大雪山(旭岳)〜トムラウシ〜十勝岳(姿見駅〜十勝岳温泉)


- GPS
- 73:46
- 距離
- 64.3km
- 登り
- 4,206m
- 下り
- 4,530m
コースタイム
7月19日(土):白雲岳テン場0513-0817忠別岳-0957五色岳-1055神遊びの庭-1130ヒサゴ沼分岐(1つ目)-1211日本庭園-1406北沼-1451トムラウシ山頂1515-1542南沼キャンプ場(テン泊)
7月20日(日):南沼キャンプ場0411-0613三川台(さんせんだい)-1101カブト岩-1135双子池キャンプ場1150-1420オプタテシケ山1430-1715美瑛富士避難小屋(小屋泊)
7月21日(月):美瑛富士避難小屋0426-(雪渓下で給水)-0641美瑛岳分岐-0906十勝岳0950-1055上ホロカメットク-1119かみふらの岳-1312十勝岳温泉(凌雲閣)
登行Data(GPS Data+10mメッシュ標高)
水平距離 累積標高(+ -)
Day-1: 10.8km, +1,151m, -691m
Day-2: 20.7km, +1,189m, -1,182m
Day-3: 19.4km, +1,555m, -1,877m
Day-4: 13.2km, +1,060m, -1,410m
合計= 64.1km, +4,955m, -5,210m
天候 | 7月18日(金):曇のち雷雨のち曇り 7月19日(土):晴れのち曇り 7月20日(日):晴れのち曇り 7月21日(月):曇りのち快晴(一時ガス) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
復路:十勝岳温泉(凌雲閣)から上富良野町営バス(500円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
(1)危険箇所について このルートは全体的になだらかで急登や急降下は少ないので危険を感じる箇所は特にないが、強いてあげると下記地点は慎重に。 .肇爛薀Ε兄劃困悗遼綿からの最後のアクセス 大岩を飛び越える場面あり。失敗すると岩の間に落ち込むので怪我かしばらく出て来れない可能性あり慎重に。(私は下山方向と間違えてしまい3度通過するうちに多少慣れましたが、初回は少し緊張しました) ▲プタテシケのニセ山頂2つ目。 細い岩場の登り降りとなっており、岩場は三点確保を確実にする等慎重にいけば問題はない。 H瑛岳西側の爆裂火口周辺 基本的には火口の外側に巻き道があり、見た目ほど危険な印象はないが、一部火口を覗き込むような箇所があり、そこは岩角を掴む等三点支持を確実にすれば問題はない。 (2)雪渓の状態について コースを通してアイゼンの必要を感じた場面はない。 例年の記録を参考に軽アイゼンを持参したが出番なし。オプタテシケの登りでも雪渓歩くのは5mトラバース箇所のみなのでアイゼンは不要であった。ただし、雪渓のトラバース箇所は何度かあり、滑ったら下までの場面もあるので、心配なら軽アイゼンを持参もあり、とは思います。 (3)水場 ・白雲岳避難小屋、南沼キャンプ場、双子池キャンプ場は雪渓から多量に流水が得られる。雪渓がある限り当面は大丈夫と思う。 ・美瑛富士避難小屋の水場は枯れている。5月で既に枯れたとの情報もあり。(昭文社の山と高原地図には7月で枯れることあり、と書かれているが・・・) 美瑛富士分岐方向に約20分登った雪渓で流水が得られる。雪渓出会いから3分ほど下ったところで潤沢に出ている。 ・北海道はエキノコックスがあるので要煮沸と書かれているが、99.9%以上ウイルス・細菌を濾過する性能を持った濾過器(フィルター)でも代用可能との意見多数。安価で性能の低いフィルターでは不十分と思われる。 (4)十勝岳温泉の凌雲閣の温泉はポンプ故障中。 ・私が行った21日(月)午後は温泉くみ上げ用ポンプが故障しており冷泉であった。 ・ただし、料金は半額の400円。 ・ジャグジーやシャワーなどはお湯が出るので汗を流すには支障なし。 (5)下山後 ・上富良野町はラベンダー発祥の街(?)として、観光誘致を盛んに行っている。 ・駅東の日の出公園にはラベンダーが沢山植えられており、北海道の涼しい風を浴びながら、まったり午後を過ごすのも優雅な気分に浸れる。 ・食事なら、上富良野駅の西側すぐの「第一食堂」がお勧め。山屋も多数お世話になってる模様。何より美人女将や地元の方々との人情味あるれるふれ合いや風情がよい。 |
写真
美瑛岳の右奥はトムラウシ。左奥に大雪・旭岳の姿もみえています。この稜線をずっと歩いてきたんですね。
この男の子は10歳くらい。お父さんは大雪から十勝の縦走や、石狩岳〜十勝の縦走7日間も経験があるそうです。
長かった縦走もここで終わりです。
嬉しいような悲しいような。。。
温泉をあげるポンプ故障につき、冷泉になってました。
半額だけど、ジャグジーやシャワーはちゃんとお湯になってました。
感想
海の日の連休に当初計画した北ア北西部は、梅雨の雨マークのため、急遽晴れマーク続きの北海道へテント担いで行くことに。
で、どうせ行くなら、と欲張って百名山3山縦走を計画した。
このコースはヤマレコでも多数が4日ないし5日で歩かれている。十勝岳から北行で歩かれている方もいるが、より多数が歩かれている大雪から南行きで計画。関東から航空機アクセスだと黒岳は遠いので旭岳から、それも楽してロープウエーアクセスも致し方なし、とした。
それでも、4日だと連日の長丁場となり、17〜18kgの重荷を背負う私にとって天候や熊の以外で下記ペースが課題であった。
初日、白雲岳避難小屋まで夕方に到着すること。
2日目、ロックガーデンからトムラウシ登りをこなす(南沼キャンプ地まで)こと。
3日目、オプタテシケ登り600mをこなす(美瑛富士避難小屋まで)こと
初日は一時大雨+雷にも遭遇したが、1時間ほどで止んでくれた。旭岳以外は大したアップダウンもなく、大雪山のお花畑を楽しみながら、夕方までに白雲岳避難小屋(テン場)に到着。CT6時間のところ5時間程度であった。
2日目は、忠別岳までの高根ヶ原は大平原をお花畑など楽しみながらのんびり歩いたが、ロックガーデンの通過には予想以上にエネルギーを消耗した。大岩を飛び越える区間が長く、バランスのよくない私は特に下りで時間がかかる。5年前の9人遭難事故の際も強風と雨でロックガーデンの通過に時間がかかったというが、ここで強風で煽られたら進むのは大変だろう。北沼では遭難事故で亡くなった9名の方々へ心の中で合掌しつつ、自身の安全も祈願。トムラウシの登りは長丁場の最後の登りは足が上がらず予想以上に時間がかかる。結局CT 10時間どおりながら、前半で稼いだ貯金(時間)をトムラウシの登りで吐き出した感じ。寝坊で1時間遅れたことも反省。
3日目は、双子池まで下り基調とはいえ、コスマヌプリなど150mほどの登りが幾つもあり前日の反省もあり抑え気味に歩くが意外と消耗する。極めつけはやはりオプタテシケへの600m登り。疲れの溜まる長丁場の終盤だけあって足があがりづらい。宿泊予定の美瑛岳避難小屋の水場が怪しいため1.5L水を余分に担いだのも負担になった。誤算は途中で右足首を痛めたこと。途中で出会ったレンジャー男女2人が飛ぶように抜かしていくのをみて、無謀にも真似したところ、案の定 右足首の関節を痛めてしまった。以後右足に体重がかけられず不安な歩きとなった。CT 13時間半のところ13時間。やはり前半の貯金をオプタテシケ登りで吐き出した感じ。
4日目は、天候にも恵まれ、十勝連山の火山性の稜線を快晴のなか堪能することができた。公共交通機関を使う宿命として、最後バスの時刻にあわせて速足で下ったため(いつものことながら)、十勝岳温泉(凌雲閣)到着時、足の裏が猛烈にヒリヒリ。凌雲閣はあいにく温水ポンプ故障とのことで、ぬるま湯に浸かる羽目になったが、料金が半額でジャグジーやシャワーは暖かかったのが救いであった。
全体を通じ、まずまずの天候にも恵まれ、絶景と沢山の花に愛でられながら計画どおり長丁場の縦走が完遂できたことは、4年前に病気で歩けなくなった自分にとってリハビリの集大成ともいえる意義のある歩きとなった。バランスはまだ完調とはいえないが、日々精進してゆきたい。
北海道の山歩きとしてヒグマとの遭遇はできれば避けたいところではあるが、白雲岳小屋番さん曰く「大雪のヒグマは草食系」とのコメントで、鈴を鳴らしながらではあるが、単独でも比較的安心して(?)歩くことができた。
水場の問題も、濾過器を持参すれば煮沸の手間が省ける。100%ではないにしても、99.99%ウイルス・細菌類を除去できる性能はありがたい。(安価な濾過器はフィルター性能低いので要注意)
縦走後、上富良野に下山したが、バス待ちで少し時間あったので近くのラベンダー(日の出)公園へ。真夏の太陽が照る付けるなか、爽やかな北海道の風でのんびりと午後を過ごす。その後、地元の方々も集まる駅前の「第一食堂」で道産子の温かい人情の機微に触れられたことは、縦走後の満喫間を更に充足させるものとなった。富良野周辺には今回歩けなかった富良野岳、芦別岳などいい山もまだ沢山あることから、機会をみて再訪してみたい。
以下、自分の記録も兼ねて詳細(長文失礼)です。
<1日目>
羽田空港から旭川まで始発便で飛ぶ。富士山の影が後方に見えるが途中は雲海で山は見えず。
旭川空港は薄曇りながら晴れていて30℃近く思ったより暑い。
ガス缶を空港の総合案内所で仕入れ、バスで旭岳温泉、旭岳ロープウエーで姿見駅へ。
給水等準備し11時半過ぎスタート。
この辺は観光客の方が多いくらい。中国人の観光客が多数きている。
地元の女子高生が団体登山中。聞くとロープウエーを使わず下から登って、元気な人は山頂を目指すという。
姿見の池までは観光地の風情。
姿見の池では噴気口が見える。
ここの鐘を記念に鳴らす。
時間に余裕ないので望遠で撮影し先を急ぐ。
先の高校生はほぼここでUターンの様子。
この先は登山者の世界。歩く人が急に少なくなる。
下山してくる方10名とすれ違っただろうか。これから登るというと午後天候悪化の予報だから注意してね、と皆にねぎらわれる。遠くで雷がゴロゴロ鳴り始めている。
しばらくで六合目標識。旭岳の標高の6/10より高い感じだな。姿見駅から山頂までを1/10で刻んでいるのだろうか、など意味もなく考えながら登る。
と、パラパラ雨が降ってくる。よくみると白いものが混じっており、ヒョウのようだ。この時期にヒョウとはさすが大雪。
強まる気配に早めに雨具上下を着込んだ途端、強烈なシャワーのような大雨。強風もあり横殴りのシャワー。防水スプレーしてきてよかったな。気持ちよく雨水をはじいてくれる。
雷は雲の中からひっきりなしに鳴っている。ただし、雲中の放電や落雷はしていない模様。
と小学生の団体40人くらいだろうか。4,5人の先生に連れられ2,3グループに分かれて下山してくる。
皆、不安気な表情だがちゃんと雨具上下を着込んでおり偉い。「こんにちは〜!」と元気よく挨拶してくれる。
引率の先生と少し立ち話。この雷雨だから下山した方がよいと勧められるが、様子みながらボチボチ行くよと生返事。
自分の背丈より高い岩などに極力沿って歩く。
九号目で初老のご夫婦が下山してくる。聞くと、この先の稜線は隠れるところなく、雷がホント気持ち悪かったとのこと。
雨足と雷は少し遠のいてきた感じだが、稜線を慎重に歩く。
いきなりの落雷もあるからな、などと思いながらも進んでしまう「コッソリ百名山」な自分が若干怖い・・・。
旭岳は真っ白な絶景なので、山頂標識だけ撮影し即下山。
5分ほど下ると少しずつガスが取れてきたようで、近隣の山が時折見え隠れ。少し足場の悪いザレ場もあるが慎重に。
その下で200mほど雪渓下り。ヒールステップ刻めばアイゼンは不要。
この頃から雷が遠のいているのが分かる。
振り返ると、後続の方が数名降りてきている。
その先でお花畑が点在する。
なだらかな稜線を進む。
「御鉢平」を取り囲むように大雪の山々が綺麗に見える。
雲天だが見えてよかった。
ところどころコマクサも綺麗に咲いている。
ここで同方向の私含め4名。聞くと皆、十勝岳まで縦走の計画だと言う。
北海岳から右(南東へ)に折れるとまたお花畑の連続。
キバナシオガマは大雪の固有種らしい。
エゾコザクラのピンクなどが飛び飛びに連続する。
白雲岳の岩山が眼前に迫る。左手から1時間足らずで往復可能だが今回はパス。
その先で雪渓が出てくると、先に白雲岳避難小屋とテン場がオアシスのように見えてくる。
手前の渓流沿いには多数の花が咲いている。エゾキンバイやハクサンイチゲなどは圧巻。
しばし写真撮影ののちテン場へ。
この日は約10張くらいだろうか。小屋は50人ほどで結構一杯であった。
小屋番さんが「熊が見える」、というので望遠鏡で見せてもらうと、2頭一段下の雪渓の周りで食事中。
小屋番さん曰く、ここまで上がってくることは先ずないし、大雪の熊は基本的に「草食系」なので「出会いがしら」以外で襲われることはまず無いという。(道南の熊は人間を「食い物」と思っているらしく要注意。) ちなみにテン場で熊の事故はゼロとのこと。水場は雪渓から小川のように潤沢に流れ出ている。透明無臭な水ではあるが、要煮沸。私は持参の濾過機(Katadyne Hiker)で翌日分あわせ3L採取。
大雪の夜は恐らく10℃以下と思ったより寒く、夜半何度か目覚めたが、マイナス7℃シュラフで温まることができた。
。
<2日目>
さて、翌朝。
直前に購入した腕時計は10秒しか目覚ましが鳴らず、疲れもあって起きれず1時間以上遅刻。
マイブームのフルグラとコーヒーをそそくさとかきこみ5時半スタート。
テン場は既に半分くらいスタートしている。
今朝は快晴で、これから行く忠別岳、トムラウシの王冠もテン場から綺麗に見えている。
進むにつれ、拡がる台地が目の前に。
大雪で横の拡がりを感じることができる、とはまさにこのこと。
十勝岳まで縦走の2名も前後して歩いている。
点在するお花畑で、コマクサなどなど楽しみながら平坦な大地を踏みしめ歩く。
忠別沼はすばらしいお花畑。チングルマなどが群生している。
忠別岳までは緩いがしかし長い登り。
時折振り返って広大な大地に見入る。
忠別岳の山頂からはだいぶ雲があがってきたがトムラウシの山頂部だけがみえている。
次に上がってこられた方と写真を撮りあい、小休止のあと先に進む。
一旦下ったところにある忠別岳避難小屋が見えてくる。
縦走路から少し離れているため実物を確認はできなかったが、ロケーションは格別な様子。
鞍部から登ったところが五色岳。最後、北斜面の湿った急登は滑りやすいので慎重に。
晴れているとトムラウシなどの絶景ポイントらしいが、ガスで真っ白。
少し休憩ののち先を進む。
五色岳の分岐は直進すると石狩岳方面へ行ってしまうので、標識表示をよく確認した方がいいかも。
私は先行2名とそちらから2名が上がってきたので危うく石狩岳へ向かうところだった。
その先、「神遊びの庭」まではアップダウンの少ない稜線歩き。終盤、木道も出てきて歩きやすい。
化雲岳は時間の関係でパス。「神遊びの庭」を直進すると大きなお花畑が拡がっている。のんびり眺めながら小休憩。
その先でヒサゴ沼分岐(1つ目)。時間的には昼前だから予定どおり南沼まで歩いていこう。
一旦下ったヒサゴ沼分岐(2つ目)では、男性4人がザックをデポしトムラウシまでピストンの準備中。ここから日本庭園までは結構な急登。身軽な4名にどんどん置いて行かれてしまう。日本庭園はその名前どおりの雰囲気のある場所。木道もあり歩きやすい。その先で天沼。お花畑になっているので小休止。先行の4名はそのままロックガーデンへ。
ロックガーデンは、結構な大岩を飛び越えていく。岩の間に落ちたら出てくるのに時間かかりそうなので慎重に。十勝岳から三川台のテン場で1泊したという単独女性と少し立ち話。熊やルートの情報を頂くが、思ったより大変ではなさそうなので少し安心。今日は忠別岳避難小屋だというが無事に到着されただろうか。
一旦下ってから岩がちな急登。ここもバランスのよくない私にはツライ。後ろから一人追い抜いて行く。見ると縦走4人組みの1人。一旦平になり丘を越えると北沼。周囲に雪渓も残っていてコバルトブルーの湖面が美しい。ここは5年前の遭難事故が起こった場所。大雨だとこんな沼でもあふれて渡渉困難になるんだな。
5年前のこの時期に起きた壮絶なできごとを思い浮かべながら、亡くなった9名の方々に心の中で合掌しつつ、安定した天候に恵まれた我が身の安全登山にも祈願。
先ほどの縦走4人衆の1人が湖畔で休憩中。南沼テン場の場所取りを3連休なので先にしてからトムラウシに登る様子。
私はそのまま山頂へと向かう。一旦、ニセ山頂に近づくが右手をトラバースし奥の山頂へ。
山頂直前は大きな岩をいくつも乗り越えていく、なかなか大変だ。
一ヶ所、落ちたら怪我で済まなさそうな大岩の穴を飛び越えるシーンあり慎重に。
やっと山頂に到着するも、周囲はガスで真っ白な絶景。
しばし登頂の余韻を楽しんだ後、南沼キャンプ場へと急坂を下る。
(私は下山方向間違えて、先の大岩飛び越えを3度体験。いい練習にはなった?(笑))
テン場に3時半過ぎに到着。
平坦地は既に一杯だが、若干の傾斜地を確保。テント設営完了時、霧雨となるが少し休憩しているうちに晴れてくる。
テン場には日本に4か月滞在するというフランス人老夫婦も。既にここで4泊目らしい。このあと京都、東京でも長期滞在するとのこと。日本はいい、人間性もいいし公共交通機関もきっちり来る、と盛んに関心していた。その方もフルグラ(シリアル)を持っていたので、しばし談笑させてもらう。環境省の方が大雪山系のアンケートを各人に取って回っている。改善の要望を3連休中集めているらしい。
ここも水場は雪渓の融雪水。無色透明の綺麗な水(にみえる)が念のため濾過器を通す。
隣の札幌から来た30前後の男性2人組みと山の情報交換などして18時半に就寝。
<3日目>
朝2時半に起床。目覚ましは今日はテント上部に吊り下げておいたので一発で目覚めた。隣の2人組もトムラウシ山頂でご来光をみるため少し先に起床していたので幸い迷惑にならずに済んだ。
朝食&撤収のあと4時過ぎスタート。
今朝も快晴で、トムラウシの山頂をみながらテン場を後にする。
直ぐ先の急降下をいくと南沼。正面に、十勝岳連山が雲の上に飛び出して絶景! 手前のオプタテシケ山のピラミダルな山容も美しい。それにしても、今日中にあそこを超えられるのだろうか。距離感を目の前に厳しさがひしひしと伝わる。まあ下り基調だから双子池まで行ってから考えよう。昨日、前半飛ばし過ぎでバテタので今日は抑え気味に歩く。
三川台(さんせんだい)までの大地歩きはほとんどアップダウンもない。
途中、「熊注意」と地図に書かれるエリアは侵入時少し様子を見てから進む。
左手は湖沼エリアが一段下に広がり、右手は広い大地の先に大雪・旭岳も綺麗に見えている。
なんと雄大なエリアか、と今日も広さを感じながら歩く。心が洗われるよう。
途中、笹や下草の露で濡れるので、ここを早朝歩く際は雨具の下ははいた方がよいと思う。
太ももまで濡れるので、スパッツでは少々心もとない。
三川台にはテントが5つ。水場がはっきりしないが、地元の方が活用されている様子。テント不適地との表示がある場所もあるが、適地もあるので皆さんうまく活用されているのだろう。
三川台から多少急な下りを行く途中にもお花畑が拡がる。降り切ったところにもテントが1張。聞くと例の環境省のアンケートのため3泊してる方らしい。熊は大丈夫か、と伺うと多少気にはなるが大丈夫との応えであった。
その先アップダウンがほとんどないからスピードアップできる。
気になっていた藪の状態も、多少出てはいるが歩行困難なほどではない。
昨日の単独女性からも2年ほど前に刈払され大分マシになったと聞いていた通りと思った。
勿論、早朝は露で濡れるので雨具の下は必着と思う。
途中、ツリガネ山やコスマヌプリなど150〜200m程度の登りが幾つもあり思ったより疲れる。ツリガネ山への登りには想定外のクサリもある。といっても厳しい岩場があるわけではなく、粘土質の急坂で念のためだけなので、補助的に握るだけで登れるからご心配なく。
ツリガネ山の山頂でレンジャーの男女2人が凄いスピードで追いついてきたので少し立ち話。ルート安全のため見回ってるとのこと。恐れ入ります。
お先にどうぞ、というと飛ぶように消えて行った。どうすればあんなに早く歩けるのか。下草で路面が見えないなか、すり足で探りながら足を高速回転させている感じ。自分も見よう見まねでやってみると、結構うまくいく。慣れないためタイミングが取りづらいが忍者歩きを極めた気分(笑)。しかし、素人の真似事はやはりやめておいた方が賢明だった。無理をしたのか、右足首の関節を痛めてしまった。捻挫したわけではないが、以後、下山まで右足首をある角度以上曲げられず、ゆっくりしか(特に下り)歩けない。(これを書いている今(木曜)も少し違和感が残っている)。こんなところで歩行困難になったら熊の餌食になるのがオチ。慣れないことはすべきではないと猛省。
カブト岩を乗り越えると、双子池の鞍部がみえてくる。鞍部手前の笹が少し煩いがルート不明になるほどではない。その先は粘土質のヌカルミ地獄。水たまりや川の跡など滑りやすいので要注意。私は一度スッテンコロリン尻もちをついてしまった。
鞍部から登りに転じしばらくいくと双子池のテン場。1人初老の男性がたたずんでいる。腕章から環境省の係員の方のようだ。声をかけるとやはり、ここで3日間アンケート取っているとのこと。少し話しながら休憩させてもらう。
(双子池のテン場は若干ヌカルミが多い気がしたが、水場は雪渓の流水が豊富で、聞くと熊の問題も気にするほどではない、とのこと)
この時点で12時前。オプタテシケの登り600mを行くことに。係員の方に教えてもらったルートは最初はまさに川歩き。雪渓から流れ出る水路がそのままルートになっている。しばらくで雪渓を20mくらいだが登るシーンあり。横からまけば5mくらいで済む。この辺はピンクテープがあるので慎重に行けば大丈夫だが、迷ったようなふみ後が幾つもあるので要注意。
ひたすら急登をいくとジグザグルートになり、ニセ山頂が見えてくる。
稜線から次がほんとの山頂かと細い岩場を登ったが、実はニセ山頂は2つあり、本当のは3つ目であった。
何とかオプタテシケ山頂に到着。
しばし休憩するが、強風のため長居はできない。
下りも結構長い。
痛めた右足をひきずりながら、思った以上にアップダウンで岩ゴロが続き歩きづらい。
やっと美瑛富士避難小屋の分岐。
右に下れば小屋とテン場が見えてくる。
今宵は霧雨もあり、小屋泊とする。
中の7−8名に少し空けてもらい談笑しながら夕食し早めに就寝。
夜19時半に1名初老の男性が入ってきた。また少し皆でつめるがまだ余裕はある。
小屋の中は暖かく、寝心地も最高であった。
<4日目>
朝3時頃から皆準備で起床。
私も朝食&準備のあと4時半に出発。
今日も快晴で隣の美瑛富士の山頂が朝日に輝いている。
美瑛富士分岐までの途中で雪渓あり(片道約20分)。雪渓の手前を3分ほど下ると流水が出ており取水可能。
小屋で隣の方から分けていただいた1Lとあわせ3Lを念のため担ぐ。
雪渓歩きでふと顔をあげると美瑛岳の影と虹が正面に見えている。
その先、美瑛岳の分岐まで結構な急登をいく。
途中からガスが取れ、昨日登ったオプタテシケやトムラウシが雲上に見えてくる。
いい眺めだな。
その先で突然、十勝岳の雄姿が正面に飛び出す。
すばらしい絶景!
美瑛岳の爆裂火口をまきながら何度も絶景の写真を収める。
一旦ガスの下に入り、十勝岳への登り途中からまたガスの上。
一部、軽石で登りずらい斜面もあるが、稜線に出れば山頂は近い。
この辺はガスが濃いと道迷いしやすそうだな。
ヤマレコでもそういうコメント多数あるが、まさにそんな感じ。
平原上の大地から尾根を登り、最後少し岩場をん乗り越えると十勝岳の山頂。
快晴の青空のもと、360度の超絶景が待っていた。
歩いてきてよかった〜、と思う瞬間。
ランチ休憩のあと、親子連れと少しお話し。
10歳くらいの男の子だが、大雪までの縦走にそのうちお父さんと歩くのが夢らしい(お父さんの夢?)。
お父さんは大雪〜トムラウシ〜十勝の縦走はもとより、石狩岳〜トムラウシ〜十勝連山も7日間で歩いたこともあるらしい。
さて、上ホロカメットクへ向かいましょう。
下山開始直後からまたガスがあがってきた。
途中の稜線歩きはほとんどガスの中。
上ホロは最後意外と急な登りで一部手を使う岩場もあるが、三点確保で慎重に行けば全く問題ない。
ガスで真っ白な上ホロカメットク山頂で休憩ののち、
「かみふらの岳」へと向かう。
と急にガスが取れ原色の絶景が広がる。
正面に「かみふらの岳」、振り返ると上ホロ。
その後、十勝岳も綺麗に見えるようになった。
さ、「かみふらの岳」で最後の山頂の絶景を堪能したら、下に見える十勝岳温泉目指して下りましょう。
太陽が照りつける真夏日のようで暑い。
濡れタオルを首にまき、300段と地図に書かれた階段を下りる。
暇だったので数えてみたが、実際には複数回に分かれて出てくる階段もあわせると730段以上あった。
その後の下山ルートは川歩きそのもの。枯れてはいるが大小の岩を乗越えていくのは結構体力と時間がかかる。
上ホロ分岐までの川歩きにホトホト時間と労力を要してしまった。
最後、安政火口(下)もいい雰囲気ではあったが、バスの時間までに温泉に入ることを考えると時間に余裕なく、最後はいつもながらの早歩き。
十勝岳温泉の凌雲閣になんとかバスの約1時間前に到着。
さて、ゆったり温泉で・・・と思っていると、何と温泉をくみ上げるポンプが故障したため冷泉とのこと。
その先まで歩く気力もないので、仕方なく冷泉につかっていく事に。
源泉の温度が37℃で経路途中で少し下がるので体温と同じくらいという。
つかってみると確かにぬるいが、ジャグジーやシャワーは温水が出るので、汗を流すには充分であった。
その後、上富良野町営バスで下山。
空港までのバスに2時間以上あったので、有名なラベンダーをみてゆくことに。
日の出公園の最寄で下車させてもらい、徒歩数分。
真夏の照り付ける太陽だったが、公園の木陰ベンチに座っていると、さわやかな風が吹き抜け、数分で涼しくなる。
さすが本州のうだるような暑さとは違うな。
ラベンダーを見ながら、有名な(?)ソフトクリームを頂く。
公園からは十勝岳連山が綺麗にみえている。
縦走を完遂できた4日間を思い出しながら満足感にマッタリひたる・・・。
その後、上富良野駅の西側「第一食堂」を駅観光案内で紹介してもらい早い夕食。
美人女将のいる定食屋で山屋も沢山訪問しているらしい。
地元の方々も集う道産子の人情味溢れるお店で大変気に入った。
完熟でとても甘いトマトも頂いてしまい(だんなさんの実家が作っているらしい)、バスまでの時間を有意義に過ごすことができた。この辺には富良野岳や芦別岳などいい山も残っているので、再訪してみたい。
旭川空港から一っ飛びで羽田。
深夜に千葉の自宅へ帰宅。
トムラウシから大雪は我が家の新婚旅行ルートです。
当時改築中でまだボロボロの東大雪荘に泊まり、コマドリ沢からトムラウシに上がり大雪まで北上しました。
山中で北海道南西沖地震が発生、当時は携帯などなく、身内や会社にはただ北海道に行くとしか告げていなかったので、下山するまで連絡ができずにずいぶん心配をかけた記憶があります。
確か、旅行を終え出勤すると机の上に花が飾ってありました。笑
やはり北海道の花はスケールが違いますねー
行きたい山が増えて困っちゃいます。
match1128さん、こんばんは。
おぉ、matchさんご夫妻は新婚旅行で縦走だったとは
筋金入りの山ご夫婦ですね、恐れ入ります。
しかし、その会社の机の花、しゃれにならんですね〜
この時期のここはお花いっぱいでいいですね〜。
私も一遍で気に入りました。
空港からアクセスも悪くはないので、また機会あれば訪問してみたいです。
matchさんも新婚当初を思い出しに、是非いかがでせうか?
昨年のちょうど同じ時期に、銀泉台からトムラウシを縦走しました。
トムラウシから先に行ってみたいと思い、拝読しました!
初日はゴロゴロと暗いお天気でしたが、その後は素晴らしいお天気に恵まれて、うらやましい限りです
参考にさせて頂きますね
kaoritreeさん、こんばんは。
FBからたどっていただきありがとうございます。
私もkaoritreeさんのレコを少し拝見させていただきました。
昨年、銀泉台からトムラウシを歩かれてたんですね。
この時期はお花も沢山だし、また行きたくなりますよね。
トムラウシから十勝岳も歩いた感のあるコースだと思います。
三川台からオプタテシケ間は大自然に分け入った感は抜群ですヨ。
まあ、絶景続きというでもないので渋好みしか歩かないのかもしれませんが、機会があれば是非どうぞ!
私のレコが少しでもお役にたてれば幸いです。
憧れの大雪縦走です
そもそも北ア遠征予定を、天気予報から急遽大雪遠征に切り替えられたとは思えぬ手際よさ
普段からの研究の成果とお見受けします。
拙者、今回のルートの中では、旭岳・トムラウシ山・十勝岳に日帰り山行しておりますが、縦走でなければ分からぬ稜線美やお花畑で圧倒されますね。
拙者の場合は、どうしても観光半分・登山半分の北海道旅行になってしまいますので・・・。
上富良野駅の第一食堂、
あの辺りは、どうしてもオシャレな店が多くてなぁ・・・と思っていましたので、早速、ググってみました。
これですね
http://www.kamifurano.jp/cgi-bin/db/database.cgi?cmd=dp&num=58&dp=taste.html
既に、渋さにそそられております
土日出ずっぱりでお返事遅れスミマセン。
北アかこっちか天気のよい方をと考えてたので、切り替えは自分的にはさほどイキナリ感はなかったのですよ。ただ、トムラウシは5年前の遭難事故があったので雨だけは何としても避けたいと思っていました。旭岳で降られた際はシマッタ!と思いましたが1時間ほどで止んでくれてよかったです。
隊長はいずれも完登済みなんですね、さすがです!
縦走ならではの絶景も楽しめるので、観光半分でも是非このコースはお勧めします。
一号隊員は何とかいいくるめて?
上富良野の第一食堂、さっそくWebまで調べていただきありがとうございます。
みかけはまさに渋〜い地元の定食屋!
なんですが、駅の観光案内所で進められるだけあって、旅情に溢れるものがありました。
もし猫が嫌いならちょっと??ではありますが、問題なければ大のお勧めですヨ。機会あれば是非!
こんにちは
同じ日に私は大雪山の大会にでていました
といっても大雪山系の主要な山は走れないので、山を望むかたちでしたが
私もいつかShuMaeさんの歩いたコースに行ってみたいです
tabataさん、メッセージありがとうございます
そうそう、tabataさん相変わらず走ってるな〜
週末出かける準備しててコメント書けなくてごめんなさい。
冬はBCで楽しんで、夏はラン。tabataさんはどんどん深みにはまって(?)ますね
すばらしいです。
たまにはハイキングも忘れないでね
このコースはいいですよー。
是非そのうち
ShuMaeさん、こんばんは。
「もう沢山だ〜」というくらい歩いたんですね (◎_◎;)
お疲れ様でした。
北アの予定を 急遽天気が良い北海道に変更できるなんて、羨ましいです
流石は北海道!
見た事が無いお花がありますね
なかでもキバナシオガマが、超〜気になる存在 (・o・)ホー
眺めが最高!これぞ北海道!と言う感じです d('∀'о)♪
この前 飯豊でお会いした健脚そうな女性に、恐い雷の話を聞きました。
何の前触れもなく すぐ傍に落雷し、目の前の地面を走ったそうです
土をボコボコと巻き上げながら ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ
そこに居たみんな、顔面蒼白になったらしいですよ。
聞いてるだけでも、恐かった コワィヨ―゚。・ヾ(。>д<。)ノ・。
足首を痛めたのでは、少し療養しないとですね
お大事に。
miki122さん、こんばんは
いえいえ、実は天気のよい方に行こうと両方で考えてたんですよ。
これはmiki122さんdumboさんに教わった技、と言っても過言ではありません。
梅雨の最後だから天気次第だな〜、とね。
北海道の山はほんとデッカイど〜
って感じで日本じゃないみたいです。
花も固有種とかあって、キバナシオガマは大雪だけに咲くそうです。
2日目からはまあまあの天気に恵まれて、おかげさまで絶景も堪能できました
でも標高差の割りに2日目、3日目の後半ばててたのが反省です。
右足首の違和感はやっと取れたかな。
忍者歩き、ぶっつけ本番はマズイですね
雷はほんと怖いですね。
え?土煙がボコボコ巻き上がるんですか
突然きたらアウトだったかもしれません。
私も目の前で横に稲妻が走ったり光と同時に音(というか衝撃波)を体験したときは生きた心地がしませんでした。アメリカのDeath Valleyにある山で砂漠みたいなとこなんですが、1月は雨季(雪ですが)だったみたいです。去年の月山みたいなときは
精進せねば・・・。
ShuMaeさん、こんばんは〜♫♬
北海道でガッツリ歩かれてきましたね〜!(^^)!
チシマクモマグサってお花が超かわいいですねっ(*≧∀≦*)
私も見てみたいです〜☆彡
途中で、足を捻挫されたのですか?
歩き切れてよかったですね。
私も次の山行中に膝痛が再発しないかハラハラドキドキ・・・
富良野の日の出公園のラベンダー畑きれいですよね〜♡
北海道では大好きな場所の一つですっ(✿∪‿∪)
hana_solaさん、こんばんは
チシマクモマグサ、なかなかカワイイですよね。
私も2年前の羅臼で初めてみたのですが、北海道の山に登るたび出会えてます。
でも、今回のはちょっと赤味を帯びて、照れてるみたいでなおカワイイですね
足はレンジャーの真似して忍者あるきやりすぎたみたいです
エスケープから一番遠いところで歩けなくなったら、マジでヤバイな(=熊の餌)とちょっと焦りました。
だましだまし歩けたからよかったです
hana_solaさんは膝なんですね
私も数年前まで下りで必ず膝に来てました。
一度、しっかり直すと大丈夫みたいですが、山の間隔を開けるのは難しいですよね
日の出公園のラベンダー、ほんと癒されました。
吹き抜ける風がカラッとして爽やかで、木陰に入ると天然のクーラーだな、と思いました。
私も好きな場所になりました。
第一食堂とあわせて再訪を計画したいです。富良野岳や芦別岳とかとセットかな。
ShuMaeさん、こんにちわ。
なんと当方が下界で遊びほうけてた頃、大雪山縦走を
されてたんですね(゚д゚)!
それも北アルプスから急きょ鞍替えとは( ゚д゚)ポカーン
当方なら2か月前予約の激安チケットorツアーしか
眼中にありませんのでΣ(ノ∀`)ペシッ
それにしても一気に十勝岳まで縦走されるとは(゚д゚)!
来年の参考にさせて頂きますφ(`д´)メモメモ...
そう言えば18日の雷雨、下界の富良野のラベンダー畑で
遭遇しました(;´∀`)
初日以外はお天気に恵まれ良かったですヽ( ´ー)ノ
大変お疲れ様でした。
Horumonさん、メッセージありがとうございます。
いえいえ、Horu&pen家がご両親サービスをされてるとはつゆ知らず、Horumonさん地元の(?)山を勝手に縦走しちゃってました。
北アが雨マークの場合は、と暖めてはいたのですが、この時期5年前の例の件もあり、大丈夫なんだろうか、と心配は残ったままでした。私もチケットなぞ株優みたいなの使ったり工夫はしていますヨ。
初日の大雨&雷雨で少し(かなり)びびりましたが、以後まずまずの天気でよかったです。
Horu&penさんも来年か可能なら今年もまだありますから是非どうぞ
それにしても、富良野はいいとこですねー。北海道全体も千歳・札幌・函館以外は2度目なのでよく知らないのですが、一遍で気に入りました。
お疲れ様でした.
私は2日ほど先にほぼ同じ行程で歩いていたので,途中ですれ違った方々のその後の様子をうかがい知ることができ,楽しく読ませていただきました.
事前の情報収集ももちろん,こういった楽しみもヤマレコにはありますね.
それにしても凌雲閣は残念でしたね.私は建て替え前からのファンでしたが,最近はメンテナンスが行き届いていないような気がします.諸事情あるのだと思いますが,頑張ってほしいものです.
zepsさん、こちらにもありがとうございます。
zepsさんのレコを見つけたときは2日違いで、それも富良野岳まで歩かれて凄いなと感心してました。
途中ですれ違った方の様子?私のレコに記載あるとすれば、フランス人夫婦と単独の女性でしょうか。確かにヤマレコならではの楽しみですね。
そうなんです、凌雲閣。入り口の表示を見た瞬間ガックリだったのですが、汗を流すには充分でした。確かに浴槽とかもう少しまめに洗って欲しい気がしました。オーナーが変わったのでしょうか。
いずれにせよ、お互い大縦走が無事に完遂できてよかったですね。
ちょっと放心気味のShuMaeより
もう感動のしっぱなしで大変です
ShuMaeさん、北海道いいですね〜
日曜日ベガス女子とちょこっと歩きした時に、つい北海道いいよね〜と言ってしまいました。私としては、山がついていたのですが・・・・
で、8.9月に北海道行こうと!!話が進み、計画錬り中です
なかなかベガス女子、山行き入れてもらえそうにないです
こんな素晴らしい景色いつか見てみたい
mikikoはん、こんばんは。
そうですね、初日以外は天気にも恵まれ、毎日絶景〜!って感じでしたよ。
まあ昼前に雲ってくるパターン(下界が暖まって雲が上がってくるとか)が多かったのでそれまではね。
ただ最終日、十勝岳だけは一旦曇ってからまた快晴で北海道ながら「夏本番の暑さ」にちょっと参りました。
え!?ベガス組で北海道(山無し)なんですか
北海道がでっかいど〜なので、どこ行っても驚くと思いますが、山ノボラー的には1つくらい入れて欲しいものです。大雪(旭岳か黒岳)ならロープウエー使えばアクセスも早いし半日あれば行けると思いますよ。
北海道レコ、楽しみにしてますねー。
ShuMaeさん、こんにちは。
北海道大縦走の山旅
ShuMaeさんの本領発揮ですね!
この夏は、ぜひ北海道に行きたかったのですが、
相棒の休みがなかなか連休で取れないのです
今年も無理そう
北海道はやはりスケールが違いますね!
お花も固有種があってますます行きたくなりました
お疲れさまでした
konontanさん、こんばんは。
北海道のこのコースは長距離ですが、ほんとに歩いた感があって絶景も楽しめてよかったです。
ただ、途中エスケープに乏しい区間があるので、天候に恵まれたのがよかったですね。
5年前のトムラウシ遭難もあるので身の引き締まる思いでした。
そっか、konontanさんaibou3さんは連休が取りにくいのですね。残念。
でもお二人で楽しめるから逆にいつもうらやましいなー、と思いながらレコみせてもらってますよー。
長期縦走はaibou3さんの予定とも相談しながらボチボチでいいじゃないですか。
でも、北海道のこの辺はほんとすばらしい山が多いですね。
細切れでも何でも行けるときに是非お勧めしまーす。
shumaeさん、お疲れ様でした
行くのになかなか敷居の高い北海道なので、この縦走コースは大変魅力的です。参考にさせていただきます
自分はこれまで、2泊3日が最長で1回だけなのですが、3〜4泊かけて歩きたい縦走コースが増えて妄想は抱くものの、実現はちょっと遠いなぁ
iNeedさん、こんばんは。
そうなんです、お声かけだけしておきながら、日程調整できず、勝手に行ってきてしまいました。
梅雨明け末期の微妙な天気でしたが、半分くらい晴れ間があってよかったです。
3日歩けば4日も同じですよ。ただ担ぐ食い物が多くなるだけかと。
初日と最終日以外の朝からフルに歩ける日が1日から2日に伸びる分、山に浸ってた感が強いように私は感じます。
まあ仕事のやりくりは大変ですが、iNeedさんも是非機会つくってロングもトライしてみてください。
いいなぁ、トムラウシ−十勝、いつか自分も歩きたいと思っているところです。
でも、熊が怖いですよね。いくら大きく音をさせていても。
ところでガンガンに100名山頑張ってますね。
最終の目標山は何処を予定しているのですか?
momohiroさん、コメントありがとうございます。
このコースはいいですよ〜。想像以上でした。
天気にも恵まれたというのもありますが、横の拡がりと、トムラウシ〜オプタテシケは山深さを感じることができました。
熊、北海道は怖いですよね。今回も遠目でしたが2頭いましたし、出会いがしらで出会ったらアウトらしいので鈴をじゃかじゃか鳴らしてましたよ。ただ、小屋番さんいわく、この辺の熊は「草食系」なので出会いがしら以外では襲うことは滅多にないとのことで、少し安心して歩けました。道南の熊は人間を「食い物」とみてるから鈴に近寄ってくるのもいるらしいです(怖〜)
百名山は自分の体調復活のバロメーターかな、と目標にがんばってます。
最後どこにするかは決めてないのですが、できれば近場がいいかな、とは思っています。
完登のときに一人で横断幕も何かな、とね。まだわかりませんけど。
最近、二百や三百名山にも興味湧いてるのでその先もだいぶ楽しめそうです。
アメリカのSierra Nevadaの未完の山々にもそのうち行きたいですしね。
三百名山を目指していると単なる通過地点という方も多いようですが、先ずは百名山のラストで、近場だと光とか雨飾とかがゴロがいいので登る人が多いですよね。
自分は赤線延ばしの方が面白いので、百名山は当分お預けですが、光あたりが最後だったら、ご一緒は足手まといと思っていますが、光から南ア深南部は自分も歩きたいところなので、光あたりで、横断幕に向かってパチパチぐらいのご協力はさせて頂いても(笑)。
PS そもそも、休みが合わないかもしれませんが。
momohiroさん、
ありがとうございます
百完登を一緒に祝ってくれるとは、涙が出るほど嬉しいです
場所は未定ですが、比較的近郊にしたいな〜、と思ってるので(何年先になるか分かりませんが)
その節は是非お願いしたいところです
ところで、先輩は光から南ア深南部ということは聖ではなくて池口岳方面の藪をかき分けて歩かれるのですか?
大雪、トムラウシ、十勝三山縦走お疲れ様でした。
ひとつひとつ登るよりずっと素晴らしい縦走ですね。
時間が取れれば、是非とも行ってみたい山行のひとつです。
次回(いつになるか???)北海道訪れる時は、何とか一緒のルートを歩きたいものです。その時には、是非ともこのレコ参考にさせていただきます
HIDENORI-Tさん、こんばんは。
ここはほんと そうかもしれません。
縦走ルートにこそ奥深さや拡がりといった妙味があるように思います。
HIDENORI-Tさんの馬力があればもっと端から端まで歩かれることと思います。<とけしかけてみる(笑)
脚の骨が復活したら、あとは時間との相談でしょうか。
京都からだとちょっと遠いですが、価値はあると思いますので、そのうち是非
4人組のひとり、yarihoBBです。十勝岳まで行くとは凄い!私も3日目美瑛富士避難小屋まで行きたかったですが、前日ガスで行かなかったトムラウシ山頂とオプタテシケ山に天気の良い時登りたい思い、私のテントの隣の女性及び環境省の調査員さんから双子池は水も多く意外と居心地も良い(美瑛富士避難小屋は水場が遠いとも聞いていました。)など様々な思いから挫けてしまいました。オプタテシケ山を登ったら燃焼してしまい、十勝岳は断念してしまいました。ShuMaeさんを見習って、今度は初志貫徹と行きたいです。写真綺麗ですね。状況も詳しく、今後行く人に大いに参考になります。
おぉ〜、yarihoBBさん、メッセージありがとうございます。
いえいえ、初めてのコースで次いつ来れるか分からないので、がんばって歩いただけですよ
私も双子池で1泊もありだな、とは思たものの、翌日の十勝岳が長丁場になりすぎるのでオプタテシケの登り600mに午後トライしてましたが、何とかゴールできて想い出の歩きになりました。
yarihoBBさんはもう何度も歩いてるコースだし、マイペースで楽しんでらっしゃったんですね。
3日目くらいから姿が見えなかったので、ちょっと(勝手に)心配してましたが、十勝連山まではきっちり歩いてこられてたんですね。消息が分かって少し安心しました。
大雪の雷雨には参りましたが、その後、白雲岳避難小屋周辺までルートや花の名前など色々教えてもらいありがとうございました。
またどこかで見かけたら御気軽にお声かけください。
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