南アルプス南部縦走〜花あり景色ありライチョウあり〜(千枚岳・荒川岳・赤石岳・聖岳)
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- GPS
- 72:51
- 距離
- 44.2km
- 登り
- 4,672m
- 下り
- 4,649m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 5:43
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 9:01
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:27
天候 | 8月11日:晴れのち曇り 8月12日:晴れ(昼頃からガス) 8月13日:晴れ(昼前からガス) 8月14日:雨のち曇り(途中晴れ間もあり) |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
8/11深夜2時頃到着。200台くらいのキャパがあるようですが、すでに空きは2割くらい。午前5時にはほぼ満車。8/14駐車場に戻ってきた11時過ぎには2割くらいの空きができていました(枠外駐車もかなり見られました)。 ●東海フォレストバス 畑薙ダムから椹島まで使用しました。 http://www.t-forest.com/alps/bus_sawara.html 通常は7時30分が始発。8/11は臨時便として6時30分頃に2便増発されましたが、 1便目は途中で車輌故障により足止めとなったようです。 朝5時にはすでに50人ほどの待ち行列ができていました。 1台のバスは25名程度の定員のようです。 ●井川観光バス 聖沢登山口から畑薙第一ダム夏季臨時駐車場まで使用しました。 http://ikawa.ooi-alps.jp/main.asp 井川観光協会系列の小屋に宿泊することが必要です。今回は事前にバスの予約を電話で行いました。確実に乗車するためには事前予約が良いと思いますが、空きがあれば当日でも乗車はできるようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●各区間の状況は省略します(たいへんよく整備されています)。千枚岳頂上西と聖岳周辺が切れて転落の注意が必要です。 ●登山ポスト 畑薙第一ダム夏季臨時駐車場のバス停にに有(記入用紙もあります)。 ●千枚小屋 http://www.t-forest.com/alps/lodge_senmai.html ★お盆休みで大混雑を予測しましたが、バス故障の影響で多くの登山客が椹島で足止めになったこともあるのでしょうか?、思っていたほどの混雑はありませんでした(一人一畳くらいのスペースにシュラフ)。夕食はチキン料理をメインにバランスの取れた美味しい食事でした。朝食弁当はおにぎり3個と漬物で、食べやすく美味しいです。 ●百間洞山の家 http://yamadon.net/yama1000.php?f=2191&s=111 ★とても混雑していて一人半畳くらいのスペースにシュラフでした。デザートメニューにパフェがあるので甘いもの好きにはGoodです。夕食は名物トンカツ定食。そばもついてボリューム満点!とてもおいしいです。揚げたてを提供してくれるので、到着順に8名程度で食卓につきます。 ●聖平小屋 http://plaza3.dws.ne.jp/~hara5/ ★10時半前には受付できたので個室(2畳)に入ることができました(1区画プラス¥2000)。トイレも水洗でキレイです(小屋からは少々離れていますが・・・)。小屋到着時にはウェルカムフルーツポンチのふるまいがあるのもうれしいです。夕食はトン汁定食でおかずもたくさんボリュームありで美味しいです。朝食弁当はおいなり3個で食べやすいですよ(バクダンおにぎりも選べるようです)。 |
その他周辺情報 | ●下山後の温泉 南アルプス赤石温泉白樺荘¥510(団体さんがいて結構混んでいました) http://1126onsen.info/onsen/343 |
写真
感想
♪南アルプス南部縦走〜花あり景色ありライチョウあり〜♪
南アルプス、特に南部はアクセスの悪さやバス時間の制約のあり、「敷居が高いな〜」となんとなく敬遠していたエリア。しかし、その山とお花畑の大きさは一度味わってみたいとも思っていた。そうだ今年こそ行ってみよう。
ところが、島田金谷ICで高速を下りて畑薙Pへ向かう道がどうもわかりづらく、すでにプチ遭難!結局高速を下りてから4時間近くもかかってしまう。その間にかなりの車酔いをしてしまい、駐車場に着いた時にはぐったりして水さえもほとんど飲めない状況。とりあえずそのまま3時間ほど爆睡・・・。
★Day1(畑薙臨時P→椹島→千枚小屋)
朝起きると幸い気分の悪さは治まっている。既にバス停には待っている人が出ている模様。急ぎ支度をしバス停に並ぶも食欲はなし。このままバスに乗ったらまた気分悪くなるのかな〜と不安な気持ちでバスを待つ。
結局3台目のバスに乗車でき7:30頃駐車場を出発。椹島には定刻通り8:30頃到着した。この日1台目のバスにトラブルがあり、早朝から頑張って並んだ人たちはまさかの事態に。その後もバスの遅れは続き、椹島ロッジ宿泊に変更せざるを得なくなった人たちも多数出たという。
そういう私も体調が悪く身体が重い。猛烈な暑さの中気力を振り絞って千枚小屋に到着。こんなに身体が重いのに予想外に早い時間に小屋までたどり着けた。
まだあまり食欲はなかったが、食べなければこの後の体力が持たないので頑張って夕食を平らげ、早めに眠ることにする。
★Day2(千枚小屋→荒川岳・赤石岳→百瞭胸海硫函
早めの就寝にもかかわらず昨夜はあまり眠れなかった。しかし、夕食をしっかり食べたのが良かったのか、少し元気が出てきた。まだ外は暗いが今日は長丁場になるのでナイトハイクでスタート。
歩き始めは何だかまだ辛かったが、白んでくる空と美しいご来光にパワーをもらい徐々に体調回復!道中の素敵なお花畑を満喫しながら歩みを進める。アップダウンの多い道に苦労しながらも大きな赤石岳に着いた時はまだ天気も良く、美しい景色を眺めることができた。赤石避難小屋で休憩したのち百瞭兇慍爾襪、しだいにガスが多くなり山頂にもガスがかかり始めた。
こんな天気だからか、百諒燭任魯薀ぅ船腑Δ凌道劼冒遇。可愛い姿に癒されながら百瞭胸海硫箸謀着。早い時間に到着できたので、指定された区画の好位置に寝場所を確保。こんな山奥で美味しい抹茶パフェをいただきながら夕食まで小屋でまったり〜。夕食も下界で食べるのと遜色ない(いやむしろおいしい?)トンカツ定食に満足して眠りにつくが・・・。
★Day3(百瞭胸海硫箱兎岳・聖岳→聖平小屋)
ほぼ一睡もできず・・・。夜中に誰かの目覚ましが大音量で鳴り響くし、もうこれ以上横になっているのも面倒なので、予定より早い時間から歩きだすことにする。というわけで本日もナイトハイクでスタート。
微妙な時間にスタートしてしまったので、本日のご来光は樹林帯の中で見えないかな?と思ったが、何とか稜線上でご来光に間に合いラッキー。
今日もアップダウンの多い道を歩くが、兎岳から聖岳は結構キツかったな〜。そうそう、途中TJARの選手にも会ったけど、もう何日も歩き続けていて辛そう。何とか静岡の海まで完走してほしい、そんな思いを込めて選手の背中を見送る。
そんなこんなで、予定よりだいぶ早く聖平小屋に到着。この時間に到着する人はまだほとんどなく、何と!個室が空いているというので、昨夜一睡もできなかったことを考え今日は個室を選択。
ウェルカムフルーツポンチでのど越しさっぱりした後は小屋の中華丼でおなかを満たし、その後は夕食まで漫画「岳」を読みながらまったり。
夕食もおいしくいただき(特にトン汁は最初から大盛で最高!)明日に備えて就寝。明日は昼頃から天気が崩れそうな天気予報だが・・・。
★Day4(聖平小屋→聖沢登山口)
夜中に雨が降っている音で目覚める。出発時にはかなりの雨量、その上濃霧でヘッデンのライトが見にくい。本日の行程は聖沢登山口まで下りて10時の井川バスに間に合えばよいのでそんなに早く小屋を出る必要もないのだが、余裕をもって暗いうちに出発。
途中雨もあがったのでカッパを脱いで下山。下り一辺倒かと思いきやかなり高巻を強いられ少々滅入るが、バスの時間にはかなりの余裕をもって下山。水場で帰宅後のコーヒー用に水汲みしながらバスを待つ。
定刻通り出発したバスに乗車し、これで駐車場まで戻るだけと思っていたら、途中で同じ井川観光の反対方面へ向かうバスがパンクで立ち往生。このトラブルで駐車場には予定より少し遅れての到着となった。
★★雑感★★
体調不良での登山がいかにキツイか身をもって体験。そして2日目、3日目と日を追うごとにザックが身体になじみ足取りが軽くなることも実感。
何より、先日の「早月尾根日帰り」トレーニングの成果か?登り返しがそんなに苦しくなかったこと、筋肉疲労が全く現れなかったことが大きい。
それにしてもバスの時間がもう少し早くなれば多くの人が行動に余裕が持てるのに
な〜。井川観光のバスも、予約をしたが名前がはいってないなどともめてたし、せっかくの素晴らしい山と頑張ってる山小屋があるのだから、バスが今少し改善されればもっと何度も行ってみたい山になるのに・・・。
行きに島田金谷で高速を下りてプチ遭難したので、帰りは新静岡を目指したところ、こちらのほうがずっとわかりやすい道でした。
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