夏の大縦走、計画20日目の早朝。
台風迫りくる南アルプスだったが、早朝の頂は快晴!!
果てしなく広がる雲海から、完璧と言えるほど美しい御来光を眺める事が出来た。
それでは、20日間に及んだ南アルプス大縦走の記録を振り返る事にしよう。
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8/25 5:51
夏の大縦走、計画20日目の早朝。
台風迫りくる南アルプスだったが、早朝の頂は快晴!!
果てしなく広がる雲海から、完璧と言えるほど美しい御来光を眺める事が出来た。
それでは、20日間に及んだ南アルプス大縦走の記録を振り返る事にしよう。
【準備編】
今回の計画の全行程は15日間。
昨年より1日長い計画だ。
天候や体調などを考慮し、食料が残っている場合は行程を17日まで伸ばす予定。
食料は15日間分プラス非常食1日分ほど。
主食の消費をどのくらい切り詰めながら歩く事が出来るかで、全行程歩き切れるかが決まる。
しかし・・・、こんなに大量の食料、本当にザックに入るのか!?
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【準備編】
今回の計画の全行程は15日間。
昨年より1日長い計画だ。
天候や体調などを考慮し、食料が残っている場合は行程を17日まで伸ばす予定。
食料は15日間分プラス非常食1日分ほど。
主食の消費をどのくらい切り詰めながら歩く事が出来るかで、全行程歩き切れるかが決まる。
しかし・・・、こんなに大量の食料、本当にザックに入るのか!?
去年はネギが途中でなくなってしまったので、今年は長ネギ2本態勢。
ゴボウも1本入れた。
ゾンデのスタッフバックがちょうどいい大きさだ(笑)
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去年はネギが途中でなくなってしまったので、今年は長ネギ2本態勢。
ゴボウも1本入れた。
ゾンデのスタッフバックがちょうどいい大きさだ(笑)
取り敢えずパッキング完了。
ザックはグレゴリーのパリセード80。
現在のザック重量は39kg。
出発時には水2Lと納豆9パックと1日目の昼食などが追加される。
けっこう軽量化を図ったはずが、結局去年と同じ41kg超...(--;)
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取り敢えずパッキング完了。
ザックはグレゴリーのパリセード80。
現在のザック重量は39kg。
出発時には水2Lと納豆9パックと1日目の昼食などが追加される。
けっこう軽量化を図ったはずが、結局去年と同じ41kg超...(--;)
夜叉神峠登山口には朝4:00到着。
1時間だけ仮眠をとって出発の準備を始める。
本当は4:30頃には歩き出していたかったのだが・・・
長期ともなると出発前にやらなくてはいけない事が多く、到着が遅れてしまった。
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8/6 5:47
夜叉神峠登山口には朝4:00到着。
1時間だけ仮眠をとって出発の準備を始める。
本当は4:30頃には歩き出していたかったのだが・・・
長期ともなると出発前にやらなくてはいけない事が多く、到着が遅れてしまった。
去年の大縦走と同じくらいのザック重量だが、重さは去年体験済みなので、そこまでビックリするような重さには感じない。
そんな余裕は、今日の行程の過酷さでこの後一気に吹き飛んでしまった・・・
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8/6 6:07
去年の大縦走と同じくらいのザック重量だが、重さは去年体験済みなので、そこまでビックリするような重さには感じない。
そんな余裕は、今日の行程の過酷さでこの後一気に吹き飛んでしまった・・・
【1日目】8月6日(木)晴れ→雨→曇り
6:39 夜叉神峠登山口
さぁ、夏の大縦走1日目のスタートだ!
ここに帰って来れるのは、いったい何日後になるかなぁ。
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8/6 6:31
【1日目】8月6日(木)晴れ→雨→曇り
6:39 夜叉神峠登山口
さぁ、夏の大縦走1日目のスタートだ!
ここに帰って来れるのは、いったい何日後になるかなぁ。
夜叉神峠までの緩やかな登山道。
歩きやすく整備されている。
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8/6 6:40
夜叉神峠までの緩やかな登山道。
歩きやすく整備されている。
最初のうちは無理に飛ばすと足腰に負担が掛かるのでゆっくりゆっくり歩いていく。
日の出からかなり時間が経っているので暑くなってきた。
0
8/6 7:15
最初のうちは無理に飛ばすと足腰に負担が掛かるのでゆっくりゆっくり歩いていく。
日の出からかなり時間が経っているので暑くなってきた。
小屋までもう少し・・・
すでにコースタイムより遅れてる(汗)
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8/6 7:43
小屋までもう少し・・・
すでにコースタイムより遅れてる(汗)
7:49 夜叉神峠小屋に到着
一息入れよう。
重さに慣れるまでは仕方ない。
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8/6 8:04
7:49 夜叉神峠小屋に到着
一息入れよう。
重さに慣れるまでは仕方ない。
小屋の前からは白峰三山を一望!
青空も広がって気持ちのいい景色だ。
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8/6 7:48
小屋の前からは白峰三山を一望!
青空も広がって気持ちのいい景色だ。
小屋を出発して少し進むと急な登りがある。
苦しい・・・ザックの重みが体全体に加わり、体中が苦しい(^^;)
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8/6 8:20
小屋を出発して少し進むと急な登りがある。
苦しい・・・ザックの重みが体全体に加わり、体中が苦しい(^^;)
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8/6 8:33
急登が終わると長いトラバース道を延々と登る。
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8/6 9:06
急登が終わると長いトラバース道を延々と登る。
9:35 杖立峠着。
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8/6 9:31
9:35 杖立峠着。
ここから苺平までが長いんだよね・・・((+_+))
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8/6 9:31
ここから苺平までが長いんだよね・・・((+_+))
綺麗な色のきのこ。
今年の南アルプスは、大型のきのこがとても多かった。
苦しい時も大きなきのこを発見すると、その度に疲れが解れるような気分になった。
植物と言うのは不思議な力を持っているように感じる。
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8/6 9:34
綺麗な色のきのこ。
今年の南アルプスは、大型のきのこがとても多かった。
苦しい時も大きなきのこを発見すると、その度に疲れが解れるような気分になった。
植物と言うのは不思議な力を持っているように感じる。
10:29 焼け跡
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8/6 10:29
10:29 焼け跡
焼け跡だけあってこの辺りの植生は他と違っている。
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8/6 10:30
焼け跡だけあってこの辺りの植生は他と違っている。
体に掛かる荷重を抜いてあげる為、10分歩いたら1〜2分ほど腰かけて休憩する。これの繰り返し。
地図を見て今日のタイムスケジュールを確認する。
これは後半かなり厳しい事になりそうだ・・・
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8/6 10:42
体に掛かる荷重を抜いてあげる為、10分歩いたら1〜2分ほど腰かけて休憩する。これの繰り返し。
地図を見て今日のタイムスケジュールを確認する。
これは後半かなり厳しい事になりそうだ・・・
11:28 苺平着
ここからは南御室小屋までしばらく下り。
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8/6 11:28
11:28 苺平着
ここからは南御室小屋までしばらく下り。
下りはペース良く歩ける。
だが体に掛かる重量は同じなのでつらい事はつらい。
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8/6 11:29
下りはペース良く歩ける。
だが体に掛かる重量は同じなのでつらい事はつらい。
11:53 南御室小屋着
昼食休憩。
ここで昼食か〜(>_<)
おにぎり2個食べ、水の補給。
冷たい水がとても美味しかった。
小屋の周りには花がたくさん咲いていていい雰囲気だった。
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8/6 11:49
11:53 南御室小屋着
昼食休憩。
ここで昼食か〜(>_<)
おにぎり2個食べ、水の補給。
冷たい水がとても美味しかった。
小屋の周りには花がたくさん咲いていていい雰囲気だった。
小屋の裏からはいきなり急登!
苦しいがいい調子で登る。
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8/6 12:26
小屋の裏からはいきなり急登!
苦しいがいい調子で登る。
トリカブト
少し雲行きが怪しくなってきた。
北岳の方向では雷鳴が聞こえてきた・・・
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8/6 12:24
トリカブト
少し雲行きが怪しくなってきた。
北岳の方向では雷鳴が聞こえてきた・・・
砂払いに到着。
観音岳が見えた。
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8/6 13:24
砂払いに到着。
観音岳が見えた。
砂礫の道は1歩1歩が微妙に沈み込むので疲れる。
でももう少しで小屋に着く。
北岳の方は既に雨雲に隠れ、雷鳴が頻繁に聞こえてくる。
「こっちに来ないでくれよ。」と願いながら歩いた。
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8/6 13:41
砂礫の道は1歩1歩が微妙に沈み込むので疲れる。
でももう少しで小屋に着く。
北岳の方は既に雨雲に隠れ、雷鳴が頻繁に聞こえてくる。
「こっちに来ないでくれよ。」と願いながら歩いた。
この辺り一帯にはタカネビランジが多く咲いていた。
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8/6 13:42
この辺り一帯にはタカネビランジが多く咲いていた。
小屋手前のピークを越えると薬師岳山頂の岩山が見えた。
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8/6 13:50
小屋手前のピークを越えると薬師岳山頂の岩山が見えた。
13:56 薬師小屋着
もう皆さんお寛ぎの様子・・・
僕は今日の行程のやっと半分くらいかな?
小屋前で小休憩を取り、出発しようとしたらパラパラと雨粒が落ちてきた。
ザックカバーを掛け、いつ本降りになってもいい準備をして出発した。
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8/6 13:53
13:56 薬師小屋着
もう皆さんお寛ぎの様子・・・
僕は今日の行程のやっと半分くらいかな?
小屋前で小休憩を取り、出発しようとしたらパラパラと雨粒が落ちてきた。
ザックカバーを掛け、いつ本降りになってもいい準備をして出発した。
小屋を抜け、視界が広がったところで振り返る。
風があるので雨がボツボツと体に当たる。
まだ濡れるほどの量ではないので雨具は着ずにそのまま山頂を目指した。
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8/6 14:07
小屋を抜け、視界が広がったところで振り返る。
風があるので雨がボツボツと体に当たる。
まだ濡れるほどの量ではないので雨具は着ずにそのまま山頂を目指した。
山頂手前の広場。
ザックをデポして山頂へ向かう。
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8/6 14:11
山頂手前の広場。
ザックをデポして山頂へ向かう。
怪しい雲。
そして雷鳴が轟く・・・
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8/6 14:11
怪しい雲。
そして雷鳴が轟く・・・
北岳方面。
山頂は雨雲に隠れてしまっている。
向こうの稜線にいたら雷で歩けなかっただろう。
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8/6 14:20
北岳方面。
山頂は雨雲に隠れてしまっている。
向こうの稜線にいたら雷で歩けなかっただろう。
薬師小屋方面。
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8/6 14:22
薬師小屋方面。
薬師岳山頂と思われる一番高いところ。2780m
この岩の上にも立ったが、立った途端、足元の岩が「サーーー」という音がしたと同時に、体中が静電気を帯びるのを感じた。
「ヤバイッ!!」
稲妻にやられる前に大急ぎで岩から降りる。
あぶね〜(汗)
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8/6 14:23
薬師岳山頂と思われる一番高いところ。2780m
この岩の上にも立ったが、立った途端、足元の岩が「サーーー」という音がしたと同時に、体中が静電気を帯びるのを感じた。
「ヤバイッ!!」
稲妻にやられる前に大急ぎで岩から降りる。
あぶね〜(汗)
観音岳方面。
ザックをデポしている広場に戻る。
いつ降り出して来てもいいような状況。
少しでも長く持ってくれるといいけど・・・
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8/6 14:21
観音岳方面。
ザックをデポしている広場に戻る。
いつ降り出して来てもいいような状況。
少しでも長く持ってくれるといいけど・・・
東の空。
積乱雲がもっくもく。
かなり不安定な気圧の状態になっているんだなぁ。
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8/6 14:26
東の空。
積乱雲がもっくもく。
かなり不安定な気圧の状態になっているんだなぁ。
ザックを担いで観音岳へと向かう。
ここから仙水峠までは未踏区間だ。
途中で雨が降り出した。
さすがに雨具なしで歩けるレベルではなく、小木の下でレインウェアを着て登る。
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8/6 15:04
ザックを担いで観音岳へと向かう。
ここから仙水峠までは未踏区間だ。
途中で雨が降り出した。
さすがに雨具なしで歩けるレベルではなく、小木の下でレインウェアを着て登る。
15:14 観音岳山頂 2840m
雨は小降りになったが、西風が強く、時間もかなり遅れている。
ゆっくり休む気にもなれずに写真だけ撮って先に進む事に・・・
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8/6 15:14
15:14 観音岳山頂 2840m
雨は小降りになったが、西風が強く、時間もかなり遅れている。
ゆっくり休む気にもなれずに写真だけ撮って先に進む事に・・・
薬師岳からの下り。オベリスクが見えてきた。
気圧の谷は通り過ぎ、少し天気が回復してきているように感じる。
天気も悪いし、時間も遅いので誰一人歩いていない。
とても寂しい雰囲気の稜線が続いている・・・
今日の到着はかなり遅くなってしまうだろう。
計画変更して鳳凰小屋に下って泊まろうかとも考えたが、翌日の事を考えるとやはり早川尾根小屋までなんとか行ってしまいたい。
小屋まで行けば幕営しなくて済むので、日が暮れてしまったとしても頑張って行こうと決める。
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8/6 15:40
薬師岳からの下り。オベリスクが見えてきた。
気圧の谷は通り過ぎ、少し天気が回復してきているように感じる。
天気も悪いし、時間も遅いので誰一人歩いていない。
とても寂しい雰囲気の稜線が続いている・・・
今日の到着はかなり遅くなってしまうだろう。
計画変更して鳳凰小屋に下って泊まろうかとも考えたが、翌日の事を考えるとやはり早川尾根小屋までなんとか行ってしまいたい。
小屋まで行けば幕営しなくて済むので、日が暮れてしまったとしても頑張って行こうと決める。
オベリスク
アップダウンが連続し、近いようで意外と遠かった。
40kg超のザックなのに、1日目から12時間を超えるコースタイムの計画を立てた自分のアホさに嫌気が差して来ている(笑)
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8/6 16:07
オベリスク
アップダウンが連続し、近いようで意外と遠かった。
40kg超のザックなのに、1日目から12時間を超えるコースタイムの計画を立てた自分のアホさに嫌気が差して来ている(笑)
白峰三山がまた見えてきた。
この後は天候は回復傾向で雨や雷も遠ざかって行った。
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8/6 16:07
白峰三山がまた見えてきた。
この後は天候は回復傾向で雨や雷も遠ざかって行った。
キリンビールみたいなハイマツ・・・。なんだこれは?
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8/6 16:11
キリンビールみたいなハイマツ・・・。なんだこれは?
16:58 地蔵岳山頂への分岐点に到着。
ザックをデポしてオベリスクへ。
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8/6 16:55
16:58 地蔵岳山頂への分岐点に到着。
ザックをデポしてオベリスクへ。
賽ノ河原
後ろには甲斐駒も見える。
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8/6 17:02
賽ノ河原
後ろには甲斐駒も見える。
17:03 地蔵岳 2764m
時間があれば岩の先に立ちたいと思っていたが、一目見て時間が掛かりそうなので、この看板のところで山頂に立った事にする(笑)
ホラッ、看板にも地蔵岳って書いてあるし。
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8/6 17:03
17:03 地蔵岳 2764m
時間があれば岩の先に立ちたいと思っていたが、一目見て時間が掛かりそうなので、この看板のところで山頂に立った事にする(笑)
ホラッ、看板にも地蔵岳って書いてあるし。
そのうちまた来よう。
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8/6 17:12
そのうちまた来よう。
高嶺へと向かう途中、昨年まで通行止めになっていた赤薙沢ノ頭の崩落地が見えた。
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8/6 17:33
高嶺へと向かう途中、昨年まで通行止めになっていた赤薙沢ノ頭の崩落地が見えた。
北杜市方面
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8/6 17:48
北杜市方面
早川尾根、アサヨ峰、甲斐駒ケ岳の展望。
もう夕暮れの雰囲気。
だってもう少しで18時だし。
まだ2時間以上も残ってるよ・・・(^_^;)
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8/6 17:48
早川尾根、アサヨ峰、甲斐駒ケ岳の展望。
もう夕暮れの雰囲気。
だってもう少しで18時だし。
まだ2時間以上も残ってるよ・・・(^_^;)
振り返るとオベリスクがいい感じ。
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8/6 17:50
振り返るとオベリスクがいい感じ。
こちらは観音岳。
雲間に少しだけ富士山も見える。
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8/6 17:53
こちらは観音岳。
雲間に少しだけ富士山も見える。
18:06 高嶺に到着 2779m
残りのコースタイムは2時間20分。
あと30分で日没だ。
暗くなる前までに樹林帯までは下ってしまいたい。
急ぎたいのは山々ですが、疲労困憊とはこのことよ!
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8/6 18:06
18:06 高嶺に到着 2779m
残りのコースタイムは2時間20分。
あと30分で日没だ。
暗くなる前までに樹林帯までは下ってしまいたい。
急ぎたいのは山々ですが、疲労困憊とはこのことよ!
もう雨の心配はいらなそうだけど、甲斐駒の方では未だにかなり大きな雷鳴が聞こえる・・・
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8/6 18:10
もう雨の心配はいらなそうだけど、甲斐駒の方では未だにかなり大きな雷鳴が聞こえる・・・
高嶺からの下りは予想に反して岩の多い急な下り。
タッタッタッと勢いよく歩いていければいいのに、これではスピードが上がらない。
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8/6 18:26
高嶺からの下りは予想に反して岩の多い急な下り。
タッタッタッと勢いよく歩いていければいいのに、これではスピードが上がらない。
本日の日の入り時刻は18時46分。
既に山の向こうに日が落ちた・・・
雲きれい。
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8/6 18:42
本日の日の入り時刻は18時46分。
既に山の向こうに日が落ちた・・・
雲きれい。
綺麗なピンク色だ。
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8/6 18:50
綺麗なピンク色だ。
おー夕焼けだ!!
ってゆっくり見ている訳にはいかない(笑)
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8/6 18:50
おー夕焼けだ!!
ってゆっくり見ている訳にはいかない(笑)
19:12 白鳳峠に到着。
樹林帯に入ると一気に暗くなってしまう。
ヘッデンを取りだし、小休憩を取って気分を入れ替える。
ここからは時間を気にしても仕方ない。
もう危険な場所は無いはずなので、確実に歩いていこう。
熊鈴も装着した。
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8/6 19:20
19:12 白鳳峠に到着。
樹林帯に入ると一気に暗くなってしまう。
ヘッデンを取りだし、小休憩を取って気分を入れ替える。
ここからは時間を気にしても仕方ない。
もう危険な場所は無いはずなので、確実に歩いていこう。
熊鈴も装着した。
20:24 広河原峠着
もはやこれしか撮れるものはない(笑)
小ピークを越えて、どこまで下るのかもまったく分からない道を下ってきた。
赤薙沢の崩落地の迂回路は踏み跡が薄いものの、テープが付けられているので暗くてもロスなく進んで来れた。
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8/6 20:24
20:24 広河原峠着
もはやこれしか撮れるものはない(笑)
小ピークを越えて、どこまで下るのかもまったく分からない道を下ってきた。
赤薙沢の崩落地の迂回路は踏み跡が薄いものの、テープが付けられているので暗くてもロスなく進んで来れた。
21:06 早川尾根小屋着
広河原峠からは最初だけグッと登るが、その後はなだらかな尾根歩きで助かった。
もう21時過ぎ。
静かに小屋の扉を開け、中を覗き込む・・・
「よし!誰もいない。貸し切りだ。」
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8/6 21:06
21:06 早川尾根小屋着
広河原峠からは最初だけグッと登るが、その後はなだらかな尾根歩きで助かった。
もう21時過ぎ。
静かに小屋の扉を開け、中を覗き込む・・・
「よし!誰もいない。貸し切りだ。」
水場で水を汲み、小屋内で夕食の準備。
誰もいないので音を気にせずできて本当に助かった。
いや〜それにしても疲れた(笑)
南御室小屋で昼食を食べた時点でこの展開は予測できたものの、その予測を遥かに超える疲労度だ。
明日は出発を遅らせて、多めに体を休めよう。
夕食を済ませ、横になって日記を書いているとうたた寝してしまう。
入口付近で「ガサガサ」と言う音。
ムム、ネズミがいるな!
食料をあさられないように吊るしてから眠りに就いた。
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8/6 21:47
水場で水を汲み、小屋内で夕食の準備。
誰もいないので音を気にせずできて本当に助かった。
いや〜それにしても疲れた(笑)
南御室小屋で昼食を食べた時点でこの展開は予測できたものの、その予測を遥かに超える疲労度だ。
明日は出発を遅らせて、多めに体を休めよう。
夕食を済ませ、横になって日記を書いているとうたた寝してしまう。
入口付近で「ガサガサ」と言う音。
ムム、ネズミがいるな!
食料をあさられないように吊るしてから眠りに就いた。
【2日目】8月7日(金)晴れ→高曇り
5:19 起床
昨日がんばってこの無人小屋まで来たので、テントも張らずにしっかり休むことが出来た。
昨夜は朝の準備もせず、取り敢えず夕食だけ食べて寝てしまったので、出発は大きく遅らせてゆっくりと準備してからの出発となった。
早川尾根小屋は経営者が見付からず現在無人。
トイレと水場は有る。
小屋は窓にコンパネが打ち付けられているので、昼でも中は薄暗く、奥の方ではヘッデンが必要な状態だった。
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8/7 8:14
【2日目】8月7日(金)晴れ→高曇り
5:19 起床
昨日がんばってこの無人小屋まで来たので、テントも張らずにしっかり休むことが出来た。
昨夜は朝の準備もせず、取り敢えず夕食だけ食べて寝てしまったので、出発は大きく遅らせてゆっくりと準備してからの出発となった。
早川尾根小屋は経営者が見付からず現在無人。
トイレと水場は有る。
小屋は窓にコンパネが打ち付けられているので、昼でも中は薄暗く、奥の方ではヘッデンが必要な状態だった。
小屋を出発して10分ほど進むと木の間から仙丈ケ岳が見えた。
今日もいい天気でのスタートとなったが、ここ数日間午後から雷鳴が聞こえる日が続いているので油断はできない。
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8/7 8:27
小屋を出発して10分ほど進むと木の間から仙丈ケ岳が見えた。
今日もいい天気でのスタートとなったが、ここ数日間午後から雷鳴が聞こえる日が続いているので油断はできない。
樹林帯から顔を出して展望が開ける小ピークまで来た。
枝払いがあまりされておらず、藪を掻き分けるようにして進む場所もあった。
あっちこっちでザックが枝に引っかかり、何ともストレスが溜まる道だ(笑)
休憩を入れながらもいいペースで進んで来れている。
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8/7 9:04
樹林帯から顔を出して展望が開ける小ピークまで来た。
枝払いがあまりされておらず、藪を掻き分けるようにして進む場所もあった。
あっちこっちでザックが枝に引っかかり、何ともストレスが溜まる道だ(笑)
休憩を入れながらもいいペースで進んで来れている。
2日目の今日はパッキングがうまく行かず、初日よりもザックが大きくなってしまっている(笑)
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8/7 10:20
2日目の今日はパッキングがうまく行かず、初日よりもザックが大きくなってしまっている(笑)
長い長い早川尾根を少しずつ登り、アサヨ峰までもう少しのところまで来た。
見ての通り道が草木に隠れそうな状態。
北杜市側の谷からヒンヤリとした風が吹きあがって来て、汗もかかずに快適だ。
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8/7 11:19
長い長い早川尾根を少しずつ登り、アサヨ峰までもう少しのところまで来た。
見ての通り道が草木に隠れそうな状態。
北杜市側の谷からヒンヤリとした風が吹きあがって来て、汗もかかずに快適だ。
11:29 アサヨ峰山頂 2799.1m
出発が遅かったので予定よりも遅れてはいるが、ここまではそこそこいいペースで歩いて来れた。
霞み気味の天気ではあるものの、景色も楽しむことが出来て、なかなかいい山だ。
山頂にはソロの登山者が3名。
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8/7 11:38
11:29 アサヨ峰山頂 2799.1m
出発が遅かったので予定よりも遅れてはいるが、ここまではそこそこいいペースで歩いて来れた。
霞み気味の天気ではあるものの、景色も楽しむことが出来て、なかなかいい山だ。
山頂にはソロの登山者が3名。
歩いてきた早川尾根を振り返る。
遥か遠くに鳳凰三山も見え隠れしていた。
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8/7 11:41
歩いてきた早川尾根を振り返る。
遥か遠くに鳳凰三山も見え隠れしていた。
これから進む稜線。
左端の栗沢山まではアップダウンも少なく歩き易そうだ。
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8/7 11:41
これから進む稜線。
左端の栗沢山まではアップダウンも少なく歩き易そうだ。
岩稜帯を進む。
薄日ながら太陽光を受け、気温も上がったので暑くなってきた。
大岩が多く進みにくいが、大股で歩ける場所が多いので距離を伸ばすことが出来た。
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8/7 11:58
岩稜帯を進む。
薄日ながら太陽光を受け、気温も上がったので暑くなってきた。
大岩が多く進みにくいが、大股で歩ける場所が多いので距離を伸ばすことが出来た。
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8/7 12:07
アサヨ峰までのルートとは大違いで、枝が覆い被さっているような場所はなく、とても歩き易い登山道。
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8/7 12:14
アサヨ峰までのルートとは大違いで、枝が覆い被さっているような場所はなく、とても歩き易い登山道。
12:32 栗沢山山頂 2714m
甲斐駒も見えてきた。
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8/7 12:30
12:32 栗沢山山頂 2714m
甲斐駒も見えてきた。
居合わせた男性に甲斐駒を背景にして一枚撮っていただいた。
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8/7 12:34
居合わせた男性に甲斐駒を背景にして一枚撮っていただいた。
アサヨ峰。
左端の遥か向こうに見えている山は鳳凰三山だ。
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8/7 12:40
アサヨ峰。
左端の遥か向こうに見えている山は鳳凰三山だ。
甲斐駒ケ岳の山頂には雲が掛かったり取れたりを繰り返している。
まだかなり遠いな・・・
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8/7 12:40
甲斐駒ケ岳の山頂には雲が掛かったり取れたりを繰り返している。
まだかなり遠いな・・・
しかも栗沢山から仙水峠までは450mも一気に下る。
そして間髪入れず、駒津峰まで480m以上の登り返しが待っている(^_^;)
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8/7 12:33
しかも栗沢山から仙水峠までは450mも一気に下る。
そして間髪入れず、駒津峰まで480m以上の登り返しが待っている(^_^;)
甲斐駒の左肩には明日行く予定の鋸岳も・・・
こちらも遠いな。
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8/7 12:40
甲斐駒の左肩には明日行く予定の鋸岳も・・・
こちらも遠いな。
本当は仙水峠まで下ってから昼食にしたかったが、かなり長時間下ることになるので、栗沢山山頂で昼食にすることにした。
日影がなく暑かった。
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8/7 12:46
本当は仙水峠まで下ってから昼食にしたかったが、かなり長時間下ることになるので、栗沢山山頂で昼食にすることにした。
日影がなく暑かった。
仙水峠まで下ってきた。
ドンドン下って来たので途中の写真は撮り忘れた。
とにかく長い長い下り。
足が痛くなる。
途中でザックに付けていたネギが落ちた!
運よく気付けたので良かったが、ここで落としてしまったら食事の楽しみがグッと減ってしまうところだった(笑)
峠で一息入れて、さぁ登り返しだ(--;)
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8/7 13:56
仙水峠まで下ってきた。
ドンドン下って来たので途中の写真は撮り忘れた。
とにかく長い長い下り。
足が痛くなる。
途中でザックに付けていたネギが落ちた!
運よく気付けたので良かったが、ここで落としてしまったら食事の楽しみがグッと減ってしまうところだった(笑)
峠で一息入れて、さぁ登り返しだ(--;)
約1時間急登を登り続け、また景色が広がってきた。
高曇りとなり涼しくなってきたが、疲労が足に来ている。
エネルギー補給が足りなかったようでシャリバテ気味になってしまった。
それがこの後とてもキツイ思いをするきっかけになってしまった。
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8/7 15:09
約1時間急登を登り続け、また景色が広がってきた。
高曇りとなり涼しくなってきたが、疲労が足に来ている。
エネルギー補給が足りなかったようでシャリバテ気味になってしまった。
それがこの後とてもキツイ思いをするきっかけになってしまった。
15:53 駒津峰山頂 2750m
やっとの事で登り切ることが出来た。
仙水峠からの登りでかなり疲労してしまった。
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8/7 15:54
15:53 駒津峰山頂 2750m
やっとの事で登り切ることが出来た。
仙水峠からの登りでかなり疲労してしまった。
ここからまた少し下り、甲斐駒ケ岳を越えなくてはならない・・・
ちょっとウンザリした気持ちで山頂を眺める。
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8/7 15:54
ここからまた少し下り、甲斐駒ケ岳を越えなくてはならない・・・
ちょっとウンザリした気持ちで山頂を眺める。
六方石
写真には撮ったが、疲れすぎてて記憶には残っていない(笑)
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8/7 16:46
六方石
写真には撮ったが、疲れすぎてて記憶には残っていない(笑)
甲斐駒特有の花崗岩の砂礫地帯を歩く。
もう登山者は全く居ない。
夕時に差し掛かり、気持ち悪いような静けさを感じながらノロノロと歩いていく。
完全に足が止まった。
気力で登っている感じだ。
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8/7 16:51
甲斐駒特有の花崗岩の砂礫地帯を歩く。
もう登山者は全く居ない。
夕時に差し掛かり、気持ち悪いような静けさを感じながらノロノロと歩いていく。
完全に足が止まった。
気力で登っている感じだ。
16:58 摩利支天への分岐着
疲労はピークだし、時間的にも厳しいのでパスする気持ちも過ぎったが、行かなかったら後々後悔するのは目に見えているので行くことにする。
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8/7 17:02
16:58 摩利支天への分岐着
疲労はピークだし、時間的にも厳しいのでパスする気持ちも過ぎったが、行かなかったら後々後悔するのは目に見えているので行くことにする。
ザックを置くと、途端にぴょんぴょん歩けるようになる(笑)
でも、ここで調子に乗ると後々後悔することも知っているので、気持ちを抑えてゆっくり歩く。
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8/7 17:02
ザックを置くと、途端にぴょんぴょん歩けるようになる(笑)
でも、ここで調子に乗ると後々後悔することも知っているので、気持ちを抑えてゆっくり歩く。
摩利支天との鞍部。
甲斐駒の北杜市側は大きく切れ落ちていて、壁面がとても迫力がある。
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8/7 17:06
摩利支天との鞍部。
甲斐駒の北杜市側は大きく切れ落ちていて、壁面がとても迫力がある。
17:10 摩利支天山頂 2821m
背後に鳳凰三山が見える。
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8/7 17:10
17:10 摩利支天山頂 2821m
背後に鳳凰三山が見える。
摩利支天山頂には何やら色々と良く分からない飾り物が置いてある。
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8/7 17:10
摩利支天山頂には何やら色々と良く分からない飾り物が置いてある。
甲斐駒山頂を眺める。
ザックをデポした場所から山頂まではそんなに遠くはない。
もうひと頑張りだ。頑張ろう!
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8/7 17:12
甲斐駒山頂を眺める。
ザックをデポした場所から山頂まではそんなに遠くはない。
もうひと頑張りだ。頑張ろう!
ザックの場所まで戻り、重いザックを背負って、いよいよ山頂を目指して最後の頑張り!
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8/7 17:24
ザックの場所まで戻り、重いザックを背負って、いよいよ山頂を目指して最後の頑張り!
砂礫の登山道は力が逃げてしまってとても疲れる。
もう少し、もう少しと自分に言い聞かせて登っていく。
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8/7 17:44
砂礫の登山道は力が逃げてしまってとても疲れる。
もう少し、もう少しと自分に言い聞かせて登っていく。
山頂直下の分岐点に到着。
ここから山頂はもう目と鼻の先。
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8/7 17:58
山頂直下の分岐点に到着。
ここから山頂はもう目と鼻の先。
18:03 甲斐駒ケ岳山頂 2967m
登り切れた事に感動した。
今まで来た中で間違いなく今回が一番嬉しい(笑)
1
8/7 18:03
18:03 甲斐駒ケ岳山頂 2967m
登り切れた事に感動した。
今まで来た中で間違いなく今回が一番嬉しい(笑)
もう暗いが、一応周りの山々の姿も写真に撮った。
仙丈ケ岳
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8/7 18:08
もう暗いが、一応周りの山々の姿も写真に撮った。
仙丈ケ岳
アサヨ峰の向こうに北岳
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8/7 18:08
アサヨ峰の向こうに北岳
鳳凰三山と富士山
1
8/7 18:08
鳳凰三山と富士山
日没時間が迫っているが、ここでは三脚を立てて記念写真を撮った。
もう18時を過ぎている。
急がねば!
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8/7 18:07
日没時間が迫っているが、ここでは三脚を立てて記念写真を撮った。
もう18時を過ぎている。
急がねば!
ここから先は破線ルートとなる。
6合目避難小屋までは約1時間の距離。
あと30分で日没ですが・・・?
下の白い看板にはクライミング装備が必要・・・的な注意書きがある。
ヘルメットすら持っていませんけど・・・
実際のところ、このルートはザイルもハーネスも使うところはない。休日の混雑時はヘルメットは有った方がいい。
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8/7 18:12
ここから先は破線ルートとなる。
6合目避難小屋までは約1時間の距離。
あと30分で日没ですが・・・?
下の白い看板にはクライミング装備が必要・・・的な注意書きがある。
ヘルメットすら持っていませんけど・・・
実際のところ、このルートはザイルもハーネスも使うところはない。休日の混雑時はヘルメットは有った方がいい。
出だしは北杜市側に一度下ってトラバースしなければならないが、すっかり忘れて稜線上を進んでしまった。
その結果、40kgのザックでクライミング的な下りをしなければならなかった(笑)
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8/7 18:13
出だしは北杜市側に一度下ってトラバースしなければならないが、すっかり忘れて稜線上を進んでしまった。
その結果、40kgのザックでクライミング的な下りをしなければならなかった(笑)
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8/7 18:16
何年か前に同じルートを下った時はガスっていて何も見えなかったが、なかなかいい感じのルートじゃないか。
下りだとザックの重みを感じにくいので楽しむ余裕がある。
でも、小屋のある場所はまだかなり先だな・・・
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8/7 18:24
何年か前に同じルートを下った時はガスっていて何も見えなかったが、なかなかいい感じのルートじゃないか。
下りだとザックの重みを感じにくいので楽しむ余裕がある。
でも、小屋のある場所はまだかなり先だな・・・
道が不明瞭なので、注意を払っていないと行き詰ってしまうところがある。
今回も1ヵ所間違った人の踏み跡につられて登り返すはめに・・・
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8/7 18:25
道が不明瞭なので、注意を払っていないと行き詰ってしまうところがある。
今回も1ヵ所間違った人の踏み跡につられて登り返すはめに・・・
岩に夕日が当たり、淡いオレンジ色に染まりだした。
楽しいルートだが、タイムリミットが迫っているので、そんなに余裕はない。
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8/7 18:37
岩に夕日が当たり、淡いオレンジ色に染まりだした。
楽しいルートだが、タイムリミットが迫っているので、そんなに余裕はない。
日没5分前。
いやー、まだ結構あるねぇ。
避難小屋は左下のコルのあたりにある。
危険な場所は既に過ぎているので、ゆっくり行ってもいいんだけど・・・
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8/7 18:40
日没5分前。
いやー、まだ結構あるねぇ。
避難小屋は左下のコルのあたりにある。
危険な場所は既に過ぎているので、ゆっくり行ってもいいんだけど・・・
わー、日が沈んでしまうー。
でも綺麗(^^)
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8/7 18:44
わー、日が沈んでしまうー。
でも綺麗(^^)
鋸岳と夕焼け
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8/7 18:44
鋸岳と夕焼け
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8/7 18:49
稜線の下に小屋の屋根が見えたあたり。
電波のいい稜線で携帯を取り出し、明日の天気などの情報収集をしてから小屋へと降りて行く。(小屋に行ってみたら電波入った)
小屋まではヘッデン点灯。
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8/7 19:06
稜線の下に小屋の屋根が見えたあたり。
電波のいい稜線で携帯を取り出し、明日の天気などの情報収集をしてから小屋へと降りて行く。(小屋に行ってみたら電波入った)
小屋まではヘッデン点灯。
19:22 六合目小屋着
今日も小屋は貸切!良かった。
ザックを下して終わり・・・と行きたいが、今日はこれから水汲みに谷に降りなければいけないのだ。
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8/7 19:22
19:22 六合目小屋着
今日も小屋は貸切!良かった。
ザックを下して終わり・・・と行きたいが、今日はこれから水汲みに谷に降りなければいけないのだ。
この水場は初めて利用した。
水場までの道は明瞭だが、すごい急坂をかなり下まで降りて行く必要があった。
当然ながら辺りは真っ暗。
クマを警戒して声を上げながら歩く。
水はチョロチョロとしか流れていなく、ただ汲むのは厳しい感じの流れ。
親切なことにジョウゴとホースが近くの木に掛けてあり、それを使うと短時間で組むことが出来た。
とても美味しい水だった。
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8/7 19:43
この水場は初めて利用した。
水場までの道は明瞭だが、すごい急坂をかなり下まで降りて行く必要があった。
当然ながら辺りは真っ暗。
クマを警戒して声を上げながら歩く。
水はチョロチョロとしか流れていなく、ただ汲むのは厳しい感じの流れ。
親切なことにジョウゴとホースが近くの木に掛けてあり、それを使うと短時間で組むことが出来た。
とても美味しい水だった。
19:54 小屋に戻ってようやく本日の行動終了。
夕食を作り、やっとほっとすることが出来た。
この小屋もネズミが出るようなので、食料はザックにしまったり吊るしたりして対策をとる。
明日は今回の計画中一番の危険ルートとなる鋸岳が待っている。
本当は鋸岳も縦走して、鋸岳の向こうの下降点から戸台川へ下って行こうと計画していたが、予定よりも疲労が大きく、ザックの重量への順応も進んでいないので、鋸はピストンに変更することにした。
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8/7 21:49
19:54 小屋に戻ってようやく本日の行動終了。
夕食を作り、やっとほっとすることが出来た。
この小屋もネズミが出るようなので、食料はザックにしまったり吊るしたりして対策をとる。
明日は今回の計画中一番の危険ルートとなる鋸岳が待っている。
本当は鋸岳も縦走して、鋸岳の向こうの下降点から戸台川へ下って行こうと計画していたが、予定よりも疲労が大きく、ザックの重量への順応も進んでいないので、鋸はピストンに変更することにした。
【3日目】8月8日(土)晴れ
3:58 起床
暑くもなく、寒くもなく、とても快適な気温の夜だったが、2日間の疲労で体が痛く、深い睡眠は取れなかった。
ネズミがいるとの事だったが、朝まで全く気配を感じなかった。
朝食は味噌汁に納豆ごはん。イカの缶詰も開けた。
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8/8 4:32
【3日目】8月8日(土)晴れ
3:58 起床
暑くもなく、寒くもなく、とても快適な気温の夜だったが、2日間の疲労で体が痛く、深い睡眠は取れなかった。
ネズミがいるとの事だったが、朝まで全く気配を感じなかった。
朝食は味噌汁に納豆ごはん。イカの缶詰も開けた。
雲がピンク色に染まり、今日の朝もいい天気でのスタートが切れそうだ。
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8/8 4:50
雲がピンク色に染まり、今日の朝もいい天気でのスタートが切れそうだ。
岩で固められた、頑丈そうな避難小屋。
稜線の登山道からは少し離れた場所に建てられていて、なぜこの位置に避難小屋を作ることになったのか疑問を感じる場所にある。
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8/8 4:51
岩で固められた、頑丈そうな避難小屋。
稜線の登山道からは少し離れた場所に建てられていて、なぜこの位置に避難小屋を作ることになったのか疑問を感じる場所にある。
5:58 出発
最初の頃は仕方ないのだが、荷物がパンパンに入っているのでパッキングにかなり時間が掛かってしまう。
せめて5時に出発できると後半楽なんだけど・・・
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8/8 6:01
5:58 出発
最初の頃は仕方ないのだが、荷物がパンパンに入っているのでパッキングにかなり時間が掛かってしまう。
せめて5時に出発できると後半楽なんだけど・・・
避難小屋から登山道に復帰したところ。
写真右奥が甲斐駒ケ岳。
ここから右下に下っていくと水場がある。
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8/8 6:07
避難小屋から登山道に復帰したところ。
写真右奥が甲斐駒ケ岳。
ここから右下に下っていくと水場がある。
しばらく樹林帯の中を進むと、樹間より烏帽子岳の山頂が見えた。
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8/8 6:27
しばらく樹林帯の中を進むと、樹間より烏帽子岳の山頂が見えた。
足元には花畑。
この辺りは残雪が遅くまで残るので、人が歩いた痕跡が至る所に残っている。
前回は難なく進むことが出来たが、今回は正規のルートを外れてしまい、薄い踏み跡を藪漕ぎしながら進むことになってしまった。
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8/8 6:28
足元には花畑。
この辺りは残雪が遅くまで残るので、人が歩いた痕跡が至る所に残っている。
前回は難なく進むことが出来たが、今回は正規のルートを外れてしまい、薄い踏み跡を藪漕ぎしながら進むことになってしまった。
藪漕ぎから登山道に戻った場所。
稜線ではなく、烏帽子岳へ行く為の尾根の途中に出た。
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8/8 7:19
藪漕ぎから登山道に戻った場所。
稜線ではなく、烏帽子岳へ行く為の尾根の途中に出た。
ザックをデポして烏帽子岳へと向かう。
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8/8 7:07
ザックをデポして烏帽子岳へと向かう。
烏帽子岳は最近、日向山からの廃道が再整備されたことにより、山頂には立派な標識が建てられていた。
数年前に廃道を通った時は、倒木やら藪漕ぎやらで酷いルートだったが、最近は簡単に歩くことが出来るようになったそうだ。
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8/8 7:08
烏帽子岳は最近、日向山からの廃道が再整備されたことにより、山頂には立派な標識が建てられていた。
数年前に廃道を通った時は、倒木やら藪漕ぎやらで酷いルートだったが、最近は簡単に歩くことが出来るようになったそうだ。
烏帽子岳は北東にも同じような高さのピークがある。
以前来た時は、段差もないところでつまずき、左下方へ滑落したっけな(笑)
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8/8 7:09
烏帽子岳は北東にも同じような高さのピークがある。
以前来た時は、段差もないところでつまずき、左下方へ滑落したっけな(笑)
南方には甲斐駒ケ岳。
少し霞んでいる・・・
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8/8 7:09
南方には甲斐駒ケ岳。
少し霞んでいる・・・
北西に鋸岳。
左が第二高点で、右が第一高点。
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8/8 7:09
北西に鋸岳。
左が第二高点で、右が第一高点。
烏帽子岳山頂は景色が良くてとても気持ち良かった。
0
8/8 7:10
烏帽子岳山頂は景色が良くてとても気持ち良かった。
ザックのデポ地に戻り、三ツ頭を通って稜線に戻る。
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8/8 7:28
ザックのデポ地に戻り、三ツ頭を通って稜線に戻る。
しばらく急なアップダウンを繰り返し、中ノ川乗越と第二高点を見渡せる地点に出た。
中ノ川乗越から落石だらけのルンゼを登ると第二高点だ。
0
8/8 8:15
しばらく急なアップダウンを繰り返し、中ノ川乗越と第二高点を見渡せる地点に出た。
中ノ川乗越から落石だらけのルンゼを登ると第二高点だ。
乗越までの下りは、崩落地の縁を急角度で下る。
水分の多い土の上で滑り、ズボンがドロドロになった・・・(-_-;)
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8/8 8:22
乗越までの下りは、崩落地の縁を急角度で下る。
水分の多い土の上で滑り、ズボンがドロドロになった・・・(-_-;)
8:30 中ノ川乗越
本来の計画では、ここから角兵衛沢ノコルまで縦走する予定だったが、第二高点と第一高点の間に危険な岩場が連発し、40kgほどあるザックを担いで進むのはあまりにも危険だと判断し、今回はここにザックをデポし、鋸岳はピストンすることに決めた。
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8/8 8:31
8:30 中ノ川乗越
本来の計画では、ここから角兵衛沢ノコルまで縦走する予定だったが、第二高点と第一高点の間に危険な岩場が連発し、40kgほどあるザックを担いで進むのはあまりにも危険だと判断し、今回はここにザックをデポし、鋸岳はピストンすることに決めた。
ダケカンバの木陰にザックをデポし、鋸岳へ出発。
0
8/8 9:01
ダケカンバの木陰にザックをデポし、鋸岳へ出発。
第二高点までのルンゼを見上げる。
剱岳北方稜線の池ノ谷ガリーのような場所。
夏は植物が岩を少し隠してくれているので、怖さは少なめ。
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8/8 9:01
第二高点までのルンゼを見上げる。
剱岳北方稜線の池ノ谷ガリーのような場所。
夏は植物が岩を少し隠してくれているので、怖さは少なめ。
登ってきたルンゼを振り返る。
花がたくさん咲いていて意外と綺麗な場所だった。
0
8/8 9:05
登ってきたルンゼを振り返る。
花がたくさん咲いていて意外と綺麗な場所だった。
マツムシソウ
0
8/8 9:12
マツムシソウ
ルンゼの上部まで上がってきた。
ザックが無いと本当に楽ちん♪
とは言え、足元は浮石だらけなので注意。
足を乗せると流れ出す岩が多くある。
落石も注意だ。
ルンゼを登り切り、ハイマツ帯を少し進むと第二高点がある。
0
8/8 9:15
ルンゼの上部まで上がってきた。
ザックが無いと本当に楽ちん♪
とは言え、足元は浮石だらけなので注意。
足を乗せると流れ出す岩が多くある。
落石も注意だ。
ルンゼを登り切り、ハイマツ帯を少し進むと第二高点がある。
9:24 鋸岳第二高点着
本峰の第一高点が間近に望むことが出来る。
ただ、ここから一度大きく下らなければならない為、近いようでかなり時間はかかる。
0
8/8 9:24
9:24 鋸岳第二高点着
本峰の第一高点が間近に望むことが出来る。
ただ、ここから一度大きく下らなければならない為、近いようでかなり時間はかかる。
南東の方向には甲斐駒ケ岳と歩いてきた稜線。
遠くは霞んでいるものの、天気はとても良く、入山してからの3日間では今日が一番天気がいい感じだ。
0
8/8 9:25
南東の方向には甲斐駒ケ岳と歩いてきた稜線。
遠くは霞んでいるものの、天気はとても良く、入山してからの3日間では今日が一番天気がいい感じだ。
第二高点にもタカネビランジが咲いていた。
0
8/8 9:27
第二高点にもタカネビランジが咲いていた。
第二高点から大きく谷へと下り、鹿窓へと登り返す。
遥か上に岩の空洞があり、そこが鹿窓。
この辺りは自然落石も多いので最大限に注意。
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8/8 9:44
第二高点から大きく谷へと下り、鹿窓へと登り返す。
遥か上に岩の空洞があり、そこが鹿窓。
この辺りは自然落石も多いので最大限に注意。
鹿窓
0
8/8 9:52
鹿窓
鹿窓
1
8/8 9:52
鹿窓
鹿窓を上から見下ろす。
0
8/8 9:52
鹿窓を上から見下ろす。
鹿窓を抜けると第一高点が見える。
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8/8 9:53
鹿窓を抜けると第一高点が見える。
が、しかし。
もう一度下る。
この辺りは危険な岩稜帯をアップダウンするので油断できない場所だ。
0
8/8 9:54
が、しかし。
もう一度下る。
この辺りは危険な岩稜帯をアップダウンするので油断できない場所だ。
ほとんど懸垂下降状態の鎖場(笑)
左側の草付にもルートがあるが、以前来た時は歩いている地面ごと大規模に崩落して、危うく一緒に滑落して行きそうになった為、今回は懸垂下降した。
懸垂下降と言ってもゴボウでの下降なので、握力のない人は厳しい場所だ。
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8/8 9:58
ほとんど懸垂下降状態の鎖場(笑)
左側の草付にもルートがあるが、以前来た時は歩いている地面ごと大規模に崩落して、危うく一緒に滑落して行きそうになった為、今回は懸垂下降した。
懸垂下降と言ってもゴボウでの下降なので、握力のない人は厳しい場所だ。
懸垂下降で下り切ると、その反対側の登りはさらに壁状態の鎖場を登る。
ここを40kgのザックを背負って登るのはさすがに厳しいと思い、ピストンに決めた場所だ。
身軽なので難なく登れたが、握力のない女性などは登れない人もいるのではないかと思う場所だ。
1
8/8 9:58
懸垂下降で下り切ると、その反対側の登りはさらに壁状態の鎖場を登る。
ここを40kgのザックを背負って登るのはさすがに厳しいと思い、ピストンに決めた場所だ。
身軽なので難なく登れたが、握力のない女性などは登れない人もいるのではないかと思う場所だ。
タカネニガナ
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8/8 10:04
タカネニガナ
壁状態の鎖場を抜けると、山頂までは歩き易い道となる。
山頂目前。
0
8/8 10:06
壁状態の鎖場を抜けると、山頂までは歩き易い道となる。
山頂目前。
10:07 鋸岳第一高点着 2685m
山頂は無人。
とてもいい天気!
ここまでヒョイヒョイと歩いて来れたので気分も最高!!
0
8/8 10:09
10:07 鋸岳第一高点着 2685m
山頂は無人。
とてもいい天気!
ここまでヒョイヒョイと歩いて来れたので気分も最高!!
山頂から北西の稜線を望む。
眼下に当初の計画で下る予定だった角兵衛沢のルートが見える。
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8/8 10:08
山頂から北西の稜線を望む。
眼下に当初の計画で下る予定だった角兵衛沢のルートが見える。
角兵衛沢のコルの方から一人登ってきている。
山頂はぽかぽかでとっても気持ちがいい。
天気もいいし、何より荷物が無いに等しい状態なのが嬉しい。
この後大変な酷い思いをしながら北沢峠まで行くことになるとは、この時はまだ知る由もなかった・・・(-.-)
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8/8 10:11
角兵衛沢のコルの方から一人登ってきている。
山頂はぽかぽかでとっても気持ちがいい。
天気もいいし、何より荷物が無いに等しい状態なのが嬉しい。
この後大変な酷い思いをしながら北沢峠まで行くことになるとは、この時はまだ知る由もなかった・・・(-.-)
角兵衛沢から上がってきた男性が到着したので1枚撮ってもらった。
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8/8 10:24
角兵衛沢から上がってきた男性が到着したので1枚撮ってもらった。
その男性。
戸台を早朝に出発し、靴を何度も脱いで渡渉しながら沢筋を歩き、なんとかたどり着いたとの事。
もうじき70歳だそうです!!すごいな〜
しばらく山の話で盛り上がり、一足お先に山頂を出発し、ザックをデポしている中ノ川乗越に向かって、来た道を戻り始める。
今日は結局、北沢峠に到着するまでに出会った登山者は伊藤さんだけだった。
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8/8 10:39
その男性。
戸台を早朝に出発し、靴を何度も脱いで渡渉しながら沢筋を歩き、なんとかたどり着いたとの事。
もうじき70歳だそうです!!すごいな〜
しばらく山の話で盛り上がり、一足お先に山頂を出発し、ザックをデポしている中ノ川乗越に向かって、来た道を戻り始める。
今日は結局、北沢峠に到着するまでに出会った登山者は伊藤さんだけだった。
しばらく下ると、先ほどの鎖場に到着。
向こう側の岸壁になが〜く鎖が伸びている。
帰りは鎖は使わず、左側の草付の踏み跡を登って上まで抜けた。
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8/8 10:45
しばらく下ると、先ほどの鎖場に到着。
向こう側の岸壁になが〜く鎖が伸びている。
帰りは鎖は使わず、左側の草付の踏み跡を登って上まで抜けた。
その前に足元の下り。
こっちの方が急。
と言うか、ただの壁(笑)
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8/8 10:45
その前に足元の下り。
こっちの方が急。
と言うか、ただの壁(笑)
懸垂中にも1枚。
鎖なかったらさすがにロープ持ってこないと恐ろしい感じの場所だ。
1
8/8 10:47
懸垂中にも1枚。
鎖なかったらさすがにロープ持ってこないと恐ろしい感じの場所だ。
鎖場を登り返し、鋸岳第一高点を振り返る。
この日は本当に天気が良くて、山がとっても綺麗だった。
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8/8 10:51
鎖場を登り返し、鋸岳第一高点を振り返る。
この日は本当に天気が良くて、山がとっても綺麗だった。
鹿窓を再び通り抜ける。
下から登山者が来ているかも知れないので、落石しないように気を付けながら降下開始。
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8/8 10:53
鹿窓を再び通り抜ける。
下から登山者が来ているかも知れないので、落石しないように気を付けながら降下開始。
岩場を下っている途中から、第二高点の方向を撮る。
ルートは写真よりもずっと下まで下り、向こう側の斜面を登り返す。
途中、明らかに道になっているところがあったので、行けるかどうだか進んでみることにしてみた。
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8/8 10:58
岩場を下っている途中から、第二高点の方向を撮る。
ルートは写真よりもずっと下まで下り、向こう側の斜面を登り返す。
途中、明らかに道になっているところがあったので、行けるかどうだか進んでみることにしてみた。
そしたらかなり際どいへつりルート(笑)
落ちたら死にます。
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8/8 11:02
そしたらかなり際どいへつりルート(笑)
落ちたら死にます。
その先は両サイドスパッと切れ落ちた、冬季の稜線ルートに出た。コルまで行ってみたが、クライミング装備なしでは明らかに登れないので、正規のルートまでルンゼを下り、通常ルートで第二高点へと登り返した。
なにも大縦走中に、わざわざタイムロスしそうなルートを試しに進んで見る必要はなかったと後悔・・・
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8/8 11:04
その先は両サイドスパッと切れ落ちた、冬季の稜線ルートに出た。コルまで行ってみたが、クライミング装備なしでは明らかに登れないので、正規のルートまでルンゼを下り、通常ルートで第二高点へと登り返した。
なにも大縦走中に、わざわざタイムロスしそうなルートを試しに進んで見る必要はなかったと後悔・・・
中ノ川乗越に下るルンゼの一番上。
下に登山者がいるかも知れないので、大声で下ることを伝えてから下り始める。(登山者は居なかった)
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8/8 11:33
中ノ川乗越に下るルンゼの一番上。
下に登山者がいるかも知れないので、大声で下ることを伝えてから下り始める。(登山者は居なかった)
空を見上げると面白い筋の入った雲が広がっていた。
そう言えば、前に鋸岳に来た時も同じような雲を見た気がする・・・
1
8/8 11:42
空を見上げると面白い筋の入った雲が広がっていた。
そう言えば、前に鋸岳に来た時も同じような雲を見た気がする・・・
11:42 中ノ川乗越に戻る。
少し早いが、ここで昼食にする。
残りのコースタイムからすると、今日も遅くなりそうな気が・・・
下りでどのくらい短縮できるかにもよるなぁ・・・
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8/8 11:42
11:42 中ノ川乗越に戻る。
少し早いが、ここで昼食にする。
残りのコースタイムからすると、今日も遅くなりそうな気が・・・
下りでどのくらい短縮できるかにもよるなぁ・・・
昼食を食べ終え、熊ノ穴沢を下り始める。
これが酷い下りだった・・・
一面浮石だらけのガレ沢。ルートのようなものは一切見当たらない。
総重量が重い為、石に乗るとその一帯の石が全部流れ出し、足が岩の間に飲み込まれていくいく感じ。
買ったばかりの登山靴が、早くも傷だらけになってしまった(笑)
0
8/8 12:30
昼食を食べ終え、熊ノ穴沢を下り始める。
これが酷い下りだった・・・
一面浮石だらけのガレ沢。ルートのようなものは一切見当たらない。
総重量が重い為、石に乗るとその一帯の石が全部流れ出し、足が岩の間に飲み込まれていくいく感じ。
買ったばかりの登山靴が、早くも傷だらけになってしまった(笑)
乗越から少し下って振り返った。
写真一番左側が歩き易そうだったので、左端を下って来たが、どこを歩いても状況はそこまで変わらない感じだっただろう。
立っているのがやっと。という状況。
0
8/8 12:30
乗越から少し下って振り返った。
写真一番左側が歩き易そうだったので、左端を下って来たが、どこを歩いても状況はそこまで変わらない感じだっただろう。
立っているのがやっと。という状況。
樹林帯に入っても状況は変わらず、時々道らしきものはあるが、しばらく進むと道は消えてしまう。その連続だった。
0
8/8 13:18
樹林帯に入っても状況は変わらず、時々道らしきものはあるが、しばらく進むと道は消えてしまう。その連続だった。
1時間半ほど苦しみながら下り続け、やっと1本のコーステープを発見!
やっとここから道と言えるような踏み跡が続くようになった。
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8/8 13:39
1時間半ほど苦しみながら下り続け、やっと1本のコーステープを発見!
やっとここから道と言えるような踏み跡が続くようになった。
右股分岐
ガレ沢を横切るような場所。
2時間以上悪路を下り続けているので、足がかなりガクガクになってきた・・・
枯れ木を杖代わりにして、足への負担を減らすように下った。
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8/8 14:23
右股分岐
ガレ沢を横切るような場所。
2時間以上悪路を下り続けているので、足がかなりガクガクになってきた・・・
枯れ木を杖代わりにして、足への負担を減らすように下った。
下り始めてから約3時間。
稜線が暑かった為、水の消費が大きかった。
節約して飲んで来たが、遂に水が尽きてしまった。
沢はずっと枯れ沢で水を補給できない。
もう休憩しても水が無い・・・。
ただ黙々と歩いたが、たまらずに座り込む。
『ああ、しんどいなぁ・・・』と、うな垂れて休憩していると、すぐ脇から「ザー」と言う音が・・・。
ちょうどそこが熊ノ穴沢の源頭部だった!
沢へ駆け下り、流れに顔を突っ込み、思いっきり水を飲んだ。
この水は最高に美味かった。
1
8/8 15:10
下り始めてから約3時間。
稜線が暑かった為、水の消費が大きかった。
節約して飲んで来たが、遂に水が尽きてしまった。
沢はずっと枯れ沢で水を補給できない。
もう休憩しても水が無い・・・。
ただ黙々と歩いたが、たまらずに座り込む。
『ああ、しんどいなぁ・・・』と、うな垂れて休憩していると、すぐ脇から「ザー」と言う音が・・・。
ちょうどそこが熊ノ穴沢の源頭部だった!
沢へ駆け下り、流れに顔を突っ込み、思いっきり水を飲んだ。
この水は最高に美味かった。
15:40 沢の源頭部から30分も下ると戸台川の本流に出ることが出来た。
渡れる飛び石をしばらく探し、ジャンプして対岸の登山道へ。
中ノ川乗越から重いザックを背負って1200mほど下って来た。
足はもうガックガク。
ここで終わりなら良いのだけれど・・・
北沢峠まで、また700mほど登らなくてはいけない(笑)
もうこの辺にビバークしたいくらいだけど、今日は彼女が北沢峠まで登ってきて、キャンプ場で待っている。
這ってでも北沢峠まで上がらなくてはいけない状況なのだ(-_-;)
1
8/8 15:40
15:40 沢の源頭部から30分も下ると戸台川の本流に出ることが出来た。
渡れる飛び石をしばらく探し、ジャンプして対岸の登山道へ。
中ノ川乗越から重いザックを背負って1200mほど下って来た。
足はもうガックガク。
ここで終わりなら良いのだけれど・・・
北沢峠まで、また700mほど登らなくてはいけない(笑)
もうこの辺にビバークしたいくらいだけど、今日は彼女が北沢峠まで登ってきて、キャンプ場で待っている。
這ってでも北沢峠まで上がらなくてはいけない状況なのだ(-_-;)
丹渓山荘跡に向かう途中、細い丸太橋が有り、水しぶきで濡れていたので気を付けて渡ったのだが、想像を絶するほどのヌルヌル橋で、豪快にすっ転んで片足片手を沢に落とす。
ザックにのし掛かられて身動きが取れない。
危うく溺れるかと思った(笑)
0
8/8 16:11
丹渓山荘跡に向かう途中、細い丸太橋が有り、水しぶきで濡れていたので気を付けて渡ったのだが、想像を絶するほどのヌルヌル橋で、豪快にすっ転んで片足片手を沢に落とす。
ザックにのし掛かられて身動きが取れない。
危うく溺れるかと思った(笑)
16:42 丹渓山荘の下で休憩する。
さっき沢に片足を落とした事がけっこうショックで、なんかとても暗い気持ちになる(笑)
もうこんな時間か・・・
ここから北沢峠までは2時間半のコースタイム。
今日も暗くなるなぁ。
0
8/8 16:42
16:42 丹渓山荘の下で休憩する。
さっき沢に片足を落とした事がけっこうショックで、なんかとても暗い気持ちになる(笑)
もうこんな時間か・・・
ここから北沢峠までは2時間半のコースタイム。
今日も暗くなるなぁ。
丹渓山荘からしばらくの間は緩い登りが続くが、沢をひとつ渡ると八丁坂という急登が始まる。
苦しい区間をダラダラ登るといつまで経っても終わらず、結果的に疲れも大きくなってしまうので、気合を入れて一気に登り切る。
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8/8 16:55
丹渓山荘からしばらくの間は緩い登りが続くが、沢をひとつ渡ると八丁坂という急登が始まる。
苦しい区間をダラダラ登るといつまで経っても終わらず、結果的に疲れも大きくなってしまうので、気合を入れて一気に登り切る。
八丁坂を登り終えると湿った平坦の樹林帯を進む。
最後に短く急登すると大平山荘の前に出た。
ここまで来れば北沢峠はもう目前だ!
暗くなり始めた樹林帯を進む。
0
8/8 18:43
八丁坂を登り終えると湿った平坦の樹林帯を進む。
最後に短く急登すると大平山荘の前に出た。
ここまで来れば北沢峠はもう目前だ!
暗くなり始めた樹林帯を進む。
18:56 北沢峠着 2000m
コースタイムより早く登り切ることが出来た。
今日も長かったな・・・
0
8/8 18:56
18:56 北沢峠着 2000m
コースタイムより早く登り切ることが出来た。
今日も長かったな・・・
峠に着くと彼女が待っていてくれた。
到着の遅さにぶっ飛ばされるかと思ったが、笑顔で待っていてくれた(^_^)
5
8/8 19:01
峠に着くと彼女が待っていてくれた。
到着の遅さにぶっ飛ばされるかと思ったが、笑顔で待っていてくれた(^_^)
19:11 長衛小屋着
写真は明るいが、実際はもうほとんど真っ暗。
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8/8 19:11
19:11 長衛小屋着
写真は明るいが、実際はもうほとんど真っ暗。
混んでる混んでる(笑)
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8/8 19:11
混んでる混んでる(笑)
今日は彼女が持って来てくれた3-4人用テントに入れてもらうのでテントは張らない。
夕食もご馳走になりました。
1
8/8 19:47
今日は彼女が持って来てくれた3-4人用テントに入れてもらうのでテントは張らない。
夕食もご馳走になりました。
標高2,000mの北沢峠。
日も暮れてかなり冷え込んできた。
なのに夕食は冷やし中華!(笑)
疲れ果てて到着し、テントも夕食も用意してもらって文句は言えないが、なぜに冷やし中華!?(笑)
でもとっても美味しかったよ。ありがとう(^_^)
4
8/8 19:48
標高2,000mの北沢峠。
日も暮れてかなり冷え込んできた。
なのに夕食は冷やし中華!(笑)
疲れ果てて到着し、テントも夕食も用意してもらって文句は言えないが、なぜに冷やし中華!?(笑)
でもとっても美味しかったよ。ありがとう(^_^)
【4日目】8月9日(日)晴れ
5:00 起床
本来、今日は仙丈ケ岳を越えて両俣小屋までの計画だったが、ここまでの3日間であまりにも体が疲労しており、装備も色々と不具合が出ている部分が出ていたので、今日は出発を見合わせて休養日に当てる事にした。
明るくなるまでゆっくりと寝ていたが、疲れ過ぎていてあまり深い眠りに就けなかった。
昨日の夕食は彼女に作ってもらったので、今朝は自分がカレーパスタを作ってご馳走した。
と言うと聞こえが良いが、少しザックの重量を減らしたかったと言う理由もあった。
0
8/9 6:28
【4日目】8月9日(日)晴れ
5:00 起床
本来、今日は仙丈ケ岳を越えて両俣小屋までの計画だったが、ここまでの3日間であまりにも体が疲労しており、装備も色々と不具合が出ている部分が出ていたので、今日は出発を見合わせて休養日に当てる事にした。
明るくなるまでゆっくりと寝ていたが、疲れ過ぎていてあまり深い眠りに就けなかった。
昨日の夕食は彼女に作ってもらったので、今朝は自分がカレーパスタを作ってご馳走した。
と言うと聞こえが良いが、少しザックの重量を減らしたかったと言う理由もあった。
たくさん作ったので大満足(^_^)
2
8/9 6:28
たくさん作ったので大満足(^_^)
彼女は10時のバスで下山するとの事なので、それまでテン場を散歩したり、河原でフルーツを食べたりして過ごす。
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8/9 7:59
彼女は10時のバスで下山するとの事なので、それまでテン場を散歩したり、河原でフルーツを食べたりして過ごす。
持って来てくれた桃は本当に美味しかった。
重ね重ね感謝!
4
8/9 8:05
持って来てくれた桃は本当に美味しかった。
重ね重ね感謝!
混雑はしていたものの、まだ奥の方に空きが多くあった。
夏休みは更に混雑するのだろう・・・
0
8/9 8:00
混雑はしていたものの、まだ奥の方に空きが多くあった。
夏休みは更に混雑するのだろう・・・
ほつれてしまったグローブを裁縫する私。
0
8/9 8:25
ほつれてしまったグローブを裁縫する私。
もうそろそろテントを撤収するので・・・
0
8/9 8:18
もうそろそろテントを撤収するので・・・
木陰に自分のテントを張る。
今回の山行で初めての幕営だ。
洗濯物もロープを張って干す。
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8/9 8:19
木陰に自分のテントを張る。
今回の山行で初めての幕営だ。
洗濯物もロープを張って干す。
彼女がバスで下山するので北沢峠まで見送りに。
0
8/9 9:34
彼女がバスで下山するので北沢峠まで見送りに。
昨日は暗い中での記念写真だったので、もう一度撮ろうと思っていたら、
「バスが出発しますよー」
の声!!
えっ!? 10時出発じゃないの!?
0
8/9 9:47
昨日は暗い中での記念写真だったので、もう一度撮ろうと思っていたら、
「バスが出発しますよー」
の声!!
えっ!? 10時出発じゃないの!?
慌てて受付をして乗ってしまう彼女・・・
(バスは臨時便だった)
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8/9 9:49
慌てて受付をして乗ってしまう彼女・・・
(バスは臨時便だった)
あーれー、行っちゃったよー。
ゆっくりお礼もお別れも言う間もなく、
行っちゃったよー(笑)
1
8/9 9:50
あーれー、行っちゃったよー。
ゆっくりお礼もお別れも言う間もなく、
行っちゃったよー(笑)
あまりにも呆気なく行ってしまった彼女に名残惜しさを感じつつ、長衛小屋へと戻っていく・・・
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8/9 9:52
あまりにも呆気なく行ってしまった彼女に名残惜しさを感じつつ、長衛小屋へと戻っていく・・・
長衛小屋の前に咲いていた、なんだか紫色の花。
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8/9 10:00
長衛小屋の前に咲いていた、なんだか紫色の花。
テン場からは小仙丈ケ岳あたりが見えている。
今日もとてもいい天気だ。
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8/9 10:15
テン場からは小仙丈ケ岳あたりが見えている。
今日もとてもいい天気だ。
甲斐駒の方を見ると辛うじて摩利支天が見える。
真っ白だ。
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8/9 11:33
甲斐駒の方を見ると辛うじて摩利支天が見える。
真っ白だ。
テントは軽く日差しが入り込み、ちょうどいい暖かさで快適。
0
8/9 10:17
テントは軽く日差しが入り込み、ちょうどいい暖かさで快適。
紙を食べるりす。
美味しそう・・・
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8/9 10:17
紙を食べるりす。
美味しそう・・・
心地よい風が吹き、洗濯物もいい感じに乾いてきた。
藪漕ぎ・砂ぼこりの厳しい3日間だったので、キレイになって嬉しい。
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8/9 10:47
心地よい風が吹き、洗濯物もいい感じに乾いてきた。
藪漕ぎ・砂ぼこりの厳しい3日間だったので、キレイになって嬉しい。
外れてしまったレンズ入れを補修中。
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8/9 10:47
外れてしまったレンズ入れを補修中。
去年の冬の鹿島槍東尾根でほつれてしまった雨蓋も口を開いてしまった・・・
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8/9 11:39
去年の冬の鹿島槍東尾根でほつれてしまった雨蓋も口を開いてしまった・・・
余っているナイロンベルトを切り、後ろから当て布代わりにして縫った。
見た目は悪いが愛着が湧く(^_^)
その他、インソールの高さ調整もした。
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8/9 13:38
余っているナイロンベルトを切り、後ろから当て布代わりにして縫った。
見た目は悪いが愛着が湧く(^_^)
その他、インソールの高さ調整もした。
一通りの装備を補修し終わり、あとは昼寝タイムzzz
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8/9 11:33
一通りの装備を補修し終わり、あとは昼寝タイムzzz
夕食はバジルのパスタとサバ味噌煮の缶詰。
山ではパスタのゆで汁は捨てられないので、片栗粉でとろみを付けて食べると美味しく食べられる。
やがて暗くなり、いい雰囲気のテン場になる。
19:55 就寝
今日は本当に有意義な一日になった。
ゆっくり休んだことで疲労もかなり取れただろうし、装備もリフレッシュできた。
明日は3,000mの頂を越える。
登ってしまえば両俣小屋まで下りが続き、コースタイムも短いのでそこまで大変な一日にはならないだろう。
気持ちを入れ替え、スピードを上げて歩けるようになっているといい。
1
8/9 17:48
夕食はバジルのパスタとサバ味噌煮の缶詰。
山ではパスタのゆで汁は捨てられないので、片栗粉でとろみを付けて食べると美味しく食べられる。
やがて暗くなり、いい雰囲気のテン場になる。
19:55 就寝
今日は本当に有意義な一日になった。
ゆっくり休んだことで疲労もかなり取れただろうし、装備もリフレッシュできた。
明日は3,000mの頂を越える。
登ってしまえば両俣小屋まで下りが続き、コースタイムも短いのでそこまで大変な一日にはならないだろう。
気持ちを入れ替え、スピードを上げて歩けるようになっているといい。
【5日目】8月10日(月)晴れのち曇り 一瞬雨
2:36 起床
1年前ぐらいから目覚まし代わりに使っている腕時計のアラームが鳴らくなっている。
時間が分からず、なかなか起きたい時間に目覚められないでいたが、今日は狙い通りの2:30に目を覚ますことが出来た。
この時間でも出発していく人が多数。
0
8/10 3:24
【5日目】8月10日(月)晴れのち曇り 一瞬雨
2:36 起床
1年前ぐらいから目覚まし代わりに使っている腕時計のアラームが鳴らくなっている。
時間が分からず、なかなか起きたい時間に目覚められないでいたが、今日は狙い通りの2:30に目を覚ますことが出来た。
この時間でも出発していく人が多数。
5:00 長衛小屋出発
ちょうど小仙丈ケ岳が朝日で赤くなっていた。
0
8/10 5:02
5:00 長衛小屋出発
ちょうど小仙丈ケ岳が朝日で赤くなっていた。
今日はテントを片付けたので時間が掛かったが、食料が少し減ったのでパッキングは多少楽になった。
5時に出れればまずまずだ。
0
8/10 5:02
今日はテントを片付けたので時間が掛かったが、食料が少し減ったのでパッキングは多少楽になった。
5時に出れればまずまずだ。
林道を横切り、登山道に入る。
少し上ると後ろから大学生が大勢登ってきたので先に行ってもらう。
0
8/10 5:09
林道を横切り、登山道に入る。
少し上ると後ろから大学生が大勢登ってきたので先に行ってもらう。
北沢峠から来る尾根道に合流するまでは急登だが、尾根に上がるとちょうどいい傾斜で歩ける。
学生はペースが落ちたようで抜き返した。
今日は調子が良い。
昨日の休養で体力が回復したのと、やっとザックの重量に体が慣れてきたのだろう。
0
8/10 6:22
北沢峠から来る尾根道に合流するまでは急登だが、尾根に上がるとちょうどいい傾斜で歩ける。
学生はペースが落ちたようで抜き返した。
今日は調子が良い。
昨日の休養で体力が回復したのと、やっとザックの重量に体が慣れてきたのだろう。
6:42 五合目 大滝ノ頭
もう少し頑張ると展望が広がるので、ここでは休まずに登る。
今までは10分も歩くと重くて休みたくなったが、かなり長い時間歩き続けることが出来るようになってきた。
0
8/10 6:42
6:42 五合目 大滝ノ頭
もう少し頑張ると展望が広がるので、ここでは休まずに登る。
今までは10分も歩くと重くて休みたくなったが、かなり長い時間歩き続けることが出来るようになってきた。
7:08 六合目 見晴台
森林限界となり、展望が広がる。
今日もとってもいい天気だ。
ここまで来れば、後は気持ちのいい景色を眺めながら登ることが出来る!
0
8/10 7:17
7:08 六合目 見晴台
森林限界となり、展望が広がる。
今日もとってもいい天気だ。
ここまで来れば、後は気持ちのいい景色を眺めながら登ることが出来る!
甲斐駒ケ岳と鋸岳の稜線
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8/10 7:17
甲斐駒ケ岳と鋸岳の稜線
日差しは強いが風がひんやりとしているので気持ちよく登っていける。
小仙丈ヶ岳まであと一息のところで少し疲れてペース落ちる。
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8/10 7:22
日差しは強いが風がひんやりとしているので気持ちよく登っていける。
小仙丈ヶ岳まであと一息のところで少し疲れてペース落ちる。
7:56 小仙丈ヶ岳山頂 2864m
ここまで3時間弱。
コースタイムと同じくらいのペースで歩けている。
山頂はたくさんの人が休んでいた。
エネルギー補給。
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8/10 8:02
7:56 小仙丈ヶ岳山頂 2864m
ここまで3時間弱。
コースタイムと同じくらいのペースで歩けている。
山頂はたくさんの人が休んでいた。
エネルギー補給。
小仙丈沢カールと仙丈ヶ岳。
あと1時間で山頂まで行けるのか???
と一昨年も思ったが、案外行けてしまう。
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8/10 8:03
小仙丈沢カールと仙丈ヶ岳。
あと1時間で山頂まで行けるのか???
と一昨年も思ったが、案外行けてしまう。
北岳と間ノ岳。左端に富士山。
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8/10 8:03
北岳と間ノ岳。左端に富士山。
遥か南に塩見岳
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8/10 8:03
遥か南に塩見岳
鋸岳
降りてきた熊ノ穴沢は壁のように見えた(笑)
1
8/10 8:04
鋸岳
降りてきた熊ノ穴沢は壁のように見えた(笑)
甲斐駒ケ岳
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8/10 8:04
甲斐駒ケ岳
アサヨ峰
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8/10 8:04
アサヨ峰
鳳凰三山
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8/10 8:04
鳳凰三山
さぁ、山頂まで頑張って歩こう♪
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8/10 8:12
さぁ、山頂まで頑張って歩こう♪
小仙丈ヶ岳を振り返る。
気分は良好!!快適な稜線歩きだ。
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8/10 8:34
小仙丈ヶ岳を振り返る。
気分は良好!!快適な稜線歩きだ。
急登を抜けると再び山頂が見えた。
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8/10 8:52
急登を抜けると再び山頂が見えた。
大仙丈沢カールと大仙丈ヶ岳。
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8/10 8:57
大仙丈沢カールと大仙丈ヶ岳。
山頂にはたくさんの登山者の姿が見える。
もしかするとコースタイムを切れるかも!?
頑張ってみるか!
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8/10 8:57
山頂にはたくさんの登山者の姿が見える。
もしかするとコースタイムを切れるかも!?
頑張ってみるか!
仙丈小屋。
もう水源は枯れているとの情報だった。
0
8/10 8:57
仙丈小屋。
もう水源は枯れているとの情報だった。
さあ最後の一息!
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8/10 9:01
さあ最後の一息!
9:02 仙丈ヶ岳山頂 3033m
コースタイムを2分だけ切れなかった。
一昨年と同じポーズで記念写真。
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8/10 9:06
9:02 仙丈ヶ岳山頂 3033m
コースタイムを2分だけ切れなかった。
一昨年と同じポーズで記念写真。
はい一昨年の大縦走の時の写真はこれ(笑)
2013年は11日間だったのでザックが軽そうだ・・・
因みに、長衛小屋からのタイムは、今年の方が5分遅いだけだった。
2015年10月28日 04:42撮影
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10/28 4:42
はい一昨年の大縦走の時の写真はこれ(笑)
2013年は11日間だったのでザックが軽そうだ・・・
因みに、長衛小屋からのタイムは、今年の方が5分遅いだけだった。
甲斐駒ケ岳
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8/10 9:11
甲斐駒ケ岳
伊那の街が見える。
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8/10 9:11
伊那の街が見える。
カロリーを機関車のように燃やし、全力で登ってきたので予想以上に腹が減る。
多めに補給をする。
山頂は展望も良く、暖かくて快適でいつまでも休んでいたい気分。
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8/10 9:44
カロリーを機関車のように燃やし、全力で登ってきたので予想以上に腹が減る。
多めに補給をする。
山頂は展望も良く、暖かくて快適でいつまでも休んでいたい気分。
9:44 仙丈ヶ岳山頂出発
ここからは大部分が下りなのでペースは上がるだろう。
今日のスタート地点の北沢峠とほぼ同じ標高まで下ってしまうのだ。
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8/10 9:45
9:44 仙丈ヶ岳山頂出発
ここからは大部分が下りなのでペースは上がるだろう。
今日のスタート地点の北沢峠とほぼ同じ標高まで下ってしまうのだ。
大仙丈ヶ岳までの稜線はお花畑がたくさん。
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8/10 9:51
大仙丈ヶ岳までの稜線はお花畑がたくさん。
0
8/10 9:46
過去の記憶には残っていないが、意外と痩せている稜線。
0
8/10 9:55
過去の記憶には残っていないが、意外と痩せている稜線。
仙丈ヶ岳を振り返る。
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8/10 10:01
仙丈ヶ岳を振り返る。
10:10 大仙丈ヶ岳山頂 2975m
『大』の文字が付くが、仙丈ヶ岳よりも低い。
小仙丈とか仙丈とか大仙丈とか、ややこしい・・・
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8/10 10:10
10:10 大仙丈ヶ岳山頂 2975m
『大』の文字が付くが、仙丈ヶ岳よりも低い。
小仙丈とか仙丈とか大仙丈とか、ややこしい・・・
明日は北岳・間ノ岳
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8/10 10:15
明日は北岳・間ノ岳
大仙丈ヶ岳からは一気に高度を下げる。
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8/10 10:22
大仙丈ヶ岳からは一気に高度を下げる。
チングルマ
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8/10 10:22
チングルマ
高度を下げると平坦な下り坂が続く。
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8/10 11:05
高度を下げると平坦な下り坂が続く。
この辺り、一昨年はマルバタケブキが綺麗に咲いていたが、今年は全部終わっている・・・
樹林帯に入ると緩やかなアップダウンを繰り返す。
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8/10 11:42
この辺り、一昨年はマルバタケブキが綺麗に咲いていたが、今年は全部終わっている・・・
樹林帯に入ると緩やかなアップダウンを繰り返す。
伊那荒倉岳の山頂は展望無し
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8/10 12:13
伊那荒倉岳の山頂は展望無し
12:21 高望池着
途中ですれ違った登山者に聞くと、水場は枯れていたと言っていたが・・・
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8/10 12:20
12:21 高望池着
途中ですれ違った登山者に聞くと、水場は枯れていたと言っていたが・・・
普通に出ていた。
池は枯れているので、池が水場と勘違いしたかな?
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8/10 12:28
普通に出ていた。
池は枯れているので、池が水場と勘違いしたかな?
汲んだ水を沸かし、お茶漬けで昼食。
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8/10 12:37
汲んだ水を沸かし、お茶漬けで昼食。
池。
昼食を食べているとトレランの男性2名が追い付いてきた。
しばらくお話し、先に走って行った。
今日は両俣小屋に泊まるかも。との事だったので、後でまた会うかも知れない。
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8/10 12:38
池。
昼食を食べているとトレランの男性2名が追い付いてきた。
しばらくお話し、先に走って行った。
今日は両俣小屋に泊まるかも。との事だったので、後でまた会うかも知れない。
少し天気が悪くなってきた。
今日は夕立があるかも。との情報があったので、降られる前に小屋に着いてしまいたい。
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8/10 13:21
少し天気が悪くなってきた。
今日は夕立があるかも。との情報があったので、降られる前に小屋に着いてしまいたい。
13:37 独標 2499m
展望が開ける場所だが、雲が多くあまり綺麗ではなかった。
この直後に雨に降りだし、急いでザックカバーを掛けたが、すぐに雨は止んでくれた。
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8/10 13:39
13:37 独標 2499m
展望が開ける場所だが、雲が多くあまり綺麗ではなかった。
この直後に雨に降りだし、急いでザックカバーを掛けたが、すぐに雨は止んでくれた。
14:16 横川岳山頂 2478m
展望なし。
ずいぶん歴史のある看板だ・・・
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8/10 14:16
14:16 横川岳山頂 2478m
展望なし。
ずいぶん歴史のある看板だ・・・
14:51 野呂川越 2291m
高望池からは短いようで長く感じる。
長い下りにくたびれた。少し膝が痛い・・・
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8/10 14:50
14:51 野呂川越 2291m
高望池からは短いようで長く感じる。
長い下りにくたびれた。少し膝が痛い・・・
後は両俣小屋まで急降下するのみ。
一昨年はここから三峰岳まで登り返し、熊ノ平まで行ったことを考えると、今年は本当に楽だ。
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8/10 14:50
後は両俣小屋まで急降下するのみ。
一昨年はここから三峰岳まで登り返し、熊ノ平まで行ったことを考えると、今年は本当に楽だ。
予想以上に急な下りを一気に下り切り、
15:20 両俣小屋着 2016m
小さな可愛い感じの小屋で愛着が湧く。
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8/10 15:21
予想以上に急な下りを一気に下り切り、
15:20 両俣小屋着 2016m
小さな可愛い感じの小屋で愛着が湧く。
テントの受け付けに行くと、このネコが受付してくれた。
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8/10 15:30
テントの受け付けに行くと、このネコが受付してくれた。
「おひとり500円だにゃー。」
2
8/10 15:31
「おひとり500円だにゃー。」
「撫でられても負けられにゃい。」
2
8/10 15:36
「撫でられても負けられにゃい。」
「はやく金だせ。」
1
8/10 15:36
「はやく金だせ。」
「はやく金だせー!」ガリガリ・・・
「北岳へ登るルートは通行止め。」とも言っていた。
小屋の女主人は別にいて、とても明るく元気で気持ちの優しい女性だった。
また会いに行きたくなってしまうような小屋だな・・・
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8/10 15:39
「はやく金だせー!」ガリガリ・・・
「北岳へ登るルートは通行止め。」とも言っていた。
小屋の女主人は別にいて、とても明るく元気で気持ちの優しい女性だった。
また会いに行きたくなってしまうような小屋だな・・・
テン場は沢沿いの平坦な場所。
夜露を避けて、左端の木陰に幕営した。
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8/10 15:44
テン場は沢沿いの平坦な場所。
夜露を避けて、左端の木陰に幕営した。
高望池で出会ったトレランの男性の一人。
本名は違うが、牛の被り物を被ってトレランの大会に出ているらしく、『登る牛山です!』と名乗っていた(笑)
山を楽しむ分野は違うものの、とっても気が合い、楽しい話がたくさん出来た。
途中でツェルトを落としてしまったそうで、素泊まりするとのことだった。
素泊まりは3,000円だそうだ。安っ!
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8/10 17:01
高望池で出会ったトレランの男性の一人。
本名は違うが、牛の被り物を被ってトレランの大会に出ているらしく、『登る牛山です!』と名乗っていた(笑)
山を楽しむ分野は違うものの、とっても気が合い、楽しい話がたくさん出来た。
途中でツェルトを落としてしまったそうで、素泊まりするとのことだった。
素泊まりは3,000円だそうだ。安っ!
小屋前のテーブルをお借りして『登る牛山さん』と夕食にする。
牛山さんの友達も小屋食を終えてから合流して暗くなるまで話をした。
今日は調子よく歩いて来れたし、到着も早かった。
楽しい話をしながら夕時を過ごすことも出来て、とても楽しい1日だった。
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8/10 17:42
小屋前のテーブルをお借りして『登る牛山さん』と夕食にする。
牛山さんの友達も小屋食を終えてから合流して暗くなるまで話をした。
今日は調子よく歩いて来れたし、到着も早かった。
楽しい話をしながら夕時を過ごすことも出来て、とても楽しい1日だった。
【6日目】8月11日(火)晴れ 午後からガスの多い天気
2:30 起床
この日はなぜか時計のアラームが普通に鳴ってくれた。
朝食を作りながら、昨日書き残してしまった日記を書く。
片付けていると空が明るくなってきた。
今日も良さそうだ。
小屋に泊まっているトレランのお二人とお別れする。
彼等は林道を下り、鳳凰三山へ登り返して下山するそうだ。
4:58 両俣小屋 出発
0
8/11 4:55
【6日目】8月11日(火)晴れ 午後からガスの多い天気
2:30 起床
この日はなぜか時計のアラームが普通に鳴ってくれた。
朝食を作りながら、昨日書き残してしまった日記を書く。
片付けていると空が明るくなってきた。
今日も良さそうだ。
小屋に泊まっているトレランのお二人とお別れする。
彼等は林道を下り、鳳凰三山へ登り返して下山するそうだ。
4:58 両俣小屋 出発
ダイレクトに北岳へ登るルートは通行止めとの事で、北岳はキャンセルして間ノ岳へ。
(どうやら、本当は通行止めでは無かったようだが、荒廃が激しく小屋の方は行かせたくなかったようだ。こういう時は現地の人に従い、押し通して進んだりはしない。)
昨日下った急坂を野呂川越まで登り返す。
今日も調子良い。
涼しいので助かる。
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8/11 5:17
ダイレクトに北岳へ登るルートは通行止めとの事で、北岳はキャンセルして間ノ岳へ。
(どうやら、本当は通行止めでは無かったようだが、荒廃が激しく小屋の方は行かせたくなかったようだ。こういう時は現地の人に従い、押し通して進んだりはしない。)
昨日下った急坂を野呂川越まで登り返す。
今日も調子良い。
涼しいので助かる。
5:45 野呂川越着
ここからは樹林帯の稜線歩き。
昨日も出会った大学生と今日も出会った。
筑波大学のワンダーフォーゲル部のパーティで、彼等は主稜線を縦走して光岳まで行く計画なのだそうだ。
この後の行程で彼等とは何度も顔を合わせることになる。
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8/11 5:56
5:45 野呂川越着
ここからは樹林帯の稜線歩き。
昨日も出会った大学生と今日も出会った。
筑波大学のワンダーフォーゲル部のパーティで、彼等は主稜線を縦走して光岳まで行く計画なのだそうだ。
この後の行程で彼等とは何度も顔を合わせることになる。
2時間ほど樹林帯の稜線を歩き、森林限界に到着。
薄曇りの天気だったが、晴れてきた。
帽子、アームカバーをして日焼け止めを塗る。
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8/11 8:01
2時間ほど樹林帯の稜線を歩き、森林限界に到着。
薄曇りの天気だったが、晴れてきた。
帽子、アームカバーをして日焼け止めを塗る。
急登を乗り越えると前方に三峰岳が姿を現した。
見えてからが結構キツイんだよな・・・。
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8/11 8:26
急登を乗り越えると前方に三峰岳が姿を現した。
見えてからが結構キツイんだよな・・・。
歩いてきた仙塩尾根。
稜線だけど尾根という。
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8/11 8:32
歩いてきた仙塩尾根。
稜線だけど尾根という。
この辺りからは熊ノ平の小屋が見えた。
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8/11 8:59
この辺りからは熊ノ平の小屋が見えた。
三峰岳の分岐まであと一息。
分岐で休んでいたのは筑波大学の先行パーティだった。
2班に分かれて歩いているのだそうだ。
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8/11 9:02
三峰岳の分岐まであと一息。
分岐で休んでいたのは筑波大学の先行パーティだった。
2班に分かれて歩いているのだそうだ。
9:04 三峰岳分岐点着
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8/11 9:06
9:04 三峰岳分岐点着
9:09 三峰岳山頂着 2999m
ここまで来たらやっぱり山頂まで上がらないと。
三峰岳は個人的に思い出深い場所なのだ。
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8/11 9:13
9:09 三峰岳山頂着 2999m
ここまで来たらやっぱり山頂まで上がらないと。
三峰岳は個人的に思い出深い場所なのだ。
仙塩尾根北部。
霞んでいるが仙丈ヶ岳も見える。
やはりこの稜線は長いな〜。
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8/11 9:11
仙塩尾根北部。
霞んでいるが仙丈ヶ岳も見える。
やはりこの稜線は長いな〜。
仙塩尾根南部。
遥か向こうに塩見岳が見える。
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8/11 9:10
仙塩尾根南部。
遥か向こうに塩見岳が見える。
これから進む間ノ岳までの稜線。
標高差は200m弱。
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8/11 9:11
これから進む間ノ岳までの稜線。
標高差は200m弱。
間ノ岳へと登り始め、三峰岳を振り返る。
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8/11 9:32
間ノ岳へと登り始め、三峰岳を振り返る。
数日前から熊ノ平小屋を出発した登山者が行方不明になっているとのことで、静岡県警のヘリが周辺を飛び回っていた。
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8/11 9:59
数日前から熊ノ平小屋を出発した登山者が行方不明になっているとのことで、静岡県警のヘリが周辺を飛び回っていた。
さぁ、間ノ岳山頂が見えてきた。
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8/11 10:03
さぁ、間ノ岳山頂が見えてきた。
10:07 間ノ岳山頂着 3190m
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8/11 10:07
10:07 間ノ岳山頂着 3190m
山頂には中高年の団体登山者が群れになっていて騒がしかった。
山頂から少し離れたところで休憩。
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8/11 10:09
山頂には中高年の団体登山者が群れになっていて騒がしかった。
山頂から少し離れたところで休憩。
休憩しているとガスが立ち込めてきた。
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8/11 10:26
休憩しているとガスが立ち込めてきた。
イワツメクサ
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8/11 10:35
イワツメクサ
少し標高を下げると視界が開ける。
この辺りは二重稜線のようになっている場所が多く、冬季に視界が悪いと迷いそうだ。
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8/11 10:38
少し標高を下げると視界が開ける。
この辺りは二重稜線のようになっている場所が多く、冬季に視界が悪いと迷いそうだ。
ガスが多い天気になり、捜索は厳しそうだ・・・
この数日後、北岳から両俣小屋への下りで滑落して死んでいる登山者が発見されたそうだ。
両俣小屋の方が行かせてくれなかったのは、こういう状況を避けさせたかったからだろう・・・
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8/11 10:40
ガスが多い天気になり、捜索は厳しそうだ・・・
この数日後、北岳から両俣小屋への下りで滑落して死んでいる登山者が発見されたそうだ。
両俣小屋の方が行かせてくれなかったのは、こういう状況を避けさせたかったからだろう・・・
途中、岩場で転び頭を打ち、流血している男性が居た。
既に別のパーティが手当をしていた。
ロキソニンを分けてあげ、小屋に報告して欲しいとの事だったので、小屋まで急ぐことになった。
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8/11 11:05
途中、岩場で転び頭を打ち、流血している男性が居た。
既に別のパーティが手当をしていた。
ロキソニンを分けてあげ、小屋に報告して欲しいとの事だったので、小屋まで急ぐことになった。
11:19 農鳥小屋着
「農鳥のおっちゃーーーん!」
流血してるお客さんがいた事を報告。
助けに行くと言っていた。
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8/11 11:51
11:19 農鳥小屋着
「農鳥のおっちゃーーーん!」
流血してるお客さんがいた事を報告。
助けに行くと言っていた。
テン場に移動し、水場に下る。
ここの水場は結構遠いが、この先は二軒小屋まで水がないのでしっかり6リットル補給。
冷たい水で頭を流し、スッキリする。
テン場に戻って昼食。
ガスが多い天気だが、テン場は直射日光がガンガン降り注ぎ暑かった。
トイレにもしっかりと行っておく。
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8/11 11:50
テン場に移動し、水場に下る。
ここの水場は結構遠いが、この先は二軒小屋まで水がないのでしっかり6リットル補給。
冷たい水で頭を流し、スッキリする。
テン場に戻って昼食。
ガスが多い天気だが、テン場は直射日光がガンガン降り注ぎ暑かった。
トイレにもしっかりと行っておく。
12:30 農鳥小屋出発
うおー水が重い!
今回の山行中、この時のザックの重量が一番重かったと思う。
登れるかなー・・・
西農鳥岳までの標高差は250mほど。
歩いていればいつか着くだろ!
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8/11 12:34
12:30 農鳥小屋出発
うおー水が重い!
今回の山行中、この時のザックの重量が一番重かったと思う。
登れるかなー・・・
西農鳥岳までの標高差は250mほど。
歩いていればいつか着くだろ!
いやー重いっ!!
でもけっこう登ってきた。
ゆっくりと登っているので意外と疲れない。
稜線の東側は濃いガスが覆っている。
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8/11 13:04
いやー重いっ!!
でもけっこう登ってきた。
ゆっくりと登っているので意外と疲れない。
稜線の東側は濃いガスが覆っている。
山頂が見えたぞ!
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8/11 13:29
山頂が見えたぞ!
13:41 西農鳥岳山頂着 3051m
コースタイムよりかなり多く掛かってしまったが、歩いていれば着くもんだね。
山頂には年配の男性が一人いて、立ち振る舞い全てがとても丁寧で、紳士とはまさにこの人の事を言うのだと思わされるような方だった。
腰掛けてしばらくお話したが、こんな若僧の自分に対してもしっかりとした敬語で話をし、最後には「色々と教えて下さりありがとうございました。」と深々とお辞儀をしていた。
素晴らしいなぁ。
僕はあんな素敵な雰囲気の男性になれるだろうか・・・
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8/11 13:41
13:41 西農鳥岳山頂着 3051m
コースタイムよりかなり多く掛かってしまったが、歩いていれば着くもんだね。
山頂には年配の男性が一人いて、立ち振る舞い全てがとても丁寧で、紳士とはまさにこの人の事を言うのだと思わされるような方だった。
腰掛けてしばらくお話したが、こんな若僧の自分に対してもしっかりとした敬語で話をし、最後には「色々と教えて下さりありがとうございました。」と深々とお辞儀をしていた。
素晴らしいなぁ。
僕はあんな素敵な雰囲気の男性になれるだろうか・・・
14:39 農鳥岳山頂着 3025.9m
西農鳥岳と農鳥岳の間は一旦大きく下り、けっこう時間が掛かる。
小屋から西農鳥岳に登る時よりも疲れた。
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8/11 14:39
14:39 農鳥岳山頂着 3025.9m
西農鳥岳と農鳥岳の間は一旦大きく下り、けっこう時間が掛かる。
小屋から西農鳥岳に登る時よりも疲れた。
大門沢の下降点と広河内岳方面。
複雑な地形が連続する区間。
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8/11 15:03
大門沢の下降点と広河内岳方面。
複雑な地形が連続する区間。
15:26 大門沢下降点着
休憩。
昨夜、行動食を取り出しやすい位置に補充するのを忘れ、行動食が底を突きそうだ。
底を突くとザックの奥から取り出さなくてはならない・・・
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8/11 15:24
15:26 大門沢下降点着
休憩。
昨夜、行動食を取り出しやすい位置に補充するのを忘れ、行動食が底を突きそうだ。
底を突くとザックの奥から取り出さなくてはならない・・・
広河内岳への登り。
急な登りではないが、疲れが溜まってきて辛い。
左膝に少し違和感がある。
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8/11 16:02
広河内岳への登り。
急な登りではないが、疲れが溜まってきて辛い。
左膝に少し違和感がある。
16:23 広河内岳山頂着 2895m
今まで来た中で一番視界が悪い・・・
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8/11 16:23
16:23 広河内岳山頂着 2895m
今まで来た中で一番視界が悪い・・・
左端から伸びている稜線が白峰南嶺。
ガスに霞んでいるが白河内岳まで見えている。
塩見岳はガスの中だ。
後の行程の事を考えると、今日は出来るだけ先まで進んでおきたい。
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8/11 16:28
左端から伸びている稜線が白峰南嶺。
ガスに霞んでいるが白河内岳まで見えている。
塩見岳はガスの中だ。
後の行程の事を考えると、今日は出来るだけ先まで進んでおきたい。
途中、テントがひと張りあり、声をかけると年配の男性が顔を出した。
大井川の沢登りに来ている戸田さんと下島さん。
話がとっても面白くて、しばらく座り込んで長話をしてしまった。
連絡先を交換してお別れする。
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途中、テントがひと張りあり、声をかけると年配の男性が顔を出した。
大井川の沢登りに来ている戸田さんと下島さん。
話がとっても面白くて、しばらく座り込んで長話をしてしまった。
連絡先を交換してお別れする。
白峰南嶺は何度も歩いているので僕は問題ないが、ルートがハイマツに隠れて迷ってしまう場所が多くある。
広い尾根なのでガスっている時に初めて人は注意が必要。
一度も間違わずに歩く事はかなり難しいと思う。
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8/11 17:31
白峰南嶺は何度も歩いているので僕は問題ないが、ルートがハイマツに隠れて迷ってしまう場所が多くある。
広い尾根なのでガスっている時に初めて人は注意が必要。
一度も間違わずに歩く事はかなり難しいと思う。
小さくアップダウンしながら、ゆるやかに登っていく。
膝を庇いながら進む。
西から冷たい風が強めに吹いていて寒い。
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8/11 17:35
小さくアップダウンしながら、ゆるやかに登っていく。
膝を庇いながら進む。
西から冷たい風が強めに吹いていて寒い。
17:44 予定していたBPに到着。
日没間際になってしまったが、そこそこ良い所まで進んで来れた。
後半天気が崩れ気味だったが、降られることなく一日を終えることが出来た。
考えてみれば両俣から来たのだから、かなりのロングコースだ。
そして明日はそれを上回るくらいのロングコース。
下る一方なのでまだ良いか・・・
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8/11 18:23
17:44 予定していたBPに到着。
日没間際になってしまったが、そこそこ良い所まで進んで来れた。
後半天気が崩れ気味だったが、降られることなく一日を終えることが出来た。
考えてみれば両俣から来たのだから、かなりのロングコースだ。
そして明日はそれを上回るくらいのロングコース。
下る一方なのでまだ良いか・・・
冷たい風で体が冷えた。
スープを飲んで暖まろう。
どうやら13日・14日の天候が良くない。
13日は今回の山行中、最長となる超ロングコースの日。
天気が悪いのは困る。どうするかな・・・
日記を書いていたら暗くなり、ウトウトと眠りに就いた。
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8/11 18:21
冷たい風で体が冷えた。
スープを飲んで暖まろう。
どうやら13日・14日の天候が良くない。
13日は今回の山行中、最長となる超ロングコースの日。
天気が悪いのは困る。どうするかな・・・
日記を書いていたら暗くなり、ウトウトと眠りに就いた。
【7日目】8月12日(水)晴れのち曇り
2:30 起床
夜は少し寒さを感じた。
昨晩、日記を書き途中で寝てしまい、寝る支度を整えてから寝なかったのが原因だ。
今朝は西風が強いようだ・・・でも、このBPは西風を受けないので、テント周辺は無風。
起きてまず日記の続きを書き、それから朝食。
1
8/12 4:37
【7日目】8月12日(水)晴れのち曇り
2:30 起床
夜は少し寒さを感じた。
昨晩、日記を書き途中で寝てしまい、寝る支度を整えてから寝なかったのが原因だ。
今朝は西風が強いようだ・・・でも、このBPは西風を受けないので、テント周辺は無風。
起きてまず日記の続きを書き、それから朝食。
朝、日記を付けることになると出発が遅れてしまうので嫌だが、これを書かない訳には行かないので、急いで昨日の山行記録を書き留める。
書き終わると、テントから見える東の空が赤く染まりだした・・・
2
8/12 4:45
朝、日記を付けることになると出発が遅れてしまうので嫌だが、これを書かない訳には行かないので、急いで昨日の山行記録を書き留める。
書き終わると、テントから見える東の空が赤く染まりだした・・・
綺麗な景色を横目にテント撤収。
この分だと大籠岳山頂で日の出を見れそうだぞ!
0
8/12 4:56
綺麗な景色を横目にテント撤収。
この分だと大籠岳山頂で日の出を見れそうだぞ!
今日は少し雲が多いが、雲間から日が上がれば綺麗に染まるかな。
1
8/12 4:56
今日は少し雲が多いが、雲間から日が上がれば綺麗に染まるかな。
4:49 BP出発
稜線に戻ると冷たい西風がとても強く吹いている。
日の出直前。
0
8/12 5:00
4:49 BP出発
稜線に戻ると冷たい西風がとても強く吹いている。
日の出直前。
高曇りながら塩見岳もキレイに見えているではないか。
0
8/12 5:01
高曇りながら塩見岳もキレイに見えているではないか。
5:03 大籠岳山頂 2767m
目立つほど高くなっている山頂ではないが、三角点のある山頂だ。
1
8/12 5:03
5:03 大籠岳山頂 2767m
目立つほど高くなっている山頂ではないが、三角点のある山頂だ。
到着と同時に東の空から御来光。
綺麗ではあったが、劇的な染まり方はしなかった。
寒いのでサッと撮って山頂を出発する。
2
8/12 5:03
到着と同時に東の空から御来光。
綺麗ではあったが、劇的な染まり方はしなかった。
寒いのでサッと撮って山頂を出発する。
丸く広い稜線を緩やかに登って行く。
一番高い場所が白河内岳山頂。
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8/12 5:04
丸く広い稜線を緩やかに登って行く。
一番高い場所が白河内岳山頂。
塩見岳
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8/12 5:06
塩見岳
朝日に照らされて・・・
ザックを背負っていないように見える。
0
8/12 5:09
朝日に照らされて・・・
ザックを背負っていないように見える。
1
8/12 5:11
白峰南嶺から見る富士山は、いつもなぜか格別に思えるんだよなぁ。
3
8/12 5:24
白峰南嶺から見る富士山は、いつもなぜか格別に思えるんだよなぁ。
白河内岳までの間に、北上すると非常に迷いやすい場所があるが、南下する分には特に問題なかった。
西風が相変わらず寒く、ウィンドブレーカーを着て歩いてちょうど良い感じ。
0
8/12 5:40
白河内岳までの間に、北上すると非常に迷いやすい場所があるが、南下する分には特に問題なかった。
西風が相変わらず寒く、ウィンドブレーカーを着て歩いてちょうど良い感じ。
ここで北上してくるソロの登山者とすれ違った。
同じザックを背負っている男性だった。
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8/12 5:41
ここで北上してくるソロの登山者とすれ違った。
同じザックを背負っている男性だった。
5:45 白河内岳山頂 2813m
山頂はだだっ広い感じ。
1
8/12 5:46
5:45 白河内岳山頂 2813m
山頂はだだっ広い感じ。
富士山の姿が本当に美しく見える。
2
8/12 5:50
富士山の姿が本当に美しく見える。
塩見岳から続いている蝙蝠岳の尾根がとても近く見える。
明日はあの尾根を登り、三伏峠まで行くのか・・・
今は南下しているが、明日の蝙蝠尾根はほぼ同じ角度で北上しているので、尾根を変えて戻ってくるようなコースになる。
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8/12 5:51
塩見岳から続いている蝙蝠岳の尾根がとても近く見える。
明日はあの尾根を登り、三伏峠まで行くのか・・・
今は南下しているが、明日の蝙蝠尾根はほぼ同じ角度で北上しているので、尾根を変えて戻ってくるようなコースになる。
何度も歩いているので迷う事はないが、白河内岳からの下り始めはどの方向に下って行けば良いか迷いそうな雰囲気がある。
一度下って樹林帯をしばらく歩いて笹山へと向かうルート。
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8/12 5:52
何度も歩いているので迷う事はないが、白河内岳からの下り始めはどの方向に下って行けば良いか迷いそうな雰囲気がある。
一度下って樹林帯をしばらく歩いて笹山へと向かうルート。
本当に美しいシルエットだ・・・
このルートではいつも富士山の写真が多くなってしまう。
2
8/12 6:02
本当に美しいシルエットだ・・・
このルートではいつも富士山の写真が多くなってしまう。
白河内岳下のBPに到着。
ここから少しゴーロ帯を歩き、樹林帯に入る。
暑くなるので樹林帯に入る前にウィンドブレーカーを脱いだ。
そこからしばらくはハイマツ漕ぎが待っている。
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8/12 6:06
白河内岳下のBPに到着。
ここから少しゴーロ帯を歩き、樹林帯に入る。
暑くなるので樹林帯に入る前にウィンドブレーカーを脱いだ。
そこからしばらくはハイマツ漕ぎが待っている。
点線ルートとは言え、稜線上でコレはいただけない・・・
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8/12 6:31
点線ルートとは言え、稜線上でコレはいただけない・・・
けっこう長く樹林帯を歩き、再び森林限界から顔を出すと笹山北峰はもう目の前。
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8/12 6:56
けっこう長く樹林帯を歩き、再び森林限界から顔を出すと笹山北峰はもう目の前。
7:00 笹山(黒河内岳)北峰山頂 2733m
ここまでとても順調に歩いて来れた。
コースタイムを30分も縮めている。
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8/12 7:05
7:00 笹山(黒河内岳)北峰山頂 2733m
ここまでとても順調に歩いて来れた。
コースタイムを30分も縮めている。
この山頂からの眺めは本当に素晴らしい。
大好きな場所だ!!
左が悪沢岳。
右奥が荒川中岳。
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8/12 7:06
この山頂からの眺めは本当に素晴らしい。
大好きな場所だ!!
左が悪沢岳。
右奥が荒川中岳。
塩見岳
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8/12 7:08
塩見岳
この写真撮るために無駄な労力と大切な時間をたくさん使ってしまった・・・(^_^;)
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8/12 7:20
この写真撮るために無駄な労力と大切な時間をたくさん使ってしまった・・・(^_^;)
7:35 笹山南峰山頂 2718.1m
南峰までは樹林帯を5分ほど。
とても広々としたBPになっているが、残念ながら展望はあまりよくない。
通過しようと思っていたが、カメラのバッテリーが切れたのでザックを下すことになった。
今回バッテリーは4本持って来ている。
ここで2本目を使い始めた。
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8/12 7:42
7:35 笹山南峰山頂 2718.1m
南峰までは樹林帯を5分ほど。
とても広々としたBPになっているが、残念ながら展望はあまりよくない。
通過しようと思っていたが、カメラのバッテリーが切れたのでザックを下すことになった。
今回バッテリーは4本持って来ている。
ここで2本目を使い始めた。
山頂は奈良田温泉に下る笹山ダイレクト尾根と、伝付峠へ下る道の分岐点になっている。
ここからは林道に出るまでひたすら下る道になる。
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8/12 7:42
山頂は奈良田温泉に下る笹山ダイレクト尾根と、伝付峠へ下る道の分岐点になっている。
ここからは林道に出るまでひたすら下る道になる。
伝付峠方面に足を踏み入れると一気に道が悪くなる。
とても薄い踏み跡、一昨年歩いた時よりもハイマツの枝が伸び、不明瞭な場所が多くなっていた。
少し展望のある場所からは遥か南に笊ヶ岳が望めた。
あっちから歩いてくるのは何日後の事だろうか・・・
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8/12 7:50
伝付峠方面に足を踏み入れると一気に道が悪くなる。
とても薄い踏み跡、一昨年歩いた時よりもハイマツの枝が伸び、不明瞭な場所が多くなっていた。
少し展望のある場所からは遥か南に笊ヶ岳が望めた。
あっちから歩いてくるのは何日後の事だろうか・・・
足元に道はあるものの、ハイマツの枝に隠されてよく分からない。
ザックが引っ掛かり、思うように行かないストレスが・・・
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8/12 7:55
足元に道はあるものの、ハイマツの枝に隠されてよく分からない。
ザックが引っ掛かり、思うように行かないストレスが・・・
下ってきた稜線を振り返る。
ひたすらハイマツ漕ぎ。
いやー、ずいぶん面倒なルートに変わっていたなー。
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8/12 8:11
下ってきた稜線を振り返る。
ひたすらハイマツ漕ぎ。
いやー、ずいぶん面倒なルートに変わっていたなー。
やっとハイマツ漕ぎが終わり、楽な道になったと思ったら、今度はシャクナゲ漕ぎが始まった(笑)
一応、進む方向を撮っていますが、こんな感じの藪が延々と続いています。
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8/12 8:36
やっとハイマツ漕ぎが終わり、楽な道になったと思ったら、今度はシャクナゲ漕ぎが始まった(笑)
一応、進む方向を撮っていますが、こんな感じの藪が延々と続いています。
ちょうどシャクナゲの藪が終わったところで、下から鈴の音が聞こえて来た。
東京から来たという小川さんと出会う。
平日、こんなところで人に出会うのも珍しいので、ザックを置いてしばらく情報交換をした。
予想以上の藪道に心が疲労していたので、ここでお話できていい気分転換になった。
小川さんはこの後苦労したと思うが・・・(笑)
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8/12 8:58
ちょうどシャクナゲの藪が終わったところで、下から鈴の音が聞こえて来た。
東京から来たという小川さんと出会う。
平日、こんなところで人に出会うのも珍しいので、ザックを置いてしばらく情報交換をした。
予想以上の藪道に心が疲労していたので、ここでお話できていい気分転換になった。
小川さんはこの後苦労したと思うが・・・(笑)
小川さんと別れた後は歩きやすい樹林帯の下り坂を調子よく下って行く。
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8/12 9:40
小川さんと別れた後は歩きやすい樹林帯の下り坂を調子よく下って行く。
きのこ
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8/12 9:07
きのこ
樹林の間から大井川の谷を見渡せる場所があった。
斜面に東海フォレストの林道(廃道)が見える。
これから進む稜線にはガスが掛かろうとしていた。
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8/12 9:44
樹林の間から大井川の谷を見渡せる場所があった。
斜面に東海フォレストの林道(廃道)が見える。
これから進む稜線にはガスが掛かろうとしていた。
9:50 白剥山山頂 2237.2m
読みはシロハゲでいいのかな・・・
樹林に囲まれハゲてはいないが。
少し遅れ気味・・・頑張って下ろう。
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8/12 9:50
9:50 白剥山山頂 2237.2m
読みはシロハゲでいいのかな・・・
樹林に囲まれハゲてはいないが。
少し遅れ気味・・・頑張って下ろう。
歩きやすい登山道をドンドンと下る。
作業小屋があると林道はもう少しだ。
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8/12 10:21
歩きやすい登山道をドンドンと下る。
作業小屋があると林道はもう少しだ。
10:30 奈良田越着 1980m
今日の最高点からは800m以上も下ってきた。
でも今日はこれでは終わらない。
まだ更に大きく下るのだ。
ここから林道歩きなので日影が少なくなる。
暑くなりそうだ・・・。
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8/12 10:30
10:30 奈良田越着 1980m
今日の最高点からは800m以上も下ってきた。
でも今日はこれでは終わらない。
まだ更に大きく下るのだ。
ここから林道歩きなので日影が少なくなる。
暑くなりそうだ・・・。
林道の終点辺りは整備されていないので草や小木が多く生えている。
標高もかなり落ちたのでとにかく暑い。
少し早かったが、着替えもしたいので道端の木陰で昼食にする。
長ズボンから歩きやすいハーフパンツに着替える。
その間に2人のソロ登山者が先に歩いて行った。
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8/12 10:45
林道の終点辺りは整備されていないので草や小木が多く生えている。
標高もかなり落ちたのでとにかく暑い。
少し早かったが、着替えもしたいので道端の木陰で昼食にする。
長ズボンから歩きやすいハーフパンツに着替える。
その間に2人のソロ登山者が先に歩いて行った。
進むにつれて林道らしくなってきた。
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8/12 11:54
進むにつれて林道らしくなってきた。
その方に撮っていただいた写真。
まだこの頃はザックがパンパンだな・・・(笑)
定期的にザックを斜めにして、肩への重量を逃がしながら歩いている。
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その方に撮っていただいた写真。
まだこの頃はザックがパンパンだな・・・(笑)
定期的にザックを斜めにして、肩への重量を逃がしながら歩いている。
この先に大きく崩落している場所がある。
白剥山の手前で出会った小川さんの情報では、巻き道が付けられているとの事...
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8/12 12:14
この先に大きく崩落している場所がある。
白剥山の手前で出会った小川さんの情報では、巻き道が付けられているとの事...
その崩落個所の高巻き道がこれ。
道はまだかなり薄く、しかもかなり無理のある急傾斜を登らされる。
これじゃ沢登りの時の巻き道だよ(^^;)
一昨年はそのまま崩落地を通過できたのに・・・
この区間はかなりのロスタイムだ。
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8/12 12:17
その崩落個所の高巻き道がこれ。
道はまだかなり薄く、しかもかなり無理のある急傾斜を登らされる。
これじゃ沢登りの時の巻き道だよ(^^;)
一昨年はそのまま崩落地を通過できたのに・・・
この区間はかなりのロスタイムだ。
ここでも1枚撮っていただいた。
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ここでも1枚撮っていただいた。
崩落地の高巻きから林道に戻り、崩落地を振り返る。
行こうと思えば行けそうだったが、まぁ仕方ない。
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8/12 12:24
崩落地の高巻きから林道に戻り、崩落地を振り返る。
行こうと思えば行けそうだったが、まぁ仕方ない。
一緒に歩いていた方は軽装なので先に行ってもらい、ひとり林道を進む。
ガスが掛かってきた。暑くないので助かる。
もう2時間くらい林道を歩いている。
膝痛い・・・肩痛い・・・
下りは一歩一歩進むより、勢いを殺さずに走ってしまった方が楽なことが分かった。
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8/12 13:05
一緒に歩いていた方は軽装なので先に行ってもらい、ひとり林道を進む。
ガスが掛かってきた。暑くないので助かる。
もう2時間くらい林道を歩いている。
膝痛い・・・肩痛い・・・
下りは一歩一歩進むより、勢いを殺さずに走ってしまった方が楽なことが分かった。
綺麗な笹原があった
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8/12 13:10
綺麗な笹原があった
遥か下に人工物が見える。
後で二軒小屋トンネル入り口の橋だったことが分かった。
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8/12 13:21
遥か下に人工物が見える。
後で二軒小屋トンネル入り口の橋だったことが分かった。
13:28 伝付峠着 1990m
長かった・・・
ルート構成上、どうしても歩く必要がある林道なのだが、もう2度と歩きたくないと思うルートだ。
まぁ、一昨年も同じことを思った訳だけどね・・・
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8/12 13:25
13:28 伝付峠着 1990m
長かった・・・
ルート構成上、どうしても歩く必要がある林道なのだが、もう2度と歩きたくないと思うルートだ。
まぁ、一昨年も同じことを思った訳だけどね・・・
峠のトイレをお借りして、二軒小屋に降りると電波が入らないと思うので、ここで天気などの情報収集をする。
谷に降りる前には、予報画面や気圧配置の画面を画像保存して、下でも確認できるようにしている。
伝付峠の笹の葉は少し濡れていた。
雨が降ったようだ。
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8/12 13:25
峠のトイレをお借りして、二軒小屋に降りると電波が入らないと思うので、ここで天気などの情報収集をする。
谷に降りる前には、予報画面や気圧配置の画面を画像保存して、下でも確認できるようにしている。
伝付峠の笹の葉は少し濡れていた。
雨が降ったようだ。
伝付峠から二軒小屋までは、ただただ、ひたすら下って行きます。
特に書くことはありません。
ただただ下ります(笑)
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8/12 13:46
伝付峠から二軒小屋までは、ただただ、ひたすら下って行きます。
特に書くことはありません。
ただただ下ります(笑)
下り切ったところに井川山神社が有る。
ここまで無事に歩いて来れた事のお礼をする。
本日の目的地の二軒小屋はこのすぐ先だった。
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8/12 14:23
下り切ったところに井川山神社が有る。
ここまで無事に歩いて来れた事のお礼をする。
本日の目的地の二軒小屋はこのすぐ先だった。
14:26 二軒小屋着 1390m
想像とは全く違う立派な建物に驚いた!
僅か1時間弱で600mも下ったので足がガクガク(笑)
でも、早めに到着できたのでゆっくり休もう。
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8/12 16:03
14:26 二軒小屋着 1390m
想像とは全く違う立派な建物に驚いた!
僅か1時間弱で600mも下ったので足がガクガク(笑)
でも、早めに到着できたのでゆっくり休もう。
テン場はなんと芝生が敷き詰められている!
なんて快適なテン場なんだ。
この環境ならテン場代600円は高く感じない(^^)
夜露で濡れるのを避ける為、ギリギリ木陰に入る位置に幕営した。
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8/12 16:03
テン場はなんと芝生が敷き詰められている!
なんて快適なテン場なんだ。
この環境ならテン場代600円は高く感じない(^^)
夜露で濡れるのを避ける為、ギリギリ木陰に入る位置に幕営した。
幕営したら1番に洗濯をする。
もう16時だが気持ちのいい風が吹いている。
乾くだろうか・・・
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8/12 16:04
幕営したら1番に洗濯をする。
もう16時だが気持ちのいい風が吹いている。
乾くだろうか・・・
タオルを濡らして全身も拭き掃除。スッキリする。
今日は時間がたっぷりあるので余裕。
木製のテーブルでフランスパンにブルーチーズを塗り、ワインと共に楽しみながら日記を付けた。
標高が低いので風が暖かく、とても気持ちがいい。
林道を一緒に歩いた方は宿に泊まっていて、出て来てくれてしばらくお話をした。
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8/12 16:04
タオルを濡らして全身も拭き掃除。スッキリする。
今日は時間がたっぷりあるので余裕。
木製のテーブルでフランスパンにブルーチーズを塗り、ワインと共に楽しみながら日記を付けた。
標高が低いので風が暖かく、とても気持ちがいい。
林道を一緒に歩いた方は宿に泊まっていて、出て来てくれてしばらくお話をした。
今夜はカレーライス。
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8/12 18:12
今夜はカレーライス。
カレーが出来たら、
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8/12 18:53
カレーが出来たら、
米を炊いて出来上がり。
いつもは米は朝2食分炊いて、昼はお茶漬けにして食べる。
でも、朝米を炊くと時間が掛かる。
明日は少しでも早く出発する必要があるので、明日の昼の分の米を夕食と一緒に炊き、明日の朝は餅を入れたラーメンをサッと食べて出発することにした。
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8/12 18:55
米を炊いて出来上がり。
いつもは米は朝2食分炊いて、昼はお茶漬けにして食べる。
でも、朝米を炊くと時間が掛かる。
明日は少しでも早く出発する必要があるので、明日の昼の分の米を夕食と一緒に炊き、明日の朝は餅を入れたラーメンをサッと食べて出発することにした。
暗くなっても寒くない。
ロッヂの明かりでとてもいい雰囲気。
明日は今回の計画で最長コースタイムの日になる。
三伏峠まで14時間15分。行けるだろうか・・・
とにかく早く出発しようと思うが、ロッヂの方と話したところ、蝙蝠岳の尾根はビバークしても良いとの事だった。
徳右衛門岳と蝙蝠岳にBPが有るそうだ。
明日は天気が微妙なので、1日停滞になる可能性も考えていたが、途中でビバーク出来るのであれば計画を柔軟にできる。
朝の状況を見て考えよう。
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8/12 19:25
暗くなっても寒くない。
ロッヂの明かりでとてもいい雰囲気。
明日は今回の計画で最長コースタイムの日になる。
三伏峠まで14時間15分。行けるだろうか・・・
とにかく早く出発しようと思うが、ロッヂの方と話したところ、蝙蝠岳の尾根はビバークしても良いとの事だった。
徳右衛門岳と蝙蝠岳にBPが有るそうだ。
明日は天気が微妙なので、1日停滞になる可能性も考えていたが、途中でビバーク出来るのであれば計画を柔軟にできる。
朝の状況を見て考えよう。
【8日目】8月13日(木)雨のち曇り
1発で三伏峠まで行く計画は早々に失敗に終わった...
2:12 起床
テントを開けて外を見ると星が見える。
だが、細かな雨粒を感じる。微妙な天気だ。
テントを濡らすと重くなってしまうので、取り敢えず荷物をまとめ、荷物をロッジの軒下に移動。
雨が降っても濡れない場所で片付け、朝食にする。
移動して間もなく霧雨が降ってきたので良い判断だった。
4:06 出発
二軒小屋トンネルまで林道を歩き、トンネルから出ると本降りの雨に変わっていた。
トンネル内で雨宿りしながら様子を見る。雷鳴も...
しばらく待ったが今日は無理と判断し、ロッヂに戻る。
途中で雨は更に強くなってしまった。
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8/13 6:49
【8日目】8月13日(木)雨のち曇り
1発で三伏峠まで行く計画は早々に失敗に終わった...
2:12 起床
テントを開けて外を見ると星が見える。
だが、細かな雨粒を感じる。微妙な天気だ。
テントを濡らすと重くなってしまうので、取り敢えず荷物をまとめ、荷物をロッジの軒下に移動。
雨が降っても濡れない場所で片付け、朝食にする。
移動して間もなく霧雨が降ってきたので良い判断だった。
4:06 出発
二軒小屋トンネルまで林道を歩き、トンネルから出ると本降りの雨に変わっていた。
トンネル内で雨宿りしながら様子を見る。雷鳴も...
しばらく待ったが今日は無理と判断し、ロッヂに戻る。
途中で雨は更に強くなってしまった。
ロッヂの軒下をお借りし、天気の様子を伺う。
今日は停滞になりそうだけど、早い時間に天気が回復するようでれば、徳衛門岳のBPぐらいまでなら進めるかも知れない。
その為、停滞を余儀なくされる時間(11時頃)までは出発できる状態のまま休むことにした。
8:30頃になると雨も降らなくなり、空も明るい感じになってきたので、悩んだが再出発してみることにした。
9:23 二軒小屋出発
この時間からなら頑張れば蝙蝠岳まで行けるかも知れない。
1
8/13 9:24
ロッヂの軒下をお借りし、天気の様子を伺う。
今日は停滞になりそうだけど、早い時間に天気が回復するようでれば、徳衛門岳のBPぐらいまでなら進めるかも知れない。
その為、停滞を余儀なくされる時間(11時頃)までは出発できる状態のまま休むことにした。
8:30頃になると雨も降らなくなり、空も明るい感じになってきたので、悩んだが再出発してみることにした。
9:23 二軒小屋出発
この時間からなら頑張れば蝙蝠岳まで行けるかも知れない。
二軒小屋のすぐ上流には田代ダムと言う小さなダムがある。
このダムは大井川水系で唯一、東京電力が所有するダムで、ここで取水した水は伝付峠の下を貫通して富士川水系の田代発電所に流れて行くそうだ。
素晴らしく綺麗な水の色をしていた。
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8/13 9:30
二軒小屋のすぐ上流には田代ダムと言う小さなダムがある。
このダムは大井川水系で唯一、東京電力が所有するダムで、ここで取水した水は伝付峠の下を貫通して富士川水系の田代発電所に流れて行くそうだ。
素晴らしく綺麗な水の色をしていた。
二軒小屋トンネル。
今朝はこのトンネルの向こう側で雨に降られ、引き返してきた。
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8/13 9:36
二軒小屋トンネル。
今朝はこのトンネルの向こう側で雨に降られ、引き返してきた。
東俣の林道を進む。
もうすっかりいい天気になった。
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8/13 9:47
東俣の林道を進む。
もうすっかりいい天気になった。
9:50 蝙蝠岳登山口着
昨日は白峰南嶺から1400m下って来たが、今日は蝙蝠岳まで1400m登ることになる...
0
8/13 9:50
9:50 蝙蝠岳登山口着
昨日は白峰南嶺から1400m下って来たが、今日は蝙蝠岳まで1400m登ることになる...
登り始めてしばらくは急な斜面を登り続ける。
かなり急なのでゆっくり登る。
少し風が吹くので助かった。
尾根に出ると痩せた滑りやすいところも点在。
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8/13 10:22
登り始めてしばらくは急な斜面を登り続ける。
かなり急なのでゆっくり登る。
少し風が吹くので助かった。
尾根に出ると痩せた滑りやすいところも点在。
1時間少々で中部電力の意味不明な巨大施設に着いた。
ここは尾根の上。まわりに水のようなものは一切ない。
これはいったい何の施設なんだ?
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8/13 11:03
1時間少々で中部電力の意味不明な巨大施設に着いた。
ここは尾根の上。まわりに水のようなものは一切ない。
これはいったい何の施設なんだ?
西の方には千枚岳へと通ずる山並みがガスの中から見え隠れしている。
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8/13 11:04
西の方には千枚岳へと通ずる山並みがガスの中から見え隠れしている。
巨大施設の横の長い階段を登る。
日差しを遮るようなものが一切なく、非常に暑い...
太陽が高くなり、標高も低いのでこの先は樹林帯の中も蒸し暑くなった。
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8/13 11:08
巨大施設の横の長い階段を登る。
日差しを遮るようなものが一切なく、非常に暑い...
太陽が高くなり、標高も低いのでこの先は樹林帯の中も蒸し暑くなった。
展望のきかない樹林帯の尾根をひたすら登って行くと、上から女性のソロ登山者が下って来た。
天気も悪かったし、このマニアックな尾根を女性がソロで下ってくるとは想像もしていなかったのでかなり驚いた!
三伏峠、塩見岳を越えて来たと言う中村さん。
ここから二軒小屋、笊ヶ岳を通って雨畑に下山するそうだ。
これまた非常にマニアック...(^_^;)
元気があって明るい方で、とても楽しく情報交換することが出来た。
話していたら、僕の彼女の事も知っていて再びビックリ!(笑)
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8/13 11:58
展望のきかない樹林帯の尾根をひたすら登って行くと、上から女性のソロ登山者が下って来た。
天気も悪かったし、このマニアックな尾根を女性がソロで下ってくるとは想像もしていなかったのでかなり驚いた!
三伏峠、塩見岳を越えて来たと言う中村さん。
ここから二軒小屋、笊ヶ岳を通って雨畑に下山するそうだ。
これまた非常にマニアック...(^_^;)
元気があって明るい方で、とても楽しく情報交換することが出来た。
話していたら、僕の彼女の事も知っていて再びビックリ!(笑)
中村さんにとっていただきました。
ありがとうございます。
またどこかの山でお会いしましょう(^^)/
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中村さんにとっていただきました。
ありがとうございます。
またどこかの山でお会いしましょう(^^)/
変化のない尾根道をひたすら登る。
それにしても、今年は見るからに美味しそうな大型のキノコがたくさん。
これはマンゴー味かな?
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8/13 12:22
変化のない尾根道をひたすら登る。
それにしても、今年は見るからに美味しそうな大型のキノコがたくさん。
これはマンゴー味かな?
飽き飽きする登りがひと段落して平坦になったと思ったら、そこには苔の森が広がっていた。
濃い緑の湿った苔の森。
今朝の雨で息を吹き返したようで、とてもイキイキとしていた。
1
8/13 13:21
飽き飽きする登りがひと段落して平坦になったと思ったら、そこには苔の森が広がっていた。
濃い緑の湿った苔の森。
今朝の雨で息を吹き返したようで、とてもイキイキとしていた。
急に別な世界に入り込んだかのような、緑色の世界が続いている。
1
8/13 13:34
急に別な世界に入り込んだかのような、緑色の世界が続いている。
とても癒される場所だった。
1
8/13 13:34
とても癒される場所だった。
そして、苔の森が終わると、またたっぷりと登らされた....
木々の間から時々白峰南嶺が見えたが、基本的には景色のほとんど無い尾根歩き。
0
8/13 14:34
そして、苔の森が終わると、またたっぷりと登らされた....
木々の間から時々白峰南嶺が見えたが、基本的には景色のほとんど無い尾根歩き。
やっと水場に到着。
ザックを置いて水場へと下って行く。
0
8/13 15:00
やっと水場に到着。
ザックを置いて水場へと下って行く。
この谷を下って来た。
道がいくつも付いていて分かり難い水場への道だった。
0
8/13 15:11
この谷を下って来た。
道がいくつも付いていて分かり難い水場への道だった。
思っていたより下ったが、なかなかいい流れの水場。
余程の事がなければ枯れることはなさそうだ。
今日は蝙蝠岳まで進むことにしたので、水を5Lほど汲んだ。
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8/13 15:10
思っていたより下ったが、なかなかいい流れの水場。
余程の事がなければ枯れることはなさそうだ。
今日は蝙蝠岳まで進むことにしたので、水を5Lほど汲んだ。
水場から白峰南嶺を眺める。
ザックに戻り、非常に遅い昼食にする。
西風が吹き抜け肌寒かったのでフリースを着た。
0
8/13 15:10
水場から白峰南嶺を眺める。
ザックに戻り、非常に遅い昼食にする。
西風が吹き抜け肌寒かったのでフリースを着た。
15:53 徳右衛門岳山頂 2599m
三角点のある山頂だが、山頂にある標柱には「徳右衛門岳」の文字はなかった。
ここから蝙蝠岳までは2時間15分のコースタイム。
今日も日没ギリギリかな。
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8/13 15:53
15:53 徳右衛門岳山頂 2599m
三角点のある山頂だが、山頂にある標柱には「徳右衛門岳」の文字はなかった。
ここから蝙蝠岳までは2時間15分のコースタイム。
今日も日没ギリギリかな。
徳右衛門岳から蝙蝠岳までは点線ルートなので歩き難いかと思ったが、道はしっかりしていた。
森林限界に出る手前の斜面を斜め方向に登って行く区間で小木が少しうるさかったが、全体的には歩きやすい道だった。
0
8/13 16:19
徳右衛門岳から蝙蝠岳までは点線ルートなので歩き難いかと思ったが、道はしっかりしていた。
森林限界に出る手前の斜面を斜め方向に登って行く区間で小木が少しうるさかったが、全体的には歩きやすい道だった。
17:11 森林限界 2721m
樹林からひょこっと顔を出す。
残念、蝙蝠岳はガスに隠されていた。
0
8/13 17:11
17:11 森林限界 2721m
樹林からひょこっと顔を出す。
残念、蝙蝠岳はガスに隠されていた。
ヤマタノオロチのようなダケカンバ
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8/13 17:21
ヤマタノオロチのようなダケカンバ
ガスって景色はないが、森から抜け出るとザックに何も干渉しないので歩きやすく楽しい。
西風強く、歩いていないと寒い。
時々空が明るくなり、ガスの向こうに薄く太陽が見えたりする。
ガレているが歩きやすい締まった道。
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8/13 17:36
ガスって景色はないが、森から抜け出るとザックに何も干渉しないので歩きやすく楽しい。
西風強く、歩いていないと寒い。
時々空が明るくなり、ガスの向こうに薄く太陽が見えたりする。
ガレているが歩きやすい締まった道。
おっ、見えた。
ここに来たかったんだよ!!
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8/13 17:51
おっ、見えた。
ここに来たかったんだよ!!
17:52 蝙蝠岳山頂 2865.1m
森林限界から多少短縮したようで、思っていたよりも早く到着できた。
ガスってはいるものの、ずっと気になっていた蝙蝠岳に来ることが出来て感動した。
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8/13 18:01
17:52 蝙蝠岳山頂 2865.1m
森林限界から多少短縮したようで、思っていたよりも早く到着できた。
ガスってはいるものの、ずっと気になっていた蝙蝠岳に来ることが出来て感動した。
山頂近くのBPに幕営。
とても安定したスペースで、風も受けない場所だった。
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8/13 18:05
山頂近くのBPに幕営。
とても安定したスペースで、風も受けない場所だった。
幕営してテントに入り、何時かな〜?と時計を見ると....
なんと山頂まで正常だった時計の文字が消えているではないか!
電池切れの症状ではなさそうだ。
裏蓋を開けて内部の水分を飛ばしたりしても起動しなかった。
まだ残りの行程が10日ほども残っているのに...これは困る。
出発から1週間が過ぎたとは言え、まだまだザックは重たく、疲労も溜まってきている。
そんな中、一気にここまで登ってきたので足がかなり疲労した。
夕食を済ませ、日記を書いているうちに寝てしまった。
夜中に起きて寝る準備をし、再び寝た。
明日の朝、ガスが晴れて蝙蝠岳山頂からの景色を見れたら幸せだ。
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8/13 18:57
幕営してテントに入り、何時かな〜?と時計を見ると....
なんと山頂まで正常だった時計の文字が消えているではないか!
電池切れの症状ではなさそうだ。
裏蓋を開けて内部の水分を飛ばしたりしても起動しなかった。
まだ残りの行程が10日ほども残っているのに...これは困る。
出発から1週間が過ぎたとは言え、まだまだザックは重たく、疲労も溜まってきている。
そんな中、一気にここまで登ってきたので足がかなり疲労した。
夕食を済ませ、日記を書いているうちに寝てしまった。
夜中に起きて寝る準備をし、再び寝た。
明日の朝、ガスが晴れて蝙蝠岳山頂からの景色を見れたら幸せだ。
【9日目】8月14日(金)曇り時々小雨 午後から晴れ
4:01 起床
今日は三伏峠までしか進めないので、そんなに早く起きる必要はない。
加えて時計も壊れてしまったので時間が分からず、遅い起床となった。
昨夜から時々小雨が降り、テントをパチパチと叩いた。
朝になっても同じ状況...
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8/14 5:34
【9日目】8月14日(金)曇り時々小雨 午後から晴れ
4:01 起床
今日は三伏峠までしか進めないので、そんなに早く起きる必要はない。
加えて時計も壊れてしまったので時間が分からず、遅い起床となった。
昨夜から時々小雨が降り、テントをパチパチと叩いた。
朝になっても同じ状況...
テントを撤収する頃には雨は止んだが、一向に良くなる気配がない。
そもそも昨日と今日は雨予報だったので、進めるような天気なだけ有り難いかも知れない。
テン場は無風だが、稜線から風の音が聞こえてくる。
0
8/14 6:09
テントを撤収する頃には雨は止んだが、一向に良くなる気配がない。
そもそも昨日と今日は雨予報だったので、進めるような天気なだけ有り難いかも知れない。
テン場は無風だが、稜線から風の音が聞こえてくる。
6:13 蝙蝠岳山頂を出発
今回は蝙蝠岳からの展望を見ることは出来なかったが、蝙蝠岳に来るチャンスはもう一度あるので、そうなった時は晴れてもらいたい。
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8/14 6:14
6:13 蝙蝠岳山頂を出発
今回は蝙蝠岳からの展望を見ることは出来なかったが、蝙蝠岳に来るチャンスはもう一度あるので、そうなった時は晴れてもらいたい。
北俣岳まではなだらかに下り、そしてなだらかに登って行くルート。
どことなく白峰南嶺の大籠岳の辺りの雰囲気に似ている。
風はそこまで強くなかったが、ガスが勢いよく西から東へと流れ、稜線を横切ってゆく。
最低コルまでには所々で雫の付いたハイマツの藪があり、雨は降っていないが上下レインウェアだ。
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8/14 6:39
北俣岳まではなだらかに下り、そしてなだらかに登って行くルート。
どことなく白峰南嶺の大籠岳の辺りの雰囲気に似ている。
風はそこまで強くなかったが、ガスが勢いよく西から東へと流れ、稜線を横切ってゆく。
最低コルまでには所々で雫の付いたハイマツの藪があり、雨は降っていないが上下レインウェアだ。
時折ガスの切れ間から眼下の谷と青空が見える時があるが、それ以上の景色は見せてくれなかった。
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8/14 6:43
時折ガスの切れ間から眼下の谷と青空が見える時があるが、それ以上の景色は見せてくれなかった。
緩やかに標高を下げ、最低コルのあたりまで下って来た。
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8/14 6:46
緩やかに標高を下げ、最低コルのあたりまで下って来た。
この辺りは植物が全く生えていない小石が敷き詰められたような稜線。
二重稜線の様になっているところもあるが、踏み跡は明瞭なので迷う事はない。
空が開けている稜線はザックが小木に引っ掛かることがないのでとても歩きやすい。
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8/14 7:16
この辺りは植物が全く生えていない小石が敷き詰められたような稜線。
二重稜線の様になっているところもあるが、踏み跡は明瞭なので迷う事はない。
空が開けている稜線はザックが小木に引っ掛かることがないのでとても歩きやすい。
この先は痩せた岩場が有り、注意して進んだ。
コースタイムではもう北俣岳に到着してもいい頃なのだが...
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8/14 8:07
この先は痩せた岩場が有り、注意して進んだ。
コースタイムではもう北俣岳に到着してもいい頃なのだが...
岩場にはウスユキソウが多く咲いていた。
おかしいと思いながら進んでいると、塩見岳に向かう分岐点に着いてしまった。
どうやら北俣岳は気が付かない間に通り過ぎてしまっていたようだ。
久しぶりに主稜線に乗り、塩見岳を目指して登る。
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8/14 8:11
岩場にはウスユキソウが多く咲いていた。
おかしいと思いながら進んでいると、塩見岳に向かう分岐点に着いてしまった。
どうやら北俣岳は気が付かない間に通り過ぎてしまっていたようだ。
久しぶりに主稜線に乗り、塩見岳を目指して登る。
9:10 塩見岳東峰山頂 3052m
残念ながら今年の塩見岳では展望なし。
久々に賑わっている山頂に来た。
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8/14 9:11
9:10 塩見岳東峰山頂 3052m
残念ながら今年の塩見岳では展望なし。
久々に賑わっている山頂に来た。
9:15 塩見岳西峰山頂 3047.3m
ここで少し長めの休憩を取る。
ザックを下して体を動かすと腰が痛い。
これ以上悪化しないように気を付けなければ...
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8/14 9:15
9:15 塩見岳西峰山頂 3047.3m
ここで少し長めの休憩を取る。
ザックを下して体を動かすと腰が痛い。
これ以上悪化しないように気を付けなければ...
天気は回復傾向で、空を眺めていると時折雲間から青空が姿を現す。
期待して待っていたが、それ以上は回復せず、諦めて先に進むことにした。
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8/14 9:25
天気は回復傾向で、空を眺めていると時折雲間から青空が姿を現す。
期待して待っていたが、それ以上は回復せず、諦めて先に進むことにした。
隣でタバコを吸っている中高年パーティーに
「煙いんだよ。人のいないところで吸え!」
と切れる。
決して天気が悪いから切れている訳ではない(笑)
吸わない人への配慮がないような人間は、崖から突き落とされても仕方ない(笑)
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8/14 9:25
隣でタバコを吸っている中高年パーティーに
「煙いんだよ。人のいないところで吸え!」
と切れる。
決して天気が悪いから切れている訳ではない(笑)
吸わない人への配慮がないような人間は、崖から突き落とされても仕方ない(笑)
塩見岳から塩見小屋への下りはしばらく危険な岩場を歩く。
人が原因の落石も発生しやすいルートなので注意しながら下った。
塩見小屋は建て替え工事中との事で、作業員以外は宿泊できない。
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8/14 10:38
塩見岳から塩見小屋への下りはしばらく危険な岩場を歩く。
人が原因の落石も発生しやすいルートなので注意しながら下った。
塩見小屋は建て替え工事中との事で、作業員以外は宿泊できない。
売店は営業していた。
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8/14 10:38
売店は営業していた。
塩見小屋前で休憩し、登山道に戻ると天気が少し回復していた。景色も楽しめるようになった。
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8/14 10:46
塩見小屋前で休憩し、登山道に戻ると天気が少し回復していた。景色も楽しめるようになった。
が、間もなくして樹林帯に入ってしまう・・・。
綺麗な森だった。
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8/14 11:30
が、間もなくして樹林帯に入ってしまう・・・。
綺麗な森だった。
マルバタケブキ
南アルプスと言ったらマルバタケブキだが、どこももう終わる寸前だった。
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8/14 12:36
マルバタケブキ
南アルプスと言ったらマルバタケブキだが、どこももう終わる寸前だった。
長い長い樹林帯の道をアップダウンしながら進み、ようやく三伏山が見えた。
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8/14 13:09
長い長い樹林帯の道をアップダウンしながら進み、ようやく三伏山が見えた。
13:11 三伏山山頂 2615m
ここまで来れば・・・
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8/14 13:11
13:11 三伏山山頂 2615m
ここまで来れば・・・
三伏峠小屋はもうすぐそこだ!
お盆休みが始まり、既にテントがたくさん張られている。
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8/14 13:13
三伏峠小屋はもうすぐそこだ!
お盆休みが始まり、既にテントがたくさん張られている。
明日登る烏帽子岳
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8/14 13:11
明日登る烏帽子岳
おー、あれは蝙蝠岳ではないか!!
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8/14 13:13
おー、あれは蝙蝠岳ではないか!!
水場入口のお花畑
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8/14 13:14
水場入口のお花畑
小屋への分岐点まで下って来た。
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8/14 13:23
小屋への分岐点まで下って来た。
13:24 三伏峠小屋着 2580m
日本一高い峠という事になっているが、どこがどのように峠地形なのか未だに不明な峠だ。
明治時代に山梨県と伊那谷を結ぶ街道として開かれ、二軒小屋・伝付峠を介して往来する峠だったそうだ。
ここで両俣小屋で一緒になった筑波大のパーティと再会する。
昨日は熊ノ平小屋で停滞していたそうだ。
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8/14 13:24
13:24 三伏峠小屋着 2580m
日本一高い峠という事になっているが、どこがどのように峠地形なのか未だに不明な峠だ。
明治時代に山梨県と伊那谷を結ぶ街道として開かれ、二軒小屋・伝付峠を介して往来する峠だったそうだ。
ここで両俣小屋で一緒になった筑波大のパーティと再会する。
昨日は熊ノ平小屋で停滞していたそうだ。
一昨年の大縦走、茶臼小屋で出会って友達になった吉森さんが待っていてくれた(^^)/
山での再開は格別嬉しい!!
近くにテントを張ることにした。
今夜は楽しい夕食になりそうだ♪
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8/14 13:26
一昨年の大縦走、茶臼小屋で出会って友達になった吉森さんが待っていてくれた(^^)/
山での再開は格別嬉しい!!
近くにテントを張ることにした。
今夜は楽しい夕食になりそうだ♪
小屋へ受付に行き、登山靴を脱ぐ前に水場に水汲みに行く事にした。
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8/14 13:31
小屋へ受付に行き、登山靴を脱ぐ前に水場に水汲みに行く事にした。
タカネマツムシソウ
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8/14 13:56
タカネマツムシソウ
ここは少しマルバタケブキの花畑が残っていた。
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8/14 14:00
ここは少しマルバタケブキの花畑が残っていた。
三伏峠の水場。
小屋からは10分ほど離れている。
水量が豊富で、髪を水で流しサッパリする!
冷たいー。
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8/14 14:00
三伏峠の水場。
小屋からは10分ほど離れている。
水量が豊富で、髪を水で流しサッパリする!
冷たいー。
花畑まで登り返して振り返ると塩見岳が見えた。
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8/14 14:16
花畑まで登り返して振り返ると塩見岳が見えた。
三伏峠には早く到着したかったので、昼食抜きで歩いてきて腹ペコ。
やっとありつけた。
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8/14 14:33
三伏峠には早く到着したかったので、昼食抜きで歩いてきて腹ペコ。
やっとありつけた。
吉森さんがビールをプレゼントしてくれた!!
ぐびぐび...美味いー!!(>_<)
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8/14 14:38
吉森さんがビールをプレゼントしてくれた!!
ぐびぐび...美味いー!!(>_<)
三伏峠で僕と会う事を予想して、色々と持って来てくれていた。
有り難いなぁ・・・
出発して3日で壊れてしまったiPhone充電用のケーブルも持って上がって来てくれていた!
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8/14 14:39
三伏峠で僕と会う事を予想して、色々と持って来てくれていた。
有り難いなぁ・・・
出発して3日で壊れてしまったiPhone充電用のケーブルも持って上がって来てくれていた!
夕食の時間まではテント内でゴロゴロしたり散歩したりしてのんびりと過ごす。
塩見岳で少し腰の痛みを感じたので、入念にクリームを塗った。
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8/14 16:38
夕食の時間まではテント内でゴロゴロしたり散歩したりしてのんびりと過ごす。
塩見岳で少し腰の痛みを感じたので、入念にクリームを塗った。
ミヤマシシウド
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8/14 16:41
ミヤマシシウド
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8/14 16:43
どんどん混雑してくるテン場。
そうか、もうお盆休み期間だもんな・・・
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8/14 16:44
どんどん混雑してくるテン場。
そうか、もうお盆休み期間だもんな・・・
いい時間になったので、吉森さんと夕食。
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8/14 17:38
いい時間になったので、吉森さんと夕食。
吉森さんがトマトソースのパスタを作ってくれた!
僕はカレーパスタをお裾分けする。
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8/14 17:38
吉森さんがトマトソースのパスタを作ってくれた!
僕はカレーパスタをお裾分けする。
空が少し夕焼けしている。
明日からまたいい天気が続いてくれるといい。
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8/14 18:37
空が少し夕焼けしている。
明日からまたいい天気が続いてくれるといい。
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8/14 18:37
夜は星空を楽しむことが出来た。
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8/14 20:14
夜は星空を楽しむことが出来た。
【10日目】8月15日(土)晴れ
2:33 起床 快晴の空が広がっている!!
吉森さんはテントをデポしたまま塩見岳を往復するという事で先に出発して行った。
ここでこの後の山行で大問題となるアクシデントが発生する!
カメラの予備バッテリー含め、バッテリー類を入れた小袋が見当たらない!!
かなり探したがどこにも無い。
これはヤバイ...普通に撮り続けると、一つのバッテリーで約1週間程しか持たない計算だ。
最後まで撮り切れない可能性が出て来てしまった・・・
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8/15 4:49
【10日目】8月15日(土)晴れ
2:33 起床 快晴の空が広がっている!!
吉森さんはテントをデポしたまま塩見岳を往復するという事で先に出発して行った。
ここでこの後の山行で大問題となるアクシデントが発生する!
カメラの予備バッテリー含め、バッテリー類を入れた小袋が見当たらない!!
かなり探したがどこにも無い。
これはヤバイ...普通に撮り続けると、一つのバッテリーで約1週間程しか持たない計算だ。
最後まで撮り切れない可能性が出て来てしまった・・・
4:50 三伏峠出発
無い物をいつまでも探していても仕方ないので、出発する。
水場入口の花畑からは塩見岳が綺麗に見えていた。
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8/15 4:58
4:50 三伏峠出発
無い物をいつまでも探していても仕方ないので、出発する。
水場入口の花畑からは塩見岳が綺麗に見えていた。
烏帽子岳への登り途中。
小河内岳と遥か遠くに荒川岳が見える。
今日はあの荒川岳の先まで。
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8/15 5:23
烏帽子岳への登り途中。
小河内岳と遥か遠くに荒川岳が見える。
今日はあの荒川岳の先まで。
今朝は雲が高くなかなか太陽が昇ってこない。
急げば山頂で御来光になるかもと思い、急いで登ってきた。
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8/15 5:28
今朝は雲が高くなかなか太陽が昇ってこない。
急げば山頂で御来光になるかもと思い、急いで登ってきた。
5:29 烏帽子岳山頂 2726m
0
8/15 5:29
5:29 烏帽子岳山頂 2726m
ギリギリ御来光には間に合わなかったが、キレイな日の出を見ることが出来た。
塩見岳と蝙蝠岳の鞍部からの日の出。
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8/15 5:29
ギリギリ御来光には間に合わなかったが、キレイな日の出を見ることが出来た。
塩見岳と蝙蝠岳の鞍部からの日の出。
朝日に照らされた小河内岳と避難小屋
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8/15 5:35
朝日に照らされた小河内岳と避難小屋
登山道脇が崩落して歩くのが怖いような場所も・・・
0
8/15 5:43
登山道脇が崩落して歩くのが怖いような場所も・・・
この辺りの景色はとても雄大で素晴らしかった。
1
8/15 6:13
この辺りの景色はとても雄大で素晴らしかった。
チングルマ
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8/15 6:28
チングルマ
小河内岳への登り返し。
稜線の西側はひんやりした風が吹いて気持ちいいが、東側に来ると無風なので一気に暑さを感じる。
0
8/15 6:29
小河内岳への登り返し。
稜線の西側はひんやりした風が吹いて気持ちいいが、東側に来ると無風なので一気に暑さを感じる。
6:38 小河内岳山頂 2802m
小屋からここまで非常に順調に歩いてきた。
ザックの重量が、やっといい感じになって来たかな。
やっぱり青い空は気持ちがいい。
今日は北アルプスも少し見えていた。
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8/15 6:38
6:38 小河内岳山頂 2802m
小屋からここまで非常に順調に歩いてきた。
ザックの重量が、やっといい感じになって来たかな。
やっぱり青い空は気持ちがいい。
今日は北アルプスも少し見えていた。
小河内岳避難小屋
遠くに富士山も見える。
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8/15 6:39
小河内岳避難小屋
遠くに富士山も見える。
三伏峠の方向を振り返る。
遠くに見える双耳峰の山は二児山。
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8/15 6:39
三伏峠の方向を振り返る。
遠くに見える双耳峰の山は二児山。
眼下には伊那谷の街並み
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8/15 6:40
眼下には伊那谷の街並み
南部に目をやると、大沢岳や兎岳も見える。
今日は霞はあるものの、遠くの山々も楽しむことが出来る。
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8/15 6:45
南部に目をやると、大沢岳や兎岳も見える。
今日は霞はあるものの、遠くの山々も楽しむことが出来る。
小河内岳から下ってすぐのところで、今回の山行で初となるライチョウに出会った。
声は聞こえるものの姿はなかなか見付けられなかったが、やっとここでお会いすることが出来た。
メスが1羽のみ。まだ小さなライチョウだ。
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小河内岳から下ってすぐのところで、今回の山行で初となるライチョウに出会った。
声は聞こえるものの姿はなかなか見付けられなかったが、やっとここでお会いすることが出来た。
メスが1羽のみ。まだ小さなライチョウだ。
緩やかな樹林帯を延々と下り続け、瀬戸沢ノ頭のザレ場で休憩。
また樹林帯に入り、板屋岳へと登って行く。
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8/15 7:42
緩やかな樹林帯を延々と下り続け、瀬戸沢ノ頭のザレ場で休憩。
また樹林帯に入り、板屋岳へと登って行く。
8:20 板屋岳山頂 2646m
展望なし
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8/15 8:20
8:20 板屋岳山頂 2646m
展望なし
花畑を進む。
最盛期は綺麗なんだけどな・・・
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8/15 8:24
花畑を進む。
最盛期は綺麗なんだけどな・・・
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8/15 8:29
大きく崩落した縁を進む
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8/15 8:29
大きく崩落した縁を進む
南アルプスは稜線の西側が大きく崩落している場所が多い。
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8/15 8:36
南アルプスは稜線の西側が大きく崩落している場所が多い。
花畑に囲まれた高山裏避難小屋。
ここの花畑も本当に綺麗なんだけど、終わってたかぁ・・・
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8/15 8:52
花畑に囲まれた高山裏避難小屋。
ここの花畑も本当に綺麗なんだけど、終わってたかぁ・・・
8:54 高山裏避難小屋着
一昨年よりもかなり早く進んでいるような気がする。
(記録を見返すと、2時間も早く到着していた!)
体力的にもまだ余裕がある感じがする。
ここの小屋の管理人は農鳥小屋同様、一風変わったものを持った管理人さんだ。
休憩している間しばらく話をするが、どうもテンポが合わない(笑)
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8/15 8:54
8:54 高山裏避難小屋着
一昨年よりもかなり早く進んでいるような気がする。
(記録を見返すと、2時間も早く到着していた!)
体力的にもまだ余裕がある感じがする。
ここの小屋の管理人は農鳥小屋同様、一風変わったものを持った管理人さんだ。
休憩している間しばらく話をするが、どうもテンポが合わない(笑)
小屋前から荒川岳の方向。
グッと近付いてきた。
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8/15 8:54
小屋前から荒川岳の方向。
グッと近付いてきた。
小屋から緩やかに下り、そこからトラバース道を緩やかに登り、荒川岳のカールの中に入り込んでゆく。
途中に水場があるが、ここは例年水が細い。
今年も非常に細い水だった。
水は三伏峠でしっかり積んできているので汲む必要はなかったが、手に取って飲んでみるととても美味しい水だった。
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8/15 9:27
小屋から緩やかに下り、そこからトラバース道を緩やかに登り、荒川岳のカールの中に入り込んでゆく。
途中に水場があるが、ここは例年水が細い。
今年も非常に細い水だった。
水は三伏峠でしっかり積んできているので汲む必要はなかったが、手に取って飲んでみるととても美味しい水だった。
トラバースが終わると樹林帯の中の急登が始まる。
ここから荒川前岳まではカールの中を約600m、ひたすら登り続けることになる。
下の方は樹林帯の中なので風が抜けず暑い上に、枝がザックに引っ掛かって体力的にも、精神的にも削られる急登。
更に腹まで減ってきて力が出ないが、森林限界までは休むような場所もない。
ここが今日の一番の頑張りどころだと思い、無心で登った。
10:35 森林限界に出たところで休憩・補給。
山頂まではまだまだ登るが、ここまで来れば俄然登りやすくなる。
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8/15 10:45
トラバースが終わると樹林帯の中の急登が始まる。
ここから荒川前岳まではカールの中を約600m、ひたすら登り続けることになる。
下の方は樹林帯の中なので風が抜けず暑い上に、枝がザックに引っ掛かって体力的にも、精神的にも削られる急登。
更に腹まで減ってきて力が出ないが、森林限界までは休むような場所もない。
ここが今日の一番の頑張りどころだと思い、無心で登った。
10:35 森林限界に出たところで休憩・補給。
山頂まではまだまだ登るが、ここまで来れば俄然登りやすくなる。
ここからはさっき居た高山裏避難小屋が小さく見えた。
その先には伊那谷の街も遠望できる。
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8/15 10:49
ここからはさっき居た高山裏避難小屋が小さく見えた。
その先には伊那谷の街も遠望できる。
約30分登り、カールを見下ろす。
ここの登りは本当に苦しい登りではあるものの、氷河が削ったようなこのカールの風景は南アルプスの中でも好きな景色だ。
カール内には誰一人歩いていない。
南アルプスは本当に人が少なくて気持ちがいい。
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8/15 11:09
約30分登り、カールを見下ろす。
ここの登りは本当に苦しい登りではあるものの、氷河が削ったようなこのカールの風景は南アルプスの中でも好きな景色だ。
カール内には誰一人歩いていない。
南アルプスは本当に人が少なくて気持ちがいい。
更に30分登り、稜線付近まで登り上げた。
ここまで来れば急登も終わりを迎える。
稜線の反対側は大きく切れ落ちる大崩壊地になっている。
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8/15 11:27
更に30分登り、稜線付近まで登り上げた。
ここまで来れば急登も終わりを迎える。
稜線の反対側は大きく切れ落ちる大崩壊地になっている。
ここで前から歩いてきた女性と休憩がてら長話。
東京から来たという宮崎さん。
畑薙から入山し、三伏峠で下山するとの事。
今日は高山裏までとの事で、ゆっくりと山を楽しんでいました。
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8/15 11:53
ここで前から歩いてきた女性と休憩がてら長話。
東京から来たという宮崎さん。
畑薙から入山し、三伏峠で下山するとの事。
今日は高山裏までとの事で、ゆっくりと山を楽しんでいました。
宮崎さんとお別れし、少し進むと荒川前岳と中岳が見えてきた。
お昼までに中岳避難小屋に着きたいと思っていたが、長話しちゃったのでそれは無理。
それでも今日は前半かなりハイペースで進めたので、時間の余裕はまだまだある。
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8/15 11:55
宮崎さんとお別れし、少し進むと荒川前岳と中岳が見えてきた。
お昼までに中岳避難小屋に着きたいと思っていたが、長話しちゃったのでそれは無理。
それでも今日は前半かなりハイペースで進めたので、時間の余裕はまだまだある。
おー!赤石岳も姿を現した!!
荒川小屋から小赤石までの道は壮大で気持ちいいルートだけれど、今回は歩かない。
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8/15 11:58
おー!赤石岳も姿を現した!!
荒川小屋から小赤石までの道は壮大で気持ちいいルートだけれど、今回は歩かない。
12:04 荒川前岳山頂 3068m
ここまで上がってくると急に人が多くなった。
後で知ったが、椹島を起点にして赤石岳と荒川三山を周回するルートは、南アルプス南部ではメジャールートになっているそうだ。
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8/15 12:04
12:04 荒川前岳山頂 3068m
ここまで上がってくると急に人が多くなった。
後で知ったが、椹島を起点にして赤石岳と荒川三山を周回するルートは、南アルプス南部ではメジャールートになっているそうだ。
手前が荒川中岳。すぐそこだ。
その裏に避難小屋がある。
中岳の背後に悪沢岳。
少し雲の多い天気になってきた...
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8/15 12:04
手前が荒川中岳。すぐそこだ。
その裏に避難小屋がある。
中岳の背後に悪沢岳。
少し雲の多い天気になってきた...
12:14 荒川中岳山頂 3083.4m
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8/15 12:14
12:14 荒川中岳山頂 3083.4m
小屋はすぐそこだ。
腹減ったぁ〜。
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8/15 12:15
小屋はすぐそこだ。
腹減ったぁ〜。
12:16 中岳避難小屋着
小屋前のベンチをお借りして昼食にする。
ロシア人のユージンに道を聞かれ、山の話をする。
そう、僕はロシア語もペラペラなのだ!
ユージンは日本のIT企業に勤め、日本の山をあちこち歩いているらしい。
もう察していると思うが、ペラペラなのは彼の日本語だ。
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8/15 12:42
12:16 中岳避難小屋着
小屋前のベンチをお借りして昼食にする。
ロシア人のユージンに道を聞かれ、山の話をする。
そう、僕はロシア語もペラペラなのだ!
ユージンは日本のIT企業に勤め、日本の山をあちこち歩いているらしい。
もう察していると思うが、ペラペラなのは彼の日本語だ。
さて出発だ。
目の前には圧倒されるような存在感で聳え立っている悪沢岳。
気合いを入れて一気に登り切ってしまいたい。
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8/15 12:47
さて出発だ。
目の前には圧倒されるような存在感で聳え立っている悪沢岳。
気合いを入れて一気に登り切ってしまいたい。
中岳と悪沢岳のコルの手前辺りまで下って来た。
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8/15 13:04
中岳と悪沢岳のコルの手前辺りまで下って来た。
この辺りはとても綺麗な花々がたくさん咲いていた。
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8/15 13:07
この辺りはとても綺麗な花々がたくさん咲いていた。
タカネマツムシソウ
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8/15 13:07
タカネマツムシソウ
タカネナデシコ
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8/15 13:08
タカネナデシコ
さぁ下り切った!
登るぞー。
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8/15 13:09
さぁ下り切った!
登るぞー。
お花畑に鳥がいたので撮ってみた。
鳥はライチョウ以外特に興味がわかない...
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8/15 13:31
お花畑に鳥がいたので撮ってみた。
鳥はライチョウ以外特に興味がわかない...
急登を一気に登り終える。
非常に気持ちのいい急登だった。
斜度が緩くなると、歩きやすい稜線の道になる。
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8/15 13:32
急登を一気に登り終える。
非常に気持ちのいい急登だった。
斜度が緩くなると、歩きやすい稜線の道になる。
山頂はもう目前だ。
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8/15 13:40
山頂はもう目前だ。
13:42 悪沢岳(荒川東岳)山頂 3141m
一昨年は中岳にザックをデポして来たにもかかわらずフラフラでの登頂だった。
今年はザックも背負って余裕の登頂。
今までずっと苦しい縦走を続けてきたが、今日になってやっと本調子になってきた感がある。
ここまで耐えながら歩いてきて良かった。
それだけに今日の悪沢岳登頂は感動的だった。
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8/15 13:43
13:42 悪沢岳(荒川東岳)山頂 3141m
一昨年は中岳にザックをデポして来たにもかかわらずフラフラでの登頂だった。
今年はザックも背負って余裕の登頂。
今までずっと苦しい縦走を続けてきたが、今日になってやっと本調子になってきた感がある。
ここまで耐えながら歩いてきて良かった。
それだけに今日の悪沢岳登頂は感動的だった。
赤石岳。
山頂付近にガスが掛かり始めた。
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8/15 13:51
赤石岳。
山頂付近にガスが掛かり始めた。
ここからは蝙蝠岳が比較的近く見える。
塩見岳や間ノ岳、仙丈ヶ岳も微かに見えていた。
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8/15 13:52
ここからは蝙蝠岳が比較的近く見える。
塩見岳や間ノ岳、仙丈ヶ岳も微かに見えていた。
荒川中岳と前岳。
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8/15 13:53
荒川中岳と前岳。
進む方向の岩稜帯。
奥に見える広く丸い丘のような山は、南アルプスで唯一登頂していない3000m峰の丸山だ。
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8/15 13:51
進む方向の岩稜帯。
奥に見える広く丸い丘のような山は、南アルプスで唯一登頂していない3000m峰の丸山だ。
大小さまざまな岩の間を刻み込むように進んでいく登山道。
チャートと呼ばれる赤い岩が目立つ。
南アルプスでは、億単位の年月を経て海の底から3000mを越える山脈までせり上がった地質を多く楽しむことが出来る。
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8/15 14:05
大小さまざまな岩の間を刻み込むように進んでいく登山道。
チャートと呼ばれる赤い岩が目立つ。
南アルプスでは、億単位の年月を経て海の底から3000mを越える山脈までせり上がった地質を多く楽しむことが出来る。
南アルプスではあまり見掛けないような、ゴツゴツと険しい岩稜帯を歩く。
悪沢岳山頂で一緒になった女性と話しながらのんびり下る。
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8/15 14:14
南アルプスではあまり見掛けないような、ゴツゴツと険しい岩稜帯を歩く。
悪沢岳山頂で一緒になった女性と話しながらのんびり下る。
おお、丸山が近付いてきた。
山と呼んでいいのかと思うくらい、少し盛り上がっただけの山頂ではあるが、僕にとっては富士山を除いて最後の3000m峰。
非常に気分が高まっております(笑)
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8/15 14:17
おお、丸山が近付いてきた。
山と呼んでいいのかと思うくらい、少し盛り上がっただけの山頂ではあるが、僕にとっては富士山を除いて最後の3000m峰。
非常に気分が高まっております(笑)
14:22 丸山山頂 3032m
やりました!!
山頂の標柱と抱き合い、感動を分かち合いました。
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8/15 14:22
14:22 丸山山頂 3032m
やりました!!
山頂の標柱と抱き合い、感動を分かち合いました。
丸山から見た悪沢岳山頂。
荒川中岳から見た感じとは印象が大きく違う。
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8/15 14:26
丸山から見た悪沢岳山頂。
荒川中岳から見た感じとは印象が大きく違う。
丸山から千枚岳を見下ろす。
しばらく広い尾根を下って行くルートだ。
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8/15 14:32
丸山から千枚岳を見下ろす。
しばらく広い尾根を下って行くルートだ。
千枚岳に近くなってくると斜面一面がお花畑になっている場所がある。
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8/15 14:42
千枚岳に近くなってくると斜面一面がお花畑になっている場所がある。
うっすらと花の香りもして、とても気持ちのいい場所だった。
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8/15 14:43
うっすらと花の香りもして、とても気持ちのいい場所だった。
珍しい!
真っ白なトリカブトを発見!!
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8/15 14:44
珍しい!
真っ白なトリカブトを発見!!
普通はこの色
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8/15 14:45
普通はこの色
タカネイブキボウフウ
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8/15 14:45
タカネイブキボウフウ
これだけ咲いているとご機嫌だ(^^)♪
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8/15 14:46
これだけ咲いているとご機嫌だ(^^)♪
タカネビランジ
鳳凰三山で見たタカネビランジはピンク色だったが、こちらのは白かった。
花弁の付き方も違う。
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8/15 14:48
タカネビランジ
鳳凰三山で見たタカネビランジはピンク色だったが、こちらのは白かった。
花弁の付き方も違う。
タカネマツムシソウ
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8/15 14:48
タカネマツムシソウ
タカネナデシコとタカネビランジの合わせ技。
山では、「タカネ」とか「ミネ」とか「ミヤマ」とかの名前が付く花が多い。
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8/15 14:49
タカネナデシコとタカネビランジの合わせ技。
山では、「タカネ」とか「ミネ」とか「ミヤマ」とかの名前が付く花が多い。
千枚岳の直前まで来ているのだが、この辺りは痩せた急なアップダウンが続き、着きそうでなかなか着かない。
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8/15 14:56
千枚岳の直前まで来ているのだが、この辺りは痩せた急なアップダウンが続き、着きそうでなかなか着かない。
15:03 千枚岳山頂 2880m
背景は丸山と悪沢岳。
ここでちょっと一休み。
千枚小屋まではもう少しだ。
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8/15 15:03
15:03 千枚岳山頂 2880m
背景は丸山と悪沢岳。
ここでちょっと一休み。
千枚小屋まではもう少しだ。
千枚岳から少し下ると急に歩きやすい登山道に変わる。
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8/15 15:23
千枚岳から少し下ると急に歩きやすい登山道に変わる。
小屋が近くなると、マルバタケブキとトリカブトのお花畑が目を引く。
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8/15 15:27
小屋が近くなると、マルバタケブキとトリカブトのお花畑が目を引く。
マルバタケブキ
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8/15 15:25
マルバタケブキ
小屋が見えた。
小屋前の広場には多くの登山者が休んでいる。
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8/15 15:31
小屋が見えた。
小屋前の広場には多くの登山者が休んでいる。
15:33 千枚小屋着
とても綺麗で明るい印象の小屋だった。
受付をしてテン場へ移動。
テン場が意外に遠く、トイレの行き来が面倒な感じ・・・
でも、小屋前が賑やかだったのに対し、テン場は静かでいい雰囲気の場所だ。
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8/15 15:33
15:33 千枚小屋着
とても綺麗で明るい印象の小屋だった。
受付をしてテン場へ移動。
テン場が意外に遠く、トイレの行き来が面倒な感じ・・・
でも、小屋前が賑やかだったのに対し、テン場は静かでいい雰囲気の場所だ。
樹林帯なので気にせずに幕営したが、上を見ると空がぽっかり空いていた。
あ〜あ、これじゃ明日の朝も夜露でテントが濡れちゃうな...
三伏峠でカメラなどのバッテリーが無い事に気付いたが、心の中で『ザックの中のどこかに紛れ込んでいるのではないか...』と期待しながら歩いてきた。
全ての荷物を点検し、くまなく探してみたが、やはり出てはこなかった。
いったいどこに行ってしまったんだろう...
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8/15 18:11
樹林帯なので気にせずに幕営したが、上を見ると空がぽっかり空いていた。
あ〜あ、これじゃ明日の朝も夜露でテントが濡れちゃうな...
三伏峠でカメラなどのバッテリーが無い事に気付いたが、心の中で『ザックの中のどこかに紛れ込んでいるのではないか...』と期待しながら歩いてきた。
全ての荷物を点検し、くまなく探してみたが、やはり出てはこなかった。
いったいどこに行ってしまったんだろう...
悪沢岳の登りで会話をした愛知県から来ている加藤さんも到着し、夕食は山の話をしながら楽しく食べることが出来た。
加藤さんは明日下山との事で、余った食料をあれこれ分けてくれて、いつもとは違う味の夕食を食べることが出来て幸せだった。
夜寝る前にトイレに行くと、小屋の前から美しい星空を眺めることが出来た。
明日は天気が良いようだが、明後日は悪天候になるらしい。
1
8/15 17:04
悪沢岳の登りで会話をした愛知県から来ている加藤さんも到着し、夕食は山の話をしながら楽しく食べることが出来た。
加藤さんは明日下山との事で、余った食料をあれこれ分けてくれて、いつもとは違う味の夕食を食べることが出来て幸せだった。
夜寝る前にトイレに行くと、小屋の前から美しい星空を眺めることが出来た。
明日は天気が良いようだが、明後日は悪天候になるらしい。
【11日目】8月16日(日)晴れのち曇り
2:29 起床
良い時間に起きることが出来た。
ザックの重量も減ってきたが、ボリュームも減って来たのでパッキングもかなり簡単になってきた。
どんどん片付けて小屋に移動する。
テントはやはり夜露にやられ、しっかり濡れてしまっていた。
1
8/16 4:40
【11日目】8月16日(日)晴れのち曇り
2:29 起床
良い時間に起きることが出来た。
ザックの重量も減ってきたが、ボリュームも減って来たのでパッキングもかなり簡単になってきた。
どんどん片付けて小屋に移動する。
テントはやはり夜露にやられ、しっかり濡れてしまっていた。
小屋前に行くと東の空が赤くなり、御来光が楽しめそうだ。
もう準備は出来ているが、日の出を見てから出発することにする。
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8/16 4:41
小屋前に行くと東の空が赤くなり、御来光が楽しめそうだ。
もう準備は出来ているが、日の出を見てから出発することにする。
「今日で11日目かぁ・・・」
今回の計画も、この辺りで半分である。
既に2日分遅れている上に、明日は雨予報で停滞が予想される。
「家に帰るのはいったい何日後になるんだ...?食料はもつのか?」
などと考えていた。
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8/16 4:53
「今日で11日目かぁ・・・」
今回の計画も、この辺りで半分である。
既に2日分遅れている上に、明日は雨予報で停滞が予想される。
「家に帰るのはいったい何日後になるんだ...?食料はもつのか?」
などと考えていた。
日の出直前。
荒々しい雲が湧いている。
0
8/16 5:05
日の出直前。
荒々しい雲が湧いている。
5:07 御来光
1
8/16 5:07
5:07 御来光
5:10 赤石小屋出発
さぁ行くぞ!!
今日のルートは今回の計画の中で一番アホっぽいルート設定の日になっている。
2565mの千枚小屋から1445m下って椹島に行き、椹島には泊まらずに1415m登ったところの赤石小屋に行く計画。
なんの為に椹島に下るかと言うと、
行ったことないから。と言う事になる(笑)
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8/16 5:08
5:10 赤石小屋出発
さぁ行くぞ!!
今日のルートは今回の計画の中で一番アホっぽいルート設定の日になっている。
2565mの千枚小屋から1445m下って椹島に行き、椹島には泊まらずに1415m登ったところの赤石小屋に行く計画。
なんの為に椹島に下るかと言うと、
行ったことないから。と言う事になる(笑)
整備された登山道をハイペースで黙々と下る。
途中、何度か林道を横切る。
見どころはほとんどなし。
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8/16 6:40
整備された登山道をハイペースで黙々と下る。
途中、何度か林道を横切る。
見どころはほとんどなし。
天気は良いが、展望を楽しめるような場所はほとんどない。
ひたすら下るのみだ。
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8/16 7:12
天気は良いが、展望を楽しめるような場所はほとんどない。
ひたすら下るのみだ。
最後の急坂を下り終え、吊り橋を渡る。
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8/16 7:54
最後の急坂を下り終え、吊り橋を渡る。
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8/16 8:01
林道に出る手前は沢沿いの狭い道をへつるように進む感じだ。
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8/16 8:01
林道に出る手前は沢沿いの狭い道をへつるように進む感じだ。
前を行くのは加藤さん。
8時のバスに間に合えば...と急いで下って来たが、さすがに間に合わず、最後は一緒に歩いて椹島まで行った。
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8/16 8:02
前を行くのは加藤さん。
8時のバスに間に合えば...と急いで下って来たが、さすがに間に合わず、最後は一緒に歩いて椹島まで行った。
8:14 椹島ロッヂ着
約5時間のルートを3時間ちょいで下って来れた。
0
8/16 9:28
8:14 椹島ロッヂ着
約5時間のルートを3時間ちょいで下って来れた。
椹島で1時間強の休憩を取り、気持ちを登りモードに切り替える。
バス乗場にはたくさんの登山者が集まりとても賑やかだ。
お盆休みも終盤なので、帰路に着く人が多いのだろう。
とても広い芝生の広場があり、そこがテン場になっている。
加藤さんがソフトクリームを少し分けてくれた。
「うまいー(>_<)」
こんな美味い物を食べたら、このまま下山したくなってしまう(笑)
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8/16 9:29
椹島で1時間強の休憩を取り、気持ちを登りモードに切り替える。
バス乗場にはたくさんの登山者が集まりとても賑やかだ。
お盆休みも終盤なので、帰路に着く人が多いのだろう。
とても広い芝生の広場があり、そこがテン場になっている。
加藤さんがソフトクリームを少し分けてくれた。
「うまいー(>_<)」
こんな美味い物を食べたら、このまま下山したくなってしまう(笑)
椹島には東海フォレストの従業員用の宿舎が並んでいた。
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8/16 9:29
椹島には東海フォレストの従業員用の宿舎が並んでいた。
9:27 椹島出発
加藤さんとお別れをし、椹島にもある井川山神社に参拝。
下って来た道を戻って赤石岳登山口まで来た。
標高は1000mちょっとなので風がぬるい...
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8/16 9:42
9:27 椹島出発
加藤さんとお別れをし、椹島にもある井川山神社に参拝。
下って来た道を戻って赤石岳登山口まで来た。
標高は1000mちょっとなので風がぬるい...
汗をたくさんかきながら急登をどんどん登る。
途中、昔の林道を通る場面があった。
少し曇りだし、標高もかなり上がったので風が冷たくなり、昼食中などは肌寒く感じるようになった。
最後の急登『歩荷返し』。
急ではあるが、しっかり整備された道なので、枝がザックに引っ掛かるようなストレスもなく、楽に急登を終える。
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8/16 13:48
汗をたくさんかきながら急登をどんどん登る。
途中、昔の林道を通る場面があった。
少し曇りだし、標高もかなり上がったので風が冷たくなり、昼食中などは肌寒く感じるようになった。
最後の急登『歩荷返し』。
急ではあるが、しっかり整備された道なので、枝がザックに引っ掛かるようなストレスもなく、楽に急登を終える。
緩やかにトラバースして行くとすぐ近くで小屋の音。
思っていたよりずっと近かった。
冬季小屋の建て替え工事をしていた。
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8/16 14:30
緩やかにトラバースして行くとすぐ近くで小屋の音。
思っていたよりずっと近かった。
冬季小屋の建て替え工事をしていた。
14:31 赤石小屋着
1400mの登り返しはさぞかし辛いだろうと思っていたが、とても整備された道のおかげで、予想よりもずっと楽に登って来れた。
こちらの小屋の前もとても賑わっていた。
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8/16 14:31
14:31 赤石小屋着
1400mの登り返しはさぞかし辛いだろうと思っていたが、とても整備された道のおかげで、予想よりもずっと楽に登って来れた。
こちらの小屋の前もとても賑わっていた。
テン場はとても少ない数しか張れなそうな場所にあったが、今のところひと張りもなし。
水場に行って衣服を洗いたかったが、非常に細い水しか流れていないとの事で、水場には行けないようにしてあるとの事。
飲み水は小屋前に用意してくれていて、無料で使うことが出来た。
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8/16 14:41
テン場はとても少ない数しか張れなそうな場所にあったが、今のところひと張りもなし。
水場に行って衣服を洗いたかったが、非常に細い水しか流れていないとの事で、水場には行けないようにしてあるとの事。
飲み水は小屋前に用意してくれていて、無料で使うことが出来た。
雲間から赤石岳。
小屋周辺では電波が入らないので、夜露で濡れたテントなどを干してから、散歩がてら三角点まで出掛ける。
三角点からは富士山が見えるらしいが、この日は何も見えなかった。
下界と交信をし、天気の情報を集めて戻ってくる。
明日はほぼ間違いなく停滞のようだ。
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8/16 15:13
雲間から赤石岳。
小屋周辺では電波が入らないので、夜露で濡れたテントなどを干してから、散歩がてら三角点まで出掛ける。
三角点からは富士山が見えるらしいが、この日は何も見えなかった。
下界と交信をし、天気の情報を集めて戻ってくる。
明日はほぼ間違いなく停滞のようだ。
テントに戻り、雨の準備をしてから小屋前のテーブルに行ってワインとチーズでのんびり過ごす。
赤石岳から下って来たテント泊の男性(田中さん)が来たのでお話していると、雨がぽつぽつと降り始めた。
小屋の軒下に移動し、小屋泊の星野さん夫妻、新谷さんも加わって山の話で盛り上がる。
今までの山行での珍話に花が咲き、暗くなるまで山の話で楽しく過ごさせてもらい、テントに戻って日記を書いて就寝となった。
1
8/16 16:11
テントに戻り、雨の準備をしてから小屋前のテーブルに行ってワインとチーズでのんびり過ごす。
赤石岳から下って来たテント泊の男性(田中さん)が来たのでお話していると、雨がぽつぽつと降り始めた。
小屋の軒下に移動し、小屋泊の星野さん夫妻、新谷さんも加わって山の話で盛り上がる。
今までの山行での珍話に花が咲き、暗くなるまで山の話で楽しく過ごさせてもらい、テントに戻って日記を書いて就寝となった。
【12日目】8月17日(月)雨 午後から弱雨強風
4:41 起床
昨日の夕方から降り始めた雨は朝になっても止まず、早起きしても仕方ないのでゆっくりと寝ていた。
起きて小屋に移動し、出発前の星野さん夫妻と話をする。
2
8/17 5:06
【12日目】8月17日(月)雨 午後から弱雨強風
4:41 起床
昨日の夕方から降り始めた雨は朝になっても止まず、早起きしても仕方ないのでゆっくりと寝ていた。
起きて小屋に移動し、出発前の星野さん夫妻と話をする。
田中さんもテントを撤収して小屋に来たので、4人で記念写真を撮った。
星野さんには余ったフリーズドライの食料をいただいた。
赤石小屋で出会った人はみんな本当に楽しい方ばかりだったので、またどこかの山で会えたらいいな。
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8/17 5:33
田中さんもテントを撤収して小屋に来たので、4人で記念写真を撮った。
星野さんには余ったフリーズドライの食料をいただいた。
赤石小屋で出会った人はみんな本当に楽しい方ばかりだったので、またどこかの山で会えたらいいな。
星野さん・田中さんを見送り、小屋に残った新谷さん、伊勢崎さんとのんびりお話をする。
今日は宿泊者数も少ないらしく、テント泊の人も日中は小屋内で過ごしていいですよ。と暖かいお言葉をいただいた。
とてもアットホームな感じのスタッフの皆さんで好感のもてる小屋だった。
コーヒーセットの器がかわいらしい。
新谷さんは下山後のバスの時間に合わせて出発して行き、伊勢崎さんは停滞する事を決めていた。
0
8/17 6:28
星野さん・田中さんを見送り、小屋に残った新谷さん、伊勢崎さんとのんびりお話をする。
今日は宿泊者数も少ないらしく、テント泊の人も日中は小屋内で過ごしていいですよ。と暖かいお言葉をいただいた。
とてもアットホームな感じのスタッフの皆さんで好感のもてる小屋だった。
コーヒーセットの器がかわいらしい。
新谷さんは下山後のバスの時間に合わせて出発して行き、伊勢崎さんは停滞する事を決めていた。
7:50 朝食を食べにテントに戻る。
星野さんにいただいたエビピラフとお吸い物を早速いただく。
停滞している日は食料節約が鉄則だが、いただきものなので気兼ねなくいただくことが出来るのが嬉しい。
朝食後は昼までひたすら寝る。
かなり疲労回復できたような気がする。
2
8/17 8:25
7:50 朝食を食べにテントに戻る。
星野さんにいただいたエビピラフとお吸い物を早速いただく。
停滞している日は食料節約が鉄則だが、いただきものなので気兼ねなくいただくことが出来るのが嬉しい。
朝食後は昼までひたすら寝る。
かなり疲労回復できたような気がする。
12:53 昼食も星野さんからいただいたソース焼きそばを食べる。
全く体を動かしていないのに、こんなしっかり食べていいのだろうか(笑)
その後も横になり、雨音を聞きながら口笛を吹いたり歌を歌ったりして過ごす。
それから残りの日程の計算と食料計算。
まだ余裕がありそうだ。
雨は一時弱くなったが、今度は風が強くなり、あたりの木々の音が凄い。
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8/17 12:53
12:53 昼食も星野さんからいただいたソース焼きそばを食べる。
全く体を動かしていないのに、こんなしっかり食べていいのだろうか(笑)
その後も横になり、雨音を聞きながら口笛を吹いたり歌を歌ったりして過ごす。
それから残りの日程の計算と食料計算。
まだ余裕がありそうだ。
雨は一時弱くなったが、今度は風が強くなり、あたりの木々の音が凄い。
17:02 小屋に行って受付。
小屋の談話室で伊勢崎さんとお話。
夕食も星野さんからいただいたドライカレー。
星野さん様々です(笑)美味しくいただきました(^^)/
しかしこのドライカレー、なんと穴が開いていて、お湯が染み出てきた!あわててコッフェルの中へ...(^^;)
夕食後は小屋の建て替え工事をしている作業員さん達と談話室で色々お話。
消灯時間になったのでテントに戻った。
まだ雨は降っていた。明日は止んでくれるだろうか...
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8/17 17:47
17:02 小屋に行って受付。
小屋の談話室で伊勢崎さんとお話。
夕食も星野さんからいただいたドライカレー。
星野さん様々です(笑)美味しくいただきました(^^)/
しかしこのドライカレー、なんと穴が開いていて、お湯が染み出てきた!あわててコッフェルの中へ...(^^;)
夕食後は小屋の建て替え工事をしている作業員さん達と談話室で色々お話。
消灯時間になったのでテントに戻った。
まだ雨は降っていた。明日は止んでくれるだろうか...
【13日目】8月18日(火)曇りのち晴れ
3:29 起床
空を見ても星は見えず...う〜ん。
雨は止んだようだが晴れる気配はない。
様子を見てゴロゴロする。
5:20 小屋に行って伊勢崎さんとお話。
昨日、テントの中で彼女と両親宛に絵葉書を書いた。
白いハガキにボールペンで悪沢岳の姿を描いただけの絵葉書を伊勢崎さんに渡し、下山したらどこかのポストに入れてもらえるように頼んだ。
天気はなんとなく回復しそうな傾向が出て来たので、テントに戻り朝食・片付け。
7:05 赤石小屋出発
出発する頃には日が差し込むくらいにまで回復した。
今日は天候の回復が遅くなりそうだったので、このぐらいの出発なら、ちょうど稜線に出た頃にガスが抜けてくれるのではないだろうか・・・
親切にしていただいた小屋の皆さんにお礼を言って、赤石小屋を後にした。
1
8/18 7:03
【13日目】8月18日(火)曇りのち晴れ
3:29 起床
空を見ても星は見えず...う〜ん。
雨は止んだようだが晴れる気配はない。
様子を見てゴロゴロする。
5:20 小屋に行って伊勢崎さんとお話。
昨日、テントの中で彼女と両親宛に絵葉書を書いた。
白いハガキにボールペンで悪沢岳の姿を描いただけの絵葉書を伊勢崎さんに渡し、下山したらどこかのポストに入れてもらえるように頼んだ。
天気はなんとなく回復しそうな傾向が出て来たので、テントに戻り朝食・片付け。
7:05 赤石小屋出発
出発する頃には日が差し込むくらいにまで回復した。
今日は天候の回復が遅くなりそうだったので、このぐらいの出発なら、ちょうど稜線に出た頃にガスが抜けてくれるのではないだろうか・・・
親切にしていただいた小屋の皆さんにお礼を言って、赤石小屋を後にした。
しばらくは樹林帯の登り。
日が差し込んでくるが、遠くの山々はガスに隠れている。
7:39 富士見平着
赤石小屋で出会った星野さんがオコジョに出会ったと言っていたので、休憩しながらオコジョを探したが、姿を現してはくれなかった。
時折、雲間から青空と山肌が見え隠れする。
これは期待が膨らむ。
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8/18 7:37
しばらくは樹林帯の登り。
日が差し込んでくるが、遠くの山々はガスに隠れている。
7:39 富士見平着
赤石小屋で出会った星野さんがオコジョに出会ったと言っていたので、休憩しながらオコジョを探したが、姿を現してはくれなかった。
時折、雲間から青空と山肌が見え隠れする。
これは期待が膨らむ。
2日間お世話になった赤石小屋を見下ろす。
湿気の多い雨の天気から一気に晴れて気温が上がり、カメラのレンズが曇ってしまう。
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8/18 7:39
2日間お世話になった赤石小屋を見下ろす。
湿気の多い雨の天気から一気に晴れて気温が上がり、カメラのレンズが曇ってしまう。
富士見平からはしばらく歩くと尾根から外れ、尾根の南側をトラバースするように進む。
眼下に沢が見える。
小さな水の流れが登山道を横切っている。
雨上がり以外は涸れているかも知れない。
手で水をすくって飲んだ。
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8/18 8:11
富士見平からはしばらく歩くと尾根から外れ、尾根の南側をトラバースするように進む。
眼下に沢が見える。
小さな水の流れが登山道を横切っている。
雨上がり以外は涸れているかも知れない。
手で水をすくって飲んだ。
トラバースが終わると水の沢山流れる沢の横の花畑を登り始める。
ガスのおかげで幻想的な雰囲気の中を楽しみながら登る。
涼しくて良い。
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8/18 8:35
トラバースが終わると水の沢山流れる沢の横の花畑を登り始める。
ガスのおかげで幻想的な雰囲気の中を楽しみながら登る。
涼しくて良い。
9:25 赤石岳と小赤石岳の鞍部にある稜線の分岐点に到着。
赤石小屋から本当に調子よく登って来る事が出来た。
コースタイムも30分以上短縮できている。
残念ながら稜線はまだガスの中だった。
ここにザックをデポし、小赤石岳ピストンに向かう。
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8/18 9:25
9:25 赤石岳と小赤石岳の鞍部にある稜線の分岐点に到着。
赤石小屋から本当に調子よく登って来る事が出来た。
コースタイムも30分以上短縮できている。
残念ながら稜線はまだガスの中だった。
ここにザックをデポし、小赤石岳ピストンに向かう。
9:34 小赤石岳山頂 3081m
晴れそうで晴れない・・・
3日前に踏んだ荒川中岳〜小赤石岳まで稜線上にピークはないので椹島方面に一旦下って登り返してきたが、この小赤石岳のピークだけは踏んでおかないと主稜線全てのピークを踏んだことにならない。
特に特徴的なピークではないが、後々の事を考えて小赤石岳までやってきた(笑)
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8/18 9:34
9:34 小赤石岳山頂 3081m
晴れそうで晴れない・・・
3日前に踏んだ荒川中岳〜小赤石岳まで稜線上にピークはないので椹島方面に一旦下って登り返してきたが、この小赤石岳のピークだけは踏んでおかないと主稜線全てのピークを踏んだことにならない。
特に特徴的なピークではないが、後々の事を考えて小赤石岳までやってきた(笑)
ザックまで戻り、赤石岳までの最後の登りに取り掛かる直前。
サーっと空が明るくなり、ガスの中から赤石岳が姿を現した!!
「おーーーー!きたきたきたーーーー!!!」
と思ったが、この写真の後、すぐにまたガスが姿を隠してしまった。
「でも、これは来るぞ。確実に来るぞ!」
そう思って一気に登り始める。
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8/18 9:49
ザックまで戻り、赤石岳までの最後の登りに取り掛かる直前。
サーっと空が明るくなり、ガスの中から赤石岳が姿を現した!!
「おーーーー!きたきたきたーーーー!!!」
と思ったが、この写真の後、すぐにまたガスが姿を隠してしまった。
「でも、これは来るぞ。確実に来るぞ!」
そう思って一気に登り始める。
10:03 赤石岳山頂 3120.1m
山頂に到着した途端、再びガスが切れた。
真っ白な雲海の上に、赤石岳の山頂だけがぽっかりと浮かんでいるような状態。
自分ひとりだけが雲の上に抜け出ているような、そんな感動的な瞬間だった。
1
8/18 10:03
10:03 赤石岳山頂 3120.1m
山頂に到着した途端、再びガスが切れた。
真っ白な雲海の上に、赤石岳の山頂だけがぽっかりと浮かんでいるような状態。
自分ひとりだけが雲の上に抜け出ているような、そんな感動的な瞬間だった。
眼下には赤石岳避難小屋が見えた。
雲海の波しぶきを浴びるかのように、ガスの塊が山頂にぶつかって来ては、また景色が広がる事を何度か繰り返した。
回復が遅れることを見越して、赤石小屋の出発を遅らせたことが最大の勝因だな。
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8/18 10:03
眼下には赤石岳避難小屋が見えた。
雲海の波しぶきを浴びるかのように、ガスの塊が山頂にぶつかって来ては、また景色が広がる事を何度か繰り返した。
回復が遅れることを見越して、赤石小屋の出発を遅らせたことが最大の勝因だな。
今日は本当に気分が良い。
と言う事で、山頂ようかんタイム♪
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8/18 10:26
今日は本当に気分が良い。
と言う事で、山頂ようかんタイム♪
ガスは時間と共に標高を下げ始め、山頂以外の場所も見え隠れするようになってきた。
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8/18 10:29
ガスは時間と共に標高を下げ始め、山頂以外の場所も見え隠れするようになってきた。
赤石岳避難小屋は今年も立ち寄らずにスルーした。
小屋番さんに一度お会いしてみたい気持ちはあるが、この20m位の距離をなかなか進む気になれない(笑)
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8/18 10:31
赤石岳避難小屋は今年も立ち寄らずにスルーした。
小屋番さんに一度お会いしてみたい気持ちはあるが、この20m位の距離をなかなか進む気になれない(笑)
雨上がりの青空なので、青空が本当にクリアだ。
なぜだか笑いが止まらない。
一人でニヤニヤしながら歩いている。
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8/18 10:33
雨上がりの青空なので、青空が本当にクリアだ。
なぜだか笑いが止まらない。
一人でニヤニヤしながら歩いている。
少し下って赤石岳を振り返る。
ガスによる感動的な演出をありがとう。
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8/18 10:34
少し下って赤石岳を振り返る。
ガスによる感動的な演出をありがとう。
しばらくは岩が敷き詰められた灰色の道を進む。
色を失ったかのような斜面と、鮮やかな青空との対比が面白い。
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8/18 10:43
しばらくは岩が敷き詰められた灰色の道を進む。
色を失ったかのような斜面と、鮮やかな青空との対比が面白い。
ここから一気に下り始める。
赤石岳山頂から百間洞までは650mくらい下ることになる。
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8/18 10:43
ここから一気に下り始める。
赤石岳山頂から百間洞までは650mくらい下ることになる。
急坂を下り終えると岩しかないような大きな斜面をトラバースする。
その先に百間平へと続く馬ノ背が見えてきた。
馬ノ背と言っても危険を感じるような切れ落ちている稜線を歩く訳ではない。
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8/18 10:51
急坂を下り終えると岩しかないような大きな斜面をトラバースする。
その先に百間平へと続く馬ノ背が見えてきた。
馬ノ背と言っても危険を感じるような切れ落ちている稜線を歩く訳ではない。
馬ノ背入り口のコルまで来て、トラバースして来た斜面を振り返る。
コルは赤石岳との地質が切り変わるのを強く感じる場所だ。
今日でお盆休みが終わるので、見渡す限り誰も居ない稜線を歩き続けることが出来る。
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8/18 10:59
馬ノ背入り口のコルまで来て、トラバースして来た斜面を振り返る。
コルは赤石岳との地質が切り変わるのを強く感じる場所だ。
今日でお盆休みが終わるので、見渡す限り誰も居ない稜線を歩き続けることが出来る。
馬ノ背を歩いて百間平まで来た。
350m位下って来たので、またガスを被る感じになってきた。
ガスに見え隠れしているのが赤石岳。
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8/18 11:24
馬ノ背を歩いて百間平まで来た。
350m位下って来たので、またガスを被る感じになってきた。
ガスに見え隠れしているのが赤石岳。
11:52 百間洞山の家のテン場着
ザックをデポして小屋にトイレを借りに行く。
カロリーメートでエネルギー補給。
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8/18 12:10
11:52 百間洞山の家のテン場着
ザックをデポして小屋にトイレを借りに行く。
カロリーメートでエネルギー補給。
12:10 テン場出発
今回は稜線ルートから大沢岳を目指す。
また雲の多い天気になってきた。
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8/18 12:10
12:10 テン場出発
今回は稜線ルートから大沢岳を目指す。
また雲の多い天気になってきた。
大沢岳までの急登はけっこうキツイ登りだった。
足元の不安定ゴーロ帯が続く。
大沢岳は双耳峰の山だが、実際歩いてみるとピークは3つあるような感じになっている。
多くの人は小屋からトラバースし、大沢岳は巻いてしまうので、稜線道は少し分かり難いところが有った。
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8/18 13:08
大沢岳までの急登はけっこうキツイ登りだった。
足元の不安定ゴーロ帯が続く。
大沢岳は双耳峰の山だが、実際歩いてみるとピークは3つあるような感じになっている。
多くの人は小屋からトラバースし、大沢岳は巻いてしまうので、稜線道は少し分かり難いところが有った。
13:19 大沢岳山頂 2819.4m
残念なら山頂はガスの中。
ここからの景色はなかなかのものなので、今回は少し残念。
西からのヒンヤリした風が強くなってきた。
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8/18 13:19
13:19 大沢岳山頂 2819.4m
残念なら山頂はガスの中。
ここからの景色はなかなかのものなので、今回は少し残念。
西からのヒンヤリした風が強くなってきた。
百間洞下降点でメジャールートに合流し、中盛丸山を越えて子兎岳山頂に到着。
子兎岳の山頂で出会った男性が「食料が余っている」との事で行動食を少し分けてくれた。
ありがとうございました(^_^)
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8/18 14:35
百間洞下降点でメジャールートに合流し、中盛丸山を越えて子兎岳山頂に到着。
子兎岳の山頂で出会った男性が「食料が余っている」との事で行動食を少し分けてくれた。
ありがとうございました(^_^)
子兎岳から少し進むと水場に降りて行くところに着く。
今夜は兎岳避難小屋泊なので、ここで水汲みに下る。
シシウドとトリカブトの花畑を数分下ると水がジャンジャン流れ出る水場に到着。
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8/18 14:46
子兎岳から少し進むと水場に降りて行くところに着く。
今夜は兎岳避難小屋泊なので、ここで水汲みに下る。
シシウドとトリカブトの花畑を数分下ると水がジャンジャン流れ出る水場に到着。
水を5リットルほど汲む。
この時間、もう水場に降りて来る人も居ないだろうと思い、着ているものぜ〜んぶ脱いで水浴び(#^.^#)
水はめちゃくちゃ冷たいが、さっぱりして最高に気持ちがいい。
やはり、濡れタオルで身体を拭き取るのとは全然違う!
今日で13日目。出発から一回もお風呂に入ってないからねぇ・・・(^_^;)
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8/18 14:51
水を5リットルほど汲む。
この時間、もう水場に降りて来る人も居ないだろうと思い、着ているものぜ〜んぶ脱いで水浴び(#^.^#)
水はめちゃくちゃ冷たいが、さっぱりして最高に気持ちがいい。
やはり、濡れタオルで身体を拭き取るのとは全然違う!
今日で13日目。出発から一回もお風呂に入ってないからねぇ・・・(^_^;)
壮大なアルプスの中で全裸。
変な方向に目覚めないようにしよう・・・
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8/18 15:00
壮大なアルプスの中で全裸。
変な方向に目覚めないようにしよう・・・
兎岳山頂までは100mほどの登り。
本日最後のピークも残念ながらガスの中・・・
やはりいきなり水5リットル積むと重さを感じる。
でも、重い方が歩きに安定感が有るように感じた。
せっかく体を綺麗にしたので、汗をかかないようにゆっくりと登ってきた。
山頂から電波を拾って翌日の天気と仕事のチェック。
大物が一件売れていて、山行中の大きな成果に喜んだ。
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8/18 15:47
兎岳山頂までは100mほどの登り。
本日最後のピークも残念ながらガスの中・・・
やはりいきなり水5リットル積むと重さを感じる。
でも、重い方が歩きに安定感が有るように感じた。
せっかく体を綺麗にしたので、汗をかかないようにゆっくりと登ってきた。
山頂から電波を拾って翌日の天気と仕事のチェック。
大物が一件売れていて、山行中の大きな成果に喜んだ。
16:02 兎岳避難小屋に到着
外観は『これ、中に入れるの・・・』と言ったボロボロな状態。
小屋内には誰もおらず、外の広場に女性が一人テントを張っていた。
「小屋に泊まらないの?」と聞くと、
「濡れてしまったテントを干してるんです。」との事。
それはいい!
僕もすぐに真似してテントを干す事にした。
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8/18 16:02
16:02 兎岳避難小屋に到着
外観は『これ、中に入れるの・・・』と言ったボロボロな状態。
小屋内には誰もおらず、外の広場に女性が一人テントを張っていた。
「小屋に泊まらないの?」と聞くと、
「濡れてしまったテントを干してるんです。」との事。
それはいい!
僕もすぐに真似してテントを干す事にした。
外観はボロボロでも、中は綺麗にリフォームされていて問題なく使用できる。
今日は東京から来たと言う女性(山口さん)と二人だけなので広々だ。
山口さんは本当は百間洞まで行く予定だったらしく水の持ち合わせがない。
兎岳の向こうの水場まで水汲みに行くつもりだったらしいが、僕は意味もなく5リットルも汲んで来たので、2リットルくらいは分けてあげられる状態。
思い掛けずお役に立てて良かった。
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8/18 17:22
外観はボロボロでも、中は綺麗にリフォームされていて問題なく使用できる。
今日は東京から来たと言う女性(山口さん)と二人だけなので広々だ。
山口さんは本当は百間洞まで行く予定だったらしく水の持ち合わせがない。
兎岳の向こうの水場まで水汲みに行くつもりだったらしいが、僕は意味もなく5リットルも汲んで来たので、2リットルくらいは分けてあげられる状態。
思い掛けずお役に立てて良かった。
しばらく小屋内で山の話をしていて、ふと外を見てみるとガスがすっかりとれて素晴らしい展望が広がっていた!!
夕日に照らされて明日歩く聖岳が赤く染まっている。
1
8/18 18:15
しばらく小屋内で山の話をしていて、ふと外を見てみるとガスがすっかりとれて素晴らしい展望が広がっていた!!
夕日に照らされて明日歩く聖岳が赤く染まっている。
北東の方向。
山々にかぶさる力強い雲海と、薄く広がる上層雲が淡く色付き綺麗だ。
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8/18 18:15
北東の方向。
山々にかぶさる力強い雲海と、薄く広がる上層雲が淡く色付き綺麗だ。
せっかくなのでと言う事で兎岳山頂まで行ってみることになった。
山頂から西の方向。
こちらも雲が作り出す景色がとても綺麗だった。
2
8/18 18:19
せっかくなのでと言う事で兎岳山頂まで行ってみることになった。
山頂から西の方向。
こちらも雲が作り出す景色がとても綺麗だった。
聖岳
1
8/18 18:19
聖岳
今日歩いて来た赤石岳からの稜線。
手前から、写真中央の丸いピークが子兎岳。
左端の手前が中盛丸山。
そのすぐ左後ろが大沢岳。
稜線を右奥へ進んで一番右が赤石岳。
赤石岳の右奥に見えるのが荒川三山。
その更に後ろにうっすらと見えているのが間ノ岳だ。
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8/18 18:19
今日歩いて来た赤石岳からの稜線。
手前から、写真中央の丸いピークが子兎岳。
左端の手前が中盛丸山。
そのすぐ左後ろが大沢岳。
稜線を右奥へ進んで一番右が赤石岳。
赤石岳の右奥に見えるのが荒川三山。
その更に後ろにうっすらと見えているのが間ノ岳だ。
よかったねぇ。
百間洞まで行ってしまっていたらこの景色は見れなかったよ(^_^)
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8/18 18:20
よかったねぇ。
百間洞まで行ってしまっていたらこの景色は見れなかったよ(^_^)
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8/18 18:30
荒川あたりから聖岳までは樹林帯の中をほとんど歩かない、とても展望のいいルート。
その区間を青空を見ながら歩く事が出来て本当に気持ちのいい一日だった。
山口さんは明日荒川小屋まで行く予定だそうだ。
明日も晴れてくれるといいね。
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8/18 18:31
荒川あたりから聖岳までは樹林帯の中をほとんど歩かない、とても展望のいいルート。
その区間を青空を見ながら歩く事が出来て本当に気持ちのいい一日だった。
山口さんは明日荒川小屋まで行く予定だそうだ。
明日も晴れてくれるといいね。
【14日目】8月19日(水)高曇り 視界は良好
3:00 起床
朝は山口さんに起こしてももらえるように頼んでおいたので、時間を気にすることなくグッスリと眠らせてもらった。
小屋の外は薄曇り。
風が強く吹いているが寒さは感じない。
日の出は山頂で見ようと言う事になり、片付けを済ませて山頂に向かう。
風はピタリと止んだ。
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8/19 4:55
【14日目】8月19日(水)高曇り 視界は良好
3:00 起床
朝は山口さんに起こしてももらえるように頼んでおいたので、時間を気にすることなくグッスリと眠らせてもらった。
小屋の外は薄曇り。
風が強く吹いているが寒さは感じない。
日の出は山頂で見ようと言う事になり、片付けを済ませて山頂に向かう。
風はピタリと止んだ。
上層の雲が赤く怪しく染まりだした・・・
あと数分で御来光と言うタイミングで、なんと雨が降り出してきた!!
雨が降るような感覚は全くなかったので、ダウンジャケットで来てしまった(笑)
軽くパニックになったが、太陽はすぐに登ってくる。濡れる覚悟を決めて御来光を待っていたら雨は止んでくれた。
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8/19 4:59
上層の雲が赤く怪しく染まりだした・・・
あと数分で御来光と言うタイミングで、なんと雨が降り出してきた!!
雨が降るような感覚は全くなかったので、ダウンジャケットで来てしまった(笑)
軽くパニックになったが、太陽はすぐに登ってくる。濡れる覚悟を決めて御来光を待っていたら雨は止んでくれた。
5:07 御来光
雲の狭間から太陽が姿を現した。
雨雲と太陽のせめぎ合い。
太陽の勝ち(笑)
3
8/19 5:07
5:07 御来光
雲の狭間から太陽が姿を現した。
雨雲と太陽のせめぎ合い。
太陽の勝ち(笑)
ここまで際どい御来光はなかなか見れないと思う(^_^;)
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8/19 5:07
ここまで際どい御来光はなかなか見れないと思う(^_^;)
山口さんに撮っていただきました。
ありがとうございます(^_^)
2
山口さんに撮っていただきました。
ありがとうございます(^_^)
天気としてはイマイチだけど、運よく御来光を観ることが出来て気分はとても良い。
2
8/19 5:09
天気としてはイマイチだけど、運よく御来光を観ることが出来て気分はとても良い。
ふと御来光とは反対方向をみたら、なんと柱のように立ち上がった虹が姿を現していた!!
凄いクッキリとした虹に更に感動。
でも、あの辺りは雨が降っていると言う事か・・・
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8/19 5:09
ふと御来光とは反対方向をみたら、なんと柱のように立ち上がった虹が姿を現していた!!
凄いクッキリとした虹に更に感動。
でも、あの辺りは雨が降っていると言う事か・・・
山口さんはこのまま赤石岳方面に出発するので、山頂でお別れとなる。
記念にウサギのポーズで写真を撮った(笑)
昨夜、僕がカメラの予備電池を紛失してしまったと話した時、山口さんもニコンのカメラだったので「私のはまだ電池かなり残っているので、交換しますか?」と話してくれた。
僕はまだ1週間くらい歩かなくてはならなくて、本当は喉から手が出るほど嬉しい話だったが、交換した僕の電池が途中で切れて、山口さんの大切な山の思い出に傷を付けてしまっては取り返しのつかない事になってしまうので、お気持ちだけいただいてお断りした。
自分の不利益を顧みない、山口さんの利他的な優しい心・・・伊豆田は決して忘れませぬ!
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8/19 5:15
山口さんはこのまま赤石岳方面に出発するので、山頂でお別れとなる。
記念にウサギのポーズで写真を撮った(笑)
昨夜、僕がカメラの予備電池を紛失してしまったと話した時、山口さんもニコンのカメラだったので「私のはまだ電池かなり残っているので、交換しますか?」と話してくれた。
僕はまだ1週間くらい歩かなくてはならなくて、本当は喉から手が出るほど嬉しい話だったが、交換した僕の電池が途中で切れて、山口さんの大切な山の思い出に傷を付けてしまっては取り返しのつかない事になってしまうので、お気持ちだけいただいてお断りした。
自分の不利益を顧みない、山口さんの利他的な優しい心・・・伊豆田は決して忘れませぬ!
小屋に戻ってザックを担ぎ、聖岳の鞍部に向かって下り始める。
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8/19 5:42
小屋に戻ってザックを担ぎ、聖岳の鞍部に向かって下り始める。
鞍部まで下り、聖岳へと登り始めると、チャートと呼ばれる数億年前には海底にあった赤い地質が現れる。
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8/19 6:06
鞍部まで下り、聖岳へと登り始めると、チャートと呼ばれる数億年前には海底にあった赤い地質が現れる。
中腹から兎岳を振り返る
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8/19 6:21
中腹から兎岳を振り返る
7:10 聖岳山頂 3013m
背景は赤石岳。
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8/19 7:13
7:10 聖岳山頂 3013m
背景は赤石岳。
山頂は団体登山で賑わっていたので、すぐに少し離れたところにザックを置き、奥聖岳に向かった。
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8/19 7:14
山頂は団体登山で賑わっていたので、すぐに少し離れたところにザックを置き、奥聖岳に向かった。
小走りで進むと10分かからずに奥聖岳山頂に到着。
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8/19 7:23
小走りで進むと10分かからずに奥聖岳山頂に到着。
奥聖岳まで来ると赤石岳の後ろに悪沢岳の山頂が見える。
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8/19 7:23
奥聖岳まで来ると赤石岳の後ろに悪沢岳の山頂が見える。
聖岳から奥聖岳までの道。
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8/19 7:23
聖岳から奥聖岳までの道。
こちらは南方向。
一度聖平小屋まで下り、上河内岳へと登り返す。
右側に少しガスが湧いてきた。
この後一気にガスが湧き上がり、稜線を覆ってしまう事になる。
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8/19 7:24
こちらは南方向。
一度聖平小屋まで下り、上河内岳へと登り返す。
右側に少しガスが湧いてきた。
この後一気にガスが湧き上がり、稜線を覆ってしまう事になる。
奥聖岳山頂のケルン。
その向こうに白峰南嶺。
更に無効に富士山。
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8/19 7:24
奥聖岳山頂のケルン。
その向こうに白峰南嶺。
更に無効に富士山。
今日は高曇りの景色だが、遥か遠く北アルプスの槍・穂高の姿も見ることが出来た。
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8/19 7:35
今日は高曇りの景色だが、遥か遠く北アルプスの槍・穂高の姿も見ることが出来た。
聖岳山頂に戻って進む方向を見ると、先ほどのガスが稜線を覆い隠していた。
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8/19 7:46
聖岳山頂に戻って進む方向を見ると、先ほどのガスが稜線を覆い隠していた。
ザレた急坂を下り、ガスの中に入り込む。
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8/19 7:53
ザレた急坂を下り、ガスの中に入り込む。
聖平小屋が近付いてくると花畑が点在して平和な雰囲気になる。
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8/19 8:37
聖平小屋が近付いてくると花畑が点在して平和な雰囲気になる。
下り切り、木道を聖平小屋に進む。
木々が枯れ、特徴的な景色を作り上げている。
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8/19 9:05
下り切り、木道を聖平小屋に進む。
木々が枯れ、特徴的な景色を作り上げている。
9:08 聖平小屋着
白峰南嶺で出会った戸田さん・下島さんの友人が小屋で働いていると言うので声を掛ける。
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8/19 9:08
9:08 聖平小屋着
白峰南嶺で出会った戸田さん・下島さんの友人が小屋で働いていると言うので声を掛ける。
フルーツポンチをいただいた(^o^)
フルーツなんて長期縦走では全く味わえないので、猛烈にうまく感じる!!幸せだ(#^.^#)
昼にはまだかなり早いが、今日は茶臼小屋までしか行かないので、ここで早々に昼食にすることにした。
食べ終わると、途中で追い抜いた団体客が下って来たので、逃げるように出発した。
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8/19 9:26
フルーツポンチをいただいた(^o^)
フルーツなんて長期縦走では全く味わえないので、猛烈にうまく感じる!!幸せだ(#^.^#)
昼にはまだかなり早いが、今日は茶臼小屋までしか行かないので、ここで早々に昼食にすることにした。
食べ終わると、途中で追い抜いた団体客が下って来たので、逃げるように出発した。
しばらく樹林帯の中を登り続け、岩頭と言う森林限界に立つ。
ガスはなくなり、聖岳が綺麗に見えた。
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8/19 10:28
しばらく樹林帯の中を登り続け、岩頭と言う森林限界に立つ。
ガスはなくなり、聖岳が綺麗に見えた。
南岳山頂から行く先の上河内岳を眺める。
ここまで来れば登りもあと少しだ。
だが、日差しが強くなって暑い。
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8/19 11:04
南岳山頂から行く先の上河内岳を眺める。
ここまで来れば登りもあと少しだ。
だが、日差しが強くなって暑い。
11:39 上河内岳山頂 2803.0m
上河内岳の肩の分岐点にザックを置いて、身軽で登ってきた。
バックは聖岳・赤石岳。
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8/19 11:39
11:39 上河内岳山頂 2803.0m
上河内岳の肩の分岐点にザックを置いて、身軽で登ってきた。
バックは聖岳・赤石岳。
谷間に畑薙ダム湖が見えた。
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8/19 11:40
谷間に畑薙ダム湖が見えた。
向こうの稜線は白峰南嶺。
右端に赤崩の崩落地が見える。
今回は赤崩の右縁を通っているルートを登り、青薙山を通って白峰南嶺を北上する予定。
この後すぐにガスに巻かれ、景色は見えなくなった。
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8/19 11:40
向こうの稜線は白峰南嶺。
右端に赤崩の崩落地が見える。
今回は赤崩の右縁を通っているルートを登り、青薙山を通って白峰南嶺を北上する予定。
この後すぐにガスに巻かれ、景色は見えなくなった。
上河内岳から茶臼小屋へと進む。
最初は細い岩稜帯を進むが、やがて広々とした草原や花畑の中を進む。
腹が減って来てしまったが、食料を節約する為ガマンして歩く。
記憶にない登りが有り、シャリバテの体にはきつかった。
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8/19 12:21
上河内岳から茶臼小屋へと進む。
最初は細い岩稜帯を進むが、やがて広々とした草原や花畑の中を進む。
腹が減って来てしまったが、食料を節約する為ガマンして歩く。
記憶にない登りが有り、シャリバテの体にはきつかった。
ようやく茶臼小屋への分岐点が見えてきた。
分岐から小屋までは10分かからない。
あ〜腹減ったぁ〜。
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8/19 12:38
ようやく茶臼小屋への分岐点が見えてきた。
分岐から小屋までは10分かからない。
あ〜腹減ったぁ〜。
12:50 茶臼小屋に到着。
ラッキー、特等席がまだ開いていた(^^)v
茶臼小屋には両俣小屋と三伏峠小屋で会った筑波大生と三度再開!
幕営したらまずは洗濯♪曇っているが、乾くかな・・・
空腹状態をとっくに通り越しているので、何をするにも力が全然でない。凄い疲労感だ。
フランスパンを食べ、昼寝をしたら元気が戻ってくれた。
フランスパンはもうそろそろ無くなる。
1
8/19 16:00
12:50 茶臼小屋に到着。
ラッキー、特等席がまだ開いていた(^^)v
茶臼小屋には両俣小屋と三伏峠小屋で会った筑波大生と三度再開!
幕営したらまずは洗濯♪曇っているが、乾くかな・・・
空腹状態をとっくに通り越しているので、何をするにも力が全然でない。凄い疲労感だ。
フランスパンを食べ、昼寝をしたら元気が戻ってくれた。
フランスパンはもうそろそろ無くなる。
この小屋は東側に開け、富士山を綺麗に見ることが出来る小屋でけっこう好きだ。
最初の計画では、魅力を感じない光岳はパスし、今日の内にウソッコ沢の避難小屋まで下ってしまう計画だったが、明日は午前中雨の予報で、道迷いの可能性が高い白峰南嶺ルートを歩くには適さない天候になりそうだ。
その為、明日は計画外の光岳ピストンをした後にウソッコ沢まで下り、白峰南嶺に行くのは明後日にずらすことにした。
景色のない光岳。雨の日に行くには最適の山だ(笑)
今日は早々に行動終了したおかげで、かなりゆっくりと時間を過ごす事が出来た。
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8/19 16:01
この小屋は東側に開け、富士山を綺麗に見ることが出来る小屋でけっこう好きだ。
最初の計画では、魅力を感じない光岳はパスし、今日の内にウソッコ沢の避難小屋まで下ってしまう計画だったが、明日は午前中雨の予報で、道迷いの可能性が高い白峰南嶺ルートを歩くには適さない天候になりそうだ。
その為、明日は計画外の光岳ピストンをした後にウソッコ沢まで下り、白峰南嶺に行くのは明後日にずらすことにした。
景色のない光岳。雨の日に行くには最適の山だ(笑)
今日は早々に行動終了したおかげで、かなりゆっくりと時間を過ごす事が出来た。
【15日目】8月20日(木)雨のち曇り
2:46 起床
2時ころから雨が降り出してきた。
一度起き上がったが、雨なのでもう少し寝ることにした。
3:54 二度目の起床(笑)
雨は止まないが朝食の準備をする。
今朝はカレーパウダーを入れて炊き込みご飯にした。
これが香り最高で、猛烈に美味しかった!!
5:10 レインウェアを着てテン場を出発。
雨で写真を撮る場所も少ないだろうし、カメラのバッテリーを温存する為にも一眼レフは置いて行き、iPhoneだけ持って行く事にした。
稜線に上がるとすぐのところにライチョウが3羽いた。
雨なのでとにかくどんどん歩き、光岳を目指した。
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8/20 5:30
【15日目】8月20日(木)雨のち曇り
2:46 起床
2時ころから雨が降り出してきた。
一度起き上がったが、雨なのでもう少し寝ることにした。
3:54 二度目の起床(笑)
雨は止まないが朝食の準備をする。
今朝はカレーパウダーを入れて炊き込みご飯にした。
これが香り最高で、猛烈に美味しかった!!
5:10 レインウェアを着てテン場を出発。
雨で写真を撮る場所も少ないだろうし、カメラのバッテリーを温存する為にも一眼レフは置いて行き、iPhoneだけ持って行く事にした。
稜線に上がるとすぐのところにライチョウが3羽いた。
雨なのでとにかくどんどん歩き、光岳を目指した。
8:03 光岳山頂 2591.1m
結局、途中一枚も撮ることなく光岳山頂(笑)
コースタイム約6時間の道を3時間かからずに来てしまった感じだ。
光岳山頂もやはり雨。
ただ単に「来ただけ」の写真だ・・・
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8/20 8:03
8:03 光岳山頂 2591.1m
結局、途中一枚も撮ることなく光岳山頂(笑)
コースタイム約6時間の道を3時間かからずに来てしまった感じだ。
光岳山頂もやはり雨。
ただ単に「来ただけ」の写真だ・・・
展望台からの景色も真っ白。
雨なので光石まで行く気にもならない。
先を筑波大生が歩いていたはずなのに山頂まで来ても姿がない。
どこに行ったんだ?
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8/20 8:06
展望台からの景色も真っ白。
雨なので光石まで行く気にもならない。
先を筑波大生が歩いていたはずなのに山頂まで来ても姿がない。
どこに行ったんだ?
山頂から下り始めてすぐに筑波大生が登ってきた。
小屋で休んでいるところを追い抜いてきていた事が分かった。
せっかくなので山頂で一枚撮ってもらった。
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8/20 8:10
山頂から下り始めてすぐに筑波大生が登ってきた。
小屋で休んでいるところを追い抜いてきていた事が分かった。
せっかくなので山頂で一枚撮ってもらった。
光小屋の土間に入れてもらい、休憩する。
雨が思っていたより冷たく、少し体が冷えている。
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8/20 8:21
光小屋の土間に入れてもらい、休憩する。
雨が思っていたより冷たく、少し体が冷えている。
8:50 イザルヶ岳山頂 2540m
帰りは全てのピークを踏んで行く予定。
景色は無かったが、空が明るくなりだしているのを感じる。
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8/20 8:50
8:50 イザルヶ岳山頂 2540m
帰りは全てのピークを踏んで行く予定。
景色は無かったが、空が明るくなりだしているのを感じる。
易老岳まで戻って来た。
易老岳の手前の樹林帯でなんとライチョウを一羽発見!!
2300mよりも更に低い樹林帯の中でライチョウを見たのは初めての事だったので、とても驚いた。
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8/20 9:46
易老岳まで戻って来た。
易老岳の手前の樹林帯でなんとライチョウを一羽発見!!
2300mよりも更に低い樹林帯の中でライチョウを見たのは初めての事だったので、とても驚いた。
希望峰から仁田岳へと進む。
天気が回復してきて、遠くの方まで見えるようになってきた。
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8/20 10:39
希望峰から仁田岳へと進む。
天気が回復してきて、遠くの方まで見えるようになってきた。
10:47 仁田岳山頂 2523.8m
雲間から兎岳山頂や聖岳の一部が見えた。
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8/20 10:47
10:47 仁田岳山頂 2523.8m
雲間から兎岳山頂や聖岳の一部が見えた。
希望峰に戻って茶臼岳を目指す。
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8/20 11:04
希望峰に戻って茶臼岳を目指す。
11:27 茶臼岳山頂 2604m
茶臼岳や仁田岳はほのかに硫黄の臭いがする山だった。
雨が止んでからしばらくたったので、衣服が乾いて来た。
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8/20 11:27
11:27 茶臼岳山頂 2604m
茶臼岳や仁田岳はほのかに硫黄の臭いがする山だった。
雨が止んでからしばらくたったので、衣服が乾いて来た。
11:41 茶臼小屋着
遅く出発した割に、午前中に戻って来れたので良かった。
すぐにテントを撤収しようと思っていたが、再び雨が降り出して来てしまったので、取り敢えずテントに入り、ホットレモンを入れて休む。とても美味かった。
昼食を食べていると雨は止み、明るくなってきた。
テント撤収。
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8/20 11:40
11:41 茶臼小屋着
遅く出発した割に、午前中に戻って来れたので良かった。
すぐにテントを撤収しようと思っていたが、再び雨が降り出して来てしまったので、取り敢えずテントに入り、ホットレモンを入れて休む。とても美味かった。
昼食を食べていると雨は止み、明るくなってきた。
テント撤収。
8月10日に両俣小屋の辺りで出会ってから、何度かテン場で顔を合わせてきた筑波大ワンダーフォーゲル部のパーティ。
彼等も10日間を超える大縦走。
いよいよ明日下山だそうだ。
長い付き合いになりましたが、ここでお別れとなる。
「最後に写真撮らないかい?」と聞いたら、
「僕もそう言おうと思ってたんです!」と言ってくれたのが嬉しかった。
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8/20 14:12
8月10日に両俣小屋の辺りで出会ってから、何度かテン場で顔を合わせてきた筑波大ワンダーフォーゲル部のパーティ。
彼等も10日間を超える大縦走。
いよいよ明日下山だそうだ。
長い付き合いになりましたが、ここでお別れとなる。
「最後に写真撮らないかい?」と聞いたら、
「僕もそう言おうと思ってたんです!」と言ってくれたのが嬉しかった。
14:23 茶臼小屋出発
今年も快適な茶臼小屋だった。
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8/20 14:25
14:23 茶臼小屋出発
今年も快適な茶臼小屋だった。
ウソッコ沢の小屋まではコースタイムで2時間40分。
ほとんど全て下りなので気持ち的には楽。
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8/20 14:25
ウソッコ沢の小屋まではコースタイムで2時間40分。
ほとんど全て下りなので気持ち的には楽。
15:21 横窪沢小屋着
茶臼小屋からは滑りにくく歩きやすい坂道を調子よく下って来た。
小屋の前に行くと、小屋の女性が中に通してくれてお茶を煎れてくれた。
南アルプスの小屋はどこの小屋もアットホームな感じが有ってとても感じが良い。
暑くなったレインウェアを脱いでお茶を飲みながら小屋の人と話をする。
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8/20 15:21
15:21 横窪沢小屋着
茶臼小屋からは滑りにくく歩きやすい坂道を調子よく下って来た。
小屋の前に行くと、小屋の女性が中に通してくれてお茶を煎れてくれた。
南アルプスの小屋はどこの小屋もアットホームな感じが有ってとても感じが良い。
暑くなったレインウェアを脱いでお茶を飲みながら小屋の人と話をする。
横窪沢からは少しだけ登り、横窪峠から再び下り始める。
ここからウソッコ沢までの区間はかなり急傾斜で、登ったら心臓破りのような急登が続く。
『ここはやはり下るに限り。絶対登りたくないな(笑)』などと思って下って行った。
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8/20 15:40
横窪沢からは少しだけ登り、横窪峠から再び下り始める。
ここからウソッコ沢までの区間はかなり急傾斜で、登ったら心臓破りのような急登が続く。
『ここはやはり下るに限り。絶対登りたくないな(笑)』などと思って下って行った。
下りの最後の方は鉄製の階段。隙間がかなり開いていて、雨でぬれているので滑って足を落としたらかなり大変な事になりそう。
慎重に下る必要がある。
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8/20 16:08
下りの最後の方は鉄製の階段。隙間がかなり開いていて、雨でぬれているので滑って足を落としたらかなり大変な事になりそう。
慎重に下る必要がある。
下り切った所に吊り橋が有り、これを渡ればウソッコ沢小屋が有る。
やたら揺れる吊り橋だ。
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8/20 16:12
下り切った所に吊り橋が有り、これを渡ればウソッコ沢小屋が有る。
やたら揺れる吊り橋だ。
しかも、渡してある板がかなり老朽化してきている(笑)
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8/20 16:12
しかも、渡してある板がかなり老朽化してきている(笑)
16:15 ウソッコ沢小屋に到着
避難小屋なので中は無人。
今日の宿泊者は僕一人のようだ。
到着して早速、テントなどの濡れた装備品を干す。
ここで大アクシデントが発生!!
なんと、ウソッコ沢で脱いだレインウェアがない!
ちょうど、レインウェアを脱いでいる時にお茶を差し出してくれた為、レインウェアを置いてお茶を受け取り、そのままザックに入れるのを忘れて出発してしまったのだ!
冷静になって荷物を点検したが、やはりない。
これで下山なら諦める可能性もあったが、まだまだ先は長い。
レインウェアが無いのは致命傷になる可能性が有るので、意を決して戻る事に(>_<)
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8/20 16:15
16:15 ウソッコ沢小屋に到着
避難小屋なので中は無人。
今日の宿泊者は僕一人のようだ。
到着して早速、テントなどの濡れた装備品を干す。
ここで大アクシデントが発生!!
なんと、ウソッコ沢で脱いだレインウェアがない!
ちょうど、レインウェアを脱いでいる時にお茶を差し出してくれた為、レインウェアを置いてお茶を受け取り、そのままザックに入れるのを忘れて出発してしまったのだ!
冷静になって荷物を点検したが、やはりない。
これで下山なら諦める可能性もあったが、まだまだ先は長い。
レインウェアが無いのは致命傷になる可能性が有るので、意を決して戻る事に(>_<)
さっき『絶対登りたくないルートだよなぁ〜(笑)』なんて思っていた急登を泣きながら駆け上がり、忘れたレインウェアを取って駈け下って来た。
空身での往復なのでまだ良かった。
横窪沢小屋について事情を話すと、「これをもってけ!」とビールとサラミと乾き物のツマミを渡してくれた。
南アルプスの人たちは暖かい。本当に暖かい・・・(T_T)
このビールが美味かったのなんの(涙)
往復3時間のコースタイムのところを1時間で行ってきたので、けっこう疲れてしまった・・・
明日が心配だ。
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8/20 17:46
さっき『絶対登りたくないルートだよなぁ〜(笑)』なんて思っていた急登を泣きながら駆け上がり、忘れたレインウェアを取って駈け下って来た。
空身での往復なのでまだ良かった。
横窪沢小屋について事情を話すと、「これをもってけ!」とビールとサラミと乾き物のツマミを渡してくれた。
南アルプスの人たちは暖かい。本当に暖かい・・・(T_T)
このビールが美味かったのなんの(涙)
往復3時間のコースタイムのところを1時間で行ってきたので、けっこう疲れてしまった・・・
明日が心配だ。
ビールの美味さにしびれた後、ひと段落して更にいろいろと干す(笑)
本日は貸切なので、中にもしっかり干させてもらいました。
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8/20 18:01
ビールの美味さにしびれた後、ひと段落して更にいろいろと干す(笑)
本日は貸切なので、中にもしっかり干させてもらいました。
中の様子。
谷間にある小屋で、窓からの明かりもあまり入らないので薄暗い感じの小屋内。
でも、こういう小屋はずっと残してもらいたいな。
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8/20 18:01
中の様子。
谷間にある小屋で、窓からの明かりもあまり入らないので薄暗い感じの小屋内。
でも、こういう小屋はずっと残してもらいたいな。
登山靴やテン場シューズも干します。
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8/20 18:02
登山靴やテン場シューズも干します。
夕食
僕の力の源になっている納豆が今日で終わりを迎えてしまう。
15日間常温で頑張ってくれた納豆・・・最後の方はかなり型崩れして来てしまったが、問題なく美味しくいただけた。
下界ではこうは行かないだろう(^^;)
この小屋は標高1200mほどのところにあるので、夜になっても暖かかった。
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8/20 19:42
夕食
僕の力の源になっている納豆が今日で終わりを迎えてしまう。
15日間常温で頑張ってくれた納豆・・・最後の方はかなり型崩れして来てしまったが、問題なく美味しくいただけた。
下界ではこうは行かないだろう(^^;)
この小屋は標高1200mほどのところにあるので、夜になっても暖かかった。
【16日目】8月21日(金)曇りのち霧雨
3:05 起床
寒さは全く感じずとっても良く眠れた。
小屋の外はまだ真っ暗だが、星は見えないので曇っているようだ。
深いV字谷の中に居るので4時半になっても明るくならない。
4:32 ヘッデンを点けて出発する。
滑り落ちたらヤバそうな急斜面のトラバース、良く揺れる吊り橋を暗い時に通過するのはけっこう恐怖感が有った。
30分も進むと薄明るくなり、歩きやすくなった。
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8/21 4:58
【16日目】8月21日(金)曇りのち霧雨
3:05 起床
寒さは全く感じずとっても良く眠れた。
小屋の外はまだ真っ暗だが、星は見えないので曇っているようだ。
深いV字谷の中に居るので4時半になっても明るくならない。
4:32 ヘッデンを点けて出発する。
滑り落ちたらヤバそうな急斜面のトラバース、良く揺れる吊り橋を暗い時に通過するのはけっこう恐怖感が有った。
30分も進むと薄明るくなり、歩きやすくなった。
5:22 ヤレヤレ峠着
小休憩を取り、明るくなったのでヘッデンをザックにしまった。
ここからしばらくトラバース気味に進み、送電線が有るところから大井川に掛かる吊り橋へと下って行く。
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8/21 5:22
5:22 ヤレヤレ峠着
小休憩を取り、明るくなったのでヘッデンをザックにしまった。
ここからしばらくトラバース気味に進み、送電線が有るところから大井川に掛かる吊り橋へと下って行く。
さあ来た。
畑薙大吊り橋。
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8/21 5:46
さあ来た。
畑薙大吊り橋。
吊り橋の上から大井川上流を眺める。
この橋を渡り切れば見ないアルプスも折り返し地点。
今までの山行を振り返りながらゆっくりと渡った。
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8/21 5:47
吊り橋の上から大井川上流を眺める。
この橋を渡り切れば見ないアルプスも折り返し地点。
今までの山行を振り返りながらゆっくりと渡った。
5:50 茶臼岳登山口着
普通はここで下山だよね〜。
標高960mまで下って来てしまった。
ここから4日掛けて、標高3193mの北岳まで戻るんです(^_^;)
ここでは休み入れず、青薙山登山口まで行って休むことにした。
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8/21 5:53
5:50 茶臼岳登山口着
普通はここで下山だよね〜。
標高960mまで下って来てしまった。
ここから4日掛けて、標高3193mの北岳まで戻るんです(^_^;)
ここでは休み入れず、青薙山登山口まで行って休むことにした。
林道区間は変化が乏しくつまらない。
今年はそんなに長くはないのでガマンガマン。
空は灰色だが、ところどころに青空も見えている。
この道をまっすぐ歩いて行けば椹島にも、二軒小屋にも行けるんだけどねぇ・・・
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8/21 6:17
林道区間は変化が乏しくつまらない。
今年はそんなに長くはないのでガマンガマン。
空は灰色だが、ところどころに青空も見えている。
この道をまっすぐ歩いて行けば椹島にも、二軒小屋にも行けるんだけどねぇ・・・
6:21 畑薙山登山口着
登り口の場所は事前に調べていなかったが、入り口に階段が有るので分かりやすかった。
案内の看板はないので注意。
ここで休憩を入れ、気持ちを整えてから折り返し区間へと出発する。
6:32 出発 さぁ登るかぁ!!
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8/21 6:21
6:21 畑薙山登山口着
登り口の場所は事前に調べていなかったが、入り口に階段が有るので分かりやすかった。
案内の看板はないので注意。
ここで休憩を入れ、気持ちを整えてから折り返し区間へと出発する。
6:32 出発 さぁ登るかぁ!!
8:35 池ノ平着
最初の一時間ほどは急な登りが続く。
ザレ場は登山道は浸食によりほとんど消えかかっていて、斜面と一体化している状態。
急斜面途中にある小さな踊り場で小休憩を取り、肩と呼ばれるところまで上がると、そこからはトラバースしながら緩やかに登ると池ノ平に到着した。
標高も低いので暑く、汗だくになってしまった。
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8/21 8:35
8:35 池ノ平着
最初の一時間ほどは急な登りが続く。
ザレ場は登山道は浸食によりほとんど消えかかっていて、斜面と一体化している状態。
急斜面途中にある小さな踊り場で小休憩を取り、肩と呼ばれるところまで上がると、そこからはトラバースしながら緩やかに登ると池ノ平に到着した。
標高も低いので暑く、汗だくになってしまった。
ここは大きなイチイの木の根元辺りからコンコンと水が湧き出ている場所だ。
この場所から上は沢らしいものが一切ないのに大量の水が湧き出し、ここからいきなり沢となって急斜面を流れ落ちていた。
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8/21 8:42
ここは大きなイチイの木の根元辺りからコンコンと水が湧き出ている場所だ。
この場所から上は沢らしいものが一切ないのに大量の水が湧き出し、ここからいきなり沢となって急斜面を流れ落ちていた。
さっきまで暑い樹林帯を歩いていたのに、この場所は冷気が立ち込めていて、さっきまでの汗が冷えて寒いほどだった。
なんと神秘的な場所なんだろう・・・。
こういう場所をパワースポットというのだろうな。
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8/21 8:45
さっきまで暑い樹林帯を歩いていたのに、この場所は冷気が立ち込めていて、さっきまでの汗が冷えて寒いほどだった。
なんと神秘的な場所なんだろう・・・。
こういう場所をパワースポットというのだろうな。
昼食の分と所の沢越の水場までの水が有ればいいので、水汲みは最小限にした。
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8/21 8:46
昼食の分と所の沢越の水場までの水が有ればいいので、水汲みは最小限にした。
池ノ平を出発して緩やかな斜面を少し登ると、赤崩の大崩壊地点に出る。
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8/21 9:03
池ノ平を出発して緩やかな斜面を少し登ると、赤崩の大崩壊地点に出る。
恐る恐る覗き込むと、地獄に繋がっているかのような崩壊地の姿を見ることが出来る。
完全に切れ落ちているので開放的な場所だが、足元からは常に小石が崩壊地を転がり落ちている音が聞こえてくる。
たまたま運悪く足元がごそっと崩れ落ちて行く事だって考えられるので、あまり長居はしたくない場所だった。
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8/21 9:03
恐る恐る覗き込むと、地獄に繋がっているかのような崩壊地の姿を見ることが出来る。
完全に切れ落ちているので開放的な場所だが、足元からは常に小石が崩壊地を転がり落ちている音が聞こえてくる。
たまたま運悪く足元がごそっと崩れ落ちて行く事だって考えられるので、あまり長居はしたくない場所だった。
ここからは大井川の谷が遥か向こうまで繋がっているのを眺めることが出来た。
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8/21 9:03
ここからは大井川の谷が遥か向こうまで繋がっているのを眺めることが出来た。
赤崩の淵を回り込むように登って行くと、平坦な大地のようなところに出る。
トリカブトの大群生地と言った感じだが、道が隠されてしまい歩きにくかった。
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8/21 9:29
赤崩の淵を回り込むように登って行くと、平坦な大地のようなところに出る。
トリカブトの大群生地と言った感じだが、道が隠されてしまい歩きにくかった。
再び赤崩の際に出て、下を覗き込む。
ここは赤崩頂点の辺り。
遥か下に大井川を見下ろす。
いま画像を見ながら思い出しただけでも恐怖感が湧き上がってくる(^_^;)
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8/21 9:31
再び赤崩の際に出て、下を覗き込む。
ここは赤崩頂点の辺り。
遥か下に大井川を見下ろす。
いま画像を見ながら思い出しただけでも恐怖感が湧き上がってくる(^_^;)
11:27 青薙山山頂 2406.0m
広い大地を抜けてからも緩やかな登りが続き、そんなに大変な場所はなかったのだが、今日はなかなか調子が上がって来なく、コースタイムと同じくらいのペースでしか進めていない。
やはり昨日の横窪沢小屋往復ダッシュが効いているかな・・・
昼食を食べて休んでいると霧雨が降り出してきた。
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8/21 11:27
11:27 青薙山山頂 2406.0m
広い大地を抜けてからも緩やかな登りが続き、そんなに大変な場所はなかったのだが、今日はなかなか調子が上がって来なく、コースタイムと同じくらいのペースでしか進めていない。
やはり昨日の横窪沢小屋往復ダッシュが効いているかな・・・
昼食を食べて休んでいると霧雨が降り出してきた。
青薙山前後の東側にはBPが点在。
山頂を過ぎると急に踏み跡が細くなり、藪漕ぎやルートファインディングする場所が多くなった。
ザックカバーをし、一眼レフはザックにしまって小枝などに引っかかる要因を減らして歩いた。
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8/21 12:01
青薙山前後の東側にはBPが点在。
山頂を過ぎると急に踏み跡が細くなり、藪漕ぎやルートファインディングする場所が多くなった。
ザックカバーをし、一眼レフはザックにしまって小枝などに引っかかる要因を減らして歩いた。
苔が美しい森を進む。
薄っすらとガスも立ち込めてきて幻想的ではある。
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8/21 13:08
苔が美しい森を進む。
薄っすらとガスも立ち込めてきて幻想的ではある。
13:20 稲又山山頂 2405.3m
樹林に囲まれた静かでさみしい感じの山頂。
そう言えば今日はまだ一人にも会っていなかった・・・
先のルートを考えると、今日人に会う事はまず考えられないな(^_^;)
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8/21 13:20
13:20 稲又山山頂 2405.3m
樹林に囲まれた静かでさみしい感じの山頂。
そう言えば今日はまだ一人にも会っていなかった・・・
先のルートを考えると、今日人に会う事はまず考えられないな(^_^;)
稲又山から先は更に道が不明瞭になる。
と言うよりも、踏み跡はほぼゼロ。
所々にコーステープが付いているので、進んできた方向が正しかった事を確認しながら歩く感じだ。
テープがある場所から次のテープが見える訳ではないので、ほとんど野生の勘で進んで行く感じ。
獣道などに惑わされず、コンパスを見ながら稜線を外さないで歩き続けていれば、そのうち次のテープに出会う事が出来る。
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8/21 13:30
稲又山から先は更に道が不明瞭になる。
と言うよりも、踏み跡はほぼゼロ。
所々にコーステープが付いているので、進んできた方向が正しかった事を確認しながら歩く感じだ。
テープがある場所から次のテープが見える訳ではないので、ほとんど野生の勘で進んで行く感じ。
獣道などに惑わされず、コンパスを見ながら稜線を外さないで歩き続けていれば、そのうち次のテープに出会う事が出来る。
小枝や倒木、クモの巣などと格闘しながら、所の沢越までまで緩やかに下って行く。
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8/21 13:33
小枝や倒木、クモの巣などと格闘しながら、所の沢越までまで緩やかに下って行く。
小屋後に到着。
昔の避難小屋なのか、それとも伐採の為の作業小屋なのかは不明。
完全に倒壊していて残骸のみが散らばっている状態。
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8/21 14:10
小屋後に到着。
昔の避難小屋なのか、それとも伐採の為の作業小屋なのかは不明。
完全に倒壊していて残骸のみが散らばっている状態。
14:22 所の沢越着
小屋後からはすぐに着いた。
ここまで来れば一安心。
所の沢越から北部は既に全ルート歩いたことが有るので、ここまで来れば気が楽だ。
ここにザックをデポして水場まで水汲みに行く事に。
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8/21 14:22
14:22 所の沢越着
小屋後からはすぐに着いた。
ここまで来れば一安心。
所の沢越から北部は既に全ルート歩いたことが有るので、ここまで来れば気が楽だ。
ここにザックをデポして水場まで水汲みに行く事に。
水場までの道は記憶していたよりも長く感じた。
水場は苔むしたとても綺麗な場所にある。
涼しいので水はあまり必要ない感じなので3リットルだけ汲んだ。
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8/21 14:29
水場までの道は記憶していたよりも長く感じた。
水場は苔むしたとても綺麗な場所にある。
涼しいので水はあまり必要ない感じなので3リットルだけ汲んだ。
水場の近くには快適なBPがある。
一昨年は中ノ宿の吊り橋を渡ってこの場所に登って来たが、現在は登山道崩落により廃道とされている。
その時も崩落している斜面を2か所ほど横切った思い出が有る。
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8/21 14:29
水場の近くには快適なBPがある。
一昨年は中ノ宿の吊り橋を渡ってこの場所に登って来たが、現在は登山道崩落により廃道とされている。
その時も崩落している斜面を2か所ほど横切った思い出が有る。
所の沢越に戻り、2回ほど緩いアップダウンを終えると布引山に向かって急登を登り始める。
この区間は前回もヘロヘロになって登った。
東側には布引大崩れの大崩壊地が見える。
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8/21 15:47
所の沢越に戻り、2回ほど緩いアップダウンを終えると布引山に向かって急登を登り始める。
この区間は前回もヘロヘロになって登った。
東側には布引大崩れの大崩壊地が見える。
16:59 布引山山頂 2583.7m
樹林帯の急登を着実に登って来たが、最後の最後に藪漕ぎ区間が有り、その藪がガスと霧雨でしっかりと濡れていた。
短い藪漕ぎ区間だったが服をびっしょり濡らしてしまった・・・
前回は布引山のBPで終了だったが、今回はまだ先へ進む。
今更遅い気もするが、レインウェアを着て山頂を出発した。
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8/21 16:59
16:59 布引山山頂 2583.7m
樹林帯の急登を着実に登って来たが、最後の最後に藪漕ぎ区間が有り、その藪がガスと霧雨でしっかりと濡れていた。
短い藪漕ぎ区間だったが服をびっしょり濡らしてしまった・・・
前回は布引山のBPで終了だったが、今回はまだ先へ進む。
今更遅い気もするが、レインウェアを着て山頂を出発した。
18:10 笊ヶ岳山頂 2629.0m
長かった・・・
コースタイムで13時間45分のルートで、非常に不明瞭なところを歩いて来た事を考えれば、この時間に付けた事はラッキーだったと思う。
残念ながら笊ヶ岳山頂からの景色はゼロだった・・・
山頂で写真を1枚撮り、少し戻った所の平地に幕営。
テントに入って夕食を食べたら眠くて堪らず、取り敢えず2時間ほど眠ってから明日の準備や日記を書いた。
やはりかなり疲れているんだと思った。
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8/21 18:10
18:10 笊ヶ岳山頂 2629.0m
長かった・・・
コースタイムで13時間45分のルートで、非常に不明瞭なところを歩いて来た事を考えれば、この時間に付けた事はラッキーだったと思う。
残念ながら笊ヶ岳山頂からの景色はゼロだった・・・
山頂で写真を1枚撮り、少し戻った所の平地に幕営。
テントに入って夕食を食べたら眠くて堪らず、取り敢えず2時間ほど眠ってから明日の準備や日記を書いた。
やはりかなり疲れているんだと思った。
【17日目】8月22日(土)晴れ
この日は早朝からやってしまった。
これはけっこうヤバいかも知れない...。
2:30 起床
外は薄いガスが立ち込めていたが、時々星空も見えるような天気のようだ。
いつものように炊飯を終え、味噌汁用の水を火に掛けたところで、外の様子を見ようとテントを開けて入り口部分に立ちあがった。
しかし、幕営場所は少し不安定な場所だったので、大きくバランスを崩してしまい、テントごと大きく転倒してしまった。
テント内のストーブは火が付いたまま倒れ、火に掛けていた水はテント内にぶちまけられた。
大急ぎでテントを戻し、バーナーを消す。
幸運にもぶちまかれた水がテントを濡らし、テントが溶けずに済んだのだろう。
テントのポールは曲がってしまったが、何とかなるレベル。
タオルでテント内の水を拭き取りホッと一息ついた。
0
8/22 5:05
【17日目】8月22日(土)晴れ
この日は早朝からやってしまった。
これはけっこうヤバいかも知れない...。
2:30 起床
外は薄いガスが立ち込めていたが、時々星空も見えるような天気のようだ。
いつものように炊飯を終え、味噌汁用の水を火に掛けたところで、外の様子を見ようとテントを開けて入り口部分に立ちあがった。
しかし、幕営場所は少し不安定な場所だったので、大きくバランスを崩してしまい、テントごと大きく転倒してしまった。
テント内のストーブは火が付いたまま倒れ、火に掛けていた水はテント内にぶちまけられた。
大急ぎでテントを戻し、バーナーを消す。
幸運にもぶちまかれた水がテントを濡らし、テントが溶けずに済んだのだろう。
テントのポールは曲がってしまったが、何とかなるレベル。
タオルでテント内の水を拭き取りホッと一息ついた。
しかし、問題はこの後に発覚した。
一息ついて落ち着くと、何やら左足に痛みを感じる。
よく見てみると、左足の親指に大きな切り傷が入っていて、大きく流血しているではないか!
突然の出来事でどのような行動を取ったか覚えていないので、どこで切傷したかは分からない。
取り敢えずペーパーで傷口を抑え、足を高くして血が止まるのを待った。
落ち着けば落ち着くほど痛みを感じて来るもので、ロキソニンを飲んだが果たして歩けるだろうか...
ここには水もなく、傷が良くなるまでもう一泊。なんてことも出来ない。
血がしっかり止まるのを待ち、登山靴を履いてみて、もし歩けない状態だったら助けを呼ばなくてはいけない可能性が有る。
親指は歩いている時にけっこう力が入るので大丈夫だろうか...
消毒をしてキズテープを貼り、テーピングで強めに締め付けた。
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8/22 4:06
しかし、問題はこの後に発覚した。
一息ついて落ち着くと、何やら左足に痛みを感じる。
よく見てみると、左足の親指に大きな切り傷が入っていて、大きく流血しているではないか!
突然の出来事でどのような行動を取ったか覚えていないので、どこで切傷したかは分からない。
取り敢えずペーパーで傷口を抑え、足を高くして血が止まるのを待った。
落ち着けば落ち着くほど痛みを感じて来るもので、ロキソニンを飲んだが果たして歩けるだろうか...
ここには水もなく、傷が良くなるまでもう一泊。なんてことも出来ない。
血がしっかり止まるのを待ち、登山靴を履いてみて、もし歩けない状態だったら助けを呼ばなくてはいけない可能性が有る。
親指は歩いている時にけっこう力が入るので大丈夫だろうか...
消毒をしてキズテープを貼り、テーピングで強めに締め付けた。
今日は朝のアクシデントで片付けが大幅に遅れてしまった為、片付けも半ばで空が赤く染まりだした。
取り敢えず山頂まで御来光を観に行く事に。
窮地に追いやられても、やっぱり御来光は見たいよね~(^^;)
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8/22 5:05
今日は朝のアクシデントで片付けが大幅に遅れてしまった為、片付けも半ばで空が赤く染まりだした。
取り敢えず山頂まで御来光を観に行く事に。
窮地に追いやられても、やっぱり御来光は見たいよね~(^^;)
笊ヶ岳山頂から南方。
昨日歩いて来た布引山や青薙山の稜線が見える。
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8/22 5:06
笊ヶ岳山頂から南方。
昨日歩いて来た布引山や青薙山の稜線が見える。
赤石山脈主稜線
今日は晴れて良くなりそうだ。
1
8/22 5:06
赤石山脈主稜線
今日は晴れて良くなりそうだ。
ガスが微妙に残る中の御来光。
う〜ん・・・
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8/22 5:07
ガスが微妙に残る中の御来光。
う〜ん・・・
辺りがピンク色に染まって綺麗だけど、あと少しだけガスが低かったら良かったな。
0
8/22 5:08
辺りがピンク色に染まって綺麗だけど、あと少しだけガスが低かったら良かったな。
0
8/22 5:09
しばらく東の方を見ていたら、ガスが薄くなり、子笊の向こうに富士山が見えてきた。
取り敢えず、今日は行動しやすそうな天気になりそうなので良かった。
1
8/22 5:15
しばらく東の方を見ていたら、ガスが薄くなり、子笊の向こうに富士山が見えてきた。
取り敢えず、今日は行動しやすそうな天気になりそうなので良かった。
片付けを済ませ、登山靴の紐を締めて再び山頂に戻って来た。
痛み止めが効いているからだと思うが、歩けないことはなさそうだ。
キズの場所が地面と当たる場所から少しだけずれていたのが救いだったのかも。
様子を見ながら進んでみよう。
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8/22 5:45
片付けを済ませ、登山靴の紐を締めて再び山頂に戻って来た。
痛み止めが効いているからだと思うが、歩けないことはなさそうだ。
キズの場所が地面と当たる場所から少しだけずれていたのが救いだったのかも。
様子を見ながら進んでみよう。
東の空に掛かっていたガスはすっかりなくなり、素晴らしい景色が広がってきた。
5:51 笊ヶ岳山頂を出発
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8/22 5:41
東の空に掛かっていたガスはすっかりなくなり、素晴らしい景色が広がってきた。
5:51 笊ヶ岳山頂を出発
少し下った所からも綺麗に富士山が見えたが、この先は伝作付峠までほぼ全て樹林帯の中の道だ。
せっかくいい天気なのにもったいない...
枝払いはされておらず、濡れた草木の中を進むのでレインウェアは脱げない。
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8/22 6:15
少し下った所からも綺麗に富士山が見えたが、この先は伝作付峠までほぼ全て樹林帯の中の道だ。
せっかくいい天気なのにもったいない...
枝払いはされておらず、濡れた草木の中を進むのでレインウェアは脱げない。
道にはきのこが点在。
気分を紛らわせてくれた。
足の具合は悪くない。
親指に荷重がかからないように歩いているので変な歩き方にはなっているが、大きくペースを落とさなくても歩ける事が分かった。
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8/22 6:54
道にはきのこが点在。
気分を紛らわせてくれた。
足の具合は悪くない。
親指に荷重がかからないように歩いているので変な歩き方にはなっているが、大きくペースを落とさなくても歩ける事が分かった。
這松尾山は本当に高いところまで行くにはかなりの労力が必要になるので、山頂標石が有る所までにした。
ここは少し展望が良いところが有るが、赤石や聖はガスの中だった。
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8/22 7:32
這松尾山は本当に高いところまで行くにはかなりの労力が必要になるので、山頂標石が有る所までにした。
ここは少し展望が良いところが有るが、赤石や聖はガスの中だった。
這松尾山の西にあるガレ場上部に到着。
笊ヶ岳山頂を抜かしたら唯一と言って良い展望が開ける場所だ。
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8/22 7:39
這松尾山の西にあるガレ場上部に到着。
笊ヶ岳山頂を抜かしたら唯一と言って良い展望が開ける場所だ。
ガレの上端を渡り切って振り返ると笊ヶ岳山頂が良く見えた。
特に斜度が有って崩壊している感じでもないのに、なんでここだけガレて草木が生えないのかな...
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8/22 7:39
ガレの上端を渡り切って振り返ると笊ヶ岳山頂が良く見えた。
特に斜度が有って崩壊している感じでもないのに、なんでここだけガレて草木が生えないのかな...
こちらは茶臼岳方面
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8/22 7:39
こちらは茶臼岳方面
8:00 生木割山山頂 2539.3m
展望が全くない山頂だが、無線用のアンテナが立っているので特徴的。
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8/22 8:00
8:00 生木割山山頂 2539.3m
展望が全くない山頂だが、無線用のアンテナが立っているので特徴的。
一昨年はここで休憩し、行動食を入れたこのボトルをこの状態で置き忘れてしまった。
その後すれ違ったご夫婦に、「申し訳ないけどゴミになるので捨てて下さい。」と頼んだところ、下山数日後に送って来てくれたエピソードが有る。
その節は本当にありがとうございました。
あの時のボトルは今も元気に使われていますよ(^_^)
それにしても、
山に行くと帰りにゴミ拾いをして帰ってくる僕ですが、置き忘れて来る物もけっこう多い...(ーー;)
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8/22 8:01
一昨年はここで休憩し、行動食を入れたこのボトルをこの状態で置き忘れてしまった。
その後すれ違ったご夫婦に、「申し訳ないけどゴミになるので捨てて下さい。」と頼んだところ、下山数日後に送って来てくれたエピソードが有る。
その節は本当にありがとうございました。
あの時のボトルは今も元気に使われていますよ(^_^)
それにしても、
山に行くと帰りにゴミ拾いをして帰ってくる僕ですが、置き忘れて来る物もけっこう多い...(ーー;)
いやーこれは最高に美味そうなキノコ。
でも、絶対に食べちゃダメ!
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8/22 8:19
いやーこれは最高に美味そうなキノコ。
でも、絶対に食べちゃダメ!
これも・・・ダメ?
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8/22 8:20
これも・・・ダメ?
色が・・・
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8/22 8:28
色が・・・
天上小屋山に到着。
天気も良くなってきたし、ザックに濡れた衣服を付けて干しながら歩くことにした。
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8/22 8:49
天上小屋山に到着。
天気も良くなってきたし、ザックに濡れた衣服を付けて干しながら歩くことにした。
天上小屋山から少し歩くと稜線から外れ、狭い感じのトラバース道を進む。
アップダウンは少ないのでハイペースで歩ける。
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8/22 9:29
天上小屋山から少し歩くと稜線から外れ、狭い感じのトラバース道を進む。
アップダウンは少ないのでハイペースで歩ける。
やがて林道終点にぶつかり、道幅が広がりハイペースで歩けるようになる。
幼木が少しうるさい場所で、再度ポケットに入れていた地図を枝に持って行かれたようだ。
地図が無くても道はしっかり頭の中にあるので良いのだが、また一つゴミになるものを落としてしまい凹んでしまった(/_;)
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8/22 10:17
やがて林道終点にぶつかり、道幅が広がりハイペースで歩けるようになる。
幼木が少しうるさい場所で、再度ポケットに入れていた地図を枝に持って行かれたようだ。
地図が無くても道はしっかり頭の中にあるので良いのだが、また一つゴミになるものを落としてしまい凹んでしまった(/_;)
林道をハイペースで歩いていたら、浮石に乗ってしまい、大きくバランスを崩して右太ももの筋肉を強打してしまった。
打った瞬間、折れたのでは!?と思うほどの衝撃だった。
今度は左足か・・・今日はなんか色々と不運な事が起こるな。
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8/22 10:19
林道をハイペースで歩いていたら、浮石に乗ってしまい、大きくバランスを崩して右太ももの筋肉を強打してしまった。
打った瞬間、折れたのでは!?と思うほどの衝撃だった。
今度は左足か・・・今日はなんか色々と不運な事が起こるな。
痛みを我慢しながらなんとか伝付峠に到着。
計画ではこのまま白峰南嶺を進み、北岳まで縦走するのが主の計画だったが、食料や日程を計算してまだ余裕が有るので、再び二軒小屋に降りて蝙蝠尾根で塩見岳まで登り、仙塩尾根を歩いて間ノ岳まで進む第二案に変更する事にした。
痛み止めが切れて両足がかなり痛いが、第二案にする事で南アルプスの主稜線と白峰南嶺の一般道全てのピークを一回の山行で踏むことが出来る。
また痛み止めを飲めば大丈夫だろ...(^^;)
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8/22 10:22
痛みを我慢しながらなんとか伝付峠に到着。
計画ではこのまま白峰南嶺を進み、北岳まで縦走するのが主の計画だったが、食料や日程を計算してまだ余裕が有るので、再び二軒小屋に降りて蝙蝠尾根で塩見岳まで登り、仙塩尾根を歩いて間ノ岳まで進む第二案に変更する事にした。
痛み止めが切れて両足がかなり痛いが、第二案にする事で南アルプスの主稜線と白峰南嶺の一般道全てのピークを一回の山行で踏むことが出来る。
また痛み止めを飲めば大丈夫だろ...(^^;)
と言う事で一気に高度を下げ、二軒小屋に到着。
行きにここに来たのはもう10日ほど前だ。
軒下で昼食を食べる間、小屋の方に頼んで携帯電話を充電させてもらった。
実は、この小屋にカメラのバッテリーを忘れていたかも知れない。と言う淡い期待を寄せていたが、残念ながら無かった。
この小屋のテン場は快適だったので本当は泊まりたいところだったけど、今日は蝙蝠尾根を徳右衛門岳辺りまでは登ってしまいたい。
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8/22 11:18
と言う事で一気に高度を下げ、二軒小屋に到着。
行きにここに来たのはもう10日ほど前だ。
軒下で昼食を食べる間、小屋の方に頼んで携帯電話を充電させてもらった。
実は、この小屋にカメラのバッテリーを忘れていたかも知れない。と言う淡い期待を寄せていたが、残念ながら無かった。
この小屋のテン場は快適だったので本当は泊まりたいところだったけど、今日は蝙蝠尾根を徳右衛門岳辺りまでは登ってしまいたい。
12:25 二軒小屋出発
もう昼過ぎなので、10日ほど前に登った時よりも出発時間が3時間遅い。
でも、荷物はかなり軽くなっているので、ハイペースで登れるはず。
足を負傷している分はこの際考慮しない。
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8/22 12:29
12:25 二軒小屋出発
もう昼過ぎなので、10日ほど前に登った時よりも出発時間が3時間遅い。
でも、荷物はかなり軽くなっているので、ハイペースで登れるはず。
足を負傷している分はこの際考慮しない。
蝙蝠岳登山口
風がぬるい。
セミの声が沢に響く。
汗をたくさんかきそうだ。
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8/22 12:52
蝙蝠岳登山口
風がぬるい。
セミの声が沢に響く。
汗をたくさんかきそうだ。
急登を登り切り、尾根道に上がると西から風が吹くようになるが、それでも汗を沢山かきながら登った。
再び中部電力の施設の横を通る。
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8/22 13:44
急登を登り切り、尾根道に上がると西から風が吹くようになるが、それでも汗を沢山かきながら登った。
再び中部電力の施設の横を通る。
千枚岳や荒川岳方向。
暑いが晴れているので気分はいい。
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8/22 13:45
千枚岳や荒川岳方向。
暑いが晴れているので気分はいい。
しかし、本当にこれはいったいなんなんだろう...
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8/22 13:48
しかし、本当にこれはいったいなんなんだろう...
中部電力の施設からみっちり2時間登り続けると苔の森に出た。
太ももの筋肉が痛く、思ったように力を入れて登れない。
本来ならコースタイムをどんどん短縮して登れるはずなのだが、ほとんどコースタイムと同じペースになっている。
ここで一休みしてエネルギー補給。
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8/22 15:38
中部電力の施設からみっちり2時間登り続けると苔の森に出た。
太ももの筋肉が痛く、思ったように力を入れて登れない。
本来ならコースタイムをどんどん短縮して登れるはずなのだが、ほとんどコースタイムと同じペースになっている。
ここで一休みしてエネルギー補給。
苔の森は、雨上がりだった10日ほど前の方が綺麗だった。
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8/22 15:45
苔の森は、雨上がりだった10日ほど前の方が綺麗だった。
徳右衛門岳手前の水場入り口に着いた。
水汲みに下る。
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8/22 16:45
徳右衛門岳手前の水場入り口に着いた。
水汲みに下る。
今回は道を知っているので一直線に下って行く事が出来た。
帰りの登りが思いのほかきつかった。
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8/22 16:57
今回は道を知っているので一直線に下って行く事が出来た。
帰りの登りが思いのほかきつかった。
17:19 徳右衛門岳山頂 2598.5m
本山行2度目の登頂。
かなりいい時間になって来た。
本当はここのBPでも良いんだけど、ここまで来たらやはり森林限界を抜けてしまいたい。
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8/22 17:19
17:19 徳右衛門岳山頂 2598.5m
本山行2度目の登頂。
かなりいい時間になって来た。
本当はここのBPでも良いんだけど、ここまで来たらやはり森林限界を抜けてしまいたい。
何度かアップダウンを繰り返し、小木のうるさい長いトラバース道は倒木も多くうんざりしながら...
(数日前に通っているので分かっているけど、やはりキツイ。)
そしてようやく...
このハイマツを抜ければ!?
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8/22 18:21
何度かアップダウンを繰り返し、小木のうるさい長いトラバース道は倒木も多くうんざりしながら...
(数日前に通っているので分かっているけど、やはりキツイ。)
そしてようやく...
このハイマツを抜ければ!?
見えたー!!
森林限界にポンと飛び出し、蝙蝠岳山頂が姿を現した。
1回目に来た時はガスっていてその姿は見れなかったが、再チャレンジでは見事クリアな蝙蝠岳を見ることが出来た!
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8/22 18:23
見えたー!!
森林限界にポンと飛び出し、蝙蝠岳山頂が姿を現した。
1回目に来た時はガスっていてその姿は見れなかったが、再チャレンジでは見事クリアな蝙蝠岳を見ることが出来た!
他の高い山々はガスに隠れているが、白峰南嶺と蝙蝠岳だけは眺めることが出来た。
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8/22 18:26
他の高い山々はガスに隠れているが、白峰南嶺と蝙蝠岳だけは眺めることが出来た。
この日の日没時刻は18:30。
もうかなり暗くなって来ているが、ここまで来れば急ぐ必要もない。
暗くなってきたが、ヘッデンを使う必要もないだろう。
ゆっくりと感動を噛み締めながら登って行く。
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8/22 18:46
この日の日没時刻は18:30。
もうかなり暗くなって来ているが、ここまで来れば急ぐ必要もない。
暗くなってきたが、ヘッデンを使う必要もないだろう。
ゆっくりと感動を噛み締めながら登って行く。
西の方向が赤く染まって綺麗だ。
向こうの方に見える稜線は三伏峠に続く三伏山だ。
暗くなると半月が空に浮かんだ。
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8/22 18:52
西の方向が赤く染まって綺麗だ。
向こうの方に見える稜線は三伏峠に続く三伏山だ。
暗くなると半月が空に浮かんだ。
今日は珍しく東側から風が吹いている。
もう日没後なので風が冷たくなり少し寒い。
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8/22 18:53
今日は珍しく東側から風が吹いている。
もう日没後なので風が冷たくなり少し寒い。
18:59 蝙蝠岳山頂 2864.7m
なんとか暗くなる前に到着する事が出来た。
今日は本当に長かった。
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8/22 19:00
18:59 蝙蝠岳山頂 2864.7m
なんとか暗くなる前に到着する事が出来た。
今日は本当に長かった。
考えてみれば、遥か遠くの笊ヶ岳から来たんだもんな...
コースタイムで14時間40分の行程だった。
足が無事であれば本当はもっと早く着けていたんだろうけど。
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8/22 19:00
考えてみれば、遥か遠くの笊ヶ岳から来たんだもんな...
コースタイムで14時間40分の行程だった。
足が無事であれば本当はもっと早く着けていたんだろうけど。
前回と同じ場所に幕営。
今日は東から風が吹いているのでテントが風に当たる。
ガイラインをしっかり固定してテントに入った。
まずはスープで身体を暖めた。
その後手早く夕食にし、腹が満たされると眠気が・・・
疲労の凄さから、ろくに動く事が出来ずに取り敢えず寝ることにした。
23時頃に目が覚めて日記をまとめる。
テントの外はすっかりガスの中だった。
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8/22 19:51
前回と同じ場所に幕営。
今日は東から風が吹いているのでテントが風に当たる。
ガイラインをしっかり固定してテントに入った。
まずはスープで身体を暖めた。
その後手早く夕食にし、腹が満たされると眠気が・・・
疲労の凄さから、ろくに動く事が出来ずに取り敢えず寝ることにした。
23時頃に目が覚めて日記をまとめる。
テントの外はすっかりガスの中だった。
【18日目】8月23日(日)晴れのち曇り
2:57 起床
時々霧雨がテントをたたく音が聞こえる。
でも、外を見ると星空が見えたりもしている。
朝食はウソッコ沢で終了してしまった納豆の代わりに、乾燥納豆が頑張ってくれている。
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8/23 3:38
【18日目】8月23日(日)晴れのち曇り
2:57 起床
時々霧雨がテントをたたく音が聞こえる。
でも、外を見ると星空が見えたりもしている。
朝食はウソッコ沢で終了してしまった納豆の代わりに、乾燥納豆が頑張ってくれている。
外に出て片付けを始める。
日の出の時間が近付いて来たら急速に天候が回復し始め、周りの山々が姿を現し始めた!
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8/23 4:48
外に出て片付けを始める。
日の出の時間が近付いて来たら急速に天候が回復し始め、周りの山々が姿を現し始めた!
塩見岳までの稜線。
まるでドライアイスのように山肌をガスが流れて行く。
こんな光景は今までに初めて見た。
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8/23 5:04
塩見岳までの稜線。
まるでドライアイスのように山肌をガスが流れて行く。
こんな光景は今までに初めて見た。
雲海に浮かび上がる荒川岳。
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8/23 5:12
雲海に浮かび上がる荒川岳。
御来光の時間。
もうすっかりガスがなくなった。
さっきまでガスに覆われていた事が嘘のような光景が広がっている。
0
8/23 5:12
御来光の時間。
もうすっかりガスがなくなった。
さっきまでガスに覆われていた事が嘘のような光景が広がっている。
塩見岳までの稜線もガスがすっかり取れている。
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8/23 5:13
塩見岳までの稜線もガスがすっかり取れている。
少し離れたところからも山頂を撮る。
0
8/23 5:13
少し離れたところからも山頂を撮る。
昨日泊まろうか少し考えた徳右衛門岳はガスに巻かれたままで見えない。
昨日のうちにここまで頑張って来ていなければこの景色は見れなかった。先日来た時は夕も朝もガスの中で景色は全く楽しめなかった。
蝙蝠岳に再チャレンジしたからこそ眺められた景色。嬉しい!
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8/23 5:16
昨日泊まろうか少し考えた徳右衛門岳はガスに巻かれたままで見えない。
昨日のうちにここまで頑張って来ていなければこの景色は見れなかった。先日来た時は夕も朝もガスの中で景色は全く楽しめなかった。
蝙蝠岳に再チャレンジしたからこそ眺められた景色。嬉しい!
そしていよいよ御来光...
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8/23 5:17
そしていよいよ御来光...
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8/23 5:20
0
8/23 5:21
悪沢岳が赤く染まる。
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8/23 5:20
悪沢岳が赤く染まる。
塩見岳も赤くなった。
0
8/23 5:23
塩見岳も赤くなった。
実は・・・御来光の瞬間を写真に収められなかったのです(^_^;)
雲海から太陽が昇り、すこしボーっと眺めていたら再びガスが流れて来てしまい、一気に太陽を隠してしまった。
また晴れると思ったが、その後しばらくはまたガスの中・・・
自然の演出は凄い。
御来光の瞬間を見せるだけの為にガスが晴れてくれたような朝だった。
5:40 蝙蝠岳山頂出発
1
8/23 6:09
実は・・・御来光の瞬間を写真に収められなかったのです(^_^;)
雲海から太陽が昇り、すこしボーっと眺めていたら再びガスが流れて来てしまい、一気に太陽を隠してしまった。
また晴れると思ったが、その後しばらくはまたガスの中・・・
自然の演出は凄い。
御来光の瞬間を見せるだけの為にガスが晴れてくれたような朝だった。
5:40 蝙蝠岳山頂出発
蝙蝠岳と北股岳の鞍部へと下り始めるとすぐにハイマツ漕ぎになる。
太陽が出て暑いのに、ハイマツがビショビショなのでレインウェアを脱げない。
カメラのレンズがすぐ曇る。
鞍部から少し登って来て蝙蝠岳を振り返る。
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8/23 6:41
蝙蝠岳と北股岳の鞍部へと下り始めるとすぐにハイマツ漕ぎになる。
太陽が出て暑いのに、ハイマツがビショビショなのでレインウェアを脱げない。
カメラのレンズがすぐ曇る。
鞍部から少し登って来て蝙蝠岳を振り返る。
今朝はロキソニンを飲まずに出発してみる事にしたが、やはり左足の親指と、右足の太ももが痛い。
我慢して歩いても意味がないのでロキソニンを飲んだ。
痛みは引いてくれたが、登り坂では太ももにすぐ乳酸が溜まってしまい、今までのように足が前に出てくれない。
0
8/23 6:41
今朝はロキソニンを飲まずに出発してみる事にしたが、やはり左足の親指と、右足の太ももが痛い。
我慢して歩いても意味がないのでロキソニンを飲んだ。
痛みは引いてくれたが、登り坂では太ももにすぐ乳酸が溜まってしまい、今までのように足が前に出てくれない。
苦しいが懸命に歩を進めた。
北俣岳が近付いてきた。
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8/23 7:28
苦しいが懸命に歩を進めた。
北俣岳が近付いてきた。
北俣岳付近から蝙蝠岳を振り返る。
0
8/23 7:28
北俣岳付近から蝙蝠岳を振り返る。
稜線が細くなり、主稜線が近付いてきた。
0
8/23 7:39
稜線が細くなり、主稜線が近付いてきた。
しばらく進んでから、またしても北俣岳を通り過ぎている事に気が付いた。
2回連続で素通りしてしまうなんて...(-_-)
この山頂には看板が欲しい。
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8/23 7:45
しばらく進んでから、またしても北俣岳を通り過ぎている事に気が付いた。
2回連続で素通りしてしまうなんて...(-_-)
この山頂には看板が欲しい。
7:56 北俣岳分岐着
ザックをデポし、カメラだけ持って塩見岳にピストンに行く。
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8/23 7:56
7:56 北俣岳分岐着
ザックをデポし、カメラだけ持って塩見岳にピストンに行く。
少し雲の多い天気になって来たが、塩見岳までは大丈夫そう。
青い空がとても綺麗!
カメラしか持っていないのに、登りではやはり足が全然前に出てくれない。
空荷でもダメだなんて、なにか絶対オカシイ...
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8/23 8:30
少し雲の多い天気になって来たが、塩見岳までは大丈夫そう。
青い空がとても綺麗!
カメラしか持っていないのに、登りではやはり足が全然前に出てくれない。
空荷でもダメだなんて、なにか絶対オカシイ...
8:34 塩見岳山頂 3052m
蝙蝠岳の稜線には大きな雲が被さろうとしている。
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8/23 8:34
8:34 塩見岳山頂 3052m
蝙蝠岳の稜線には大きな雲が被さろうとしている。
仙塩尾根方面。
間ノ岳などは見えない。
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8/23 8:34
仙塩尾根方面。
間ノ岳などは見えない。
西峰にも行こう。
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8/23 8:37
西峰にも行こう。
西峰 3046.9m
ガスが塩見岳にも掛かり始めてきた。
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8/23 8:41
西峰 3046.9m
ガスが塩見岳にも掛かり始めてきた。
東峰に戻って一枚撮ってもらった。
かなりヒゲ面になってきたな(笑)
先日の塩見岳はガスの中だったので、晴れた山頂に立てて良かった。
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8/23 8:49
東峰に戻って一枚撮ってもらった。
かなりヒゲ面になってきたな(笑)
先日の塩見岳はガスの中だったので、晴れた山頂に立てて良かった。
北俣岳分岐まで戻り、ザックを担いで急坂を下り始める。
下りは筋肉を使う場所が違うので楽に下れる。
でも、疲労を最小限にしたいので無理はしないで下ろう。
本当は今日は熊ノ平よりも先に進んでしまおうかとも考えていたのだが、この辺りではもうそれは無理と判断し、熊ノ平に泊まって疲れを癒す方向に考えをシフトした。
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8/23 9:21
北俣岳分岐まで戻り、ザックを担いで急坂を下り始める。
下りは筋肉を使う場所が違うので楽に下れる。
でも、疲労を最小限にしたいので無理はしないで下ろう。
本当は今日は熊ノ平よりも先に進んでしまおうかとも考えていたのだが、この辺りではもうそれは無理と判断し、熊ノ平に泊まって疲れを癒す方向に考えをシフトした。
急坂を下り切って振り返る。
「登りでなくて本当によかった...」
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8/23 9:28
急坂を下り切って振り返る。
「登りでなくて本当によかった...」
しばらく緩いアップダウンを繰り返しながら高度を下げる。
ほんの少しの登りでも足があっという間に疲れてしまう。
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8/23 9:49
しばらく緩いアップダウンを繰り返しながら高度を下げる。
ほんの少しの登りでも足があっという間に疲れてしまう。
ダケカンバと草原が良い感じのポイントに入ってきた。
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8/23 9:50
ダケカンバと草原が良い感じのポイントに入ってきた。
ここはマルバダケブキの大群生地なのだが、今年はもうすべて終わってしまっている感じだ。
満開の時は本当に美しく「日本にこんな美しいところがあったのか!」と驚いたのだが...。
8月ももう下旬。仕方ないか。
いつかまた見てみたい。
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8/23 9:55
ここはマルバダケブキの大群生地なのだが、今年はもうすべて終わってしまっている感じだ。
満開の時は本当に美しく「日本にこんな美しいところがあったのか!」と驚いたのだが...。
8月ももう下旬。仕方ないか。
いつかまた見てみたい。
北荒川岳キャンプ場跡を通過。
ここがいつか復活してくれると有り難いんだけど...
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8/23 9:58
北荒川岳キャンプ場跡を通過。
ここがいつか復活してくれると有り難いんだけど...
ガレの縁を歩いて北荒川岳に到着。
ここまでの緩い登りも本当に疲れた。
到着時はガスの中で涼しかったが、晴れて来てしまい暑くなった。
北俣岳が眺められた。
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8/23 10:07
ガレの縁を歩いて北荒川岳に到着。
ここまでの緩い登りも本当に疲れた。
到着時はガスの中で涼しかったが、晴れて来てしまい暑くなった。
北俣岳が眺められた。
北荒川岳からは樹林帯に入り、アップダウンを繰り返しながら進む。
雲が多くなり暑さは感じなくなり、苦しい登りなども少ないので、今日の僕には有り難いルートだった。
竜尾見晴の辺りの景色が開けたところで昼食にした。
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8/23 11:22
北荒川岳からは樹林帯に入り、アップダウンを繰り返しながら進む。
雲が多くなり暑さは感じなくなり、苦しい登りなども少ないので、今日の僕には有り難いルートだった。
竜尾見晴の辺りの景色が開けたところで昼食にした。
小屋まではあと1時間半ほど。
ゆっくり休んでから行く事にする。
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8/23 11:40
小屋まではあと1時間半ほど。
ゆっくり休んでから行く事にする。
白峰南嶺から落ち込んでいる沢には滝が見えた。
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8/23 11:48
白峰南嶺から落ち込んでいる沢には滝が見えた。
12:50 熊ノ平小屋着
身体は元気なのに、足だけが疲労でフラフラ。
こんな気持ちでこの小屋に辿り着くとは思っても見なかった...
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8/23 12:50
12:50 熊ノ平小屋着
身体は元気なのに、足だけが疲労でフラフラ。
こんな気持ちでこの小屋に辿り着くとは思っても見なかった...
受付を済ませて景色のいい場所に幕営した。
湿っているテントや装備を干す。
横になり、柿の種を食べ、ワインを飲んで早速昼寝する。
暖かくてとても気持ちのいい眠りだった。
昨日は朝から両足を負傷し、それでもロングコースを歩き切り、夜は中途半端に寝てしまったので寝不足だった。
そういう事が重なり、今日の絶不調の一日になってしまったのかも知れない。
今日はとにかくゆっくりしよう。
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8/23 16:11
受付を済ませて景色のいい場所に幕営した。
湿っているテントや装備を干す。
横になり、柿の種を食べ、ワインを飲んで早速昼寝する。
暖かくてとても気持ちのいい眠りだった。
昨日は朝から両足を負傷し、それでもロングコースを歩き切り、夜は中途半端に寝てしまったので寝不足だった。
そういう事が重なり、今日の絶不調の一日になってしまったのかも知れない。
今日はとにかくゆっくりしよう。
ハクサンボウフウ
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8/23 16:44
ハクサンボウフウ
コウメバチソウ
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8/23 16:44
コウメバチソウ
マルバダケブキのなれの果て
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8/23 16:45
マルバダケブキのなれの果て
アキノキリンソウ
井川越の伊那谷が見える所に行くと携帯の電波が拾えるので下界と交信する。
出発してから今日で18日。
もうそろそろ彼女とも会いたくなってきた。
小屋前のテラスに行って日記をつけたり、小屋の宿泊者と話をしたりした。
小屋の方に携帯電話の充電を頼んだら、快く引き受けてくれた。
ここ数日間はカメラのバッテリーがかなり厳しくなってきたので、なるべくiPhoneで撮るようにしている。
今日は早々と日記を書き終わり、20時前には就寝した。
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8/23 16:47
アキノキリンソウ
井川越の伊那谷が見える所に行くと携帯の電波が拾えるので下界と交信する。
出発してから今日で18日。
もうそろそろ彼女とも会いたくなってきた。
小屋前のテラスに行って日記をつけたり、小屋の宿泊者と話をしたりした。
小屋の方に携帯電話の充電を頼んだら、快く引き受けてくれた。
ここ数日間はカメラのバッテリーがかなり厳しくなってきたので、なるべくiPhoneで撮るようにしている。
今日は早々と日記を書き終わり、20時前には就寝した。
【19日目】8月24日(月)曇りのち晴れのち曇り
2:28 起床
暖かく良く眠れる夜だった。
起きて米を炊いていると、テントにパラパラと雨が当たる音...
今朝は左足親指に貼っていたテープなどを新しいものに交換した。
もちろんまだ治ってはいないものの、状態は良かった。
太ももは相変わらず違和感が残る。
ヒビでも入っているのかな...
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8/24 3:35
【19日目】8月24日(月)曇りのち晴れのち曇り
2:28 起床
暖かく良く眠れる夜だった。
起きて米を炊いていると、テントにパラパラと雨が当たる音...
今朝は左足親指に貼っていたテープなどを新しいものに交換した。
もちろんまだ治ってはいないものの、状態は良かった。
太ももは相変わらず違和感が残る。
ヒビでも入っているのかな...
4:45 熊ノ平小屋出発
今日は北岳肩ノ小屋まで。
肩ノ小屋の水場情報を知らなかったので5リットル積んで出発したが、井川越で調べたところ水場は15分で有るとの事だった。
捨てようかとも思ったが、ザックを下ろすのが面倒なのでそのまま持って行く事にした。
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8/24 5:27
4:45 熊ノ平小屋出発
今日は北岳肩ノ小屋まで。
肩ノ小屋の水場情報を知らなかったので5リットル積んで出発したが、井川越で調べたところ水場は15分で有るとの事だった。
捨てようかとも思ったが、ザックを下ろすのが面倒なのでそのまま持って行く事にした。
三国平まで登った所で男性二人の登山者一緒になった。
昨日も塩見岳の山頂でお会いし、北荒川岳や熊ノ平小屋でもお話をしていた。
お二人は畑薙ダムの方から主稜線を縦走して来て、間ノ岳・北岳と歩いて広河原に下山するとのこと。
食料が余っているらしく、フリーズドライのご飯を2食分もいただいた。
この後も抜きつ抜かれつで何度も話を交わしながら進んだ。
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8/24 5:55
三国平まで登った所で男性二人の登山者一緒になった。
昨日も塩見岳の山頂でお会いし、北荒川岳や熊ノ平小屋でもお話をしていた。
お二人は畑薙ダムの方から主稜線を縦走して来て、間ノ岳・北岳と歩いて広河原に下山するとのこと。
食料が余っているらしく、フリーズドライのご飯を2食分もいただいた。
この後も抜きつ抜かれつで何度も話を交わしながら進んだ。
6:30 三峰岳 2999m
三国平までは晴れていたけれど、三峰岳が近付いたらガスの中に入ってしまった。
三国平から一緒に歩いて来たお二人に撮っていただいた。
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8/24 6:30
6:30 三峰岳 2999m
三国平までは晴れていたけれど、三峰岳が近付いたらガスの中に入ってしまった。
三国平から一緒に歩いて来たお二人に撮っていただいた。
三峰岳から間ノ岳へと登って行く。
ガスが晴れてきそうだ。
逆光で輝き、ガスから見え隠れする間ノ岳の山塊がとても神々しく見えた。
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8/24 6:46
三峰岳から間ノ岳へと登って行く。
ガスが晴れてきそうだ。
逆光で輝き、ガスから見え隠れする間ノ岳の山塊がとても神々しく見えた。
振り返ると三峰岳がガスから顔を出している。
ちょっと早まったか...(^_^;)
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8/24 7:02
振り返ると三峰岳がガスから顔を出している。
ちょっと早まったか...(^_^;)
北岳も見えた!!
その手前は中白峰山。
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8/24 7:13
北岳も見えた!!
その手前は中白峰山。
農鳥岳も。
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8/24 7:16
農鳥岳も。
塩見岳も。
その後ろには荒川三山も...
3000m級の山々だけが雲海に浮かび上がっている。
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8/24 7:16
塩見岳も。
その後ろには荒川三山も...
3000m級の山々だけが雲海に浮かび上がっている。
想像以上に天気が回復し、感激しながら登る。
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8/24 7:16
想像以上に天気が回復し、感激しながら登る。
7:20 間ノ岳山頂 3189.3m
間ノ岳も本山行2回目の登頂だ!
大展望に助けられ、ここまで上機嫌で登って来れた。
昨日と比べれば足の調子は良くなっている。
晴れてはいるものの、今日は西風がとてもヒンヤリしている。
ここまでゴアのレインウェアを着たまま登って来た。
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8/24 7:20
7:20 間ノ岳山頂 3189.3m
間ノ岳も本山行2回目の登頂だ!
大展望に助けられ、ここまで上機嫌で登って来れた。
昨日と比べれば足の調子は良くなっている。
晴れてはいるものの、今日は西風がとてもヒンヤリしている。
ここまでゴアのレインウェアを着たまま登って来た。
さぁ、南アルプス最後の3000m峰はあの北岳を残すのみ!!
いよいよ今年の大縦走もクライマックス。
テンション上がってきた\(^o^)/
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8/24 7:24
さぁ、南アルプス最後の3000m峰はあの北岳を残すのみ!!
いよいよ今年の大縦走もクライマックス。
テンション上がってきた\(^o^)/
仙丈ヶ岳
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8/24 7:24
仙丈ヶ岳
農鳥岳
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8/24 7:24
農鳥岳
富士山
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8/24 7:40
富士山
間ノ岳を出発し、中白峰山まで3000m以上の稜線が続く。
さっきは北岳を残すのみ。と思ったけど、よく考えたら手前に中白峰山3055mが有った(^^;)
北岳、ガス掛かっちゃってる...
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8/24 7:47
間ノ岳を出発し、中白峰山まで3000m以上の稜線が続く。
さっきは北岳を残すのみ。と思ったけど、よく考えたら手前に中白峰山3055mが有った(^^;)
北岳、ガス掛かっちゃってる...
また晴れてきた!
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8/24 8:07
また晴れてきた!
トウヤクリンドウ
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8/24 8:13
トウヤクリンドウ
8:16 中白峰山山頂 3055m
下りが主体なのでハイペースで歩く事が出来る。
登りはやはり打撲している太ももに負担を感じる。
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8/24 8:16
8:16 中白峰山山頂 3055m
下りが主体なのでハイペースで歩く事が出来る。
登りはやはり打撲している太ももに負担を感じる。
北岳山荘が見えてきた。
間ノ岳から北岳までの区間は僕はとっても好きな区間だ。
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8/24 8:17
北岳山荘が見えてきた。
間ノ岳から北岳までの区間は僕はとっても好きな区間だ。
中白峰山から間ノ岳を振り返る。
右端に三峰岳。
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8/24 8:17
中白峰山から間ノ岳を振り返る。
右端に三峰岳。
光がまぶしく、まさに夏山って感じ。
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8/24 8:33
光がまぶしく、まさに夏山って感じ。
8:37 北岳山荘上に到着
ここで休憩。山荘には用事がないので行かなかった。
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8/24 8:37
8:37 北岳山荘上に到着
ここで休憩。山荘には用事がないので行かなかった。
中白峰山を振り返る。
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8/24 8:39
中白峰山を振り返る。
相変わらず西風が冷たい。
でも、ここから北岳までは急登だ。
レインウェアは脱いで登って行こう!
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8/24 8:39
相変わらず西風が冷たい。
でも、ここから北岳までは急登だ。
レインウェアは脱いで登って行こう!
8:54 北岳山荘出発
ここからは北岳から両俣小屋に下って行く尾根道が見える。
2週間ほど前にこのルートで滑落して亡くなった人がいた。
本当はこのルートも歩きたかったので若干心残り...
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8/24 8:54
8:54 北岳山荘出発
ここからは北岳から両俣小屋に下って行く尾根道が見える。
2週間ほど前にこのルートで滑落して亡くなった人がいた。
本当はこのルートも歩きたかったので若干心残り...
しばらく稜線道を進んで行くと、何やら看板が登山道を塞いでいた。
稜線ルートの登山道整備の為、通行止めとのこと...
まじでぇ〜?(>_<)
でも、こればかりは仕方ない。
迂回ルートへと進む。
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しばらく稜線道を進んで行くと、何やら看板が登山道を塞いでいた。
稜線ルートの登山道整備の為、通行止めとのこと...
まじでぇ〜?(>_<)
でも、こればかりは仕方ない。
迂回ルートへと進む。
タカネナデシコとミネウスユキソウ
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8/24 9:16
タカネナデシコとミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
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8/24 9:16
ミネウスユキソウ
タカネイブキボウフウ
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8/24 9:17
タカネイブキボウフウ
キンロバイ
よくよく考えてみると、この迂回ルートは今までに一度も通ったことがないルートだ。
花畑になっているところが多く、とても楽しめるルートだった。
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8/24 9:17
キンロバイ
よくよく考えてみると、この迂回ルートは今までに一度も通ったことがないルートだ。
花畑になっているところが多く、とても楽しめるルートだった。
ただ、遠い...(-_-;)
初夏に来たら素晴らしいだろうな。
迂回路を回り稜線に戻る。
ところが、後ろを歩いているはずの人がなぜか迂回路の出口で休んでいる。
聞くと、看板を無視して入り込み、作業者に怒られながら抜けてきたと言う。
それを聞いて僕も猛烈に怒りまくる。
「貴方が通れても、それを見て真似した人が滑落して死んだら貴方に責任ないとは言えないんだぞ!」「違反してまで楽して登って、なんの価値が有るんだ!登る資格ない!もうここから下山しろ!!」もうけちょんけちょんに怒り散らしてしまった(^_^;)
その先でも二人通行止め区間を通り抜けて来た人に出会い、そこでも怒る...
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8/24 9:15
ただ、遠い...(-_-;)
初夏に来たら素晴らしいだろうな。
迂回路を回り稜線に戻る。
ところが、後ろを歩いているはずの人がなぜか迂回路の出口で休んでいる。
聞くと、看板を無視して入り込み、作業者に怒られながら抜けてきたと言う。
それを聞いて僕も猛烈に怒りまくる。
「貴方が通れても、それを見て真似した人が滑落して死んだら貴方に責任ないとは言えないんだぞ!」「違反してまで楽して登って、なんの価値が有るんだ!登る資格ない!もうここから下山しろ!!」もうけちょんけちょんに怒り散らしてしまった(^_^;)
その先でも二人通行止め区間を通り抜けて来た人に出会い、そこでも怒る...
なんかちょっと気分の悪いまま、最後の3000m峰の北岳山頂へと...
まぁ、こう言う事も、たまにはあるよね(笑)
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8/24 10:00
なんかちょっと気分の悪いまま、最後の3000m峰の北岳山頂へと...
まぁ、こう言う事も、たまにはあるよね(笑)
10:00 北岳山頂 3193m
ついにここまでやって来れたよ。
最初の頃はザックが重くて、一時はどうなる事かと思ったけど、諦めないで歩き続けていれば、ちゃんと辿り着けるもんなんだね(^_^)
山頂手前でガスに巻かれ、背景真っ白ですが(^^;)それでももの凄い達成感でしたよ。
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8/24 10:01
10:00 北岳山頂 3193m
ついにここまでやって来れたよ。
最初の頃はザックが重くて、一時はどうなる事かと思ったけど、諦めないで歩き続けていれば、ちゃんと辿り着けるもんなんだね(^_^)
山頂手前でガスに巻かれ、背景真っ白ですが(^^;)それでももの凄い達成感でしたよ。
最後のようかんはここで食べようと決めていた。
19日間ずっと大切に持ち歩いて来たようかんの味はもう格別(#^.^#)
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8/24 10:09
最後のようかんはここで食べようと決めていた。
19日間ずっと大切に持ち歩いて来たようかんの味はもう格別(#^.^#)
山頂では約1時間、ゆ〜っくりと余韻に浸らせていただく。
たまたま隣に腰掛けた中西さんとお話させていただく。
中西さんは広河原から日帰りで登って来た女性で、お話していると僕が長野に移住してくる前のご近所さんである事が分かった。
余っているおにぎりを分けてくれて、その場で美味しくいただきました。(山梨限定 地菜炒め!)
「白峰御池小屋でのソフトクリームを楽しみに頑張って下ります!」と言って下山して行った。
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8/24 10:31
山頂では約1時間、ゆ〜っくりと余韻に浸らせていただく。
たまたま隣に腰掛けた中西さんとお話させていただく。
中西さんは広河原から日帰りで登って来た女性で、お話していると僕が長野に移住してくる前のご近所さんである事が分かった。
余っているおにぎりを分けてくれて、その場で美味しくいただきました。(山梨限定 地菜炒め!)
「白峰御池小屋でのソフトクリームを楽しみに頑張って下ります!」と言って下山して行った。
10:59 北岳山頂出発
今日の目的地はもうすぐそこなので、ゆっくりのんびりと下り始める。
しばらく下るとガスの中から北岳肩ノ小屋の青い屋根が見えてきた。
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8/24 11:15
10:59 北岳山頂出発
今日の目的地はもうすぐそこなので、ゆっくりのんびりと下り始める。
しばらく下るとガスの中から北岳肩ノ小屋の青い屋根が見えてきた。
11:21 北岳肩ノ小屋着
受付をして幕営。
この小屋の雰囲気は昔の雰囲気がそのまま残っていてとても好きな小屋だ。
見える景色もとても素晴らしい。
トイレは新しく建て替えられていた。
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8/24 11:21
11:21 北岳肩ノ小屋着
受付をして幕営。
この小屋の雰囲気は昔の雰囲気がそのまま残っていてとても好きな小屋だ。
見える景色もとても素晴らしい。
トイレは新しく建て替えられていた。
たぶん一昨年の大縦走と同じ場所に幕営したと思う。
使い勝手よりも景色を優先して幕営する。
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8/24 11:56
たぶん一昨年の大縦走と同じ場所に幕営したと思う。
使い勝手よりも景色を優先して幕営する。
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8/24 12:04
さて、今回の山行も明日いよいよ下山である。
ここまで我慢して来た食料も、もう食べてもよかろう^^
取り敢えずお昼は朝三国平で出会ったお二人にいただいたフリーズドライのご飯と、朝炊いたご飯のお茶づけ。
既に満腹なのに、余っているカロリーメイトも食べて動けなくなる。
嗚呼、なんて幸せ...
夜叉人峠に19日間も車を停めっぱなしだったので、南アルプス警察署が心配して電話が掛かってきた(笑)
「明日下山しますのでご安心を(^^)/」
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8/24 12:04
さて、今回の山行も明日いよいよ下山である。
ここまで我慢して来た食料も、もう食べてもよかろう^^
取り敢えずお昼は朝三国平で出会ったお二人にいただいたフリーズドライのご飯と、朝炊いたご飯のお茶づけ。
既に満腹なのに、余っているカロリーメイトも食べて動けなくなる。
嗚呼、なんて幸せ...
夜叉人峠に19日間も車を停めっぱなしだったので、南アルプス警察署が心配して電話が掛かってきた(笑)
「明日下山しますのでご安心を(^^)/」
一休みしたところで小太郎山まで行ってみる事にした。
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8/24 13:07
一休みしたところで小太郎山まで行ってみる事にした。
一番下の青いテントが僕のテント。
吊り尾根に向かって幕営。
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8/24 13:07
一番下の青いテントが僕のテント。
吊り尾根に向かって幕営。
仙丈ヶ岳
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8/24 13:07
仙丈ヶ岳
小太郎山へと続く稜線。
その先にアサヨ峰と甲斐駒ケ岳。
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8/24 13:12
小太郎山へと続く稜線。
その先にアサヨ峰と甲斐駒ケ岳。
下りは小走りで調子よく下って来る。
小太郎山までの道は踏み跡が薄く、あまりハイペースでは歩けない感じだった。
思っていたよりも下る。そして遠い...
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8/24 13:43
下りは小走りで調子よく下って来る。
小太郎山までの道は踏み跡が薄く、あまりハイペースでは歩けない感じだった。
思っていたよりも下る。そして遠い...
鞍部から登り返して来て北岳を振り返る。
相変わらず山頂部はガスが纏わり付いている。
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8/24 13:43
鞍部から登り返して来て北岳を振り返る。
相変わらず山頂部はガスが纏わり付いている。
13:54 小太郎山山頂 2725.1m
これで、南アルプス東西の稜線と、鳳凰三山から鋸岳までの稜線の全てのピークを1度の山行で歩き通した事になる!
しかもテント泊、無補給での達成。
天候にも恵まれ、出会った方々にも恵まれ、大変だったけど、今年もいい山行だったな...(^_^)
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8/24 13:54
13:54 小太郎山山頂 2725.1m
これで、南アルプス東西の稜線と、鳳凰三山から鋸岳までの稜線の全てのピークを1度の山行で歩き通した事になる!
しかもテント泊、無補給での達成。
天候にも恵まれ、出会った方々にも恵まれ、大変だったけど、今年もいい山行だったな...(^_^)
広河原から北沢峠へと続く道。
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8/24 13:54
広河原から北沢峠へと続く道。
アサヨ峰。
その後ろの甲斐駒ケ岳はガスの中に隠れてしまった。
小太郎山の山頂からは360°、名峰たちがズラリと眺められる場所にあるが、今日は殆ど雲の中に隠れてしまっていた。
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8/24 13:54
アサヨ峰。
その後ろの甲斐駒ケ岳はガスの中に隠れてしまった。
小太郎山の山頂からは360°、名峰たちがズラリと眺められる場所にあるが、今日は殆ど雲の中に隠れてしまっていた。
小太郎尾根を戻り、草スベリとの分岐点まで戻って来た。
なんだか下りより登りの方が早く感じた。
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8/24 15:15
小太郎尾根を戻り、草スベリとの分岐点まで戻って来た。
なんだか下りより登りの方が早く感じた。
15:32 肩ノ小屋に戻る。
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8/24 15:32
15:32 肩ノ小屋に戻る。
テントに戻ってまたしても意味なくラーメンを作って食べる。
もう残り少ないネギだが、明日で最後なのでたくさん入れた。
ラーメンを食べた後は寝転んで日記をつける。
パラパラと少しだけ雨が降った。
今日は晴れたけど風はとても冷たかった。
今もシュラフに入っているけど、何となく寒い。
8月ももう終盤。秋が近付いて来ているのかな...
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8/24 16:19
テントに戻ってまたしても意味なくラーメンを作って食べる。
もう残り少ないネギだが、明日で最後なのでたくさん入れた。
ラーメンを食べた後は寝転んで日記をつける。
パラパラと少しだけ雨が降った。
今日は晴れたけど風はとても冷たかった。
今もシュラフに入っているけど、何となく寒い。
8月ももう終盤。秋が近付いて来ているのかな...
さて、ラーメンを食べて2時間後、今度は夕食の時間(笑)
今度は何にしようかな〜♪
玉ねぎとジャガイモとニンニクを切って〜♪
(人参は少し悪くなっているようだったのでやめた)
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8/24 18:16
さて、ラーメンを食べて2時間後、今度は夕食の時間(笑)
今度は何にしようかな〜♪
玉ねぎとジャガイモとニンニクを切って〜♪
(人参は少し悪くなっているようだったのでやめた)
最後の最後まで持ってきたサバ缶を開けて〜♪
料理中は赤ワインを飲みながら〜♪
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8/24 18:29
最後の最後まで持ってきたサバ缶を開けて〜♪
料理中は赤ワインを飲みながら〜♪
完成!!(#^.^#)
・あんかけ風バジルパスタ
・朝にいただいたフリーズドライの田舎ごはん
・サバの缶詰め
・乾燥納豆
いや〜もう満腹。
サバ缶も中身ぎっちり入っていて食べ応えあった〜。
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8/24 18:54
完成!!(#^.^#)
・あんかけ風バジルパスタ
・朝にいただいたフリーズドライの田舎ごはん
・サバの缶詰め
・乾燥納豆
いや〜もう満腹。
サバ缶も中身ぎっちり入っていて食べ応えあった〜。
さっき切った野菜を残しておいたので、翌朝炊くお米にカレーパウダーと共に入れておく。
これを炊き上げた時の香りが猛烈に幸せなんだなぁ〜♪
今日はもう日記を書いてしまっているし、後は寝るだけ。
残しておいたウィスキーを全て飲み干して就寝。
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8/24 19:26
さっき切った野菜を残しておいたので、翌朝炊くお米にカレーパウダーと共に入れておく。
これを炊き上げた時の香りが猛烈に幸せなんだなぁ〜♪
今日はもう日記を書いてしまっているし、後は寝るだけ。
残しておいたウィスキーを全て飲み干して就寝。
【20日目】8月25日(火)晴れのち雨
2:23 起床
行きの塩見岳で時計が壊れてから目覚まし無しで旅をしてきた。
最初の頃は寝坊が多かったが、最近はちゃんと狙った時間に起きれるようになった。
起きて早速炊飯開始。
もう信じられないくらい!しびれるくらいカレーのいい香りがテント内に充満する(>_<)
出来上がる前から食べたくてよだれが出そう(笑)
0
8/25 3:11
【20日目】8月25日(火)晴れのち雨
2:23 起床
行きの塩見岳で時計が壊れてから目覚まし無しで旅をしてきた。
最初の頃は寝坊が多かったが、最近はちゃんと狙った時間に起きれるようになった。
起きて早速炊飯開始。
もう信じられないくらい!しびれるくらいカレーのいい香りがテント内に充満する(>_<)
出来上がる前から食べたくてよだれが出そう(笑)
起きた時はガスで真っ白だったが、明るくなるに連れてガスが取れて行き、見事な雲海が広がった。
これは北岳山頂で御来光を観るチャンスだ!!
テントを大急ぎで撤収する。
4:31 北岳肩ノ小屋出発
0
8/25 4:31
起きた時はガスで真っ白だったが、明るくなるに連れてガスが取れて行き、見事な雲海が広がった。
これは北岳山頂で御来光を観るチャンスだ!!
テントを大急ぎで撤収する。
4:31 北岳肩ノ小屋出発
山頂へと猛スピードで登って行く。
ここまで来れば大丈夫だ。間に合う!
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8/25 4:52
山頂へと猛スピードで登って行く。
ここまで来れば大丈夫だ。間に合う!
4:56 北岳山頂
山頂にはまだ誰も居ない...
2
8/25 4:56
4:56 北岳山頂
山頂にはまだ誰も居ない...
これだけ整った雲海はなかなか観れない。
今日は午後から台風が日本を通過するので、かなり荒れるはずなのに、朝はこんなにも静まり返っているなんて...
2
8/25 4:56
これだけ整った雲海はなかなか観れない。
今日は午後から台風が日本を通過するので、かなり荒れるはずなのに、朝はこんなにも静まり返っているなんて...
鳳凰三山
2
8/25 5:02
鳳凰三山
富士山
2
8/25 5:02
富士山
仙丈ヶ岳
2
8/25 5:02
仙丈ヶ岳
2
8/25 5:02
この写真を撮った後、ここまで頑張り続けてくれていた一眼レフのバッテリーが切れてしまい、シャッターを切る事が出来なくなった。
せめて御来光の瞬間まで...とも思ったが、ここまで持ってくれたことの方が奇跡に近い。
感謝の気持ちの方が大きかった。
(その後、カメラが暖まってきたらもう何枚か撮る事が出来た)
2
8/25 5:06
この写真を撮った後、ここまで頑張り続けてくれていた一眼レフのバッテリーが切れてしまい、シャッターを切る事が出来なくなった。
せめて御来光の瞬間まで...とも思ったが、ここまで持ってくれたことの方が奇跡に近い。
感謝の気持ちの方が大きかった。
(その後、カメラが暖まってきたらもう何枚か撮る事が出来た)
5:09 そして御来光。
果てしなく続く雲海の向こうから、最高の条件で太陽が上がってきた。
2
8/25 5:09
5:09 そして御来光。
果てしなく続く雲海の向こうから、最高の条件で太陽が上がってきた。
本当にお疲れ様でした。
NIKON D700
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8/25 5:14
本当にお疲れ様でした。
NIKON D700
仙丈ヶ岳方面
1
8/25 5:14
仙丈ヶ岳方面
1
8/25 5:14
眼下は吊尾根
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8/25 5:16
眼下は吊尾根
間ノ岳までの稜線も赤く綺麗に染まった。
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8/25 5:17
間ノ岳までの稜線も赤く綺麗に染まった。
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8/25 5:22
背後に影北岳が現れた。
2
8/25 5:23
背後に影北岳が現れた。
日の出前に登って来て、一緒に御来光を観た親子。
なんとお母さんは初めての登山だとか!
初登山でこれだけ完璧な御来光を観る事が出来るなんて、本当に幸運な事だな。
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8/25 5:23
日の出前に登って来て、一緒に御来光を観た親子。
なんとお母さんは初めての登山だとか!
初登山でこれだけ完璧な御来光を観る事が出来るなんて、本当に幸運な事だな。
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8/25 5:27
日光で暖められ、一眼レフが復活。
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8/25 5:29
日光で暖められ、一眼レフが復活。
富士山
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8/25 5:29
富士山
仙丈ヶ岳
1
8/25 5:30
仙丈ヶ岳
甲斐駒ケ岳
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8/25 5:30
甲斐駒ケ岳
微笑ましい(#^.^#)
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8/25 5:30
微笑ましい(#^.^#)
鳳凰三山
2
8/25 5:30
鳳凰三山
富士山
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8/25 5:30
富士山
さて、台風を迫っている事だし、そろそろ出発しなくては。
大縦走最終日の朝が、こんなにも素晴らしい素晴らしい景色で飾られるなんて...
本当に嬉しくて嬉しくて堪らない気持ちになった。
2
8/25 5:51
さて、台風を迫っている事だし、そろそろ出発しなくては。
大縦走最終日の朝が、こんなにも素晴らしい素晴らしい景色で飾られるなんて...
本当に嬉しくて嬉しくて堪らない気持ちになった。
影北岳の山頂部にブロッケンのような?
天使の輪っかのような?
なにやら虹色の輪が飾られていた。
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8/25 5:56
影北岳の山頂部にブロッケンのような?
天使の輪っかのような?
なにやら虹色の輪が飾られていた。
6:02 北岳山頂出発
山頂でお話しした親子にお別れを言い、北岳山頂から吊り尾根に向かって下山を開始する。
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8/25 6:01
6:02 北岳山頂出発
山頂でお話しした親子にお別れを言い、北岳山頂から吊り尾根に向かって下山を開始する。
本当に台風が迫って来ているなんて全く感じられないような朝の風景。
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8/25 6:01
本当に台風が迫って来ているなんて全く感じられないような朝の風景。
進む方向の吊り尾根には、もの凄い勢いの滝雲が発生している!!
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8/25 6:09
進む方向の吊り尾根には、もの凄い勢いの滝雲が発生している!!
雲海が近付いてきた。
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8/25 6:13
雲海が近付いてきた。
八本歯ノ頭と富士山
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8/25 6:21
八本歯ノ頭と富士山
北岳山荘のところでも滝雲が流れ始める。
日の出の時間よりも雲海の高さが上がって来ているのを感じる。
浜辺に漂う波のようだった。
1
8/25 6:23
北岳山荘のところでも滝雲が流れ始める。
日の出の時間よりも雲海の高さが上がって来ているのを感じる。
浜辺に漂う波のようだった。
八本歯のコル辺りまで下って来た。
振り返って来ただけを見上げる。
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8/25 6:23
八本歯のコル辺りまで下って来た。
振り返って来ただけを見上げる。
八本歯ノ頭に向かって登る。
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8/25 6:31
八本歯ノ頭に向かって登る。
一時的に滝雲がなくなり、ボーコン沢ノ頭まで稜線を眺める事が出来た。
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8/25 6:35
一時的に滝雲がなくなり、ボーコン沢ノ頭まで稜線を眺める事が出来た。
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8/25 6:37
時折ガスの波を被るとブロッケン現象が現れる。
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8/25 7:03
時折ガスの波を被るとブロッケン現象が現れる。
7:09 ボーコン沢ノ頭着 2830m
ガスに隠れたり、晴れたりしながら吊り尾根を歩いて来たが、ここではちょうど晴れてくれた。
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8/25 7:09
7:09 ボーコン沢ノ頭着 2830m
ガスに隠れたり、晴れたりしながら吊り尾根を歩いて来たが、ここではちょうど晴れてくれた。
丸くたおやかな吊り尾根と北岳バットレス
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8/25 7:10
丸くたおやかな吊り尾根と北岳バットレス
北岳から間ノ岳までの稜線の景色が本当に素晴らしい!!
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8/25 7:09
北岳から間ノ岳までの稜線の景色が本当に素晴らしい!!
「ここまで晴れていてくれたら、もう大満足だよ。
ありがとう!!本当に素晴らしい南アルプス大縦走だったよ〜(^_-)b」
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8/25 7:09
「ここまで晴れていてくれたら、もう大満足だよ。
ありがとう!!本当に素晴らしい南アルプス大縦走だったよ〜(^_-)b」
さぁこの看板からいよいよ本格的に下り始めます。
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8/25 7:11
さぁこの看板からいよいよ本格的に下り始めます。
この場所は富士山を真正面に見て下り始めるので好き。
すぐに雲海の中に突入する。
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8/25 7:44
この場所は富士山を真正面に見て下り始めるので好き。
すぐに雲海の中に突入する。
樹林帯に入ると同時に雲海の中へと潜り込む
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8/25 8:18
樹林帯に入ると同時に雲海の中へと潜り込む
う、う、うまそう...
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8/25 8:21
う、う、うまそう...
湿った感じの登山道。
キノコをたくさん見れた。
0
8/25 8:25
湿った感じの登山道。
キノコをたくさん見れた。
急坂を下り切り、緩やかな広い下り坂になってくると、もうそろそろ小屋が見えてくるはず。
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8/25 8:43
急坂を下り切り、緩やかな広い下り坂になってくると、もうそろそろ小屋が見えてくるはず。
8:57 池山御池小屋着
笹原に立たずむ無人小屋。
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8/25 8:57
8:57 池山御池小屋着
笹原に立たずむ無人小屋。
ここにはまだ泊まったことがない。
0
8/25 8:58
ここにはまだ泊まったことがない。
小屋から少し行ったところに池山御池がある。
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8/25 8:58
小屋から少し行ったところに池山御池がある。
と言っても、晴れの日が続くと池は消えてしまう。
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8/25 9:03
と言っても、晴れの日が続くと池は消えてしまう。
北岳山頂で最後かと思ったようかんだが、まだもう一本出て来た(^^)
この湖畔は本当に静かな場所で、心が浄化されるような気持ちになる。
秋は秋でとても綺麗な場所。
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8/25 9:05
北岳山頂で最後かと思ったようかんだが、まだもう一本出て来た(^^)
この湖畔は本当に静かな場所で、心が浄化されるような気持ちになる。
秋は秋でとても綺麗な場所。
手前の辺りが池になっているんだけど、完全に枯れてしまっている姿は今回初めて見た。
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8/25 9:17
手前の辺りが池になっているんだけど、完全に枯れてしまっている姿は今回初めて見た。
池山御池を過ぎて少し進むと一気に下り始める。
この下りが本当にすごい下りで、樹林に囲まれてなかったら恐怖を感じるような斜度を一気に下り降りる。
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8/25 10:07
池山御池を過ぎて少し進むと一気に下り始める。
この下りが本当にすごい下りで、樹林に囲まれてなかったら恐怖を感じるような斜度を一気に下り降りる。
昔のかまど跡かな。
人工物が見え隠れしているところまで下って来ると傾斜は緩む。
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8/25 10:15
昔のかまど跡かな。
人工物が見え隠れしているところまで下って来ると傾斜は緩む。
落ち葉が敷き詰められた広い斜面を下る。
この辺りは踏み跡が明確ではない為、道を失いやすいので注意して下る必要がある。
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8/25 10:16
落ち葉が敷き詰められた広い斜面を下る。
この辺りは踏み跡が明確ではない為、道を失いやすいので注意して下る必要がある。
最後の急坂を少し下ると、下に林道が見えてきた。
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8/25 10:30
最後の急坂を少し下ると、下に林道が見えてきた。
10:31 歩き沢橋登山口着 1260m
ここで下山と思いきや、まだ続くんですよ...
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8/25 10:31
10:31 歩き沢橋登山口着 1260m
ここで下山と思いきや、まだ続くんですよ...
しばらく林道を奈良田方面に歩く。
パラパラと雨が降り出してきた。いよいよかな、急ごう。
中に明かりのない、ひたすらまっすぐなトンネル。
まっすぐなのでヘッデンは必要ない。
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8/25 10:53
しばらく林道を奈良田方面に歩く。
パラパラと雨が降り出してきた。いよいよかな、急ごう。
中に明かりのない、ひたすらまっすぐなトンネル。
まっすぐなのでヘッデンは必要ない。
アスファルトの道を歩くと、親指の傷がジンジンと痛む。
雨は止んでくれた。
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8/25 10:53
アスファルトの道を歩くと、親指の傷がジンジンと痛む。
雨は止んでくれた。
30分弱くらいで夜叉神峠に繋がる登山道入り口に到着。
トンネルの横に細い道が有る。
分かり難いので注意。
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8/25 10:58
30分弱くらいで夜叉神峠に繋がる登山道入り口に到着。
トンネルの横に細い道が有る。
分かり難いので注意。
急坂を下り、野呂川に掛かる吊り橋を渡る。
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8/25 11:04
急坂を下り、野呂川に掛かる吊り橋を渡る。
シースルー(^^;)
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8/25 11:08
シースルー(^^;)
吊り橋の上からはダムの施設が見える。
いまにも雨が降り出しそう。
ここから上の林道に出るまで1時間半ほどの急登なので、登り切るまでは降られたくない。
休みは入れず、とにかく登り切ってしまおう。
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8/25 11:07
吊り橋の上からはダムの施設が見える。
いまにも雨が降り出しそう。
ここから上の林道に出るまで1時間半ほどの急登なので、登り切るまでは降られたくない。
休みは入れず、とにかく登り切ってしまおう。
案の定、途中から霧雨が降り始めた。
樹林に守られて、濡れる事はない。
本山行中、最後のピーク鷲ノ住山付近。
進む方向から自動車が通る音が聞こえてきた。
もうすぐだ!急げ!!
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8/25 12:08
案の定、途中から霧雨が降り始めた。
樹林に守られて、濡れる事はない。
本山行中、最後のピーク鷲ノ住山付近。
進む方向から自動車が通る音が聞こえてきた。
もうすぐだ!急げ!!
12:15 林道に出た!
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8/25 12:15
12:15 林道に出た!
林道到着!!
と同時に、雨が音を立てて本降りになった。
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8/25 12:15
林道到着!!
と同時に、雨が音を立てて本降りになった。
少し行ったところにトンネルが有るので、そこまで走る!!
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8/25 12:15
少し行ったところにトンネルが有るので、そこまで走る!!
「ふぅ〜」
少し濡れたが、ここで一休み。
落ち着いてザックカバーを被せ、レインウェアを着て出発。
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8/25 12:23
「ふぅ〜」
少し濡れたが、ここで一休み。
落ち着いてザックカバーを被せ、レインウェアを着て出発。
13:09 夜叉神トンネル入り口
トンネルをみたら、うう...涙が。
林道はほとんどが下りで、雨もそんなに降られずに済んだので楽しく歩いて来た。
今回の山行の事を振り返りながら...
今までの人生を振り返りながら歩いて来た(T_T)
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8/25 13:09
13:09 夜叉神トンネル入り口
トンネルをみたら、うう...涙が。
林道はほとんどが下りで、雨もそんなに降られずに済んだので楽しく歩いて来た。
今回の山行の事を振り返りながら...
今までの人生を振り返りながら歩いて来た(T_T)
トンネル内はガスが立ち込めている。
明かりが有るのでヘッデンは不要。
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トンネル内はガスが立ち込めている。
明かりが有るのでヘッデンは不要。
出口が見えてきた。
トンネルを出れば駐車場はもうそんなに遠くない。
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8/25 13:27
出口が見えてきた。
トンネルを出れば駐車場はもうそんなに遠くない。
13:33 夜叉神峠駐車場着
ここを出発してから20日。
途中、多少のアクシデントはあったものの、全ての計画を終えて帰って来れて達成感で胸がいっぱいになった。
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13:33 夜叉神峠駐車場着
ここを出発してから20日。
途中、多少のアクシデントはあったものの、全ての計画を終えて帰って来れて達成感で胸がいっぱいになった。
車を開けてホッと一息。
さぁ、街に下って寿司食べ行くぞー!!
寿司だぁー!!
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8/25 13:38
車を開けてホッと一息。
さぁ、街に下って寿司食べ行くぞー!!
寿司だぁー!!
回転寿司で検索して、甲府市街で評判のいいお店に行ったんだけど、席に座って食べ始めてから、回っていない寿司屋に入っている事に気付いた...(^_^;)
まぁいいか!
もう動けなくなるくらい腹いっぱい食べ、帰路に着いた。
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回転寿司で検索して、甲府市街で評判のいいお店に行ったんだけど、席に座って食べ始めてから、回っていない寿司屋に入っている事に気付いた...(^_^;)
まぁいいか!
もう動けなくなるくらい腹いっぱい食べ、帰路に着いた。
自宅前にて...
窓と言う窓を全て開けてまずは換気から。
20日間酷使して来た装備を片付けて、とにかくゆっくりと寝ようと思う。
ヒゲも剃らなくっちゃね〜(^_^)
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自宅前にて...
窓と言う窓を全て開けてまずは換気から。
20日間酷使して来た装備を片付けて、とにかくゆっくりと寝ようと思う。
ヒゲも剃らなくっちゃね〜(^_^)
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