼は食べたかったのですが。
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