ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1226030
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

【5泊6日】南アルプス主稜線縦走☆(塩見岳〜赤石岳〜聖岳〜光岳〜池口岳)

2017年08月09日(水) ~ 2017年08月14日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
55:10
距離
91.4km
登り
8,021m
下り
8,714m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:24
休憩
0:16
合計
2:40
距離 3.8km 登り 931m 下り 123m
14:10
55
15:05
15:09
39
15:48
15:53
25
2日目
山行
7:36
休憩
2:47
合計
10:23
距離 18.6km 登り 1,621m 下り 1,425m
4:20
9
4:29
39
5:08
5:21
47
6:08
14
ゴーロ
6:22
10
塩見新道分岐
6:32
6:50
45
7:35
7:52
1
7:53
7:56
5
8:01
8:04
36
8:40
8:47
17
9:04
9:13
47
ゴーロ
10:00
10:13
35
10:48
9
10:57
12:04
11
12:15
12:20
43
三伏沢水場
13:03
13:08
44
13:52
41
14:33
14:40
3
3日目
山行
10:11
休憩
0:59
合計
11:10
距離 19.5km 登り 1,705m 下り 1,987m
4:38
70
5:48
30
瀬戸沢の頭
6:18
36
6:54
7:04
54
7:58
8:05
99
小広場
9:44
5
9:49
9:57
55
中岳分岐
10:52
11:01
29
11:30
11:37
61
12:38
12:46
15
小赤石岳の肩
13:01
11
13:35
13:42
3
13:45
85
15:10
15:13
32
4日目
山行
7:55
休憩
1:26
合計
9:21
距離 12.5km 登り 1,347m 下り 1,564m
5:05
76
6:21
6:54
9
7:25
7:29
42
8:11
8:18
41
8:59
10
9:09
9:13
10
三等三角点「兎岳」
9:23
9:35
40
兎岳
10:15
10:21
77
聖兎のコル
11:38
22
12:00
12:02
14
12:16
12:31
49
13:20
13:23
39
14:02
20
14:22
4
14:26
5日目
山行
8:49
休憩
1:44
合計
10:33
距離 18.6km 登り 1,484m 下り 1,244m
4:22
4
4:26
62
5:28
22
岩頭
5:50
40
6:30
10
上河内岳の肩
6:40
6:49
5
6:54
7:02
17
上河内岳の肩
7:19
41
奇岩竹内門
8:00
10
茶臼小屋分岐
8:10
8:20
10
8:30
8:35
18
茶臼小屋分岐
8:53
9:00
12
9:12
20
仁田池
9:32
9:35
12
9:47
9:54
11
10:05
10:10
75
11:25
11:32
55
12:27
12:30
65
13:35
15
静高平 水場
13:50
14:30
13
14:43
12
6日目
山行
8:54
休憩
1:08
合計
10:02
距離 18.4km 登り 948m 下り 2,403m
4:56
15
5:11
5:15
12
5:27
5:32
81
6:53
6:59
28
7:27
18
2,430mピーク
7:45
7:48
2
7:50
7:58
41
加加森山分岐
8:39
33
9:12
9:20
11
9:31
20
9:51
5
9:56
10:00
3
10:03
23
10:26
11
10:37
10:43
76
11:59
17
12:16
12:23
36
12:59
13:12
42
13:54
16
牛首
14:10
14:14
9
面切平
14:23
14
山の神
14:37
4
入野平
14:41
3
三等三角点「入山」
14:44
14
徳造平
14:58
0
14:58
ゴール地点
【歩行距離】
9日 3.82km(鳥倉登山口→三伏峠小屋)
10日 18.5km(三伏峠小屋→塩見岳→三伏峠小屋→小河内岳避難小屋)
11日 19.5km(小河内岳避難小屋→荒川前岳→赤石岳→百間洞山の家)
12日 12.5km(百間洞山の家→大沢岳→兎岳→聖岳・奥聖岳→聖平小屋)
13日 18.5km(聖平小屋→上河内岳→茶臼岳→仁田岳→易老岳→光小屋→イザルガ岳往復)
14日 18.3km(光小屋→光岳→池口岳→池口岳登山口)

合計 91.1km

※5日目 光小屋→イザルガ岳間の往復にて、ログが正しく取れなかったので、手描きで修正しています。
天候 9日 晴れ
10日 晴れのち曇り
11日 未明は雨 日中は曇り、夕方から雨
12日 朝は晴れ 昼前から曇り、夜は雨
13日 未明は雨 朝は晴れ その後曇り、午後は雨ときどき曇り
14日 未明は雨 日中は晴れときどき曇り
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
池口岳登山口に車を置き、徒歩で大島バス停へ(約1時間)
大島→飯田駅前(飯田広域バス 遠山郷線 ¥700)
飯田駅→伊那大島駅(JR飯田線 ¥240)
伊那大島駅→鳥倉登山口(伊那バス 鳥倉林道線 ¥1,660+荷物代¥830)
コース状況/
危険箇所等
鳥倉登山口〜三伏峠、および塩見岳〜光岳の主稜線はさすがにメインルートといったところ。岩場などを除けば普通に迷わず歩ける道です。
今回の縦走コースで気になったのは以下のところ。

○森林限界下
このエリアの森林限界はおよそ2,600m〜2,700m。その下の樹林帯は、ぬかるんでいる場所がけっこうあります。平坦ならともかく、斜面だとスリップしたりして、思ったより厄介です。

○板屋岳付近・荒川前岳付近・大沢岳付近など
長野県側(西側)が崩落している箇所あり。普通に歩く分には問題ありませんが、濃霧時など、誤って踏み外すと奈落の底です。(それにしてもなんで長野県側だけなんでしょう?中央構造線が関係しているとか?)

○聖岳〜光岳間の森林限界下
登山道が雨水の流れで深く掘られていたり、不安定な岩場になっていたりで歩きにくい箇所あり。先述のようにぬかるんでいる場所も。雨天時はさらに歩きにくそう。

○光岳〜池口岳(いわゆる深南部)
草地に出たときなど、踏み跡が極端に薄くなります(踏み跡がまったくない場所もあり)。一般コースに慣れている人は普通に迷うかも。
|録泙肇灰鵐僖垢膿箆を確認。
尾根を意識しながら歩く。
この2つを徹底すれば、踏み跡を見失っても極端に迷うことはないと思います。
池口岳近くの2,179mピーク付近は尾根が極端に狭い(50cmくらいの場所も)ので、踏み外さないように注意が必要です。
その他周辺情報 池口岳登山口の近く(車で15分ほど)にかぐらの湯(大人620円)がありますが、物見湯産手形を使いたかったので、平谷村のひまわりの湯(車で約1.5時間)まで行きました。
今回の荷物はこんな感じ。
こう見ると意外と少ないような気もしますが・・・。
7
今回の荷物はこんな感じ。
こう見ると意外と少ないような気もしますが・・・。
食料。明らかに多すぎですね。重宝したのは味噌汁の具(FD野菜)と行動食のかりんとう&SNICKERS。柿の種に至っては行動食として用意したものの、行動中には一切食べなかったというオチでした。
11
食料。明らかに多すぎですね。重宝したのは味噌汁の具(FD野菜)と行動食のかりんとう&SNICKERS。柿の種に至っては行動食として用意したものの、行動中には一切食べなかったというオチでした。
出発時の装備はこんな感じ。
75Lに入りきらなかったスタッフバッグをザック外に取り付けています。総重量は(推測ですが)35kgくらい。

最初にゴールである池口岳の登山口に行き、車をデポ。
下山場所に車を置いておけば、最終日にバスや電車の時間を気にせずのんびりと山を歩けます。
6
出発時の装備はこんな感じ。
75Lに入りきらなかったスタッフバッグをザック外に取り付けています。総重量は(推測ですが)35kgくらい。

最初にゴールである池口岳の登山口に行き、車をデポ。
下山場所に車を置いておけば、最終日にバスや電車の時間を気にせずのんびりと山を歩けます。
池口岳登山口から徒歩、バス、電車での移動を経て、14:00に鳥倉登山口に到着。
初日は三伏峠までの3時間のみです。とはいえそれなりに標高差があるので、荷物が重い身にはなかなか堪えます。
3
池口岳登山口から徒歩、バス、電車での移動を経て、14:00に鳥倉登山口に到着。
初日は三伏峠までの3時間のみです。とはいえそれなりに標高差があるので、荷物が重い身にはなかなか堪えます。
こんなに整備された道だとは。
三伏峠小屋の方が手入れしてくださっているんでしょうか。
2
こんなに整備された道だとは。
三伏峠小屋の方が手入れしてくださっているんでしょうか。
途中の水場。水量は400ml/分くらい。思ったよりも水量豊富です。
2
途中の水場。水量は400ml/分くらい。思ったよりも水量豊富です。
1箇所だけ展望地がありました。たしか小黒山あたりだったと思いますが、自信はありません・・・。
1
1箇所だけ展望地がありました。たしか小黒山あたりだったと思いますが、自信はありません・・・。
ほうほう。
ちょっと休憩して息を整えて、歩数を数えてみようではないか。
3
ほうほう。
ちょっと休憩して息を整えて、歩数を数えてみようではないか。
200歩、歩いたところ。
う〜ん、、、ちょっと足りない。
ちなみに小屋の受付まで285歩でした。
3
200歩、歩いたところ。
う〜ん、、、ちょっと足りない。
ちなみに小屋の受付まで285歩でした。
使用したテントはNEMOのTANI LS 1P。軽量・コンパクトなのでずいぶんパッキングが楽でした。
9
使用したテントはNEMOのTANI LS 1P。軽量・コンパクトなのでずいぶんパッキングが楽でした。
夕方、テント場から一瞬だけ見えた塩見岳。
夕方に降られなかったのはこの日だけでした。
3
夕方、テント場から一瞬だけ見えた塩見岳。
夕方に降られなかったのはこの日だけでした。
2日目。なかなか天気はよく、出発を早めることに。
4
2日目。なかなか天気はよく、出発を早めることに。
5:15。本谷山(2,658m)で御来光。
塩見岳には雲がかかっています。
2
5:15。本谷山(2,658m)で御来光。
塩見岳には雲がかかっています。
本谷山にある三等三角点「黒川」。
ずいぶん地表に出ていますね。ちょっと押しただけで抜けてしまいそう。
2
本谷山にある三等三角点「黒川」。
ずいぶん地表に出ていますね。ちょっと押しただけで抜けてしまいそう。
朝日に照らされた登山道。美しい。
4
朝日に照らされた登山道。美しい。
塩見新道分岐よりちょっと先で、森林限界に到達。
このあたりで偶然、TYSさんとお会いしました。9月にまたお世話になります。
塩見新道分岐よりちょっと先で、森林限界に到達。
このあたりで偶然、TYSさんとお会いしました。9月にまたお世話になります。
塩見小屋。改装されたばかりというだけあって、とても綺麗な小屋でした。泊まってみたい小屋のひとつです。
3
塩見小屋。改装されたばかりというだけあって、とても綺麗な小屋でした。泊まってみたい小屋のひとつです。
最後の登り。ガスが濃い。
ペンキ印が目立つので問題ないですが、やはり岩場は岩場。滑りやすい箇所もあって注意が必要です。
1
最後の登り。ガスが濃い。
ペンキ印が目立つので問題ないですが、やはり岩場は岩場。滑りやすい箇所もあって注意が必要です。
チシマギキョウ。
花弁に白い毛があるのがチシマギキョウ。イワギキョウにはありません。
1
チシマギキョウ。
花弁に白い毛があるのがチシマギキョウ。イワギキョウにはありません。
ガスの中から山頂がおぼろげに姿を現す。
4
ガスの中から山頂がおぼろげに姿を現す。
塩見岳(西峰)山頂(3,047m)。
なんと、ちょうどこのタイミングでガスがサーッと晴れてくれました。
6
塩見岳(西峰)山頂(3,047m)。
なんと、ちょうどこのタイミングでガスがサーッと晴れてくれました。
二等三角点「塩見岳」。
3
二等三角点「塩見岳」。
もうちょっと雲が抜けてくれればとも思いましたが、まあいいでしょう。
左は荒川岳(悪沢岳)。
2
もうちょっと雲が抜けてくれればとも思いましたが、まあいいでしょう。
左は荒川岳(悪沢岳)。
塩見岳東峰(3,052m)。
こちらのほうがわずかに高いんですね。
6
塩見岳東峰(3,052m)。
こちらのほうがわずかに高いんですね。
ブロッケン現象も。
4
ブロッケン現象も。
帰り道。本谷山のちょっと手前で。
このときふと思いましたが、「伊那谷」の「だに」ってここから来ているのでは?
2
帰り道。本谷山のちょっと手前で。
このときふと思いましたが、「伊那谷」の「だに」ってここから来ているのでは?
三伏峠に戻ったのが11時頃。さすがに時間が余ったので、小河内岳まで進むことに。テントを撤収し、水場で給水。この頃にはふたたびガスってきてしまいました。
1
三伏峠に戻ったのが11時頃。さすがに時間が余ったので、小河内岳まで進むことに。テントを撤収し、水場で給水。この頃にはふたたびガスってきてしまいました。
烏帽子岳(2,726m)。
展望もなく、疲れも溜まってきていたので、ちょっと休憩しただけですぐ通過。
3
烏帽子岳(2,726m)。
展望もなく、疲れも溜まってきていたので、ちょっと休憩しただけですぐ通過。
小河内岳(2,802m)。
もしかしたら高山裏まで行けるかなと思っていたのですが、体力的にしんどくなってきたので今日はここまで。
3
小河内岳(2,802m)。
もしかしたら高山裏まで行けるかなと思っていたのですが、体力的にしんどくなってきたので今日はここまで。
二等三角点「小河内」。
二等三角点「小河内」。
小河内岳の避難小屋。
避難小屋といいますが、実際は素泊まりの営業小屋。
びっくりするほどきれいで、管理人さんもとてもいい人でした。
ふかし芋を分けてもらったのは内緒です。
8
小河内岳の避難小屋。
避難小屋といいますが、実際は素泊まりの営業小屋。
びっくりするほどきれいで、管理人さんもとてもいい人でした。
ふかし芋を分けてもらったのは内緒です。
これが避難小屋!?と思うくらいの内装。
ストーブ有り、テレビ有り、シュラフマット(銀マット)とお湯まで分けてくれました。
8
これが避難小屋!?と思うくらいの内装。
ストーブ有り、テレビ有り、シュラフマット(銀マット)とお湯まで分けてくれました。
3日目。まずは高山裏まで下ります。
道中のマルバダケブキ群落。
2
3日目。まずは高山裏まで下ります。
道中のマルバダケブキ群落。
高山裏避難小屋。朝露で登山靴がすっかり濡れてしまいました。
お次は600mの登り返し。
3
高山裏避難小屋。朝露で登山靴がすっかり濡れてしまいました。
お次は600mの登り返し。
未明の雨のためか、水場の水はけっこう豊富でした。
1
未明の雨のためか、水場の水はけっこう豊富でした。
小広場。ここまでは登り気味トラバースでしたが、この先は本格的にのぼっていきます。がんばりおやつ(SNICKERS)で栄養補給。
1
小広場。ここまでは登り気味トラバースでしたが、この先は本格的にのぼっていきます。がんばりおやつ(SNICKERS)で栄養補給。
森林限界より上はひたすらガレ場です。
コツコツ登り、休憩もこまごまと重ねる。
ザックの重さにもだんだん慣れてきました。
1
森林限界より上はひたすらガレ場です。
コツコツ登り、休憩もこまごまと重ねる。
ザックの重さにもだんだん慣れてきました。
ようやく登りきった荒川前岳(3,068m)。風が強い!
5
ようやく登りきった荒川前岳(3,068m)。風が強い!
ガスが濃く、風も強いので、悪沢岳への登頂はあきらめました。
分岐から荒川小屋へと下ります。
2
ガスが濃く、風も強いので、悪沢岳への登頂はあきらめました。
分岐から荒川小屋へと下ります。
高山植物を保護するための柵が張ってあります。
地元の方々(?)の苦労が伝わってきます。
1
高山植物を保護するための柵が張ってあります。
地元の方々(?)の苦労が伝わってきます。
荒川小屋。ここも綺麗な小屋でした。
悪沢岳はパスしたものの、ここで次に登る予定の赤石岳のバッジを先に購入。
6
荒川小屋。ここも綺麗な小屋でした。
悪沢岳はパスしたものの、ここで次に登る予定の赤石岳のバッジを先に購入。
この日いちばんガスの抜けた景色。
今年はまともな晴れ間のない「山の日」になりました。
2
この日いちばんガスの抜けた景色。
今年はまともな晴れ間のない「山の日」になりました。
大聖寺平。風が強かったので雨具着用。
赤石岳までじっくりじっくり登っていきます。
2
大聖寺平。風が強かったので雨具着用。
赤石岳までじっくりじっくり登っていきます。
このへんにはまだ雪渓が残っています。
このへんにはまだ雪渓が残っています。
チングルマ。花が咲いているものと、花柱が羽毛状になっているものと、両方が混在していました。
2
チングルマ。花が咲いているものと、花柱が羽毛状になっているものと、両方が混在していました。
こちらはアオノツガザクラ。
1
こちらはアオノツガザクラ。
小赤石岳(3,081m)。
4
小赤石岳(3,081m)。
山と高原地図には「稜線の空中散歩」とありましたが、ガスと強風でひたすら無心に歩く空中散歩となりました。
3
山と高原地図には「稜線の空中散歩」とありましたが、ガスと強風でひたすら無心に歩く空中散歩となりました。
赤石岳(3,120m)。悪沢岳(3,141m)をパスしたので、本行程の最高地点。
天気は小雨、気温は16℃。風は5〜10m/sくらいだったと思います。
5
赤石岳(3,120m)。悪沢岳(3,141m)をパスしたので、本行程の最高地点。
天気は小雨、気温は16℃。風は5〜10m/sくらいだったと思います。
一等三角点「赤石岳」。
日本で最も標高の高い一等三角点です。
一応固定されていますが、これ、すぐに動いちゃうんじゃ・・・?
4
一等三角点「赤石岳」。
日本で最も標高の高い一等三角点です。
一応固定されていますが、これ、すぐに動いちゃうんじゃ・・・?
ガスの中にぼんやり見えた赤石岳避難小屋。
(言っちゃ悪いけど幽○屋敷みたい)
2
ガスの中にぼんやり見えた赤石岳避難小屋。
(言っちゃ悪いけど幽○屋敷みたい)
赤石岳からひたすら下り、百間平。なるほどたしかに広いです。
この後、百間洞山の家に着くと雨が降り出し、大雨の中をなんとか幕営しました。くたびれていたのか、記憶もちょっと曖昧です。
2
赤石岳からひたすら下り、百間平。なるほどたしかに広いです。
この後、百間洞山の家に着くと雨が降り出し、大雨の中をなんとか幕営しました。くたびれていたのか、記憶もちょっと曖昧です。
4日目。大沢岳と下限の月。
2
4日目。大沢岳と下限の月。
聖岳が見えています。
1
聖岳が見えています。
荒川・赤石も。
だいぶ周囲が見えるようになりました。
1
だいぶ周囲が見えるようになりました。
赤石岳から登る朝日。
3
赤石岳から登る朝日。
大沢岳と聖岳。
実はこのとき、ルートを間違えて大沢岳の隣の山を直登してしまっていました。リカバリーするのにハイマツやツガザクラを踏みつけてしまい、申し訳ありません。
2
大沢岳と聖岳。
実はこのとき、ルートを間違えて大沢岳の隣の山を直登してしまっていました。リカバリーするのにハイマツやツガザクラを踏みつけてしまい、申し訳ありません。
大沢岳直下のコルより飯田方面の雲海。
1
大沢岳直下のコルより飯田方面の雲海。
大沢岳(2,819m)。展望は本行程で一番だったと思います。
前日の雨を乗り切ったので、美しさ3割増しです。
11
大沢岳(2,819m)。展望は本行程で一番だったと思います。
前日の雨を乗り切ったので、美しさ3割増しです。
手前は中盛丸山。奥は兎岳と聖岳。
4
手前は中盛丸山。奥は兎岳と聖岳。
三等三角点「大沢岳」。
2
三等三角点「大沢岳」。
先日登った奥茶臼山。
意外とピークははっきりしてますね。
3
先日登った奥茶臼山。
意外とピークははっきりしてますね。
中盛丸山(2,807m)。
5
中盛丸山(2,807m)。
下から見る中盛丸山。
まさに「山」という感じ(漢字)。
5
下から見る中盛丸山。
まさに「山」という感じ(漢字)。
小兎岳(2,738m)。
ここからみる兎岳はとても立派です。
5
ここからみる兎岳はとても立派です。
今日のがんばりどころ その1。
2
今日のがんばりどころ その1。
コルから25分くらいかけて登り切りました。
兎岳(2,818m)。
5
コルから25分くらいかけて登り切りました。
兎岳(2,818m)。
三角点を探しに行く途中でライチョウ(雛)に遭遇。
3
三角点を探しに行く途中でライチョウ(雛)に遭遇。
三等三角点「兎岳」。
ここへはハイマツを踏み越えてこないといけないので、あまりいい気はしません。
三等三角点「兎岳」。
ここへはハイマツを踏み越えてこないといけないので、あまりいい気はしません。
兎岳山頂にて、タカネビランジ。
5
兎岳山頂にて、タカネビランジ。
タカネマツムシソウ。
マツムシソウは秋のイメージですが、それとは別種なんですね。
1
タカネマツムシソウ。
マツムシソウは秋のイメージですが、それとは別種なんですね。
兎岳避難小屋。
こちらはさすがに避難小屋っぽい。
兎岳避難小屋。
こちらはさすがに避難小屋っぽい。
トウヤクリンドウ。
やっぱり南アルプスは八ヶ岳よりもちょっと早めに咲くのかな?
2
トウヤクリンドウ。
やっぱり南アルプスは八ヶ岳よりもちょっと早めに咲くのかな?
聖兎のコル。
本日のがんばりどころ その2。
がんばりおやつ補給。
3
聖兎のコル。
本日のがんばりどころ その2。
がんばりおやつ補給。
コウメバチソウ。
1
コウメバチソウ。
小ーーっさく、百間洞山の家が見えました。
3
小ーーっさく、百間洞山の家が見えました。
こちらは毛がなく、萼片に鋸歯もあるのでイワギキョウでしょうか。判断が難しいところ。
3
こちらは毛がなく、萼片に鋸歯もあるのでイワギキョウでしょうか。判断が難しいところ。
ウサギギク。
兎岳とは関係がなく、葉っぱがウサギの耳に似ていることが名前の由来だそうです。
2
ウサギギク。
兎岳とは関係がなく、葉っぱがウサギの耳に似ていることが名前の由来だそうです。
ようやく到着、聖岳(3,013m)。
飯田市の最高峰です。
日本アルプス最南端の3,000m峰にして、日本の3,000m峰21座の中でもっとも低い山。
(ただし付属6座として立山連峰の雄山(3,003m)がありますが・・・。)
7
ようやく到着、聖岳(3,013m)。
飯田市の最高峰です。
日本アルプス最南端の3,000m峰にして、日本の3,000m峰21座の中でもっとも低い山。
(ただし付属6座として立山連峰の雄山(3,003m)がありますが・・・。)
奥聖へ向かう途中で、ライチョウの親子(なんと合計8羽も!)に遭遇。もっとも近くで撮れた1枚。
4
奥聖へ向かう途中で、ライチョウの親子(なんと合計8羽も!)に遭遇。もっとも近くで撮れた1枚。
親鳥と雛では大きさも鳴き声も違い、行動も違う(親鳥は周囲を警戒、雛は餌をついばむ)など、こんなにじっくりと観察できたのははじめてです。
2
親鳥と雛では大きさも鳴き声も違い、行動も違う(親鳥は周囲を警戒、雛は餌をついばむ)など、こんなにじっくりと観察できたのははじめてです。
花が咲いたあとのチングルマ。
2
花が咲いたあとのチングルマ。
こんな高所に生えるキノコもあるんですね。
1
こんな高所に生えるキノコもあるんですね。
奥聖岳(2,978m)。三角点はこちらにあります。
5
奥聖岳(2,978m)。三角点はこちらにあります。
三等三角点「聖岳」。
古い三角点の割に、とてもきれいに残っていました。
1
三等三角点「聖岳」。
古い三角点の割に、とてもきれいに残っていました。
帰り道でふたたびライチョウ。
親鳥は高所から周囲を警戒しています。
1
帰り道でふたたびライチョウ。
親鳥は高所から周囲を警戒しています。
ガスまみれの聖岳、その中で晴れっぽく撮れた1枚。
3
ガスまみれの聖岳、その中で晴れっぽく撮れた1枚。
聖平へと下ります。
この下り坂も地味にしんどかった。
聖平へと下ります。
この下り坂も地味にしんどかった。
小聖岳(2,662m)。
看板の文字がもはや読めません。
3
小聖岳(2,662m)。
看板の文字がもはや読めません。
薊畑付近まで下りてくると、きれいな花畑が。
こちらはタカネナデシコ。
1
薊畑付近まで下りてくると、きれいな花畑が。
こちらはタカネナデシコ。
ここにもマルバダケブキの群落。
ここにもマルバダケブキの群落。
フウロソウの仲間のようですが、正式な名前はわかりませんでした。ハクサンフウロは花弁にこんなに模様がついてないしなぁ。
1
フウロソウの仲間のようですが、正式な名前はわかりませんでした。ハクサンフウロは花弁にこんなに模様がついてないしなぁ。
薊畑。
読み方は「あざみばた」かな?
1
薊畑。
読み方は「あざみばた」かな?
シカにけっこうやられているみたいです。
シカにけっこうやられているみたいです。
イワインチン。
ミヤママンネングサ?
1
ミヤママンネングサ?
イブキトラノオの群落。
ここだけが柵で保護されていました。
1
イブキトラノオの群落。
ここだけが柵で保護されていました。
白色のフウロソウ?
1
白色のフウロソウ?
聖平から小屋までは木道を歩きます。
あとちょっと・・・。
5
聖平から小屋までは木道を歩きます。
あとちょっと・・・。
聖平小屋で受付を済ませると
小屋番さん「ウェルカムフルーツポンチをどうぞ〜」
私「え?私テントですけど?」
小屋番さん「テントの方もいいですよ〜。たくさん食べてくださいね♪」
私「ええ?えええ〜〜〜〜!?」

ここに来て(おそらく缶詰とはいえ)果物を食べられるという衝撃。これは本当に嬉しかったです。
18
聖平小屋で受付を済ませると
小屋番さん「ウェルカムフルーツポンチをどうぞ〜」
私「え?私テントですけど?」
小屋番さん「テントの方もいいですよ〜。たくさん食べてくださいね♪」
私「ええ?えええ〜〜〜〜!?」

ここに来て(おそらく缶詰とはいえ)果物を食べられるという衝撃。これは本当に嬉しかったです。
聖平小屋。
連休中日ということもあってか、とても混んでいました。
8
聖平小屋。
連休中日ということもあってか、とても混んでいました。
5日目。夜中は降っていたものの、3時頃には星空が見えていました。
5
5日目。夜中は降っていたものの、3時頃には星空が見えていました。
朝焼け?
上河内岳の肩。ここから空身で上河内岳を往復します。
3
上河内岳の肩。ここから空身で上河内岳を往復します。
上河内岳山頂(2,803m)。やっぱりガスっています。
3
上河内岳山頂(2,803m)。やっぱりガスっています。
肩まで下りてきたところでガスが晴れる。
聖岳がよく見えています。
10
肩まで下りてきたところでガスが晴れる。
聖岳がよく見えています。
今日はこちら方面へ。
2
今日はこちら方面へ。
イワヒバリ。
ライチョウよりも警戒心が強く、容易に近付けません。
1
イワヒバリ。
ライチョウよりも警戒心が強く、容易に近付けません。
奇岩竹内門(←なんて読むんでしょう?)。
1
奇岩竹内門(←なんて読むんでしょう?)。
アップダウンを繰り返し、茶臼小屋の分岐に到着。
山バッジを求め、再び空身で小屋へ下ります。
1
アップダウンを繰り返し、茶臼小屋の分岐に到着。
山バッジを求め、再び空身で小屋へ下ります。
ここも比較的きれいな小屋。
お目当ての聖・光のバッジはありませんでした。
2
ここも比較的きれいな小屋。
お目当ての聖・光のバッジはありませんでした。
茶臼岳(2,604m)。
わりと近くに見えるんですが、登りが意外ときつかった。
1
茶臼岳(2,604m)。
わりと近くに見えるんですが、登りが意外ときつかった。
ホシガラス。
このあと幾度と出会いました。
1
ホシガラス。
このあと幾度と出会いました。
茶臼岳の山頂もいまいちな展望。
4
茶臼岳の山頂もいまいちな展望。
仁田池。
ここからは木道を歩きます。
1
ここからは木道を歩きます。
水たまりに沈んだ木道。
すれ違った人が「昨日はこんなじゃなかったのにな〜」と言っていました。
下もぬかるんでいるらしく、歩くと木道が沈みます。水没しなかっただけマシですけどね。
1
水たまりに沈んだ木道。
すれ違った人が「昨日はこんなじゃなかったのにな〜」と言っていました。
下もぬかるんでいるらしく、歩くと木道が沈みます。水没しなかっただけマシですけどね。
茶臼岳から30分で希望峰(2,502m)。
三たび空身になり、仁田岳を目指します。
3
茶臼岳から30分で希望峰(2,502m)。
三たび空身になり、仁田岳を目指します。
ハイマツ帯を歩くこと15分で仁田岳(2,524m)に到着。
3
ハイマツ帯を歩くこと15分で仁田岳(2,524m)に到着。
三等三角点「仁田岳」。
山頂より10mほど南のハイマツ帯の中にあります(踏み跡あり)。
3
三等三角点「仁田岳」。
山頂より10mほど南のハイマツ帯の中にあります(踏み跡あり)。
希望峰に戻り、易老岳へ。
ここから樹林帯に入り、いままでの稜線とはガラッと雰囲気が変わります。植生だけで言えばここらへんから深南部と言えるかも。
1
希望峰に戻り、易老岳へ。
ここから樹林帯に入り、いままでの稜線とはガラッと雰囲気が変わります。植生だけで言えばここらへんから深南部と言えるかも。
易老岳(2,354m)。
下にある看板は池口岳のそれと同じみたいですね。
3
易老岳(2,354m)。
下にある看板は池口岳のそれと同じみたいですね。
歩きにくい道(雨水が流れ、深く掘られた道)を抜け、三吉平まで来ました。ここから本日最後のがんばりどころ。
1
歩きにくい道(雨水が流れ、深く掘られた道)を抜け、三吉平まで来ました。ここから本日最後のがんばりどころ。
雨が降り出したこともあり、この登りは大変だった。
いつも以上にペースを落として歩きました。
1
雨が降り出したこともあり、この登りは大変だった。
いつも以上にペースを落として歩きました。
静高平まで来ると雨が上がり、勾配も緩くなって歩きやすくなりました。
静高平まで来ると雨が上がり、勾配も緩くなって歩きやすくなりました。
とはいえ、小屋まではもうひとふんばり。
1
とはいえ、小屋まではもうひとふんばり。
木道を抜けて・・・。
1
木道を抜けて・・・。
最後の幕営地、光小屋に到着!
6
最後の幕営地、光小屋に到着!
テントを張っていると晴れ間も見えてきたので、空身でイザルガ岳(2,540m)を往復。
2
テントを張っていると晴れ間も見えてきたので、空身でイザルガ岳(2,540m)を往復。
火山帯みたいな山頂ですね。
(小浅間山がまさにこんな感じだった気がします)
6
火山帯みたいな山頂ですね。
(小浅間山がまさにこんな感じだった気がします)
細長く割れた石がとても目立ちます。
1
細長く割れた石がとても目立ちます。
夏らしい雲。
このあと降られたのは言うまでもありません。
2
夏らしい雲。
このあと降られたのは言うまでもありません。
6日目。御来光前の1枚。
先へ進むことを優先したので、御来光は断念しました。
4
6日目。御来光前の1枚。
先へ進むことを優先したので、御来光は断念しました。
光岳(2,591m)に到着。たしかに地味な山頂ですが、思っていた程ではありませんでした。
4
光岳(2,591m)に到着。たしかに地味な山頂ですが、思っていた程ではありませんでした。
三等三角点「光岳」。
点の記によると、点名は「てかりだけ」ではなく「ひかりだけ」だそうです。
2
三等三角点「光岳」。
点の記によると、点名は「てかりだけ」ではなく「ひかりだけ」だそうです。
すぐ近くの展望台より、今日のルートを眺める。
ようやく池口岳が見えるところまで来ました。
2
すぐ近くの展望台より、今日のルートを眺める。
ようやく池口岳が見えるところまで来ました。
ここにも古い三角点が。
「御料局三角点」。裏には「四等」と書かれていました。
御料局とは皇室の所有地(御料林など)を管理する部署だそうです。ということは、これは測量標よりも境界杭に近いものでしょうか。
2
ここにも古い三角点が。
「御料局三角点」。裏には「四等」と書かれていました。
御料局とは皇室の所有地(御料林など)を管理する部署だそうです。ということは、これは測量標よりも境界杭に近いものでしょうか。
光石に登る。
その場で調べなかったのですが、おそらくヒメシャジンかと。
その場で調べなかったのですが、おそらくヒメシャジンかと。
光石からの空。天気が持ってくれるといいなぁ。
8
光石からの空。天気が持ってくれるといいなぁ。
さあここから深南部です。
2
さあここから深南部です。
さすがに踏み跡は薄い。でもまったく不明瞭というわけでもありません。
1
さすがに踏み跡は薄い。でもまったく不明瞭というわけでもありません。
下っている途中で視界が広がったので、あらためて進むルートを確認。
2
下っている途中で視界が広がったので、あらためて進むルートを確認。
このあたりがいちばん迷いやすいところ。
RF力が問われます。
2
このあたりがいちばん迷いやすいところ。
RF力が問われます。
踏み跡が覆われてわかりにくい。
4
踏み跡が覆われてわかりにくい。
いくつかのピークを越えて、加加森山(2,419m)に到着。
二等三角点「加加森」。
2
いくつかのピークを越えて、加加森山(2,419m)に到着。
二等三角点「加加森」。
2,312mピーク付近。
このあたりは完全に踏み跡が消えています。
基本的に尾根伝いに歩きます。
2
2,312mピーク付近。
このあたりは完全に踏み跡が消えています。
基本的に尾根伝いに歩きます。
崩壊地。ちょっと足元がわかりにくい。
2
崩壊地。ちょっと足元がわかりにくい。
2,179mピーク付近。
写真ではわかりにくいのですが、狭い(50〜100cm)尾根道を、シャクナゲと針葉樹が覆っています。足元要注意。
2
2,179mピーク付近。
写真ではわかりにくいのですが、狭い(50〜100cm)尾根道を、シャクナゲと針葉樹が覆っています。足元要注意。
振り返って加加森山。
2
振り返って加加森山。
最後の直登を乗り越え、やっとのことでジャンクションまで来ました。
ここからは知っている道ということもあり、安心感も。
長めの休憩を取り、空身で池口岳へ向かいます。
3
最後の直登を乗り越え、やっとのことでジャンクションまで来ました。
ここからは知っている道ということもあり、安心感も。
長めの休憩を取り、空身で池口岳へ向かいます。
北峰(2,392m)。
昨年のベストスポットから。
今日はガスが湧いてきていて、ベストショットとはならず。
5
昨年のベストスポットから。
今日はガスが湧いてきていて、ベストショットとはならず。
南峰(2,375m)。
ここに来るだけで靴の中がずぶ濡れに。
草つゆ恐るべし。
2
南峰(2,375m)。
ここに来るだけで靴の中がずぶ濡れに。
草つゆ恐るべし。
三等三角点「十釈迦」。
こんな名前がついているということは、池口岳も信仰の山だったんでしょうか。
1
三等三角点「十釈迦」。
こんな名前がついているということは、池口岳も信仰の山だったんでしょうか。
ジャンクションからの下り。
あちこちにクモの巣があります。どうやら今日はまだ誰も登っていない様子。
1
ジャンクションからの下り。
あちこちにクモの巣があります。どうやら今日はまだ誰も登っていない様子。
2時間以上下って、ようやく黒薙(1,837m)。
2
2時間以上下って、ようやく黒薙(1,837m)。
三等三角点「黒薙」を探したのですが、どうやら崖の崩落とともに落ちてしまったようです(少なくとも2013年9月には現存していた記録あり)。保護石らしき石がひとつだけ残っていました。
崖下を覗いてみたものの、それらしきものは見当たらず。正直、とても残念です。
1
三等三角点「黒薙」を探したのですが、どうやら崖の崩落とともに落ちてしまったようです(少なくとも2013年9月には現存していた記録あり)。保護石らしき石がひとつだけ残っていました。
崖下を覗いてみたものの、それらしきものは見当たらず。正直、とても残念です。
そろそろ膝が痛くなってきましたが、ゴールを目指してひたすら下りていきます。
2
そろそろ膝が痛くなってきましたが、ゴールを目指してひたすら下りていきます。
三等三角点「入山」。
登山道から少し外れています。
1
三等三角点「入山」。
登山道から少し外れています。
ようやく、ようやくここまで来た!
長かった〜〜〜!!
3
ようやく、ようやくここまで来た!
長かった〜〜〜!!
足はもうガタガタ。登山靴もずぶ濡れ。
帰りの運転は特に気を遣いました。
このあと温泉に行って、1週間分の汗を流しました。歩いていてもわかるほど臭っていたので、周囲の方々(お盆なのでとても混んでいました)には本当に申し訳なかったです。
8
足はもうガタガタ。登山靴もずぶ濡れ。
帰りの運転は特に気を遣いました。
このあと温泉に行って、1週間分の汗を流しました。歩いていてもわかるほど臭っていたので、周囲の方々(お盆なのでとても混んでいました)には本当に申し訳なかったです。
※8/16追記
なんとヤマレコさんの公式Facebookページでこの記録を紹介していただきました。
嬉しいやら照れ臭いやらで複雑な気持ちですが、多くの方に記録を見ていただけて本当にありがたいです!
8
※8/16追記
なんとヤマレコさんの公式Facebookページでこの記録を紹介していただきました。
嬉しいやら照れ臭いやらで複雑な気持ちですが、多くの方に記録を見ていただけて本当にありがたいです!

装備

備考 【持って行って良かったもの】
○Platypus ソフトボトル 1L
空になったときに折り畳めて、収納スペースを節約できるのが大きかったです。
こいつを2本と、nalgeneの1L×2を持って行きましたが、Platypusを3本にすればよかったかも。

◯finetrack フラッドラッシュ スキンメッシュ
言わずと知れた、ファイントラックのドライレイヤー。こいつを着てるだけで全然汗冷えを感じませんでした。稜線で風が吹いて「寒い」という感覚はあっても、凍えるほどではなく、少し歩けばすぐに寒さは消えました。買ってから5年以上経ち、あちこちほつれてきましたが、まだまだ現役。

○mont-bell O.D.ガベッジバッグ
ザックのどこにでも取り付けられて、空気を抜いて圧縮できるので、純粋にスタッフバッグとして優秀でした。難点はいかにもゴミ袋という印象のイラストが描かれているところ。

○高山植物図鑑
文庫本サイズの「高山植物ポケット図鑑(増村征夫著)」をウエストバッグに入れていました。正直、植物図鑑としてはダントツで優秀だと思います。知らない花をサッと調べられて、花と図鑑の当該ページとを一緒に写真に残せたので、あとで写真の整理がとても楽でした。

○折りたたみ傘
折りたたみ傘&雨具ズボンの組み合わせは、片手が塞がれてしまうものの、ほとんど身体が濡れず、しかも蒸れにくいのでメリットのほうが大きいです。樹林帯ではこのほうが快適だと個人的には思います。(かつて屋久島で1日中降られたときも、この方法で比較的快適に過ごせました。)

○携帯トイレ
少々生々しい話になりますが・・・。
今回の山行に限らず「出発前には出なくても踏ん張る」を徹底してはいたのですが、今回はいちどだけどうしても我慢ができなくなり、登山道の陰で携帯トイレを使用。袋で密閉したらまったく臭わず。「持ってきてよかった」と心底思いました。

【要らなかったもの】
△食料・行動食
はっきり言って多すぎました。最終的に4〜5日分は余ってたかも。
アルファ米やFD食品をもっと活用すれば、2〜3kgは軽くなってたはず。

△帽子
必要なときは手ぬぐいをかぶっていたので、帽子はまったく使用しませんでした。
帽子にもタオルにもなり、緊急時には三角巾代わりにもなる手ぬぐいの方が便利ですね。

△サングラス
荒天の日が多かったこともあり、まったく使いませんでした。

△折りたたみ椅子
テント場でのんびりするのにいいかなと思い、持っていきましたが、実際テント場に着いたらテント張ったり小屋周辺を探検したりで忙しく、それ以外の時間はテント内で身体を休めていました。足が疲れていると、座るより横になっているほうが楽ですね。

感想

もともと6泊7日の予定で入山したのですが、2日目の塩見岳往復が空身(サブザックに水と行動食のみ)でかなり素早く行動できたのを機に少しずつ移動距離を伸ばし、結果的に1日短縮して下山できました。(当初の下山予定日(15日)は下界で終日雨だったので、結果オーライです。)

天気はほぼ毎日、朝は晴れ、日中は曇り(ガス)、夕方から雨という感じ。今年の夏は本当に太平洋高気圧が仕事をしませんね。もうちょっと午後晴れてくれてもいいんじゃないかと思いますけど、まぁ自然が相手じゃしょうがないです。

反省点としては、やっぱり食料が重すぎました。
個人的に「できるだけアルファ米に頼らず炊きたかった」のもありますが、アルファ米とFD食品をもっと活用しても良かったと思っています。装備に関しては今後の長期山行のいい叩き台になるといいな。

あとはとにかく、最後まで無事に歩き切れたことに、ただただ感謝です。

2日目の小河内岳避難小屋が快適だったこと、3日目がずっとガスまみれだったこともあり、3日目は朝から頭が下界に帰りたいモードになっていたのですが、自分で決めたことはちゃんとやりきれ!と自らに喝を入れながら前岳までの3時間の登りを突破、その後は歩き切ってやるという気持ちが強くなっていたように思います。

そのかわり、「しんどい」という言葉だけは解禁(笑)
行動中、計100回くらいは言ってたかもしれません。ですがそのおかげで最後まで歩き切ることができたとも思っています。ネガティブな感情を吐き出すことで、ネガティブさを吹っ飛ばす、毒を持って毒を制すといったところでしょうか。

あと、荒川岳(悪沢岳)は天候が悪くて登頂を断念、赤石岳もぜんぜん景色が見られなかったので、この2つはいつか登り直しに行きたいですね。今度は椹島から行ってみようかな。(ちなみにもし今回登っていたら、今後再び南アルプスを歩くことがあったかどうか疑問でした。悪沢岳に登らなかったのも今ではいい判断だったと思っています。)

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:9929人

コメント

歩ききりましたね,お疲れさまでした
w-chariderさん,こんにちは。
8/9に,三伏峠のテン場でお隣同士。
そして翌8/10は,相前後しながら塩見岳まで登った者です。

池口岳まで無事に縦走されたんですね。お疲れさまでした。
今年の夏はすっきりと晴れる日がなく,
僕たちが南アにいたこの1週間も,ひどく崩れることもなかったけど,スカッとした日もなかったようですね。

8/11は「w-chariderさんと悪沢岳あたりでまた会えるかも…」と思ってましたが,
確かにあのガスでは,悪沢をピストンする価値はなかったでしょう。

ボクもおかげさまで,なんとか予定どおりの行程を歩き,無事に下山しました。
でも,眺望が今イチだった蝙蝠岳はいつか再訪したいです。

また,南アルプスあたりでお会いすることがあるかもしれませんね。
楽しみにしています。
2017/8/15 17:06
Re: 歩ききりましたね,お疲れさまでした
hushiyamaさん、その節はお世話になりました。
そちらも塩見岳、小河内岳と、展望のきく場面があったようで、そして無事に下山できたようで何よりです。
南アルプスは気軽に登れる山・・・とまではいきませんが、曇ったり降られたりしてもまたチャレンジしてみたくなる、そんな山域ですね。いつかまた、どこかの山でお会いしましょう。
2017/8/15 20:50
やりましたね。
聖はもとより光までかなと思いましたが
池口下山でしたか。下山計画も下見済みでさすがです。
一時降られたようですが、停滞することもなく
想い描いていた山行が出来たのではないでしょうか。
 赤石から聖方面は歩いたことがないので、
いつか私も歩いてみたいところです。
改めて、お疲れ様でした。
2017/8/15 19:48
Re: やりましたね。
TYSさん、塩見岳ではありがとうございました。
実を言うと、さらに深南部まで行きたかったのですが、それはさすがに盛り込みすぎだろうということで、いちど歩いたことのある(かつ、易老渡よりはアプローチが楽な)池口岳をゴールにしました。天気はイマイチでしたが、日中あまり降られなかったのがせめてもの幸いですね。
赤石〜聖間はアップダウンが激しいので、体力的にかなりの難所でした。ですが晴れれば最高の展望です!

また9月によろしくお願いします。
2017/8/15 20:59
大縦走おつかれさまでした
聖平から易老岳まで、ワタシはw-chariderさんの1.5日ほどあとを追いかけていたようです。
ワタシは1泊でもヒーヒーです。5泊とはその意欲・体力がうらやましいばかりです。
来月はよろしくです。
2017/8/16 15:41
Re: 大縦走おつかれさまでした
yama-takeさん、ありがとうございます。
体調のほうはいかがですか。来月よろしくお願いします。

体力的にはともかく、もしかしたら来年からはこれだけの休暇が取れる機会もないのではと思い、今回の山行を決行した次第です。登れるときに登っておかないと、と思っています。(無理はしすぎないようにと注意はしていますが。)

でもさすがにテント5泊はしんどいですね(笑)
2017/8/16 19:05
素晴らしい山歩きです
おはようございます。
やりましたね。
塩見から池口まで、南アルプスの大縦走お疲れさまでした。
数々の美しい写真を拝見し、自分も歩いた気になるとともに、自分ではできない記録に大きく憧れました

本当に凄い記録です。心から拍手です
2017/8/17 5:52
Re: 素晴らしい山歩きです
totokさん、ありがとうございます。
数々の運に恵まれて、歩ききることができました。
実は達成感よりも疲労感のほうが大きかったりするのですが・・・(笑)

9月にご都合がつきましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
2017/8/17 9:08
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 塩見・赤石・聖 [6日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら