立山室堂→薬師岳〜次女ボイコットの恒例の夏合宿〜
- GPS
- 24:51
- 距離
- 55.5km
- 登り
- 4,511m
- 下り
- 5,596m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:16
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:39
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 7:25
- 山行
- 2:58
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 3:11
天候 | 8/4:朝、晴→昼からガス→夕方、雨→夜、星空 8/5:朝、快晴→昼前からガス→夕方、ガスに雨 8/6:朝、ガス→晴→ガス、昼、雨、夕方、ガスに雨 8/7:朝、快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
京都からR161、北陸道経由で約320km ○駐車場 立山駅前の無料駐車場 ○立山黒部アルペンルート 立山7:00/7:20 -美女平7:40-8:30室堂 大人:¥2,340/人 http://www.alpen-route.com/ ○夏山登山バス 有峰線(富山地鉄バス) 折立ー有峰口 大人:¥2,450/人 定員は46名ほど、積み残しは次便へ(増便なし) http://www.chitetsu.co.jp/?page_id=741 ○富山地方鉄道 有峰口ー立山 大人:¥410/人 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○登山届 ・室堂バスターミナル内 山岳指導員によりチェックあり ○ルート 立山室堂からの薬師越えは、 ・標高差150mを超える登りくだり ・高度感のあるヤセ尾根、ガレ場、岩場 などなどが続くので、それなりに山慣れ、歩き慣れた方向きだと思います。 また、五色ヶ原以南はエスケープルートが無いので、悪天時の侵入は慎重に。 ・一ノ越〜五色ヶ原 4箇所ほど雪渓をトラバースが出てきます。 特に鬼岳東面からの連続した2箇所は、用意があるのであれば軽アイゼン等を装着して通過するのが望ましいと思います。 また、鬼岳東面からの下り口で滑落事故が2017.8.3に発生しています。 獅子岳からザラ峠への約400mの下りはザレた急坂ですので、スリップ、落石を起こさないように慎重に。 上部に鎖場、梯子(2箇所)(ともにステンレス製)が連続して出てきます。 ・五色ヶ原〜スゴ乗越小屋 鳶山、越中沢岳までは展望の楽しめる緩やかなルートですが、越中沢岳〜スゴノ頭〜スゴ乗越は急坂のヤセ尾根、岩場、ザレたトラバースが連続しているので慎重に通過を。 ・スゴ乗越小屋〜北薬師 間山までは緩やかに高度を上げていき、早朝(多分午前中)は羽虫が多いので、虫除け対策をした方がベスト。 岩場を上がって北薬師に到着。 ・北薬師〜薬師岳 岩場が連続し、特に金作谷カール付近は短い距離ながらナイフリッジが出てくるので、慎重い通過を。 ・薬師岳〜薬師峠〜太郎平(太郎平小屋) 薬師北側と打って変わって緩やかな稜線を下って薬師平(ケルン) 薬師平から薬師峠までは沢筋を下るので、雨天時は注意が必要。 ・太郎平(太郎平小屋)〜折立 三角点までは緩やかな下り、三角点〜折立(太郎坂)へは樹林帯の急坂でぬかるんで足場の歩い箇所も。 ○テント場 ・五色ヶ原 ¥700/人 水場、トイレはテント場にあり 小屋まで約10分 ・スゴ乗越 ¥700/人 水場(チップ制)、トイレは小屋 小屋まで約3分 最大で20張ほど ・薬師峠 ¥1,000/人 水場、トイレはテント場にあり 受付はテン場管理棟では14時頃〜17時まで(それ以降は太郎平小屋で) 小屋まで約20分 ※ブヨ多し ○携帯電話 富山市街側(西側)に開けたところは受信が可能だと思います。 受信できた箇所は、 ・五色ヶ原山荘から20mほどテン場へ下った所 ・鳶山付近 ・越中沢岳付近 ・スゴ乗越小屋テン場(繋がったり切れたり不安定) ・薬師岳 ・薬師平テン場(繋がったり切れたり不安定) ・太郎平小屋〜三角点(樹林帯を除く) |
その他周辺情報 | ○温泉 ・亀谷温泉:中学生以上¥610 http://www.shirakaba-toyama.com/index.html ・吉峰温泉:中学生以上¥610 ※モンベルカードで10%off https://www.yoshimine.or.jp/web/?page_id=197 |
写真
感想
恒例の我が家の夏合宿もハーと二人だった頃から数えて6回目。
・1回目:白山(一泊二日)秋合宿???
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-221722.html
・2回目:白馬岳→白馬大池( 三泊四日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-329918.html
・3回目:燕→常念(三泊四日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-488452.html
・4回目:北ノ俣岳→黒部五郎→三俣蓮華(三泊四日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-690888.html
・5回目:蓮華温泉から白馬、雪倉、朝日周回(三泊四日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-935334.html
今夏は早くも反抗期?のウーは「山は引退!」ってことで欠場宣言・・・
(そのくせ、大文字山の火床と槍は行くとか・・・でも、その二つギャップは?)
だから言って中止するわけもなく、ウーをオジーオバーに押しつけ、迷惑迷走台風(5号)ノルーの動向で日程変えるかどうかギリギリまで迷いましたが、台風到来前の比較的安定して天気を狙って決行してきました。
今夏のルートは、南より北、後立より黒部ってハーの希望と、ただでさえ脚力に不安があるのに3月の伊吹から山を歩いていない奥さんの脚を考慮しとりあえず文明の利器を使って高度があげられ、五色ヶ原、薬師岳と行きそブレている場所を一気に踏破できるいいルートにしましたが、これがなかなかハードでした(笑)
初日:文明の利器で一気に高度を稼いで立山室堂からスタート。
一ノ越までは立山詣での人々で大賑わいですが、南への縦走路に入れば静かなもんで夏の北アルプスって気分が一気にあがりました。(やっぱり南アより北アの方が好みかな〜)
体を慣らしつつのんびり歩いて龍王山を越え、初日の核心?と一警戒していた鬼岳東面の雪渓トラバースは念ため、軽アイゼンにヘルメットを装着して通過。
しっかりとルート切ってツボ足でも歩けるっちゃ歩けありますが、前日(8/3)に滑落事故も発生しているので、面倒でもアイゼンを使用を◯。
でも、初日はここが核心でなく獅子岳からのザラ峠へのゲキ下りで、足場は悪いし、ガスで終わりが見えない中延々と下ろされるのこたえました。
もし天気が悪ければ五色をピストンしてなんて思ってましたが、これを登り返すのは勘弁って、天気も持ちそうなので選択肢から排除しました(笑)
もちろん埋蔵金を探す気力もなくザラ峠で一休みして、かわいく登り返して五色ヶ原に到着。
五色ヶ原ヒュッテ跡からテン場まで区間で、今回唯一ハクサンコザクラが咲いてましたがしゃがむのが面倒って未撮影。
撮っとくんだったとあとあと後悔することに・・・
五色ヶ原も雪が多いく残り、お花の最盛期はお盆すぎかな?
二日目:この日が一番しんどかった・・・
満天の星空→快晴でスタート。
黒部の谷を挟んでそびえる裏銀座、後立などの嶺々を眺めながら快調に鳶山越えて、なかなか格好良い山容の越中沢岳まではよかったんですが、そこからのスゴノ頭、スゴ乗越まで下がって、上がって、下がってには脚を全てもって行かれました。
ついでに朝の晴天が嘘のようにガスガスだし・・・
最後は奥さんいも置いていかれる体たらくで、なんとかスゴ乗越小屋にたとどりつきテント張って昼寝して復活。
夕方、お隣の方々(三重県分県ガイド筆者の方なんかと)と山談義をして就寝。
この区間、比良の金糞峠〜木戸峠の細かいアップダウンをスケールアップしたって感じでしたが、例えがローカルですいません。
三日目:この日、ハイライトの薬師越なに・・・
なのに朝からガスで真っ白・・・
まっ、日差しがないから涼しいし山頂で晴れたらいいしとポジティブに考え、アジアンテイスト溢れる小屋を出発。
は羽虫に悩ませながらスゴ乗越小屋を出た方々抜きつつ抜かれながら、間山あたりでガスが飛んで「いい感じやん」って思ったけど、P2832に到着する頃には薬師にはガスが・・・
薬師の北側は岩場ありプチナイフリッジありとなかなかスリリングはルート。
荷物がなければ楽しいのでしょうけど、ぬれたテントを突っ込んだが背中が重く気を使うこと使うこと。
それでも、金作谷のカールは見事でした。
さて、ビビリのハーは目測で10分先を快調に進行中。
下り、岩場が嫌いで北八大岳から双子池や、白馬乗鞍から天狗原で亀の子になっていたのが遠い昔のことですわ・・・まぁもう中3ですしね。
これらなら沢も大丈夫かな?
ガスで先が見えんので、この次が本峰なんて思って上がるとハーが顔を出すので「次が薬師やろ?」って聞くと「残念、薬師でした」って、偽ピークに騙されることを思いうと得した気分?
ガスで展望ないけど宿題だった薬師岳にやっと登頂、展望はないのはまた来いってことかな?
祠にお参りして燃料を補給して出発。
北側とは打って変わってなだらか稜線を下り、薬師平あたりで小雨がパラついてきたので一気に降って薬師峠でテント設営し終えたら本降りに。
昼寝をして昨日がら一緒の枚方の方、山談義、台風対策話して就寝。
隣の大阪の高校山岳部は薬師沢経由の雲ノ平へのルート説明をしてるけど、台風接近の中いくんやろうか???って思いながら就寝。
最終日:一気に降りるだけ。
枚方の方は黒五の小舎へ逃げ込む為に早々と出発され、隣の山岳部も早々出発、雲ノ平に行ったのか???
我が家も折立1便のバスをつかまえる為に早めに出発。
朝焼けに染まる空と名峰を眺めながら、誰かが内定もらった太郎の小屋すぎ一気に三角点つくと、大阪の山岳部一行が休憩中。
まっ普通に考えれば行かないか、ってことはバスに乗り切れるか???
大急ぎで後を追って、途中休憩中に抜かして折立に下山。
バス停に行くと、高校生20名の予約があるからあと20名は大丈夫ってことで無事バスに乗ることができましたが、飛ばしたおけげでアラレちゃん見損ねた・・・(笑)
満員のバスに揺られて、趣のある有峰口駅で地鉄に乗って立山で車回収。
あとは温泉でさっぱりしてから、台風に向かって帰るだけってこれが一番の難題?
雨風がきつくなったのは福井の武生を越えてからで、福井滋賀県境でしこたま降られましたが、親宅でウーを回収して無事帰宅。
一昨年、昨年ってほどドッピーカンの夏空ではなかったけど、念願?のルートを歩けて満足。
でも、自分の体力なさと、ハーの進化を実感した4日でした。
筋肉痛は皆無なので、2週前に北岳に行っといてよかった〜ってところです(笑)
さて、もうすぐお盆。
山に行かれる方々は、事故なく楽しんできてください。
レコ楽しみにしています。
我が家はこれも恒例、島で美味しい魚を食べてのんびりしてきます。
トモキキさん、おはようございます。
家族での夏合宿、いいですね。
お天気もまあまあで良かったですね。
トモキキさんが、家族に佐々成正を語っているのが
目に浮かびます (違ってた?)
ボクもこの周辺で、薬師だけは登っていないのです。
このルートはなぜか、残るんですよね。
ちかいうちに行きたいルートです。
さて、ミゾホオズキの次の写真は、
オオヒョウタンボクです。
ヒョウタン状の赤い小さな実になります。
クマ
kuma-sanさん<
遅レス、申し訳ないです。
佐々成正、
暦オタ気味のハーと「スコップ持ってきたら・・・」って
オオヒョウタンボク、
ありがとうございます。
去年、なんのリサーチもなしに歩いたこのルート…
結構アップダウンありますよね
はーちゃんは朝日小屋??
なんか羨ましいですよね。私も小屋で働きたいですわ
太郎小屋のなんか他の小屋と違った喧騒がアルプスの玄関口って感じで我が家は大好きなんですよね。
utaotoさん<
細い?アップダウンに脚を持って行かれまいした
朝日小屋、
昨夏、女将さんに声をかけてもらったので
でも、ハーの学校は一応、バイト禁止らしいので大学になってから行くとのこと
それまで、美味しいご飯目当てで泊まりに行こうかと思ってます。
薬師越え、スバリから見えてましたよ〜
生まれて初めての縦走、人が少なそうだからと歩いてみてエラいキツかった
相変わらず、スゴは独特の雰囲気だし
ところで反抗期で付いてこないなんて、見かけによらず、ですね。
荷物(食糧)減るので、痛し痒しでしょうか
お疲れ様でした
1955さん<
ガスがかかる前は北薬師手前だったかな?
初の縦走
確かに頭と尻尾はメジャーどころだけど、真ん中通好み?
ついでに結構キツイ
ウー、
なんか説得するのも面倒なので放置してます
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